オリンピック・パラリンピック招致特別委員会速記録第十四号

平成二十年九月十七日(水曜日)
第十二委員会室
 午後三時十七分開議
 出席委員 二十一名
委員長野村 有信君
副委員長中嶋 義雄君
副委員長吉野 利明君
副委員長大沢  昇君
理事西岡真一郎君
理事三宅 茂樹君
理事石川 芳昭君
理事曽根はじめ君
理事川井しげお君
たぞえ民夫君
村上 英子君
串田 克巳君
大西さとる君
長橋 桂一君
鈴木 隆道君
大西由紀子君
松村 友昭君
鈴木貫太郎君
高橋かずみ君
山下 太郎君
名取 憲彦君

 欠席委員 二名

 出席説明員
東京オリンピック・パラリンピック招致本部本部長荒川  満君
次長松田 二郎君
技監福島 七郎君
企画部長並木 一夫君
参事重田 敏光君
招致推進部長中村 長年君
連絡調整担当部長藤森 教悦君
計画調整担当部長中嶋 正宏君
施設計画担当部長藤井 寛行君
参事山越 伸子君
参事保坂 俊明君
知事本局局長吉川 和夫君
総務部長大井 泰弘君
計画調整部長松浦 將行君

本日の会議に付した事件
 副委員長の辞任及び互選
 理事の辞任及び互選
 議席について
 二〇一六年に開催される第三十一回オリンピック競技大会及び第十五回パラリンピック競技大会の東京招致に関する調査審議及び必要な活動を行う
報告事項(説明)
・北京オリンピック・パラリンピックにおける招致活動について

○野村委員長 ただいまからオリンピック・パラリンピック招致特別委員会を開会いたします。
 初めに、一言申し上げます。
 本委員会は、オリンピック招致特別委員会の調査事件を明確化するため、名称をオリンピック・パラリンピック招致特別委員会と改めました。
 二〇一六年に開催される第三十一回オリンピック競技大会及び第十五回パラリンピック競技大会の東京招致に関しまして、今後一層の調査審議及びその他の必要な活動を行ってまいります。

○野村委員長 次に、委員の辞任及び選任について申し上げます。
 議長から、去る九月四日付をもって土屋たかゆき副委員長の辞任を許可し、新たに山下太郎議員を本委員会委員に選任した旨、通知がありましたので、ご報告いたします。
 この際、新任の委員を紹介いたします。
 山下太郎委員です。

○山下委員 どうぞよろしくお願いいたします。

○野村委員長 紹介は終わりました。

○野村委員長 次に、三宅茂樹副委員長から、九月十二日付をもって副委員長を辞任したい旨の申し出がありました。
 お諮りいたします。
 本件は、申し出のとおり辞任を許可することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○野村委員長 異議なしと認めます。よって、申し出のとおり、三宅茂樹副委員長の辞任は許可されました。

○野村委員長 次に、土屋たかゆき議員及び三宅茂樹委員の副委員長辞任に伴い、副委員長二名が欠員となっております。
 これより副委員長二名の互選を行います。
 互選の方法はいかがいたしましょうか。

○山下委員 委員長の指名推選の方法によることとし、直ちに指名していただきたいと思います。

○野村委員長 ただいまの動議にご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○野村委員長 異議なしと認めます。よって、副委員長に吉野利明理事、大沢昇理事をご指名申し上げます。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○野村委員長 異議なしと認めます。副委員長には、吉野利明理事、大沢昇理事が当選されました。
 吉野副委員長、大沢副委員長から就任のごあいさつがあります。

○吉野副委員長 ただいま副委員長にご推選いただきました吉野利明でございます。
 野村委員長を補佐して、この委員会が実りある委員会となるよう努力をしてまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

○大沢副委員長 ただいま副委員長に推選されました大沢昇でございます。
 昭和三十九年に行われました東京オリンピック後に生をうけた者でございますが、このオリンピック・パラリンピック招致特別委員会の副委員長に就任をさせていただいて、大変光栄に思っております。委員長を補佐して、しっかりとした委員会運営に努めてまいりたいと思います。ご指導よろしくお願いします。

○野村委員長 次に、吉野利明副委員長及び大沢昇副委員長の副委員長就任に伴い、理事二名が欠員となっております。
 これより理事二名の互選を行います。
 互選の方法はいかがいたしましょうか。

○山下委員 委員長の指名推選の方法によることとし、直ちに指名していただきたいと思います。

○野村委員長 ただいまの動議にご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○野村委員長 異議なしと認めます。よって、理事には、西岡真一郎委員、三宅茂樹委員をご指名申し上げます。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○野村委員長 異議なしと認めます。理事には、西岡真一郎委員、三宅茂樹委員が当選されました。

○野村委員長 次に、議席について申し上げます。
 議席につきましては、お手元配布の議席表のとおりといたしたいと思いますので、ご了承願います。

○野村委員長 次に、先般の人事異動に伴い、本委員会に出席する所管局長及び幹部職員に交代がありましたので、所管局長からあいさつ並びに紹介があります。
 初めに、荒川東京オリンピック・パラリンピック招致本部長から幹部職員の紹介があります。

○荒川東京オリンピック・パラリンピック招致本部長 職員の紹介の前に、ご報告申し上げます。
 去る七月一日に当本部の名称を東京オリンピック招致本部から東京オリンピック・パラリンピック招致本部に変更いたしました。
 引き続き、委員の皆様のご指導を賜りながら、二〇一六年オリンピック・パラリンピック競技大会を東京に招致するため、本部職員全力を挙げて取り組んでまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 次に、さきの人事異動に伴い変更のありました当本部の幹部職員を紹介させていただきます。
 連絡調整担当部長の藤森教悦でございます。施設計画担当部長の藤井寛行でございます。
 また、本日の報告事項につきましては、企画部長よりご説明いたします。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者あいさつ〕

○野村委員長 次に、知事本局長に就任いたしました吉川和夫君を紹介いたします。

○吉川知事本局長 去る七月一日付で知事本局長を拝命いたしました吉川和夫でございます。
 私ども知事本局職員一同、二〇一六年のオリンピック・パラリンピック招致をぜひとも成功させるために、東京オリンピック・パラリンピック招致本部と協力しながら、各局事業の総合調整を初めとする所管の事務事業に全力で取り組んでまいる所存でございます。
 野村委員長を初め委員の皆様方のご指導、ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。
 それでは、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 総務部長の大井泰弘でございます。計画調整部長の松浦將行でございます。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者あいさつ〕

○野村委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○野村委員長 次に、会期中の委員会日程について申し上げます。
 先ほどの理事会におきまして、お手元配布の日程表のとおり申し合わせをいたしました。ご了承願います。
 これより第三十一回オリンピック競技大会及び第十五回パラリンピック競技大会の東京招致にかかわる事項について調査を行います。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、報告事項の説明聴取を行います。
 初めに、理事者から報告の申し出がありますので、これを聴取いたします。

○並木東京オリンピック・パラリンピック招致本部企画部長 本日は、お手元の資料に基づきまして、北京オリンピック・パラリンピック開催期間中の招致活動につきましてご報告をさせていただきます。
 表紙をおめくりいただきまして、資料の一枚目でございます。
 去る六月四日に東京が立候補都市に承認され、国際招致活動が解禁となりましたが、国際オリンピック委員会、IOC委員を初めとする各国のオリンピック関係者や世界じゅうのメディアが集まる北京オリンピック・パラリンピックは、本格的な国際招致活動の幕あけといたしまして絶好の機会であります。
 私どもとしましては、この機をとらえ、大会期間中、毎日深夜まで職員が休むことなく対応いたしまして、招致委員会、日本オリンピック委員会と連携しまして、招致活動に全力で取り組んできたところでございます。
 まず、資料の一番目でございます。海外メディアへのPRでございまして、八月四日にTOKYO二〇一六記者会見を現地で開催いたしました。世界各国のメディア六十二社、約百三十名が来場する中、招致のロゴマークでございます「結び」を表現する「Uniting Our Worlds」を発表するなど、東京大会のコンセプトを強くアピールいたしました。
 二番目でございます。北京ジャパンハウスでの招致活動でございます。
 北京市内にJOCが開設いたしましたジャパンハウスにおきまして、招致活動を展開しました。
 八月十七日にはJOC主催のレセプションが開催されまして、IOC委員二十七名を含め、世界各国のオリンピック関係者ら六百五十名が出席いたしました。全IOC委員の約四分の一の委員が出席したことになりまして、効果的かつ効率的な招致活動を行うことができたと考えております。
 八月六日から二十四日の間、ジャパンハウス内に設けました招致PRブースでは、開催基本計画の説明とともに、関係各局と連携のもと、東京の文化や最先端の技術、先進的な環境施策などを紹介いたしました。ブースには、延べ五十七社の海外メディアが取材に訪れるなど、世界一コンパクトな開催計画や東京の多彩な魅力を余すことなく世界に発信することができました。
 資料右下でございます。さらに、PRイベントでございまして、招致委員会の職員でもあります、元バレーボールの日本代表の吉原知子氏によるトークショー、またヘブンアーチストのパフォーマンスなど、オリンピック・パラリンピック招致とあわせて東京の魅力を来場者にアピールいたしました。
 済みません、一枚おめくりいただきます。二枚目をごらんください。
 三番目の項目でございます。国際競技連盟、いわゆるIFとの調整でございます。
 IFの関係者は世界各国で活動しておりますが、オリンピック期間中にはオリンピックの開催都市北京に集まっております。その機会をとらえまして調整を行うことが効果的であると考えたことから、各競技会場等におきまして、二十六の団体のIFの会長やテクニカルディレクターと接触をいたしてございます。その結果、新たに十七団体と東京の大会計画についての調整が進捗いたしました。
 なお、六団体につきましては、北京オリンピック開催に先立ちまして、既に調整を始めております。
 次に、四番目の項目でございます。IOC及び国際パラリンピック委員会--これはIPCでございますが、主催するオブザーバープログラムなどへの参加でございます。北京オリンピック・パラリンピック期間に合わせて行われましたIOC及びIPC主催の公式視察プログラムやミーティングに参加いたしまして、立候補ファイルに反映させるために必要な情報収集や意見交換を行ってまいりました。全プログラムに参加いたしましたのは、立候補都市の中では東京のみでございまして、積極性を十分にアピールすることができたと考えてございます。
 次に、大会運営状況の視察でございます。資料の右上でございます。
 競技会場を初めといたしまして、メディアセンター、選手村などの施設のほか、観客や選手の輸送体制、競技会場や周辺地域のセキュリティーなど、大会運営状況について視察をいたしました。この結果を立候補ファイルの作成に反映させるなど、招致活動や東京での大会運営の参考にしてまいります。
 最後に、北京パラリンピック大会での招致活動でございます。
 日本パラリンピック委員会(JPC)、東京二〇〇九アジアユースパラゲームズ組織委員会と連携いたしまして、北京市内に拠点であるジャパンブースを設けまして、招致活動を展開いたしました。ジャパンブースのテープカット式には、アジアパラリンピック委員会(APC)ザイナル会長やマレーシア首相の夫人にもご列席をいただいております。
 本委員会におきましてもご視察をいただきました。ありがとうございます。この場をかりて私からもお礼を申し上げます。
 また、IPCとの大会計画の調整も順調に進んでございます。このこともあわせてご報告をさせていただきます。
 以上で北京オリンピック・パラリンピック開催期間中の招致活動についてご説明申し上げました。
 これをもちましてご説明を終わらせていただきます。

○野村委員長 報告は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○野村委員長 なければ、資料要求はなしと確認させていただきます。

○野村委員長 次に、委員会調査に関する委員長の口頭による中間報告について申し上げます。
 本件は、第三回定例会において、委員長による口頭報告を行うことを理事会において申し合わせをいたしました。ご了承願います。
 なお、委員長の口頭報告の内容につきましては、理事会にご一任いただきたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○野村委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
 午後三時三十二分散会

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