都市整備委員会速記録第十九号

令和四年十二月十三日(火曜日)
第六委員会室
午後一時開議
出席委員 十三名
委員長藤井とものり君
副委員長尾崎あや子君
理事関野たかなり君
理事谷村 孝彦君
理事小宮あんり君
吉住はるお君
松田りゅうすけ君
平けいしょう君
かつまたさとし君
磯山  亮君
森口つかさ君
原田あきら君
中村ひろし君

欠席委員 一名

出席説明員
都市整備局局長福田  至君
次長小沼 博靖君
技監安部 文洋君
技監小野 幹雄君
理事谷崎 馨一君
総務部長打田 武彦君
住宅政策本部本部長山口  真君
技監久保田浩二君
住宅企画部長越  秀幸君

本日の会議に付した事件
付託議案の審査(決定)
・第二百六号議案 令和四年度東京都一般会計補正予算(第五号)中、債務負担行為 都市整備委員会所管分
・第二百二十号議案 東京都都市整備局関係手数料条例の一部を改正する条例
請願陳情の継続審査について
特定事件の継続調査について

○藤井委員長 ただいまから都市整備委員会を開会いたします。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、付託議案の審査並びに請願陳情及び特定事件の閉会中の継続審査及び調査の申出の決定を行います。
 これより付託議案の審査を行います。
 第二百六号議案、令和四年度東京都一般会計補正予算(第五号)中、債務負担行為、都市整備委員会所管分及び第二百二十号議案を一括して議題といたします。
 本案につきましては、いずれも既に質疑を終了しております。
 この際、本案に対し発言の申出がありますので、これを許します。

○原田委員 令和四年度補正予算案について意見を表明します。
 本補正予算都市整備局分に含まれました都市の3Dデジタルマップ化については、公共性のあるデジタルインフラ事業として反対するものではありませんが、あくまでも公共の福祉向上のための活用が求められるということを指摘しておきます。
 住宅政策本部補正予算案は、大規模修繕工事の機会を捉えたマンション管理組合等への省エネ・再エネの普及啓発事業であり、これをいち早く取り組むための債務負担行為の設定であり、賛成します。
 一方、本補正予算案都市整備局分に含まれました東京高速道路(KK線)再生に向けた情報発信等業務委託の債務負担行為については意見があります。
 KK線再生は、道路だったKK線を歩行者空間に変え、新たな回遊動線を生み出すというもので、本補正に示された事業もこのKK線再生のプレ企画として、KK線を一時止めて住民に歩いてもらおうというイベントの企画などであり、それ自体に問題があるわけではありません。
 しかしながら、このたびのKK線再生というものは、車の台数や走行距離が著しく減っている社会情勢を受けて道路を廃止するといったものではなく、KK線が廃止されるに伴って、巨額の費用をかけて首都高を地下に再整備するという計画とセットであり、そのための立ち退きも一部地域に発生します。
 日本橋付近の首都高地下化で三千億円、KK線地下への新たな首都高の整備でさらに数千億円の経費をかけるにもかかわらず、高架の外れた日本橋は超高層ビルにぐるっと囲まれて、結局空を奪われ、このKK線再生も京橋三丁目超高層ビル、八重洲、有楽町と、結局、超巨大高層ビルの下を歩かされる計画となっています。
 本議案を、KK線の歩行空間化をするだけの議案として受け止めるわけにはいきません。大規模開発とセットの計画として反対します。
 以上の理由から、令和四年度都市整備局、住宅政策本部補正については反対を表明し、意見とします。

○藤井委員長 発言は終わりました。
 これより採決を行います。
 初めに、第二百六号議案、令和四年度東京都一般会計補正予算(第五号)中、債務負担行為、都市整備委員会所管分を採決いたします。
 本案は、起立により採決いたします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。
   〔賛成者起立〕

○藤井委員長 起立多数と認めます。よって、第二百六号議案、令和四年度東京都一般会計補正予算(第五号)中、債務負担行為、都市整備委員会所管分は原案のとおり決定いたしました。
 次に、第二百二十号議案を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○藤井委員長 異議なしと認めます。よって、第二百二十号議案は原案のとおり決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○藤井委員長 次に、請願陳情及び特定事件についてお諮りいたします。
 本日まで決定を見ていない請願陳情並びにお手元配布の特定事件調査事項につきましては、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申出をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんでしょうか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○藤井委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○藤井委員長 この際、所管二局を代表いたしまして、山口住宅政策本部長から発言を求められておりますので、これを許します。

○山口住宅政策本部長 当委員会所管両局を代表いたしまして、一言御礼のご挨拶を申し上げます。
 藤井委員長をはじめ委員の皆様方には、このたびの定例会に提案いたしました議案につきまして、ご審議の上、決定をいただき、誠にありがとうございました。
 ご審議の過程でいただきましたご意見、ご指摘等につきましては、今後の事務事業の執行に十分反映をさせ、万全を期してまいりたいと考えております。
 今後とも、一層のご指導、ご鞭撻を賜りますよう心からお願い申し上げまして、大変簡単ではございますが、御礼のご挨拶とさせていただきます。誠にありがとうございました。

○藤井委員長 発言は終わりました。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時六分散会

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