委員長 | 野村 有信君 |
副委員長 | 三宅 茂樹君 |
副委員長 | 中嶋 義雄君 |
副委員長 | 土屋たかゆき君 |
理事 | 石川 芳昭君 |
理事 | 曽根はじめ君 |
理事 | 川井しげお君 |
理事 | 吉野 利明君 |
理事 | 大沢 昇君 |
西岡真一郎君 | |
村上 英子君 | |
斉藤あつし君 | |
大西さとる君 | |
長橋 桂一君 | |
高島なおき君 | |
鈴木 隆道君 | |
大西由紀子君 | |
松村 友昭君 | |
鈴木貫太郎君 | |
高橋かずみ君 | |
田中 良君 | |
名取 憲彦君 |
欠席委員 一名
出席説明員東京オリンピック招致本部 | 本部長 | 荒川 満君 |
次長 | 松田 二郎君 | |
技監 | 福島 七郎君 | |
企画部長 | 並木 一夫君 | |
参事 | 重田 敏光君 | |
招致推進部長 | 岸上 隆君 | |
参事 | 梶原 洋君 | |
参事 | 中嶋 正宏君 | |
参事 | 藤井 寛行君 | |
知事本局 | 局長 | 大原 正行君 |
企画調整部長 | 川澄 俊文君 | |
企画調整担当部長 | 小林 清君 |
本日の会議に付した事件
二〇一六年に開催される第三十一回オリンピック競技大会の東京招致に関する調査審議及び必要な活動を行う
報告事項(説明)
・開催基本計画について
○野村委員長 ただいまからオリンピック招致特別委員会を開会いたします。
初めに、委員の辞任及び選任について申し上げます。
去る九月二十七日の本会議において、たぞえ民夫委員の辞任が許可され、新たに斉藤あつし議員が委員に選任されましたので、ご報告いたします。
この際、新任の委員を紹介いたします。斉藤あつし委員でございます。
○斉藤委員 斉藤あつしです。よろしくお願いします。
○野村委員長 紹介は終わりました。
次に、議席について申し上げます。
議席につきましては、ただいまご着席のとおりといたしたいと思いますので、ご了承願います。
○野村委員長 次に、先般の人事異動に伴い、当委員会に出席する幹部職員の追加及び交代がありましたので、所管局長から紹介がございます。
○荒川東京オリンピック招致本部長 さきの人事異動に伴いまして就任いたしました当本部の幹部職員を紹介させていただきます。
次長の松田二郎でございます。企画部長の並木一夫でございます。参事で事業調整担当の重田敏光でございます。最後に、当委員会の連絡を担当いたします総務課長の樋口正勝でございます。
また、本日の報告事項につきましては、企画部長からご説明いたします。
以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
〔理事者あいさつ〕
○野村委員長 紹介は終わりました。
○野村委員長 次に、今後の委員会日程について申し上げます。
お手元配布の日程表のとおり理事会において申し合わせましたので、ご了承願います。
これより第三十一回オリンピック競技大会の東京招致にかかわる事項について調査を行います。
本日は、お手元配布の会議日程のとおり報告事項の聴取を行います。
初めに、理事者から報告の申し出がありますので、これを聴取いたします。
○並木東京オリンピック招致本部企画部長 それでは私から、東京オリンピック・パラリンピック開催基本計画につきましてご報告させていただきます。
資料といたしまして、二〇一六年東京オリンピック・パラリンピック開催基本計画をお配りしてございます。
去る十一月十九日、二〇一六年東京大会の開催意義や競技大会計画、輸送計画等をまとめ、開催基本計画として発表いたしました。この計画は、昨年六月の国内立候補都市選考の際に公表した開催概要計画書の内容を出発点として、JOCや国内競技団体、IOCに精通した海外の専門家等との意見交換を通じて、IOCからより高い評価を得られる、世界に勝てる計画とすべきとの考えに基づき、策定したものでございます。
表紙をおめくりいただき、一ページをお開きいただきたいと思います。
まず、開催意義でございます。
一九六四年東京オリンピックは、日本の国家復興の促進に寄与いたしました。そのオリンピックを経て、今日の東京、そして日本は歴史的転換点を迎えております。国家レベルで考えますと、東京という都市は高度な都市化や高齢化、成熟社会といった二十一世紀的課題を世界で最初に大規模に経験しつつあります。地球レベルで考えますと、深刻化する地球環境の危機や平和への脅威がございます。
このような中、二〇一六年東京オリンピック・パラリンピックを開催することの意義は、スポーツを通じて、人々に夢と希望を与え、都市を躍動させる、新しい都市モデルを提案し、地球環境を再生するの二点でございまして、東京大会は、東京から地球社会への贈り物であります。
次に、二〇一六年東京オリンピック・パラリンピックが目指すものは、人を育て、緑を守り、都市を躍動させるオリンピックであります。
具体的には、アスリートが最高の力を発揮し、子供たちに夢と希望を与え、人を育てる、世界最高水準の環境技術と政策で緑を守る、活力に満ちた人とまちが都市を躍動させるの三点でございまして、人間の健康、地球の健康のためのオリンピックを開催し、人と地球の可能性を最大限に追求してまいります。
右側の二ページをごらんください。ここでは、二〇一六年東京オリンピック・パラリンピックの大会がもたらすもの、いわゆるレガシーとして、スポーツ文化が生活に根づく健康な社会、多様な生命が生きる緑と水に囲まれた美しい都市、次世代交通、最先端セキュリティー、低環境負荷の機能的な都市、障害者、高齢者、子供、外国人など、すべての人に優しい社会、世界とつながり、世界とつくる開かれた平和な社会の五点であります。
次に、三ページをお開き願います。二〇一六年東京オリンピック競技大会計画についてでございます。
まず、開催時期でございますが、左上に記載してありますとおり、二〇一六年七月二十九日、金曜日から八月十四日の日曜日までの十七日間としております。これは、日本全国の子どもたちの夏休み期間や気象条件などを勘案し、設定したものでございます。
競技会場配置につきましては、発達した交通インフラや前回大会の会場利用など、東京のメリットを最大限生かして、オリンピックスタジアムを中心とした八キロメートル圏内に射撃とサッカーのグループリーグを除くすべての競技会場を配置し、東京の真ん中でIOCが推奨するコンパクトな競技会場配置を実現してまいります。
この半径八キロメートル圏内では、会場は大きく三つのゾーンに分かれます。
まず一つは、地図の左側、十一番の国立代々木競技場から時計回りに二十五番の国技館に至る既存施設を中心としたゾーンでございます。このゾーンには、一九六四年東京オリンピックで使用された競技会場が残っています。国立代々木競技場、東京体育館、国立霞ヶ丘競技場、日本武道館がそれでございまして、ハンドボール、バスケットボール、新体操、卓球、サッカー、柔道、レスリングを行います。
また、十二番の代々木公園内には、バレーボール会場として体育館を新設いたします。大会後には多目的に利用できる体育館として、屋内競技のメッカとして次の世代に引き継いでまいります。
次に、地図の右側、二十番の葛西臨海公園から時計回りに二十三番の大井競馬場に至る臨海部ゾーンでございます。
葛西臨海公園の西、十九番の夢の島公園は、申し上げるまでもなく、かつてごみの埋立地でございました。それが、現在では家族で楽しめる緑の公園となっております。
辰巳の森海浜公園から夢の島公園に至るこのエリアでは、水泳、馬術、バスケットボール、バトミントン、体操、アーチェリーを開催いたします。
夢の島公園の南、若洲にはセーリング会場を新設いたします。
若洲の西に位置する海の森は、夢の島同様、ごみの埋立地でございましたが、これを皇居とほぼ同じ広さの海の森として整備し、馬術のクロスカントリー会場といたします。
また、中央防波堤外側埋立地では、自転車競技のマウンテンバイクを実施し、両会場の間にある中央防波堤外側東西水路には、ボート、カヌー・フラットウオーター会場を新設いたします。
さらに、このゾーンでは、葛西臨海公園にカヌー・スラローム会場を新設いたしまして、都民がウオータースポーツに触れる場としてまいります。
この二つのゾーンを結ぶ中心部のゾーンには、晴海に新設するオリンピックスタジアムを初め、メディアセンター、選手村といった主要の三施設が隣接して配置されます。
オリンピックスタジアムでは陸上競技とサッカーを開催いたします。
八キロメートル圏外の会場でございますけれども、射撃は、一九六四年東京オリンピックのライフル射撃会場であった陸上自衛隊朝霞訓練場で開催いたします。
サッカーはオリンピックスタジアム、国立霞ヶ丘競技場のほか、東京スタジアム、札幌ドーム、埼玉スタジアム2○○2、横浜国際総合競技場、大阪長居スタジアムで開催します。四ページの右上に示してございます。
なお、四ページ右下に、これらの競技施設の整備にかかる整備費の見込みを記載してございます。恒久施設整備費として二千四百六億円、仮設整備費として八百四十三億円を見込んでおります。既存施設を最大限活用し、施設整備費を抑制するほか、国からの補助金や民間資金も活用してまいります。
恐れ入ります。次に、五ページをお開きください。円滑・確実な輸送計画についてでございます。
まず、基本的な考え方についてでございますが、すべての観客を鉄道及びバス等の公共交通により安全、確実に輸送する、選手などの大会関係者専用バス等により、選手村と各競技会場をおおむね二十分以内に確実かつ快適に輸送する、効果的な交通情報の提供により大会輸送と日常交通の調和を図り、日常生活への影響を抑えるの三点を基本としてまいります。
次に、オリンピックスタジアムへのアクセスについてでございますが、既存の鉄道インフラの最大限の活用、環境都市東京を世界にアピールするバスシステムの活用、水と緑に囲まれた快適で楽しい歩行空間の創出、だれもが利用しやすい最先端のユニバーサルデザイン化などの点に配慮し、環境への負荷を抑えながら、大会開催時には円滑かつ確実な観客及び関係者の輸送を行ってまいります。
次に、右側の六ページをごらんいただきたいと思います。パラリンピックの競技大会計画でございます。
開催期間でございますが、オリンピック閉会式終了後の興奮さめやらぬ中の八月三十一日、水曜日から九月十一日の日曜日までとしております。
競技数は二十競技を予定しております。
競技会場は、すべての人が快適に利用できるよう、ユニバーサルデザインに配慮したオリンピック競技大会の会場をそのまま利用いたします。
詳細につきましては、今後、精査してまいります。
最終ページをごらんいただきたいと思います。中段の開催都市決定までのスケジュールに記載してございますように、年明け、来年の一月、IOCに申請ファイルを提出する予定となっておりますが、この申請ファイルは、本開催基本計画の内容に基づき作成、提出するものでございます。
以上、東京オリンピック・パラリンピック開催基本計画につきましてご説明申し上げました。
なお、東京オリンピック招致委員会の最高顧問に内閣総理大臣、特別顧問に各省庁の全大臣、顧問に内閣官房副長官並びに各省庁の全副大臣、全国知事会等の地方六団体の各会長及び東京都特別区長会等の六団体の各会長がそれぞれ就任いたしましたことを申し添えさせていただきます。
これをもちまして説明を終わらせていただきます。どうぞよろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○野村委員長 報告は終わりました。
この際、資料要求のある方はご発言をお願いします。
○松村委員 五点お願いいたします。
一つは、オリンピック招致に関連するイベントPRキャンペーンの実態がわかる資料、招致委員会や招致本部並びに各局などの状況と予算、財源負担も含めてお願いいたします。
二つ目が、十一月十九日の基本計画発表会で使った競技会場などのイメージパース。
三つ目が、変更された七競技八会場の場所の位置と規模などがわかる配置図面。
四点目が、変更された競技施設の変更理由と整備費の各競技施設別変更額。
最後の五つ目が、観客輸送手段のシミュレーションでの検討経緯の詳細な資料、また、連接バスや動く歩道などの財源。
以上五点、お願いいたします。
○野村委員長 ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○野村委員長 ただいま松村委員から資料要求がありましたが、これを委員会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○野村委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
午後三時二十六分散会
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