厚生委員会速記録第三号

平成十二年三月三日(金曜日)
   午後一時六分開議
 出席委員 十三名
委員長曽根はじめ君
副委員長三宅 茂樹君
副委員長小林 正則君
理事吉田 信夫君
理事曽雌 久義君
理事佐藤 裕彦君
原   環君
田中 智子君
藤田 愛子君
近藤やよい君
羽曽部 力君
藤川 隆則君
松本 文明君

 欠席委員 一名

 出席説明員
福祉局高齢者施策推進室長福祉局長兼務神藤 信之君
次長田原 和道君
総務部長押切 重洋君
地域福祉推進部長河津 英彦君
山谷対策室長上野 純宏君
子ども家庭部長稲熊 明孝君
障害福祉部長長野  宏君
国民健康保険部長堀内 武照君
社会保険管理部長福田  實君
社会保険指導部長宍戸 勇武君
連絡調整担当部長小阪  守君
参事村山 寛司君
高齢者施策推進室室長福祉局長兼務神藤 信之君
高齢政策部長有手  勉君
介護保険対策室長岡本 宏之君
保健福祉部長金内 善健君
施設事業部長我妻 照夫君
高齢施設企画担当部長笠原  保君
参事若林 統治君
衛生局局長今村 皓一君
技監荻野  忠君
総務部長長尾 至浩君
企画担当部長櫻井  巖君
健康推進部長上間 和子君
生活環境部長森田昭次郎君
医療計画部長友松 栄二君
地域医療担当部長中村 忠夫君
医療福祉部長長岡 常雄君
薬務部長山川 洋平君
病院事業部長小野田 有君
病院企画担当部長町   格君
参事山下 征洋君

本日の会議に付した事件
 福祉局関係
  付託議案の審査(質疑・決定)
  ・第二百一号議案 平成十一年度東京都一般会計補正予算(第二号)中、歳出 福祉局所管分
 高齢者施策推進室関係
  付託議案の審査(質疑・決定)
  ・第二百一号議案 平成十一年度東京都一般会計補正予算(第二号)中、歳出、繰越明許費 高齢者施策推進室所管分
 衛生局関係
  付託議案の審査(質疑・決定)
  ・第二百一号議案 平成十一年度東京都一般会計補正予算(第二号)中、歳出 衛生局所管分

○曽根委員長 ただいまから厚生委員会を開会いたします。
 初めに、日程について申し上げます。
 先ほどの理事会において、お手元にお配りしてあります議員提出議案第二号、大気汚染に係る健康障害者に対する医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の質疑を、三月二十二日の衛生局関係の質疑の際にあわせて行い、三月二十三日に決定を行う旨申し合わせいたしました。ご了承願います。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、福祉局、高齢者施策推進室、衛生局関係の付託議案の審査を行います。ご了承願います。
 これより福祉局関係に入ります。
 初めに、理事者の欠席について申し上げます。
 渡辺生活福祉部長は、病気療養のため、本日の委員会に出席できない旨の申し出がありました。ご了承願います。
 これより付託議案の審査を行います。
 第二百一号議案、平成十一年度東京都一般会計補正予算(第二号)中、歳出、福祉局所管分を議題といたします。
 本案につきましては既に説明を聴取しております。
 資料の要求はいたしておりませんので、直ちに質疑を行います。
 発言を願います。

○藤田委員 少しだけお伺いさせていただきます。
 私どもも、昨年の十二月の定例議会、それから今回もちょっと関連の質問をさせていただいたのですけれども、今回のこの補正にのっております、緊急雇用対策としての交付金が出ているわけですけれども、まず第一に、この交付金の趣旨といいますか、その辺をちょっとお話しいただければというふうに思います。

○押切総務部長 この緊急地域雇用特別交付金事業は、緊急に対応する必要がある事業を、企業、NPO等に委託をすることを通じ、雇用就業機会の創出を図ることを目的としておりまして、緊急雇用対策として国の第一次補正予算に盛り込まれたものでございます。

○藤田委員 それでは、福祉局は、今お話ししたような趣旨がありながら、どういう事業をこの中でやろうということで考えられましたでしょうか。

○押切総務部長 福祉局といたしましては、ただいま申し上げました趣旨に協力するという観点から、本件にふさわしい事業の検討に取り組んだところでございます。その結果、都内鉄道駅バリアフリー化状況調査など調査委託三件及び子育て支援スタッフの養成研修委託事業の合計四件を選定し、委託したところでございます。

○藤田委員 先ほどお話がありました、いわゆる委託先としての対象として、ここでは民間企業それから特定非営利活動法人、いわゆるNPOに対する委託というようにあったわけですけれども、これについて特に労働経済局の方からの指示というものがありましたでしょうか。

○押切総務部長 昨年の十二月二十七日に、労働経済局職業安定部の方から、緊急地域雇用特別基金事業に係るNPOの活用につきまして通知がございました。その中では、NPOの活用につきましては、各方面から有効に活用していないのではないかという指摘を受けていることから、委託先としてのNPOの活用について再度ご検討をいただきますようにというお願い文が参っております。

○藤田委員 それでは、初めに、これが八月ですけれども、そのときにはそういう話はあったのでしょうか、一点お伺いしたいのと、それから、その八月のときにもう既に福祉局として内容を決めていたのかをお尋ねします。

○押切総務部長 昨年の七月の段階で、自治省を通じまして東京都に対しまして通知がございました。その中で、先ほど申しましたNPOの活用等も含めて、この趣旨に合った事業を検討するようにという内容の指示がございました。八月段階では、福祉局としては、その趣旨を踏まえて検討中でございました。

○藤田委員 実は、これは先ほどお答えがありましたように、NPOにも事業を委託するようにというような中で話がありました。しかし、ご承知かと思いますけれども、実際にはなかなか行政の中でその点が周知徹底をしていなかったというのがあったようでございます。
 それで、実際には、東京都でも、福祉局に身体障害者や高齢要介護者を介助する移送ボランティアに対しての仕事がないかどうかということで、こういうことをやっているんだけれどもどうだろうかというNPOからの話もしたけれども、それに対しても一向に返事が来なかったというようなことも寄せられておりまして、なかなかどんなふうに決めていったのかなというのがわからなかったような状態がありました。
 短期雇用六カ月ということでありますから、今回の様子を見ていますと、いわゆる福祉局が十二年度の予算の中でなかなかできなかった調査などを復活させて、それをアンケートなどをする調査活動のところに委託されたところがほとんどだったじゃないのかなということが、この内容を見ますと思えたわけです。
 実は今回、そういう意味で、十二月に、再度NPOの方も考えてほしいという、今お話がありましたように労働経済局からの話もありまして、そして、福祉局の方では、一件だけ子育て支援スタッフの養成研修というところが入ったというふうに聞いておりますので、実際にはこれをNPOに委託をして、そうすると、またそこの研修から支援スタッフが育っていくというような、まず一つの雇用を創出したことによって、その先の雇用が広がるという、大変これは有意義な雇用対策の実例だったと思いますし、このNPOに委託されたものが、何しろ東京都のものでは一件だけだったということですので、大変貴重なよい委託をしてくださったと思っているんです。
 そういう意味で、これから福祉のまちづくりをしていくに当たっても、今まで地域の中で、行政の下請ではなくて本当に必要なニーズを行っている、ニーズをとらえてそれを事業化しているNPOというところに対してもう少し積極的に、こういう事業が起こったときにはぜひとも委託をしてみていただきたいと思います。きのうお話ししたように、NPOに事業が委託されれば、またまちづくりに対してさらに市民が動くというところがたくさん出てくるかと思いますので、ぜひこれは、来年それから再来年と十三年までの三カ年の事業でございますので、その中でNPOの方も説明会も行ってやったようでございますから、再度、十二年度分、十三年度分につきましては、NPOに対しての説明などもいたして、その中で委託ということも考えていただければと思っておりますので、お願いしておきたいと思います。
 以上です。

○曽雌委員 補正予算に絡んで一、二確認だけしておきたいと思っております。
 ご案内のとおり、昨年の七月に少子化対策の臨時特例交付金事業、こういうものが国の方で創設をされまして、現在、少子化が非常に進んでいる中にあって、今回の議会でも各会派それぞれいろんな角度から取り上げられて、この少子化問題を、政治の中においても、また社会の問題として取り組もうということになってきているわけでございます。そういうことを考えたときに、この少子化対策の臨時特例交付金事業というものが創設をされたということは、時宜を得た非常にいい事業だというふうに私たちは受けとめております。
 この交付金は、区市町村分と都道府県分、こういうふうに分かれているわけでございますけれども、特に、区市町村分につきましては、保育園の待機児を解消していく、こういうことを初めとして少子化対策の促進を目的として交付をされているわけでございます。
 東京都におきましても、区市町村全体で二百億円を超える金額が交付をされていると聞いておりますけれども、保育所の整備等により、待機者の解消にかなりの効果が上がっている、こういうふうに私ども承知をしているわけでございます。
 そこで一点目に伺いたいのが、区市町村に行っている分と別に、東京都にもこの交付金というものが交付されているわけでございますけれども、この交付金の事業の目的もしくは活用方法といいますか、そういったものについてまずお示しいただきたいと思います。

○稲熊子ども家庭部長 少子化対策特例交付金事業の目的、趣旨ということについてでございます。
 これは、先ほど先生ご指摘のとおり、区市町村分と都道府県分とに分けて交付される事業になっております。そのうち、都道府県分につきましては、少子化に関する広報啓発事業、そういったものに活用する、こういうような目的になってございます。それから、都道府県分につきましては、その概要で総額七千万までという内容になってございます。

○曽雌委員 この予算書の中にありますけれども、子ども及び女性福祉事業の管理というところで、子ども家庭福祉費の中で、少子化対策に関する情報提供や普及啓発等に要する経費ということで計上されているわけでございます。それについて、それでは福祉局として、先ほど藤田委員からもお話しありましたけれども、雇用の部分と、また別に、いわゆる少子化の部分ということで福祉局としての取り組みもあろうかと思いますので、福祉局では、それではこの交付金を使ってどんな事業を実施しようとしているのか、もしくは実施をしたのか、その概要についてご説明いただきたいと思います。

○稲熊子ども家庭部長 お尋ねの事業でございます。福祉局では、親子ふれあいフェアを初めといたしまして、少子化に関する川柳、俳句、ポスターの募集などの五事業を実施することとしております。
 その概要について説明申し上げますと、まず一番目は、少子化に関する川柳、俳句、ポスターの募集、こういったことを行いました。これにつきましては、川柳、俳句合わせまして一万二千件の応募がございました。そのうち優秀作につきましては、この事業の一つであります未来をつくる親子ふれあいフェアの会場で表彰いたしますとともに、駅に張り出すなど、そういったようなことで啓発活動に活用していく、こういうことを予定しております。
 ここで参考までに優秀作の三点の川柳をご紹介させていただきますと、一点目が「学校も塾も野球も同じ顔」、二点目が「少子化がつくる若さまお姫さま」、三点目が「夜泣きする声のきこえるあたたかさ」、こういったものが優秀作三点に入ってございます。
 二番目の事業でございますが、これは「親になる人へのアドバイス」、赤ちゃんがやってくる、こういったような副題をつけてございます。
 三番目が、「父親ハンドブック」。これまでも作成して大変好評を得ておりますが、これの改訂を行います。子育てについてのチェックリストを作成いたしまして、性格に応じたアドバイス、あるいは父親の子育て参加を促進する、そういったような趣旨で改訂してまいります。
 四番目が、保育情報システム。これは、区市町村の協力をいただきながらシステムを作成していくものでございますが、保育所の空き情報を都庁のインターネットのホームページに掲載をして、入所希望者のそういった情報の要望にこたえる、それから、身近な子育て支援機関の情報もあわせて提供していく、こういう内容のシステムでございます。
 五番目の事業でございますが、先ほどちょっと申し上げました未来をつくる親子ふれあいフェア、これを児童会館の方でこれから実施する予定になっております。
 以上の五つの事業でございます。

○曽雌委員 今、部長から、少子化に関する川柳、俳句、ポスターの募集等をやって、その中で三点ほど優秀作品といいますか、いいものを挙げていただいたんですが、選考委員の方たちがどういう方だったか私わかりませんけれども、今、部長がいわれた三つ目の、「夜泣きする声のきこえるあたたかさ」、これを聞いたときに、非常に大事なことだというふうに思っています。
 というのは、少子化対策というのは、いろいろといわれていますけれども、子育ての真っ最中の人たちだけが考えるべきことではなくて、子育てが既に終わっている人たちも、すべての問題としてとらえていかなければならない大事な課題だというふうに思うんですね。
 かつては、地域の中にいろんな――うるさいといってはしかられちゃうかもしれませんけれども、真剣に考えているおじさんやおばさんがいまして、自分のうちの子どもでなくても、悪いことをすれば注意をしてくれたり、また、温かい言葉をかけてくれたりということで、社会みんなで子どもを育てていたといいますか、そういう環境があったというふうに思います。
 ところが、昨今では、いろんな状況の変化もあったりでしょうけれども、そういう状況も少なくなってきている。しかし、子どもというのは、みんなの子どもだ、社会の子どもだという考え方に立って子育て支援ということを考えていかないと、少子化対策というものは解消しないんじゃないかと思うんです。
 少子化になった原因というのは昨今いろいろいわれていますし、人口をどうふやすかとかやってはいますけれども、かつていい子悪い子普通の子なんて言葉がはやったことがありましたけれども、あの子もこの子もみんな社会の子というぐらいの言葉で、みんなで子育てをしているさなかの人たちを応援をしていく、社会全体、一人一人みんなが子育てを支援していくという啓発活動といいますか、そういったものをしっかりやっていかなければ、少子化対策というものはなかなか解消できないのではないのかなと、このように私は思っています。
 ですから、お願いしたいことは、今回は国からの、創設された特例交付金事業で啓発活動をやっていただいて、それなりの成果を上げていただいているというふうに理解をしておりますけれども、これがこれで終わってしまったんでは意味がないわけでありまして、せっかく芽出しをしたわけでありますから、今後局の中でもこの少子化問題についてもより真剣な取り組みをしていく中にあって、広く都民全般にわたって、少子化問題についての啓発活動をどのように行うかということも大きな施策の一つとして掲げていただいて、取り組んでいただきたいものだなといういうふうに私は思っております。
 このことをあえてお願いさせていただいて、質問を終わりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

○曽根委員長 ほかに発言がなければ、お諮りいたします。
 本案に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○曽根委員長 異議なしと認め、本案に対する質疑は終了いたしました。
 以上で福祉局関係を終わります。

○曽根委員長 これより高齢者施策推進室関係に入ります。
 付託議案の審査を行います。
 第二百一号議案、平成十一年度東京都一般会計補正予算(第二号)中、歳出、繰越明許費、高齢者施策推進室所管分を議題といたします。
 本案につきましては既に説明を聴取しております。
 資料の要求はいたしておりませんので、直ちに質疑を行います。
 発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○曽根委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本案に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○曽根委員長 異議なしと認め、本案に対する質疑は終了いたしました。
 以上で高齢者施策推進室関係を終わります。

○曽根委員長 これより衛生局関係に入ります。
 付託議案の審査を行います。
 第二百一号議案、平成十一年度東京都一般会計補正予算(第二号)中、歳出、衛生局所管分を議題といたします。
 本案につきましては既に説明を聴取しております。
 資料の要求はいたしておりませんので、直ちに質疑を行います。
 発言を願います。

○藤田委員 先ほど福祉局の中でもちょっとお話をさせていただきましたので、委員の方はダブルになりますが、衛生局の皆さんにちょっとお話を伺いたいと思います。
 今回の緊急雇用対策の中で、介護保険導入に伴う歯科保健調査というのが一件出ているわけでございますけれども、どんなふうにしてこの雇用といいますか、この事項を決めていったのか、そのプロセスを教えていただきたいと思います。

○友松医療計画部長 この調査は、この四月からの介護保険導入を踏まえ、今後の高齢社会に対応した新たな歯科保健対策を推進していくために必要な基礎資料を得ることを目的として実施したものでございます。
 また同時に、国の緊急地域雇用特別交付金の創設に伴う緊急地域雇用特別基金事業の一つとして、都としても、現下の厳しい雇用情勢に対応し、雇用就業機会の創出を図るため実施したものでございます。

○藤田委員 この雇用対策には、委託先として、企業またはNPOというようなことがいわれていたのですけれども、NPOについてということは、特に労働経済局の方から話がありましたでしょうか。

○友松医療計画部長 今回の基金実施要領によりますと、労働事務次官から知事あての通知文によりますと、委託の対象とする範囲は、法人企業、NPO法人、その他の法人または法人以外の団体等であって、当該業務を的確に遂行するに足る能力を有する者ということで、今回私どもの事業の一部を東京都歯科医師会に委託しているものでございます。

○藤田委員 本来は、政府がこれを行ったときに、NPOへの委託というのが委託先の目玉だったわけです。それが実際には事業がほとんどありませんで、特に東京都は、十二月の時点ではゼロ件だったんです。その後、労働経済局の方への私どもの大西由紀子議員からの提案で、やっと福祉局で一件入ったというふうになっていたわけなんです。それで、この事業は三年間でございますので、来年度、要するに十二年度についてはどのように事業を提案し、どういうふうに委託先を決めていくというような流れがわかっていますでしょうか。

○友松医療計画部長 今回の介護保険導入の歯科保健調査に関しましては、十一年度の補正予算でございまして、十二年度、十三年度は予定しておりません。

○藤田委員 そういうことじゃなくて、これは十一年度ですのでわかっておりますけれども、十二年、十三年に衛生局の方で何かこういう委託というような事業があった場合に、その委託先を決めていくなどの事業の出し方、あるいは委託先をどこにするよというようなことについては、掲示的にどのような状況で決められていくのか、あるいは都民に対してもといいますか、企業に対しても発表がされるのかを教えてください。

○櫻井企画担当部長 今の先生のお話は、来年度、衛生局がいろんな形で委託調査する場合のNPO等の活用のお話だと思いますけれども、これから個々事案を精査していくわけですが、衛生局の調査の中で、専門家等を活用しないで済むものについては、そういうような形でできるものがあれば、NPO等の活用もこれから配慮したいと思いますけれども、今後、局契約なりあるいは財務局契約等の中で公示等して、なるべく広くお知らせしていくように努めていきたいと思います。

○藤田委員 昨年は、八月でばたばたっと決まってしまったようですので、なかなか周知というところができなかったようでございます。実際には、NPOセンターの方でも、都の方に――それは多分労働経済局の方だと思いますけれども、来ていただいて、説明会も全部したということなんですけれども、なかなかそこに委託がなかったというようなことがありましたので、ぜひ有効な事業がありましたら積極的にNPOに委託をしてくださると、また市民活動も今まで以上に活発になるでしょうし、それから、行政の下請ということではなくて、本当に地域の中の必要な事業を行っているNPOに対しては、かなり有効な手段になるかと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 以上です。

○曽根委員長 ほかに発言がなければ、お諮りいたします。
 本案に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○曽根委員長 異議なしと認め、本案に対する質疑は終了いたしました。
 以上で衛生局関係を終わります。

○曽根委員長 これより付託議案の審査を行います。
 第二百一号議案、平成十一年度東京都一般会計補正予算(第二号)中、歳出、繰越明許費、厚生委員会所管分を議題といたします。
 本案につきましては既に質疑を終了しております。
 これより採決を行います。
 お諮りいたします。
 本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○曽根委員長 異議なしと認めます。よって、第二百一号議案、平成十一年度東京都一般会計補正予算(第二号)中、歳出、繰越明許費、厚生委員会所管分は、原案のとおり決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時三十六分散会

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