令和四年度各会計決算特別委員会第一分科会速記録第一号

令和五年十月十一日(水曜日)
第十一委員会室
午後一時二十二分開議
出席委員 十名
委員長松田 康将君
副委員長須山たかし君
副委員長小山くにひこ君
かまた悦子君
吉住はるお君
岩永やす代君
かつまたさとし君
森口つかさ君
田の上いくこ君
大山とも子君

欠席委員 なし

出席説明員
会計管理局局長須藤  栄君
管理部長有金 浩一君
警察・消防出納部長坂東 宏之君
会計企画担当部長DX推進担当部長兼務井村  琢君
東京消防庁消防総監吉田 義実君
次長岡本  透君
理事兼安全推進部長事務取扱市川 博三君
企画調整部長瀬崎 幸吾君
総務部長石川 義彦君
人事部長川田  進君
警防部長木下  修君
防災部長福永 輝繁君
救急部長門倉  徹君
予防部長加藤 雅広君
装備部長小野  修君
企画調整部企画課長佐藤 宏紀君
企画調整部財務課長野崎 孝幸君
財務局局長山下  聡君
経理部長DX推進担当部長兼務五十嵐 律君
契約調整担当部長須藤  哲君
主計部長遠松 秀将君
調整担当部長佐伯  亮君
財産運用部長小泉 雅裕君
利活用調整担当部長運営・調整担当部長兼務吉浦 宏美君
建築保全部長金子 陽子君
施設整備担当部長小野寺弘樹君
技術管理担当部長小林 秀行君
庁舎運営担当部長鈴木 光祐君
子供政策連携室室長田中 慎一君
総合推進部長DX推進担当部長兼務土村 武史君
企画調整部長山本 公彦君
少子化対策担当部長小松 義昌君
プロジェクト推進担当部長小平 房代君
デジタルサービス局局長山田 忠輝君
次長丸山 雅代君
総務部長深井  稔君
調整担当部長勝見 恭子君
企画調整担当部長DX推進担当部長兼務尾関  元君
情報セキュリティ担当部長デジタル基盤整備担当部長兼務戸田 公司君
戦略部長芹沢 孝明君
区市町村DX協働担当部長芝崎 晴彦君
DX推進調整担当部長佐藤 直樹君
サービス開発担当部長DX推進統括担当部長兼務荻原  聡君
デジタル改革担当部長小林 直樹君
デジタルサービス推進部長スマートシティ推進担当部長兼務巻嶋 國雄君
データ利活用担当部長スマートシティ・データ連携担当部長兼務池田  庸君
つながる東京推進担当部長赤木 宏行君
つながる東京整備担当部長スマートシティ推進担当部長兼務小野寺 圭君
デジタル基盤整備部長斎藤 圭司君
人事委員会事務局局長初宿 和夫君
任用公平部長DX推進担当部長兼務新田見慎一君
審査担当部長田中 賢也君
試験部長谷 理恵子君
収用委員会事務局局長杉崎智恵子君
議会局局長小山 明子君
管理部長鈴木 一幸君
議事部長古賀 元浩君
調査部長西坂 啓之君

本日の会議に付した事件
令和四年度東京都各会計歳入歳出決算の認定について
会計管理局関係
・令和四年度東京都一般会計決算(説明)
東京消防庁関係
・令和四年度東京都一般会計決算(説明)
財務局関係
・令和四年度東京都一般会計決算(説明)
・令和四年度東京都用地会計決算(説明)
・令和四年度東京都公債費会計決算(説明)
子供政策連携室関係
・令和四年度東京都一般会計決算(説明)
デジタルサービス局関係
・令和四年度東京都一般会計決算(説明)
人事委員会事務局関係
・令和四年度東京都一般会計決算(説明)
収用委員会事務局関係
・令和四年度東京都一般会計決算(説明)
議会局関係
・令和四年度東京都一般会計決算(説明)

○松田委員長 ただいまから令和四年度各会計決算特別委員会第一分科会を開会いたします。
 このたび第一分科会委員長に選任いただきました松田康将でございます。最初の分科会ですので、一言ご挨拶をさせていただきます。
 本日から約二週間、合計六回にわたり、本分科会に分担されております決算を審査してまいります。副委員長をはじめ委員の皆様のご協力をいただきながら、分科会の円滑な運営に努めてまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 次に、本分科会の議席について申し上げます。
 議席は、先ほどの打合会で、ただいまご着席のとおりとすることを申し合わせました。ご了承願います。
 次に、本分科会の日程については、九月二十七日の委員会で決定されました審査日程に従いまして、令和四年度決算の審査を進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
 次に、本分科会の担当書記を紹介いたします。
 議事課の担当書記は、河野和美さんです。関優佳さんです。
 議案法制課の担当書記は、國本和樹君です。
 よろしくお願いいたします。
   〔書記挨拶〕

○松田委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、会計管理局、東京消防庁、財務局、子供政策連携室、デジタルサービス局、人事委員会事務局、収用委員会事務局及び議会局関係の決算の審査を行います。
 なお、本日は説明を聴取し、資料要求することにとどめ、質疑は後日の分科会で行いますので、ご了承願います。
 これより会計管理局関係に入ります。
 初めに、会計管理局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○須藤会計管理局長 会計管理局長の須藤栄でございます。
 松田委員長をはじめ委員の皆様方には、当局所管の事務事業について日頃からご指導、ご鞭撻を賜り、誠にありがとうございます。
 今後とも、都の会計事務をつかさどる役割と責任をしっかり果たしていく所存でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 それでは、当局の幹部職員をご紹介させていただきます。
 管理部長で子供政策連携室企画調整担当部長、スタートアップ・国際金融都市戦略室スタートアップ戦略推進担当部長を兼務いたします有金浩一でございます。警察・消防出納部長の坂東宏之でございます。会計企画担当部長でDX推進担当部長を兼務いたします井村琢でございます。当分科会との連絡等に当たらせていただきます総務課長の菊地顕行でございます。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○松田委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○松田委員長 これより決算の審査を行います。
 令和四年度東京都一般会計決算中、会計管理局所管分を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○須藤会計管理局長 会計管理局所管の令和四年度決算につきまして、所管事務及び決算の総括についてご説明申し上げます。
 お手元に配布してございます令和四年度決算概要をご覧ください。
 表紙をおめくりいただいて、一ページでございます。上段の1、事業概要でございます。
 会計管理局は、次の四つの事務を所管しております。
 第一は、会計管理者が知事から独立した権限により行う一般会計及び特別会計に属する会計事務で、現金及び有価証券並びに物品の出納及び保管、現金及び財産の記録管理、支出負担行為に関する確認、決算の調製などでございます。
 第二は、知事の補助機関として行う基金の運用管理に関する事務、一時借入金に関する事務、指定金融機関等に関する事務、用品に関する事務などでございます。
 第三は、地方自治法上の法定受託事務として行う国の歳入及び歳出に係る会計事務でございます。
 第四は、準公営企業に関する会計事務でございます。
 次に、一ページの下段、2、決算の総括でございます。
 歳入につきましては、予算現額が二億六千六百万余円、収入済額は二億一千五百万余円で、収入率は八〇・九%でございます。
 歳出につきましては、予算現額が三十二億一千五百万余円、支出済額は二十七億八千五百万余円で、執行率は八六・六%でございます。
 次に、二ページをお開き願います。3、財務諸表の総括でございます。
 これにつきましては、後ほど管理部長から別の資料でご説明させていただきます。
 以上が会計管理局の令和四年度決算の概要でございます。
 引き続き、詳細につきまして管理部長からご説明を申し上げます。よろしくご審議のほどお願いを申し上げます。

○有金管理部長 それでは、会計管理局所管の令和四年度決算の詳細につきまして、お手元配布の東京都一般会計決算説明書及び東京都決算参考書財務諸表によりご説明を申し上げます。
 まず、東京都一般会計決算説明書をご覧ください。
 一ページ目をお開きください。一ページ目から三ページに記載しております決算の総括につきましては、ただいま局長からご説明申し上げましたので、省略をさせていただきます。
 四ページ目をお開きください。歳入でございます。このうち、主な項目についてご説明申し上げます。
 まず、五ページをご覧ください。財産収入でございます。
 これは、当局において運用しております都市外交人材育成基金外二十五基金の預金利子などを収入したもので、収入済額は一億九千万余円、収入率は七六・一%でございます。
 続いて、六ページをご覧ください。諸収入でございます。
 当局が保管しております歳計現金等の預金利子などを収入したもので、収入済額は二千五百万余円、収入率は一五五・四%でございます。
 次に、八ページをお開きください。歳出でございます。
 まず、総務費でございますが、全体で支出済額は二十七億八千四百万余円、執行率は八七・九%でございます。
 管理費につきましては、職員費や管理事務に要した経費のほか、用品システム及び財務会計システムに係る費用などでございます。支出済額は二十二億五百万余円、執行率は九一・〇%でございます。
 続いて、一〇ページをお開きください。公金取扱費でございます。
 これは、都の公金の収納や支払いの際にかかる手数料で、支出済額は三億九千万余円、執行率は七九・〇%でございます。
 次に、一一ページをご覧ください。積立金でございます。
 これは、基金の運用利子などをそれぞれの基金に積み立てるために支出をしたもので、支出済額は一億八千九百万余円、執行率は七六・〇%でございます。
 最後に、一二ページをお開きください。公債費でございます。
 これは、支払い資金の一時的な不足に備えて基金から資金を借り入れたことに伴い支払った利子で、支出済額は十万余円でございます。
 続きまして、お手元の資料のうち、東京都決算参考書財務諸表についてご説明を申し上げます。
 二ページをお開きください。貸借対照表、行政コスト計算書、キャッシュ・フロー計算書の概要をお示ししております。
 初めに、1、貸借対照表でございます。
 資産の部の合計は十億二千六百万余円で、主なものは、ソフトウエア仮勘定に計上されております財務会計システムの更新に係る経費でございます。
 負債の部の合計は八億八千七百万余円で、主なものは、固定負債に計上されております退職給与引当金でございます。
 資産から負債を引きました正味財産の部の合計は一億三千八百万余円でございます。
 次に、2、行政コスト計算書でございます。
 まず、行政収入は五百万余円で、これは、公金取扱費に係る準公営企業会計負担分の収入などでございます。
 次に、行政費用は二十二億五千六百万余円で、これは、物件費、給与関係費などでございます。
 続いて、金融収入は九十万余円で、これは、用品調達基金の利子収入でございます。
 一方、金融費用は十万余円で、これは、一時借入金等利子でございます。
 特別収支につきましては、該当はございません。
 その結果、当期収支差額はマイナス二十二億五千万余円となっております。
 最後に、3、キャッシュ・フロー計算書でございます。
 まず、行政サービス活動収入は二億一千五百万余円で、これは、歳計現金等と基金の運用による利子収入でございます。
 次に、行政サービス活動支出は二十一億三千八百万余円で、これは、物件費、給与関係費などでございます。
 続いて、社会資本整備等投資活動収入は、該当ございません。
 一方、社会資本整備等投資活動支出は六億四千六百万余円で、これは、財務会計システムの更新に係る委託料及び基金への積立金でございます。
 財務活動収支につきましては、該当ございません。
 その結果、収支差額合計はマイナス二十五億六千九百万余円でございます。
 なお、三ページ以降に財務諸表の詳細をお示ししております。後ほどご覧をいただければと存じます。
 以上で当局の令和四年度一般会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願いを申し上げます。

○松田委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○松田委員長 それでは、資料要求はなしと確認させていただきます。
 以上で会計管理局関係を終わります。

○松田委員長 これより東京消防庁関係に入ります。
 初めに、消防総監から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○吉田消防総監 消防総監の吉田でございます。
 決算特別委員会の先生方には、平素より消防行政の推進に対しご支援、ご指導を賜り、厚く御礼申し上げます。
 本日から、東京消防庁関係の令和四年度決算についてご審議をいただきますが、予算執行につきましては、震災や風水害等の大規模災害や増大する救急需要へ的確に対応するため、効率的かつ効果的な支出に努めてまいりました。
 その概要につきましては次長から、内容につきましては財務課長から説明をいたしますので、よろしくお願いします。
 引き続き、東京消防庁の幹部を紹介させていただきます。
 次長の岡本透です。理事の市川博三です。企画調整部長の瀬崎幸吾です。総務部長の石川義彦です。人事部長の川田進です。警防部長の木下修です。防災部長の福永輝繁です。救急部長の門倉徹です。予防部長の加藤雅広です。装備部長の小野修です。企画課長の佐藤宏紀です。財務課長の野崎孝幸です。
 どうぞよろしくお願いします。
   〔理事者挨拶〕

○松田委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○松田委員長 これより決算の審査を行います。
 令和四年度東京都一般会計決算中、東京消防庁所管分を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○岡本次長 令和四年度決算のご審議をいただくに当たり、東京消防庁が所管しております事業及び決算の概要について、お手元に配布の令和四年度決算概要によりご説明申し上げます。
 表紙をおめくりください。初めに、1の事業概要ですが、東京消防庁は、特別区二十三区と多摩地区の二十五市三町一村を管轄区域とし、誰もが安心して過ごせるセーフシティの実現に向け、各種災害から都民の生命、身体、財産を守るとともに、震災や風水害等の大規模災害に対応するための消防活動体制の充実強化や増大する救急需要への対応など、都民ニーズや社会状況の変化に的確に対応し、各種施策を推進しております。
 次に、2の令和四年度に実施した主な事業についてご説明申し上げます。
 (1)の消防活動体制の強化は、多様化する災害やテロなど大規模災害に対応するための資器材整備などに三十八億三千三百万余円を支出いたしました。
 (2)の救急活動体制の強化は、応急手当ての普及や救急相談センター事業などに二十八億九千万余円を支出いたしました。
 (3)の消防車両等の整備は、ポンプ車、はしご車などの消防車両の更新や救急車の増強に二十三億八千八百万余円を支出いたしました。
 (4)の消防庁舎の整備は、災害活動拠点となる消防庁舎の新築工事などに百億二千九百万余円を支出いたしました。
 (5)の情報通信体制等の整備は、指令管制システムの更新やデジタル無線設備の整備などに五十七億五千三百万余円を支出いたしました。
 (6)の消防団装備資機材等の充実は、消防団の活動拠点となる分団本部施設の建設や可搬ポンプ積載車の整備などに三十八億三千四百万余円を支出いたしました。
 (7)の消防水利の整備は、防火水槽の整備などに二十八億六千六百万余円を支出いたしました。
 次に、3の決算の総括についてご説明申し上げます。
 歳入額につきましては、予算現額四百八十七億九千百万円に対し、収入済額四百六十七億二千五百万円です。比較増減額は二十億六千六百万円の収入減となり、収入率は九五・八%です。
 歳出額につきましては、予算現額二千五百五十五億四千四百万円に対し、支出済額二千四百九十九億二千四百万円です。翌年度繰越額は二十三億一千百万円、不用額は三十三億九百万円、執行率は九七・八%です。
 次の4、財務諸表の総括ほか決算の詳細な内容につきましては、この後、財務課長からご説明いたします。
 以上、令和四年度東京消防庁所管の事業及び決算概要の説明を終了いたします。ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。

○野崎財務課長 引き続きまして、お手元にございます令和四年度東京都一般会計決算説明書により、決算の内訳から主要な項目についてご説明申し上げます。
 表紙を含め三枚おめくりください。一ページから三ページまでの決算の総括につきましては、ただいま次長が説明した内容と同内容ですので、省略いたします。
 四ページをお開きください。歳入についてご説明申し上げます。
 初めに、六款、分担金及び負担金をご覧ください。
 収入済額二百万余円でございます。
 一項、負担金は、三鷹市から三鷹消防署牟礼出張所の敷地内にある防火水槽の撤去工事費を消防費負担金として収入したものでございます。
 五ページをお開きください。七款、使用料及び手数料をご覧ください。
 収入済額は三億二千百万余円で、収入率は九二・九%でございます。
 一項、使用料は、消防施設の使用料を収入したものでございます。
 六ページに参りまして、二項、手数料は、消防設備士講習等の手数料を収入したものでございます。
 八ページをお開きください。八款、国庫支出金をご覧ください。
 収入済額は五億余円で、収入率は四六・一%でございます。
 二項、国庫補助金は、緊急消防援助隊設備整備費などの国庫補助金を収入したものでございます。
 九ページをお開きください。九款、財産収入をご覧ください。
 収入済額は六億六千六百万余円で、収入率は八七・三%でございます。
 一項、財産運用収入は、職員待機宿舎の使用料などを収入したものでございます。
 一〇ページに参りまして、十二款、諸収入をご覧ください。
 収入済額は四百五十二億三千五百万余円で、収入率は九七・一%でございます。
 四項、受託事業収入は、多摩地区の二十五市三町一村から消防事務の受託に要する経費などを収入したものでございます。
 一一ページをお開きください。七項、弁償金及び報償金のうち、七目、消防費弁償金は、火災予防条例に基づく機器の性能試験に伴う出張旅費を収入したものでございます。
 一二ページに参りまして、八目、諸費弁償金は、交通事故賠償金などを収入したものでございます。
 一三ページをお開きください。八項、物品売払い代金は、運用を終了しました消防車両などの売払い代金を収入したものでございます。
 一四ページへ参りまして、九項、雑入のうち、一目、納付金は、会計年度任用職員等の社会保険料の本人負担分を収入したものでございます。
 一五ページをお開きください。二目、庁舎管理費等収入は、行政財産使用者が負担する光熱水費などを収入したものでございます。
 一六ページに参りまして、三目、契約違約金は、契約解除等に伴う違約金を収入したものでございます。
 一七ページをお開きください。三十七目、消防団員退職報償金等受入れは、退職した消防団員に支払う退職報償金などを共済基金から受け入れたものでございます。
 一八ページに参りまして、三十八目、雑入は、高速自動車国道における救急業務支弁金や給与等の過年度返納金などを収入したものでございます。
 一九ページをお開きください。最下段に記載のとおり、歳入の合計は、予算現額四百八十七億九千百四十四万九千円に対しまして、収入済額は四百六十七億二千五百五十万四千九百二十四円で、収入率は九五・八%でございます。
 次に、歳出についてご説明申し上げます。
 二〇ページをお開きください。十四款、消防費をご覧ください。
 支出済額は二千四百九十九億二千四百万余円で、執行率は九七・八%でございます。
 一項、消防管理費は、職員の人件費や管理事務などに要した経費で、支出済額は二千十六億九千八百万余円でございます。
 一目、管理費は、二〇ページから二五ページにかけての職員の人件費のほか、庁舎の光熱水費や消防施設の維持管理などに要した経費でございます。
 二六ページをお開きください。二目、福利厚生費は、職員互助組合運営業務など、職員の福利厚生に要した経費でございます。
 二七ページをお開きください。三目、衛生管理費は、各種健康診断など職員の健康管理に要した経費でございます。
 二九ページをお開きください。四目、人事教養費は、二九ページから三一ページにかけての職員の各種研修や採用試験などに要した経費でございます。
 三二ページをお開きください。五目、電子計算管理費は、三二ページから三三ページにかけての電子計算機の維持管理や情報処理業務などに要した経費でございます。
 三四ページをお開きください。二項、消防活動費は、警防、防災、救急、予防などの各種消防活動業務などに要した経費であり、支出済額は二百四億八千百万余円でございます。
 一目、警防業務費は、三四ページから三六ページにかけての消火や救助、震災等大規模災害などの活動に使用する資器材の整備などに要した経費でございます。
 三七ページをお開きください。二目、防災業務費は、三七ページから三九ページにかけての都民指導等の推進や都民防災教育センターの運営、震災対策資器材の整備などに要した経費でございます。
 四〇ページをお開きください。三目、救急業務費は、四〇ページから四一ページにかけての救急活動で使用する各種資器材の整備や救急相談センターの運営、応急救護に関する知識、技術の普及などに要した経費でございます。
 四二ページをお開きください。四目、予防業務費は、四二ページから四四ページにかけての消防技術者試験や講習、危険物施設の検査、火災予防体制の推進などに要した経費でございます。
 四五ページをお開きください。五目、装備費は、四五ページから五一ページにかけての消防車両や消防艇、消防ヘリコプターのほか、職員の被服や個人装備品、通信施設の整備、維持管理に要した経費でございます。
 五二ページをお開きください。三項、消防団費は、五二ページから五四ページにかけての消防団の運営、活動に要した経費であり、支出済額は三十三億一千六百万余円でございます。
 五五ページをお開きください。四項、退職手当及び年金費は、五五ページから五六ページにかけての恩給及び職員の退職手当などに要した経費であり、支出済額は九十八億八千八百万余円でございます。
 五七ページをお開きください。五項、建設費は、消防庁舎及び消防水利の整備などに要した経費であり、支出済額は百四十五億三千九百万余円でございます。
 一目、庁舎建設費は、五七ページから五九ページにかけての消防庁舎の建設などに要した経費でございます。
 六〇ページをお開きください。二目、改修費は、庁舎や設備の改修などに要した経費でございます。
 六一ページをお開きください。三目、消防水利費は、消防水利の整備などに要した経費でございます。
 六二ページに参りまして、十六款、諸支出金は、過誤納還付に要した経費を支出したもので、支出済額は十五万余円でございます。
 最下段をご覧ください。歳出合計は、予算現額二千五百五十五億四千四百四万円に対しまして、支出済額は二千四百九十九億二千四百三十二万二百六十九円で、執行率は九七・八%でございます。
 以上で令和四年度東京都一般会計決算説明書による説明を終了し、引き続きまして、お手元の令和四年度東京都決算参考書財務諸表についてご説明申し上げます。
 表紙を含めまして四枚おめくりいただき、二ページをお開きください。2、財務諸表の概要にてご説明いたします。
 初めに、1の貸借対照表の資産の部をご覧ください。令和四年度における資産の部の合計は三千九百十九億二千七百万余円で、令和三年度と比較し三十三億三千九百万余円の減でございます。
 次に、負債の部をご覧ください。令和四年度における負債の部の合計は二千百五億一千六百万余円で、令和三年度と比較し七十億二千百万余円の減でございます。
 これを資産から差し引きました最下段にある正味財産の部の合計は一千八百十四億一千万余円で、令和三年度と比較し三十六億八千百万余円の増でございます。
 次に、2の行政コスト計算書をご覧ください。
 一番上の項目にあります令和四年度の行政収入は四百六十五億八千万余円、行政費用は二千五百五十二億八千四百万余円でございます。
 表の下から四項目めにあります当期収支差額はマイナス二千九十五億一千四百万余円で、令和三年度と比較し百二億八千百万余円の減でございます。
 次に、3のキャッシュ・フロー計算書をご覧ください。
 一番上の項目にあります令和四年度の行政サービス活動収支差額はマイナス一千九百二十五億九千百万余円、二項目めにあります社会資本整備等投資活動収支差額はマイナス百六億七百万余円で、下から五項目めの収支差額合計はマイナス二千三十一億九千八百万余円となり、令和三年度と比較し七十八億九千六百万余円の減でございます。
 なお、三ページ以降には財務諸表の詳細をお示ししてございます。後ほどご覧いただきたいと存じます。
 以上で令和四年度決算の内容についての説明を終了いたします。

○松田委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。

○大山委員 一つだけお願いします。
 救急活動時間について、五年間、各年度の最長時間と最短時間も一緒にお願いします。
 以上です。

○松田委員長 ただいま大山委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○松田委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出を願います。
 ほかにございませんか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○松田委員長 なければ、以上で東京消防庁関係を終わります。

○松田委員長 これより財務局関係に入ります。
 初めに、財務局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○山下財務局長 財務局長の山下聡でございます。
 松田委員長をはじめ委員の皆様方には、財務局所管の事務事業につきまして、日頃から特段のご理解を賜りまして、厚く御礼申し上げます。
 あわせまして、当局決算の審査に係るご指導につきまして、よろしくお願い申し上げます。
 それでは、財務局の幹部職員を紹介申し上げます。
 経理部長でDX推進担当部長、子供政策連携室企画調整担当部長及びスタートアップ・国際金融都市戦略室スタートアップ戦略推進担当部長を兼務いたします五十嵐律でございます。契約調整担当部長でスタートアップ・国際金融都市戦略室スタートアップ戦略推進担当部長を兼務いたします須藤哲でございます。主計部長の遠松秀将でございます。調整担当部長の佐伯亮でございます。財産運用部長の小泉雅裕でございます。利活用調整担当部長で運営・調整担当部長を兼務いたします吉浦宏美でございます。建築保全部長の金子陽子でございます。施設整備担当部長の小野寺弘樹でございます。技術管理担当部長の小林秀行でございます。庁舎運営担当部長の鈴木光祐でございます。当分科会との連絡等に当たらせていただきます総務課長の稲垣俊之でございます。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。
   〔理事者挨拶〕

○松田委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○松田委員長 これより決算の審査を行います。
 令和四年度東京都一般会計決算中、財務局所管分、令和四年度東京都用地会計決算及び令和四年度東京都公債費会計決算を一括して議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○山下財務局長 財務局の事業概要及び令和四年度決算の概要をご説明申し上げます。
 お手元の令和四年度決算概要の一ページをお開き願います。
 まず、番号1の事業概要でございます。財務局が所管しております主な事業は、(1)から(8)に記載しております。
 第一に、都の財政計画の策定及び予算の調製、配当、執行監督、第二に、工事や物品等の契約と検収、第三に、土地、建物等の公有財産の取得、管理、処分、第四に、本庁舎等の管理、第五に、建築物等の設計、施工、監督を行ってございます。そのほか、宝くじの発売、用地の先行取得、都債の発行と償還事務も行ってございます。
 次に、番号2の決算の総括についてご説明申し上げます。
 まず、(1)の一般会計でございます。歳入は、予算現額一兆九千三百四十五億九千五百万円に対しまして、収入済額は一兆五千七百七十億五千四百万円、比較増減額は三千五百七十五億四千百万円の収入減で、収入率は八一・五%でございます。
 収入の主なものは、国庫補助金、基金からの繰入金、都債などでございます。
 また、歳出は、予算現額一兆二千二百七十三億五千三百万円に対しまして、支出済額は一兆二千百三十三億七千四百万円、不用額は百三十九億七千九百万円で、執行率は九八・九%でございます。
 支出の主なものは、都債の償還金、他会計への支出金、基金への積立金などでございます。
 次に、(2)の用地会計でございます。この会計は、河川、公園等の事業用地を先行取得するために設置している会計でございます。
 歳入は、予算現額百四十七億八千六百万円に対しまして、収入済額は百十三億八千万円、比較増減額は三十四億六百万円の収入減で、収入率は七七・〇%でございます。
 また、歳出は、予算現額百四十七億八千六百万円に対しまして、支出済額は五十億三千九百万円、翌年度繰越額は一億五千八百万円、不用額は九十五億八千九百万円で、執行率は三四・一%でございます。
 次に、二ページをお開き願います。(3)の公債費会計でございます。この会計は、一般会計ほか東京都の公債費を一括経理する会計でございます。
 歳入、歳出ともに、予算現額一兆九百二十三億四千八百万円に対しまして、収入済額及び支出済額は同額の一兆八百八十三億九千九百万円でございまして、収入率、執行率ともに九九・六%でございます。
 以上、令和四年度財務局所管の決算につきまして概要をご説明申し上げました。
 なお、決算の詳細及び財務諸表につきましては、経理部長からご説明申し上げます。よろしくご審議のほどお願いいたします。

○五十嵐経理部長DX推進担当部長兼務 令和四年度決算の詳細につきましてご説明申し上げます。
 お手元には、ただいま局長よりご説明申し上げました令和四年度決算概要のほかに、会計ごとの決算説明書三冊と財務局の財務諸表をお配りしてございます。
 最初に、財務局の一般会計決算についてご説明申し上げます。東京都一般会計決算説明書をご覧いただきたいと存じます。
 なお、各会計とも、決算の総括につきましては、ただいま局長よりご説明申し上げましたので、私からは、各款ごとの内容についてご説明申し上げます。
 まず、歳入でございます。
 恐れ入りますが、五ページをお開き願います。第四款、地方特例交付金でございます。
 国からの地方特例交付金、新型コロナウイルス感染症対策地方税減収補填特別交付金として、収入済額の欄に記載のとおり、七十七億九千七十三万円余を収入したもので、収入率は一〇一・七%でございます。
 次に、七ページをご覧ください。第五款、特別交付金でございます。
 国からの交通安全対策特別交付金として、収入済額の欄に記載のとおり、二十七億二十八万円余を収入したもので、収入率は八七・三%でございます。
 次に、八ページをお開き願います。このページから一〇ページまでは、第七款、使用料及び手数料でございます。
 収入済額は十億六千四百四十二万円余で、収入率は九一・〇%でございます。これは、行政財産の使用料、証明書発行等の手数料を収入したものでございます。
 次に、一一ページをご覧ください。このページと一二ページが、第八款、国庫支出金でございます。
 収入済額は三千百四十三億五千八百五十九万円余で、収入率は六八・六%でございます。これは、国からの新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金などを収入したものでございます。
 次に、一三ページをご覧ください。このページから一六ページまでは、第九款、財産収入でございます。
 収入済額は九十五億五千八百三十万円余で、収入率は五七・八%でございます。これは、財務局が保有している財産の賃貸料、利子及び配当金、未利用地の売払い代金などを収入したものでございます。
 一七ページをご覧ください。第十款、寄附金でございます。
 これは、一般寄附金として三千六百四十五万円余を収入したものでございます。
 次に、一八ページをお開き願います。このページから二三ページまでは、第十一款、繰入金でございます。
 収入済額は七千六十二億二千二百七十六万円余で、収入率は八三・二%でございます。これは、公営企業会計と基金からの繰入金を収入したものでございます。
 次に、二四ページをお開き願います。このページから二九ページまでは、第十二款、諸収入でございます。
 収入済額は三百九十九億九千七百六十万円余で、収入率は六五・二%でございます。これは、宝くじの発売益金などを収入したものでございます。
 次に、三〇ページをお開き願います。このページから四一ページまでは、第十三款、都債でございます。
 収入済額は二千九十六億五千二百四十四万円余で、収入率は八三・一%でございます。これは、生活文化スポーツ債外十事業の財源として都債を収入したものでございます。
 次に、四二ページをお開き願います。第十四款、繰越金でございます。
 前年度からの繰越金として二千八百五十六億七千二百四十七万円余を収入したもので、収入率は一〇〇・〇%でございます。
 以上、歳入額を合計いたしますと、最下段に記載してございますように、収入済額は一兆五千七百七十億五千四百九万円余で、収入率は八一・五%でございます。
 続きまして、歳出でございます。
 恐れ入りますが、四四ページをお開き願います。このページから四九ページまでは、第二款、総務費でございます。
 支出済額の欄に記載のとおり、百二十億三千二百四十一万円余を支出し、執行率は九三・四%でございます。これは、財務局が所管している事務事業のうち、経理事務、主計事務、建築保全事務などの経費を支出したものでございます。
 次に、五〇ページをご覧ください。第十五款、公債費でございます。
 支出済額は三千四百三十五億三千四百十八万円余で、執行率は一〇〇・〇%でございます。これは、一般会計における都債の償還及び発行に要する経費を支出したものでございます。
 次に、五一ページをお開き願います。このページから五九ページまでは、第十六款、諸支出金でございます。
 支出済額は八千五百七十八億七百三十三万円余で、執行率は九九・〇%でございます。これは、財産運用事務の経費、基金への積立金、特別会計及び公営企業会計への繰出金などを支出したものでございます。
 次に、最後のページとなります六〇ページをお開き願います。第十七款、予備費でございます。
 令和四年度におきましては、総務費及び諸支出金に合計五億三千三百九十七万円を充当しております。
 以上、歳出額を合計いたしますと、最下段に記載のとおり、支出済額一兆二千百三十三億七千三百九十四万円余で、執行率は九八・九%でございます。
 引き続きまして、用地会計につきましてご説明申し上げます。
 お手元の東京都用地会計決算説明書をご覧いただきたいと存じます。
 まず、歳入でございます。
 恐れ入りますが、四ページをお開き願います。このページと五ページが、第一款、財産収入でございます。
 収入済額は二十億七百四十八万円余で、収入率は九八・六%でございます。これは、先行取得した用地の引取経費を、事業を実施する局から収入したものなどでございます。
 次に、六ページをお開き願います。第二款、繰入金でございます。
 収入済額は一億二十四万円余で、収入率は三四・九%でございます。これは、買収した用地に係る都債償還費などを一般会計から繰り入れたものでございます。
 次に、七ページをご覧ください。第三款、諸収入でございます。
 収入済額は八千円余で、歳計現金に係る預金利子を収入したものでございます。
 次に、八ページをお開き願います。第四款、都債でございます。
 収入済額は二十九億三千百万円で、収入率は二九・三%でございます。これは、用地買収費の財源として起債した公共用地先行取得債を収入したものでございます。
 次に、九ページをご覧ください。第五款、繰越金でございます。
 前年度からの繰越金として六十三億四千百六十七万円余を収入したもので、収入率は二五九・〇%でございます。
 以上、歳入額を合計いたしますと、最下段に記載してございますとおり、収入済額は百十三億八千四十一万円余で、収入率は七七・〇%でございます。
 続きまして、歳出でございます。
 恐れ入りますが、一〇ページをお開き願います。第一款、用地費でございます。
 こちらにつきましては、下段にございます執行概要説明欄の表でご説明いたします。
 まず、番号1の用地買収費でございます。
 支出済額は、四年度用地買収費と三年度繰越事業費を合わせまして二十九億三千二百九十四万円余で、執行率は二三・五%でございます。これは、次の一一ページに記載のとおり、公園等の事業用地の買収費を支出したものでございます。
 次に、一二ページをお開き願います。番号2の繰出金でございます。
 支出済額は、計の欄に記載のとおり、二十億四千六十九万円余で、執行率は九六・七%でございます。これは、用地買収費の財源として起債した都債の償還費などを支出したものでございます。
 その下の番号3の事務費でございます。
 支出済額は六千五百十万円余で、執行率は三〇・六%でございます。これは、事務用品費や測量経費などを支出したものでございます。
 以上、歳出額を合計いたしますと、一三ページ最下段に記載してございますように、支出済額は五十億三千八百七十四万円余で、執行率は三四・一%でございます。
 用地会計決算の説明は以上でございます。
 引き続き、公債費会計につきましてご説明申し上げます。
 お手元の東京都公債費会計決算説明書をご覧いただきたいと存じます。
 まず、歳入でございます。
 恐れ入りますが、四ページをお開き願います。第一款は、財産収入でございます。
 収入済額は十五億二千九百十九万円余で、収入率は一〇八・六%でございます。これは、減債基金の運用利子を収入したものでございます。
 次に、五ページをご覧ください。このページから八ページまでは、第二款、繰入金でございます。
 収入済額は八千七百三十七億七千七十六万円余で、収入率は九九・五%でございます。これは、元金償還金等を各会計から繰り入れたものなどでございます。
 次に、九ページをご覧ください。第三款、諸収入でございます。
 収入済額は五億五千八百八十八万円余で、収入率は一〇二・一%でございます。これは、歳計現金の預金利子などを収入したものでございます。
 次に、一〇ページをお開き願います。第四款、都債でございます。
 収入済額は二千百二十五億四千四万円余で、収入率は一〇〇・〇%でございます。これは、一般会計及び都営住宅等事業会計の借換債を収入したものでございます。
 以上、歳入額を合計いたしますと、最下段に記載してございますように、収入済額は一兆八百八十三億九千八百八十九万円余で、収入率は九九・六%でございます。
 続きまして、歳出でございます。
 恐れ入りますが、一一ページをご覧ください。第一款、公債費でございます。
 こちらにつきましては、科目欄の目ごとにご説明いたします。
 まず、第一目、元金償還金でございます。
 支出済額は七千二百七十四億七千六百六十一万円余で、執行率は一〇〇・〇%でございます。
 次に、一三ページをお開き願います。第二目、利子償還金でございます。
 支出済額は六百十九億四千三百九十一万円余で、執行率は九五・八%でございます。
 次に、一五ページをお開き願います。第三目、減債基金積立金でございます。
 支出済額は二千九百六十九億八千二百六十二万円余で、執行率は一〇〇%でございます。
 その下の第四目、発行及び償還手数料でございますが、支出済額は十九億六百五十七万円余で、執行率は六五・九%でございます。
 次に、一七ページをお開き願います。第五目、管理費でございます。
 支出済額は八千九百十六万円余で、執行率は六四・〇%でございます。
 以上、歳出額を合計いたしますと、最下段に記載してございますように、支出済額は一兆八百八十三億九千八百八十九万円余で、執行率は九九・六%でございます。
 公債費会計決算の説明は以上でございます。
 引き続きまして、財務局の財務諸表についてご説明申し上げます。
 恐れ入りますが、お手元の東京都決算参考書財務諸表の五ページをお開き願います。
 財務局が所管いたします三会計合算の貸借対照表、行政コスト計算書及びキャッシュ・フロー計算書の概要をお示ししてございます。
 まず、上段、1の貸借対照表でございますが、令和四年度資産の部合計は六兆六千百六十九億三千二十一万円余でございまして、対前年度比で八百二十二億八千四百九十四万円余の減少となっております。
 また、負債の部合計は二千九百八十億二百五万円余でございまして、対前年度比で四百二十八億百六万円余の減少となっております。
 この結果、資産の部合計から負債の部合計を差し引いた正味財産の部合計は六兆三千百八十九億二千八百十六万円余でございまして、対前年度比で三百九十四億八千三百八十七万円余の減少となっております。
 続いて、中段、2の行政コスト計算書でございますが、令和四年度の行政収入は三千七百二億五千九百六十万円余、行政費用は一千八百十三億千四百五十九万円余、金融収入は六十一億一千二百三十三万円余、金融費用は四十三億三百二十三万円余、特別収入は五十五億九千六百十九万円余、特別費用は八百六十四億四千七百七十四万円余でございます。
 これらの収入、費用を差引きした当期収支差額は一千九十九億二百五十五万円余の収入超過でございまして、令和三年度と比較し一兆三千七百六十七億一千六百四十二万円余の減少となっております。
 続いて、下段、3のキャッシュ・フロー計算書でございますが、令和四年度の行政サービス活動収支差額は一千五百七十五億三千六百五十四万円余の収入超過、社会資本整備等投資活動収支差額は四百四十一億八千五百四十三万円余の収入超過、財務活動収支差額は一千二百三十七億一千四百二十九万円余の支出超過でございます。
 これらの収支差額を合計いたしました収支差額合計は七百八十億七百六十七万円余の収入超過でございまして、令和三年度と比較して一兆三千五百五億八千九百七十二万円余の減少となっております。
 簡単でございますが、財務諸表の説明は以上でございます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○松田委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○松田委員長 それでは、資料要求はなしと確認させていただきます。
 以上で財務局関係を終わります。

○松田委員長 これより子供政策連携室関係に入ります。
 初めに、子供政策連携室長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○田中子供政策連携室長 子供政策連携室長の田中慎一でございます。
 子供政策連携室職員一同、全力を挙げて事務事業の適切かつ円滑な執行に取り組んでまいりますので、松田委員長をはじめ委員の皆様方には、ご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
 それでは、当局の幹部職員をご紹介申し上げます。
 総合推進部長の土村武史でございます。企画調整部長の山本公彦でございます。少子化対策担当部長の小松義昌でございます。プロジェクト推進担当部長の小平房代でございます。当委員会との連絡等に当たらせていただきます総務課長の犬飼陽一郎でございます。
 どうぞよろしくお願いいたします。
   〔理事者挨拶〕

○松田委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○松田委員長 これより決算の審査を行います。
 令和四年度東京都一般会計決算中、子供政策連携室所管分を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○田中子供政策連携室長 令和四年度決算をご審議いただくに当たりまして、子供政策連携室の事業概要及び決算の概要についてご説明申し上げます。
 子供政策連携室は、子供の声や思いにつぶさに耳を傾け、子供目線に立って政策のバージョンアップを不断に図っていくという子供政策の原点を踏まえまして、子供の声を中心に据えて、子供の最善の利益という観点から子供政策を推進してまいります。
 また、少子化対策のさらなる推進につきましては、望む人が安心して子供を産み育てることができる社会の実現に向けまして、多様な価値観や考え方を尊重しながら取組を進めてまいります。
 それでは、お手元にお配りしてございます令和四年度決算概要の一ページをお開きください。
 初めに、1の子供政策連携室の事業概要(令和四年度)についてご説明申し上げます。
 (1)、子供政策の連携推進でございます。
 社会のあらゆる主体と連携し、官民一体となって、子供の笑顔があふれる社会、安心して子供を産み育てられる社会を目指す取組といたしまして、こどもスマイルムーブメントを展開しております。
 また、東京に魅力や愛着を感じ、都政に興味、関心を持ってもらえるよう、多彩な情報を発信する東京都こどもホームページの運用を行っております。
 さらに、子供が笑顔で子育てが楽しいと思える社会の実現に向けまして、従来の枠組みにとらわれない幅広い視点で先進的な子供政策の方向性を議論、発信することを目的に、こども未来会議を設置し、運営を行っております。
 続いて、二ページをお開きください。2の決算の総括でございます。
 歳入は、予算現額一万六千円に対しまして、収入済額は、表示単位未満切捨てでゼロ円となってございます。
 歳出は、予算現額十一億九千万円に対しまして、支出済額十一億三百八十六万七千円となっております。
 歳入及び歳出の詳細と財務諸表につきましては、総合推進部長からご説明させていただきます。
 以上、決算概要についてご説明申し上げました。よろしくご審議のほどお願いいたします。

○土村総合推進部長DX推進担当部長兼務 それでは、引き続き私から、子供政策連携室の令和四年度決算の内容につきましてご説明させていただきます。
 お手元にお配りしてございます東京都一般会計決算説明書をご覧ください。
 決算の総括につきましては、ただいま室長からご説明いたしましたので、私からは、歳入及び歳出の内訳をご説明いたします。
 恐れ入ります、九ページをお開きください。まず、歳入についてご説明申し上げます。
 科目は、第七款、使用料及び手数料、第二項、手数料、第十四目、諸手数料でございます。
 予算現額四千円に対しまして、収入済額百円、収入率は二・五%でございます。
 次に、第十二款、諸収入、第九項、雑入、第三十八目、雑入でございます。
 予算現額ゼロ円に対しまして、収入済額二百五十円でございます。
 歳入合計として、予算現額一万六千円に対しまして、収入済額三百五十円、収入率は二・二%でございます。
 続きまして、一三ページをお開きください。歳出についてご説明申し上げます。
 科目は、第二款、総務費、第三項、子供政策連携費、第一目、管理費でございます。
 予算現額十一億九千万円に対しまして、支出済額十一億三百八十六万余円、執行率九二・八%でございます。
 支出内訳でございますが、中段に記載の(1)、職員費につきましては、五億九千三百十三万余円支出してございます。
 (2)、管理事務につきましては、事務費等に一億一千八十八万余円を支出してございます。
 (3)、子供政策の連携推進につきまして、こどもスマイルムーブメントの展開、東京都こどもホームページの運用などに三億九千九百八十四万余円を支出してございます。
 主な不用額等につきましては、一四ページに記載してございますので、後ほどご覧いただければと存じます。
 以上が一般会計の決算でございます。
 続きまして、東京都決算参考書財務諸表をご説明いたします。
 恐れ入りますが、四ページをお開きください。財務諸表の概要につきましてご説明申し上げます。
 上段に記載してございます、1、貸借対照表についてでございますが、これは、当室の資産や負債及びその差額である正味財産を示したものでございます。
 令和四年度の資産の部の合計は七百十九万余円でございます。
 また、令和四年度の負債の部の合計は五億八千五百六十四万余円でございます。
 その結果といたしまして、正味財産の部の合計はマイナス五億七千八百四十五万余円でございます。
 続きまして、中段に記載してあります、2、行政コスト計算書についてでございますが、これは、昨年度一年間におけます行政活動に伴う全ての収入とコストを表示したものでございます。
 令和四年度の行政収入の金額は三百五十円、行政費用の金額は十五億九千五百十七万余円でございます。
 金融収支、特別収支を含めました当期収支差額はマイナス十五億九千五百十七万余円でございます。
 最後に、下段の3、キャッシュ・フロー計算書についてでございますが、これは、当室の現金収支の状況を示したものでございます。
 令和四年度の行政サービス活動収支差額はマイナス十億九千七百九十四万余円、社会資本整備等投資活動収支差額はマイナス五百九十二万余円で、収支差額合計はマイナス十一億三百八十六万余円でございます。
 以上をもちまして、令和四年度における子供政策連携室の決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○松田委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。

○大山委員 二つお願いします。
 一つは、こども基本条例の普及のために行った事業の実績。
 もう一つは、各局で実施した子供の声や意見を聞く取組とその規模、また、それをどのように生かしたのかということです。
 以上です。

○松田委員長 ただいま大山委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○松田委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出を願います。
 以上で子供政策連携室関係を終わります。

○松田委員長 これよりデジタルサービス局関係に入ります。
 初めに、デジタルサービス局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○山田デジタルサービス局長 デジタルサービス局長の山田忠輝でございます。
 松田委員長をはじめ委員の皆様方のご指導、ご鞭撻をいただきながら、全力で事務事業に取り組んでまいる所存でございます。よろしくお願い申し上げます。
 それでは、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 次長の丸山雅代でございます。総務部長の深井稔でございます。調整担当部長の勝見恭子でございます。企画調整担当部長でDX推進担当部長、子供政策連携室企画調整担当部長及びスタートアップ・国際金融都市戦略室スタートアップ戦略推進担当部長を兼務いたします尾関元でございます。情報セキュリティ担当部長でデジタル基盤整備担当部長を兼務いたします戸田公司でございます。戦略部長の芹沢孝明でございます。区市町村DX協働担当部長の芝崎晴彦でございます。DX推進調整担当部長の佐藤直樹でございます。サービス開発担当部長でDX推進統括担当部長を兼務いたします荻原聡でございます。デジタル改革担当部長の小林直樹でございます。デジタルサービス推進部長でスマートシティ推進担当部長及びスタートアップ・国際金融都市戦略室スタートアップ戦略推進担当部長を兼務いたします巻嶋國雄でございます。データ利活用担当部長でスマートシティ・データ連携担当部長を兼務いたします池田庸でございます。つながる東京推進担当部長の赤木宏行でございます。つながる東京整備担当部長でスマートシティ推進担当部長を兼務いたします小野寺圭でございます。デジタル基盤整備部長の斎藤圭司でございます。当委員会との連絡調整等に当たります総務課長の繁宮賢でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○松田委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○松田委員長 これより決算の審査を行います。
 令和四年度東京都一般会計決算中、デジタルサービス局所管分を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○山田デジタルサービス局長 令和四年度決算をご審議いただくに当たりまして、当局の事業概要及び決算の概要についてご説明申し上げます。
 当局は、デジタルの力を活用した行政を総合的に推進し、都政のQOS、クオリティー・オブ・サービスを飛躍的に向上させることを目的に、各局や都内区市町村とも連携し、東京全体のデジタル化推進に向けて取り組んでおります。
 なお、本年四月一日付で設置されましたスタートアップ・国際金融都市戦略室に移管した事業につきましては、スタートアップ・国際金融都市戦略室からご説明申し上げます。
 それでは、お手元にお配りしております資料第1号、令和四年度決算概要の一ページをお開き願います。
 初めに、1のデジタルサービス局の事業概要についてご説明申し上げます。
 (1)、デジタルの力を活用した行政の総合的推進でございます。
 東京全体のDXを推進するため、デジタルファーストの観点から、行政手続のデジタル化等の推進、各局におけるDXの推進、区市町村との協働によるデジタル化の推進に取り組んでおります。
 加えて、デジタル人材の確保、育成、都政の構造改革の推進、デジタルデバイド対策など、デジタル共生社会の実現に取り組んでおります。
 (2)、スマート東京・TOKYO Data Highway戦略の推進でございます。
 デジタルの力で都民生活の質を向上させるため、スマートシティ推進の取組やデータ利活用の推進等に取り組んでおります。
 また、いつでも、誰でも、どこでも、何があってもつながる東京の実現に向けて、5Gを中心とした高速モバイルネットワークの早期構築、島しょ地域のインターネット環境改善等に取り組んでおります。
 (3)、デジタル基盤の整備・セキュリティ対策でございます。
 都庁の業務運営に不可欠な情報システムやネットワークの整備、運用とともに、情報システム基盤等の強化、各局共通で利用可能なデジタルツールの導入、運用等、サイバーセキュリティ対策等に取り組んでおります。
 続いて、二ページをお開きください。2の決算の概要でございます。
 歳入は、予算現額九億三千九百七十九万余円に対しまして、収入済額は九億二千八百八万余円で、予算現額に対する収入率は九八・八%となっております。
 歳出は、予算現額三百十一億七千四百九十七万余円に対しまして、支出済額は二百六十三億五千三百六十二万余円で、予算現額に対する執行率は八四・五%となっております。
 歳入歳出の詳細と財務諸表につきましては、総務部長からご説明させていただきます。
 以上、決算概要についてご説明を申し上げました。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○深井総務部長 それでは、引き続き私から、デジタルサービス局所管の令和四年度決算につきましてご説明させていただきます。
 お手元にお配りしてございます資料第2号、東京都一般会計決算説明書をご覧ください。
 決算の総括につきましては、ただいま局長からご説明いたしましたので、私からは、歳入及び歳出の詳細をご説明いたします。
 恐れ入りますが、六ページをお開きください。歳入についてご説明申し上げます。
 まず初めに、第六款、分担金及び負担金でございます。
 予算現額四億三百七十八万余円に対しまして、収入済額四億八百十八万余円となっております。地方公共団体情報セキュリティ強化対策費等の負担金を収入したものでございます。
 次に、七ページをお開きください。第七款、使用料及び手数料でございます。
 予算現額一千円に対しまして、収入済額三百四十円となっております。情報公開手数料を収入したものでございます。
 次に、八ページをお開きください。第八款、国庫支出金でございます。
 予算現額二億五千四百八十万円に対しまして、収入済額二億七千八百九十四万余円となっております。デジタル基盤改革支援等に係る国庫補助金を収入したものでございます。
 次に、九ページをお開きください。第十一款、繰入金でございます。
 予算現額二億六千二百五十二万余円に対しまして、収入済額二億二千三百万余円となっております。
 九ページから一六ページには、各会計からのシステム負担金収入を記載しております。
 一七ページは、スマート東京推進基金からの繰入金収入を記載してございます。
 次に、一八ページから一九ページにかけまして、第十二款、諸収入でございます。
 予算現額千八百六十八万余円に対しまして、収入済額千七百九十五万余円となっております。雇用保険料納付金等を収入したものでございます。
 二一ページをお開きください。続きまして、歳出についてご説明申し上げます。
 第二款、総務費、第四項、デジタルサービス費、第一目、管理費でございます。
 支出済額は二百六十三億五千三百六十二万余円で、デジタルの力を活用した行政の推進に要する経費を支出しております。
 なお、網かけに表示している部分につきましては、スタートアップ・国際金融都市戦略室に移管した事業に係る経費となってございます。
 中段に記載の支出内訳をご覧ください。(1)、職員費は二十六億九千二百七十二万余円でございます。
 (2)、管理事務は、事務費等に二億千五百八万余円を支出してございます。
 二二ページをお開きください。(3)、サイバーセキュリティ対策は、自治体情報セキュリティクラウドの運用等に十一億八千百九十二万余円を支出してございます。
 (4)、構造改革の推進は、契約支出のデジタル化に向けた新システムの設計開発等に二十五億四千八百万余円を支出しております。
 (5)、業務プロセス改革事務は、クラウドサービスによる行政手続デジタル化やデジタルデバイド是正等に四億七千八万余円を支出しております。
 (6)、システム評価事業は、システムアセスメント等による都の情報システム経費の適正化の推進に一億二百二十万余円を支出しております。
 (7)、成長戦略の推進は、点群データの取得、整備やデジタルツイン実現プロジェクト、東京データプラットフォームケーススタディ事業などに二十六億一千五百七十一万余円を支出しております。
 (8)、情報システム管理事務は、チャットボットやダッシュボード等のICTを活用した業務の効率化等に九億四千九百四十七万余円を支出しております。
 (9)、次世代通信推進事業は、5Gを中心とした高速モバイルネットワークの早期構築に九億一千九百九十八万余円を支出しております。
 (10)、島しょのインターネット環境改善は、海底光ファイバーケーブルの整備による地域情報化の推進に二十三億八千九百四十八万余円を支出しております。
 二三ページをお開きください。(11)、電子都庁基盤の運用管理は、東京都行政情報ネットワークの運用管理などに百十八億八千九百五十七万余円を支出しております。
 (12)、中央コンピュータ室の運用管理につきましては、七千百四十三万余円を支出してございます。
 (13)、東京都カードシステムの運用管理につきましては、一億三千二百十二万余円を支出しております。
 (14)、社会保障・税番号制度の共通基盤整備は、都庁内のマイナンバー利用事務における基盤システム整備に一億七千五百七十九万余円を支出しております。
 中段の2、不用額説明でございますが、落札差金による残二十五億九千六百八十六万余円など合計で四十八億二千百三十四万余円となっております。
 以上が一般会計、デジタルサービス局の決算でございます。
 次に、資料第3号、東京都決算参考書財務諸表をご覧ください。
 四ページをお開きください。財務諸表の概要についてご説明いたします。
 上段に記載してあります、1、貸借対照表についてでございますが、これは、資産や負債及びその差額であります正味財産を示したものでございます。
 令和四年度の資産の部の合計は四百九十九億三千四百九十四万余円でございます。これは、主に投資その他の資産であるスマート東京推進基金の積立金や、重要物品である海底光ファイバーケーブルでございます。
 また、令和四年度の負債の部の合計は三十二億八千八百五十九万余円でございます。これは、退職給与引当金及び賞与引当金などでございます。
 その結果として、正味財産の部の合計は四百六十六億四千六百三十五万余円となってございます。
 続きまして、中段に記載してあります、2、行政コスト計算書についてでございますが、これは、収入と費用を示したものでございます。
 令和四年度の行政収入の金額は九億二千八百八万余円、行政費用の金額は二百九十二億八千三百六十六万余円でございます。金融収支、特別収支を含めた当期収支差額はマイナス二百二十六億九千五百七十二万余円となってございます。
 最後に、下段の3、キャッシュ・フロー計算書についてでございますが、これは、現金収支の状況を示したものでございます。
 令和四年度の行政サービス活動収支差額はマイナス二百五十三億八千六百七十九万余円、社会資本整備等投資活動収支差額はマイナス三千八百七十五万余円で、収支差額合計はマイナス二百五十四億二千五百五十四万余円となってございます。
 以上をもちまして、令和四年度におけるデジタルサービス局の決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○松田委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○松田委員長 それでは、資料要求はなしと確認させていただきます。
 以上をもちましてデジタルサービス局関係を終わります。

○松田委員長 これより人事委員会事務局関係に入ります。
 初めに、人事委員会事務局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○初宿人事委員会事務局長 人事委員会事務局長の初宿和夫でございます。
 松田委員長をはじめ委員の皆様方には、当局所管の事務事業につきまして日頃から格別のご理解、ご支援を賜り、厚く御礼を申し上げます。今後とも、ご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
 それでは、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 任用公平部長でDX推進担当部長を兼務いたします新田見慎一でございます。審査担当部長の田中賢也でございます。試験部長の谷理恵子でございます。当分科会との連絡等に当たらせていただきます総務課長の谷口祐でございます。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○松田委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○松田委員長 これより決算の審査を行います。
 令和四年度東京都一般会計決算中、人事委員会事務局所管分を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○初宿人事委員会事務局長 人事委員会事務局所管事業に関わります令和四年度決算の審議をお願いするに当たりまして、当局の事業概要及び決算の概要につきましてご説明を申し上げます。
 お手元の令和四年度決算概要の一ページをお開きください。
 当局が所管する事業といたしましては、1、事業概要の記載のとおり、大きく五つございます。
 第一は、委員長と二人の委員で構成される人事委員会の運営等でございます。
 第二は、労働基準監督機関として、都立高校や都税事務所等に勤務する非現業職員の勤務条件について調査監督するものでございます。
 第三は、都の人事制度や職員の給与、勤務時間といった勤務条件の調査研究を行い、給与に関する勧告等を行うものでございます。
 第四は、職員からの勤務条件に関する措置の要求や不利益処分に関する審査請求を審査し、裁決等を行うことでございます。
 第五は、公正で中立な立場から実施する職員の採用試験や、管理職選考など昇任選考の実施でございます。
 これらの事務事業の実施に伴う令和四年度決算を総括いたしますと、2、決算の総括に記載してございますとおり、歳入におきましては、予算現額三万八千円に対しまして、収入済額三万七千余円、収入率は九八・〇%でございます。
 歳出におきましては、予算現額十億三千七百万円に対しまして、支出済額八億七千九百八十三万余円でございまして、不用額は一億五千七百十六万余円、執行率は八四・八%でございます。
 二ページには、財務諸表の総括を記載してございます。
 以上が人事委員会事務局の令和四年度決算の概要でございます。
 詳細につきましては、任用公平部長からご説明を申し上げます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○新田見任用公平部長DX推進担当部長兼務 引き続きまして、お手元にお配りしてございます令和四年度東京都一般会計決算説明書、A4横の資料でございますが、これによりまして決算の詳細についてご説明申し上げます。
 決算の総括につきましては、ただいま局長からご説明申し上げましたので、私からは、個別の内容についてご説明いたします。
 恐れ入りますが、三ページをお開き願います。初めに、歳入でございます。
 まず、使用料及び手数料でございますが、これは、東京都情報公開条例等に基づく開示手数料等の収入でございまして、五百円を収入しております。
 続きまして、四ページをお開き願います。諸収入でございます。
 これは、雇用保険料に係る収入で、三万六千余円を収入しております。
 次に、五ページをご覧ください。歳出でございます。
 当局の歳出の支出済額合計は、表の科目欄、総務費にありますとおり、支出済額が八億七千九百八十三万余円、執行率は八四・八%でございます。
 内訳でございますが、まず、委員会費は、支出済額が千六百五十七万余円、執行率は九七・一%でございます。これは、執行概要説明の欄にお示ししておりますように、人事委員会の委員の報酬及び委員会事務に要した経費でございます。
 六ページをお開き願います。管理費でございます。
 支出済額は八億六千三百二十六万余円、執行率は八四・六%でございます。これは、執行概要説明の欄にお示ししておりますように、職員費等管理事務、任用及び給与制度の調査研究等並びに各種試験の実施に要した経費でございます。
 これらの支出の内訳でございますが、まず、(1)、管理事務は、職員の給料、諸手当等に係る職員費など事務局の管理事務に要した経費で、支出済額は五億八千五百九十七万余円で、執行率が八九・八%。
 次に、(2)、労働基準監督機関としての事務は、非現業職員に関する労働基準監督機関としての事務に要した経費で、支出済額は八十四万余円で、執行率が五七・四%。
 (3)、任用及び給与制度の調査研究等に関する事務は、給与勧告等の基礎資料となる職員及び民間従業員の給与に関わる調査等に要した経費で、支出済額は三千二万余円で、執行率が四〇・二%。
 (4)、公平審査等に関する事務は、職員の勤務条件に関する措置要求の審査や不利益処分に関する審査請求の審査に要した経費で、支出済額は千二百二十五万余円で、執行率が七五・四%。
 続いて、七ページをご覧ください。(5)、職員の採用試験等の実施に関する事務は、職員の採用試験及び昇任選考に係る試験問題等の印刷経費、試験会場の借り上げ等に要した経費で、支出済額は二億三千四百十六万余円で、執行率が八五・三%となっております。
 また、2、不用額説明でございますが、任用及び給与制度の調査研究等の実績による残など計一億五千六百六十六万余円を不用額として計上しております。
 引き続きまして、お手元のA4縦の資料でございますが、令和四年度東京都決算参考書財務諸表に従いまして、財務諸表についてご説明申し上げます。
 恐れ入りますが、資料の四ページをお開き願います。2、財務諸表の概要として、貸借対照表、行政コスト計算書及びキャッシュ・フロー計算書の概要をお示ししております。
 初めに、上段の1、貸借対照表でございます。
 資産の部につきましては、当局は資産を保有しておりませんので、計上はございません。
 負債の部でございますが、これは退職給与引当金及び賞与引当金で、合計は四億六千二百二十八万余円、前年度比で七百七十二万余円の増となっております。
 これにより、資産の部合計から負債の部合計を引いた正味財産の部合計はマイナス四億六千二百二十八万余円でございます。
 続いて、中段にある、2、行政コスト計算書でございます。
 行政収入が開示手数料など三万余円、行政費用は、給与関係費、物件費などで九億三百四十三万余円でございます。そのほかに収入、費用はありません。
 これによりまして、当期収支差額はマイナス九億三百四十万余円となっております。
 次に、下段の3、キャッシュ・フロー計算書でございます。
 行政サービス活動収入は三万余円で、行政サービス活動支出は給与関係費など八億七千九百八十三万余円でございます。そのほかに収入、支出はありません。
 これにより、収支差額合計はマイナス八億七千九百八十万余円でございます。
 以上をもちまして、令和四年度決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○松田委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。

○大山委員 一つだけお願いします。
 勤務条件についての措置要求、不利益処分についての審査請求、また都職員のための相談制度について、件数と主な内容、五年分お願いします。
 以上です。

○松田委員長 ただいま大山委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○松田委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出を願います。
 以上で人事委員会事務局関係を終わります。

○松田委員長 これより収用委員会事務局関係に入ります。
 初めに、収用委員会事務局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○杉崎収用委員会事務局長 収用委員会事務局長の杉崎智恵子でございます。
 公正、中立な立場から職権を行使する収用委員会の役割を十分に認識いたしまして、事務局職員一同、事務事業を適切に執行してまいります。
 松田委員長をはじめ委員の皆様方の一層のご指導、ご鞭撻を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
 続きまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 当分科会との連絡に当たらせていただきます総務課長の鳥生幹夫でございます。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○松田委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○松田委員長 これより決算の審査を行います。
 令和四年度東京都一般会計決算中、収用委員会事務局所管分を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○杉崎収用委員会事務局長 収用委員会事務局所管の決算をご審議いただくに当たりまして、お手元にお配りしております資料に基づきまして、その概要をご説明申し上げます。
 まず、令和四年度決算概要をご覧いただきたいと存じます。
 一ページをお開き願います。1、事業の概要でございます。
 まず、(1)、土地収用制度の概要でございます。土地収用制度は、まちづくりをはじめとした公共事業のために必要な土地等につきまして、事業の施行者である起業者と土地所有者などの権利者との間で任意による契約に至らない場合に、収用委員会が判断する正当な補償の下で、起業者が土地等を取得することができる制度でございます。
 次に、(2)、収用委員会の組織でございます。収用委員会は、土地収用法に基づき都道府県に設置されている行政委員会でございまして、委員は、法律、経済または行政の各分野における識見に優れた者のうちから、議会の同意をいただきまして知事が任命しております。委員の数は七名、任期は三年でございます。また、事務を整理するために事務局が置かれております。
 (3)、収用委員会の職務でございますが、収用委員会は、起業者と権利者との間に立ち、公正、中立な立場にある第三者機関として、補償金額などについて両者の利害を調整することを責務としています。
 二ページをお開きください。決算の総括でございます。
 まず、歳入でございますが、予算現額は八千五百七十万円に対しまして、収入済額は四千六百四十二万余円、収入率は五四・二%となっております。
 次に、歳出ですが、予算現額四億三千百万円に対しまして、支出済額は三億五千四百三万余円、執行率は八二・一%となっております。
 次に、3、財務諸表の総括については、後ほどお手元の令和四年度東京都決算参考書財務諸表によりましてご説明させていただきます。
 三ページをお開きください。4、令和四年度の収用委員会の活動状況でございます。
 初めに、(1)、収用事件取扱件数でございますが、前年度からの繰越しの三十二件と新規申請の三十件を合わせまして六十二件となっております。
 次に、(2)、処理状況でございますが、裁決等で二十九件が完結し、三十三件が翌年度へ繰越しとなっております。
 これらの事件処理に当たり、合議を行う委員会を開催した日数は、(3)にございますように、二十九日でございました。
 また、東京都収用委員会では、事件ごとに担当の委員を指名し、審理や調査に関する事務の一部をする委任する指名委員制度を導入しております。指名委員の活動日数は、(4)にございますように、各委員合計で五十五日でございました。
 以上が令和四年度決算の概要でございます。
 続きまして、お手元の横長の令和四年度東京都一般会計決算説明書によりまして、決算の詳細をご説明申し上げます。
 表紙をおめくりいただいて、目次、中扉とありまして、一ページから三ページまでは決算の総括でございます。内容は、先ほどの決算概要でご説明いたしましたものと同様でございます。
 五ページをお開きください。2、決算の内訳でございます。
 まず、歳入についてご説明申し上げます。
 使用料及び手数料は、表の中央、予算現額四百四十万余円に対しまして、収入済額は二百八十四万余円、収入率は六四・五%となっております。これは、主に裁決申請手数料でございます。
 六ページをお開きください。諸収入でございます。
 予算現額は八千百二十九万余円に対しまして、収入済額は四千三百五十八万余円、収入率は五三・六%となっております。これは、主に収用委員会が損失補償額を算定するために支出した鑑定評価料を裁決後に起業者から負担金として収入したものでございます。
 七ページをお開きください。歳出についてご説明申し上げます。
 当局の歳出科目は、第十六款、諸支出金のうち、第三項、収用委員会費でございます。
 このうちの委員会費ですが、これは、委員報酬など収用委員会の運営に要した経費でございます。
 予算現額は三千八百五十九万円に対しまして、支出済額は三千七百四十四万余円、執行率は九七・〇%となっております。
 八ページをお開きください。管理費ですが、これは、職員の給料や鑑定料など事務局の運営に要した経費でございます。
 予算現額は三億九千二百四十一万円に対しまして、支出済額は三億一千六百五十八万余円、執行率は八〇・七%となっております。
 その内訳は、職員の給料等の職員費が二億四千四百五十万余円、管理事務費が七千二百八万余円でございます。
 最後に、縦長の令和四年度東京都決算参考書財務諸表についてご説明申し上げます。
 表紙から三枚おめくりいただきまして、二ページをお開きください。2、財務諸表の概要でございます。
 まず、1、貸借対照表でございますが、当局は資産を保有しておりませんので、資産の部には金額の計上がございません。
 負債の部合計は二億七百五十万余円で、前年度比八百八十三万余円の増となっております。これは、主に退職給与引当金を計上したものでございます。
 資産から負債を引いた正味財産の部合計はマイナス二億七百五十万余円で、前年度比八百八十三万余円の減となっております。
 次に、2、行政コスト計算書でございますが、行政収入は四千六百四十二万余円、行政費用が三億六千三百三十九万余円でございます。
 これにより、当期収支差額はマイナス三億一千六百九十六万余円で、前年度比百四十八万余円の増となっております。
 最後に、3、キャッシュ・フロー計算書でございますが、行政サービス活動収支差額はマイナス三億七百六十万余円となっており、収支差額合計も同額で、前年度比千百三万余円の減となっております。
 財務諸表の内訳につきましては、三ページ以降に掲載してございますので、後ほどご確認いただきたいと存じます。
 以上をもちまして、収用委員会事務局が所管しております令和四年度の決算のご説明を終わらせていただきます。どうぞよろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○松田委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○松田委員長 それでは、資料要求はなしと確認させていただきます。
 以上で収用委員会事務局関係を終わります。

○松田委員長 これより議会局関係に入ります。
 初めに、議会局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○小山議会局長 議会局長の小山明子でございます。
 松田委員長をはじめ委員の皆様方には、日頃からご指導、ご鞭撻を賜り、誠にありがとうございます。
 私ども、都議会の事務局として、全力で議会活動を補佐してまいる所存でございます。よろしくお願い申し上げます。
 それでは、当局の幹部職員をご紹介させていただきます。
 管理部長の鈴木一幸でございます。議事部長の古賀元浩でございます。調査部長の西坂啓之でございます。本分科会との連絡調整に当たります経理課長の木伏佐恵子でございます。
 どうぞよろしくお願いいたします。
   〔理事者挨拶〕

○松田委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○松田委員長 これより決算の審査を行います。
 令和四年度東京都一般会計決算中、議会局所管分を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○小山議会局長 令和四年度における議会局所管の決算の概要についてご説明申し上げます。
 お手元の令和四年度一般会計決算概要を一枚おめくりいただき、一ページをお開き願います。1、議会活動でございます。
 議会の開会状況等でございますが、ア、本会議開会日数は、四回の定例会を通算いたしまして十八日でございました。また、イ、委員会開催回数は、常任委員会、特別委員会及び議会運営委員会を合わせまして二百十五回開催されました。この間に審議されたウ、議案件数は、予算、条例、契約、意見書、決議など三百二十五件でございました。また、エ、請願・陳情付託件数は百五十七件となっております。
 次に、2、決算総括でございます。
 (1)の歳入につきましては、予算現額五十八万余円に対し、収入済額は六百九十六万余円でございました。
 (2)の歳出につきましては、予算現額五十五億六百五万余円に対し、支出済額は五十億一千百四十四万余円で、執行率は九一・〇%でございました。
 二ページをお開き願います。3、財務諸表の総括でございます。
 貸借対照表及び行政コスト計算書の概要を記載してございます。
 この財務諸表を含めまして、決算の詳細につきましては、引き続き管理部長からご説明申し上げます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○鈴木管理部長 令和四年度決算の詳細につきましてご説明申し上げます。
 お手元の令和四年度東京都一般会計決算説明書をご覧願います。
 表紙を含め四枚おめくりいただき、三ページをご覧ください。Ⅱ、決算説明書、歳入でございます。
 第七款、使用料及び手数料につきましては、予算現額三十二万余円に対し、収入済額は三十三万余円となっております。これは、中段の欄の1、収入概要説明のとおり、東京メトロポリタンテレビジョン株式会社からの土地建物使用料のほか、情報公開手数料を収入したものでございます。
 四ページをお開き願います。第十二款、諸収入につきましては、予算現額二十六万余円に対し、収入済額は六百六十三万余円となっております。これは、中段にございます納付金として雇用保険料納付金を収入したほか、下段にございます雑入として政務活動費過年度戻入金等を収入したものでございます。
 五ページをお開き願います。Ⅲ、決算説明書、歳出でございます。
 第一款、議会費、第一項、都議会費、第一目、議会運営費につきましては、予算現額二十九億四千八百六十七万円に対し、支出済額は二十六億七千九百三十二万余円で、執行率は九〇・九%となっております。
 内訳につきましては、1、執行概要説明の支出内訳のとおり、議員報酬及び共済費、費用弁償、議長交際費、報償費、政務活動費等でございます。
 不用額につきましては、3、不用額説明のとおり、議員欠員や政務活動費等の実績による執行残によるもので、二億六千九百三十四万余円となっております。
 六ページをお開き願います。第二目、事務局費でございます。
 予算現額二十五億五千七百三十八万余円に対し、支出済額は二十三億三千二百十二万余円で、執行率は九一・二%となっております。
 内訳につきましては、1、執行概要説明の支出内訳のとおり、職員費、都議会広報等でございます。
 不用額につきましては、3、不用額説明のとおり、落札差金や職員費等の実績による執行残によるもので、二億二千五百二十五万余円となっております。
 以上が一般会計決算説明書の内容でございます。
 続きまして、財務諸表についてご説明申し上げます。
 お手元にお配りしております令和四年度東京都決算参考書財務諸表をご覧ください。
 表紙を含め四枚おめくりいただき、二ページをご覧ください。貸借対照表、行政コスト計算書及びキャッシュ・フロー計算書の概要をお示ししてございます。
 まず、1、貸借対照表でございます。令和四年度の資産の部合計は五十二億九千三百三十九万余円でございまして、前年度比二億九千二百三十万余円の減となっております。
 また、令和四年度の負債の部合計は十一億三千三百三十三万余円でございまして、前年度比三千九十二万余円の増となっております。
 その結果といたしまして、正味財産の部合計は四十一億六千六万余円で、前年度比三億二千三百二十二万余円の減となっております。
 続きまして、2、行政コスト計算書でございますが、令和四年度の行政収入は六百九十六万余円に対し、行政費用は五十三億九千七百六十七万余円で、当期収支差額はマイナス五十三億九千七十一万余円でございます。前年度比の増減額は一億六千五百五十九万余円の増となっております。
 最後に、3のキャッシュ・フロー計算書でございますが、令和四年度の行政サービス活動収入は六百九十六万余円に対し、行政サービス活動支出は五十億一千百四十四万余円で、収支差額合計はマイナス五十億四百四十七万余円でございます。前年度比の増減額は一億四千百九十五万余円の増となっております。
 次ページ以降に財務諸表を掲載しておりますので、ご参照いただきたいと存じます。
 以上をもちまして、議会局所管の令和四年度歳入歳出決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○松田委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○松田委員長 それでは、資料要求はなしと確認させていただきます。
 以上で議会局関係を終わります。
 これをもちまして本日の分科会を閉会いたします。
   午後三時十分散会

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