都市整備委員会速記録第十一号

平成二十八年十月二十五日(火曜日)
第六委員会室
午後一時開議
出席委員 十三名
委員長あさの克彦君
副委員長白石たみお君
副委員長神野 次郎君
理事栗林のり子君
理事神林  茂君
理事桜井 浩之君
やながせ裕文君
西沢けいた君
大松あきら君
松村 友昭君
山田 忠昭君
林田  武君
高橋 信博君

欠席委員 一名

出席説明員
都市整備局東京都技監都市整備局長技監兼務邊見 隆士君
次長別宮 浩志君
技監都市づくり政策部長事務取扱上野 雄一君
理事佐藤  敦君
理事航空政策担当部長事務取扱佐藤 伸朗君
総務部長今村 保雄君
住宅政策推進部長桜井 政人君
都市基盤部長外かく環状道路担当部長兼務中島 高志君
市街地整備部長選手村担当部長兼務奥山 宏二君
市街地建築部長青柳 一彦君
都営住宅経営部長営繕担当部長兼務永島 恵子君
基地対策部長山口 祐一君
企画担当部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長兼務佐々木 健君
連絡調整担当部長菊澤 道生君
都市づくりグランドデザイン担当部長五嶋 智洋君
まちづくり推進担当部長山崎 弘人君
住宅政策担当部長田中 敬三君
民間住宅施策推進担当部長木村 宣代君
防災都市づくり担当部長山下 幸俊君
多摩ニュータウン事業担当部長宮城 俊弥君
局務担当部長齊藤  敏君
耐震化推進担当部長飯泉  洋君
経営改革担当部長八嶋 吉人君
再編利活用推進担当部長渡辺 正信君
建設推進担当部長草野 智文君
横田基地共用化推進担当部長交通政策担当部長兼務堀   真君

本日の会議に付した事件
都市整備局関係
事務事業について(説明)

○あさの委員長 ただいまから都市整備委員会を開会いたします。
 初めに、議席について申し上げます。
 本件は、過日の委員会で理事会にご一任をいただきましたが、協議の結果、お手元に配布いたしました議席表のとおりとなりましたので、ご了承願います。
 また、本委員会は禁煙にすることになりましたので、ご了承願います。

○あさの委員長 次に、請願陳情について申し上げます。
 本委員会に付託されております請願陳情は、お手元配布の請願・陳情継続審査件名表のとおりでございます。ご了承願います。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、都市整備局関係の事務事業の説明聴取を行います。
 なお、本日は説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は後日の委員会で行いますので、ご了承願います。
 これより都市整備局関係に入ります。
 初めに、東京都技監都市整備局長技監兼務から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○邊見東京都技監 東京都技監、邊見隆士でございます。都市整備局長及び土木の技監を兼務してございます。
 あさの委員長を初め委員の皆様方のお力添えをいただきながら、局事務事業の適切かつ円滑な運営を図るとともに、安全で快適な都市づくりを進めるために一層の努力をいたす所存でございます。何とぞよろしくお願いを申し上げます。
 それでは、お手元に配布しました理事者名簿に従いまして、当局の幹部職員をご紹介申し上げます。
 次長の別宮浩志でございます。技監で都市づくり政策部長事務取扱の上野雄一でございます。住宅担当理事の佐藤敦でございます。航空政策・交通基盤整備・交通政策担当理事で航空政策担当部長事務取扱の佐藤伸朗でございます。総務部長の今村保雄でございます。住宅政策推進部長の桜井政人でございます。都市基盤部長で外かく環状道路担当部長を兼務してございます中島高志でございます。市街地整備部長で選手村担当部長を兼務してございます奥山宏二でございます。市街地建築部長の青柳一彦でございます。都営住宅経営部長で営繕担当部長を兼務してございます永島恵子でございます。基地対策部長の山口祐一でございます。企画担当部長でオリンピック・パラリンピック調整担当部長を兼務しております佐々木健でございます。連絡調整担当部長の菊澤道生でございます。都市づくりグランドデザイン担当部長の五嶋智洋でございます。まちづくり推進担当部長の山崎弘人でございます。住宅政策担当部長の田中敬三でございます。民間住宅施策推進担当部長の木村宣代でございます。防災都市づくり担当部長の山下幸俊でございます。多摩ニュータウン事業担当部長の宮城俊弥でございます。局務担当部長の齊藤敏でございます。耐震化推進担当部長の飯泉洋でございます。経営改革担当部長の八嶋吉人でございます。再編利活用推進担当部長の渡辺正信でございます。建設推進担当部長の草野智文でございます。横田基地共用化推進担当部長で交通政策担当部長を兼務しております堀真でございます。当委員会との連絡等に当たらせていただきます担当部長で総務課長事務取扱の小泉雅裕でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○あさの委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○あさの委員長 次に、事務事業について理事者の説明を求めます。

○邊見東京都技監 都市整備局の主要事業の概要につきまして、お手元に配布してございます資料1によりましてご説明を申し上げます。
 一ページ目をお開き願いたいと思います。
 東京は、首都として、政治、経済、文化など多様な機能が集積し、日本の成長のエンジンとしての役割を果たしてまいりました。
 今後も、国際的な都市間競争に勝ち抜くため、世界の中でも輝き続ける首都東京のまちづくりを進めていく必要がございます。
 このため、都市整備局は、東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会及びその先を中長期的に見据えまして、国際競争力の強化等に資する都市基盤の整備や高度な防災性を備えた安全・安心な都市づくり、成熟社会にふさわしい都市環境や住生活の実現に向けた取り組みなどを推進してございます。
 また、都市づくりは、その実現まで長い時間を要するため、長期的な視点を持って、今なすべきことに取り組むことが、よりよい都市の実現につながるものと考えてございます。
 このため、都市計画審議会の答申を踏まえまして、二〇四〇年代の都市の将来像を描き、その実現に向けた取り組みを示すため、都市づくりのグランドデザインを行政計画として策定してまいります。
 今後とも、事業の推進に当たりましては、計画部門と事業実施部門とが一体となった組織の特性を十分に生かしまして、総合力を発揮して、以下の施策に取り組んでまいります。
 当局が所管する施策の取り組みについてご説明を申し上げます。
 二ページ目をお開き願いたいと思います。世界一安全・安心な都市づくりでございます。
 都民の生命や財産を守る安全・安心の確保は、都民生活の最重要の基盤でございます。
 まず、木造住宅密集地域の整備でございますが、首都直下地震の切迫性が指摘される中、木密地域の改善を一段と加速させる必要がございます。このため、木密地域不燃化十年プロジェクトに取り組みまして、特定整備路線や不燃化特区の取り組みを積極的に推進してございます。また、本年三月に改定をいたしました防災都市づくり推進計画では、こうした取り組みに加えまして、狭隘道路の拡幅を防災生活道路の事業として実施するなどによりまして、燃え広がらない、燃えないまちの実現に向けた取り組みを加速してまいります。
 建築物の耐震化の推進でございますが、救援活動等に不可欠な特定緊急輸送道路の沿道建築物につきましては、平成二十四年四月から、条例に基づき、耐震診断の義務化や耐震改修工事への助成など、重点的に耐震化を促進してまいりました。本年三月に改定いたしました耐震改修促進計画では、東京二〇二〇大会までの新たな目標を設定してございます。
 対象建築物の九割以上で耐震診断が進んでおり、こうした建築物について確実に耐震化につなげていくため、今年度から、全棟訪問による働きかけを行うなど、取り組みを強化してございます。引き続き、区市町村と連携して、耐震化を総合的に進めてまいります。
 三ページ目をお開きください。建築物の安全性の向上でございます。
 まず、建築物の液状化対策でございますが、ポータルサイトによる情報提供のほか、アドバイザー制度等によりまして、都民からの相談に対応してございます。また、新たに、民間建築物の地盤データも収集、公表するなど、提供する情報の更新、充実を図ってまいります。
 長周期地震動対策につきましては、国の技術的助言を踏まえまして、普及啓発などの取り組みを進めてまいります。
 総合的な治水対策の推進につきましては、近年の浸水被害等を踏まえまして、豪雨対策基本方針に基づき、神田川や石神井川などの対策強化流域における取り組みを推進してございます。大規模地下街の浸水対策につきましても、浸水対策計画を、本年八月までに新宿などの九カ所において策定しておりまして、一層の安全性向上に取り組んでございます。
 四ページ目をお開きください。国際競争力の強化等に資する都市の再生でございます。
 まず、拠点整備の推進でございますが、特定都市再生緊急整備地域は、現在、五地域となってございます。これまでの取り組みによりまして、道路や広場等の基盤整備や公共公益施設の導入などを推進してまいりました。今後とも、国際競争力の一層の強化に向けまして、都市再生を進めてまいります。
 こうした拠点等の整備に当たりましては、都市開発諸制度を戦略的に活用してございます。これまでの取り組みに加えまして、昨年三月には子育て支援施設や高齢者施設、本年六月には宿泊施設の整備を評価し、容積率を割り増すことといたしてございます。引き続き、都市開発諸制度を有効活用いたしまして、都市の活力があふれる魅力的な都市空間の形成を図ってまいります。
 民間活力を生かしたまちづくりプロジェクトの推進でございますが、これまでの竹芝地区、渋谷地区での取り組みに加えまして、神宮外苑地区では、緑あふれる歩行者空間を整備し、新たな魅力、にぎわい、風格を備えたスポーツクラスターを形成してまいります。さらに、北青山三丁目地区では、都営住宅の建てかえにより創出した用地を生かしまして、青山通り沿道との一体的なまちづくりを進め、文化、流行の発信拠点となる複合市街地を形成してまいります。
 多摩ニュータウンにつきましては、核都市として複合的な都市機能を備えたまちづくりを進めるとともに、本年七月に設置した検討委員会など、引き続き、地元市等と連携した取り組みを進めてまいります。
 市街地整備事業の推進でございますが、質の高い市街地の形成を目指しまして、環状第二号線新橋・虎ノ門地区等の都施行の事業や、道路整備とあわせた沿道のまちづくりなどを着実に推進してまいります。
 また、東京二〇二〇大会の選手村につきましては、本年四月に都市基盤整備に着手いたしました。また、七月には検討会議を設置し、エネルギー事業計画の具体化に向けた取り組みを進めてございます。来年には、特定建築者による建築工事に着手いたしまして、大会までに確実に整備するとともに、大会のレガシーとなるまちづくりを着実に推進してまいります。
 六ページ目をお開き願いたいと思います。人、物の交流ネットワークの機能強化でございます。
 まず、総合的な交通政策の推進でございますが、検討会の提言を受けまして、東京の交通体系を利用者本位のものに変えていくための取り組みを進めてございまして、新宿駅などターミナル駅の案内サインの改善やバリアフリー化などを順次実施してまいります。また、舟運の活性化に向けまして、運航の社会実験のほか、船着き場や周辺のにぎわい創出、利便性向上に取り組んでまいります。
 三環状道路の整備促進でございますが、東京外かく環状道路のうち、関越道から東名高速までの区間につきましては、東京二〇二〇大会までの開通に向けた取り組みをさらに推進するよう、国や高速道路会社に対して強く働きかけてございます。さらに、東名高速から湾岸道路までの区間につきましては、本年設立されました計画検討協議会などとともに、計画の早期具体化に向けた検討を進めてまいります。
 都市計画道路の整備でございますが、都内の都市計画道路は六割程度の整備率でございまして、計画的、効率的な整備を推進していく必要がございます。本年三月に策定いたしました第四次事業化計画に基づきまして、都市計画道路ネットワークの早期形成を図ってまいります。
 鉄道、新交通システムの整備でございますが、本年四月の交通政策審議会答申では、昨年、都が国に提示した十九路線全てが位置づけられるなど、都の考えがおおむね反映されてございます。今後、各路線の事業主体、収支採算性等につきまして、国や鉄道事業者などと連携して、検討してまいります。
 鉄道のさらなる利便性向上や安全性を確保するため、渋谷駅などターミナル駅の再編整備を進めてございます。また、ホームドア及びエレベーターの設置に対する補助等を通じまして、東京二〇二〇大会の競技会場周辺駅を初めとした鉄道駅のバリアフリー化を促進してございます。
 また、都内には約千五十カ所の踏切が残されており、西武新宿線中井-野方間などで連続立体交差事業を推進してございます。
 都心と臨海副都心とを結ぶBRTの整備につきましては、本年四月に事業計画を策定してございまして、二〇一九年の運行開始に向けて、関係機関との協議を進めてまいります。
 航空政策の推進でございますが、増大する航空需要に的確に対応し、国際便の就航をふやしていくためにも、羽田空港の容量拡大は必要不可欠でございます。
 都は国に対して、引き続き、地元への丁寧な情報提供と騒音、安全対策の取り組みを求めた上で、二〇二〇年までに必要な施設整備や環境対策を推進していくよう要請をいたしました。今後とも、都民の理解が深まるよう積極的に取り組み、国際的な拠点空港としての羽田空港のさらなる機能強化を図ってまいります。
 物流対策等の推進でございますが、総合物流ビジョンに基づきまして、物流の効率化などに取り組むとともに、社会経済状況等の変化を踏まえまして、新たな物流政策の検討を進めてございます。
 八ページをお開き願いたいと思います。快適な都市環境の形成でございます。
 まず、緑豊かな都市の形成でございますが、水と緑のネットワークの形成等を図るため、整備方針に基づきまして、公園、緑地の計画的な整備を推進してまいります。また、本年三月に改定いたしました緑確保の総合的な方針に基づきまして、さらなる民有地の保全を進め、貴重な緑を次世代に引き継いでまいります。
 良好な景観の形成でございますが、皇居周辺や都市再生特別地区の計画等におきまして、景観計画に基づき、適切に景観誘導を行い、魅力のある景観形成に取り組んでございます。本年八月には、文化財庭園等景観形成特別地区に殿ヶ谷戸庭園を追加いたしました。屋外広告物規制など、他の都市づくり施策とも連携し、引き続き、美しく風格のある東京の再生に取り組んでまいります。
 九ページをお開き願いたいと思います。豊かな住生活の実現と持続でございます。
 まず、民間住宅施策の推進でございますが、昨年九月に分譲マンション施策の新たな展開に関しまして、住宅政策審議会から答申がなされました。これを踏まえまして、本年三月に策定いたしました計画に基づき、管理組合等による適切な維持管理や再生に向けた取り組みを支援してございます。また、年度内には新しい住宅マスタープランを策定いたします。今後とも、都民の豊かな住生活の実現と持続を目指し、取り組みを進めてまいります。
 都営住宅につきましては、高齢者や障害者世帯、また、子育て世帯の居住支援など、真に住宅に困窮している都民に公平かつ的確に供給してございます。
 都営住宅の建てかえに当たりましては、敷地の有効活用により創出した用地を活用いたしまして、子育て支援施設や高齢者福祉施設の整備など、地域のまちづくりや民間開発プロジェクトと連携した東京の都市再生に寄与する取り組みを進めてございます。
 一〇ページをお開きいただきたいと思います。建築行政と開発規制でございます。
 建築物の安全性を向上させるため、確認、検査はもとより、定期報告を確実に実施するなど、建築規制の実効性を確保してまいります。また、民間の宅地開発につきましても、都市計画法等に基づき、適切に指導監督してまいります。
 最後に、米軍基地対策でございます。
 米軍基地問題への対応につきましては、基地の整理、縮小、返還に向けて取り組むとともに、関係自治体とも連携しながら、基地に起因する諸問題の解決を国や米軍に働きかけてまいります。
 横田基地の軍民共用化の推進でございますが、横田基地の民間航空利用は、首都圏の空港機能を補完するとともに、多摩の振興等にもつながります。共用化の実現に向けまして、関係機関との調整や働きかけなどに取り組んでまいります。
 これまで申し述べました事業に局全体が一丸となって取り組むことによりまして、首都東京の安全・安心、活力と魅力を高め、都民生活の質の向上を図ってまいります。
 続きまして、総務部長より所管事業の詳細につきましてご説明をさせていただきます。

○今村総務部長 ただいま都技監から主要事業の概要をご説明申し上げましたので、私からは、お手元の資料2、事業概要並びに資料3、東京都監理団体等運営状況に基づき、当局の所管事業の内容についてご説明申し上げます。
 まず、青色の表紙、資料2、事業概要の五ページをお開きください。第1節、序説、都市整備局の役割でございます。
 都市整備局は、都市づくり全般や住宅にかかわる政策の立案、道路や鉄道など都市基盤の整備、土地区画整理事業や都市再開発事業などの市街地の整備、宅地開発や建築物にかかわる指導、都営住宅の建設、管理、米軍基地対策など、都民生活や企業活動に広くかかわる業務を担っております。
 都市整備の計画から事業実施まで幅広い領域を所管する局の特性を生かしまして、以下、世界一安全・安心な都市づくり、国際競争力の強化等に資する都市の再生、人・物の交流ネットワークの機能強化、快適な都市環境の形成、豊かな住生活の実現と持続、建築行政と開発規制、米軍基地対策、以上七つの施策を柱に、東京二〇二〇大会及びその先を中長期的に見据えた都市づくりを展開してまいります。
 恐れ入りますが、一〇ページをお開きください。組織、人員について記載してございます。
 本庁は、総務部初め計八部体制、また、右の一一ページにございますように、事務所は、第一市街地整備事務所初め計六事務所となっております。
 一二ページをお開きください。職員定数を記載してございます。
 左上の合計欄に記載してございますとおり、当局の職員定数は一千百四十九名でございます。
 一四ページをお開きください。第3節、予算でございます。
 ページ中ほど、イ、都市整備局予算の概要にございますとおり、局事業を五つの分野に分けて編成しております。
 まず、都市基盤整備、三環状道路や鉄道、航空政策など百八十六億余円、市街地整備は、土地区画整理や市街地再開発など二千四百三億余円、建築行政は、耐震改修促進事業など百三十二億余円、住宅政策は、都営住宅やマンション耐震化など二千二百十六億余円、都市計画、調査は五十一億余円となっております。
 予算規模につきましては、その下段の表にありますとおり、一般会計が一千五百五十九億余円、特別会計が一千九百八十六億余円、公営企業会計が一千四百四十四億余円、総合計四千九百九十億余円でございます。
 二三ページをお開きください。二三ページは、第1部第2章、都市整備に関する基本的な計画でございます。
 おめくりいただきまして、二五ページ以降に、東京の都市づくりビジョンのほか、都市づくりのグランドデザイン(仮称)の検討、二七ページには都市計画のマスタープラン、さらに、二九ページには土地利用に関する基本的な計画、少し飛びますが、三四ページには東京都住宅マスタープランについて記載してございます。
 続きまして、各事業の概要を順にご説明申し上げます。
 恐れ入ります、少し飛びますが、三九ページをごらんください。三九ページは表紙でございますが、第2部第1章、世界一安全・安心な都市づくりでございます。
 四一ページをお開きください。第1節、木造住宅密集地域の整備でございます。
 このページには、本年三月に改定いたしました防災都市づくり推進計画について、また、おめくりいただき、次の四二ページ以降に、木密地域不燃化十年プロジェクトとして、木密地域の改善を加速する不燃化特区制度や特定整備路線について記載してございます。
 恐れ入りますが、四七ページをお開きください。四七ページは、第2節、建築物の耐震化の推進でございます。
 このページには、本年三月に改定いたしました東京都耐震改修促進計画について、また、緊急輸送道路沿道建築物の耐震化促進では、特定緊急輸送道路の指定や、耐震診断実施義務、緊急輸送道路沿道建築物耐震化助成制度について記載してございます。
 また、おめくりいただき、四九ページ中ほどでございますが、木造住宅の耐震化、さらに、おめくりいただきまして、五〇ページには(3)、マンションの耐震化促進に係る取り組みについて記載してございます。
 恐れ入ります、五二ページをお開きください。第3節、建築物等の安全性の向上でございます。
 エレベーターの安全性向上や、天井等の落下防止対策、また、右の五三ページには建築物における液状化対策、おめくりいただき、五四ページには超高層建築物等における長周期地震動対策などについて記載してございます。
 この五四ページの中ほどをごらんください。第4節、避難場所、避難道路の指定について記載してございます。
 右の五五ページをごらんください。第5節、復旧、復興対策の推進でございます。
 首都直下地震に備えた事前復興の取り組みとして、東京都震災復興マニュアルなどについて記載しております。
 五九ページをお開きください。第6節、総合的な治水対策の推進でございます。
 これまでの治水対策の経緯や、また、おめくりいただきまして、六〇ページには、特定都市河川浸水被害対策法に基づく取り組み、雨水流出抑制事業への補助について記載してございます。
 同じくこの六〇ページ下段をごらんください。第7節、都市開発の機会を捉えた防災都市づくりの推進でございます。
 首都直下型地震等の大規模災害時に備えまして、一時滞在施設の整備や建築物の自立性の確保の取り組みを推進しております。
 続きまして、右側六一ページは、第2部第2章、国際競争力の強化等に資する都市の再生でございます。
 六三ページをお開きください。第1節、東京の都市構造と拠点整備の推進でございます。
 (1)は東京の都市構造、(2)は拠点等の整備推進のための都市開発諸制度の積極的活用について記載してございます。
 六五ページをお開きください。この六五ページからは、各地域の整備内容について記載してございます。
 この六五ページには大手町・丸の内・有楽町地区、おめくりいただき、六七ページは八重洲・京橋・日本橋、さらにおめくりいただき、六八ページには渋谷駅周辺地域や品川駅・田町駅周辺について、また、少し飛んで恐縮でございますが、七四ページには多摩ニュータウンについて記載してございます。
 恐れ入ります、七八ページをごらんください。七八ページは、第2節、民間活力を生かしたまちづくりプロジェクトの推進でございます。
 都市再生ステップアップ・プロジェクトは、民間活力の活用を図りながら、複数の都有地を一体的に活用するとともに、周辺開発を誘発し、まちづくりを進める取り組みでございます。
 また少し飛んで恐縮ですが、八三ページをお開きください。八三ページは、第3節、都主体の市街地整備事業の推進でございます。
 このページでは、土地区画整理事業、また、恐縮ですが、おめくりいただき、八六ページには市街地再開発事業、さらにおめくりをいただき、八八ページのまちづくりと連携して進める都市計画道路の整備、さらに、九二ページでございますが、選手村の整備について記載しております。
 九四ページをお開きください。第4節、地域が主役のまちづくりの推進でございます。
 東京のしゃれた街並みづくり推進条例に基づき、東京に個性豊かで魅力のあるまち並みをふやしていくために、街区再編まちづくり制度、街並み景観づくり制度などに取り組んでおります。おめくりいただき、九六ページには人に優しいまちづくりを目指すバリアフリー化の取り組みについて記載しております。
 九九ページをお開きください。第2部第3章、人、物の交流ネットワークの機能強化でございます。
 一〇一ページをお開きください。第1節、総合的な交通政策の推進でございます。
 東京二〇二〇大会及びその後も見据えまして、総合的な交通政策を推進しております。新宿駅の利便性の向上や舟運の活性化について記載しております。
 おめくりいただき、一〇二ページ中ほど、第2節、道路網の整備でございます。
 区部及び多摩地域の都市計画道路として、昨年度末に策定いたしました第四次事業化計画などについて記載してございます。また、おめくりいただきまして、一〇四ページには三環状道路の整備などについて記載しております。
 続きまして、一〇六ページをごらんください。第3節、鉄道、新交通システムの整備でございます。
 交通政策審議会の答申や地下鉄等の整備、また、おめくりいただきまして、一〇八ページでございますが、既設鉄道の複々線化やBRTなど新たな鉄道、新交通システム等の整備、また、恐縮ですが、一一〇ページには踏切対策の推進や連続立体交差事業などについて記載してございます。
 同じくこの一一〇ページの下段でございますが、第4節、航空政策の推進について記載しております。
 羽田空港の機能強化と国際化について記載しております。
 おめくりいただき、一一三ページ以降には、横田空域の返還、ビジネス航空受け入れの推進など、首都圏の空港機能の充実に向けた取り組みについて記載しております。
 おめくりいただき、一一四ページ中ほどをごらんください。第5節、物流対策等の推進でございます。
 総合物流ビジョンに基づく物流効率化の推進や物流拠点の整備支援、おめくりいただき、一一六ページには駐車対策の推進について記載してございます。
 右側一一七ページは、第2部第4章、快適な都市環境の形成でございます。
 一一九ページをお開きください。第1節、緑豊かな都市環境の形成でございます。
 このページ以降、おめくりいただき、一二五ページにかけましては、緑の創出と保全の推進等について記載しております。
 恐れ入ります、一二六ページをごらんください。第2節、望ましい水循環の形成について記載してございます。
 続きまして、一二八ページをお開きください。第3節、水資源の開発でございます。
 水資源開発の必要性や進め方などについて記載してございます。
 一三一ページをお開きください。第4節、良好な景観の形成でございます。
 東京都景観計画では、美しく風格ある首都東京を実現するための取り組みとして、(3)に記載しております景観法活用による取り組みや、次ページ、一三二ページ(4)にあります都独自の取り組みなどを進めておりまして、それについて記載しております。
 一三五ページをお開きください。第5節、省資源等に配慮した都市づくりでは、建設副産物対策の推進や、さらに、おめくりいただきまして、一三六ページ、地域冷暖房施設の普及、低炭素型都市づくりの推進について記載しております。
 続きまして、右側一三七ページは、第2部第5章、豊かな住生活の実現と持続でございます。
 恐れ入りますが、一三九ページをお開きください。第1節、民間住宅施策の推進でございます。
 マンション施策の推進では、マンションの適正な管理の促進について、また、おめくりいただきまして、一四〇ページにはマンションの建てかえ支援などについて記載してございます。右側の一四一ページには民間を活用した多様な住宅の供給誘導について、また、恐縮ですが、おめくりいただきまして、一四四ページには高齢者向け住宅施策の推進、その右、一四五ページには子育てに配慮した住宅の供給促進、おめくりいただき、一四六ページ以降には不動産取引に対する施策について記載してございます。
 一四八ページをお開きください。第2節、都営住宅等の供給でございます。
 このページには、都営住宅等の管理について、おめくりいただきまして、一五三ページ以降に、都営住宅等の整備として、ストック活用や、さらにおめくりいただき、一五四ページに都営住宅の建てかえ、さらにおめくりいただき、一五六ページには都営住宅の耐震化について記載しております。
 恐れ入りますが、一五九ページをお開きください。第2部第6章、建築行政と開発規制でございます。
 一六一ページをお開きください。第1節、建築行政の概要、1、建築行政には、建築基準法と建築規制等について記載しております。おめくりいただき、一六二ページには建築審査会の開催等について記載してございます。
 右側一六三ページをごらんください。第2節、建築物の確認、許可、指導等でございます。
 このページから一六七ページにかけましては、建築基準法等による建築物の確認、許可、指導等について記載してございます。
 恐れ入りますが、一六八ページをごらんください。一六八ページは、第3節、建設業者、建築士の指導等でございます。
 このページには建設業者に対する指導等について、右の一六九ページには建築士に対する指導等について記載してございます。
 一七〇ページをお開きください。第4節、宅地開発に対する規制等でございます。
 宅地造成等規制法に基づく開発規制や、右の一七一ページには、都市計画法に基づく開発行為の許可や、優良宅地及び優良住宅の認定について記載してございます。
 一七三ページをお開きください。第2部第7章、米軍基地対策でございます。
 恐れ入ります、一七五ページをごらんください。第1節、米軍基地問題への対応では、米軍基地の整理、縮小、返還を、おめくりいただき、一七六ページには、国や米軍への要請活動等について記載しており、基地に起因する諸問題の解決に向けた、地元区市町村、国、米軍等の関連機関との連携、調整などについて記載してございます。
 右の一七七ページ、第2節、在日米軍との連携には、災害時の米軍との連携として、米軍基地を使用した東京都総合防災訓練の実施や、災害時等における米軍との各種の協定につきまして記載しております。
 一七八ページをお開きください。
 第3節、横田基地の軍民共用化の推進には、共用化の意義を、また、右の一七九ページには共用化推進に向けた取り組みを記載してございます。
 次の一八一ページ以降は資料編でございまして、国土計画に始まり、都市計画に関する諸制度の内容、市街地整備事業の仕組みなど、本編の記述に対応した基本的な資料を掲載してございますので、後ほどご参照いただきたいと存じます。
 資料2の説明は以上でございます。
 最後に、お手元の資料3、東京都監理団体等運営状況によりまして、当局所管の団体につきましてご説明申し上げます。
 表紙の次のページをお開き願います。
 このページには、東京都が二五%以上の出資等を行っている当局所管の団体を記載してございます。
 公益法人等は、東京都住宅供給公社及び公益財団法人東京都都市づくり公社でございます。株式会社は、東京臨海高速鉄道、多摩都市モノレールなど七社でございます。
 次に、団体の概要をご説明いたします。
 本日は、一番上に記載しております東京都住宅供給公社についてご説明いたします。
 この資料3、東京都監理団体等運営状況に添付しております東京都住宅供給公社の資料、平成二十八年度経営状況等説明書の一ページをお開き願います。
 東京都住宅供給公社は、地方住宅供給公社法に基づき設立された特別法人でございまして、昭和四十一年四月一日に設立されております。資本金は一億五百万円で、東京都が全額出資しております。
 以下、事業の概要等について記載してございますので、後ほどごらんいただければと存じます。
 その他の団体につきましては、添付してございます資料につきまして、これもあわせてごらんいただければと存じます。
 以上、簡単ではございますが、当局の事務事業につきましての説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

○あさの委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。

○白石委員 資料要求をさせていただきます。
 一点目、都営住宅、公社住宅のエレベーター設置状況、過去五年間。
 二点目、都営住宅使用承継事由発生件数、申請件数及び使用承継が認められた件数、過去五年間。
 三点目、公営住宅使用承継制度厳格化の実施状況、都道府県と政令市別。
 四点目、都営住宅、公社住宅における入居者の年齢別世帯数の状況及び単身入居者の年齢別世帯数の状況。
 五点目、都営住宅における期限つき入居の募集戸数、過去十年間。
 六点目、都営住宅建てかえによる型別供給実績、平成二十四年度以降。
 七点目、都営住宅の応募状況、過去五年間。
 八点目、都営住宅の管理戸数、空き住戸戸数、事業用、募集用、募集停止戸数、それぞれよろしくお願いします。
 九点目、公社一般賃貸住宅及び都民住宅の空き住戸状況。
 十点目、緊急輸送道路沿道建築物の耐震助成制度の区市町村別実績。
 十一点目、緊急輸送道路沿道建築物以外の木造住宅及びマンションの耐震診断、耐震改修助成実績。
 十二点目、都内の居住支援協議会設置状況と主な活動内容一覧。
 十三点目、横田基地におけるパラシュート訓練の通告状況。
 十四点目、都内米軍基地に関係する事件等の経過。
 十五点目、横田基地におけるオスプレイの離着陸回数。
 十六点目、都と地権者の豊洲地区開発計画に係る合意の文書。
 十七点目、豊洲土地区画整理事業換地設計の土地区画整理審議会の答申。
 以上十七点の資料要求をさせていただきます。よろしくお願いいたします。

○西沢委員 羽田空港の機能強化に関する以下の資料をお願いしたいと思います。
 新飛行ルートについて、当該自治体への説明や協議、意見聴取などの経過や経緯がわかる資料。また、日程や時間、参加者、議事録などがわかる資料と今後の予定を含んだ資料。
 同様に、住民への説明、協議、意見聴取などの経過や経緯がわかる資料。また、日程や時間、参加者、議事録のようなものがあればお願いします。また、今後の予定を含んだ資料。
 住民説明会で出た質問や意見と、それぞれ、それに対する回答がわかる資料。それから、東京都に及ぼす経済効果とその根拠などがわかる資料。
 以上です。

○あさの委員長 ほかにありませんか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○あさの委員長 ただいま白石副委員長、西沢委員から資料要求がありましたが、これを委員会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○あさの委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
 以上で都市整備局関係を終わります。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時四十分散会

ページ先頭に戻る

ページ先頭に戻る