令和二年度各会計決算特別委員会速記録第二号

令和三年十月十五日(金曜日)
第十二委員会室
午後一時一分開議
出席委員 三十名
委員長こいそ 明君
副委員長斉藤やすひろ君
副委員長早坂 義弘君
副委員長内山 真吾君
理事慶野 信一君
理事原 のり子君
理事清水 孝治君
理事ほっち易隆君
理事森村 隆行君
理事酒井 大史君
北口つよし君
かまた悦子君
吉住はるお君
成清梨沙子君
関口健太郎君
清水とし子君
玉川ひでとし君
あかねがくぼかよ子君
米川大二郎君
アオヤギ有希子君
本橋たくみ君
田村 利光君
白戸 太朗君
関野たかなり君
五十嵐えり君
やまだ加奈子君
藤井あきら君
竹井ようこ君
とや英津子君
尾崎あや子君

欠席委員 一名

出席説明員
会計管理局局長堤  雅史君
管理部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長兼務副島  建君
警察・消防出納部長磯貝  宏君
会計企画担当部長筒井 宏守君

本日の会議に付した事件
令和二年度東京都各会計歳入歳出決算の認定について
令和二年度決算概要(説明)
・令和二年度東京都一般会計決算
・令和二年度東京都特別区財政調整会計決算
・令和二年度東京都地方消費税清算会計決算
・令和二年度東京都小笠原諸島生活再建資金会計決算
・令和二年度東京都国民健康保険事業会計決算
・令和二年度東京都母子父子福祉貸付資金会計決算
・令和二年度東京都心身障害者扶養年金会計決算
・令和二年度東京都中小企業設備導入等資金会計決算
・令和二年度東京都林業・木材産業改善資金助成会計決算
・令和二年度東京都沿岸漁業改善資金助成会計決算
・令和二年度東京都と場会計決算
・令和二年度東京都都営住宅等事業会計決算
・令和二年度東京都都営住宅等保証金会計決算
・令和二年度東京都都市開発資金会計決算
・令和二年度東京都用地会計決算
・令和二年度東京都公債費会計決算
・令和二年度東京都臨海都市基盤整備事業会計決算

○こいそ委員長 ただいまから令和二年度各会計決算特別委員会を開会いたします。
 本日から、さきにご決定をいただきました実施要領及び審査日程に従いまして、令和二年度決算の審査を進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
 なお、決算審査の参考資料として、令和元年度決算の審査における認定意見の措置状況調をお手元に配布をしてございます。後ほどご参照願います。
 質疑に関して、各委員の皆様にお願いをいたします。
 本委員会は決算の審査であります。質疑の際は、令和二年度決算の審査から逸脱をしないよう、委員長として特にお願いをいたしたいと思います。ご協力のほどお願いいたします。
 本日は、決算審査の第一回目でございますので、令和二年度会計決算について、会計管理局長から説明を聴取いたします。
 なお、局別の説明聴取と資料要求は、本委員会終了後、それぞれの分科会に分かれて行いますので、ご了承を願います。
 この際、理事者の皆様に申し上げます。
 過日の委員会で決定をいたしました実施要領の中で、理事者に関わるものについては、各局へも周知徹底されますよう、よろしくお願いをいたします。
 それでは、会計管理局長から挨拶並びに幹部職員の紹介がございます。

○堤会計管理局長 会計管理局長の堤雅史でございます。
 令和二年度における一般会計及び十六の特別会計の決算につきまして提出をさせていただいております。あわせて、複式簿記・発生主義会計によります財務諸表を参考資料としてお示しをしております。
 委員長、副委員長をはじめ各委員の皆様方には、よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
 なお、ただいま委員長からいただきました委員会及び分科会の運営に関するご要望につきましては、直ちに各局に周知徹底をいたしまして、審議が円滑に行われますよう万全を尽くしてまいります。
 それでは、私ども会計管理局の幹部職員を紹介いたします。
 まず、管理部長でオリンピック・パラリンピック調整担当部長を兼務いたします副島建でございます。警察・消防出納部長の磯貝宏でございます。会計企画担当部長の筒井宏守でございます。続きまして、本委員会と各局との連絡等を担当いたします総務課長の伊藤正勝でございます。会計企画課長の菊地顕行でございます。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○こいそ委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○こいそ委員長 これより決算の審査を行います。
 令和二年度東京都各会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 決算の概要について理事者の説明を求めます。

○堤会計管理局長 令和二年度における一般会計及び十六の特別会計の決算の概要につきましてご説明を申し上げます。
 お手元にございます令和二年度各会計歳入歳出決算概要をご覧ください。
 表紙をおめくりいただきまして、右側一ページの表1、一般会計・特別会計歳入歳出決算総括表でございます。
 まず、上段の一般会計につきましては、歳入決算額が八兆六千八百八十六億一千二百万余円、歳出決算額が八兆四千八百六十九億五千百万余円でございまして、差額は二千十六億六千百万余円となっております。
 また、中段になりますが、十六の特別会計合計の歳入決算額は六兆六百八十七億五千三百万余円、歳出決算額が五兆七千五百億一千八百万余円で、差額は三千百八十七億三千四百万余円となっております。
 これら一般会計及び十六特別会計を合計した歳入決算額は、下段にございますとおり、十四兆七千五百七十三億六千五百万余円、歳出決算額は十四兆二千三百六十九億七千万余円でございまして、差額は五千二百三億九千五百万余円となってございます。
 なお、この差額につきましては、令和三年度に繰越しをいたしました。
 次に、ページをおめくりいただきまして、二ページ及び三ページで見開きとなっております表2、会計別決算総括表についてご説明を申し上げます。
 まず、最上段の一般会計でございます。
 左側二ページの歳入では、予算現額が九兆七千四百七十四億五千二百万余円、収入済額は八兆六千八百八十六億一千二百万余円でございまして、予算現額に対し一兆五百八十八億三千九百万余円下回り、予算現額に対する収入済額の割合は八九・一%となっております。
 また、右側三ページの歳出につきましては、予算現額が九兆七千四百七十四億五千二百万余円、支出済額が八兆四千八百六十九億五千百万余円、翌年度繰越額が六千五百三十二億九百万余円、不用額は六千七十二億九千百万余円で、予算現額に対する支出済額の割合は八七・一%となっております。
 次に、特別会計につきまして申し上げます。
 二ページの下から二段目でございますが、十六の特別会計を合計いたしますと、歳入では、予算現額が六兆二百六十四億二千八百万余円、収入済額は六兆六百八十七億五千三百万余円でございまして、予算現額に対し四百二十三億二千四百万余円上回り、予算現額に対する収入済額の割合は一〇〇・七%となっております。
 また、三ページの歳出につきましては、予算現額が五兆八千七百八億六千九百万余円、支出済額が五兆七千五百億一千八百万余円、翌年度繰越額が八十六億九千六百万余円、不用額は一千百二十一億五千四百万余円で、予算現額に対する支出済額の割合は九七・九%となっております。
 なお、四ページ及び五ページには、表3、表4といたしまして、一般会計の歳入歳出を款別にお示ししてございます。後ほどご覧いただければと存じます。
 続きまして、恐れ入ります、六ページをお開きください。表5でございますが、実質収支についてご説明を申し上げます。
 まず、上段の一般会計でございます。
 令和二年度の歳入総額Aから歳出総額Bを差し引いた形式収支Cは、二千十六億六千百万余円でございます。ここから翌年度へ繰り越すべき財源Dの九百七十四億六千三百万余円を差し引いた実質収支額CマイナスDは、一千四十一億九千七百万余円となっております。
 中段にございます特別会計の実質収支額は、同様に三千百八十七億三千百万余円となっております。
 これら一般会計と特別会計を合計した実質収支額は、最下段にございますとおり、四千二百二十九億二千八百万余円となっております。
 次に、七ページから九ページにかけまして、表6といたしまして、財産に関する調書を記載してございます。
 地方自治法で定められました公有財産、物品、債権、基金の四種類の財産につきまして、前年度末現在高、決算年度中増減高及び決算年度末現在高などをお示ししてございます。
 次に、一一ページをお開きください。このページ以降は、参考資料として提出いたしております複式簿記・発生主義会計によります財務諸表の概要でございます。
 まず、表7、一般会計及び特別会計の財務諸表総括表でございます。
 初めに、上段の貸借対照表でございます。
 資産の総額は、右端の合計にございますとおり、三十五兆五千二百十九億五千百万余円、その下、負債の総額は六兆六千九百十一億六千三百万余円、差引きの正味財産の総額は二十八兆八千三百七億八千八百万余円となっております。
 次に、その下、行政コスト計算書でございます。
 これは、税収を中心といたしました収入と、行政活動に伴い発生するフルコストを網羅的に計上し、その年の財務業績を分かりやすく示したものでございます。
 収入の総額は九兆五千六百三十九億九千万余円、費用の総額は九兆五千三百八十一億八千二百万余円、差引きは二百五十八億七百万余円となっております。
 なお、この差引額は、民間企業の損益計算書における当期純利益に相当いたします。
 次に、その下、キャッシュ・フロー計算書でございます。
 これは、行政サービス活動、社会資本整備等投資活動及び財務活動の三つの視点から現金収支の状況をお示ししたものでございます。
 最後に、最下段の正味財産変動計算書でございますが、これは、貸借対照表の正味財産の部の変動状況をお示ししたものでございます。
 一二ページから一五ページにかけましては、財務諸表総括表を会計別にお示しをしてございます。後ほどご覧いただければと存じます。
 以上をもちまして令和二年度各会計歳入歳出決算の概要説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○こいそ委員長 説明は終わりました。
 この際、各分科会委員長に申し上げます。
 分科会における局別質疑終了後は、速やかに審査報告書を提出されますようお願いをいたします。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時十二分散会

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