オリンピック招致特別委員会速記録第三号

平成十八年十二月五日(火曜日)
第十二委員会室
 午後一時四分開議
 出席委員 二十二名
委員長山崎 孝明君
副委員長野村 有信君
副委員長中嶋 義雄君
副委員長土屋たかゆき君
理事吉野 利明君
理事松原 忠義君
理事曽根はじめ君
理事石川 芳昭君
理事山下 太郎君
鈴木 隆道君
たぞえ民夫君
高橋かずみ君
大西由紀子君
西岡真一郎君
三宅 茂樹君
川井しげお君
松村 友昭君
鈴木貫太郎君
石井 義修君
高島なおき君
田中  良君
名取 憲彦君

 欠席委員 一名

 出席説明員
東京オリンピック招致本部本部長熊野 順祥君
企画部長宮川  昭君
招致推進部長谷島 明彦君
参事梶原  洋君
知事本局局長山口 一久君
参事小林  清君

本日の会議に付した事件
 二〇一六年に開催される第三十一回オリンピック競技大会の東京招致に関する調査審議及び必要な活動を行う
意見書について
報告事項(説明)
・東京オリンピック招致委員会について
 閉会中の継続調査について

○山崎委員長 ただいまからオリンピック招致特別委員会を開会いたします。
 初めに、理事者の欠席について申し上げます。
 知事本局の秋山企画調整部長は、公務出張のため、本日の委員会に出席できない旨の申し出がございました。ご了承願います。
 次に、意見書について申し上げます。
 委員から、お手元配布のとおり、意見書一件を提出したい旨の申し出がありました。
 本件については、本日の理事会において協議した結果、調整がつかなかった旨、議長に報告すべきであるとの結論になりました。
 お諮りいたします。
 本件については、理事会の協議結果のとおりとすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○山崎委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○山崎委員長 これより第三十一回オリンピック競技大会の東京招致に係る事項について調査を行います。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、報告事項の説明聴取及び閉会中の継続調査の申し出の決定を行います。
 初めに、理事者から報告の申し出がありますので、これを聴取いたします。

○宮川東京オリンピック招致本部企画部長 それでは、私から、東京オリンピック招致委員会につきましてご報告させていただきます。
 資料として、東京オリンピック招致委員会について、また、参考資料といたしまして、東京オリンピック招致委員会設立趣旨書及び二〇一六年夏季五輪立候補予定都市をお配りしてございます。これらの資料に基づきご説明申し上げます。
 まず、東京オリンピック招致委員会についてをごらんください。この資料は、先日設立いたしました東京オリンピック招致委員会の概要を記載したものでございます。
 去る十一月二十二日に同委員会の設立総会が開催され、同日をもって発足いたしました。名称は、東京オリンピック招致委員会であり、英文表記は記載のとおりでございます。
 招致委員会の設立目的ですが、詳細は、参考としておつけしております設立趣旨書に記載してございますが、ここにありますとおり、オリンピックムーブメントの推進やオリンピック招致に係る諸活動を行い、もって、東京都がオリンピック競技大会の開催都市に選ばれることを目的としております。
 次に、主な事業内容でございますが、招致委員会は、我が国におけるオリンピック招致活動の中心的な役割を担う組織といたしまして、オリンピックムーブメントの推進事業、国際的な招致活動事業、オリンピック競技大会等の計画に関する事業、国内外の広報・啓発事業などの事業を行ってまいります。
 次に、役員一覧でございます。
 この招致委員会は、理事十四人、監事二人の役員体制で発足いたしました。会長には石原東京都知事が就任し、副会長にはJOCの竹田会長及び東京都の横山副知事が就任しております。そのほかの理事には、建築家の安藤忠雄氏のほか、JOC、経済界などから就任していただいており、本特別委員会の山崎委員長にも就任していただいております。
 また、監事には、JOCの岩楯監事及び東京都の谷川財務局長が就任いたしました。
 次に、招致委員会の組織でございます。
 招致活動全体の最高意思決定機関である理事会のもとに、総務、事業広報、国際、計画の四部門を設置し、事務総長がこれを統括しております。この事務総長には、JOC理事の河野一郎氏が就任しております。
 各部門の所掌事務でございますが、総務部門においては、招致委員会全体の管理運営、財務、資金調達などを、事業広報部門におきましては、広報、PRなど国内外の招致機運の盛り上げ活動を、国際部門におきましては、IOC委員などのオリンピック関係者に対するロビー活動を、そして計画部門におきましては、東京都と連携し、立候補ファイルなどの計画作成に関する業務を行うこととしております。
 なお、この招致委員会は任意法人として設立したものでありますが、十二月一日には特定非営利活動法人、NPO法人の設立申請を行いました。二カ月間の縦覧を経た後、設立認証される予定でございます。
 続きまして、参考資料の東京オリンピック招致委員会設立趣旨書及び二〇一六年夏季五輪立候補予定都市をごらんください。
 まず、東京オリンピック招致委員会設立趣旨書でございます。
 東京が二〇一六年オリンピック競技大会の開催都市に選ばれるために、日本の英知を尽くした招致活動を積極的に展開し、世界の強豪都市を相手に勝ち抜かねばならない。そういうことから、東京都、JOCを初め、国、スポーツ団体、民間企業などが協力をし、オリンピック招致の専門能力を有する人々を結集して、本招致委員会を組織するものであり、オリンピック及びスポーツ関係者への精力的な働きかけ、オリンピックムーブメント事業推進による都民、国民の幅広い支持の拡大など、オリンピック招致に向けた主要な諸活動において中心的な役割を果たしていく旨を記載してございます。
 次に、二〇一六年夏季五輪立候補予定都市でございます。
 十二月一日現在で、新聞等により報道されているものを取りまとめたもので、ヨーロッパ、北アメリカ、南アメリカ、アフリカ及びアジアの地域別に、国名、都市名を記載してございます。星印がついております国では、国内の立候補都市が決定しており、東京のほかに、スペインのマドリード、ブラジルのリオデジャネイロが決定しております。
 以上、東京オリンピック招致委員会につきましてご説明申し上げました。
 これをもちまして説明を終わらせていただきます。
 よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○山崎委員長 報告は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言を願います。

○松村委員 五点ほどお願いします。
 一点は、オリンピック招致組織のこれまでの開催都市での、北京、ロンドンを含んでいただきたいと思いますけれども、組織や構成がわかる資料。
 二点目が、北京、ロンドンに開催都市を決定したときの立候補都市のプレゼンテーション、日本語訳でお願いしたいと思います。
 三点目が、ロンドンの立候補ファイル。日本語訳でお願いしたい。
 四点目が、都の開催概要計画書に対する各競技団体からの意見、要望。
 五点目が、国際競技連盟、IFから示されている各競技計画の最新の基準について。
 以上五点、お願いいたします。

○山崎委員長 ほかに。--ただいま松村委員から資料要求がありましたが、これを委員会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○山崎委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。

○山崎委員長 次に、本委員会に付託されております調査事件についてお諮りいたします。
 本件は、本定例会中に調査を終了することができませんので、閉会中の継続調査の申し出をしたいと思います。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○山崎委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
 午後一時十三分散会

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