都市整備委員会速記録第十号

平成十九年六月二十二日(金曜日)
第六委員会室
   午後一時開議
 出席委員 十四名
委員長秋田 一郎君
副委員長松下 玲子君
副委員長東野 秀平君
理事林田  武君
理事川井しげお君
理事柿沢 未途君
高倉 良生君
村松みえ子君
石森たかゆき君
吉田康一郎君
植木こうじ君
小沢 昌也君
こいそ 明君
立石 晴康君

 欠席委員 なし

 出席説明員
都市整備局局長只腰 憲久君
次長泉本 和秀君
技監福島 七郎君
総務部長安藤  明君

本日の会議に付した事件
付託議案の審査(決定)
・第百四十二号議案 東京都営住宅条例等の一部を改正する条例
・第百四十三号議案 東京都都市整備局関係手数料条例の一部を改正する条例
・第百四十四号議案 東京都日影による中高層建築物の高さの制限に関する条例の一部を改正する条例
・第百四十五号議案 多摩都市計画多摩土地区画整理事業施行規程等の一部を改正する条例
請願陳情の継続審査について
特定事件の継続調査について

○秋田委員長 ただいまから都市整備委員会を開会いたします。
 初めに、理事者の欠席について申し上げます。
 河島航空政策担当理事は、公務のため、本日の委員会に出席できない旨の申し出がありました。ご了承願います。
 次に、今後の委員会日程について申し上げます。
 先ほどの理事会において、お手元配布の日程のとおり申し合わせましたので、ご了承願います。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、付託議案の審査並びに請願陳情及び特定事件の閉会中の継続審査及び調査の申し出の決定を行います。
 これより付託議案の審査を行います。
 第百四十二号議案から第百四十五号議案までを一括して議題といたします。
 本案につきましては、いずれも質疑を終了しております。
 ただいま第百四十二号議案に対し、村松委員外一名から付帯決議案が提出されました。
 案文はお手元に配布してあります。
 朗読は省略いたします。

付帯決議案の提出について
第百四十二号議案 東京都営住宅条例等の一部を改正する条例
 右議案に付する付帯決議案を別紙のとおり東京都議会会議規則第六十五条の規定により提出します。
  平成十九年六月二十二日
(提出者)
 村松みえ子  植木こうじ
都市整備委員長 殿

第百四十二号議案 東京都営住宅条例等の一部を改正する条例に付する付帯決議(案)
 暴力団員の該当性の判断など使用者の資格要件の審査及び具体的な対応に当たっては、個人情報の保護に十分な配慮を行うとともに、適正な運用のための第三者機関を設置し、ルールの明確化を図ること。

○秋田委員長 これを本案とあわせて議題といたします。
 提出者の説明を求めます。

○植木委員 暴力団員を都営住宅から排除する条例改定案についての質疑で、個人情報の保護について慎重な取り扱いを行うこと、暴力団員の認定や該当性の問題、具体的な対応を含めて、第三者機関の設置により、ルールの明確化を図る問題などについて質疑をしてまいりました。
 質疑を通じて、個人情報の取り扱い、募集などにかかわる規則の内容が十分明らかになっていないこと、警視庁と合意書を取り決めるとの答弁はありましたが、その具体的な内容は協議中を理由に明確になっていないことなど、条例の具体的な運用について十分な判断材料が提供されておりません。具体的な点でも、例えば申込書に記載する事項の中で、個人情報について、本人の同意がなくても情報を入手できると答弁する一方で、申込者には誓約をとり、同意を得ることにしているなどと答弁しており、同意書に署名しなければ同意資格が得られない場合もあるのかどうかなど、さらに解明しなければならない不明確な点が多く残されています。
 条例の基本的な方向はよしとしますが、事柄は、個人情報の取り扱いと人権にかかわる問題であり、実質的な規制の内容が示されていないことから、継続して審議を行う必要性を痛感しております。しかしながら、時間の制約もあり、付帯決議として、暴力団員の該当性の判断など、使用者の資格要件の審査及び具体的な対応に当たっては、個人情報の保護に十分な配慮を行うとともに、適正な運用のための第三者機関を設置し、ルールの明確化を図ることという内容の付帯決議案を提案するものであります。

○秋田委員長 説明は終わりました。
 これより採決を行います。
 初めに、第百四十二号議案を採決いたします。
 まず付帯決議案について、起立により採決いたします。
 村松委員外一名から提出された付帯決議案を本案に付することに賛成の方はご起立願います。
   〔賛成者起立〕

○秋田委員長 起立少数と認めます。よって、本案に村松委員外一名から提出された付帯決議案を付することは否決されました。
 次に、本案について採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○秋田委員長 異議なしと認めます。よって、第百四十二号議案は原案のとおり決定いたしました。
 次に、第百四十三号議案から第百四十五号議案までを一括して採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、いずれも原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○秋田委員長 異議なしと認めます。よって、第百四十三号議案から第百四十五号議案までは、いずれも原案のとおり決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○秋田委員長 次に、請願陳情及び特定事件についてお諮りいたします。
 本日まで決定を見ていない請願陳情並びにお手元配布の特定事件調査事項につきましては、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申し出をいたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○秋田委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○秋田委員長 この際、只腰都市整備局長から発言を求められておりますので、これを許します。

○只腰都市整備局長 一言御礼のごあいさつを申し上げます。
 このたびの定例会に提案いたしました議案につきましては、ただいまご決定をいただきました。
 秋田委員長を初め、委員の皆様には、熱心なご審議を賜り、まことにありがとうございました。
 ご審議の過程でいただきましたご意見、ご指摘等につきましては、今後の事務事業の執行に当たりまして十分反映させ、万全を期してまいりたいと存じます。
 今後とも一層のご指導、ご鞭撻を賜りますよう心からお願い申し上げまして、大変簡単ではございますが、お礼のあいさつとさせていただきます。まことにありがとうございました。

○秋田委員長 発言は終わりました。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時七分散会

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