令和六年度各会計決算特別委員会第一分科会速記録第一号

令和七年十月十日(金曜日)
第十一委員会室
午後一時二十五分開議
出席委員 十名
委員長成清梨沙子君
副委員長田村 利光君
副委員長かまた悦子君
山口せいや君
細貝  悠君
竹内  愛君
村松としたか君
山口  花君
もがみよしのり君
高橋まきこ君

欠席委員 なし

出席説明員
会計管理局局長梅村 拓洋君
管理部長女性活躍推進担当部長兼務巻嶋 國雄君
警察・消防出納部長直井 克彰君
会計企画担当部長DX推進担当部長兼務菊地 顕行君
財務局局長山下  聡君
経理部長DX推進担当部長女性活躍推進担当部長兼務稲垣 敦子君
契約調整担当部長須藤  哲君
主計部長佐伯  亮君
財産運用部長松井  裕君
利活用調整担当部長運営・調整担当部長兼務小西  拓君
建築保全部長金子 陽子君
施設整備担当部長五嶋 智洋君
技術管理担当部長検査技術担当部長兼務三宅 雅崇君
庁舎運営担当部長鈴木 光祐君
主税局局長武田 康弘君
総務部長入佐 勇人君
企画担当部長DX推進担当部長女性活躍推進担当部長兼務浅川健太郎君
税制部長渡部 将亮君
税制調査担当部長宮崎 正徳君
課税部長筒井 宏守君
資産税部長齋藤 栄一君
徴収部長小笠原裕之君
特別滞納整理担当部長上野 正之君
収用委員会事務局局長小平 基晴君
人事委員会事務局局長丸山 雅代君
任用公平部長DX推進担当部長女性活躍推進担当部長兼務谷 理恵子君
審査担当部長渡邉 貴史君
試験部長斎藤 圭司君
選挙管理委員会事務局局長川上 秀一君
監査事務局局長安部 典子君
監査担当部長DX推進担当部長女性活躍推進担当部長兼務水野  剛君

本日の会議に付した事件
令和六年度東京都各会計歳入歳出決算の認定について
会計管理局関係
・令和六年度東京都一般会計決算(説明)
財務局関係
・令和六年度東京都一般会計決算(説明)
・令和六年度東京都用地会計決算(説明)
・令和六年度東京都公債費会計決算(説明)
主税局関係
・令和六年度東京都一般会計決算(説明)
・令和六年度東京都地方消費税清算会計決算(説明)
収用委員会事務局関係
・令和六年度東京都一般会計決算(説明)
人事委員会事務局関係
・令和六年度東京都一般会計決算(説明)
選挙管理委員会事務局関係
・令和六年度東京都一般会計決算(説明)
監査事務局関係
・令和六年度東京都一般会計決算(説明)

〇成清委員長 ただいまから令和六年度各会計決算特別委員会第一分科会を開会いたします。
 このたび第一分科会委員長に選任いただきました成清梨沙子でございます。最初の分科会ですので、一言ご挨拶をさせていただきます。
 本日から約二週間、合計六回にわたり、本分科会に分担されております決算を審査してまいります。副委員長をはじめ委員の皆様のご協力をいただきながら、分科会の円滑な運営に努めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 次に、本分科会の議席について申し上げます。
 議席は、先ほどの打合会で、ただいまご着席のとおりとすることを申し合わせました。ご了承願います。
 次に、本分科会の日程については、十月二日の委員会で決定されました審査日程に従いまして、令和六年度決算の審査を進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
 次に、本分科会の担当書記を紹介いたします。
 議事課の担当書記は、山口裕喜君です。
 議案法制課の担当書記は、渡壁佑司君です。
 調査部の担当書記は、竹村重治君です。
 よろしくお願いいたします。
   〔書記挨拶〕

〇成清委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、会計管理局、財務局、主税局、収用委員会事務局、人事委員会事務局、選挙管理委員会事務局及び監査事務局関係の決算の審査を行います。
 なお、本日は説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は後日の分科会で行いますので、ご了承願います。
 これより会計管理局関係に入ります。
 初めに、会計管理局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

〇梅村会計管理局長 会計管理局長の梅村拓洋でございます。
 成清委員長をはじめ委員の皆様方には、当局所管の事務事業につきまして日頃からご指導、ご鞭撻を賜りまして、誠にありがとうございます。
 今後とも、都の会計事務をつかさどる役割と責任をしっかり果たしていく所存でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 それでは、改めまして当局の幹部職員をご紹介させていただきます。
 管理部長で女性活躍推進担当部長、子供政策連携室企画調整担当部長、スタートアップ戦略推進本部スタートアップ戦略推進担当部長を兼務いたします巻嶋國雄でございます。警察・消防出納部長の直井克彰でございます。会計企画担当部長でDX推進担当部長を兼務いたします菊地顕行でございます。当分科会との連絡等に当たらせていただきます総務課長の高橋直義でございます。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

〇成清委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

〇成清委員長 これより決算の審査を行います。
 令和六年度東京都一般会計決算中、会計管理局所管分を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

〇梅村会計管理局長 会計管理局所管の令和六年度決算につきまして、所管事務及び決算の総括のご説明を申し上げます。
 お手元に配布してございます令和六年度決算概要をご覧ください。
 表紙の次のページ、一ページをご覧ください。上段の1、事業概要でございます。
 会計管理局は、次の四つの事務を所管しております。
 第一は、会計管理者が知事から独立した権限により行う一般会計及び特別会計に属する会計事務で、現金及び有価証券並びに物品の出納及び保管、現金及び財産の記録管理、支出負担行為に関する確認、決算の調製などでございます。
 第二は、知事の補助機関として行う基金の運用管理に関する事務、一時借入金に関する事務、指定金融機関等に関する事務、用品に関する事務などでございます。
 第三は、地方自治法上の法定受託事務として行う国の歳入及び歳出に係る会計事務でございます。
 第四は、準公営企業に関する会計事務でございます。
 次に、一ページの下段、2、決算の総括でございます。
 歳入につきましては、予算現額が十五億五千八百万余円、収入済額は十七億三千九百万余円で、収入率は一一一・六%でございます。
 歳出につきましては、予算現額が三十八億八千六百万余円、支出済額は三十二億六千六百万余円で、執行率は八四・一%でございます。
 次に、二ページをご覧ください。3、財務諸表の総括でございます。
 こちらにつきましては、後ほど管理部長から別の資料でご説明をいたします。
 以上が会計管理局の令和六年度決算の概要でございます。
 引き続き、詳細につきまして管理部長からご説明申し上げます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

〇巻嶋管理部長女性活躍推進担当部長兼務 それでは、会計管理局所管の令和六年度決算の詳細につきまして、お手元配布の東京都一般会計決算説明書及び東京都決算参考書財務諸表によりご説明申し上げます。
 まず、東京都一般会計決算説明書をご覧ください。
 一ページをご覧ください。一ページから三ページに記載してございます決算の総括につきましては、ただいま局長からご説明申し上げましたので、私からは、各款の内容をご説明申し上げます。
 四ページをご覧ください。歳入でございます。このうち、主な項目についてご説明申し上げます。
 五ページをご覧ください。財産収入でございます。
 これは、当局において運用しております都市外交人材育成基金外二十基金の預金利子などを収入したもので、収入済額は四億九千五百万余円、収入率は九〇・四%でございます。
 続いて、六ページをご覧ください。諸収入でございます。
 当局が保管しております歳計現金等の預金利子などを収入したもので、収入済額は十二億四千三百万余円、収入率は一二三・一%でございます。
 次に、八ページをご覧ください。歳出でございます。
 まず、総務費でございますが、全体で支出済額は三十二億六千六百万余円、執行率は八四・八%でございます。
 管理費につきましては、職員費や管理事務に要した経費のほか、用品システム及び財務会計システムに係る費用などでございます。支出済額は二十億九千四百万余円、執行率は九三・四%でございます。
 続いて、一〇ページをご覧ください。公金取扱費でございます。
 これは、都の公金の収納や支払いの際にかかる手数料で、支出済額は六億七千七百万余円、執行率は六三・八%でございます。
 次に、一一ページをご覧ください。積立金でございます。
 これは、基金の運用利子などをそれぞれの基金に積み立てるために支出したもので、支出済額は四億九千四百万余円、執行率は九〇・四%でございます。
 最後に、一二ページをご覧ください。公債費でございます。
 これは、支払資金の一時的な不足に備えて基金から資金を借り入れたことに伴い支払った利子で、支出済額は三十四万余円でございます。
 続きまして、お手元の資料のうち、東京都決算参考書財務諸表についてご説明申し上げます。
 二ページをご覧ください。貸借対照表、行政コスト計算書、キャッシュ・フロー計算書の概要をお示ししてございます。
 初めに、1、貸借対照表でございます。
 資産の部の合計は十六億五千万余円で、主なものは、ソフトウエアに計上されている財務会計システムの更新に係る費用でございます。
 負債の部の合計は八億四千三百万余円で、主なものは、固定負債に計上されている退職給与引当金でございます。
 資産から負債を引いた正味財産の部の合計は八億七百万余円でございます。
 次に、2、行政コスト計算書でございます。
 まず、行政収入は百九十万余円で、これは、公金取扱費に係る準公営企業会計負担分の収入などでございます。
 次に、行政費用は二十七億五千五百万余円で、これは、物件費、給与関係費などでございます。
 続いて、金融収入は百万余円で、これは、用品調達基金の利子収入でございます。
 一方、金融費用は三十四万余円で、これは、一時借入金等利子でございます。
 さらに、特別収支につきまして、特別収入は該当がなく、特別費用は九千九百万余円で、これは、財務会計システムの更改に伴う旧システムの固定資産除却損などでございます。
 その結果、当期収支差額はマイナス二十八億五千百万余円となってございます。
 最後に、3、キャッシュ・フロー計算書でございます。
 まず、行政サービス活動収入は十七億三千九百万余円で、これは、歳計現金等と基金の運用による利子収入などでございます。
 次に、行政サービス活動支出は二十五億五千百万余円で、これは、物件費、給与関係費などでございます。
 続いて、社会資本整備等投資活動収入は、該当ございません。
 社会資本整備等投資活動支出は七億一千五百万余円で、これは、基金への積立金及び財務会計システムの更新に係る委託料でございます。
 財務活動収支につきましては、該当ございません。
 その結果、収支差額合計はマイナス十五億二千七百万余円でございます。
 なお、三ページ以降に財務諸表の詳細をお示ししてございます。後ほどご覧いただきたいと存じます。
 以上で当局の令和六年度一般会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

〇成清委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。

〇竹内委員 それでは、資料を要求させていただきます。
 財政調整基金からの一時借入金について、借入日、返済日、借入額、返済利子額、こちらを過去十年分、一覧でお願いしたいと思います。
 以上です。

〇成清委員長 ただいま竹内委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

〇成清委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
 以上で会計管理局関係を終わります。

〇成清委員長 これより財務局関係に入ります。
 初めに、財務局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

〇山下財務局長 財務局長の山下聡でございます。
 成清委員長をはじめ委員の皆様方には、財務局所管の事務事業につきまして、日頃から特段のご理解を賜りまして、厚く御礼申し上げます。
 あわせまして、当局の決算の審査に係るご指導につきまして、よろしくお願いを申し上げます。
 それでは、財務局の幹部職員を紹介いたします。
 経理部長でDX推進担当部長女性活躍推進担当部長、子供政策連携室企画調整担当部長及びスタートアップ戦略推進本部スタートアップ戦略推進担当部長を兼務いたします稲垣敦子でございます。契約調整担当部長でスタートアップ戦略推進本部スタートアップ戦略推進担当部長を兼務いたします須藤哲でございます。主計部長の佐伯亮でございます。財産運用部長の松井裕でございます。利活用調整担当部長で運営・調整担当部長を兼務いたします小西拓でございます。建築保全部長の金子陽子でございます。施設整備担当部長の五嶋智洋でございます。技術管理担当部長で検査技術担当部長を兼務いたします三宅雅崇でございます。庁舎運営担当部長の鈴木光祐でございます。当分科会との連絡等に当たらせていただきます総務課長の加藤浩でございます。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。
   〔理事者挨拶〕

〇成清委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

〇成清委員長 これより決算の審査を行います。
 令和六年度東京都一般会計決算中、財務局所管分、令和六年度東京都用地会計決算及び令和六年度東京都公債費会計決算を一括して議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

〇山下財務局長 財務局の事業概要及び令和六年度決算の概要をご説明申し上げます。
 お手元の令和六年度決算概要の一ページをご覧いただければと思います。
 まず、番号1の事業概要でございます。財務局が所管しております主な事業は、(1)から(8)に記載しております。
 第一に、都の財政計画の策定、予算の調製、配当、執行監督、第二に、工事や物品等の契約及び検収、第三に、土地、建物等の公有財産の取得、管理、処分、第四に、本庁舎等の管理、第五に、建築物等の設計、施工、監督を行っております。そのほか、宝くじの発売、用地の先行取得、都債の発行と償還事務も行っております。
 次に、番号2の決算の総括につきましてご説明申し上げます。
 まず、(1)の一般会計でございます。
 歳入は、予算現額一兆七百三十三億三千五百万円に対しまして、収入済額は六千四百十二億四千九百万円、比較増減額は四千三百二十億八千六百万円の収入減で、収入率は五九・七%でございます。
 収入の主なものは、国からの地方特例交付金、基金からの繰入金、都債などでございます。
 また、歳出は、予算現額八千四百六十五億五千八百万円に対しまして、支出済額は八千二百八億六千二百万円、不用額は二百五十六億九千六百万円で、執行率は九七・〇%でございます。
 支出の主なものは、都債の償還金、他会計への支出金、基金への積立金などでございます。
 次に、(2)の用地会計でございます。
 この会計は、河川、公園等の事業用地を先行取得するために設置している会計でございます。
 歳入は、予算現額百三十九億六千九百万円に対しまして、収入済額は百六億八千九百万円、比較増減額は三十二億八千万円の収入減で、収入率は七六・五%でございます。
 また、歳出は、予算現額百三十九億六千九百万円に対しまして、支出済額は四十七億七千二百万円、翌年度繰越額は一億八千八百万円、不用額は九十億九百万円で、執行率は三四・二%でございます。
 次に、二ページをご覧ください。(3)の公債費会計でございます。
 この会計は、一般会計ほか東京都の公債費を一括経理する会計でございます。
 歳入、歳出ともに、予算現額一兆二千三百九十八億九百万円に対しまして、収入済額及び支出済額は同額の一兆二千二百八十八億五千百万円で、収入率、執行率ともに九九・一%でございます。
 以上、令和六年度財務局所管の決算につきまして概要をご説明申し上げました。
 決算の詳細及び財務諸表につきましては、経理部長からご説明申し上げます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

〇稲垣経理部長DX推進担当部長女性活躍推進担当部長兼務 令和六年度決算の詳細につきましてご説明を申し上げます。
 お手元には、ただいま局長からご説明申し上げました令和六年度決算概要のほかに、三会計それぞれの決算説明書と財務局の財務諸表をお配りしてございます。
 最初に、財務局の一般会計決算につきましてご説明を申し上げます。
 恐れ入りますが、お手元の東京都一般会計決算説明書をお開きいただきたいと存じます。
 各会計ともに、決算の総括につきましては局長からご説明申し上げましたので、私からは、各款の内容をご説明申し上げます。
 まず、歳入でございます。
 五ページをご覧ください。このページと六ページが、第四款、地方特例交付金でございます。
 国からの地方特例交付金といたしまして、収入済額の欄に記載のとおり、四百九十一億三千八百八十二万円を収入したもので、収入率は九九・九%でございます。
 次に、七ページをご覧ください。第五款、特別交付金でございます。
 国からの交通安全対策特別交付金といたしまして、収入済額の欄に記載のとおり、二十四億九千七百九十六万円余を収入したもので、収入率は七九・六%でございます。
 次に、八ページをご覧ください。第六款、分担金及び負担金でございます。
 これは、令和六年能登半島地震に係る派遣職員の負担金といたしまして、六百八十二万円余を収入したものでございます。
 次に、九ページをご覧ください。このページから一一ページまでは、第七款、使用料及び手数料でございます。
 収入済額は十一億三千百六十三万円余で、収入率は一〇五・七%でございます。これは、行政財産の使用料や証明書に係る手数料を収入したものでございます。
 次に、一二ページをご覧ください。このページと一三ページが、第八款、国庫支出金でございます。
 収入済額は百五十八億一千百二十三万円余で、収入率は六一・〇%でございます。これは、国からの物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金などを収入したものでございます。
 次に、一四ページをご覧ください。このページから一七ページまでは、第九款、財産収入でございます。
 収入済額は百五十四億六百十万円余で、収入率は八一・九%でございます。これは、財務局が保有しております財産の賃貸料、利子及び配当金、未利用地の売払い代金などを収入したものでございます。
 次に、一八ページをご覧ください。第十款、寄附金でございます。
 これは、一般寄附金といたしまして、二千八百八十二万円余を収入したものでございます。
 次に、一九ページをご覧ください。このページから二三ページまでは、第十一款、繰入金でございます。
 収入済額は一千四百九十六億六千九百十一万円余で、収入率は四〇・七%でございます。これは、公営企業会計と基金からの繰入金を収入したものでございます。
 次に、二四ページをご覧ください。このページから三〇ページまでは、第十二款、諸収入でございます。
 収入済額は三百七十億二千七百七万円余で、収入率は六〇・五%でございます。これは、宝くじの発売益金などを収入したものでございます。
 次に、三一ページをご覧ください。このページから四三ページまでは、第十三款、都債でございます。
 収入済額は一千二億九千百八十万円余で、収入率は三六・四%でございます。これは、総務債外十一事業の財源として都債を収入したものでございます。
 次に、四四ページをご覧ください。第十四款、繰越金でございます。
 前年度からの繰越金といたしまして二千七百二億三千九百四十八万円余を収入したもので、収入率は一〇〇・〇%でございます。
 歳入額を合計いたしますと、一番下の段に記載のとおり、収入済額は六千四百十二億四千八百八十九万円余で、収入率は五九・七%でございます。
 続きまして、歳出でございます。
 四六ページをご覧ください。このページから五一ページまでは、第二款、総務費でございます。
 支出済額は百五十二億四千八百八十七万円余で、執行率は八九・七%でございます。これは、経理事務、主計事務、建築保全事務などの経費を支出したものでございます。
 次に、五二ページをご覧ください。第十六款、公債費でございます。
 支出済額は四千六十六億五千五百五万円余で、執行率は九八・五%でございます。これは、一般会計におけます都債の償還及び発行に要する経費を支出したものでございます。
 次に、五三ページをご覧ください。このページから六〇ページまでは第十七款、諸支出金でございます。
 支出済額は三千九百八十九億五千七百七十八万円余で、執行率は九六・四%でございます。これは、財産運用事務の経費、基金への積立金、他会計への支出金などを支出したものでございます。
 次に、六一ページをご覧ください。第十八款、予備費でございます。
 令和六年度は、総務費に二十四億三千百五十一万円余を充当してございます。
 歳出額を合計いたしますと、一番下の段に記載のとおり、支出済額は八千二百八億六千百七十一万円余で、執行率は九七・〇%でございます。
 一般会計の説明は以上でございます。
 引き続きまして、用地会計につきましてご説明を申し上げます。
 恐れ入りますが、お手元の東京都用地会計決算説明書をお開きいただきたいと存じます。
 まず、歳入でございます。
 四ページをご覧ください。このページと五ページが、第一款、財産収入でございます。
 収入済額は十一億九千九百三十万円余で、収入率は九五・七%でございます。これは、財産の貸付収入と公共用地先行取得債の償還金等を収入したものでございます。
 次に、六ページをご覧ください。第二款、繰入金でございます。
 収入済額は九千九百六十二万円余で、収入率は四八・六%でございます。これは、公共用地先行取得に係る事務費等を一般会計から繰り入れたものでございます。
 次に、七ページをご覧ください。第三款、諸収入でございます。
 収入済額は四十九万円余で、収入率は九六・八%でございます。これは、歳計現金に係る預金利子を収入したものでございます。
 次に、八ページをご覧ください。第四款、都債でございます。
 収入済額は三十億四千八百万円で、収入率は三〇・三%でございます。これは、公共用地先行取得債を収入したものでございます。
 次に、九ページをご覧ください。第五款、繰越金でございます。
 前年度からの繰越金といたしまして、六十三億四千百六十七万円余を収入したもので、収入率は二五八・八%でございます。
 歳入額を合計いたしますと、一番下の段に記載のとおり、収入済額は百六億八千九百十万円余で、収入率は七六・五%でございます。
 続きまして、歳出でございます。
 一〇ページをご覧ください。このページから一三ページまでは、第一款、用地費でございます。これは、用地買収費や都債の償還費などを支出したものでございます。
 次に、一三ページをご覧ください。一番下の段の歳出合計欄に記載のとおり、支出済額は四十七億七千二百二十二万円余で、執行率は三四・二%でございます。
 用地会計の説明は以上でございます。
 引き続きまして、公債費会計につきましてご説明を申し上げます。
 恐れ入りますが、お手元の東京都公債費会計決算説明書をお開きいただきたいと存じます。
 まず、歳入でございます。
 四ページをご覧ください。第一款、財産収入でございます。
 収入済額は二十億四千七百二十一万円余で、収入率は一三七・〇%でございます。これは、減債基金の運用利子を収入したものでございます。
 次に、五ページをご覧ください。このページから八ページまでは、第二款、繰入金でございます。
 収入済額は一兆八百七十九億六千九百二万円余で、収入率は九九・〇%でございます。これは、元金償還金や利子償還金などを各会計から繰り入れたものなどでございます。
 次に、九ページをご覧ください。第三款、諸収入でございます。
 収入済額は四億二千八百二十万円余で、収入率は九九・八%でございます。これは、預金利子などを収入したものでございます。
 次に、一〇ページをご覧ください。第四款、都債でございます。
 収入済額は一千三百八十四億六百五十万円余で、収入率は九九・八%でございます。これは、一般会計及び都営住宅等事業会計の借換債を収入したものでございます。
 歳入額を合計いたしますと、一番下の段に記載のとおり、収入済額は一兆二千二百八十八億五千九十四万円余で、収入率は九九・一%でございます。
 続きまして、歳出でございます。
 一一ページをご覧ください。このページから一七ページまでは、第一款、公債費でございます。
 これは、都債の元金償還金や利子償還金、減債基金への積立金などを支出したものでございます。
 次に、一七ページをご覧ください。一番下の段の歳出合計欄に記載のとおり、支出済額は一兆二千二百八十八億五千九十四万円余で、執行率は九九・一%でございます。
 公債費会計の説明は以上でございます。
 引き続きまして、財務局の財務諸表につきましてご説明を申し上げます。
 恐れ入りますが、お手元の東京都決算参考書財務諸表をお開きいただきたいと存じます。
 五ページをご覧ください。財務局が所管しております三つの会計を合算いたしました貸借対照表、行政コスト計算書及びキャッシュ・フロー計算書の概要をお示ししてございます。
 まず、上段、1の貸借対照表でございますが、令和六年度の資産の部合計は六兆一千七百七十九億六千七百七十六万円余で、対前年度比で五千百三十億七千百十六万円余の減となってございます。
 また、負債の部合計は一千八百五十三億七千六百四十六万円余で、対前年度比六百二十億八千二百十八万円余の減となってございます。
 資産の部合計から負債の部合計を差し引きました正味財産の部合計は五兆九千九百二十五億九千百三十万円余で、対前年度比で四千五百九億八千八百九十八万円余の減となってございます。
 続きまして、中段、2の行政コスト計算書でございますが、令和六年度の行政収入は一千百五億八千二百八十六万円余、行政費用は一千八百九億三百七十一万円余、金融収入は八十二億四千三百二十万円余、金融費用は四十億六百五十四万円余、特別収入は二百四十九億三千三百三十四万円余、特別費用は八億九千二百二万円余でございます。
 これらの収入、費用を差し引きました当期収支差額は、四百二十億四千二百八十八万円余の支出超過で、対前年度比四百十三億六千三百八十七万円余の増となってございます。
 続きまして、下段、3のキャッシュ・フロー計算書でございますが、令和六年度の行政サービス活動収支差額は九百八十四億二百二万円余の支出超過、社会資本整備等投資活動収支差額は二百七十二億八千二百八十二万円余の支出超過、財務活動収支差額は三千二百四十五億九千二百二十五万円余の支出超過でございます。
 これらの収支差額を合算いたしました収支差額合計は四千五百二億七千七百十万円余の支出超過で、対前年度比一千十六億六千九百三十七万円余の減となってございます。
 財務諸表の説明は以上でございます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

〇成清委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。

〇竹内委員 それでは、三点、要求をさせていただきます。
 まず、知事の専用車両の利用状況について、過去五年間分をお願いいたします。
 それから、都債発行予定額、発行額、元金償還額及び都債現在高の推移、一般会計ベースで、過去十年間分、お願いいたします。
 最後に、歴代都知事の専決処分の件数を一九八九年度以降、お願いしたいと思います。
 以上です。

〇成清委員長 ただいま竹内委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

〇成清委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
 以上で財務局関係を終わります。

〇成清委員長 これより主税局関係に入ります。
 初めに、主税局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

〇武田主税局長 主税局長の武田康弘でございます。
 成清委員長をはじめ委員の皆様には、主税局所管の事務事業につきまして日頃から格別のご理解、ご支援を賜り、厚く御礼を申し上げます。
 今後とも、ご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
 それでは、主税局の幹部職員をご紹介させていただきます。
 総務部長の入佐勇人でございます。企画担当部長でDX推進担当部長女性活躍推進担当部長、子供政策連携室企画調整担当部長、スタートアップ戦略推進本部スタートアップ戦略推進担当部長を兼務いたします浅川健太郎でございます。税制部長の渡部将亮でございます。税制調査担当部長の宮崎正徳でございます。課税部長の筒井宏守でございます。資産税部長の齋藤栄一でございます。徴収部長の小笠原裕之でございます。特別滞納整理担当部長の上野正之でございます。最後に、当分科会との連絡等に当たらせていただきます担当部長で総務課長事務取扱の百澤俊平でございます。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

〇成清委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

〇成清委員長 これより決算の審査を行います。
 令和六年度東京都一般会計決算中、主税局所管分及び令和六年度東京都地方消費税清算会計決算を一括して議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

〇武田主税局長 主税局関係の令和六年度決算の説明に当たりまして、まず、私からその概要を申し上げます。
 恐れ入りますが、お手元の令和六年度決算概要、一ページをお開きいただきたいと存じます。この表は、一般会計の決算の総括をお示ししたものでございます。
 まず、歳入でございますが、総額は上段の表、一行目にありますとおり、予算現額六兆七千七百三十七億七千六百万円に対し、収入済額は六兆八千百九十八億九千六百万円で、収入率は一〇〇・七%となっております。
 そのうち都税は、表の二行目にありますとおり、予算現額六兆六千九百六億一千万円に対し、収入済額は六兆七千四百二十三億二百万円で、収入率は一〇〇・八%となっております。
 次に、歳出でございますが、総額は下段の表の一行目にありますとおり、予算現額千八百四十三億千六百万円に対し、支出済額は千六百九十八億四百万円で、執行率は九二・一%となっております。
 続きまして、二ページをお開きいただき、地方消費税清算会計の決算の総括をご覧いただきたいと存じます。
 地方消費税清算会計は、地方消費税について都道府県間で清算等を行う必要があることから、その収支を明確にするため、設置したものでございます。
 まず、歳入でございますが、国及び他の道府県から払い込まれた額は、上段の表の一行目にありますとおり、予算現額三兆五百五十五億千二百万円に対し、収入済額は二兆九千六百七十四億八千六百万円で、収入率は九七・一%となってございます。
 一方、歳出は、中段の表にありますとおり、予算現額二兆六千四百六十二億二千三百万円に対し、支出済額は二兆五千五百五億千八百万円で、執行率は九六・四%となっております。
 このうち、一般会計への繰出金は、下段の表、地方消費税清算費、支出済額の内訳にありますとおり、七千七百九十七億八千五百万円となっております。
 続きまして、三ページをお開きいただきたいと存じます。財務諸表の総括でございます。
 こちらにつきましては、後ほど総務部長から別の資料でご説明をさせていただきます。
 次に、四ページをお開きいただきたいと存じます。参考資料1は、都税収入の推移を時系列でお示ししたものでございます。
 令和六年度については、企業収益の堅調な推移に伴う法人二税の増などにより、都税総額約六兆七千四百億円で、前年度決算に対して約四千億円の増となっております。
 次の五ページの参考資料2は、都税徴収率等の推移を時系列でお示ししたものでございます。都税徴収率は九九・三%となっております。
 以上、簡単ではございますが、令和六年度決算概要の説明を終わらせていただきます。
 なお、詳細につきましては、総務部長からご説明を申し上げます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

〇入佐総務部長 引き続きまして、私から、お手元の令和六年度東京都一般会計歳入歳出決算説明書、令和六年度東京都地方消費税清算会計歳入歳出決算説明書及び令和六年度東京都決算参考書財務諸表により、順にご説明申し上げます。
 初めに、一般会計について申し上げます。
 恐れ入りますが、一般会計歳入歳出決算説明書の五ページをお開きいただきたいと存じます。第1表は、都税の歳入予算と決算とを税目別に比較したものでございます。
 まず、表の一行目の個人都民税につきましては、収入済額は一兆一千六百六十億四千万余円、予算現額に対しまして百八十四億四千七百万余円の増となっております。
 次に、その一行下の法人都民税につきましては、収入済額は八千九百六十二億三千七百万余円、予算現額に対しまして百八十四億七千八百万余円の増となっております。
 さらに四行下の法人事業税につきましては、収入済額は一兆六千四百一億四千六百万余円、予算現額に対して二百三十四億五千九百万余円の増となっております。
 その二行下でございます繰入地方消費税につきましては、収入済額は七千七百九十七億八千三百万余円、予算現額に対しまして百九億六千七百万余円の減となっております。
 表の中ほどでございます固定資産税につきましては、固定資産税の小計欄にありますとおり、収入済額は一兆四千九百三十二億五千五百万余円、予算現額に対しまして十七億七百万余円の増となっております。
 都税合計でございますが、下から三行目の合計欄にありますとおり、収入済額は、六兆七千四百二十三億二百万余円で、予算現額に対しまして五百十六億九千百万余円の増、収入率は一〇〇・八%となっております。
 次に、二七ページをお開きいただきたいと存じます。地方譲与税についてご説明申し上げます。上段の第5表をご覧ください。
 地方譲与税の収入済額は、一行目にございますとおり、七百二十七億一千万余円となっております。
 次に、同じページ下段の第6表、助成交付金でございますが、収入済額は四千三百万余円となっております。
 続いて、二八ページをお開きいただきたいと存じます。第7表をご覧ください。税外収入の合計額でございます。
 表の一行目にありますとおり、収入済額は四十八億三千九百万余円となっております。
 以上で歳入の説明を終わらせていただきます。
 次に、三五ページをお開きいただきたいと存じます。ここからは歳出についてご説明申し上げます。第8表をご覧ください。
 まず、表の一行目の徴税費でございますが、支出済額は八百二十八億三千八百万余円で、執行率は九八・八%となっております。
 その内訳を申し上げますと、表の二行目の徴税管理費でございますが、支出済額は三百二十五億九千三百万余円となっております。
 この経費は、一般管理事務に係る人件費及び事務経費等に支出したものでございます。
 次に、三七ページをお開きいただきたいと存じます。表の一行目の課税費でございますが、支出済額は百三十四億三千百万余円となっております。
 この経費は、都税の課税事務に係る人件費及び事務経費並びに固定資産評価に係る事務経費等に支出したものでございます。
 次に、三八ページをお開きいただきたいと存じます。表の中段でございますが、徴収費という欄がございます。支出済額は三百四十八億三千四百万余円となっております。
 この経費は、都税の徴収事務に係る人件費及び事務経費等に支出したものでございます。
 次に、四〇ページをご覧いただきたいと存じます。表の一行目の施設整備費でございますが、支出済額は十九億七千九百万余円となっております。
 これは、都税事務所庁舎の改築及び改修等の経費として支出したものでございます。
 次に、隣の四一ページをご覧いただきたいと存じます。表の一行目の諸支出金でございますが、支出済額は八百六十九億六千五百万余円となっております。
 この経費は、過誤納還付金など法律で支出を義務づけられた経費の支出でございます。
 続きまして、地方消費税清算会計について申し上げます。
 恐れ入りますが、別冊の地方消費税清算会計歳入歳出決算説明書の五ページをお開きいただきたいと存じます。まず、第1表をご覧ください。
 一行目の地方消費税でございますが、これは国から払い込まれた清算前の地方消費税でございます。収入済額は二兆一千四百五十六億五千百万余円となっております。
 次に、六ページをお開きいただきたいと存じます。一行目の諸収入でございますが、こちらは他の道府県から払い込まれた地方消費税清算金等でございまして、収入済額が五千四百二十一億九千六百万余円となっております。
 以上が歳入でございます。
 次に、一一ページをご覧いただきたいと存じます。歳出についてご説明申し上げます。第2表をご覧ください。
 地方消費税清算費の支出済額は、表の一行目、中ほどにありますとおり、二兆五千五百五億一千八百万余円でございます。
 その内訳を申し上げますと、表の三行目の地方消費税徴収取扱費として五十一億九千八百万余円を支出しております。
 これは、地方消費税の賦課徴収に要した経費として国に支払ったものでございます。
 次に、地方消費税清算金でございますが、支出済額は一兆七千六百五十五億三千五百万余円となっております。
 この経費は、他の道府県に清算支出したものでございます。
 恐れ入ります、次の一二ページをお開きいただきたいと存じます。一般会計繰出金でございますが、支出済額は七千七百九十七億八千四百万余円となっております。
 この経費は、東京都分として確定した金額を一般会計へ繰り出ししたものでございます。
 続きまして、決算参考書財務諸表についてご説明申し上げます。
 恐れ入りますが、別冊の決算参考書財務諸表の六ページをお開きいただきたいと存じます。主税局の財務諸表の概要をご覧ください。
 まず、1、貸借対照表でございますが、表の中ほどの資産の部合計は五千二百八十四億九千六百万余円で、一千五百二十八億九百万余円の増となっております。
 表の下から二行目、負債の部の合計は三百四億三百万余円で、二十八億二千万余円の減となっております。
 表の一番下の行の正味財産の部合計では、四千九百八十億九千三百万余円で、一千五百五十六億三千万余円の増となっております。
 次に、行政コスト計算書でございますが、表の一番上の行の行政収入は九兆五千百二億四千二百万余円、その下の行の行政費用は一兆九千三百十億五千四百万余円となっております。
 表の中ほどの当期収支差額は七兆五千七百八十三億九千五百万余円で、五千七百九十一億九千六百万余円の増となっております。
 3、キャッシュ・フロー計算書でございます。
 表の上から三行目の行政サービス活動収支差額は七兆五千八百三十二億四千九百万余円となっております。
 表の中ほどの収支差額合計は七兆五千六百七十二億五百万余円で、五千六百五十三億二千百万余円の増となっております。
 最後に、四五ページをお開きいただきたいと存じます。事業別情報についてご説明申し上げます。下段の一規模当たりの行政コストをご覧ください。
 都税の賦課徴収に関する事業につきましては、財務諸表から得られる令和六年度の都税収入一件当たりの行政コストは、表の一番下の行にありますとおり、千七百十九円となりました。
 以上をもちまして、主税局が所管しております令和六年度歳入歳出決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

〇成清委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。

〇竹内委員 それでは、二点、資料要求をお願いしたいと思います。
 まず、民間都市再生事業計画の認定によって減税された土地建物の不動産取得税、固定資産税、都市計画税について、事業計画別、年度別、こちらを二〇〇二年以降でお願いします。
 それからもう一つは、個人都民税を除く都税の滞納整理における税目別滞納件数と滞納額及び不納欠損処分件数と金額、法人二税については、事業規模別にお願いしたいと思います。こちらも過去五年分でお願いいたします。
 以上です。

〇成清委員長 ただいま竹内委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

〇成清委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
 以上で主税局関係を終わります。

〇成清委員長 これより収用委員会事務局関係に入ります。
 初めに、収用委員会事務局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

〇小平収用委員会事務局長 収用委員会事務局長の小平基晴でございます。
 東京のまちづくりの着実な推進に向けまして、公共の利益と私有財産との調整を図る収用委員会の役割を十分に認識し、事務事業を適切に執行してまいります。
 成清委員長をはじめ委員の皆様方の一層のご指導、ご鞭撻を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
 続きまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 当分科会との連絡に当たらせていただきます総務課長の宮崎俊郎でございます。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

〇成清委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

〇成清委員長 これより決算の審査を行います。
 令和六年度東京都一般会計決算中、収用委員会事務局所管分を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

〇小平収用委員会事務局長 収用委員会事務局所管の決算をご審議いただくに当たりまして、お手元の資料に基づき、その概要をご説明申し上げます。
 まず、資料第1号、令和六年度決算概要をご覧いただきたいと存じます。
 一ページをご覧ください。1、事業の概要でございます。
 まず、(1)、土地収用制度の概要でございます。土地収用制度は、まちづくりをはじめとした公共事業のために必要な土地等につきまして、事業の施行者である起業者と土地所有者などの権利者との間で任意による契約に至らない場合に、収用委員会が判断する正当な補償の下で、起業者が土地等を取得することができる制度でございます。
 次に、(2)、収用委員会の組織でございます。収用委員会は、土地収用法に基づき、都道府県に設置されている行政委員会でございまして、委員は、法律、経済または行政の各分野における識見に優れた者のうちから、議会の同意をいただきまして、知事が任命しております。委員の数は七名、任期は三年でございます。また、事務を整理するために事務局が置かれております。
 続きまして、(3)、収用委員会の職務でございますが、収用委員会は、起業者と権利者との間に立ち、公正、中立な立場にある第三者機関として、補償金額などにつきまして両者の利害を調整することを職責としております。
 続きまして、二ページをご覧ください。2、決算の総括でございます。
 まず、歳入でございますが、予算現額九千六十六万余円に対しまして、収入済額は二千百四十一万余円、収入率は二三・六%となっております。
 次に、歳出ですが、予算現額四億一千四百万円に対しまして、支出済額は三億百二十五万余円、執行率は七二・八%となっております。
 続きまして、3、財務諸表の総括につきましては、後ほどお手元の資料第3号、令和六年度東京都決算参考書財務諸表によりましてご説明をさせていただきます。
 続きまして、三ページをご覧ください。4、令和六年度の収用委員会の活動状況でございます。
 初めに、(1)、収用事件取扱件数でございますが、前年度からの繰越しの五十二件と新規申請の四十七件を合わせまして九十九件となっております。
 次に、(2)、処理状況でございますが、裁決等で四十件が完結し、五十九件が翌年度へ繰越しとなっております。
 これらの事件処理に当たりまして、合議を行う委員会を開催した日数は、(3)にございますように、四十一日でございました。
 また、東京都収用委員会では、事件ごとに担当の委員を指名し、審理や調査に関する事務の一部を委任する指名委員制度を導入しております。指名委員の活動日数は、(4)にございますように、各委員合計で六十二日でございました。
 以上が令和六年度の決算の概要でございます。
 続きまして、お手元の資料第2号、令和六年度東京都一般会計決算説明書によりまして、決算の詳細をご説明申し上げます。
 表紙、目次、中扉の次にございます、一ページから三ページ目までは決算の総括でございます。内容は、先ほどの決算概要でご説明いたしましたものと同様でございます。
 続きまして、五ページをご覧ください。2、決算の内訳でございます。
 まず、歳入につきましてご説明を申し上げます。
 使用料及び手数料は、予算現額四百六十万余円に対しまして、収入済額は三十七万余円、収入率は八・一%となっております。これは、主に裁決申請手数料でございます。
 続きまして、六ページをご覧ください。諸収入でございます。
 予算現額八千六百五万余円に対しまして、収入済額は二千百四万余円、収入率は二四・五%となっております。これは、主に収用委員会が損失補償額を算定するために支出した鑑定評価料を裁決後に起業者から負担金として収入したものでございます。
 続きまして、七ページをご覧ください。歳出についてご説明を申し上げます。
 当局の歳出科目は、第十七款、諸支出金のうち、第三項、収用委員会費でございます。このうちの委員会費ですが、これは、委員報酬など収用委員会の運営に要した経費でございます。
 予算現額三千八百五十九万円に対しまして、支出済額は三千七百八十九万余円、執行率は九八・二%となっております。
 続いて、八ページをご覧ください。管理費でございますが、これは、職員の給料や鑑定料など事務局の運営に要した経費でございます。
 予算現額三億七千五百四十一万円に対しまして、支出済額は二億六千三百三十五万余円、執行率は七〇・二%となっております。
 その内訳は、職員の給料等の職員費が二億一千二十二万余円、管理事務費が五千三百十二万余円でございます。
 最後に、資料第3号、令和六年度東京都決算参考書財務諸表についてご説明を申し上げます。
 表紙からページを進めていただきまして、恐れ入りますが、二ページをご覧ください。2、財務諸表の概要でございます。
 まず、1、貸借対照表ですが、令和六年度の資産の部合計は百四十八万余円で、これは、オフィス什器を計上したものでございます。前年度比十万余円の減となっております。
 負債の部合計は二億九百三十六万余円で、これは、主に退職給与引当金を計上したものでございます。前年度比五十一万余円の減となっております。
 資産から負債を引いた正味財産の部合計はマイナス二億七百八十七万余円で、前年度比四十万余円の増となっております。
 続きまして、2、行政コスト計算書でございますが、行政収入は二千百四十一万余円、行政費用は四億八百八十六万余円でございます。
 これにより、当期収支差額はマイナス三億八千七百四十五万余円で、前年度比一千六百六十一万余円の減となっております。
 最後になりますが、3、キャッシュ・フロー計算書でございますが、行政サービス活動収支差額はマイナス二億七千九百八十三万余円となっており、収支差額合計も同額で、前年度比一千八百十五万余円の減となっております。
 財務諸表の内訳につきましては、三ページ以降に掲載してございますので、後ほどご確認いただければと存じます。
 以上をもちまして、収用委員会事務局が所管しております令和六年度決算のご説明を終わらせていただきます。どうぞよろしくご審議のほどお願い申し上げます。

〇成清委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。

〇竹内委員 それでは、一点、資料要求をさせていただきます。
 土地収用に関する相談、問合せの実績について、過去五年分をお願いいたします。

〇成清委員長 ただいま竹内委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

〇成清委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
 以上で収用委員会事務局関係を終わります。

〇成清委員長 これより人事委員会事務局関係に入ります。
 初めに、人事委員会事務局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

〇丸山人事委員会事務局長 人事委員会事務局長の丸山雅代でございます。
 成清委員長をはじめ委員の皆様方のご指導、ご鞭撻をいただきながら、当局事務事業の適正な執行に取り組んでまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 引き続きまして、当局の幹部職員をご紹介いたします。
 任用公平部長でDX推進担当部長と女性活躍推進担当部長を兼務いたします谷理恵子でございます。審査担当部長の渡邉貴史でございます。試験部長の斎藤圭司でございます。当分科会との連絡調整に当たります総務課長の西巻俊介でございます。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

〇成清委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

〇成清委員長 これより決算の審査を行います。
 令和六年度東京都一般会計決算中、人事委員会事務局所管分を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

〇丸山人事委員会事務局長 当局の事業及び令和六年度決算の概要につきましてご説明申し上げます。
 お手元の資料第1号、令和六年度決算概要の一ページをお開きください。
 1、事業概要に記載のとおり、当局が所管する主な事業は五つございます。
 第一は、三人の委員で構成される人事委員会の運営でございます。
 第二は、労働基準監督機関として行う都立学校や都税事務所等に勤務する非現業職員の勤務条件についての調査監督でございます。
 第三は、都の人事制度や職員の給与、勤務時間などの勤務条件の調査研究を行い、給与に関する勧告等を行うことでございます。
 第四は、職員からの勤務条件に関する措置の要求や不利益処分に関する審査請求を審査し、裁決等を行うことでございます。
 第五は、都政を担う有為な人材を確保、育成するための職員の採用試験、昇任選考の実施でございます。
 2、決算の総括でございますが、歳入は、予算現額五千円に対しまして、収入済額二百七十円でございます。
 歳出は、予算現額十億一千三百万円に対しまして、支出済額九億二千八百二十五万余円でございます。不用額は八千四百七十四万余円、執行率は九一・六%でございます。
 二ページには、財務諸表の総括を記載しております。
 以上が人事委員会事務局の令和六年度決算の概要でございます。
 詳細につきましては、任用公平部長からご説明申し上げます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

〇谷任用公平部長DX推進担当部長女性活躍推進担当部長兼務 引き続きまして、お手元にお配りしております資料第2号、令和六年度東京都一般会計決算説明書により、決算の詳細につきましてご説明申し上げます。
 決算の総括につきましては、ただいま局長からご説明申し上げましたので、私からは、個別の内容についてご説明いたします。
 恐れ入りますが、三ページをお開き願います。初めに、歳入でございます。
 使用料及び手数料でございますが、これは、東京都情報公開条例等に基づく開示請求に係る手数料の収入でございまして、二百七十円を収入しております。
 次に、四ページをお開きください。歳出でございます。
 当局の歳出の支出済額合計は、表の科目欄の総務費にありますとおり、支出済額が九億二千八百二十五万余円、執行率は九一・六%でございます。
 内訳でございますが、まず、委員会費は、支出済額が千六百七十万余円、執行率は九八・一%でございます。これは、執行概要説明の欄にお示ししておりますように、人事委員会の委員の報酬及び委員会事務に要した経費でございます。
 続いて、五ページをご覧ください。管理費でございます。
 支出済額は九億一千百五十五万余円、執行率は九一・五%でございます。これは、執行概要説明の欄にお示ししておりますように、職員費等管理事務、任用及び給与制度の調査研究等並びに各種試験の実施に要した経費でございます。
 これらの支出の内訳でございますが、まず、(1)、管理事務は、職員の給料、諸手当等に係る職員費など事務局の管理事務に要した経費で、支出済額は五億一千八百二十九万余円で、執行率九六・〇%。
 次に、(2)、労働基準監督機関としての事務は、非現業職員に関する労働基準監督機関としての事務に要した費用で、支出済額は七十三万余円で、執行率五七・六%。
 (3)、任用及び給与制度の調査研究等に関する事務は、給与勧告等の基礎資料となる職員及び民間従業員の給与に係る調査等に要した経費で、支出済額は四千三百三十六万余円で、執行率八二・五%。
 (4)、公平審査等に関する事務は、職員の勤務条件に関する措置要求の審査や不利益処分に関する審査請求の審査に要した経費で、支出済額千五百二十三万余円で、執行率八八・九%でございます。
 続いて、六ページをお開き願います。(5)、職員の採用試験等の実施に関する事務は、職員の採用試験及び昇任選考に係る試験問題等の印刷経費、試験会場の借り上げ、広報等に要した経費で、支出済額は三億三千三百九十一万余円で、執行率八六・七%となっております。
 最後に、2の不用額説明でございますが、試験実施の実績による残、任用及び給与制度の調査研究等の実績による残など、計八千四百四十二万余円を不用額として計上しております。
 引き続き、お手元の資料第3号、令和六年度東京都決算参考書財務諸表に従いましてご説明申し上げます。
 資料の四ページをお開き願います。2の財務諸表の概要として、貸借対照表、行政コスト計算書及びキャッシュ・フロー計算書の概要をお示ししております。
 初めに、上段の1、貸借対照表でございます。
 資産の部につきまして、重要物品が十五万余円の減となっております。これは、未来型オフィスの整備に伴い設置した備品の減価償却によるものでございます。
 負債の部でございますが、合計は四億五千六百七十万余円で、前年度比千四百五十九万余円の減となっております。これは、退職給与引当金の減少によるものでございます。
 これにより、資産の部合計から負債の部合計を引いた正味財産の部合計はマイナス四億五千四百六十二万余円で、前年度比千四百四十三万余円の増となっております。
 続いて、中段にございます、2、行政コスト計算書でございます。
 行政収入が二百七十円で、行政費用は十億七千七百二十七万余円でございます。そのほかに収入、費用はございません。
 これにより、当期収支差額はマイナス十億七千七百二十七万余円で、前年度比四千五百四十八万余円の減となっております。
 次に、下段の3、キャッシュ・フロー計算書でございます。
 行政サービス活動収入が二百七十円で、行政サービス活動支出は九億二千八百二十五万余円でございます。そのほかに収入、支出はございません。
 これにより、収支差額合計はマイナス九億二千八百二十五万余円で、前年度比七千五百七十六万余円の減となっております。
 以上をもちまして、令和六年度決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

〇成清委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。

〇竹内委員 それでは、四点お願いしたいと思います。
 まず、公平審査等の実績、過去五年分をお願いいたします。
 また、障害者採用の応募状況、障害種別合格率及び定着率を併せて過去十年分お願いいたします。
 それから、障害者を対象とする東京都職員三類採用選考における合理的配慮の具体的取組状況、令和六年度に新たに取り組まれたものについてお願いいたします。
 最後に、ハラスメントに関わる苦情相談の状況及び解決のための取組について、過去三年分をお願いいたします。
 以上です。

〇成清委員長 ただいま竹内委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

〇成清委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
 以上で人事委員会事務局関係を終わります。

〇成清委員長 これより選挙管理委員会事務局関係に入ります。
 初めに、選挙管理委員会事務局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

〇川上選挙管理委員会事務局長 選挙管理委員会事務局長の川上秀一でございます。
 成清委員長をはじめ委員の皆様のご指導、ご鞭撻を賜りながら、選挙管理委員会の事務の公正、公平な執行に全力を尽くしてまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 続きまして、当分科会との連絡等に当たります幹部職員をご紹介させていただきます。総務課長の河合健でございます。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

〇成清委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

〇成清委員長 これより決算の審査を行います。
 令和六年度東京都一般会計決算中、選挙管理委員会事務局所管分を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

〇川上選挙管理委員会事務局長 選挙管理委員会事務局所管の令和六年度決算をご審議いただくに当たりまして、当局の事業及び決算の概要をご説明申し上げます。
 令和六年度決算概要の一ページをご覧ください。
 初めに、1の事業概要でございます。
 当局が所管しております主な事務は、記載しております三点でございます。
 第一に、公職選挙法等に基づく事務でございます。東京都議会議員選挙をはじめとする各種選挙の管理執行や選挙の啓発でございます。
 第二に、政治資金規正法に基づく事務でございます。政治団体の設立届などのほか、政治資金収支報告書の受理、公表でございます。
 第三に、区市町村選挙管理委員会等に対する選挙についての助言や支援等でございます。
 次に、2の決算の総括でございます。
 歳入につきましては、予算現額七十五億七百六十九万余円に対し、収入済額は八十六億九千七百七十四万余円で、収入率は一一五・九%でございます。
 歳出につきましては、予算現額百六十七億千五百四十七万余円に対し、支出済額は百六十五億八千六百十六万余円で、執行率は九九・二%でございます。
 3の財務諸表の総括につきましては、後ほど決算参考書によりご説明申し上げます。
 最後に、4の令和六年度に実施した主な事業でございます。
 (1)の衆議院議員補欠選挙は、令和六年四月二十八日に東京都第十五区で執行いたしましたもので、支出済額は三億一千二万余円でございます。
 (2)の都議会議員補欠選挙は、令和六年五月二十六日に目黒区選挙区で執行いたしました分、令和六年七月七日に江東区、品川区、中野区、北区、板橋区、足立区、八王子市、府中市及び南多摩選挙区で執行いたしました分及び令和六年十一月十七日に武蔵野市選挙区で執行いたしました分の合計で、支出済額は五億六千百九十四万余円でございます。
 (3)の東京都知事選挙は、令和六年七月七日に執行いたしましたもので、支出済額は六十九億三千三百八十三万余円でございます。
 (4)の衆議院議員選挙及び最高裁判所裁判官国民審査は、令和六年十月二十七日に執行いたしましたもので、支出済額は八十三億七千八百二万余円でございます。
 以上が令和六年度決算の概要でございます。
 続きまして、決算の詳細につきましてご説明申し上げます。
 令和六年度東京都一般会計決算説明書の一ページをご覧ください。決算の総括でございます。当局の歳入歳出決算額の総計を記載してございます。
 二ページをご覧ください。歳入及び歳出の内訳について、科目別の総額を記載しております。
 続きまして、歳入から科目ごとにご説明申し上げます。
 三ページをご覧ください。使用料及び手数料でございます。
 収入済額は一万五千六百九十円で、こちらは、次の四ページに記載しております情報公開手数料でございます。
 五ページをご覧ください。国庫支出金でございます。
 収入済額は八十六億九千五百九十九万余円でございます。こちらは、政党助成事務、在外選挙人名簿登録事務、衆議院議員補欠選挙、衆議院議員選挙及び最高裁判所裁判官国民審査に対する国からの委託金等でございます。
 六ページをご覧ください。諸収入でございます。
 収入済額は百七十三万余円でございます。こちらは、過年度の選挙における区市町村交付金の返納金、令和五年六月執行の東京都議会議員補欠選挙における供託物の没収などによる収入でございます。
 続きまして、歳出についてご説明申し上げます。
 七ページをご覧ください。総務費のうち、選挙費でございますが、予算現額百六十七億一千四百七十八万余円に対し、支出済額は百六十五億八千五百四十八万余円で、執行率は九九・二%でございます。
 以下、支出内訳についてご説明申し上げます。
 まず、01目、委員会費でございます。
 支出済額は二千百八十八万余円で、執行率は九九・三%でございます。こちらは、選挙管理委員に対する報酬や委員会の運営に要した経費でございます。
 八ページをご覧ください。02目、管理費でございます。
 支出済額は三億七千九百七十六万余円で、執行率は九三・九%でございます。こちらは、職員費や政党、政治団体事務など経常的な選挙管理事務及び選挙に関する常時啓発普及事務等に要した経費でございます。
 九ページをご覧ください。03目、都知事選挙費でございます。
 支出済額は六十九億三千三百八十三万余円で、執行率は九九・九%でございます。こちらは、令和六年に執行しました都知事選挙に要した経費でございます。
 一〇ページをご覧ください。04目、都議会議員補欠選挙費でございます。
 支出済額は五億六千百九十四万余円で、執行率は八八・七%でございます。こちらは、令和六年に執行しました都議会議員補欠選挙に要した経費でございます。
 一一ページをご覧ください。05目、衆議院議員補欠選挙費でございます。
 支出済額は三億一千二万余円で、執行率は九三・八%でございます。こちらは、令和六年に執行しました衆議院議員補欠選挙に要した経費でございます。
 一二ページをご覧ください。06目、衆議院議員選挙及び国民審査費でございます。
 支出済額は八十三億七千八百二万余円で、執行率は九九・九%でございます。こちらは、令和六年に執行しました衆議院議員選挙及び最高裁判所裁判官国民審査に要した経費でございます。
 一三ページをご覧ください。諸支出金でございますが、予算現額六十八万三千円に対し、支出済額は六十八万二千二百一円で、執行率は九九・九%でございます。こちらは、平成二十八年に執行いたしました参議院議員選挙及び衆議院議員補欠選挙、令和元年に執行いたしました参議院議員選挙、令和三年に執行いたしました衆議院議員選挙及び令和四年に執行いたしました参議院議員選挙に要する経費の不用額を国庫に返納したものでございます。
 続きまして、財務諸表についてご説明申し上げます。
 令和六年度東京都決算参考書財務諸表の一ページをご覧ください。財務諸表の総括でございます。
 貸借対照表、行政コスト計算書、キャッシュ・フロー計算書、正味財産変動計算書について、概要を取りまとめております。
 二ページをご覧ください。財務諸表の概要でございます。
 令和六年度の列をご覧いただきたいと存じます。
 まず、1の貸借対照表でございます。
 資産として、重要物品三百二十九万余円の計上がございます。また、負債は退職給与引当金等、合計二億七百六十八万余円で、正味財産はマイナス二億四百三十八万余円でございます。
 次に、2の行政コスト計算書でございます。
 収入は行政収入のみで、国庫支出金などにより八十六億九千七百七十四万余円、費用は行政費用のみで百六十六億四千六百五十八万余円、差引きはマイナス七十九億四千八百八十三万余円でございます。
 次に、3のキャッシュ・フロー計算書でございます。
 収入は行政サービス活動収入のみで八十六億九千七百七十四万余円、支出は行政サービス活動支出のみで百六十五億八千六百十六万余円、差引きはマイナス七十八億八千八百四十一万余円でございます。
 三ページ以降に財務諸表の詳細を記載しておりますので、後ほどご覧いただければと存じます。
 以上で令和六年度決算についての説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

〇成清委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。

〇竹内委員 それでは、四点お願いをしたいと思います。
 まず、投票率の推移、過去十年分。
 次に、投票率向上のために行った啓発事業についてお願いします。
 三点目に、年代別投票率、直近の衆議院選挙、参議院選挙、都知事選挙、都議選の算出をお願いいたします。
 それから最後に、各選挙において、郵便、遠隔地投票、施設での投票などの利用実績及び投票総数に対する利用比率もお願いをいたします。
 以上です。

〇成清委員長 ただいま竹内委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

〇成清委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
 以上で選挙管理委員会事務局関係を終わります。

〇成清委員長 これより監査事務局関係に入ります。
 初めに、監査事務局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

〇安部監査事務局長 監査事務局長の安部典子でございます。
 成清委員長をはじめ委員の皆様方のご指導とご鞭撻を賜り、監査事務の適正な執行に努めてまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 それでは、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 監査担当部長でDX推進担当部長女性活躍推進担当部長兼務の水野剛でございます。当分科会との連絡等に当たらせていただきます総務課長の大竹智洋でございます。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

〇成清委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

〇成清委員長 これより決算の審査を行います。
 令和六年度東京都一般会計決算中、監査事務局所管分を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

〇安部監査事務局長 令和六年度の当局の決算についてご説明申し上げます。
 初めに、概要につきましてご説明申し上げます。
 令和六年度決算概要をご覧ください。
 表紙をおめくりいただきまして、一ページ目でございます。1、事業概要です。
 まず、(1)、監査委員でございます。
 監査委員は、公正で効率的な行政を確保するために、地方自治法の規定により設置される独任制の執行機関でございます。都におきましては五名の監査委員が置かれており、識見を有する者から選任される委員が三名、議員から選任される委員が二名となっております。
 次に、(2)、令和六年監査実施実績でございます。
 まず、定例監査でございます。これは、都の財務に関する事務の執行、経営に係る事業の管理及び事務の執行が適切に行われているかについて監査するものでございまして、本庁と事業所を合わせて四百五十七か所で実施しております。
 続いて、工事監査でございます。これは、計画、設計、積算、施工などの各段階におきまして、主に技術面から工事等が適正に行われているかを監査するものでございまして、千五百六十四件の工事等について実施しております。
 そのほか、財政援助団体等監査、行政監査、決算審査などを実施いたしました。
 二ページの内容につきましては、別の資料でご説明をさせていただきます。
 恐れ入りますが、令和六年度東京都一般会計決算説明書をご覧ください。
 表紙、目次をおめくりいただきまして、一ページをご覧ください。決算の総括でございます。
 上段にございますとおり、歳入が一万余円、歳出が七億九千八百六十一万余円でございます。
 初めに、歳入の説明をさせていただきます。
 三ページ目をお開きください。使用料及び手数料でございます。
 情報公開条例に基づく開示手数料を予算計上しておりましたが、実績がなかったため、収入はございませんでした。
 四ページをお開き願います。諸収入でございます。
 地方公務員災害補償基金に対する負担金の過年度分に係る精算金が返還されたため、雑入として一万余円を収入いたしました。
 次に、歳出でございます。
 五ページをお開き願います。総務費のうち、監査委員費でございます。
 予算現額八億七千五百万円に対しまして、表の右から四列目、支出済額は七億九千八百六十一万余円でございます。
 内訳は、このページから六ページ下段の説明欄にそれぞれ示しておりますが、監査委員の報酬、職員費及び事務局職員の職員費等でございます。
 続きまして、財務諸表についてご説明申し上げます。
 令和六年度東京都決算参考書財務諸表をご覧ください。
 表紙、目次等をおめくりいただきまして、一ページをお開き願います。1、財務諸表の総括でございます。
 まず、1の貸借対照表でございますが、資産につきましては、当局は資産を保有しておりませんので、計上はございません。
 負債は六億九千七十九万余円でございます。これは、退職給与引当金と賞与引当金を計上したものでございます。
 資産から負債を差し引いた正味財産はマイナス六億九千七十九万余円となってございます。
 次に、2、行政コスト計算書でございますが、収入は一万余円、費用は十億三千四百三十七万余円でございまして、差引きはマイナス十億三千四百三十六万余円となってございます。
 次に、3、キャッシュ・フロー計算書でございますが、収入は一万余円、支出は七億九千八百六十一万余円でございまして、差引きはマイナス七億九千八百六十万余円となってございます。
 次に、4、正味財産変動計算書でございます。
 前期末残高がマイナス六億八千四百十七万余円、当期変動額がマイナス六百六十一万余円、前期末残高から当期変動額を差し引きました当期末残高はマイナス六億九千七十九万余円となってございます。
 二ページに財務諸表の概要として、前年度と比較した増減額、それから三ページ以降に各財務諸表を掲載しておりますので、後ほどご覧いただければと存じます。
 以上で令和六年度の決算についてのご説明を終わらせていただきます。どうぞご審議のほどよろしくお願い申し上げます。

〇成清委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。

〇竹内委員 それでは、一点だけお願いいたします。
 住民監査請求実施状況の推移及び監査未実施の主な理由についてお願いいたします。
 以上です。

〇成清委員長 ただいま竹内委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

〇成清委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
 以上で監査事務局関係を終わります。
 これをもちまして本日の分科会を閉会いたします。
   午後二時五十八分散会