令和四年度各会計決算特別委員会速記録第二号

令和五年十月十一日(水曜日)
第十二委員会室
午後一時開議
出席委員 三十一名
委員長早坂 義弘君
副委員長細田いさむ君
副委員長松田 康将君
副委員長入江のぶこ君
理事土屋 みわ君
理事星  大輔君
理事須山たかし君
理事伊藤こういち君
理事曽根はじめ君
理事小山くにひこ君
かまた悦子君
吉住はるお君
岩永やす代君
清水とし子君
玉川ひでとし君
竹平ちはる君
かつまたさとし君
森口つかさ君
龍円あいり君
田の上いくこ君
斉藤 りえ君
アオヤギ有希子君
浜中のりかた君
渋谷のぶゆき君
清水やすこ君
原田あきら君
福島りえこ君
阿部祐美子君
菅原 直志君
山口  拓君
大山とも子君

欠席委員 なし

出席説明員
会計管理局局長須藤  栄君
管理部長有金 浩一君
警察・消防出納部長坂東 宏之君
会計企画担当部長DX推進担当部長兼務井村  琢君

本日の会議に付した事件
令和四年度東京都各会計歳入歳出決算の認定について
令和四年度決算概要(説明)
・令和四年度東京都一般会計決算
・令和四年度東京都特別区財政調整会計決算
・令和四年度東京都地方消費税清算会計決算
・令和四年度東京都小笠原諸島生活再建資金会計決算
・令和四年度東京都国民健康保険事業会計決算
・令和四年度東京都母子父子福祉貸付資金会計決算
・令和四年度東京都心身障害者扶養年金会計決算
・令和四年度東京都地方独立行政法人東京都立病院機構貸付等事業会計決算
・令和四年度東京都中小企業設備導入等資金会計決算
・令和四年度東京都林業・木材産業改善資金助成会計決算
・令和四年度東京都沿岸漁業改善資金助成会計決算
・令和四年度東京都と場会計決算
・令和四年度東京都都営住宅等事業会計決算
・令和四年度東京都都営住宅等保証金会計決算
・令和四年度東京都都市開発資金会計決算
・令和四年度東京都用地会計決算
・令和四年度東京都公債費会計決算
・令和四年度東京都臨海都市基盤整備事業会計決算

○早坂委員長 ただいまから令和四年度各会計決算特別委員会を開会いたします。
 初めに、委員の辞任及び選任について申し上げます。
 議長から、本日付をもって、小松大祐委員の辞任を許可し、新たに岩永やす代委員を選任した旨、通知がありましたので、ご報告いたします。
 この際、新任の委員を紹介いたします。
 岩永やす代委員です。

○岩永委員 よろしくお願いします。

○早坂委員長 紹介は終わりました。
 次に、議席についてお諮りいたします。
 本委員会室における議席につきましては、ただいまご着席のとおりといたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○早坂委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○早坂委員長 次に、分科会の委員について申し上げます。
 令和四年度各会計決算特別委員会実施要領に基づき、委員長において、新たに岩永やす代委員を第一分科会委員に指名いたしましたので、ご報告いたします。
 本日から、さきにご決定いただきました実施要領及び審査日程に従いまして、令和四年度決算の審査を進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
 なお、決算審査の参考資料として、令和三年度決算の審査における認定意見の措置状況調をお手元に配布してあります。後ほどご参照願います。
 質疑に関して、各委員の皆様にお願いいたします。
 本委員会は決算の審査であります。質疑の際は、令和四年度決算の審査から逸脱しないよう、委員長として特にお願いをいたします。ご協力のほどよろしくお願いいたします。
 本日は、決算審査の第一回目でございますので、令和四年度会計決算について、会計管理局長から説明を聴取いたします。
 なお、局別の説明聴取と資料要求は、本委員会終了後、それぞれの分科会に分かれて行いますので、ご了承願います。
 この際、理事者の皆様に申し上げます。
 過日の委員会で決定いたしました実施要領の中で、理事者に関わるものについては、各局へも周知徹底されますようお願いをいたします。
 それでは、会計管理局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○須藤会計管理局長 会計管理局長の須藤栄でございます。
 令和四年度における一般会計及び十七の特別会計の決算につきまして提出させていただいております。あわせて、複式簿記・発生主義会計によります財務諸表を参考資料としてお示ししております。
 委員長、副委員長をはじめ各委員の皆様方には、よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
 なお、ただいま委員長からいただきました委員会及び分科会の運営に関するご要望につきましては、直ちに各局に周知徹底をいたしまして、審議が円滑に行われますよう万全を尽くしてまいります。
 それでは、私ども会計管理局の幹部職員をご紹介させていただきます。
 管理部長で子供政策連携室企画調整担当部長、スタートアップ・国際金融都市戦略室スタートアップ戦略推進担当部長を兼務いたします有金浩一でございます。警察・消防出納部長の坂東宏之でございます。会計企画担当部長でDX推進担当部長を兼務いたします井村琢でございます。本委員会と各局との連絡等を担当いたします総務課長の菊地顕行でございます。会計企画課長の安武昌樹でございます。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○早坂委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○早坂委員長 これより決算の審査を行います。
 令和四年度東京都各会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 決算の概要について理事者の説明を求めます。

○須藤会計管理局長 令和四年度における一般会計及び十七の特別会計の決算の概要につきましてご説明申し上げます。
 お手元にございます令和四年度各会計歳入歳出決算概要をご覧ください。
 表紙をおめくりいただきまして、右側一ページの表1、一般会計・特別会計歳入歳出決算総括表でございます。
 まず、上段の一般会計につきましては、歳入決算額が九兆三千三百二十九億四千九百万余円、歳出決算額は九兆四百七十八億四千万余円で、差額は二千八百五十一億九百万余円となっております。
 また、中段になりますが、十七の特別会計合計の歳入決算額は六兆二千七百六十七億六千五百万余円、歳出決算額は五兆九千五百二十四億九千万余円で、差額は三千二百四十二億七千五百万余円となっております。
 これら一般会計及び十七特別会計を合計した歳入決算額は、下段にありますとおり、十五兆六千九十七億一千五百万余円、歳出決算額は十五兆三億三千万余円で、差額は六千九十三億八千四百万余円となっております。
 なお、この差額につきましては、令和五年度に繰越しをいたしました。
 次に、ページをおめくりいただきまして、二ページ及び三ページで見開きになっております表2、会計別決算総括表についてご説明申し上げます。
 まず、最上段の一般会計でございます。
 左側二ページの歳入では、予算現額が九兆九千九十三億九百万余円、収入済額は九兆三千三百二十九億四千九百万余円であり、予算現額に対し五千七百六十三億六千万余円下回り、予算現額に対する収入済額の割合は九四・二%となっております。
 また、右側三ページの歳出につきましては、予算現額は九兆九千九十三億九百万余円、支出済額は九兆四百七十八億四千万余円、翌年度繰越額が七百十三億二千百万余円、不用額は七千九百一億四千八百万余円で、予算現額に対する支出済額の割合は九一・三%となっております。
 次に、特別会計についてご説明申し上げます。
 二ページの下から二段目でございますが、十七の特別会計を合計いたしますと、歳入では、予算現額が六兆四千二十九億一千九百万余円、収入済額は六兆二千七百六十七億六千五百万余円で、予算現額に対し一千二百六十一億五千三百万余円下回り、予算現額に対する収入済額の割合は九八・〇%となっております。
 また、三ページの歳出につきましては、予算現額が六兆一千百五十一億四千五百万余円、支出済額は五兆九千五百二十四億九千万余円、翌年度繰越額が百七億九千万余円、不用額は一千五百十八億六千四百万余円で、予算現額に対する支出済額の割合は九七・三%となっております。
 四ページ及び五ページには、表3、表4で一般会計の歳入歳出を款別にお示ししてございます。
 続きまして、六ページをお開き願います。表5でございますが、実質収支についてご説明申し上げます。
 まず、上段の一般会計でございます。
 令和四年度の歳入総額Aから歳出総額Bを差し引いた形式収支Cは、二千八百五十一億九百万余円でございます。ここから翌年度へ繰り越すべき財源Dの五百五十四億五百万余円を差し引いた実質収支額CマイナスDは、二千二百九十七億三百万余円となっております。
 中段にございます特別会計の実質収支額は、同様に三千二百四十二億六千八百万余円となっております。
 これら一般会計と特別会計を合計した実質収支額は、最下段にございますとおり、五千五百三十九億七千百万余円となっております。
 次に、七ページから九ページにかけて、表6といたしまして、財産に関する調書を記載してございます。
 地方自治法で定められました公有財産、物品、債権、基金の四種類の財産につきまして、前年度末現在高、決算年度中増減高及び決算年度末現在高などをお示ししてございます。
 次に、一一ページをお開き願います。このページ以降は、参考資料として提出いたしております複式簿記・発生主義会計によります財務諸表の概要でございます。
 まず、表7は、一般会計及び特別会計の財務諸表総括表でございます。
 初めに、上段の貸借対照表でございます。
 資産の総額は、右端の合計にありますとおり、三十六兆三千三百八十二億二千五百万余円、その下、負債の総額は六兆五千三百二十八億三千三百万余円、差引きの正味財産の総額は二十九兆八千五十三億九千百万余円となっております。
 次に、その下、行政コスト計算書でございます。
 これは、税収を中心とした収入と、行政活動に伴い発生するフルコストを網羅的に計上し、その年の財務業績を分かりやすく示したものでございます。
 収入の総額は十兆五千六百億六千二百万余円、費用の総額は十兆六百二十九億八千四百万余円、差引きは四千九百七十億七千八百万余円となっております。
 なお、この差引額は、民間企業の損益計算書における当期純利益に相当いたします。
 次に、その下、キャッシュ・フロー計算書でございます。
 これは、行政サービス活動、社会資本整備等投資活動及び財務活動の三つの視点から現金収支の状況をお示ししたものでございます。
 最後に、最下段の正味財産変動計算書でございますが、これは、貸借対照表の正味財産の部の変動状況をお示ししたものでございます。
 一二ページから一五ページにかけましては、財務諸表総括表を会計別にお示ししてございます。
 以上をもちまして令和四年度各会計歳入歳出決算の概要説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○早坂委員長 説明は終わりました。
 この際、各分科会委員長に申し上げます。
 分科会における局別質疑終了後は、速やかに審査報告書を提出されますようお願いいたします。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時十一分散会

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