都市整備委員会速記録第五号

平成十六年六月十四日(月曜日)
第六委員会室
   午後一時五分開議
 出席委員 十四名
委員長相川  博君
副委員長野島 善司君
副委員長樋口ゆうこ君
理事高橋かずみ君
理事中嶋 義雄君
理事吉野 利明君
吉原  修君
清水ひで子君
東野 秀平君
新井美沙子君
矢島 千秋君
渡辺 康信君
内田  茂君
坂口こうじ君

 欠席委員 なし

 出席説明員
都市整備局局長梶山  修君
次長藤井 浩二君
技監小林 崇男君
技監杉浦  浩君
総務部長村松  満君

本日の会議に付した事件
付託議案の審査(決定)
・第百六十五号議案 東京都日影による中高層建築物の高さの制限に関する条例の一部を改正する条例
・第百六十六号議案 東京都住宅基本条例の一部を改正する条例
・第百六十七号議案 多摩都市計画多摩土地区画整理事業施行規程等の一部を改正する条例
請願陳情の継続審査について
特定事件の継続調査について

○相川委員長 ただいまから都市整備委員会を開会いたします。
 初めに、今後の委員会日程について申し上げます。
 先ほどの理事会において、お手元配布の日程表のとおり申し合わせましたので、ご了承願います。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、付託議案の審査並びに請願陳情及び特定事件の閉会中の継続審査及び調査の申し出に対する決定を行います。
 これより付託議案の審査を行います。
 第百六十五号議案から第百六十七号議案までを一括して議題といたします。
 本案につきましては、いずれも質疑を終了しております。
 この際、本案に対し発言の申し出がありますので、これを許します。

○清水委員 本定例会に付託されております議案のうち、第百六十五号議案、東京都日影による中高層建築物の高さの制限に関する条例の一部を改正する条例に反対する意見を述べます。
 本条例案の内容は、日影規制の測定面を見直し、従来の高さ一・五メートル、四メートルに加え、六・五メートルも選択できるようにし、建築物の高層化を可能にするものです。
 都が区市に示した条例の見直し方針については、原則として六・五メートルを指定する、特にセンター・コア内で積極的に規定するなどとしています。これは半ば強制的に高さ六・五メートルを選択するようにしたものにほかなりません。
 それに沿って六・五メートルを選択した区市は十一区市町ありましたが、さすがに多くの区では高さ四メートルを指定しました。各地で日照権をめぐる建築紛争が多発している中、これ以上規制緩和が進めば、住み続けられなくなるか、二階の住民は日照をあきらめろということになるからです。
 しかし、基本方針は、四メートルの指定を当面として、早急に規制緩和を進めるよう迫るものです。これ以上高さ四メートルを選択する区市に、測定面の緩和を押しつけることはやめるべきです。
 本条例案は、都心部だけでなく、周辺区、市にまで積極的に開発を推進する都市づくりを進めるための改定であり、反対します。

○相川委員長 発言は終わりました。
 これより採決を行います。
 初めに、第百六十五号議案を採決いたします。
 本案は、起立により採決いたします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。
   〔賛成者起立〕

○相川委員長 起立多数と認めます。よって、第百六十五号議案は原案のとおり決定いたしました。
 次に、第百六十六号議案及び第百六十七号議案を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、いずれも原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○相川委員長 異議なしと認めます。よって、第百六十六号議案及び第百六十七号議案は、いずれも原案のとおり決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○相川委員長 次に、請願陳情及び特定事件についてお諮りいたします。
 本日まで決定を見ていない請願陳情並びにお手元配布の特定事件調査事項につきましては、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申し出をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○相川委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○相川委員長 この際、梶山都市整備局長から発言を求められておりますので、これを許します。

○梶山都市整備局長 一言お礼のごあいさつを申し上げます。
 このたびの定例会に提案いたしました議案につきまして、ただいまご決定をいただきました。
 委員長初め委員の皆様には、熱心なご審議を賜り、まことにありがとうございました。
 ご審議の過程でいただきましたご意見、ご指摘等につきましては、今後の事務事業の執行に十分反映させ、万全を期してまいりたいと存じます。
 今後とも、一層のご指導、ご鞭撻を賜りますよう、心からお願い申し上げまして、大変簡単ではございますが、お礼のあいさつとさせていただきます。
 まことにありがとうございました。

○相川委員長 発言は終わりました。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時十分散会

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