委員長 | 曽雌 久義君 |
副委員長 | 野田 和男君 |
副委員長 | 吉田 信夫君 |
理事 | 河西のぶみ君 |
理事 | 古賀 俊昭君 |
理事 | 佐藤 裕彦君 |
東村 邦浩君 | |
山加 朱美君 | |
柿沢 未途君 | |
萩生田光一君 | |
山口 文江君 | |
小松 恭子君 | |
樋口ゆうこ君 | |
野村 有信君 |
欠席委員 なし
出席説明員福祉局 | 局長 | 前川 燿男君 |
総務部長 | 上條 弘人君 | |
衛生局 | 局長 | 今村 皓一君 |
総務部長 | 櫻井 巖君 |
本日の会議に付した事件
意見書について
付託議案の審査(決定)
・第百七十九号議案 東京都立総合精神保健福祉センター及び東京都立精神保健福祉センター条例及び東京都地方精神保健福祉審議会条例の一部を改正する条例
請願陳情の継続審査について
特定事件の継続調査について
○曽雌委員長 ただいまから厚生委員会を開会いたします。
初めに、意見書について申し上げます。
さきに理事会にご一任いただきました意見書中、小児医療体制の充実強化に関する意見書につきましては、お手元配布の案文のとおり調整いたしました。
案文の朗読は省略いたします。
小児医療体制の充実強化に関する意見書(案)
少子化が進行する現在、次代を担う子どもを安心して産み、健やかに育てる環境を整備することが求められている。
小児医療を支える現場の状況をみると、医師の数が全体としては増加傾向にある一方で、小児科医の数は逆に減少傾向にあり、また、小児科を志向する医師・学生も減少している。この大きな要因としては、小児は症状が急変しやすく、診療に専門性が要求され、人手と時間が掛かるにもかかわらず診療報酬が低く、不採算的要素が強いことなど、様々な問題があげられる。
この結果、地域の医療を支えている「かかりつけ医」の中でも、特に、小児科医や、小児の診療に経験のある内科医が不足してきている上、高齢化が進みつつあるなど、小児医療を取り巻く環境は危機的状態にある。
また、核家族化や共働き家庭の増加などを背景として、育児に携わる若い世代の育児への不安が増大し、小児救急医療体制が十分に整備されていないことともあいまって、小児科医の常駐する大病院への受診志向が強くなっている。そのため、「かかりつけ医」との医療連携の仕組みを維持することが困難になりつつある。以上のような状況を一刻も早く改善するために、小児医療を充実強化することが喫緊の課題となっている。
よって、東京都議会は、国会及び政府に対し、小児医療体制の充実強化を図るため、以下の事項を実現するよう強く要請する。
一 小児医療、小児救急医療の不採算性を解消するため、診療報酬制度を抜本的に改善すること。
二 小児(救急)医学カリキュラムの整備・充実により、小児科医師を養成・確保すること。
三 小児救急医療支援事業補助基準額を引き上げるとともに、二次保健医療圏ごとに複数施設を補助対象とすること。
四 小児科を担う地域の「かかりつけ医」機能を強化するため、研修制度を創設するほか、平日夜間の診療体制を整備するなど、小児の初期救急医療体制の強化策を講じること。
以上、地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。
平成十三年十二月 日
東京都議会議長 三田 敏哉
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
総務大臣
厚生労働大臣 あて
○曽雌委員長 本件は、議長あて提出手続をとりたいと思いますので、ご了承願います。
なお、その他の意見書につきましては調整がつかなかった旨、議長に報告すべきであるとの結論になりましたので、ご了承願います。
○曽雌委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、付託議案の審査及び請願陳情並びに特定事件の閉会中の継続審査及び調査の申し出の決定を行います。
これより付託議案の審査を行います。
第百七十九号議案を議題といたします。
本案につきましては、既に質疑を終了しております。
これより採決を行います。
第百七十九号議案を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○曽雌委員長 異議なしと認めます。よって、第百七十九号議案は原案のとおり決定いたしました。
以上で付託議案の審査を終わります。
○曽雌委員長 次に、請願陳情及び特定事件についてお諮りいたします。
本日まで決定を見ていない請願陳情並びにお手元配布の特定事件調査事項につきましては、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申し出をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○曽雌委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。
○曽雌委員長 この際、所管二局を代表いたしまして、今村衛生局長から発言を求められておりますので、これを許します。
○今村衛生局長 お許しをいただきまして、当委員会所管二局を代表して、一言お礼のごあいさつを申し上げます。
本定例会にご提案申し上げました議案につきまして、ただいまご決定を賜り、まことにありがとうございました。
ご審議の過程でちょうだいいたしました貴重なご意見、ご指摘等につきましては、十分に尊重させていただき、今後の福祉、保健、医療行政における事務執行に反映させる所存でございます。
今後とも、よろしくご指導、ご鞭撻のほどをお願い申し上げまして、簡単ではありますが、お礼の言葉にかえさせていただきます。ありがとうございました。
○曽雌委員長 発言は終わりました。
これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
午後一時五分散会
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