委員長 | 山口 拓君 |
副委員長 | 藤井 一君 |
副委員長 | 小沢 昌也君 |
副委員長 | 吉野 利明君 |
理事 | 高橋かずみ君 |
理事 | 野上 純子君 |
理事 | 大西さとる君 |
山内れい子君 | |
伊藤こういち君 | |
淺野 克彦君 | |
新井ともはる君 | |
佐藤 由美君 | |
中村ひろし君 | |
高橋 信博君 | |
たぞえ民夫君 | |
鈴木 隆道君 | |
川井しげお君 |
欠席委員 なし
出席説明員スポーツ振興局 | 局長 | 細井 優君 |
理事 | 産形 稔君 | |
総務部長 | 安藤 英二君 | |
スポーツ事業部長 | 板垣 一典君 | |
スポーツ施設担当部長 | 佐野 克彦君 | |
スポーツ祭東京推進部長 | 川合 純君 | |
大会運営担当部長 | 早崎 道晴君 | |
招致推進部長 | 松永 竜太君 | |
競技計画担当部長 | 延與 桂君 | |
施設計画担当部長 | 福田 至君 |
本日の会議に付した事件
二〇二〇年に開催される第三十二回オリンピック競技大会及び第十六回パラリンピック競技大会の東京招致に向けた調査研究及び必要な活動を行う。
報告事項(説明)
・IOC理事会における正式立候補都市の承認について
○山口委員長 ただいまからオリンピック・パラリンピック招致特別委員会を開会いたします。
初めに、委員の辞任及び選任について申し上げます。
議長から、去る四月四日付をもって、西沢けいた委員及び小山くにひこ委員の辞任を許可し、新たに佐藤由美委員及び新井ともはる委員を選任した旨、通知がありましたので、ご報告いたします。
この際、新任の委員を紹介いたします。
佐藤由美委員です。
○佐藤委員 佐藤由美でございます。よろしくお願いいたします。
○山口委員長 新井ともはる委員です。
○新井委員 新井ともはるです。どうぞよろしくお願いします。
○山口委員長 紹介は終わりました。
○山口委員長 次に、議席について申し上げます。
議席につきましては、お手元配布の議席表のとおりといたしたいと思いますので、ご了承願います。
○山口委員長 次に、本委員会の担当書記に交代がありましたので、紹介いたします。
議事課の担当書記の井上雅樹君です。
議案法制課の担当書記の小林智美さんです。
よろしくお願いいたします。
〔書記あいさつ〕
○山口委員長 次に、先般の人事異動に伴い、本委員会に出席する幹部職員に交代がありましたので、局長から紹介があります。
○細井スポーツ振興局長 職員紹介の前に、お許しをいただきまして、ご報告並びに一言御礼を申し上げます。
先週、現地時間五月二十三日、カナダのケベックで行われましたIOC理事会におきまして、東京は二〇二〇年オリンピック・パラリンピック競技大会の立候補都市に選定をされました。
その際に発表されたレポートによりますと、東京は多くの評価項目でIOCから高い評価を得ることができました。これも都議会の皆様のご協力によるところが大きく、この場をおかりして厚く御礼を申し上げます。
東京のほかにイスタンブール、マドリードの二都市が立候補都市に選ばれておりますが、今回はあくまで予選を通過したにすぎず、私どもの最終目標は、来年九月七日にアルゼンチンのブエノスアイレスで行われますIOC総会におきまして、開催都市をかち取ることでございます。
これからも、なお一層気を引き締めまして、国内世論の盛り上げ、立候補ファイルの作成、国際招致活動などに全力を傾けてまいります。引き続き都議会の皆様方のご指導、ご支援のほどをよろしくお願い申し上げます。
それでは、四月一日付の人事異動により異動のございましたスポーツ振興局の幹部職員をご紹介申し上げます。
スポーツ施設担当部長の佐野克彦でございます。競技計画担当部長の延與桂でございます。施設計画担当部長の福田至でございます。
以上でございます。よろしくお願いを申し上げます。
〔理事者あいさつ〕
○山口委員長 紹介は終わりました。
○山口委員長 これより第三十二回オリンピック競技大会及び第十六回パラリンピック競技大会の東京招致に向けた事項について調査を行います。
本日は、お手元配布の会議日程のとおり、報告事項の説明聴取を行います。
なお、本日は説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は後日の委員会で行いますので、ご了承願います。
理事者から報告の申し出がありますので、これを聴取いたします。
○松永スポーツ振興局招致推進部長 先ほど局長からもごあいさつ申し上げましたとおり、先週五月二十三日、東京は立候補都市に選ばれました。都議会の皆様方には、改めて厚く御礼申し上げます。
それでは、お手元の資料に基づき、立候補都市の選定についてご報告させていただきます。
資料といたしましては、三枚ございます。二〇二〇年大会立候補都市の発表について、二枚目でございますが、IOCによる世論調査、そしてIOCワーキング・グループによる二〇二〇年大会申請都市の評価結果をお配りしております。
まず、一枚目、二〇二〇年大会立候補都市の発表についてをごらんいただきたいと思います。
現地時間の五月二十三日、カナダ・ケベックで開かれたIOC理事会におきまして、立候補を申請した五都市の中から、東京を初め、イスタンブール、マドリードの三都市が立候補都市として選定されました。
立候補都市の選定に当たりましては、IOC委員や国際競技連盟、いわゆるIFの関係者、専門家などから成る十二人のIOCワーキンググループが設置され、二月に提出した申請ファイルに基づき各都市を評価いたしております。
IOC理事会は、このワーキンググループから提出されたレポートをもとに、立候補都市を選定しております。
それでは、1のワーキング・グループによる東京の評価でございますが、東京は十四項目のうち七項目で最高評点を獲得してございます。
次に、2の東京が特に高く評価された点でございますが、まず、スポーツの力を通じて国を結びつけ、新しい世代の人々を刺激するという明確な展望があるという点でございます。特に昨年三月の東日本大震災後の日本の団結を目指し、困難なときに人々をやる気にさせ、元気づけるというスポーツの力を示しているビジョンにつきまして、高い評価をいただいております。
また、二〇一六年招致の経験を生かし、大会計画を改善している点につきましても評価されております。
次に、選手村を前回計画の有明北地区から晴海地区にロケーションを変更したことを初め、非常にコンパクトにまとまった全体計画であると高い評価を受けております。
次に、既に政府の力強い支援が存在している点でございます。今回は国によるスポーツ基本法の制定を初め、閣議了解、衆参両院からの招致決議も前回に比べ早い段階でいただいており、こういった点が高く評価されたものと思われます。
そして、財政面におきまして、約四千億円の開催準備基金を用意している点につきましても高い評価をいただいております。
最後に、宿泊施設では、IOCは大会関係者用に四万室の客室を要求基準としておりますが、東京は既存の客室数で、この基準を大きく超える客室を有していることが高い評価を得ました。
東京の計画は、報告書の総合評価で非常に強力、英語ではベリーストロングアプリケーションであると記載されており、アスリートにとって最高の環境が整えられていると評価されております。
一方、マドリードは総合評価の中で、東京に記載されていたベリー、非常にという表現はなく、単に強力な計画、英語ではストロングアプリケーションとなっております。
また、イスタンブールは、十分な可能性がある。英語ではグッドポテンシャルと記載されております。
他方、IOCによる都市の世論調査の結果、東京の支持率は四七%となっております。こちらにつきましては二枚目の資料、IOCによる世論調査をごらんください。
東京は賛成四七%、どちらでもない三〇%、反対二三%となっており、どちらでもないとの回答が多くなっております。
資料の一枚目にお戻りいただきまして、この点につきまして、報告書では、東京招致にどちらでもないを回答した人が多かったことも含めて意見が分かれていることから、立候補都市段階では、強力な国内でのコミュニケーションプランが必要になると指摘しており、世論の盛り上げが喫緊の課題であると認識しております。
また、エネルギー関連にいたしましても、国によるエネルギー基本計画の動向について注視が必要としており、私どもといたしましては、この夏に発表される予定と聞いております国によるエネルギー基本計画を積極的にアピールしていく必要があると考えております。
続きまして、三枚目、IOCワーキング・グループによる二〇二〇年大会申請都市の評価結果をごらんください。
こちらは申請都市の評価結果一覧でございます。一番左側にワーキング・グループによる判断基準を記載しております。その右側に各申請都市の項目別の評価点数を記載しております。全部で十五の評価項目がありますが、点数評価のないビジョン及びレガシーを除く十四項目について、ゼロから十点の範囲で評価をいたしております。
最高評点と最低評点の二つが記載されておりますが、これにつきましては、将来にわたる不確定要素を考慮し、評点に幅を持たせているものでございます。
表の中では、東京の最高評点が一番高い項目に網かけをしております。これをごらんいただきますと、東京はメディアセンター(IBC、MPC)、宿泊施設、輸送、医療及びドーピングコントロール、安全対策及びセキュリティー、情報通信などで特に高い評価を得ております。
なお、総合評価については、今回のレポートではコメントのみでございまして、二〇一六年招致の際にあった評点は記載されておりません。
今後は、こうした結果を受けまして、何よりまず国内招致機運のより一層の盛り上げ、そして他の二都市との競争に勝ち抜くための立候補ファイルの作成、そして国際プロモーション活動に精力的に取り組んでまいります。
以上、立候補都市の発表及び申請都市の評価結果の内容等につきましての説明を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。
○山口委員長 報告は終わりました。
この際、資料要求のある方は発言願います。
○大西委員 私からは、二つほどお願いをいたします。
一つは、今回、現地でのプロモーション活動が特に大切だということは皆さんも十分に承知していることだと思いますが、その中の一つの核となるのが、やはりジャパンハウスの仕様だと思います。僕は先日、ちょっとロンドンに立ち寄ってジャパンハウスの中まで見させていただきましたけど、ジャパンハウスをいかに効果的に使うかというのは、本当に大きな戦略になると思います。
立地は皆さんが泊まられるホテルのすぐ横ですし、中もきれいですし、あの中にどういうふうな計画を立てておられるのか。また、それに対して都の職員がどのような体制で張りつくことを考えておられるのかとか、その辺、オープンにできるところで結構ですので、体制図みたいなものと運営方法、その辺をちょっとまとめていただきたいと思います。
それともう一つ、先日、マドリードとイスタンブールと東京が残ったわけですけど、当然、次の日の新聞に、日本の中ではいろんな評価というか、各新聞、マスコミが、わあわあわあわあやったわけですけど、当然、これ、マドリードでもイスタンブールでも同じような状況であると思います。
要するに、彼らがどのような評価をしているのか。例えばもう完全に浮かれているのか、それとも問題点をすごく指摘して、これをこういうふうに改善しなければならないのかと。そういうようなところをわかる範囲で結構なんで、ぜひ状況を簡単に二都市まとめていただければ、ちょっと大変な作業になるかもわかりませんけど、お願いを申し上げます。
以上です。
○たぞえ委員 私からは、四点お願いします。
まず一点目は、申請ファイルで国立競技場をメーンスタジアムとすることにした経過について、文部科学省スポーツ振興センターとの協議状況、スタジアム改修の工期、一千億円とした根拠についてです。
二つ目に、民間からの資金の調達状況。
三番目に、都道府県議会及び都内の区市町村議会の招致決議の状況。
四番目に、立候補ファイル提出までの招致活動の詳細計画。
以上、四点お願いいたします。
○山口委員長 ほかにございませんか。--ただいま大西理事、たぞえ委員から資料要求がありましたが、これを委員会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山口委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
午後一時十四分散会
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