委員長 | 内山 真吾君 |
副委員長 | 慶野 信一君 |
副委員長 | 清水 孝治君 |
かまた悦子君 | |
あかねがくぼかよ子君 | |
アオヤギ有希子君 | |
田村 利光君 | |
白戸 太朗君 | |
五十嵐えり君 | |
尾崎あや子君 |
欠席委員 なし
出席説明員生活文化局 | 局長 | 野間 達也君 |
総務部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長 新型コロナウイルスワクチン接種連絡調整担当部長兼務 | 古屋 留美君 | |
広報広聴部長 | 久故 雅幸君 | |
都民生活部長 | 馬神 祥子君 | |
消費生活部長 | 工藤 穣治君 | |
私学部長 | 戸谷 泰之君 | |
都政情報担当部長 | 内山 裕道君 | |
都民活躍支援担当部長 | 小野 由紀君 | |
男女平等参画担当部長 | 赤羽 朋子君 | |
文化総合調整担当部長 | 片岡 容子君 | |
文化施設改革担当部長 | 石井 浩二君 | |
オリンピック・パラリンピック準備局 | 局長 | 中村 倫治君 |
次長理事兼務 | 延與 桂君 | |
次長総務部長事務取扱 | 小池 潔君 | |
次長理事兼務 | 福崎 宏志君 | |
技監 | 荒井 俊之君 | |
理事 | 中澤 基行君 | |
調整担当部長 | 菅原 雅康君 | |
大会企画調整担当部長 | 中嶋 初史君 | |
自治体調整担当部長 | 小池 和孝君 | |
聖火リレー担当部長 | 田中 愛子君 | |
計画推進部長 | 田中 彰君 | |
運営担当部長 | 末村 智子君 | |
運営調整担当部長 | 三浦 幹雄君 | |
運営推進担当部長 | 上野 正之君 | |
連携推進担当部長 | 高角 和道君 | |
ボランティア担当部長 | 小高 都子君 | |
競技・渉外担当部長 | 川瀬 航司君 | |
事業推進担当部長 | 船川 勝義君 | |
パラリンピック部長 | 丸山 雅代君 | |
障害者スポーツ担当部長 | 加藤 みほ君 | |
大会施設部長 | 鈴木 一幸君 | |
開設準備担当部長利用促進担当部長兼務 | 柏原 弘幸君 | |
施設担当部長 | 久野健一郎君 | |
施設整備担当部長 | 草野 智文君 | |
選手村担当部長 | 斉藤 有君 | |
スポーツ施設担当部長 | 原田 和生君 | |
輸送担当部長 | 佐久間巧成君 | |
担当部長輸送担当部長兼務 | 松本 祐一君 | |
スポーツ推進部長 | 鈴木 研二君 | |
国際大会準備担当部長 | 篠 祐次君 | |
教育庁 | 教育長 | 藤田 裕司君 |
次長 | 松川 桂子君 | |
教育監 | 増田 正弘君 | |
技監 | 矢内真理子君 | |
総務部長 | 安部 典子君 | |
都立学校教育部長 | 谷 理恵子君 | |
地域教育支援部長 | 小菅 政治君 | |
指導部長 | 藤井 大輔君 | |
人事部長 | 浅野 直樹君 | |
福利厚生部長 | 田中 宏治君 | |
教育政策担当部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長 新型コロナウイルスワクチン接種連絡調整担当部長兼務 | 稲葉 薫君 | |
企画調整担当部長 | 岩野 恵子君 | |
教育改革推進担当部長 | 佐藤 聖一君 | |
特別支援教育推進担当部長 | 滝沢 毅君 | |
指導推進担当部長 | 瀧沢 佳宏君 | |
病院経営本部 | 本部長 | 西山 智之君 |
経営企画部長 | 谷田 治君 | |
サービス推進部長 | 西川 泰永君 | |
経営戦略担当部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長兼務 | 藤本 誠君 | |
計画調整担当部長 | 船尾 誠君 |
本日の会議に付した事件
令和二年度東京都各会計歳入歳出決算の認定について
生活文化局関係
・令和二年度東京都一般会計決算(説明)
オリンピック・パラリンピック準備局関係
・令和二年度東京都一般会計決算(説明)
教育庁関係
・令和二年度東京都一般会計決算(説明)
病院経営本部関係
・令和二年度東京都一般会計決算(説明)
○内山委員長 ただいまから令和二年度各会計決算特別委員会第二分科会を開会いたします。
このたび第二分科会委員長に選任いただきました内山真吾でございます。最初の分科会ですので、一言ご挨拶をさせていただきます。
皆様のご審議に円滑な議事運営をしてまいりたいと思っております。先ほど、こいそ委員長からもありましたとおり、コロナ禍のスタートしたまさに重要な決算の委員会でございますので、この決算の内容を逸脱することなく、ぜひ充実した審議に努めていただきますようご協力をお願いいたします。
初めに、傍聴人の数についてお諮りいたします。
本委員会室の傍聴人の定員は、当面の間、委員会傍聴規則第五条第二項の規定により、四名にいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○内山委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。
○内山委員長 次に、分科会の議席について申し上げます。
議席は、先ほどの打合会で、ただいまご着席のとおりとすることを申合せいたしましたので、ご了承願います。
次に、本分科会の日程につきましては、十月六日の委員会で決定されました審査日程に従いまして、令和二年度決算の審査を進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
次に、本分科会の担当書記を紹介いたします。
議事課の担当書記は、菅田峻介君です。坂根悠介君です。
議案法制課の担当書記は、小塩祐一朗君です。
よろしくお願いいたします。
〔書記挨拶〕
○内山委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、生活文化局、オリンピック・パラリンピック準備局、教育庁及び病院経営本部関係の決算の審査を行います。
なお、本日は説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は後日の分科会で行います。ご了承願います。
これより生活文化局関係に入ります。
初めに、生活文化局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。
○野間生活文化局長 生活文化局長の野間達也と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
当局は、都民の日常生活と関わりの深い、広報広聴活動、都民の地域での活動支援、男女平等参画、消費生活対策の推進、私立学校及び文化の振興など各種事業を実施してございます。
内山委員長をはじめ委員の皆様方のご指導、ご鞭撻を賜りまして、新型コロナウイルス感染症の対策にも取り組みながら、当局の事業を適切かつ円滑に推進できますよう、職員一同一丸となって真摯に取り組んでまいる所存でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
続きまして、当局の幹部職員をご紹介申し上げます。
総務部長でオリンピック・パラリンピック調整担当部長及び新型コロナウイルスワクチン接種連絡調整担当部長を兼務しております古屋留美でございます。広報広聴部長の久故雅幸でございます。都民生活部長の馬神祥子でございます。消費生活部長の工藤穣治でございます。私学部長の戸谷泰之でございます。都政情報担当部長の内山裕道でございます。都民活躍支援担当部長の小野由紀でございます。男女平等参画担当部長の赤羽朋子でございます。文化総合調整担当部長の片岡容子でございます。文化施設改革担当部長の石井浩二でございます。最後に、当分科会との連絡に当たります総務課長の富岡麻紀子でございます。
なお、文化振興部長の蜂谷典子は、所用のため、本日の分科会を欠席させていただいております。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
〔理事者挨拶〕
○内山委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。
○内山委員長 これより決算の審査を行います。
令和二年度東京都一般会計決算中、生活文化局所管分を議題といたします。
本件について理事者の説明を求めます。
○野間生活文化局長 令和二年度決算のご審議をお願いするに当たりまして、初めに私から、生活文化局所管の事務事業及び決算の概要についてご説明申し上げます。
お手元にございます令和二年度決算概要の表紙をおめくりいただき、一ページをご覧ください。
まず、1、事業概要でございます。
当局は、社会の変化に的確に対応しながら、都民の幅広い活動を支援するとともに、生活の質的豊かさを求める都民の多様なニーズに応えることを基本的な役割とし、都民生活と関わりの深い(1)から(5)までの施策を各局と連携しながら実施してございます。
次に、2、決算の総括でございます。
まず、歳入でございますが、予算現額五百十二億五千万円に対しまして、収入済額は四百七十億四千四百万円で、収入率は九一・八%となってございます。
次に、歳出でございます。予算現額二千四百十三億一千七百万円に対しまして、支出済額は二千二百五十一億六千七百万円で、執行率は九三・三%となっております。
二ページをお開きください。3、財務諸表の総括でございます。
まず、貸借対照表でございますが、資産一千五百九十九億六千二百万円に対しまして、負債は三百十二億六千五百万円でございまして、正味財産は一千二百八十六億九千八百万円となってございます。
次に、行政コスト計算書でございます。
収入四百六十億八千七百万円に対しまして、費用は二千二百八十八億八千三百万円で、差引き一千八百二十七億九千六百万円のマイナスとなってございます。
次に、4、令和二年度に実施いたしました主な事業でございます。
初めに、(1)でございます。テレビ、ラジオ番組の制作、「広報東京都」の発行及び情報公開制度などの運用などに三十四億四千二百万余円を支出してございます。
続きまして、(2)の法人の許認可、ボランティア活動の推進、町会、自治会の地域力向上に向けた取組の支援、多文化共生社会づくりの推進、男女平等参画に関する施策及び旅券発給事務などに四十一億五千万余円を支出してございます。
続きまして、(3)の不適正取引による消費者被害の防止、消費生活相談、消費生活情報の収集、提供及び計量検定所の運営などに十五億三千万余円を支出してございます。
続きまして、(4)、東京の文化の国内外に向けた発信、文化振興のための施策及び江戸東京博物館等の文化施設各館の運営などに百六十五億六千三百万余円を支出してございます。
最後に、(5)の私立学校経常費補助、保護者負担軽減等の各種補助金及び貸付金などに一千九百五十四億二千万余円を支出してございます。
以上、生活文化局関係の事務事業及び決算の概要についてご説明申し上げました。
詳細につきましては、引き続き総務部長からご説明させていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○古屋総務部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長新型コロナウイルスワクチン接種連絡調整担当部長兼務 局長からの概要説明に引き続きまして、各科目別の決算内容についてご説明を申し上げます。
お手元の令和二年度東京都一般会計決算説明書をご覧ください。
初めに、歳入についてご説明いたします。
恐縮でございますが、七ページをお開きください。ここから一五ページまでは使用料及び手数料でございます。
収入済額は四億三千三百万余円、収入率は二四・一%でございます。
その主な内容ですが、九ページをお開きください。旅券法関係手数料条例に基づく旅券発給手数料を収入したものでございます。
次に、一六ページをお開きください。ここから三一ページまでは国庫支出金でございます。
収入済額は四百三十六億五千四百万余円、収入率は九三・三%でございます。
その主な内容ですが、二〇ページをお開きください。国からの補助金である高等学校等就学支援金交付金を収入したものでございます。
次に、三二ページをお開きください。ここから三四ページまでは財産収入でございます。
収入済額は六千二百万余円、収入率は八九・九%でございます。
その主な内容ですが、三二ページに記載しております当局が所管する建物の貸付けに伴う賃貸料を収入したものでございます。
次に、三五ページをお開きください。ここから三六ページまでは繰入金でございます。
収入済額は八億一千七百万余円、収入率は三四・四%でございます。
その主な内容ですが、三六ページに記載しております芸術文化振興基金からの繰入金を収入したものでございます。
次に、三七ページをお開きください。ここから四五ページまでは諸収入でございます。
収入済額は二十億七千四百万余円、収入率は九七九・九%でございます。
その主な内容ですが、四五ページに記載しております私立学校教育助成過年度分返還による収入でございます。
続きまして、歳出についてご説明いたします。
四九ページをお開き願います。令和二年度の当局の歳出科目は、生活文化費、学務費及び諸支出金の三つの款となっております。
まず初めに、生活文化費でございますが、予算現額三百三十九億六千四百万余円に対しまして、支出済額は二百九十六億八千八百万余円で、執行率は八七・四%となっております。
以下、各科目についてご説明いたします。
まず、同じ四九ページの三段目に記載しております管理費でございます。
支出済額は四十億百万余円、執行率は九三・三%で、生活文化行政に従事する職員の職員費や管理事務費を支出したものでございます。
次に、五〇ページをお開きください。広報広聴費でございます。
支出済額は三四億四千二百万余円、執行率は八七・八%で、都政に関する広報広聴及び情報公開に要する経費を支出したものでございます。
次に、五二ページをお開きください。都民生活費でございます。
支出済額は四十一億五千万余円、執行率は九〇・八%で、市民活動の促進、国際交流事業、男女平等参画施策及び海外渡航相談等に要する経費を支出したものでございます。
次に、五四ページをお開きください。消費生活対策費でございます。
支出済額は十一億六千七百万余円、執行率は八四・七%で、消費生活行政の企画調整、取引指導事業、安全対策事業、公衆浴場対策及び消費生活総合センターの運営等の消費生活対策に要する経費を支出したものでございます。
次に、五六ページをお開きください。計量検定所費でございます。
支出済額は三億六千三百万余円、執行率は九三・七%で、計量器の検定、検査等及び計量検定所の管理運営に要する経費を支出したものでございます。
次に、五七ページをご覧ください。文化振興費でございます。
支出済額は百六十五億六千三百万余円、執行率は八五・三%で、文化振興施策の企画調整、江戸東京博物館等の運営及び文化事業の推進等に要する経費を支出したものでございます。
次に、六〇ページをお開きください。
学務費でございますが、予算現額二千七十二億九千四百万余円に対しまして、支出済額千九百五十四億二千万余円で、執行率九四・三%となっております。
各科目についてご説明いたします。
まず、同じ六〇ページの三段目、管理費でございます。
支出済額は十一億八千万余円、執行率は六五・〇%で、私立学校振興事務等に従事する職員の職員費及び管理事務等に要する経費を支出したものでございます。
次に、六二ページをお開きください。助成費でございます。
支出済額は千九百四十億三千四百万余円、執行率は九四・六%で、私立学校振興を図るための各種補助金を支出したものでございます。
次に、六八ページをお開きください。育英資金費でございます。
支出済額は二億五百万余円で、育英資金貸付金及び貸付事務等に要する経費を支出したものでございます。
次に、六九ページをご覧ください。諸支出金でございます。
支出済額は五千七百万余円でございます。
その主な内容ですが、七〇ページに記載しております過年度に交付を受けた国庫補助金の返納に要する経費を支出したものでございます。
以上が各科目別の決算内容でございます。
続きまして、令和二年度東京都決算参考書財務諸表をご覧ください。
三ページの1、財務諸表の総括につきましては、先ほど局長からご説明した内容となりますので省略させていただきます。
七ページの1、貸借対照表をお開きください。
左下の資産の部合計は千五百九十九億六千二百万余円で、その主な内容は、江戸東京博物館や東京都美術館など文化施設の土地建物でございます。右側中段の負債の部合計は三百十二億六千四百万余円で、その主な内容は、都債や退職給与引当金でございます。右下の正味財産の部合計は千二百八十六億九千七百万余円となってございます。
八ページの2、行政コスト計算書をお開きください。
まず、通常収支の部ですが、1、行政収入の主な内容は国庫支出金で、2、行政費用の主な内容は補助費等(その他)でございます。これによりまして、通常収支差額はマイナス千八百二十八億八百万余円となってございます。これに特別収支の部を合わせました下から六段目の当期収支差額はマイナス千八百二十七億九千六百万余円となってございます。
九ページの3、キャッシュ・フロー計算書をご覧ください。
左下の行政サービス活動収支差額はマイナス千七百八十五億八千七百万余円となってございます。これに右側中段の社会資本整備等投資活動収支差額及び財務活動収支差額を合わせました収支差額合計はマイナス千七百八十一億二千三百万余円となってございます。
以上が当局の財務諸表の概要でございます。
なお、その他の事項につきましては、一〇ページから一八ページに記載しております。
続きまして、二一ページをお開きください。事業別情報でございます。
生活文化局におきましては、文化振興施策の推進及び私立学校教育助成の二分野の事業につきまして、決算の状況をまとめております。
まず、文化振興施策の推進でございます。
上段の行政コスト計算書をご覧ください。
下から三段目の令和二年度の当期収支差額はマイナス二百三億六千七百万余円で、前年度から十九億八千八百万余円の減となっております。また、次の一規模当たりの行政コストにありますとおり、都民一人当たりの行政コストは千四百五十八円となっております。
次に、二二ページをお開きください。私立学校教育助成でございます。
上段の行政コスト計算書をご覧ください。
下から三段目の令和二年度の当期収支差額はマイナス千四百九十九億八千七百万余円で、前年度から三十七億六千九百万余円の減となっております。また、次の一規模当たりの行政コストにありますとおり、都内私立学校在学者一人当たりの行政コストは三十二万八千二百四十六円となっております。
以上をもちまして、決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○内山委員長 説明は終わりました。
この際、資料要求のある方は発言を願います。
○アオヤギ委員 それでは、十点、資料要求させていただきます。
まず最初に、私立高等学校等授業料軽減助成事業の所得区分別の実績の推移、令和二年度まで過去五年分。
次が、私立学校経常経費補助における授業料減免補助実績の推移、令和二年度まで過去五年分。
三番目が、東京都育英資金一般貸付の規模の推移、令和二年度まで過去五年分。
四番目が、都道府県別私立高等学校生徒納入金の平均額、令和二年度分。
次が、私立高等学校就学支援金の予算額と決算額及び所得区分ごとの受給者数と実績の令和二年度分。
次が、私立小中学校等児童生徒及び私立小中学校等就学支援実証事業の受給者数と実績額、令和二年度まで過去五年分。
次が、私立学校のICT教育環境整備費補助の実績、令和二年度まで過去五年分と、学校のICT機器等の整備状況。
次が、私立専修学校修学支援実証研究事業における支援実績の推移、令和二年度まで過去五年分。
次が、東京ウィメンズプラザの施設利用率、相談件数の実績、女性相談員の配置状況、令和二年度まで過去五年分。
最後に、アートにエールを!東京プロジェクトの応募、支払い実績、令和三年度までの推移。
以上です。
○内山委員長 ほかにいかがでしょうか。−−ただいまアオヤギ委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○内山委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
以上で生活文化局関係を終わります。
○内山委員長 これよりオリンピック・パラリンピック準備局関係に入ります。
初めに、オリンピック・パラリンピック準備局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。
○中村オリンピック・パラリンピック準備局長 オリンピック・パラリンピック準備局長の中村倫治でございます。
九月五日に東京二〇二〇大会が無事閉幕いたしました。都議会をはじめ皆様方のご支援とご協力の下、無事に大会が開催できたことに改めて感謝を申し上げます。
大会に向けたこれまでの取組を踏まえまして、レガシーとして、誰もがスポーツを楽しみ、健康増進や人とのつながりなど、スポーツの力を享受できるスポーツフィールド東京をつくり上げるため、職員一同、全力で取り組んでまいります。
委員長をはじめ第二分科会の委員の皆様方のご指導、ご鞭撻を賜りますよう、何とぞよろしくお願い申し上げます。
それでは、当局の幹部職員をご紹介申し上げます。
次長の延與桂でございます。延與は国際交流・渉外担当理事を兼ねてございます。次長で総務部長事務取扱の小池潔でございます。次長の福崎宏志でございます。福崎は東京二〇二〇大会保健医療担当理事を兼ねてございます。技監の荒井俊之でございます。理事でスポーツ推進担当の中澤基行でございます。調整担当部長の菅原雅康でございます。大会企画調整担当部長の中嶋初史でございます。自治体調整担当部長の小池和孝でございます。聖火リレー担当部長の田中愛子でございます。計画推進部長の田中彰でございます。運営担当部長の末村智子でございます。運営調整担当部長の三浦幹雄でございます。運営推進担当部長の上野正之でございます。連携推進担当部長の高角和道でございます。ボランティア担当部長の小高都子でございます。競技・渉外担当部長の川瀬航司でございます。事業推進担当部長の船川勝義でございます。パラリンピック部長の丸山雅代でございます。障害者スポーツ担当部長の加藤みほでございます。大会施設部長の鈴木一幸でございます。開設準備担当部長の柏原弘幸でございます。柏原は利用促進担当部長を兼ねてございます。施設担当部長の久野健一郎でございます。施設整備担当部長の草野智文でございます。選手村担当部長の斉藤有でございます。スポーツ施設担当部長の原田和生でございます。輸送担当部長の佐久間巧成でございます。担当部長で特命担当の松本祐一でございます。松本は輸送担当部長を兼ねてございます。スポーツ推進部長の鈴木研二でございます。国際大会準備担当部長の篠祐次でございます。最後に、本委員会との連絡を担当いたします担当部長で総務課長事務取扱の石原慎でございます。
以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
〔理事者挨拶〕
○内山委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。
○内山委員長 これより決算の審査を行います。
令和二年度東京都一般会計決算中、オリンピック・パラリンピック準備局所管分を議題といたします。
本件について理事者の説明を求めます。
○中村オリンピック・パラリンピック準備局長 各会計決算特別委員会第二分科会の委員の皆様に、オリンピック・パラリンピック準備局所管事業の令和二年度決算をご審議いただくに際しまして、まず、その決算の概要について、私からご説明申し上げます。
お手元にお配りしてございます資料、令和二年度決算概要の表紙をおめくりいただき、一ページをご覧ください。1、事業概要でございます。
令和二年度は、(1)、東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会の開催準備に関すること、(2)、東京において誰もがスポーツを楽しめる環境整備や都立体育施設の運営などスポーツ振興の施策に関することを推進いたしました。
次に、2、決算の総括でございます。同じ一ページの中央の表をご覧ください。
まず、歳入についてでございますが、歳入は、予算現額七百八十六億一千二百十八万余円、収入済額は七百三十九億六千三百十八万余円となっております。
次に、歳出でございます。歳出は、予算現額一千六百八十一億七千三百七十三万余円、支出済額一千四億四千九百十一万余円となってございます。
一枚おめくりいただき、二ページをご覧ください。3、財務諸表の総括でございます。
貸借対照表と行政コスト計算書を記載してございます。
次に、4、令和二年度に実施した主な事業でございます。
初めに、(1)、東京二〇二〇大会の開催準備といたしまして、共同実施事業等、オリンピック・パラリンピック施設整備、ボランティアの機運醸成、育成支援などを実施し、七百八十五億六千三百三十三万余円を支出しております。
最後に、(2)、スポーツ振興施策の推進といたしまして、障害者スポーツの理解促進、普及啓発、競技力向上施策の推進、地域スポーツの振興などを実施し、九十五億三百十九万余円を支出しております。
以上が、令和二年度の当局の所管事業に係る決算の概要でございます。
詳細につきましては、次長よりご説明させていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○小池次長 引き続き、私から、当局事業の令和二年度決算の詳細につきまして、東京都一般会計決算説明書及び東京都決算参考書財務諸表によりご説明を申し上げます。
最初に、右肩に資料1と打ってございます東京都一般会計決算説明書からご説明させていただきます。
三枚おめくりいただき、一ページをご覧ください。決算の総括を記載してございます。
中段をご覧ください。歳入は、予算現額七百八十六億一千二百十八万余円、収入済額は七百三十九億六千三百十八万余円となっております。予算現額に対する収入済額の割合は九四・一%でございます。
歳出は、予算現額千六百八十一億七千三百七十三万余円、支出済額は一千四億四千九百十一万余円、翌年度繰越額は四百六十八億八千九百八十三万円となっております。翌年度繰越額を含む予算現額に対する支出済額の割合は五九・七%でございますが、翌年度繰越額を予算現額から除いた場合の割合は八二・八%となっております。
二ページをお開きください。歳入と歳出の内訳を記載してございます。
歳入は、第六款、分担金及び負担金外五款でございます。
第六款、分担金及び負担金は、予算現額三十八億五千四百万円、収入済額はゼロ円となっております。
第七款、使用料及び手数料は、予算現額千七百三十万余円、収入済額は一億七千七百十五万余円となっております。
第八款、国庫支出金は、予算現額七百二十億九千百十万余円、収入済額は七百二十一億二千四百四十八万円となっております。収入率は一〇〇%でございます。
第九款、財産収入は、予算現額百十五万余円、収入済額は百二万余円となっております。収入率は八八・七%でございます。
第十一款、繰入金は、予算現額二十三億八千百六十七万余円、収入済額は十四億二千九百三十三万余円となっております。収入率は六〇%でございます。
第十二款、諸収入は、予算現額二億六千六百九十四万余円、収入済額は二億三千百十九万余円となっております。収入率は八六・六%でございます。
歳出は、第五款、スポーツ振興費でございます。予算現額は千六百八十一億七千三百七十三万余円、支出済額は一千四億四千九百十一万余円、翌年度繰越額は四百六十八億八千九百八十三万円となっております。執行率は五九・七%でございますが、翌年度繰越額を除いた執行率は八二・八%になっております。
一枚おめくりいただき、三ページをご覧ください。歳入の内訳を記載してございます。
第六款、分担金及び負担金でございます。
収入済額はゼロ円となっております。
四ページをお開きください。第七款、使用料及び手数料でございます。
施設の使用料等を一億七千七百十五万余円収入してございます。
六ページをお開きください。第八款、国庫支出金でございます。
東京パラリンピック競技大会開催準備交付金交付要綱に基づく国庫補助金等を七百二十一億二千四百四十八万円収入してございます。
九ページをお開きください。第九款、財産収入でございます。
地所賃貸料等を百二万余円収入してございます。
一一ページをお開きください。第十一款、繰入金でございます。
十四億二千九百三十三万余円を収入してございます。工業用水道事業会計からの繰入金や、次ページに記載の障害者スポーツ振興基金からの繰入金でございます。
一三ページをお開きください。第十二款、諸収入でございます。
二億三千百十九万余円を収入してございます。次ページ下段に記載の光熱水費の使用者負担分や、一七ページに記載の雑収入などでございます。
次に、歳出でございます。
二枚おめくりいただき、一八ページをご覧ください。歳出の内訳を記載してございます。
第五款、スポーツ振興費、第一項、スポーツ振興管理費、第一目、管理費でございます。
オリンピック・パラリンピック準備局に従事する職員の給料、諸手当及び管理事務に係る経費を支出したものでございます。
予算現額、支出済額、不用額及び執行率は、記載のとおりでございます。
次に、一九ページをお開きください。第二項、オリンピック・パラリンピック準備費、第一目、管理費でございます。
東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会に関連する都の施策及び開催準備に従事する職員の給料、諸手当に係る経費を支出したものでございます。
予算現額、支出済額、不用額及び執行率は、記載のとおりでございます。
次に、隣の二〇ページをご覧ください。第二目、オリンピック・パラリンピック準備費でございます。
東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会に関連する都の施策及び開催準備に係る経費を支出したものでございます。
予算現額、支出済額、翌年度繰越額、不用額及び執行率は、記載のとおりでございます。
不用額が生じました主な理由は、一枚おめくりいただき、二一ページに記載しておりますが、共同実施事業等の実績による残などでございます。
次に、隣の二二ページをご覧ください。第三項、スポーツ推進費、第一目、管理費でございます。
スポーツの普及振興、スポーツ施設の管理、競技力向上に係る施策等に従事する職員の給料、諸手当に係る経費を支出したものでございます。
予算現額、支出済額、不用額及び執行率は、記載のとおりでございます。
次に二三ページをお開きください。第二目、スポーツ推進費でございます。
スポーツの普及振興、スポーツ施設の管理、競技力向上に係る施策等に要する経費を支出したものでございます。
予算現額、支出済額、翌年度繰越額、不用額及び執行率は、記載のとおりでございます。
不用額が生じました主な理由は、隣の二四ページに記載のとおり、体育施設等の運営の実績による残などでございます。
以上で決算説明書の説明を終わります。
引き続きまして、財務諸表についてご説明させていただきます。
右肩に資料2と打ってございます東京都決算参考書財務諸表をご覧ください。
四枚おめくりいただき、二ページの財務諸表の概要をお開きください。貸借対照表、行政コスト計算書、キャッシュ・フロー計算書の概要を記載してございます。
まず、1、貸借対照表でございます。
令和二年度の欄をご覧ください。中ほどに記載しております資産の部合計は二千九百九十二億六百八十四万余円でございます。負債の部合計は三百七十一億七千五百八十九万余円でございます。正味財産の部合計は二千六百二十億三千九十五万余円でございます。
続いて、2、行政コスト計算書でございます。
一番上より、令和二年度の行政収入は七百二十五億四千四百三十四万余円、行政費用は一千八十九億千五百三十万余円で、行政収支差額はマイナス三百六十三億七千九十五万余円でございます。行政収支差額に金融収支差額及び特別収支差額を合わせた当期収支差額はマイナス三百六十七億六千百五十三万余円でございます。
続いて、3、キャッシュ・フロー計算書でございます。
令和二年度の行政サービス活動収支差額はマイナス二百四十六億九千四百九十五万余円でございます。社会資本整備等投資活動収支差額はマイナス十七億九千九十七万余円でございます。収支差額合計はマイナス二百六十四億八千五百九十三万余円でございます。
なお、詳細につきましては、三ページから一一ページに記載してございます。
続きまして、一二ページをお開きください。事業別情報でございます。
当局におきましては、東京二〇二〇オリンピック・パラリンピックの成功に向けた準備とスポーツ振興施策の推進の二分野の事業につきまして、決算の状況をまとめております。
まず、東京二〇二〇オリンピック・パラリンピックの成功に向けた準備でございます。
行政コスト計算書の下から三段目をご覧ください。令和二年度の当期収支差額は、費用が収入を百三十二億七千九百八万余円上回っております。また、真ん中の表の最下段にございますように、令和二年度の都民一人当たりの行政コストは六千三十七円となっております。
次に、一三ページをお開きください。スポーツ振興施策の推進でございます。
行政コスト計算書の下から三段目をご覧ください。令和二年度の当期収支差額は、費用が収入を百十億九千六十一万余円上回っております。また、真ん中の表の最下段にございますように、令和二年度の利用者一人当たりの行政コストは八百四十六円となっております。
財務諸表の説明は以上でございます。
以上をもちまして、当局に係る令和二年度決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○内山委員長 説明は終わりました。
この際、資料要求のある方はご発言願います。
○尾崎委員 六点の資料をお願いいたします。
一、スポーツ振興事業に係る予算及び決算の推移、過去五年分でお願いします。
二、都立スポーツ施設の指定管理料の推移、過去五年分。
三、東京都が支援するスポーツの世界大会の開催状況。
四、市町村別スポーツ推進委員の委嘱数及び都内障害者スポーツ指導員登録者数の過去五年分。
五、TOKYOスポーツ施設サポーターズ事業の利用実績。
六、都立学校活用促進モデル事業での体育施設の貸出実績、過去三年分と、今年度までのコロナ対応の状況についてお願いいたします。
○内山委員長 そのほか、いかがでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○内山委員長 ただいま尾崎委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○内山委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
以上でオリンピック・パラリンピック準備局関係を終わります。
○内山委員長 これより教育庁関係に入ります。
初めに、教育長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。
○藤田教育長 教育長の藤田裕司でございます。
内山委員長をはじめ委員の皆様方には、日頃から教育庁所管の事務事業につきまして、ご指導、ご鞭撻を賜りまして、厚くお礼申し上げます。
今後とも、東京の教育の充実に向け、職員一丸となって全力で取り組んでまいります。どうぞよろしくお願いを申し上げます。
それでは、教育庁の幹部職員を紹介させていただきます。
次長の松川桂子でございます。教育監の増田正弘でございます。技監の矢内真理子でございます。総務部長の安部典子でございます。都立学校教育部長の谷理恵子でございます。地域教育支援部長の小菅政治でございます。指導部長の藤井大輔でございます。人事部長の浅野直樹でございます。福利厚生部長の田中宏治でございます。教育政策担当部長でオリンピック・パラリンピック調整担当部長及び新型コロナウイルスワクチン接種連絡調整担当部長を兼務いたします稲葉薫でございます。企画調整担当部長の岩野恵子でございます。続きまして、教育改革推進担当部長の佐藤聖一でございます。特別支援教育推進担当部長の滝沢毅でございます。指導推進担当部長の瀧沢佳宏でございます。最後になりますが、当分科会との連絡等に当たります総務課長の新田智哉でございます。
どうぞよろしくお願いを申し上げます。
〔理事者挨拶〕
○内山委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。
○内山委員長 これより決算の審査を行います。
令和二年度東京都一般会計決算中、教育庁所管分を議題といたします。
本件について理事者の説明を求めます。
○藤田教育長 教育庁の令和二年度決算のご審議をお願いするに当たりまして、その概要をご説明申し上げます。
お手元にお配りをしてございます令和二年度決算概要の一ページをお開き願います。
初めに、1の事業概要についてご説明申し上げます。
令和二年度、教育庁では、(1)から(9)までにございますとおり、東京都教育委員会の運営をはじめ、小中学校、高等学校及び特別支援学校の管理運営、教育内容や教育方法に関する指導助言、社会教育の振興、都立学校の施設整備等に係る事務を実施し、積極的に教育行政を推進してまいりました。
続きまして、2の決算の総括についてご説明申し上げます。
歳入につきましては、予算現額一千六百六億六千三百四十九万余円、収入済額一千五百七十億九千四十九万余円、差引き三十五億七千三百万余円でございまして、予算現額に対する収入率は九七・八%でございます。
次に、歳出でございますが、予算現額八千五百六十二億七千百四十八万余円、支出済額八千百四十億三千四百四十四万余円、翌年度繰越額二億九千三百万余円、不用額四百十九億四千四百三万余円でございまして、予算現額に対する執行率は九五・一%でございます。
続きまして、3の財務諸表の総括及び次の二ページに記載してございます4の令和二年度に実施した事業につきましては、この後、総務部長から詳細についてご説明申し上げます。
以上、令和二年度教育庁所管の決算概要につきましてご説明を申し上げました。どうぞよろしくご審議のほどお願いを申し上げます。
○安部総務部長 お手元にお配りしております令和二年度東京都一般会計決算説明書によりまして、教育庁所管の決算の内容をご説明申し上げます。
まず、一ページをお開き願います。このページから五ページにかけまして、決算の総括を記載してございます。この内容につきましては、ただいま教育長からご説明申し上げましたので、私からは、歳入歳出決算につきまして、科目の款項目の区分のうち、歳入は款ごとに、歳出は項ごとに主な内容をご説明申し上げます。
それでは、七ページをお開き願います。歳入でございますが、初めに、分担金及び負担金でございます。
表頭の中ほどをご覧ください。収入済額は四千七百万余円でございまして、その内容は、東日本大震災の被災地へ派遣した職員の給与などを負担金として収入したものです。
八ページをお開き願います。使用料及び手数料でございます。
収入済額は百四十八億九百万余円で、収入率は九一・五%でございます。
このうち使用料は、収入済額百四十四億五千九百万余円、収入率九一・六%となっております。
一五ページをお開き願います。手数料でございます。
収入済額は三億五千万余円でございまして、収入率は九〇%となっております。
二一ページをお開き願います。国庫支出金でございます。
収入済額は千三百八十億三千三百万余円で、収入率は九八・八%でございます。
国庫支出金の主な内訳でございますが、まず一行下、国庫負担金でございます。その主なものは、義務教育費国庫負担法に基づく教職員給与費などの国庫負担金でございます。
中ほどの表の計をご覧ください。収入済額は千百九十六億三千七百万余円、収入率は一〇〇・六%となっております。
二六ページをお開き願います。国庫支出金のうち国庫補助金でございます。
収入済額は六十五億一千七百万余円で、収入率は八六・九%となっております。
三五ページをお開き願います。財産収入でございます。
収入済額は一億二千八百万余円で、収入率は九〇・八%となっております。
その他の歳入としまして、三八ページには寄附金、三九ページには繰入金、四〇ページ以降には諸収入を記載してございます。
以上、歳入決算の主な内容についてご説明いたしました。
引き続き、歳出についてご説明申し上げます。
五四ページをお開き願います。初めに、教育管理費でございます。
上から二行目の中ほどをご覧ください。支出済額は三百九十一億八千万余円で、執行率は七八・五%となっております。
その内容につきましては、このページから六八ページにかけて記載してございますが、教育委員会の運営費、訴訟に係る経費、教職員の選考や学校給食の管理運営、公立小中学校などの防災対策事業、公立小中学校の冷房化事業に要する経費などでございます。
六九ページをお開き願います。小中学校費でございます。
支出済額は四千五百二十九億五千六百万余円で、執行率は九八・二%となっております。
その内容につきましては、このページから七八ページにかけて記載してございますが、区市町村立小中学校などの教職員人件費、都立中高一貫教育校入学者決定に要する経費などでございます。
七九ページをお開き願います。高等学校費でございます。
支出済額は千三百六十二億九千百万余円で、執行率は九五・九%となっております。
その内容につきましては、このページから八二ページにかけまして記載してございます。
内訳としましては、都立高等学校全日制百七十七校、定時制五十五校、通信制三校に係る教職員人件費及び管理運営費、都立高等学校入学者選抜に要する経費でございます。
八三ページをお開き願います。特別支援学校費でございます。
支出済額は七百九十三億八千五百万余円で、執行率は九七・五%となっております。
その内容につきましては、このページから八六ページにかけて記載してございますが、都立特別支援学校五十七校に係る教職員人件費及び管理運営費、区立特別支援学校五校に係る教職員人件費、児童生徒の就学奨励費などでございます。
八七ページをお開き願います。福利厚生費でございます。
支出済額は五億一千五百万余円で、執行率は六九・三%となっております。
この内容につきましては、このページから八九ページにかけて記載してございますが、教職員の福利厚生事業、主に島しょ部における教職員住宅の維持管理等に要する経費などでございます。
九〇ページをお開き願います。退職手当及び年金費でございます。
支出済額は四百四十五億八千二百万余円で、執行率は九六・七%となっております。
その内容につきましては、このページ及び次の九一ページに記載してございますが、退職教職員などに対する恩給、学校教職員などの退職に伴う退職手当でございます。
九二ページをお開き願います。教育指導奨励費でございます。
支出済額は百四十一億三千三百万余円、執行率は七〇・三%となっております。
その内容につきましては、このページから九八ページにかけて記載しておりますが、スクールカウンセラーの配置、TOKYOスマート・スクール・プロジェクト等の教育指導に要する経費などでございます。
九九ページをお開き願います。社会教育費でございます。
支出済額は七十六億八千九百万余円で、執行率は八〇・七%となっております。
その内容につきましては、このページから一〇五ページにかけて記載してございますが、社会教育の振興、文化財の保護、社会教育施設の管理運営に要する経費などでございます。
一〇六ページをお開き願います。施設整備費でございます。
支出済額は三百九十二億二千三百万余円で、執行率は八六・九%となっております。
その内容につきましては、このページから一〇九ページにかけて記載してございますが、老朽校舎改築、大規模改修など都立学校の施設の整備などに要する経費、社会教育施設の整備に要する経費などでございます。
一一〇ページをお開き願います。諸支出金でございます。
支出済額は七千四百万余円、執行率は一〇〇%となっております。
以上が決算の内容でございます。
続きまして、お手元にお配りしております令和二年度東京都決算参考書財務諸表によりまして、教育庁所管の財務諸表の内容をご説明申し上げます。
まず、一ページをお開き願います。令和二年度教育庁の財務諸表の総括についてご説明申し上げます。
1の貸借対照表につきましては、資産が七千五百九十九億百万余円、負債が六千九百八十四億七千五百万余円、正味財産が六百十四億二千五百万余円でございます。
2の行政コスト計算書につきましては、収入が千五百六十六億二百万余円、費用が八千百三十六億二千四百万余円、差引きマイナス六千五百七十億二千百万余円でございます。
3のキャッシュ・フロー計算書につきましては、収入が千五百七十億九千万余円、支出が八千百四十億三千四百万余円、差引きマイナス六千五百六十九億四千三百万余円でございます。
次に、三ページをお開き願います。2の財務諸表の概要でございますが、初めに、上段の表、1の貸借対照表についてご説明申し上げます。
令和二年度の資産の部合計は七千五百九十九億百万余円となっており、前年度比十一億三千万余円の増でございます。負債の部合計は六千九百八十四億七千五百万余円となっており、前年度比四十九億二千三百万余円の増でございます。表下段の正味財産の部につきましては、六百十四億二千五百万余円となっており、前年度比三十七億九千三百万余円の減となっております。
次に、中段の表、2の行政コスト計算書についてご説明申し上げます。
令和二年度の行政収入は千五百六十四億五千八百万余円、行政費用は八千四十二億六百万余円で、行政収支差額はマイナス六千四百七十七億四千八百万余円でございます。金融収支差額及び特別収支差額を合わせた当期収支差額はマイナス六千五百七十億二千百万余円となっており、前年度比二百四十八億五千六百万余円の収支減となっております。
次に、下段の表、3のキャッシュ・フロー計算書についてご説明申し上げます。
令和二年度の行政サービス活動収支差額、社会資本整備等投資活動収支差額及び財務活動収支差額を合わせた収支差額合計はマイナス六千五百六十九億四千三百万余円で、前年度比百四十二億三千八百万余円の収支減となっております。
詳細につきましては、五ページから一六ページにかけて記載しております。
続いて、一七ページをお開き願います。このページから一九ページにかけて、教育庁所管事業のうち、都立高校改革の推進、グローバル人材の育成及び都立学校施設整備の三事業について、事業別情報を掲載しております。
初めに、都立高校改革の推進でございますが、本事業は、生徒の個性や創造性を伸ばす教育の推進などにより、都民に信頼される魅力ある都立高校の実現を目指すものでございます。
上段の表、行政コスト計算書をご覧ください。本事業の令和二年度の当期収支差額は、費用が収入を千三百七億一千万余円上回り、令和元年度と比較いたしますと三十五億二千九百万余円の収支減となっております。
また、中段の表でございますが、令和二年度の都立高校一校当たりの行政コストは八億二千八百万余円となっております。
続いて、一八ページをお開き願います。グローバル人材の育成でございます。
本事業は、海外で通用する高い語学力と豊かな国際感覚を有し、日本人としての誇りを持って世界を舞台に活躍する人材の育成を図るものでございます。
上段の表、行政コスト計算書をご覧ください。本事業の令和二年度の当期収支差額は、費用が収入を百二十一億一千五百万余円上回り、令和元年度と比較いたしますと十二億六千七百万余円の収支減となっております。
また、中段の表でございますが、令和二年度の児童生徒等数一人当たりの行政コストは一万三千四百六十八円となっております。
続いて、一九ページをお開き願います。都立学校施設整備でございます。
本事業は、高等学校老朽校舎の改築や都立学校校舎の増改修などの施設整備でございます。
上段の表、行政コスト計算書をご覧ください。本事業の令和二年度の当期収支差額は、費用が収入を二百十七億七千六百万余円上回り、令和元年度と比較いたしますと十六億七百万余円の収支減となっております。
また、中段の表ではございますが、令和二年度の整備実施校一校当たりの行政コストは七千五百万余円となっております。
簡単ではございますが、以上をもちまして、令和二年度の東京都一般会計決算及び財務諸表の教育庁所管分の説明を終わらせていただきます。どうぞよろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○内山委員長 説明は終わりました。
この際、資料要求のある方は発言を願います。
○アオヤギ委員 それでは、十二点、資料要求させていただきます。
一、都立高等学校における高等学校等就学支援金の歳出予算及び決算、令和二年度分。
二、都立高等学校等における奨学のための給付金の給付区分ごとの歳出予算及び決算、令和二年度分。
三、都立学校等給付型奨学金の給付区分ごとの予算、決算と人数、令和二年度。
四、都立学校等の授業料減免の実績について、全日制と定時制、平成二十八年度から令和二年度分まで。
五、夜間中学在籍者のうち中学校を卒業している生徒の人数、平成三十年度から令和三年度まで。
六、東京都小中学校の情緒障害等通級指導学級及び特別支援教室の設置校数及び拠点校数、在籍児童生徒数、教員数、支援者の配置数、区市町村別、平成二十九年度から令和三年度まで。
七、東京都公立小中学校の自閉症・情緒障害特別支援学級の固定級の設置状況、平成二十九年度から令和三年度。
八、都立学校自立支援チームの派遣状況とユースアドバイザー、ユースソーシャルワーカーの採用状況、過去五年分。
九、教育支援センターもしくは適応指導教室等の配置の数、区市町村別、また、都内不登校特例校を一覧でお願いいたします。
十、工事中または今後改築、改修、増設予定のある都立学校の一覧。
十一、新型コロナウイルス感染症の影響による修学旅行等のキャンセル料に対する補助実績、区市町村別、校種別の額と件数。
十二、区市町村立小中学校及び都立学校、特別支援学校の特別教室と体育館の区市町村別冷房設備設置状況。
以上です。
○内山委員長 そのほか、いかがでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○内山委員長 ただいまアオヤギ委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○内山委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
以上で教育庁関係を終わります。
○内山委員長 これより病院経営本部関係に入ります。
初めに、病院経営本部長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。
○西山病院経営本部長 病院経営本部長の西山でございます。
病院経営本部職員一同、事務事業の適切かつ円滑な執行に全力で取り組んでまいりますので、内山委員長をはじめ委員の皆様方には、ご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いを申し上げます。
それでは、当本部の幹部職員を紹介させていただきます。
経営企画部長の谷田治でございます。サービス推進部長の西川泰永でございます。経営戦略担当部長でオリンピック・パラリンピック調整担当部長を兼務いたします藤本誠でございます。計画調整担当部長の船尾誠でございます。当委員会との連絡に当たらせていただきます担当部長で総務課長事務取扱の大出仁でございます。
以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
〔理事者挨拶〕
○内山委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。
○内山委員長 これより決算の審査を行います。
令和二年度東京都一般会計決算中、病院経営本部所管分を議題といたします。
本件について理事者の説明を求めます。
○西山病院経営本部長 病院経営本部所管に関わる令和二年度一般会計決算のご審議をお願いするに当たりまして、その概要についてご説明を申し上げます。
お手元にお配りしてございます資料1、令和二年度決算の概要の一ページをご覧ください。まず、1、事業の概要につきましてご説明申し上げます。
令和二年度における病院経営本部所管分の一般会計決算は、公益財団法人東京都保健医療公社の運営に係る補助金等に関するものでございます。
次に、2、公社の事業についてでございます。
(1)のア及びイに掲げてございますとおり、公社は、地域の医療機関との連携に基づく地域医療のシステム化を推進するとともに、住民が必要とする保健医療サービスの提供等を行うことによりまして、都民の医療と福祉の向上に寄与する役割を担っております。
令和二年度におきましては、(2)のアからカに記載しております六つの病院と、キの東京都がん検診センターの運営を行いました。
次に、二ページをお開き願います。3、決算の総括についてご説明を申し上げます。
まず、(1)、歳入額ですが、予算現額一億八千万円、収入済額一億七千三百万円で、予算現額に対する収入率は九六・〇%となってございます。
次に、(2)、歳出額でございますが、予算現額百四十三億七千百万円、支出済額百二十七億二千七百万円、不用額十六億四千四百万円で、予算現額に対する執行率は八八・六%となってございます。
なお、不用額には三千五百万円の翌年度繰越額が含まれております。
次に、4、財務諸表の総括についてご説明を申し上げます。
左側にございます貸借対照表につきましては、資産八百三十六億八千百万円、負債百五十五億五千四百万円、正味財産六百八十一億二千七百万円となっております。
その右側にございます行政コスト計算書につきましては、収入一億七千三百万円、費用百四十五億五千五百万円、差引き百四十三億八千二百万円のマイナスとなってございます。
以上、令和二年度病院経営本部所管の一般会計決算の概要についてご説明を申し上げました。
詳細につきましては、引き続き経営企画部長からご説明を申し上げます。ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。
○谷田経営企画部長 令和二年度病院経営本部所管の一般会計決算の詳細につきましてご説明申し上げます。
なお、これから説明いたします内容のうち、金額につきましては、百万円未満を四捨五入して説明させていただきます。
それでは、お手元にお配りしてございます資料2、令和二年度東京都一般会計決算説明書をご覧ください。
恐れ入りますが、三ページをお開き願います。決算の総括でございます。
内容につきましては、ただいま本部長からご説明申し上げましたので、省略をさせていただきます。
次に、七ページをお開き願います。まず、歳入について申し上げます。
財産収入でございます。
収入済額は八千四百万円、収入率は九二・二%となっております。これは、公社に対する建物賃貸料等を収入したものでございます。
次に、八ページをご覧ください。諸収入でございます。
収入済額は八千九百万円、収入率は一〇〇・〇%となっております。これは、公社が運営する大久保病院の共益費を収入したものでございます。
次に、歳出について申し上げます。
一一ページをお開き願います。歳出は、地域病院における管理費と施設整備費の二つに区分されております。
まず、管理費でございますが、支出済額は百十九億一千五百万円、執行率八八・六%となっております。これは、公社への運営費補助金等を支出したものでございます。
続いて、一三ページをお開きください。施設整備費でございます。
支出済額は八億一千二百万円、執行率八八・四%となっております。これは、地域病院等の整備に要する経費を支出したものでございます。
なお、豊島病院無停電電源設備改修工事等について、工事の調整に不測の日時を要したため、三千五百万円を令和三年度に繰り越して継続実施することといたしました。
続きまして、お手元にお配りしてございます資料3、令和二年度東京都決算参考書財務諸表をご覧ください。
恐れ入ります、四ページをお開き願います。まず、上段の1、貸借対照表についてでございます。
資産の部合計は八百三十六億八千百万円で、増減額十二億三千七百万円の減となっております。負債の部合計は百五十五億五千四百万円で、増減額二十五億四千七百万円の減となっております。正味財産の部合計は六百八十一億二千七百万円で、増減額十三億一千万円の増となっております。
次に、中段の2、行政コスト計算書についてでございます。
行政収入は一億七千三百万円、行政費用は百四十億六千九百万円、金融費用は四億八千五百万円となっております。これらを計算した当期収支差額は百四十三億八千二百万円のマイナスとなっております。
次に、下段の3、キャッシュ・フロー計算書についてでございます。
行政サービス活動収支差額は百十七億四千二百万円のマイナス、社会資本整備等投資活動収支差額は八億一千二百万円のマイナスとなっております。収支差額合計は百二十五億五千四百万円のマイナスで、増減額は八千七百万円の増となっております。
以上をもちまして、令和二年度一般会計決算のうち、病院経営本部所管分についての説明を終わらせていただきます。ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。
○内山委員長 説明は終わりました。
この際、資料要求のある方は発言を願います。
○尾崎委員 八点でお願いをいたします。
一、各公社病院の経営指標の推移。
二、各公社病院における医師、歯科医師、診療科別及び看護職員の定数及び現員、現在の職員数の推移。
三、公社病院における看護職員の中途退職者数の推移。
四、東京都保健医療公社における障害者雇用率の推移。
五、各公社病院の平均在院日数及び病床利用率、月別でお願いします。
六、各公社病院の医業収支、月別でお願いします。
七、各公社病院の新型コロナウイルス感染患者専用病床の確保数の推移と、月ごとの新規患者の受入れ数、そのうち重症者数をお願いいたします。
八、時間外労働が月八十時間を超えた医師、看護職員の人数と、時間外労働の最大値について、月別でお願いをいたします。
○内山委員長 そのほか、いかがでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○内山委員長 ただいま尾崎委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○内山委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
以上で病院経営本部関係を終わります。
これをもちまして本日の分科会を閉会いたします。
午後二時四十一分散会
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