厚生委員会速記録第十七号

令和元年十二月十六日(月曜日)
第七委員会室
午後一時開議
出席委員 十四名
委員長斉藤やすひろ君
副委員長菅原 直志君
副委員長白石たみお君
理事小林 健二君
理事小松 大祐君
理事木下ふみこ君
後藤 なみ君
斉藤れいな君
藤田りょうこ君
伊藤こういち君
たきぐち学君
岡本こうき君
大場やすのぶ君
小宮あんり君

欠席委員 なし

出席説明員
福祉保健局局長内藤  淳君
総務部長雲田 孝司君
病院経営本部本部長堤  雅史君
経営企画部長児玉英一郎君

本日の会議に付した事件
 付託議案の審査(決定)
 ・第百八十四号議案 令和元年度東京都一般会計補正予算(第一号)中、歳出、繰越明許費 厚生委員会所管分
 ・第百八十五号議案 令和元年度東京都病院会計補正予算(第一号)
 ・第二百五号議案  東京都無料低額宿泊所の設備及び運営の基準に関する条例
 ・第二百六号議案 東京都児童福祉施設の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例
 ・第二百七号議案 東京都認定こども園の認定要件に関する条例の一部を改正する条例
 ・第二百八号議案 東京都幼保連携型認定こども園の学級の編制、職員、設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例
 ・第二百九号議案 東京都児童相談所条例の一部を改正する条例
 ・第二百十号議案 東京都指定障害児通所支援の事業等の人員、設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例
 ・第二百十一号議案 東京都指定障害児入所施設の人員、設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例
 ・第二百十二号議案 東京都心身障害者扶養共済制度条例の一部を改正する条例
 ・第二百十三号議案 東京都ふぐの取扱い規制条例の一部を改正する条例
 ・第二百十四号議案 東京都動物の愛護及び管理に関する条例の一部を改正する条例
 ・第二百二十七号議案 東京都石神井学園の指定管理者の指定について
 ・第二百二十八号議案 東京都小山児童学園の指定管理者の指定について
 ・第二百二十九号議案 東京都立東部療育センターの指定管理者の指定について
 請願陳情の継続審査について
 特定事件の継続調査について

○斉藤(や)委員長 ただいまから厚生委員会を開会いたします。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、付託議案の審査並びに請願陳情及び特定事件の閉会中の継続審査及び調査の申し出の決定を行います。
 これより付託議案の審査を行います。
 第百八十四号議案、令和元年度東京都一般会計補正予算(第一号)中、歳出、繰越明許費、厚生委員会所管分、第百八十五号議案、第二百五号議案から第二百十四号議案まで及び第二百二十七号議案から第二百二十九号議案までを一括して議題といたします。
 本件につきましては、いずれも既に質疑を終了しております。
 この際、発言の申し出がありますので、これを許します。

○藤田委員 日本共産党都議団を代表しまして、厚生委員会に付託された第二百五号議案、無料低額宿泊所の設備及び運営の基準に関する条例と、第二百九号議案、東京都児童相談所条例の一部を改正する条例に反対、そのほかの議案に賛成の立場から意見を述べさせていただきます。
 まず、無料低額宿泊所条例についてです。
 先日の質疑でもあったように、貧困ビジネス対策を強化する目的で基準を設け、東京都の指導権限を強化するためとして設置された条例ですが、面積基準を満たしていなくても経過措置で認められ、しかも期限がないこと、各種サービスを利用した場合の利用料の妥当性を判断できる十分な基準がないことなど、入居者を守るための規制が不十分だったり、問題のある内容が含まれていたりしています。
 さらに、生活保護は居宅での保護が原則とし、一時的な居住の場と示してはいるものの、一時的な居住の場の前に原則としてとついており、居宅保護の原則が後退しないかという懸念があることなど、生計困難者の人権を守れるものになっているのか多くの課題があるといわざるを得ません。
 よって、この条例は反対です。
 次に、児童相談所条例の一部を改正する条例についてです。
 区の児童相談所の設置に伴い、三つの区が都の児童相談所の管轄から外れるものですが、問題は、この間、都の児童相談所の新設についての検討が行われてきておらず、管轄が狛江市のみとなる世田谷区児童相談所を廃止し、新たに児童相談所をつくることなく、多摩児童相談所の管轄人口をふやす対応をしていることです。
 児童相談業務は、相談数に対する児童福祉司の不足だけでなく、児童福祉司の業務の負担を減らすためにも、管轄する面積を小さくして訪問しやすくするなどの基準をもって都の児童相談所の拡充を図るべきです。
 よって、三つの区の児童相談所の設置には賛成ですが、本条例には反対であることを申し上げ、意見表明といたします。

○斉藤(や)委員長 発言は終わりました。
 これより採決を行います。
 初めに、第二百五号議案及び第二百九号議案を一括して採決いたします。
 本案は、起立により採決いたします。
 本案は、いずれも原案のとおり決定することに賛成の方のご起立を願います。
   〔賛成者起立〕

○斉藤(や)委員長 起立多数と認めます。よって、第二百五号議案及び第二百九号議案は、いずれも原案のとおり決定いたしました。
 次に、第百八十四号議案、令和元年度東京都一般会計補正予算(第一号)中、歳出、繰越明許費、厚生委員会所管分、第百八十五号議案、第二百六号議案から第二百八号議案まで、第二百十号議案から第二百十四号議案まで及び第二百二十七号議案から第二百二十九号議案までを一括して採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、いずれも原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○斉藤(や)委員長 異議なしと認めます。よって、第百八十四号議案、令和元年度東京都一般会計補正予算(第一号)中、歳出、繰越明許費、厚生委員会所管分、第百八十五号議案、第二百六号議案から第二百八号議案まで、第二百十号議案から第二百十四号議案まで及び第二百二十七号議案から第二百二十九号議案までは、いずれも原案のとおり決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○斉藤(や)委員長 次に、請願陳情及び特定事件についてお諮りいたします。
 本日まで決定を見ていない請願陳情並びにお手元配布の特定事件調査事項につきましては、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申し出をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○斉藤(や)委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○斉藤(や)委員長 この際、所管二局を代表いたしまして、内藤福祉保健局長から発言を求められておりますので、これを許します。

○内藤福祉保健局長 お許しをいただきまして、当委員会所管両局を代表いたしまして、一言御礼を申し上げます。
 本定例会でご提案申し上げました議案につきましては、ただいまご決定をいただき、まことにありがとうございました。
 ご審議の過程で頂戴いたしました貴重なご意見、ご指摘等につきましては、今後の事業執行に反映させてまいりたいと存じます。
 また、病院経営本部とも引き続き緊密な連携を図りまして、さらなる施策の充実に努めてまいる所存でございます。
 今後とも、より一層のご指導、ご鞭撻のほどをお願い申し上げまして、御礼のご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。

○斉藤(や)委員長 発言は終わりました。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時六分散会

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