厚生委員会速記録第二号

平成二十六年三月七日(金曜日)
第七委員会室
午後一時開議
出席委員 十四名
委員長まつば多美子君
副委員長塩村あやか君
副委員長早坂 義弘君
理事遠藤  守君
理事和泉 武彦君
理事山加 朱美君
山内  晃君
栗山よしじ君
田中  健君
和泉なおみ君
今村 るか君
ともとし春久君
野島 善司君
大山とも子君

欠席委員 なし

出席説明員
福祉保健局局長川澄 俊文君
次長梶原  洋君
技監前田 秀雄君
理事藤田 裕司君
総務部長中川原米俊君
指導監査部長飯塚美紀子君
医療政策部長小林 幸男君
保健政策部長高橋 郁美君
生活福祉部長高原 俊幸君
高齢社会対策部長中山 政昭君
少子社会対策部長浜 佳葉子君
障害者施策推進部長山岸 徳男君
健康安全部長中谷 肇一君
企画担当部長篠原 敏幸君
事業調整担当部長手島 浩二君
医療改革推進担当部長笹井 敬子君
医療政策担当部長村田 由佳君
地域保健担当部長松浦 慎司君
生活支援担当部長望月 秀夫君
施設調整担当部長枦山日出男君
事業推進担当部長廣瀬  豊君
障害者医療担当部長熊谷 直樹君
食品医薬品安全担当部長古屋 正裕君
感染症危機管理担当部長清古 愛弓君
病院経営本部本部長醍醐 勇司君
経営企画部長和賀井克夫君
サービス推進部長中野  透君
経営戦略担当部長野瀬 達昭君

本日の会議に付した事件
病院経営本部関係
付託議案の審査(質疑)
・第百二十三号議案 平成二十五年度東京都一般会計補正予算(第三号)中、歳出 病院経営本部所管分
福祉保健局関係
提出議案について(説明)
・第百二十九号議案 平成二十六年度東京都一般会計補正予算(第一号)中、歳出 福祉保健局所管分
付託議案の審査(質疑)
・第六十六号議案 東京都地域自殺対策緊急強化基金条例の一部を改正する条例
・第六十九号議案 東京都安心こども基金条例の一部を改正する条例
・第百二十三号議案 平成二十五年度東京都一般会計補正予算(第三号)中、歳出、繰越明許費 福祉保健局所管分
付託議案の審査(決定)
・第六十六号議案 東京都地域自殺対策緊急強化基金条例の一部を改正する条例
・第六十九号議案 東京都安心こども基金条例の一部を改正する条例
・第百二十三号議案 平成二十五年度東京都一般会計補正予算(第三号)中、歳出、繰越明許費 厚生委員会所管分

○まつば委員長 ただいまから厚生委員会を開会いたします。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、病院経営本部及び福祉保健局関係の中途議決に係る付託議案の審査並びに福祉保健局関係の平成二十六年度補正予算案の説明聴取を行います。
 なお、平成二十六年度補正予算案につきましては、本日は説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は後日の委員会で行いますので、ご了承願います。
 これより病院経営本部関係に入ります。
 付託議案の審査を行います。
 第百二十三号議案、平成二十五年度東京都一般会計補正予算(第三号)中、歳出、病院経営本部所管分を議題といたします。
 本案については、既に説明を聴取しておりますので、直ちに質疑を行います。
 発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○まつば委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本案に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○まつば委員長 異議なしと認め、本案に対する質疑は終了いたしました。
 以上で病院経営本部関係を終わります。

○まつば委員長 これより福祉保健局関係に入ります。
 初めに、第百二十九号議案、平成二十六年度東京都一般会計補正予算(第一号)中、歳出、福祉保健局所管分について、理事者の説明を求めます。

○川澄福祉保健局長 平成二十六年第一回東京都議会定例会に提出をいたしました議案につきましてご説明いたします。
 今回、追加によりご審議をお願いいたします議案は、平成二十六年度一般会計の補正予算案一件でございます。
 一月に発表しました予算暫定案から、舛添新知事の指示を受けて一部内容を追加することとなり、約三十二億円を増額補正するものでございます。
 詳細につきましては、総務部長よりご説明申し上げます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○中川原総務部長 平成二十六年度補正予算案につきまして、お手元の資料、平成二十六年度補正予算概要によりご説明申し上げます。
 一ページをお開き願います。Ⅰ、総括表でございますが、今回、補正予算の対象となりますのは、全て一般会計でございます。
 右側の(2)、歳出予算の補正予算額欄をごらんください。
 福祉保健費で三十一億六千七百九十七万三千円を増額いたしまして、補正後の歳出合計は一兆六十九億八千六百九十七万三千円となります。
 二ページをお開き願います。Ⅱ、事項別内訳の1、東京子育て応援ファンドの創設でございますが、ファンド創設に係る都からの出捐金の拠出や事業スキームの検討及びモデル事業の実施に要する経費として、二十一億四千十八万円を計上しております。
 三ページをごらんください。2、福祉人材の確保・育成・定着に向けた総合的な支援でございます。
 福祉人材総合支援事業に要する経費として二千十一万二千円を計上しましたほか、四ページに参りまして、福祉人材の確保・定着モデル事業に要する経費として二千三十七万四千円を計上しております。
 五ページをごらんください。3、救急医療の充実強化でございます。
 東京都在宅療養支援員育成事業に要する経費として六百万円を計上しましたほか、六ページに参りまして、救急看護認定看護師の配置促進に要する経費として二千二百五十万円を計上しております。
 七ページをごらんください。4、多様な保育サービス主体の参入促進でございます。
 事業所内保育施設支援事業に要する経費として七千三百十九万九千円を計上しましたほか、八ページに参りまして、多様な主体による保育所緊急整備事業に要する経費として八億五千八百六十万八千円を計上しております。
 九ページをごらんください。5、手話のできる都民育成事業でございますが、聴覚障害者が安心して東京を訪れ、活動できるよう、手話のできる都民を拡大するために要する経費として二千七百万円を計上しております。
 以上で補正予算案についての説明を終わらせていただきます。

○まつば委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○まつば委員長 なければ、資料要求はなしと確認させていただきます。

○まつば委員長 次に、付託議案の審査を行います。
 第六十六号議案、第六十九号議案及び第百二十三号議案、平成二十五年度東京都一般会計補正予算(第三号)中、歳出、繰越明許費、福祉保健局所管分を一括して議題といたします。
 本案については、いずれも既に説明を聴取しておりますので、直ちに質疑を行います。
 発言を願います。

○今村委員 昨年十月の台風第二十六号で甚大な被害があった大島町では、早期復旧、復興に向け、都庁の総力を挙げて支援をすべきです。
 都の補正予算案では、港湾施設や砂防施設を初め、住宅の確保や観光産業支援策、被災者への支援金の給付、大島町への財政支援などが計上されています。
 そこで、今回被災された方々に対する生活再建にかかわる支援策はどのようなものなのか伺います。

○高原生活福祉部長 大島町で被災された方々に対する支援といたしましては、まず国制度に基づきまして、ご遺族等を対象とした災害弔慰金や災害障害見舞金の支給、家屋の災害程度等に応じた被災者生活再建支援金の支給や災害援護資金の貸し付けがございます。
 加えて、都では独自に、国制度の対象とはなりません半壊世帯を対象として被災者生活再建支援金を支給するほか、国制度による貸し付けを受け、なお資金が必要な場合に、災害援護資金の貸し付けを実施してございます。

○今村委員 都は、国制度の対象とならない半壊世帯に対しても支援金を独自に支給したり、国制度に上乗せした災害援護資金の貸し付けを実施するなど、被災された方々へのよりきめ細やかな支援を行うことがわかりました。
 さて、今ご答弁いただいた支援策のうち、大島町の財政負担を伴うものがあるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
 また、その場合の国と町の負担割合はどのようになっているのかも伺います。

○高原生活福祉部長 先ほどご説明いたしました支援のうち、大島町の財政負担を伴うものには、災害弔慰金、災害障害見舞金及び都制度によります被災者生活再建支援金の支給がございます。
 負担割合でございますが、災害弔慰金及び災害障害見舞金につきましては、国二分の一、都四分の一、大島町四分の一、また、被災者生活再建支援金につきましては、都二分の一、大島町二分の一となってございます。

○今村委員 災害弔慰金、災害障害見舞金が四分の一、被災者生活再建支援金が二分の一の負担があるとのことでした。今回の災害に対するさまざまな対応だけでも町役場は大変な状況であるのに、大島町を初め島しょ地域の自治体は財政力が豊かとはいえないことを考えますと、大島町が負担しなければならない負担金は大変重たいものになるのではないでしょうか。
 過去にも三宅島の噴火災害に対して、都は財政負担の軽減を行ったことがあると聞いています。今回も死者三十七名、行方不明者三名の甚大な災害であったことを鑑み、福祉保健局はもちろん、大島の復旧、復興にかかわる関係各局が、大島町の財政負担の低減に努められるように要望して、質問を終わります。

○まつば委員長 ほかに発言がなければ、お諮りいたします。
 本案に対する質疑は、いずれもこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○まつば委員長 異議なしと認め、本案に対する質疑はいずれも終了いたしました。
 以上で福祉保健局関係を終わります。

○まつば委員長 これより付託議案の審査を行います。
 第六十六号議案、第六十九号議案及び第百二十三号議案、平成二十五年度東京都一般会計補正予算(第三号)中、歳出、繰越明許費、厚生委員会所管分を一括して議題といたします。
 本案につきましては、いずれも既に質疑を終了しております。
 これより採決を行います。
 第六十六号議案、第六十九号議案及び第百二十三号議案、平成二十五年度東京都一般会計補正予算(第三号)中、歳出、繰越明許費、厚生委員会所管分を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、いずれも原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○まつば委員長 異議なしと認めます。よって、第六十六号議案、第六十九号議案及び第百二十三号議案、平成二十五年度東京都一般会計補正予算(第三号)中、歳出、繰越明許費、厚生委員会所管分は、いずれも原案のとおり決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時十三分散会

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