平成二十九年度各会計決算特別委員会第二分科会速記録第二号

平成三十年十月十二日(金曜日)
第十委員会室
午後一時開議
出席委員 十名
委員長のがみ純子君
副委員長とや英津子君
副委員長米川大二郎君
伊藤しょうこう君
細田いさむ君
斉藤れいな君
龍円あいり君
清水 孝治君
鳥居こうすけ君
和泉なおみ君

欠席委員 なし

出席説明員
福祉保健局局長内藤  淳君
次長理事兼務松川 桂子君
技監矢内真理子君
総務部長後藤 啓志君
指導監査部長村田 由佳君
医療政策部長矢沢 知子君
保健政策部長成田 友代君
生活福祉部長事業調整担当部長事務取扱坂本 尚史君
高齢社会対策部長粉川 貴司君
少子社会対策部長谷田  治君
障害者施策推進部長松山 祐一君
健康安全部長高橋 博則君
企画担当部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長兼務奈良部瑞枝君
事業推進担当部長古賀 元浩君
医療改革推進担当部長田中 敦子君
医療政策担当部長花本 由紀君
地域保健担当部長本多由紀子君
子供・子育て施策推進担当部長加藤 みほ君
障害者医療担当部長石黒 雅浩君
食品医薬品安全担当部長野口 俊久君
感染症危機管理担当部長吉田 道彦君

本日の会議に付した事件
平成二十九年度東京都各会計歳入歳出決算の認定について
福祉保健局関係
・平成二十九年度東京都一般会計決算(説明)
・平成二十九年度東京都母子父子福祉貸付資金会計決算(説明)
・平成二十九年度東京都心身障害者扶養年金会計決算(説明)

○のがみ委員長 ただいまから平成二十九年度各会計決算特別委員会第二分科会を開会いたします。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、福祉保健局関係の決算の審査を行います。
 なお、本日は説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は後日の分科会で行います。ご了承願います。
 これより福祉保健局関係に入ります。
 初めに、福祉保健局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○内藤福祉保健局長 福祉保健局長の内藤淳でございます。
 のがみ委員長を初め委員の皆様方には、日ごろからご指導を賜り、まことにありがとうございます。
 本日から、平成二十九年度の一般会計及び特別会計の決算につきましてご審議をいただくことになります。事務事業の執行に当たりましては、今後とも一層の努力をしてまいる所存でございます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
 それでは、説明に先立ちまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 まず、次長理事兼務の松川桂子でございます。技監の矢内真理子でございます。総務部長の後藤啓志でございます。指導監査部長の村田由佳でございます。医療政策部長の矢沢知子でございます。保健政策部長の成田友代でございます。生活福祉部長事業調整担当部長事務取扱の坂本尚史でございます。高齢社会対策部長の粉川貴司でございます。少子社会対策部長の谷田治でございます。障害者施策推進部長の松山祐一でございます。健康安全部長の高橋博則でございます。企画担当部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長兼務の奈良部瑞枝でございます。事業推進担当部長の古賀元浩でございます。医療改革推進担当部長の田中敦子でございます。医療政策担当部長の花本由紀でございます。地域保健担当部長の本多由紀子でございます。子供・子育て施策推進担当部長の加藤みほでございます。障害者医療担当部長の石黒雅浩でございます。食品医薬品安全担当部長の野口俊久でございます。感染症危機管理担当部長の吉田道彦でございます。最後に、当委員会との連絡に当たらせます総務課長の中川一典でございます。
 なお、事業調整担当部長の横手裕三子につきましては、病気療養中のため、本日の分科会を欠席させていただいております。
 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
   〔理事者挨拶〕

○のがみ委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○のがみ委員長 これより決算の審査を行います。
 平成二十九年度東京都一般会計決算中、福祉保健局所管分、平成二十九年度東京都母子父子福祉貸付資金会計決算及び平成二十九年度東京都心身障害者扶養年金会計決算を一括して議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○内藤福祉保健局長 それでは、平成二十九年度決算の概要についてご説明申し上げます。
 お手元にございます資料1、平成二十九年度決算概要の一ページをお開き願います。第1、事業概要でございます。
 福祉保健局では、都民が安心して生活できる社会の実現を目指し、大都市東京にふさわしい福祉、保健、医療施策を積極的に展開しております。
 1、福祉保健基盤の整備に関することから、二ページにわたりますが、八つの施策体系に区分しております。ごらんいただきたいと存じます。
 次に、三ページをお開き願います。第2、決算の総括でございます。
 福祉保健局では、一般会計のほか、母子父子福祉貸付資金会計、心身障害者扶養年金会計の二つの特別会計を所管してございます。
 まず、一般会計についてご説明いたします。なお、百万円未満は四捨五入してお示ししてございます。よろしくお願いいたします。
 まず、歳入につきましては、予算現額一千八百五十三億七百万円に対し、収入済額一千八百五十四億六千五百万円で、収入率は一〇〇・一%となっております。
 次に、歳出でございますが、予算現額一兆一千二百十三億九千万円に対しまして、支出済額一兆五百八十三億四百万円で、執行率は九四・四%となってございます。
 次に、特別会計についてご説明いたします。
 まず、母子父子福祉貸付資金会計でございます。
 本会計は、母子及び父子並びに寡婦福祉法に基づき、母子及び父子家庭に対して資金の貸し付けを行うために設置してございます。
 歳入につきましては、予算現額四十四億六千七百万円に対しまして、収入済額五十三億八千五百万円で、収入率は一二〇・五%となってございます。
 次に、歳出でございますが、予算現額四十四億六千七百万円に対しまして、支出済額三十億五千八百万円で、執行率は六八・五%となってございます。
 次に、心身障害者扶養年金会計でございます。
 本会計は、東京都心身障害者扶養年金制度を運用するために設置してございます。
 歳入につきましては、予算現額四十九億二千七百万円に対し、収入済額四十七億九千万円で、収入率は九七・二%となってございます。
 次に、歳出でございますが、予算現額四十九億二千七百万円に対し、支出済額四十七億九千万円で、執行率は九七・二%となっております。
 次に、四ページをお開き願います。第3、財務諸表の総括でございます。
 各会計ごとに貸借対照表、行政コスト計算書を掲載してございます。詳しい内容につきましては、後ほど決算参考書によりまして総務部長からご説明申し上げます。
 次に、五ページをお開き願います。第4、平成二十九年度に実施した主な事業についてご説明申し上げます。
 まず、1、福祉保健基盤の整備でございますが、福祉保健区市町村包括補助事業では、区市町村が実施する福祉、保健、医療の基盤整備等を目的とする事業を支援いたしました。
 次に、2、医療提供体制の確保でございます。
 救急医療対策では、休日及び夜間における診療体制の確保や地域救急医療センターによる受け入れ体制整備など、救急医療体制の充実に取り組みました。また、地域医療対策では、在宅における医療と介護の連携を推進する区市町村への支援や、入院医療機関における在宅療養移行への支援など、在宅療養体制の整備に取り組みました。
 次に、3、保健施策の推進でございます。
 自殺総合対策の推進を図るとともに、がん予防対策の推進では、がん検診の受診率と質の向上に向けた取り組みを実施いたしました。
 六ページをお開き願います。4、生活福祉施策の推進でございます。
 低所得者対策の推進では、低所得者・離職者対策事業を実施するなど、低所得者等の生活の安定化や所得の向上に向けた取り組みを進めました。
 次に、5、高齢者福祉施策の推進でございます。
 認知症対策の推進では、認知症高齢者グループホームの緊急整備を図るなど、認知症高齢者等の日常生活を支えるための取り組みを進めました。また、特別養護老人ホーム等の整備では、増加する高齢者の介護ニーズに対応するため、介護基盤の整備促進に取り組みました。
 次に、6、子供と家庭・女性福祉、母子保健、小児医療施策の推進でございます。
 保育サービスの拡充では、待機児童の解消に向け、保育所等の整備促進、人材の確保・定着の支援、利用者支援の充実の三つの柱に対策を実施し、保育サービスの拡充や保育人材の確保、定着等につながる取り組みを加速させました。また、子供家庭支援区市町村包括補助事業や子育て推進交付金によりまして、区市町村における子育て支援全般の充実を図ったところでございます。
 七ページをお開き願います。7、障害者(児)施策の推進でございます。
 障害者・障害児地域生活支援三か年プランにより、障害者の地域生活基盤を整備するとともに、障害者地域生活移行・定着化支援事業を実施し、地域生活への移行支援を行ったところでございます。
 次に、8、健康危機管理体制の充実でございます。
 感染症対策では、デング熱等の蚊媒介感染症対策として、注意喚起やサーベイランス等を行ったほか、一類、二類感染症等の発生に備え、防護具の配備や患者受け入れ訓練等を行ったところでございます。また、動物の愛護と管理では、飼い主に対する普及啓発等を実施し、犬猫の引き取り、収容数を減少させるとともに、ボランティア団体等と連携して動物の譲渡を進め、殺処分数を大幅に減少させました。
 以上が平成二十九年度決算の概要でございます。
 なお、詳細につきましては、引き続き総務部長からご説明申し上げます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。

○後藤総務部長 それでは、私の方から、平成二十九年度決算の詳細につきまして、お手元の資料2から資料4までの決算説明書、さらに資料5の決算参考書財務諸表によりましてご説明を申し上げます。
 最初に、右上に資料2と記載してございます東京都一般会計決算説明書をごらんいただきたいと思います。
 表紙をおめくりいただきまして、目次がございますが、一ページをお開きいただきたいと思います。一ページ、決算の総括を記載してございます。
 この内容につきましては、ただいま局長から資料1の平成二十九年度決算概要でもご説明申し上げましたので、私からは、歳入歳出決算につきまして、以下、歳入は款ごと、歳出は項ごとに主な内容をご説明申し上げます。
 初めに、歳入になります。五ページをお開き願います。五ページ、一番上の段になりますけれども、第六款、分担金及び負担金といたしまして、児童福祉施設入所者の自己負担金等を収入したものでございます。
 収入済額は右から三列目に記載してございますけれども、二億五千八百万余円、一番右の説明欄に収入率を記載しておりまして、一三二・七%となっております。
 次に、六ページをお開き願います。第七款、使用料及び手数料といたしまして、各種施設の使用料及び手数料を収入したものでございます。
 収入済額は百五十六億六百万余円、収入率は八三・一%となっております。
 次に、一四ページをお開き願います。一四ページに飛びましたけれども、第八款、国庫支出金でございますけれども、各事業の国庫負担金、国庫補助金及び委託金を収入したものでございます。
 収入済額は九百二十億三千万余円、収入率は一〇二・四%となっております。
 次に、また飛びますけれども、二六ページをお開き願います。二六ページは、第九款、財産収入といたしまして、土地建物などの貸し付けによります賃貸料等を収入したものでございます。
 収入済額は四億四千七百万余円、収入率は一一一・〇%となっております。
 次に、二八ページでございます。第十款、寄附金でございますけれども、福祉保健事業に対します寄附金を収入いたしました。
 収入済額は五百万余円となっておりまして、次の二九ページをごらんいただきたいと思います。
 第十一款、繰入金といたしまして、病院会計からの繰入金及び当局所管の特定目的基金からの繰入金を収入したものでございます。
 収入済額は五百八十七億五千四百万余円、収入率は八三・〇%となっております。
 次に、また飛びますが、三九ページをお開き願います。三九ページ、第十二款、諸収入でございますけれども、各種貸付金の元金及び利子等を収入いたしました。
 収入済額は百八十三億六千二百万余円、収入率は三四九・八%となっております。
 歳入は以上でございまして、次に歳出でございます。
 六三ページになります。六三ページ、第八款、福祉保健費でございます。
 支出済額は、一番上の段の右から四列目に記載しておりますけれども、一兆五百七億九千七百万余円、執行率は一番右の説明欄に記載しておりまして、九四・三%となっております。
 項別の内訳といたしまして、まず、その下の第一項、福祉保健管理費でございます。
 局管理事務、監理団体に対する補助金などに要する経費を支出いたしまして、支出済額は百一億九千四百万余円、執行率は九二・五%となっております。
 続きまして、七一ページをお開き願います。七一ページ、第二項、医療政策費でございます。
 救急医療対策、地域医療対策などの医療政策、医師、看護師確保対策などに要する経費を支出いたしまして、支出済額は三百八十八億二千三百万余円、執行率は九一・八%となっております。
 次に、八三ページをお開き願います。八三ページ、第三項、保健政策費でございます。
 健康づくり対策、各種医療費助成、国民健康保険制度の運営などに要する経費を支出いたしまして、支出済額は三千二百十四億一千六百万余円、執行率は九四・四%となっております。
 次に、九九ページをお開き願います。九九ページ、第四項、生活福祉費でございます。
 生活保護事業、福祉人材の養成、低所得者対策などに要する経費を支出いたしまして、支出済額は三百三十六億九百万余円、執行率は九三・二%となっております。
 次に、一一三ページをお開き願います。第五項、高齢社会対策費でございます。
 介護保険制度の運営や認知症対策事業など、高齢者福祉の増進に要する経費を支出いたしまして、支出済額は一千八百五十二億四千六百万余円、執行率は九七・〇%となっております。
 次に、一二七ページをお開き願います。第六項、少子社会対策費でございます。
 児童育成手当等の支給や保育所を初めといたします児童福祉施設等の運営など、子供と家庭、女性福祉、母子保健の推進に要する経費を支出いたしまして、支出済額は二千三百二十一億三千八百万余円、執行率は九三・九%となっております。
 次に、一四三ページをお開き願います。一四三ページは、第七項、障害者施策推進費でございます。
 障害福祉サービス、重度心身障害者手当等の支給、心身障害者施設の運営などに要する経費を支出いたしまして、支出済額は一千七百三十億五千九百万余円、執行率は九七・四%となっております。
 次に、一五九ページをお開き願います。第八項、健康安全費でございます。
 食品衛生及び環境衛生対策、感染症対策などに要する経費を支出いたしまして、支出済額は百六十一億八千四百万余円、執行率は九三・九%となっております。
 次が、一七三ページでございます。一七三ページは、第九項、施設整備費でございます。
 社会福祉施設の整備等に要する経費を支出いたしまして、支出済額は四百一億二千五百万余円、執行率は七九・〇%となっております。
 次に、一八〇ページをお開き願います。第十七款、諸支出金の第四項、諸費でございます。
 過年度に当局が交付を受けました国庫支出金の返還等に要する経費を支出いたしまして、支出済額は七十五億六百万余円、執行率は九九・九%となっております。
 以上で、一般会計決算の説明を終わらせていただきます。
 引き続きまして、特別会計につきましてご説明を申し上げます。
 続きまして、お手元の資料3、東京都母子父子福祉貸付資金会計決算説明書をごらんいただきたいと存じます。
 まず、一ページをお開き願いたいと思います。本会計は、母子及び父子並びに寡婦福祉法に基づきまして、配偶者のいない女性または男性で児童を扶養している方に対して貸し付けられました、各種資金などに関する経理を明確にするために設置しているものでございます。
 二ページをお開き願います。こちらに歳入を記載してございます。
 事業収入といたしまして、母子父子福祉貸付金の返還金、利子及び一般会計からの繰入金等を収入いたしました。
 一番下の合計欄をごらんいただきたいと思います。収入済額は五十三億八千四百万余円、収入率は一二〇・五%となっております。
 隣の三ページでございます。歳出になります。
 母子父子福祉貸付資金の貸付金などを支出いたしまして、支出済額は三十億五千八百万余円、執行率は六八・五%となっております。
 以上が、母子父子福祉貸付資金会計決算でございます。
 次に、お手元の資料4、東京都心身障害者扶養年金会計決算説明書をごらんいただきたいと存じます。
 一ページをお開きいただきたいと思います。本会計は、東京都心身障害者扶養年金条例を廃止する条例に基づきまして、心身に障害のある方の保護者が亡くなったとき、または保護者が身体または精神の機能を著しく喪失した状態になった後に、支給されます年金の給付などに関する経理を明確にするために設置しているものでございます。
 二ページをお開きいただきたいと思います。こちらに歳入を記載してございます。
 心身障害者扶養年金基金からの繰入金などを収入いたしまして、合計欄にございますように、収入済額は四十七億九千万余円、収入率は九七・二%となっております。
 隣の三ページでございます。歳出になってございまして、年金の給付等に要する経費を支出いたしまして、支出済額は四十七億九千万余円、執行率は九七・二%となっております。
 なお、心身障害者扶養年金制度につきましては、平成十九年三月一日をもちまして廃止しておりますけれども、廃止時点で扶養年金を受給していた方などに対しましては、制度廃止前と同様の仕組みで扶養年金を支給し、それ以外の未受給者の方には清算金を支給しているところでございます。
 以上をもちまして、平成二十九年度の一般会計決算及び特別会計決算につきましての決算説明書による説明を終わらせていただきます。
 続きまして、資料5、東京都決算参考書財務諸表をごらんいただきたいと存じます。この資料につきましては、福祉保健局所管事業分について作成したものでございまして、まず、一ページをお開きいただきたいと思います。
 一ページ、1、財務諸表の総括でございます。これは、一般会計、母子父子福祉貸付資金会計、心身障害者扶養年金会計の財務諸表を合算したものでございます。
 二ページ以下は、各会計の概要を記載してございますので、ごらんいただきたいと思います。
 五ページをお開きいただきたいと思います。2、福祉保健局財務諸表の概要としてございますけれども、1の貸借対照表から順にご説明をさせていただきます。
 まず、1の貸借対照表でございますけれども、表の中ほど、資産の部合計になりますが、七千百二十三億九千三百万余円、増減額は二百六億一千二百万余円の減、その若干下にあります負債の部合計は二千四億三千七百万余円、増減額は五億一千三百万余円の減、正味財産の部合計は五千百十九億五千五百万余円、増減額は二百億九千九百万余円の減でございます。
 次に、2、行政コスト計算書でございますけれども、一番上の行政収入は九百六十四億四千二百万余円、行政費用は一兆三百九十三億三百万余円、表の中ほど若干下になりますけれども、当期収支差額がございまして、こちらはマイナス九千三百九十九億六百万余円、増減額は四百一億五千七百万余円の減となっております。
 続きまして、3、キャッシュ・フロー計算書でございます。
 上から三行目になりますけれども、行政サービス活動収支差額はマイナス九千三百億八千七百万余円、表の中ほど、若干下になりますけれども、収支差額合計はマイナス八千七百二十三億九千六百万余円、増減額は二千三十二億二百万余円の増となってございます。
 以上が福祉保健局財務諸表の概要でございます。
 六ページ以下に各会計ごとの概要を記載してございますので、後ほどごらんいただきたいと思います。さらに、九ページ以下にも各財務諸表を記載してございます。
 少々飛びますけれども、三九ページをお開き願いたいと思います。三九ページから四六ページにかけまして、福祉保健局の事業別情報を記載してございます。
 この三九ページは、医療提供体制の確保としてございます。
 都民の生命と健康を守り、三百六十五日二十四時間の安心と患者中心の医療の実現を図りますため、救急医療対策、周産期医療対策などの事業を実施いたしました。
 行政コスト計算書がございますけれども、こちらの下から三段目をごらんいただきたいと存じます。こちらに当期収支差額がございますけれども、マイナス百七十八億五百万余円、平成二十八年度と比較いたしますと八億二千八百万余円の減となっております。利用者一人当たりの行政コストは、下の表の最下段にございますように、一千五百五十五円となっております。
 次の四〇ページから、保健サービスの向上、生活福祉事業の推進、高齢社会対策、少子社会対策、障害者施策の推進、健康危機管理対策、社会福祉施設等整備、それぞれ事業別情報を記載してございますので、ごらんいただきたいと存じます。
 以上をもちまして、福祉保健局所管の平成二十九年度決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○のがみ委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言を願います。

○和泉委員 資料をお願いいたします。
 福祉保健費の予算及び決算の推移。
 福祉保健局予算、決算額の推移。
 二〇一七年度福祉保健費の当初予算から減額補正を行った費用の内訳と、それぞれの金額。
 シルバーパス発行状況の推移。
 二〇一七年度における福祉保健区市町村包括補助事業の区市町村別実施状況。
 区市町村別地域生活支援事業の実施状況。
 二〇一七年度に認可を行った認可保育所の園庭の設置状況、区市町村別、新設、民間移譲別にお願いいたします。
 年度当初の認可保育施設数と年度中の認可外保育施設への立入調査実績及び指摘のあった施設数の総数及び認証保育所、ベビーホテル、院内保育施設、事業所内保育施設、それ以外の施設の内訳の推移を五年分。
 キャリアパス導入促進事業の当初予算と実績、事業所数、対象者数、補助額の推移。
 キャリア段位取得者数の推移。
 アセッサー養成講座の受講者数の推移。
 都内の介護職員数の推移。
 以上です。

○のがみ委員長 ただいま和泉委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議はありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○のがみ委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出を願います。
 以上で福祉保健局関係を終わります。
 これをもちまして本日の分科会を閉会いたします。
   午後一時二十七分散会

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