都議会議員後藤雄一君の調査活動等に関する調査特別委員会速記録第十四号

平成十九年九月七日(金曜日)
 第四委員会室
 午後一時一分開議
 出席委員 十五名
委員長服部ゆくお君
副委員長ともとし春久君
副委員長土屋たかゆき君
理事谷村 孝彦君
理事大西さとる君
理事高島なおき君
きたしろ勝彦君
橘  正剛君
秋田 一郎君
野島 善司君
大西由紀子君
いのつめまさみ君
古館 和憲君
大津 浩子君
曽根はじめ君

 欠席委員一名

 出席説明員
総務局局長押元  洋君
総務部長岳野 尚代君
参事和久井孝太郎君
病院経営本部本部長秋山 俊行君
経営企画部長及川 繁巳君
監査事務局局長白石弥生子君
参事皆川 重次君

本日の会議に付した事件
都議会議員後藤雄一君の調査活動等の具体的事例を検証し、もって、議員の品位保持と調査活動のあり方等について調査・検討すること
参考人に対する質疑
・後藤雄一君の平成十七年十月二十五日の総務委員会における不適切発言について
・後藤雄一君の平成十六年三月十九日の府中病院への立入調査について
・後藤雄一君の平成十四年十二月十一日の本会議一般質問における検事調書引用について

○服部委員長 ただいまから都議会議員後藤雄一君の調査活動等に関する調査特別委員会を開会いたします。
 初めに、委員の辞任及び選任についてご報告を申し上げます。
 議長から、八月二十一日付をもって小沢昌也委員の辞任が許可され、同日付で新たに大津浩子委員を選任した旨、また、八月三十日付をもって吉田康一郎委員の辞任が許可され、新たにいのつめまさみ委員を選任した旨の通知がありました。
 この際、新任の委員をご紹介いたします。

○大津委員 大津でございます。よろしくお願いします。

○いのつめ委員 いのつめです。よろしくお願いいたします。

○服部委員長 どうぞよろしくお願いいたします。
 紹介は終わりました。
 なお、議席につきましては、ただいまご着席のとおりといたします。ご了承願います。

○服部委員長 次に、先般の人事異動に伴い、関係局長並びに幹部職員に交代がありましたので、ご紹介いたします。
 初めに、監査事務局長から交代のあった幹部職員の紹介があります。

○白石監査事務局長 六月一日付人事異動に伴いまして、当局の連絡員に異動がございましたので、紹介させていただきます。
 総務課長の山宮永稔でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
   〔理事者あいさつ〕

○服部委員長 次に、病院経営本部長に秋山俊行君が就任いたしましたので、秋山本部長からあいさつがあります。

○秋山病院経営本部長 六月一日付の人事異動に伴いまして、病院経営本部長に就任いたしました秋山俊行でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

○服部委員長 次に、総務局長に押元洋君が就任いたしましたので、押元局長からあいさつ並びに交代のあった幹部職員の紹介があります。

○押元総務局長 六月一日付で総務局長に就任をいたしました押元洋でございます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。
 続きまして、四月一日付の人事異動に伴いまして就任をいたしました当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 参事で訟務担当の和久井孝太郎でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者あいさつ〕

○服部委員長 以上であいさつ並びに紹介は終わりました。

○服部委員長 これより都議会議員後藤雄一君の調査活動等の具体的事例を検証し、もって議員の品位保持と調査活動のあり方等について調査検討を行います。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、三件の報告事項に対する後藤雄一議員への参考人質疑を予定しておりましたが、お手元配布のとおり、後藤議員より、本日の委員会を欠席する旨の通知が議長あてにありました。
 朗読は省略いたします。

平成十九年八月十六日
都議会議員 行革一一〇番 後藤 雄一
東京都議会議長 川島 忠一殿
「説明のための委員会への出席について」について
前略
 平成十九年八月八日付「説明のための委員会への出席について(依頼)」を拝受いたしました。
 現在、府中病院の調査に関し、東京都を被告として東京地方裁判所に損害賠償請求訴訟を提起しており(平成十九年(ワ)第一二九〇一号損害賠償請求事件)、事件の審理中ですので、当方が委員会において意見を発言することはできません。
 したがいまして、平成十九年九月七日(金)午後一時からの委員会には欠席させていただきます。
 なお、本件に関しましては、すでに平成十九年一月二十二日付書面により当方の意見を説明させていただきましたので、出席の必要性はないものと考えておりますことを、念のため申し添えいたします。
 ご事情をご賢察のうえ、ご配慮いただきたく存じます。
草々

○服部委員長 ここで、配布させていただいた後藤議員からの欠席通知について、私から一言申し上げます。
 委員長といたしましては、理事者からの意見聴取を行った上で、委員会運営を公正に行うに当たり、双方からの意見を聴取することが必要であるとの考えから、委員会の決定に基づき、後藤議員をこれまで四回にわたって参考人としての出席を求めてまいりました。
 しかしながら、今回も、委員会に出席の上、議員として正々堂々とご意見を述べられなかったことはまことに残念であり、委員会を代表する委員長として大変遺憾であることを表明いたします。
 次に、今後の委員会運営についてご発言がございましたら、発言願います。

○野島委員 今ほど委員長から発言もありましたところでありますが、本日、後藤議員が四回目の参考人招致を欠席されたことは、私も大変遺憾なことだ、こんなふうに思っております。
 これまでの欠席に対しましても申し上げてきたところでありますが、私自身も当委員会の委員として、双方の主張を踏まえて判断しなければならない、職責が果たせない、こんなことで、今までも申し上げた考え方はいささかも変化をしておりません。しかしながら、後藤議員がかたくななまでの欠席を繰り返しております。
 今回の書面を今、拝見をいたしましたが、記されている理由、今回のみならず過去三回の、それぞれあるようでございますが、逆にいうと、これらの理由がクリアされれば出席もいただけるのかなというふうに推測をいたしておりますので、私の質疑する権利はあくまでも留保させていただきたい、このように思っております。
 その上で、今後の運営についてでございますが、これまで後藤議員が行った三件の調査活動について検証してきたところですが、初心に立ち返りまして、議員の調査活動のあり方や品位保持について法律上及び議会や議員の活動に精通した専門家の意見を伺いたい、こんなこともひとつ私自身思っておりますので、ご検討いただきたいということで意見の表明にいたします。
 ありがとうございました。

○古館委員 先ほど委員長から遺憾という発言がありましたけれども、私ども日本共産党から、私、意見を述べさせていただきます。
 二〇〇六年三月三十日の最終日本会議で、私ども日本共産党は、私が代表してその考え方を述べました。その際に述べたことを、改めて意見として、この際述べさせていただきます。
 いうまでもありませんけれども、我が国の地方議会は直接選挙で選ばれた議員で構成されており、住民意思を代表する機能、自治立法に基づく立法機能、執行機関に対するチェック機能、これらを持っています。そうした中で、議員の調査活動は、法を守るということはもちろん、社会的常識にかなうものでなければならないことはいうまでもありません。
 しかも、この特別委員会が議員個人の調査活動等をただすためにということで設置していること自体問題でありますけれども、これまでの審議経過を見ても、これ以上の委員会審議の必要がないことも明らかであります。
 さらに、これを機会にすべての都議会議員の調査活動について規制する道を開いていくということがあってはならない、このことを改めて強く指摘をしておきます。
 以上です。

○服部委員長 ほかに発言がなければ、今後の委員会運営については、ただいまのご意見を踏まえまして、今後、委員長から提案をさせていただきます。ご了承願います。
 以上をもちまして本日の委員会を閉会いたします。
 午後一時九分散会

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