都市整備委員会速記録第七号

平成三十年六月二十五日(月曜日)
第六委員会室
午後一時開議
出席委員 十四名
委員長たきぐち学君
副委員長白石たみお君
副委員長馬場 信男君
理事小林 健二君
理事森澤 恭子君
理事神林  茂君
後藤 なみ君
滝田やすひこ君
森口つかさ君
星見てい子君
木下ふみこ君
山口  拓君
藤井  一君
秋田 一郎君

欠席委員 なし

出席説明員
都市整備局局長技監兼務佐藤 伸朗君
次長小泉  健君
技監上野 雄一君
理事今村 保雄君
理事中島 高志君
総務部長桜井 政人君

本日の会議に付した事件
意見書について
付託議案の審査(決定)
・第百二十九号議案 東京都日影による中高層建築物の高さの制限に関する条例の一部を改正する条例
・第百五十号議案 土地の売払いについて
請願陳情の継続審査について
特定事件の継続調査について

○たきぐち委員長 ただいまから都市整備委員会を開会いたします。
 初めに、意見書について申し上げます。
 過日の委員会で理事会にご一任をいただきました意見書一件につきましては、調整がつかなかった旨、議長に報告すべきであるとの結論になりましたので、ご了承願います。

○たきぐち委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、付託議案の審査並びに請願陳情及び特定事件の閉会中の継続審査及び調査の申し出の決定を行います。
 これより付託議案の審査を行います。
 第百二十九号議案及び第百五十号議案を一括して議題といたします。
 本案につきましては、いずれも既に質疑を終了しております。
 この際、本案に対し発言の申し出がありますので、これを許します。

○星見委員 第百五十号議案、土地の売払いについて意見表明いたします。
 本件は、八王子市内の多摩ニュータウンの都有地約十二ヘクタールを売り払う契約です。売却先事業者は、物流施設とショッピングセンターをつくる計画ですが、建設と運営は、定期借地契約した他の企業に任せるものです。
 そもそも本用地の開発目的は、新住宅市街地開発法の趣旨にのっとり、住宅に困窮する国民のための、居住環境の良好な、相当な規模の住宅地の供給を図り、もって国民生活の安定に寄与することにあります。地域の住民の利便に供する商業施設や職場や居住が近くにあって通いやすい職住接近を実現するための業務施設などの建設を否定するものではありません。
 しかし、都有地の活用については、都民生活が厳しくなり、都営住宅の新規建設や、多摩ニュータウンの老朽化した都営住宅の建てかえ促進などを切実に求められている状況を、十分に考慮する必要があります。
 また、今回、東京都は初めて、事業者募集要項の事業応募者の資格を緩和して、定期借地による施設の建設及び管理運営を可能にしました。
 このため、都有地を購入した事業者の審査は行われましたが、定期借地をして実際に施設を建設し、管理運営する予定の企業については審査がないままで、用地を売却することになります。こうした緩和は、法の本来の目的、趣旨から見ても問題です。
 今回の売却にはこうした問題点があり、懸念が拭い切れないもと、地元住民からも疑問の声が出ています。
 よって、日本共産党は、本件の土地の売却の十分な要件が整っていないと考え、反対します。
 以上です。

○たきぐち委員長 発言は終わりました。
 これより採決を行います。
 初めに、第百五十号議案を採決いたします。
 本案は、起立により採決いたします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。
   〔賛成者起立〕

○たきぐち委員長 起立多数と認めます。よって、第百五十号議案は原案のとおり決定いたしました。
 次に、第百二十九号議案を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○たきぐち委員長 異議なしと認めます。よって、第百二十九号議案は原案のとおり決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○たきぐち委員長 次に、請願陳情及び特定事件についてお諮りいたします。
 本日まで決定を見ていない請願陳情並びにお手元配布の特定事件調査事項につきましては、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申し出をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○たきぐち委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○たきぐち委員長 この際、佐藤都市整備局長から発言を求められておりますので、これを許します。

○佐藤都市整備局長 一言御礼のご挨拶を申し上げます。
 このたびの定例会に提案いたしました議案につきまして、ただいまご決定をいただきました。
 たきぐち委員長を初め委員の皆様方には、大変熱心なご議論を賜りまして、まことにありがとうございました。
 ご審議の過程でいただきましたご意見、ご指摘等につきましては、今後の事務事業の執行に十分反映させるとともに、都民、議会に対してより一層の説明責任を果たしながら、事務事業の執行に万全を期してまいりたいと考えております。
 今後とも、一層のご指導、ご鞭撻を賜りますよう心からお願い申し上げまして、大変簡単ではございますが、私からの御礼のご挨拶とさせていただきます。本当にありがとうございました。

○たきぐち委員長 発言は終わりました。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時五分散会

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