オリンピック招致特別委員会速記録第六号

平成十九年六月十四日(木曜日)
第十二委員会室
 午後一時四分開議
 出席委員 二十二名
委員長野村 有信君
副委員長吉野 利明君
副委員長中嶋 義雄君
理事三宅 茂樹君
理事川井しげお君
理事曽根はじめ君
理事石川 芳昭君
理事山下 太郎君
鈴木 隆道君
西岡真一郎君
たぞえ民夫君
高橋かずみ君
串田 克巳君
大西さとる君
大西由紀子君
松村 友昭君
村上 英子君
鈴木貫太郎君
石井 義修君
高島なおき君
田中  良君
名取 憲彦君

 欠席委員 一名

 出席説明員
東京オリンピック招致本部本部長荒川  満君
企画部長宮川  昭君
招致推進部長岸上  隆君
参事梶原  洋君
参事中嶋 正宏君
知事本局局長大原 正行君
企画調整部長川澄 俊文君
企画調整担当部長小林  清君

本日の会議に付した事件
 二〇一六年に開催される第三十一回オリンピック競技大会の東京招致に関する調査審議及び必要な活動を行う
報告事項(説明)
・東京オリンピック招致に関するスケジュールについて
 閉会中の継続調査について

○野村委員長 ただいまからオリンピック招致特別委員会を開会いたします。
 初めに、先般の人事異動に伴い、本委員会に出席する所管局長及び幹部職員に交代がありましたので、所管局長からあいさつ並びに紹介があります。
 知事本局長に就任いたしました大原正行君をご紹介いたします。

○大原知事本局長 知事本局長の大原正行でございます。
 当局では、二〇一六年のオリンピック招致をぜひとも成功させますために、東京オリンピック招致本部と協力をいたしながら、各局事業の総合調整を初めといたしまして、所管の事務事業に全力で取り組んでまいります。
 野村委員長初め委員の皆様方のご指導、ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。
 それでは、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 企画調整部長の川澄俊文です。企画調整担当部長の小林清です。本委員会との連絡を担当いたします総務課長の河内豊です。
 以上でございます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。
   〔理事者あいさつ〕

○野村委員長 次に、オリンピック招致本部長に就任いたしました荒川満君をご紹介いたします。

○荒川東京オリンピック招致本部長 去る六月一日付で東京オリンピック招致本部長に就任をいたしました荒川満でございます。
 野村委員長を初め、委員の皆様方のご指導を賜りながら、東京オリンピック招致委員会と一体となりまして、都民、企業、国、区市町村など、あらゆる力を結集し、二〇一六年オリンピック競技大会、パラリンピック大会を東京に招致するため、本部職員全力を挙げ、一丸となって取り組んでまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 後ほど、東京オリンピック招致活動のスケジュール等につきまして、企画部長よりご説明させていただきます。
 続きまして、さきの人事異動に伴いまして就任をいたしました当本部の幹部職員を紹介させていただきます。
 招致推進部長の岸上隆でございます。参事で連絡調整担当の梶原洋でございます。参事で計画調整担当の中嶋正宏でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
   〔理事者あいさつ〕

○野村委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○野村委員長 これより第三十一回オリンピック競技大会の東京招致にかかわる事項について調査を行います。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、報告事項の説明聴取及び閉会中の継続調査の申し出の決定を行います。
 初めに、理事者から報告の申し出がありますので、これを聴取いたします。

○宮川東京オリンピック招致本部企画部長 それでは私から、東京オリンピック招致に関するスケジュール等につきましてご報告させていただきます。資料といたしまして、第1号、東京オリンピック招致に関するスケジュール、第2号、申請ファイルと立候補ファイルの概要、第3号、オリンピックスタジアムについて、第4号、オリンピック招致大使の任命についてをお配りしてございます。これらの資料に基づきまして、ご説明申し上げます。
 一枚おめくりいただきまして、資料第1号、東京オリンピック招致に関するスケジュールをごらんください。
 先月十六日、IOCから立候補受け付け手順書が公表されました。これに伴いまして、申請ファイル、いわゆるIOC質問状への回答の提出期限などにつきまして日程が確定いたしましたので、改めて招致に関するスケジュールをご説明させていただきます。
 まず、去る六月七日、立候補受け付け手順書に従いまして、JOCからIOCに対し、東京都が立候補申請都市として立候補する旨の通知を行いました。
 今後の予定でございますが、まず、閣議了解をできるだけ早期に得て、二〇〇七年十月一日までにIOCに正式に立候補申請をしていきたいと考えております。
 次に、申請ファイルについてでございますが、IOCから示された日程により、提出期限が正式に二〇〇八年一月十四日となりました。今後、この申請ファイルの作成に全力を尽くしてまいります。この申請ファイルをもとに、二〇〇八年六月にIOCが立候補都市五都市を承認いたします。この承認を受けた後、二〇〇九年二月十二日までに開催計画書である立候補ファイルを作成し、IOCへ提出いたします。その後、IOC評価委員会による立候補都市の視察が行われ、同年十月のIOC総会において開催都市が決定されることとなります。
 次に、招致機運の盛り上げについてでございますが、五月二十四日には、東京オリンピック招致委員会が招致活動の顔となる東京オリンピック招致大使を任命いたしました。さらに、七月十日には、申請都市のロゴマークの使用が解禁される見込みでございます。
 今後、招致大使や申請都市ロゴマークを効果的に活用し、今までにも増して招致機運を盛り上げていきたいと考えております。
 続きまして、資料第2号、申請ファイルと立候補ファイルの概要をごらんください。
 この資料は、二〇〇八年一月十四日までにIOCへ提出することとなっている申請ファイル、いわゆるIOC質問状への回答と、二〇〇九年二月十二日にIOCへ提出することとなっている立候補ファイルについて、その概要を取りまとめたものでございます。
 申請ファイルにつきましては、財政、競技施設、宿泊施設、輸送、安全対策などにつき二十五項目の質問事項が先月十六日にIOCから示されたところでございます。
 次に、立候補ファイルにつきましては、現時点では二〇一六年大会の構成が未定であるため、参考までに二〇一二年大会の構成をお示ししております。
 なお、申請ファイルにつきましては、オリンピック憲章の遵守を含む政府の誓約書等の政府保証が、また立候補ファイルにつきましては、入国の保証、関税免除の保証等、十五種の政府保証が必要となります。今後、早期に保証が受けられるよう国との調整を図ってまいります。
 続きまして、資料第3号、オリンピックスタジアムについてをごらんください。
 去る五月二十二日、東京オリンピック招致委員会の理事会、総会におきまして、開催時十万人収容規模のオリンピックスタジアムを晴海五丁目に都立施設として建設する方針が決定されました。建設に当たりましては、オリンピックを象徴するレガシー、遺産として新設するとともに、オリンピック開催後は第一種陸上競技場として大規模競技大会開催のほか、コンサートや展示場など、都民のスポーツ、文化の拠点として多目的に活用できるよう整備していきたいと考えております。
 このような考え方に基づき、今後、スタジアムの機能、構造、デザインのほか、補助競技場や附帯施設も含めたスタジアム周辺の整備のあり方について検討してまいります。
 また、建設費につきましては、民間資金の導入及び国費の調達に最大限の努力をし、可能な限り都費負担の縮減に努めてまいります。さらに、交通アクセスにつきましては、開会式、閉会式等のピーク時に十分対応できる輸送能力を確保するため、今後、さまざまな輸送手段について検討してまいりたいと考えております。
 次に、資料第4号をごらんください。先ほどご説明いたしました東京オリンピック招致大使に関する資料をおつけしております。
 招致大使には、野球の星野仙一さん、マラソンの有森裕子さん、柔道の山下泰裕さんを任命したところでございます。今後は、スポーツ界のみならず、各方面で活躍される方々にもお願いをして、順次人数をふやしていく予定でございます。
 以上、東京オリンピック招致に関するスケジュール等につきましてご説明申し上げました。
 これをもちまして説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○野村委員長 報告は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言を願います。

○松村委員 五点ほどお願いします。一つは、国--文科省だと思いますけれども、国との話し合いの経過と話し合った中身について、その全容の資料をお願いいたします。
 二つ目が、メーンスタジアムを国立施設から都立施設に変更した経過とその理由。
 三つ目が、メーンスタジアム建設費一千百七億から約一千億円になった積算根拠。
 四つ目が、メーンスタジアム等主要施設の後利用の実績について、過去三回の大会についての資料をお願いします。
 五つが、財団法人日本陸上競技連盟との話し合いの経過とその内容について。
 以上です。

○野村委員長 ほかにご発言はございませんか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○野村委員長 ただいま松村委員から資料要求がありましたが、これを委員会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○野村委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出を願います。

○野村委員長 次に、本委員会に付託されております調査事件についてお諮りいたします。
 本件は、本定例会中に調査を終了することができませんので、閉会中の継続調査の申し出をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○野村委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
 午後一時十五分散会

ページ先頭に戻る

ページ先頭に戻る