平成二十九年度各会計決算特別委員会第一分科会速記録第一号

平成三十年十月十日(水曜日)
第十一委員会室
午後一時二十九分開議
出席委員 十名
委員長馬場 信男君
副委員長おじま紘平君
副委員長高橋 信博君
古城まさお君
藤井とものり君
奥澤 高広君
森口つかさ君
大場やすのぶ君
上野 和彦君
里吉 ゆみ君

欠席委員 なし

出席説明員
会計管理局局長土渕  裕君
管理部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長兼務野口 一紀君
警察・消防出納部長加藤 政弘君
会計制度担当部長斎田ゆう子君
政策企画局局長梶原  洋君
外務長山元  毅君
次長理事兼務福田  至君
次長戦略政策担当部長事務取扱松下 隆弘君
理事河内  豊君
理事横山 英樹君
総務部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長兼務小室 一人君
調整部長佐藤 智秀君
政策担当部長古屋 留美君
政策担当部長松崎伸一郎君
技術政策担当部長三木  健君
戦略広報担当部長報道担当部長兼務古川 吉隆君
海外広報担当部長梅田 弘美君
ホストシティプロジェクト推進担当部長小野 由紀君
渉外担当部長裏田 勝己君
国家戦略特区推進担当部長米津 雅史君
戦略事業担当部長田尻 貴裕君
計画部長宮澤 浩司君
外務部長加藤 英典君
外務担当部長丹羽恵玲奈君
財務局局長武市  敬君
経理部長財政企画担当部長
オリンピック・パラリンピック調整担当部長兼務
初宿 和夫君
契約調整担当部長五十嵐 律君
主計部長山田 忠輝君
財産運用部長山根 恭子君
利活用調整担当部長鈴木 光祐君
建築保全部長小野 幹雄君
技術管理担当部長飯泉  洋君
庁舎運営担当部長後藤 徹也君
オリンピック・パラリンピック施設整備担当部長小野寺弘樹君
人事委員会事務局局長砥出 欣典君
任用公平部長矢岡 俊樹君
審査担当部長神山 智行君
試験部長田中 宏治君
収用委員会事務局局長佐藤  敦君
議会局局長松山 英幸君
管理部長藤田  聡君
連絡調整担当部長清水 英彦君
議事部長櫻井 和博君
調査部長山内 和久君
東京消防庁消防総監村上 研一君
次長安藤 俊雄君
理事兼警防部長事務取扱松井 晶範君
企画調整部長清水 洋文君
総務部長柏木 修一君
人事部長佐々木直人君
防災部長鈴木 浩永君
救急部長森住 敏光君
予防部長山本  豊君
装備部長阿出川 悟君
企画調整部企画課長川田  進君
企画調整部財務課長西原 良徳君

本日の会議に付した事件
平成二十九年度東京都各会計歳入歳出決算の認定について
会計管理局関係
・平成二十九年度東京都一般会計決算(説明)
政策企画局関係
・平成二十九年度東京都一般会計決算(説明)
財務局関係
・平成二十九年度東京都一般会計決算(説明)
・平成二十九年度東京都用地会計決算(説明)
・平成二十九年度東京都公債費会計決算(説明)
人事委員会事務局関係
・平成二十九年度東京都一般会計決算(説明)
収用委員会事務局関係
・平成二十九年度東京都一般会計決算(説明)
議会局関係
・平成二十九年度東京都一般会計決算(説明)
東京消防庁関係
・平成二十九年度東京都一般会計決算(説明)

○馬場委員長 ただいまから平成二十九年度各会計決算特別委員会第一分科会を開会いたします。
 このたび第一分科会委員長に選任いただきました馬場信男でございます。最初の分科会ですので、一言ご挨拶をさせていただきます。
 本日から約二週間、計六回にわたり、本分科会に分担されております決算を審査してまいります。副委員長を初め委員の皆様のご協力をいただきながら、分科会の円滑な運営に努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
 初めに、本分科会の議席について申し上げます。
 議席は、先ほどの打合会で、ただいまご着席のとおりとすることを申し合わせました。ご了承願います。
 次に、本分科会の日程については、九月二十七日の委員会で決定されました審査日程に従いまして平成二十九年度決算の審査を進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
 次に、本分科会の担当書記を紹介いたします。
 議事課の担当書記は、松本秀樹君です。大畑裕樹君です。
 議案法制課の担当書記は、矢野菜詠子さんです。
 調査部の担当書記は、浜崎裕君です。
 よろしくお願いいたします。
   〔書記挨拶〕

○馬場委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、会計管理局、政策企画局、財務局、人事委員会事務局、収用委員会事務局、議会局及び東京消防庁関係の決算の審査を行います。
 なお、本日は説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は後日の分科会で行いますので、ご了承願います。
 これより会計管理局関係に入ります。
 初めに、会計管理局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○土渕会計管理局長 会計管理局長の土渕裕でございます。
 馬場委員長を初め委員の皆様方には、当局所管の事務事業につきまして、日ごろからご指導、ご鞭撻を賜り、まことにありがとうございます。
 今後とも、都の会計事務をつかさどる役割と責任をしっかり果たしていく所存でございます。よろしくお願い申し上げます。
 それでは、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 管理部長でオリンピック・パラリンピック調整担当部長を兼務いたします野口一紀でございます。警察・消防出納部長の加藤政弘でございます。会計制度担当部長の斎田ゆう子でございます。当分科会との連絡等に当たらせていただきます総務課長の村本一博でございます。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○馬場委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○馬場委員長 これより決算の審査を行います。
 平成二十九年度東京都一般会計決算中、会計管理局所管分を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○土渕会計管理局長 会計管理局所管の平成二十九年度決算につきまして、所管事務及び決算の総括のご説明を申し上げます。
 お手元に配布してございます平成二十九年度決算概要をごらんください。
 表紙をおめくりいただいて、一ページをお開きください。上段の1、事業概要でございます。
 会計管理局は、次の四つの事務を所管しております。
 第一は、会計管理者が知事から独立した権限により行う一般会計及び特別会計に属する会計事務で、現金及び有価証券並びに物品の出納及び保管、現金及び財産の記録管理、支出負担行為に関する確認、決算の調製などでございます。
 第二は、知事の補助機関として行う基金の運用管理に関する事務、一時借入金に関する事務、指定金融機関等に関する事務、用品に関する事務、官民連携ファンドに関する事務などでございます。
 第三は、地方自治法上の法定受託事務として行う国の歳入及び歳出に係る会計事務でございます。
 第四は、準公営企業に関する会計事務でございます。
 次に、一ページの下段、2、決算の総括でございます。
 歳入につきましては、予算現額が八億九千五百万余円、収入済額は二十七億二千五百万余円で、収入率は三〇四・四%でございます。
 歳出につきましては、予算現額が三十三億二千六百万余円、支出済額は二十五億五千七百万余円で、執行率は七六・九%でございます。
 次に、二ページをお開きください。財務諸表の総括でございます。
 これにつきましては、後ほど管理部長から別の資料でご説明をいたします。
 以上が会計管理局の平成二十九年度決算の概要でございます。
 引き続き、詳細につきまして管理部長からご説明申し上げます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○野口管理部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長兼務 それでは、詳細につきまして、お手元配布の東京都一般会計決算説明書及び東京都決算参考書財務諸表によりご説明申し上げます。
 まず、東京都一般会計決算説明書をごらんください。
 一ページをお開きください。一ページから三ページに記載してございます決算の総括につきましては、ただいま局長からご説明申し上げましたので、省略をさせていただきます。
 四ページをお開きください。歳入でございます。このうち、主な項目についてご説明申し上げます。
 まず、五ページをごらんください。財産収入のうち利子及び配当金でございます。
 これは、当局において運用しております都市外交人材育成基金外二十八基金の預金利子などを収入したもので、運用利回りの低下に伴い運用収入が減少したことにより、収入済額は二億五千九百万余円、収入率は四二・一%でございます。
 六ページをお開きください。財産収入のうち債権等売払収入でございます。
 これは、官民連携ファンドの出資金の返還金を収入したもので、収入済額は一億一千五百万円でございます。
 七ページをごらんください。諸収入でございます。
 当局が保管しております歳計現金等からの都預金利子や、八ページにかけて、官民連携ファンドに係る分配金などを雑入として収入したもので、収入済額は二十三億五千万余円、収入率は八四四・二%でございます。
 次に、九ページをお開きください。歳出でございます。
 まず、総務費でございますが、全体で支出済額は二十五億五千七百万余円、執行率は七七・七%でございます。
 管理費につきましては、職員費や管理事務に要した経費のほか、用品及び財務会計システムに係る費用などでございます。支出済額は十九億八百万余円、執行率は八八・九%でございます。
 一一ページをお開きください。公金取扱費でございます。
 これは、都の公金を収納し、または支払いをした際に係る手数料で、支出済額は三億九千万余円、執行率は七三・七%でございます。
 次に、一二ページをお開きください。積立金でございますが、これは、基金の運用利子などをそれぞれの基金に積み立てるために支出したもので、先ほど財産収入でも申し上げましたとおり、運用利回りの低下に伴う運用収入の減少により、支出済額は二億五千七百万余円、執行率は四一・九%でございます。
 最後に、一三ページをごらんください。公債費でございます。
 これは、支払い資金に一時的な不足が生じた場合の借り入れに伴って支払う利子で、支出済額は二万余円でございます。
 続きまして、お手元の資料のうち、東京都決算参考書財務諸表についてご説明申し上げます。
 二ページをお開きください。貸借対照表、行政コスト計算書、キャッシュ・フロー計算書の概要をお示ししてございます。
 初めに、1、貸借対照表でございます。
 資産の部の合計は五十六億三千五百万余円で、その主なものは、投資その他の資産に計上されている官民連携ファンド出資金及び用品調達基金でございます。
 負債の部の合計は九億三千三百万余円で、その主なものは、固定負債に計上されている退職給与引当金でございます。
 資産から負債を引いた正味財産の部の合計は、四十七億百万余円でございます。
 次に、2、行政コスト計算書でございます。
 収入といたしましては、行政収入が官民連携ファンドに係る分配金などで九億九千三百万余円、金融収入が用品調達基金の利子収入で百万余円でございます。
 一方、費用でございますが、行政費用が物件費、給与関係費などで二十三億三千八百万余円、金融費用が一時借入金等利子で二万余円でございます。
 当期収支差額は、マイナス十三億四千三百万余円となってございます。
 最後に、3、キャッシュ・フロー計算書でございます。
 まず、行政サービス活動収入は十三億五千七百万余円で、これは官民連携ファンドに係る分配金や歳計現金等と基金の運用による利子収入などでございます。
 次に、行政サービス活動支出は二十一億八千五百万余円で、これは物件費、給与関係費などでございます。
 続いて、社会資本整備等投資活動収入は十三億六千七百万余円で、これは官民連携ファンド出資金に係る払い戻し相当額などでございます。
 次に、社会資本整備等投資活動支出は三億七千二百万余円で、これは基金への積立金のほか、官民連携ファンドへの出資金でございます。
 その結果、収支差額合計は一億六千七百万余円でございます。
 なお、三ページ以降に財務諸表の詳細をお示ししてございます。後ほどごらんいただきたいと存じます。
 以上で当局の平成二十九年度一般会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○馬場委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○馬場委員長 それでは、資料要求はなしと確認させていただきます。
 以上で会計管理局関係を終わります。

○馬場委員長 これより政策企画局関係に入ります。
 初めに、政策企画局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○梶原政策企画局長 政策企画局長の梶原洋でございます。
 馬場委員長を初め委員の皆様方のご指導、ご鞭撻をいただきながら、全力で事務事業に取り組んでまいる所存でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 それでは、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 外務長の山元毅でございます。次長で知事補佐総括担当理事を兼務いたします福田至でございます。次長で戦略政策担当部長事務取扱の松下隆弘でございます。報道総括担当理事で知事補佐担当理事を兼務いたします河内豊でございます。ホストシティプロジェクト推進担当理事の横山英樹でございます。総務部長でオリンピック・パラリンピック調整担当部長を兼務いたします小室一人でございます。調整部長の佐藤智秀でございます。政策担当部長の古屋留美でございます。政策担当部長の松崎伸一郎でございます。技術政策担当部長の三木健でございます。戦略広報担当部長で報道担当部長を兼務いたします古川吉隆でございます。海外広報担当部長の梅田弘美でございます。ホストシティプロジェクト推進担当部長の小野由紀でございます。渉外担当部長の裏田勝己でございます。国家戦略特区推進担当部長の米津雅史でございます。戦略事業担当部長の田尻貴裕でございます。計画部長の宮澤浩司でございます。外務部長の加藤英典でございます。外務担当部長の丹羽恵玲奈でございます。当委員会との連絡等に当たります総務課長の黒岩幸三でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○馬場委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○馬場委員長 これより決算の審査を行います。
 平成二十九年度東京都一般会計決算中、政策企画局所管分を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○梶原政策企画局長 政策企画局所管の平成二十九年度決算をご審議いただくに当たりまして、当局の事業概要及び決算の概要についてご説明申し上げます。
 お手元にお配りをしてございます平成二十九年度決算概要の一ページをお開きください。
 初めに、1の政策企画局の事業概要(平成二十九年度)についてご説明申し上げます。
 (1)、基本的な構想、総合的な長期計画の策定等でございます。
 平成二十八年十二月に策定した二〇二〇年に向けた実行プランについては、PDCAの観点から進行管理等を行っております。また、実行プランの実現をより確かなものにするため、重点政策方針を策定し、各年度の事業実施状況についてレビューを行い、社会情勢の変化や新たな都民ニーズを踏まえ、政策の強化を実施しております。
 (2)、政策の企画調整でございます。
 知事の特命に係る重要な施策の企画、立案及び連絡調整を行っております。また、都の重要な政策の局横断的な事業展開に関する総合的な調整を行っております。
 (3)、特区制度の活用でございます。
 アジアヘッドクオーター特区においては、グローバル企業の業務統括拠点、研究開発拠点の誘致や、金融系外国企業の誘致等を推進するため、各種の事業を実施しております。また、国家戦略特区につきましては、国、関係地方公共団体、民間事業者等で構成される区域会議を開催し、特区制度を活用した規制緩和の取り組みを進めております。
 (4)、戦略的な事業の推進でございます。
 東京が世界をリードする国際金融、経済都市として発展し続けるため、国際金融都市東京構想に掲げる施策等の実施や、自動運転システムの実証実験の推進などの先端的事業の推進に取り組んでおります。
 (5)、政府、近隣自治体等との連携でございます。
 都の意向を国の政策に反映させていくため、国に対し、施策、予算についての提案要求を行うとともに、広域的な行政課題に対処するため、近隣自治体との連携を図っております。
 (6)、都政報道及び報道機関との連絡でございます。
 各局の事業の計画、実施、結果など都政に関する情報を集約し、報道機関への提供を行っております。また、知事の定例記者会見の準備などを行っております。
 (7)、都市外交の推進でございます。
 二都市間及び多都市間都市外交の推進、外国諸機関との連絡調整、海外情報の収集等を行っております。
 (8)、秘書事務等でございます。
 知事等の秘書事務のほか、皇室及び栄典、都政功労者に対する知事表彰などの事務を行っております。
 (9)、都庁マネジメント本部、庁議の運営等でございます。
 都政の総合的かつ効率的な推進を図るため、都庁マネジメント本部や庁議の運営などを行っております。
 続いて、二ページをお開きください。2の決算の総括でございます。
 歳入は、予算現額八億四千九十九万三千円に対しまして、収入済額六億六千六百五十四万四千円となっております。
 歳出は、予算現額五十四億九十一万三千円に対しまして、支出済額四十九億一千十八万三千円となっております。
 このうち、平成二十九年四月一日付で総務局から栄典等の事業が移管されており、移管分については内数で記載してございます。
 歳入歳出の詳細と財務諸表につきましては、総務部長からご説明させていただきます。
 以上、決算概要についてご説明申し上げました。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○小室総務部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長兼務 それでは、引き続き私から、政策企画局所管の平成二十九年度決算につきましてご説明させていただきます。
 お手元にお配りしてございます東京都一般会計決算説明書をごらんください。
 決算の総括につきましては、ただいま局長からご説明いたしましたので、私からは、歳入及び歳出の詳細をご説明いたします。
 恐れ入りますが、九ページをお開き願います。歳入についてご説明申し上げます。
 まず初めに、上段、第七款、使用料及び手数料でございます。
 予算現額一千円に対しまして、収入済額五万余円となっております。公文書開示手数料を収入したものでございます。
 次に、第十一款、繰入金でございます。
 予算現額八億二千八百四十七万円に対しまして、収入済額六億五千三百十二万余円となっております。東京都都市外交人材育成基金からの繰入金を収入したものでございます。
 次に、第十二款、諸収入でございます。
 予算現額一千二百五十二万二千円に対しまして、収入済額一千三百三十七万余円となっております。主に、次の一〇ページ上段に記載の一般財団法人自治体国際化協会からの助成金を収入したものでございます。
 一三ページをお開きください。歳出についてご説明申し上げます。
 第二款、総務費、第一項、総務管理費、第一目、総務管理費でございます。
 予算現額四千二百十一万四千円に対しまして、支出済額四千九十八万余円、執行率九七・三%でございます。皇室及び栄典、都政功労者に対する知事表彰などに関する事務に要する経費を支出しております。こちらは、業務の性質に鑑み、平成二十九年四月一日付で総務局から政策企画局に事業が移管されたものでございます。
 一四ページをお開きください。第二項、政策企画費、第一目、管理費でございます。
 予算現額五十三億五千八百七十九万九千円に対しまして、支出済額四十八億六千九百十九万余円、執行率九〇・九%でございます。
 支出内訳でございますが、中段に記載の(1)、職員費につきましては二十四億五千九十二万余円を支出しております。
 (2)、管理事務費でございます。非常勤職員報酬、事務費等に一億六千六十六万余円を支出しております。
 (3)、長期計画の企画、立案でございます。各種懇談会の開催や、三つのシティーの実現に向けた政策の強化の策定などに三千百五十万余円を支出しております。
 一五ページをごらんください。(4)、特区の推進でございます。外国企業発掘、誘致業務、外国スタートアップ企業を都内に呼び込むためのアクセラレータープログラムなどに八億六千八百二十万余円を支出しております。
 (5)、政策の立案及び総合調整でございます。海外広報事業の企画立案、運営業務、国際金融都市東京の実現に向けた取り組みなどに六億三千二百万余円を支出しております。
 (6)、都市外交の推進でございます。知事の海外出張、一般財団法人自治体国際化協会に対する分担金などに五億八千四百七十四万余円を支出しております。
 (7)、政府、全国知事会等との連絡でございます。全国知事会分担金や都道府県会館管理費等負担金などに四千三百二十一万余円を支出しております。
 一六ページをお開きください。(8)、政策情報の作成及び調整でございます。政策情報作成支援システムの運用や庁議及び都庁マネジメント本部の運営などに二千九十四万余円を支出しております。
 (9)、報道機関との連絡でございます。報道機関への都政情報の提供などに四千四百九十六万余円を支出しております。
 (10)、秘書事務でございます。知事等の秘書事務費等に三千二百三万余円を支出しております。
 主な不用額でございますが、一七ページに記載してございますので、後ほどごらんいただければと存じます。
 以上が一般会計、政策企画局分の決算でございます。
 次に、もう一冊お手元にお配りしてございます東京都決算参考書財務諸表をごらんください。
 恐れ入りますが、四ページをお開きください。財務諸表の概要についてご説明いたします。
 上段に記載してあります、1、貸借対照表についてでございますが、これは、当局の資産や負債及びその差額である正味財産を示したものでございます。
 平成二十九年度の資産の部の合計は七十七億七千六百九十七万余円でございます。前年度対比の増減額は、表の右側にありますとおり、三億九千二百三十四万余円の増となっております。これは、主に東京都会計基準の改正に伴う出捐金の資産計上による増加と、東京都都市外交人材育成基金の取り崩しに伴う減少によるものです。
 また、平成二十九年度の負債の部の合計は二十四億七千五百七十七万余円でございます。前年度対比の増減額は三億三百二十八万余円の増となっております。これは、賞与引当金及び退職給与引当金の増加によるものです。
 その結果といたしまして、正味財産の部の合計は五十三億百二十万余円で、前年度対比の増減額は八千九百六万余円の増となっております。
 続きまして、中段に記載してあります、2、行政コスト計算書についてでございますが、これは、当局の収入と費用を示したものでございます。
 平成二十九年度の行政収入の金額は一千三百四十二万余円、行政費用の金額は五十三億二千百三十二万余円でございます。金融収支、特別収支を含めた当期収支差額はマイナス四十二億三千四百四十六万余円、前年度対比の増減額は五億六千三百五十七万余円の増となっております。これは、主に行政費用の増加と、東京都会計基準の改正に伴う出捐金の資産計上に係る特別収入の増加によるものです。
 最後に、下段の3、キャッシュ・フロー計算書についてでございますが、これは、当局の現金収支の状況を示したものでございます。
 平成二十九年度の行政サービス活動収支差額はマイナス四十八億九千四百四十八万余円、社会資本整備等投資活動収支差額は六億五千八十五万余円で、収支差額合計はマイナス四十二億四千三百六十三万余円、前年度対比の増減額は六億四百二十八万余円の減となっております。
 以上をもちまして平成二十九年度における政策企画局の決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願いいたします。

○馬場委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。

○里吉委員 二点お願いいたします。
 一つ目は、知事の海外出張に関する五年間の実績、日程や費用、使用交通機関、宿泊、随行者数など、よろしくお願いします。
 それから、先ほど説明もいただきました懇談会などの実施、超高齢社会における東京のあり方懇談会など、この政策計画策定等のための予算、決算を過去五年分お願いいたします。
 以上です。

○馬場委員長 ただいま里吉委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○馬場委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出を願います。
 以上で政策企画局関係を終わります。

○馬場委員長 これより財務局関係に入ります。
 初めに、財務局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○武市財務局長 財務局長の武市敬でございます。
 馬場委員長を初め委員の皆様方には、財務局所管の事務事業につきまして、日ごろから特段のご理解を賜りまして、厚く御礼を申し上げます。
 あわせまして、当局決算の審査に係るご指導につき、よろしくお願い申し上げます。
 それでは、財務局の幹部職員を紹介申し上げます。
 経理部長で財政企画担当部長及びオリンピック・パラリンピック調整担当部長を兼務いたします初宿和夫でございます。契約調整担当部長の五十嵐律でございます。主計部長の山田忠輝でございます。財産運用部長の山根恭子でございます。利活用調整担当部長の鈴木光祐でございます。建築保全部長の小野幹雄でございます。技術管理担当部長の飯泉洋でございます。庁舎運営担当部長の後藤徹也でございます。オリンピック・パラリンピック施設整備担当部長の小野寺弘樹でございます。当分科会との連絡等に当たらせていただきます担当部長で総務課長事務取扱の菅原雅康でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
   〔理事者挨拶〕

○馬場委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○馬場委員長 これより決算の審査を行います。
 平成二十九年度東京都一般会計決算中、財務局所管分、平成二十九年度東京都用地会計決算及び平成二十九年度東京都公債費会計決算を一括して議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○武市財務局長 財務局の事業概要及び平成二十九年度決算の概要をご説明申し上げます。
 お手元の平成二十九年度決算概要の一ページをお開き願います。
 まず、番号1の事業概要でございますが、財務局が所管しております主な事業は(1)から(8)に記載しておりますとおりでございます。
 第一に、都の財政計画の策定及び予算の調製、配当、執行監督、第二に、工事や物品等の契約と検収、第三に、土地、建物等の公有財産の取得、管理、処分、第四に、本庁舎等の管理、第五に、建築物等の設計、施工、監督を行っております。そのほか、宝くじの発売、用地の先行取得、都債の発行と償還事務なども行っております。
 次に、番号2の決算の総括についてご説明申し上げます。
 まず、(1)の一般会計でございますが、歳入は、予算現額七千六百四十億七千二百万円に対しまして、収入済額は三千八百九十五億七千万円、比較増減額は三千七百四十五億二百万円の収入減でございまして、収入率は五一%でございます。
 収入の主なものは、前年度からの繰越金、都債、宝くじ収入などでございます。
 また、歳出は、予算現額一兆四百六十一億七千五百万円に対しまして、支出済額は一兆三百三十六億五千五百万円、不用額は百二十五億二千万円でございまして、執行率は九八・八%でございます。
 支出の主なものは、都債の償還金、他会計への支出金、基金への積立金などでございます。
 次に、(2)の用地会計でございますが、この会計は、河川、公園等の事業用地を先行取得するために設置している会計でございます。
 歳入は、予算現額百八十二億八千二百万円に対しまして、収入済額は百三十二億五千二百万円、比較増減額は五十億三千万円の収入減でございまして、収入率は七二・五%でございます。
 また、歳出は、予算現額百八十二億八千二百万円に対しまして、支出済額は六十一億四千六百万円、翌年度繰越額は一千万円、不用額は百二十一億二千六百万円でございまして、執行率は三三・六%でございます。
 次に、二ページをお開き願います。(3)の公債費会計でございます。
 この会計は、一般会計ほかの公債費を一括経理するものでございまして、歳入、歳出ともに、予算現額一兆一千四百七十四億二千九百万円に対しまして、収入済額及び支出済額は同額の一兆一千四百三十四億七千百万円、収入率、執行率ともに九九・七%でございます。
 以上、平成二十九年度財務局所管の決算につきまして、概要をご説明申し上げました。
 なお、決算の詳細及び財務諸表につきましては、経理部長からご説明申し上げます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○初宿経理部長財政企画担当部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長兼務 平成二十九年度決算の詳細につきましてご説明申し上げます。
 お手元には、ただいま局長よりご説明申し上げました平成二十九年度決算概要のほかに、会計ごとに決算説明書三冊と、財務局の財務諸表をお配りしてございます。
 最初に、一般会計についてご説明申し上げます。東京都一般会計決算説明書をごらんください。
 なお、各会計とも、決算の総括につきましては、ただいま局長よりご説明申し上げましたので、私からは、各款ごとの内容についてご説明申し上げます。
 恐れ入りますが、五ページをお開きください。まず、歳入でございます。
 このページは、第四款、地方特例交付金でございます。
 国からの地方特例交付金として収入済額の欄、五十二億一千九百万円余を収入したもので、収入率は九六・六%でございます。
 六ページをお開き願います。第五款、特別交付金でございます。
 交通安全対策特別交付金として二十八億一千七百万円余を収入したもので、収入率は九〇・六%でございます。
 七ページをごらんください。第六款、分担金及び負担金でございます。
 これは、東日本大震災にかかわる復旧、復興事業等に従事するため派遣された職員の負担金として、五百万円余を収入したものでございます。
 八ページをお開き願います。このページから一〇ページまでは、第七款、使用料及び手数料でございます。
 収入済額は十一億九百万円余で、収入率は一〇一・五%でございます。これは、行政財産の使用料、証明書発行等の手数料を収入したものでございます。
 次に、一一ページをごらんください。第八款、国庫支出金でございます。
 収入済額は四千二百万円余で、収入率は二一・六%でございます。これは、国からの地方創生に係る交付金と経済等調査費を収入したものでございます。
 一二ページをお開き願います。このページから一五ページまでは、第九款、財産収入でございます。
 収入済額は百五十五億四千百万円余で、収入率は一一四・九%でございます。これは、財務局が保有している財産の賃貸料、利子及び配当金、未利用地の売り払い代金などを収入したものでございます。
 次に、一六ページをお開き願います。第十款、寄附金でございます。
 一般寄附金として五百万円余を収入したものでございます。
 一七ページをごらんください。このページから二二ページまでは、第十一款、繰入金でございます。
 収入済額は二百七十八億百万円余で、収入率は一〇・九%でございます。これは、特別会計及び公営企業会計と基金からの繰入金を収入したものでございます。
 次に、二三ページをごらんください。このページから二八ページまでは、第十二款、諸収入でございます。
 収入済額は四百三十六億三百万円余で、収入率は六八・三%でございます。これは、宝くじの益金などを収入したものでございます。
 次に、二九ページをごらんください。このページから三八ページまでは、第十三款、都債でございます。
 収入済額は一千百二十六億五百万円余で、収入率は四六・七%でございます。これは、総務債外九事業の財源として都債を収入したものでございます。
 次に、三九ページをごらんください。第十四款、繰越金でございます。
 前年度からの繰越金として一千八百八億一千八百万円余を収入したもので、収入率は一〇〇・〇%でございます。
 以上、歳入額を合計いたしますと、最下段に記載してございますように、収入済額は三千八百九十五億六千九百万円余で、収入率は五一・〇%でございます。
 次に、歳出についてご説明申し上げます。
 恐れ入りますが、四一ページをお開き願います。このページから四六ページまでは、第二款、総務費でございます。
 支出済額の欄にございますとおり、百七十九億四千二百万円余を支出し、執行率は九〇・六%でございます。これは、財務局が所管している事務事業のうち、経理事務、主計事務、建築保全事務などの経費を支出したものでございます。
 次に、四七ページをごらんください。第十六款、公債費でございます。
 支出済額は五千百十六億七千百万円余で、執行率は一〇〇・〇%でございます。これは、一般会計における都債の償還及び発行に要する経費を支出したものでございます。
 四八ページをお開き願います。このページから五五ページまでは、第十七款、諸支出金でございます。
 支出済額は五千四十億四千百万円余で、執行率は九八・九%でございます。これは、財産運用事務の経費、基金への積立金、特別会計及び公営企業会計への繰出金などを支出したものでございます。
 次に、五六ページをお開き願います。第十八款、予備費でございます。
 平成二十九年度におきましては、予備費の充当はございませんでした。
 以上、歳出額を合計いたしますと、最下段に記載してございますように、支出済額は一兆三百三十六億五千五百万円余で、執行率は九八・八%でございます。
 一般会計決算の説明は以上でございます。
 引き続き、用地会計についてご説明を申し上げます。
 お手元の東京都用地会計決算説明書をごらんいただきたいと存じます。
 恐れ入りますが、四ページをお開き願います。このページと五ページが、第一款、財産収入でございます。
 収入済額は五十一億九千二百万円余で、収入率は九九・九%でございます。これは、先行取得した用地の引き取り経費を、事業を実施する局から収入したものなどでございます。
 六ページをお開き願います。第二款、繰入金でございます。
 収入済額は三億九千五百万円余で、収入率は四六・六%でございます。これは、買収した用地に係る都債償還費などを一般会計から繰り入れたものでございます。
 七ページをごらんください。第三款、諸収入でございます。
 収入済額は一万円余で、歳計現金に係る預金利子を収入したものでございます。
 次に、八ページをお開き願います。第四款、都債でございます。
 収入済額は一億二千九百万円で、収入率は一・七%でございます。これは、用地買収費の財源として起債した公共用地先行取得債を収入したものでございます。
 九ページをごらんください。第五款、繰越金でございます。
 前年度からの繰越金として七十五億三千五百万円余を収入したもので、収入率は一六三・四%でございます。
 以上、歳入額を合計いたしますと、最下段に記載してございますように、収入済額は百三十二億五千二百万円余で、収入率は七二・五%でございます。
 続きまして、歳出でございます。
 一〇ページをお開き願います。第一款、用地費でございます。
 こちらにつきましては、中段にございます支出内訳をごらんいただきたいと存じます。
 まず、番号1の用地買収費でございます。
 支出済額は、二十九年度用地買収費と二十八年度繰越事業費を合わせまして五億六千八百万円余で、執行率は四・六%でございます。これは、一一ページに記載のとおり、公園等の事業用地の買収費を支出したものでございます。
 次に、一二ページをお開き願います。番号2は繰出金でございます。
 支出済額は五十五億七百万円余で、執行率は九八・六%でございます。これは、用地買収費の財源である都債の償還費などを支出したものでございます。
 番号3は事務費でございます。
 支出済額は六千九百万円余で、執行率は二六・七%でございます。これは、事務用品費や測量経費などを支出したものでございます。
 以上、歳出額を合計いたしますと、一三ページ最下段に記載してございますように、支出済額は六十一億四千五百万円余で、執行率は三三・六%でございます。
 用地会計決算の説明は以上でございます。
 引き続き、公債費会計につきましてご説明申し上げます。
 お手元の東京都公債費会計決算説明書をごらんいただきたいと存じます。
 恐れ入りますが、四ページをお開き願います。まず、歳入でございます。
 第一款は財産収入でございます。収入済額は十九億五千六百万円余で、収入率は一〇四・四%でございます。これは、減債基金の運用利子を収入したものでございます。
 五ページをごらんください。このページから八ページまでは、第二款、繰入金でございます。
 収入済額は一兆二百五十八億九千二百万円余で、収入率は一〇〇・七%でございます。これは、元金償還金などを各会計から繰り入れたものでございます。
 次に、九ページをごらんください。第三款、諸収入でございます。
 収入済額は三億四千四百万円余で、収入率は一〇一・九%でございます。これは歳計現金の預金利子などを収入したものでございます。
 一〇ページをお開き願います。第四款、都債でございます。
 収入済額は千百五十二億七千七百万円余で、収入率は九〇・九%でございます。これは、一般会計及び都営住宅等事業会計の借換債を収入したものでございます。
 以上、歳入額を合計いたしますと、最下段に記載してございますように、収入済額は一兆一千四百三十四億七千万円余で、収入率は九九・七%でございます。
 続きまして、歳出でございます。一一ページをごらんください。
 第一款、公債費でございます。こちらにつきましては、科目欄の目ごとにご説明いたします。
 まず、第一目、元金償還金でございます。
 支出済額は七千七十一億六千八百万円余で、執行率は九九・八%でございます。
 次に、一三ページをお開き願います。第二目、利子償還金でございます。
 支出済額は一千百十二億二千九百万円余で、執行率は九八・三%でございます。
 次に、一五ページをお開き願います。第三目、減債基金積立金でございます。
 支出済額は三千二百三十五億六千三百万円余で、執行率は一〇〇%でございます。
 その下の第四目、発行及び償還手数料でございますが、支出済額は十四億三千百万円余で、執行率は六〇・五%でございます。
 次に、一七ページをお開き願います。第五目、管理費でございます。
 支出済額は七千七百万円余で、執行率は六〇・五%でございます。
 以上、歳出額を合計いたしますと、最下段に記載してございますように、支出済額は一兆千四百三十四億七千万円余で、執行率は九九・七%でございます。
 公債費会計決算の説明は以上でございます。
 続きまして、財務局の財務諸表についてご説明を申し上げます。
 恐れ入りますが、お手元の東京都決算参考書財務諸表の五ページをお開き願います。
 財務局が所管いたします三会計合算の貸借対照表、行政コスト計算書及びキャッシュ・フロー計算書の概要をお示ししてございます。
 まず、上段の1の貸借対照表でございますが、平成二十九年度の資産の部合計は六兆四千八百十一億六千九百万円余でございまして、対前年度比で四千九百八十五億九千八百万円余の増加となっております。
 また、負債の部の合計は四千七百九十一億九千七百万円余でございまして、対前年度比で二百七十九億四千七百万円余の減少となっております。
 この結果、資産の部合計から負債の部合計を差し引いた正味財産の部合計は、六兆十九億七千百万円余でございまして、対前年度比で五千二百六十五億四千五百万円余の増加となっております。
 続いて、中段、2の行政コスト計算書でございますが、平成二十九年度の行政収入は五百七十六億四千七百万円余、行政費用は二千二百二十七億四千三百万円余、金融収入は四十一億八千万円余、金融費用は七十一億一千三百万円余、特別収入は二十九億二百万円余、特別費用は二十三億二千五百万円余でございます。
 これらの収入、費用を差し引いた当期収支差額は、一千六百七十四億五千二百万円余の費用超過でございまして、平成二十八年度と比較し、八十一億三千万円余の減少となっております。
 続いて、下段の3、キャッシュ・フロー計算書でございますが、平成二十九年度の行政サービス活動収支差額は二千二百十八億二千三百万円余の支出超過、社会資本整備等投資活動収支差額は三千七百三十一億一千八百万円余の支出超過、財務活動収支差額は二千三百三億九千万円余の支出超過でございます。
 これらの収支差額を合算いたしました収支差額合計は、八千二百五十三億三千二百万円余の支出超過でございまして、平成二十八年度と比較し、三千五百十三億九千九百万円余の減少となっております。
 簡単ではございますが、財務諸表の説明は以上でございます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○馬場委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○馬場委員長 それでは、資料要求はなしと確認させていただきます。
 以上で財務局関係を終わります。

○馬場委員長 これより人事委員会事務局関係に入ります。
 初めに、人事委員会事務局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○砥出人事委員会事務局長 人事委員会事務局長の砥出欣典でございます。
 平成二十九年度の当局の事務事業につきまして、馬場委員長を初め委員の皆様方のご指導を賜りたく、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 続きまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 任用公平部長の矢岡俊樹でございます。審査担当部長の神山智行でございます。試験部長の田中宏治でございます。当分科会との連絡等に当たらせていただきます総務課長の船川勝義でございます。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○馬場委員長 これより決算の審査を行います。
 平成二十九年度東京都一般会計決算中、人事委員会事務局所管分を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○砥出人事委員会事務局長 それでは、人事委員会事務局所管事業に係る平成二十九年度決算の審議をお願いするに当たりまして、当局の決算の概要につきましてご説明申し上げます。
 お手元の平成二十九年度決算概要の一ページをお開き願います。
 当局が所管する事業といたしましては、1、事業概要に記載のとおり、大きく五つございます。
 第一は、三人の委員で構成される人事委員会の運営等でございます。
 第二は、労働基準監督機関としての事務でございまして、都立学校や都税事務所などのいわゆる非現業の事業場の勤務条件や職場環境などを調査監督するものでございます。
 第三は、人事委員会勧告でございまして、都の人事制度や職員の給与、勤務時間といった勤務条件の調査研究を行い、給与に関する勧告等を行うものでございます。
 第四は、公平審査機能といわれるものでございまして、職員からの勤務条件に関する措置要求や不利益処分に関する審査請求を審査し、裁決等をすることでございます。
 第五は、毎年実施しております職員の採用試験や管理職選考などの実施でございます。
 これらの事務事業の実施に伴う平成二十九年度決算を総括いたしますと、2、決算の総括に記載してございますとおり、歳入につきましては、予算現額二万七千円に対しまして、収入済額四万三千余円でございまして、収入率は一六〇・九%でございます。
 歳出につきましては、予算現額九億二千万円に対しまして、支出済額八億五千九十万余円でございまして、不用額は六千九百九万余円、執行率は九二・五%でございます。
 二ページには、貸借対照表及び行政コスト計算書の総括を記載しております。
 以上が人事委員会事務局の平成二十九年度決算の概要でございます。
 詳細につきましては任用公平部長からご説明申し上げます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○矢岡任用公平部長 引き続きまして、お手元にお配りしてございます平成二十九年度東京都一般会計決算説明書により、決算の詳細につきましてご説明申し上げます。
 決算の総括につきましては、ただいま局長よりご説明申し上げたとおりでございますので、省略させていただき、個別の内容についてご説明申し上げます。
 恐れ入りますが、三ページをお開きください。初めに、歳入でございます。
 まず、使用料及び手数料でございますが、これは、情報公開条例等に基づく開示手数料に係る手数料収入でございまして、一万三千余円を収入しております。
 続きまして、四ページをお開き願います。諸収入でございますが、これは、公務災害負担金の過納額還付に係る収入でございまして、三万余円を収入しております。
 次に、歳出でございます。五ページをごらんください。
 当局の歳出の支出済額合計は、表の科目欄にお示ししております総務費で、支出済額八億五千九十万余円、執行率九二・五%でございます。
 内訳でございますが、まず委員会費は、支出済額千六百六十二万余円、執行率九七・一%でございます。これは、執行概要説明の欄にお示ししておりますように、人事委員会の委員に対する報酬及び委員会事務に要した経費でございます。
 六ページをお開き願います。管理費でございます。
 支出済額八億三千四百二十七万余円、執行率九二・四%でございます。これは、執行概要説明の欄にお示ししておりますように、職員費等管理事務、任用及び給与制度の調査研究等並びに各種試験の実施に要した経費でございます。
 これらの支出の内訳でございますが、まず、(1)、管理事務は、職員の給料、諸手当等に係る職員費など事務局の管理事務に要した経費で、支出済額六億一千六百三十二万余円、執行率九五・三%でございます。
 (2)、労働基準監督機関としての事務は、非現業職員に関する労働基準監督機関としての事務に要した経費で、支出済額七十七万余円、執行率七四・九%でございます。
 (3)、任用及び給与制度の調査研究等に関する事務は、給与勧告等の基礎資料となる職員及び民間従業員の給与に係る調査等に要した経費で、支出済額二千三百四十万余円、執行率九〇・四%でございます。
 (4)、公平審査等に関する事務は、職員の勤務条件に関する措置要求の審査や不利益処分に関する審査請求の審査に要した経費で、支出済額六百八十二万余円、執行率八二・九%でございます。
 七ページの(5)、職員の採用試験等の実施に関する事務は、職員の採用試験及び昇任選考に係る試験問題等の印刷経費、試験会場の借り上げ等に要した経費で、支出済額一億八千六百九十四万余円、執行率八四・五%でございます。
 最後に、不用額説明でございますが、試験実施の実績による残など、計六千八百六十万余円を不用額として計上いたしております。
 引き続き、お手元の平成二十九年度東京都決算参考書財務諸表に従いまして、財務諸表の概要についてご説明申し上げます。
 三ページをお開きいただきますと、財務諸表の総括となっておりますが、その詳細な内容につきましては次ページに記載しておりますので、恐れ入りますが、四ページをお開き願います。
 まず、1、貸借対照表でございます。
 資産の部につきましては、当局は資産を保有しておりませんので、計上はございません。
 負債の部でございますが、合計欄にございますように、五億五百六十七万余円で、前年度比六千九百六十万余円の増となっております。これは、退職給与引当金及び賞与引当金の計上によるものでございます。
 したがいまして、正味財産の部合計でございますが、マイナス五億五百六十七万余円で、前年度比六千九百六十万余円の減となっております。
 次に、2、行政コスト計算書でございます。
 行政収入が四万余円、対します行政費用が九億二千五十一万余円でございます。これらを合わせた当期収支差額は、マイナス九億二千四十六万余円でございまして、前年度比八千三百二十三万余円の減でございます。
 次に、3、キャッシュ・フロー計算書でございます。
 行政サービス活動収支差額は、マイナス八億五千八十五万余円でございます。収支差額合計は、同じくマイナス八億五千八十五万余円でございまして、前年度比七百三十二万余円の減でございます。
 以上をもちまして平成二十九年度決算の詳細についての説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○馬場委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○馬場委員長 それでは、資料要求はなしと確認させていただきます。
 以上で人事委員会事務局関係を終わります。

○馬場委員長 これより収用委員会事務局関係に入ります。
 初めに、収用委員会事務局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○佐藤収用委員会事務局長 収用委員会事務局長の佐藤敦でございます。
 馬場委員長を初め委員の皆様方には、当局の事務事業につきまして平素よりご理解を賜り、厚く御礼申し上げます。
 私ども職員一同、公正、中立、そして着実に収用事務を進めてまいる所存でございます。
 今後とも一層のご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
 続きまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 当分科会との連絡に当たらせていただきます担当部長で総務課長事務取扱の宮本均でございます。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○馬場委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○馬場委員長 これより決算の審査を行います。
 平成二十九年度東京都一般会計決算中、収用委員会事務局所管分を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○佐藤収用委員会事務局長 収用委員会事務局所管の決算をご審議いただくに当たり、お手元にお配りしております資料に基づきまして、その概要等をご説明申し上げます。
 まず、平成二十九年度決算概要をごらんいただきたいと存じます。
 一ページの1、事業の概要をお開き願います。
 (1)、土地収用制度の概要でございますが、まちづくりなど、公共事業のために土地等が必要な場合には、任意の売買契約で取得するのが原則でございます。しかし、どうしても任意での契約締結に至らない場合に備えて、土地収用制度が設けられております。
 (2)、収用委員会の組織でございますが、当委員会は、土地収用法に基づき、都道府県に設置されている行政委員会でございまして、委員は、法律、経済または行政の各分野における識見にすぐれた者のうちから、議会のご同意をいただきまして知事が任命しております。委員の数は七名、任期は三年でございます。また、事務を整理するために事務局が置かれております。
 (3)、収用委員会の職務でございますが、当委員会は、事業の施行者である起業者と土地所有者などの権利者との間に立ち、公正、中立な第三者機関として、補償金額などについて両者の意見を聴取し、裁決などを行います。
 次に、二ページをお開き願います。2、決算の総括でございます。
 まず、歳入でございますが、予算現額一億七千五百四十六万余円に対しまして、収入済額は三千五百五十二万余円、収入率は二〇・二%となっております。
 次に、歳出ですが、予算現額六億一千百万円に対しまして、支出済額は三億九千三百七十八万余円、執行率は六四・四%となっております。
 次に、3、財務諸表の総括ですが、後ほどご説明いたします東京都決算参考書財務諸表と重複いたしますので、ここでは省略をさせていただきます。
 次に、三ページをお開き願います。4、平成二十九年度の収用委員会の活動状況でございます。
 初めに、収用事件の取扱件数ですが、前年度からの繰り越しの四十一件と新規申請の三十六件を合わせまして七十七件となっております。
 次に、処理状況ですが、裁決や和解等で三十三件が完結し、四十四件が翌年度へ繰り越しとなっております。
 これらの事件処理に当たり合議を行う委員会を開催した日数は、四十一日でございます。
 また、東京都収用委員会では、収用手続の効率化、迅速化を図るため指名委員制度を導入しており、事件ごとに担当の委員を指名し、その委員に審理や調査に関する事務の一部を委任しますが、その活動日数は、各委員合計で六十九日となっております。
 以上が平成二十九年度決算の概要でございます。
 続きまして、お手元にございます、横長の平成二十九年度東京都一般会計決算説明書に従いまして、決算の詳細をご説明申し上げます。
 一ページから三ページまでは決算の総括でございまして、先ほどの決算概要でご説明いたしました内容と同様でございます。
 それでは、五ページをお開き願います。2、決算の内訳でございます。
 まず、歳入についてご説明申し上げます。
 使用料及び手数料は、表の中央、予算現額一千二百一万円に対しまして、収入済額は二百十一万余円、収入率は一七・六%となっております。その内訳は、主に裁決申請手数料でございます。
 次に、六ページをお開き願います。諸収入でございます。
 予算現額一億六千三百四十五万余円に対しまして、収入済額は三千三百四十一万余円、収入率は二〇・四%となっております。これは、収用委員会が支出した鑑定費用を、裁決後に起業者負担金として収入したものなどでございます。
 次に、七ページをお開き願います。歳出についてご説明申し上げます。
 当局では、諸支出金のうち、収用委員会費を取り扱っております。
 このうちの委員会費ですが、これは、委員報酬など収用委員会の運営に要した経費でございます。予算現額三千八百六十三万円に対しまして、支出済額は三千七百三十四万余円、執行率は九六・七%となっております。
 次に、八ページをお開き願います。管理費ですが、これは、職員の給料や鑑定料など、事務局の運営に要した経費でございます。予算現額五億七千二百三十七万円に対しまして、支出済額は三億五千六百四十三万余円、執行率は六二・三%となっております。
 その支出済額の内訳は、職員の給料等の職員費が三億五十万余円、管理事務費が五千五百九十二万余円でございます。
 最後に、平成二十九年度東京都決算参考書財務諸表についてご説明申し上げます。
 お手元にございます財務諸表の二ページをお開き願います。2、財務諸表の概要でございます。
 まず、1、貸借対照表でございますが、資産の部につきましては、当局には資産がないため、計上がございません。
 負債の部合計は二億七千五十九万余円でございまして、これは、主に退職給与引当金等を計上したものでございます。
 資産から負債を差し引いた正味財産の部合計は、マイナス二億七千五十九万余円となっております。
 次に、2、行政コスト計算書でございますが、行政収入は三千五百五十二万余円、行政費用が四億一千九百九十七万余円でございます。これにより、当期収支差額はマイナス三億八千四百四十五万余円となっております。
 最後に、3、キャッシュ・フロー計算書でございますが、行政サービス活動収支差額がマイナス三億五千八百二十五万余円となっており、収支差額合計も同額でございます。
 財務諸表の内訳につきましては三ページ以降に掲載しておりますので、後ほどご確認いただければと存じます。
 以上、甚だ簡単でございますが、これをもちまして平成二十九年度の決算の説明を終了させていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○馬場委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○馬場委員長 それでは、資料要求はなしと確認させていただきます。
 以上で収用委員会事務局関係を終わります。

○馬場委員長 これより議会局関係に入ります。
 初めに、議会局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○松山議会局長 議会局長の松山でございます。
 馬場委員長を初め委員の皆様方のご指導、ご鞭撻を賜り、都議会がその権能を最大限に発揮できるよう、事務局として最大限努力してまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 それでは、議会局の幹部職員をご紹介させていただきます。
 管理部長の藤田聡でございます。連絡調整担当部長の清水英彦でございます。議事部長の櫻井和博でございます。調査部長の山内和久でございます。そして、本分科会との連絡調整に当たります経理課長の池田貴洋でございます。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○馬場委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○馬場委員長 これより決算の審査を行います。
 平成二十九年度東京都一般会計決算中、議会局所管分を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○松山議会局長 平成二十九年度における議会局所管の決算の概要についてご説明を申し上げます。
 それでは、お手元の平成二十九年度一般会計決算概要の一ページをお開き願います。1、議会活動でございます。
 (1)の議会の開会状況等でございますが、本会議の開会日数は、四回の定例会及び二回の臨時会を通算いたしまして二十一日でございました。また、委員会につきましては、常任委員会、特別委員会及び議会運営委員会を合わせまして二百二十四回開催されました。
 この間に審議された議案件数は、予算、条例、契約及び意見書など三百十五件でございました。また、請願陳情の付託件数は百四十一件となっております。
 (2)のその他の議会活動といたしましては、友好都市交流事業として、東京都議会の招聘により、ジャカルタ特別市議会友好代表団及びソウル特別市議会友好代表団が昨年十二月に都議会を訪問いたしました。
 次に、2、決算総括でございます。
 (1)の歳入についてでございますが、予算現額百十二万余円に対し、収入済額は八百三万円でございました。
 (2)の歳出につきましては、予算現額五十六億二千三百万円に対し、支出済額は四十九億四千四百七十二万余円で、執行率は八七・九%でございます。
 二ページは、財務諸表の総括となっております。
 この財務諸表を含めまして、決算の詳細につきましては、引き続き管理部長からご説明申し上げます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○藤田管理部長 それでは、お手元の平成二十九年度東京都一般会計決算説明書によりまして、議会局所管の決算についてご説明申し上げます。
 一ページ及び二ページの決算の総括につきましては、ただいま局長からご説明いたしましたとおりでございます。
 それでは、三ページをお開き願います。歳入でございます。
 一行目、分担金及び負担金でございます。予算現額ゼロ円に対し、収入済額は六百二十一万余円となっております。これは、被災地派遣に係る職員費を収入したものでございます。
 次に、四ページをお開き願います。一行目、使用料及び手数料でございます。予算現額三十九万余円に対し、収入済額は四十五万余円となっております。これは、本会議等の中継放送を行っております東京メトロポリタンテレビジョン株式会社等からの土地建物使用料のほか、情報公開手数料を収入したものでございます。
 次に、五ページをごらんください。一行目、諸収入でございます。予算現額七十二万余円に対し、収入済額は百三十六万余円となっております。これは、雇用保険料納付金等を収入したものでございます。
 六ページをお開きください。歳出でございます。
 三行目、議会運営費でございます。予算現額二十九億八千六百十四万円に対し、支出済額は二十六億五百六十九万余円で、執行率は八七・三%となっております。
 支出の内訳は、中ほどにございますとおり、議員の報酬及び共済費、費用弁償、議長交際費、報償費、政務活動費等となっております。
 不用額は、一番下の3にございますが、議員の欠員等による執行残で、三億八千四十四万余円となっております。
 七ページをごらんください。事務局費でございます。
 予算現額二十六億三千六百八十六万円に対し、支出済額は二十三億三千九百二万余円で、執行率は八八・七%となっております。
 支出の内訳は、中ほどにございますとおり、職員費、都議会広報等となっております。
 不用額は、一番下の2にございますが、落札差金や職員費等の実績による執行残で、二億九千七百八十三万余円でございます。
 以上が一般会計決算説明書の説明でございます。
 続きまして、財務諸表についてご説明申し上げます。
 お手元にお配りしております平成二十九年度東京都決算参考書財務諸表の二ページをお開きいただきたいと存じます。財務諸表の概要でございます。
 まず、1の貸借対照表についてでございます。
 中ほどの資産の部合計は七十五億六千四十四万余円でございまして、前年度比二億六千三百八十一万余円の減となっております。
 下から二行目、負債の部合計につきましては、十一億四千百六十七万余円でございまして、前年度比一億一千六百七十九万余円の増となっております。
 この負債の部合計を先ほどの資産の部合計から差し引きました正味財産の部合計は、六十四億一千八百七十六万余円であり、前年度比三億八千六十万余円の減となっております。
 次に、2の行政コスト計算書についてでございます。
 一行目、行政収入は八百十四万余円、二行目、行政費用は五十三億七千二百六十四万余円でございます。下から四行目、当期収支差額はマイナス五十三億六千四百六十一万余円でございまして、前年度比で六億二千二百六十八万余円の増となっております。
 次に、3のキャッシュ・フロー計算書でございます。
 三行目、行政サービス活動収支差額は、マイナス四十九億三千六百六十九万余円となっております。下から五行目の収支差額合計も、同額のマイナス四十九億三千六百六十九万余円でございまして、前年度比で六億九千七百六十七万余円の増となっております。
 なお、三ページ以降に財務諸表の詳細をお示ししてございますので、後ほどごらんいただきたいと存じます。
 以上をもちまして議会局所管の平成二十九年度歳入歳出決算についてのご説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○馬場委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○馬場委員長 それでは、資料要求はなしと確認させていただきます。
 以上で議会局関係を終わります。

○馬場委員長 これより東京消防庁関係に入ります。
 初めに、消防総監から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○村上消防総監 消防総監の村上でございます。
 決算特別委員会の諸先生方におかれましては、平素より消防行政の推進に対しまして、ご支援、ご指導を賜り、厚く御礼を申し上げます。
 本日から、東京消防庁関係の平成二十九年度決算についてご審議をいただくわけでございますが、予算執行につきましては、地震、台風などによる大規模複合災害、増大している救急需要に対する不断の備えを一層強固にするとともに、東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会の成功に向けて、効率的かつ効果的な支出に努めてまいりました。
 その概要につきましては次長から、内容につきましては財務課長から、この後ご説明いたしますので、よろしくお願いいたします。
 引き続きまして、東京消防庁の幹部を紹介させていただきます。
 次長の安藤俊雄です。理事の松井晶範です。企画調整部長の清水洋文です。総務部長の柏木修一です。人事部長の佐々木直人です。防災部長の鈴木浩永です。救急部長の森住敏光です。予防部長の山本豊です。装備部長の阿出川悟です。企画課長の川田進です。財務課長の西原良徳です。
 どうぞよろしくお願いいたします。
   〔理事者挨拶〕

○馬場委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○馬場委員長 これより決算の審査を行います。
 平成二十九年度東京都一般会計決算中、東京消防庁所管分を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○安藤次長 平成二十九年度決算のご審議をいただくに当たり、東京消防庁が所管しております事業及び決算の概要について、お手元に配布の平成二十九年度決算概要によりご説明申し上げます。
 表紙をおめくりください。
 初めに、1の事業概要でありますが、東京消防庁は、特別区二十三区と多摩地区の二十五市三町一村を管轄区域とし、誰もが安心して過ごせるセーフシティー東京の実現に向け、各種災害から都民の生命、身体、財産を守るとともに、大規模複合災害等に対応するための消防活動体制の充実強化や、増大する救急需要への対応など、都民ニーズや社会状況の変化に伴う諸課題に対応した各種施策を推進しております。
 次に、2の平成二十九年度に実施した主な事業についてご説明申し上げます。
 (1)の消防庁舎の整備は、災害活動拠点となる消防庁舎の新築工事などに百三十四億三千二百万余円を支出いたしました。
 (2)の消防水利の整備は、耐震性防火水槽や深井戸の整備などに二十八億七千三百万余円を支出いたしました。
 (3)の消防団装備資機材等の充実は、消防団の活動拠点となる分団本部施設の建設や可搬ポンプ積載車の整備などに四十二億七千九百万余円を支出いたしました。
 (4)の情報通信体制等の整備は、デジタル無線設備や総合情報処理システムの更新などに三十億三千三百万余円を支出いたしました。
 (5)の消防活動体制の強化は、消防艇の増強を初め、水上消防活動用資器材や大規模災害対策用資器材の整備などに十八億四千六百万余円を支出いたしました。
 (6)の消防車両等の整備は、救急車、VR防災体験車の増強や、ポンプ車、救急車など消防車両の更新に四十五億一千四百万余円を支出いたしました。
 (7)の救急活動体制の強化は、応急手当ての普及や救急相談センター事業などに十五億百万余円を支出いたしました。
 次に、3の決算の総括についてご説明申し上げます。
 歳入額につきましては、予算現額四百七十九億円に対し、収入済額四百七十三億八千二百万円であります。比較増減額は五億一千八百万円の収入減となり、収入率は九八・九%であります。
 歳出額につきましては、予算現額二千四百八十一億六千二百万円に対し、支出済額二千四百四十一億七千百万円であります。不用額が三十九億九千百万円、執行率は九八・四%であります。
 次の4、財務諸表の総括及び決算の詳細な内容につきましては、この後、財務課長から説明をさせていただきます。
 以上、平成二十九年度東京消防庁所管の事業及び決算概要の説明を終わらせていただきます。ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。

○西原財務課長 引き続きまして、お手元にございます平成二十九年度東京都一般会計決算説明書により、決算の内訳から主要な項目につきましてご説明申し上げます。
 恐れ入りますが、表紙を含めまして三枚おめくりください。一ページから三ページまでの決算の総括につきましては、ただいま次長が説明いたしました内容と同様でございますので、省略させていただきます。
 四ページをお開きください。初めに、歳入につきましてご説明申し上げます。
 六款、分担金及び負担金でございますが、収入済額は三万円でございます。これは、福生消防署改築工事に伴い、福生市が保有する建物の解体工事設計費分を収入したものでございます。
 五ページをお開きください。七款、使用料及び手数料でございますが、収入済額は三億四千六百万余円で、収入率は九五・六%でございます。
 一項、使用料は、消防施設の使用料を収入したものでございます。
 六ページに参りまして、二項、手数料は、消防設備士講習等の手数料を収入したものでございます。
 八ページをお開きください。八款、国庫支出金でございますが、収入済額は五億五千六百万余円で、収入率は七四・三%でございます。
 一項、国庫負担金は、福島県浪江町で発生した林野火災における消防応援活動経費を交付金として収入したものでございます。
 九ページをお開きください。二項、国庫補助金は、緊急消防援助隊設備整備費などの国庫補助金を収入したものでございます。
 一一ページをお開きください。九款、財産収入でございますが、収入済額は五億六千二百万余円で、収入率は九〇・九%でございます。
 一項、財産運用収入は、職員待機宿舎の使用料などでございます。
 一二ページに参りまして、十一款、繰入金でございますが、収入済額は二億七千九百万余円で、収入率は一〇〇%でございます。
 二項、公営企業会計繰入金は、港湾局から用地取得に係る補償金を収入したものでございます。
 一三ページをお開きください。十二款、諸収入でございますが、収入済額は四百五十六億三千六百万余円で、収入率は九九・四%でございます。
 四項、受託事業収入は、多摩地区の二十五市三町一村から消防事務の受託に要する経費などを収入したものでございます。
 一四ページに参りまして、七項、弁償金及び報償金のうち、七目、消防費弁償金は、火災予防条例に基づく機器の性能試験に伴う出張旅費を収入したものでございます。
 また、中段にお示しする八目、諸費弁償金は、交通事故賠償金などを収入したものでございます。
 一五ページをお開きください。八項、物品売り払い代金は、用途廃止した消防車両などの売却代金を収入したものでございます。
 一六ページに参りまして、十項、雑入でございますが、一目、納付金は、非常勤職員等の社会保険料で、本人負担分を収入したものでございます。
 一七ページをお開きください。二目、庁舎管理費等収入は、行政財産使用者が負担する光熱水費などを収入したものでございます。
 一九ページをお開きください。三十五目、移転補償金収入は、防火水槽の解体に伴う補償金を収入したものでございます。
 二〇ページに参りまして、三十六目、消防団員退職報償金等受け入れは、退職した消防団員に支払う報償金などを共済基金から受け入れたものでございます。
 二一ページをお開きください。三十七目、雑入は、高速自動車国道における救急業務支弁金収入及び公務災害等による給与の過年度返納金などでございます。
 二二ページへ参りまして、最下段に記載のとおり、歳入の合計は、予算現額四百七十八億九千九百八十六万七千円に対しまして、収入済額は四百七十三億八千百六十九万六千九百二十一円で、収入率は九八・九%でございます。
 次に、歳出につきましてご説明申し上げます。
 二三ページをお開きください。十五款、消防費でございます。支出済額は二千四百四十一億四千五百万余円で、執行率は九八・四%でございます。
 一項、消防管理費は、職員の人件費や管理事務などに要した経費で、支出済額は一千九百十三億六百万余円でございます。
 一目、管理費は、二三ページから二八ページにかけましての職員の人件費のほか、庁舎の光熱水費や消防施設の維持管理などに要した経費でございます。
 二九ページへ参ります。二目、福利厚生費は、職員互助組合運営業務など、職員の福利厚生に要した経費でございます。
 三〇ページをお開きください。三目、衛生管理費は、各種健康診断など、職員の健康管理に要した経費でございます。
 三二ページをお開きください。四目、人事教養費は、三二ページから三四ページにかけましての職員の各種研修や採用試験などに要した経費でございます。
 三五ページをお開きください。五目、電子計算管理費は、三五ページから三六ページにかけましての電子計算機の維持管理や情報処理業務などに要した経費でございます。
 三七ページへ参りまして、二項、消防活動費は、警防、防災、救急、予防などの各種消防活動業務などに要した経費であり、支出済額は二百十九億二千二百万余円でございます。
 一目、警防業務費は、三七ページから三八ページにかけましての消火や救助活動などの災害活動、震災等大規模災害に使用する資器材の整備などに要した経費でございます。
 三九ページをお開きください。二目、防災業務費は、三九ページから四一ページにかけましての都民指導等の推進や都民防災教育センターの運営、また、震災対策資器材の整備などに要した経費でございます。
 四二ページをお開きください。三目、救急業務費は、四二ページから四三ページにかけましての救急活動で使用する各種資器材の整備や救急相談センターの運営並びに応急救護知識、技術の普及などに要した経費でございます。
 四四ページをお開きください。四目、予防業務費は、四四ページから四六ページにかけましての消防設備士などの消防技術者試験講習や、危険物施設の検査、火災予防体制の推進などに要した経費でございます。
 四七ページへ参ります。五目、装備費は、四七ページから五三ページにかけましての消防車両の整備を初め、被服、個人装備用資器材、通信施設、ヘリコプター及び消防艇の整備などに要した経費でございます。
 五四ページをお開きください。三項、消防団費は、五四ページから五六ページにかけましての消防団の運営などに要した経費であり、支出済額は三十八億一千百万余円でございます。
 五七ページをごらんください。四項、退職手当及び年金費は、五七ページから六〇ページにかけましての恩給及び職員の退職手当などに要した経費であり、支出済額は九十一億八千百万余円でございます。
 六一ページへ参ります。五項、建設費は、消防庁舎及び消防水利の整備などに要した経費であり、支出済額は百七十九億二千四百万余円でございます。
 一目、庁舎建設費は、六一ページから六三ページにかけましての消防庁舎の建設などに要した経費でございます。
 六四ページをお開きください。二目、改修費は、庁舎や設備の改修などに要した経費でございます。
 六五ページに参りまして、三目、消防水利費は、防火水槽及び深井戸の新設、水道局が行った消火栓の設置、維持管理に要した経費を負担したものなどでございます。
 六六ページをお開きください。十七款、諸支出金は、国庫支出金の返納に要した経費で、支出済額は二千五百万余円、執行率は一〇〇%でございます。
 最下段にお示しする歳出合計につきましては、消防費と諸支出金を合わせまして二千四百四十一億七千百万余円でございます。
 以上で平成二十九年度東京都一般会計決算説明書による説明を終了し、引き続きまして、別資料といたしましてお届けしております平成二十九年度東京都決算参考書財務諸表につきましてご説明いたします。
 表紙を含めまして四枚おめくりください。二ページをお開きください。2、財務諸表の概要でご説明をさせていただきます。
 初めに、1の貸借対照表でございますが、平成二十九年度における資産の部合計は四千八十八億五千九百万余円で、平成二十八年度と比較して四十一億七百万余円の増でございます。
 次に、負債の部でございますが、合計は二千三百十六億五千八百万余円で、平成二十八年度と比較して二百五十七億九千八百万余円の増でございます。
 これを資産から差し引きました正味財産の部の合計は一千七百七十二億余円で、平成二十八年度と比較して二百十六億九千百万余円の減でございます。
 次に、2の行政コスト計算書についてご説明いたします。
 平成二十九年度の行政収入は四百七十億八千二百万余円、行政費用は二千六百十八億四千五百万余円でございます。
 当期収支差額は、表の下から四段目にありますように、マイナス二千百七十二億一千四百万余円で、平成二十八年度と比較して三百六十七億九千七百万余円の減でございます。
 次に、3のキャッシュ・フロー計算書についてご説明いたします。
 平成二十九年度の行政サービス活動収支差額はマイナス一千七百九十九億八千三百万余円、社会資本整備等投資活動収支差額はマイナス百六十八億六百万余円でございまして、収支差額の合計はマイナス一千九百六十七億八千九百万余円となり、平成二十八年度と比較して十八億五千八百万余円の増となるものでございます。
 なお、三ページ以降には財務諸表の詳細をお示ししてございます。後ほどごらんいただきたいと存じます。
 以上で平成二十九年度決算の内容につきまして説明を終わらせていただきます。

○馬場委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○馬場委員長 それでは、資料要求はなしと確認させていただきます。
 以上で東京消防庁関係を終わります。
 これをもちまして本日の分科会を閉会いたします。
   午後三時十分散会

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