平成二十八年度各会計決算特別委員会第二分科会速記録第一号

平成二十九年十月十一日(水曜日)
第十委員会室
午後一時二十七分開議
出席委員 十名
委員長藤井  一君
副委員長菅原 直志君
副委員長小宮あんり君
池川 友一君
内山 真吾君
川松真一朗君
栗林のり子君
あかねがくぼかよ子君
里吉 ゆみ君
本橋ひろたか君

欠席委員 なし

出席説明員
オリンピック・パラリンピック準備局局長潮田  勉君
技監相場 淳司君
理事小山 哲司君
総務部長中村 倫治君
調整担当部長雲田 孝司君
総合調整部長根本 浩志君
連絡調整担当部長戸谷 泰之君
連携推進担当部長丸山 雅代君
自治体調整担当部長小池 和孝君
事業推進担当部長計画調整担当部長兼務越  秀幸君
運営担当部長田中  彰君
パラリンピック部長萱場 明子君
大会施設部長鈴木 一幸君
競技・渉外担当部長小野 由紀君
開設準備担当部長鈴木 研二君
施設担当部長砂田  覚君
施設整備担当部長草野 智文君
施設調整担当部長湯川 雅史君
輸送担当部長片寄 光彦君
選手村担当部長朝山  勉君
スポーツ施設担当部長藤木 仁成君
スポーツ推進部長小室 明子君
スポーツ計画担当部長
ラグビーワールドカップ会場運営担当部長
国際大会準備担当部長兼務
川瀬 航司君
ラグビーワールドカップ準備担当部長篠  祐次君
福祉保健局局長梶原  洋君
次長理事兼務山岸 徳男君
技監笹井 敬子君
総務部長後藤 啓志君
指導監査部長村田 由佳君
医療政策部長西山 智之君
保健政策部長矢内真理子君
生活福祉部長坂本 尚史君
高齢社会対策部長粉川 貴司君
少子社会対策部長松山 祐一君
障害者施策推進部長高原 俊幸君
健康安全部長高橋 博則君
企画担当部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長兼務奈良部瑞枝君
事業推進担当部長古賀 元浩君
医療改革推進担当部長成田 友代君
医療政策担当部長矢沢 知子君
地域保健担当部長本多由紀子君
生活支援担当部長横手裕三子君
施設調整担当部長稲葉  薫君
子供・子育て施策推進担当部長加藤 みほ君
障害者医療担当部長石黒 雅浩君
食品医薬品安全担当部長仁科 彰則君
感染症危機管理担当部長吉田 道彦君
病院経営本部本部長内藤  淳君
経営企画部長児玉英一郎君
サービス推進部長谷田  治君
経営戦略担当部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長兼務大久保達也君
計画調整担当部長末村 智子君

本日の会議に付した事件
平成二十八年度東京都各会計歳入歳出決算の認定について
オリンピック・パラリンピック準備局関係
・平成二十八年度東京都一般会計決算(説明)
福祉保健局関係
・平成二十八年度東京都一般会計決算(説明)
・平成二十八年度東京都母子父子福祉貸付資金会計決算(説明)
・平成二十八年度東京都心身障害者扶養年金会計決算(説明)
病院経営本部関係
・平成二十八年度東京都一般会計決算(説明)

○藤井委員長 ただいまから平成二十八年度各会計決算特別委員会第二分科会を開会いたします。
 このたび第二分科会委員長に選任いただきました藤井一でございます。最初の分科会ですので、一言ご挨拶申し上げます。
 本日から約二週間、合計六回にわたりまして、本分科会に分担されております決算を審査してまいります。副委員長初め委員の皆様のご協力をいただきながら、分科会の円滑な運営に努めてまいりたいと思いますので、何とぞご協力よろしくお願いいたします。
 初めに、本分科会の議席について申し上げます。
 議席は、先ほどの打合会で、ただいまご着席のとおりとすることを申し合わせましたので、ご了承願います。
 次に、本分科会の日程について、九月二十七日の委員会で決定されました審査日程に従いまして、平成二十八年度決算の審査を進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
 次に、本分科会の担当書記を紹介いたします。
 議事課の担当書記は、紀平貴子さんです。上村昌也君です。
 議案法制課の担当書記は、宮島慎裕君です。
 よろしくお願いいたします。
   〔書記挨拶〕

○藤井委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、オリンピック・パラリンピック準備局、福祉保健局及び病院経営本部関係の決算の審査を行います。
 なお、本日は説明を聴取し、資料要求をするにとどめ、質疑は後日の分科会で行いますので、ご了承願います。
 これよりオリンピック・パラリンピック準備局関係に入ります。
 初めに、オリンピック・パラリンピック準備局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○潮田オリンピック・パラリンピック準備局長
オリンピック・パラリンピック準備局長の潮田勉でございます。
 当局は、東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会と、その前年に開催されるラグビーワールドカップ二〇一九の成功に向け、両大会を一体のものとして戦略的に取り組みを進めると同時に、スポーツの力で人と都市が活性化するスポーツ都市東京の実現のため、さまざまな事業を展開してまいります。
 委員長初め、第二分科会の委員の皆様方のご指導、ご鞭撻を賜りながら、職員一同、全力で事業に取り組んでまいりますので、何とぞよろしくお願いを申し上げます。
 それでは、当局の幹部職員をご紹介申し上げます。
 技監の相場淳司でございます。理事で大会準備調整担当の小山哲司でございます。総務部長の中村倫治でございます。調整担当部長の雲田孝司でございます。総合調整部長の根本浩志でございます。連絡調整担当部長の戸谷泰之でございます。連携推進担当部長の丸山雅代でございます。自治体調整担当部長の小池和孝でございます。事業推進担当部長の越秀幸でございます。越は計画調整担当部長を兼ねてございます。運営担当部長の田中彰でございます。パラリンピック部長の萱場明子でございます。大会施設部長の鈴木一幸でございます。競技・渉外担当部長の小野由紀でございます。開設準備担当部長の鈴木研二でございます。施設担当部長の砂田覚でございます。施設整備担当部長の草野智文でございます。施設調整担当部長の湯川雅史でございます。輸送担当部長の片寄光彦でございます。選手村担当部長の朝山勉でございます。スポーツ施設担当部長の藤木仁成でございます。スポーツ推進部長の小室明子でございます。スポーツ計画担当部長の川瀬航司でございます。川瀬はラグビーワールドカップ会場運営担当部長、国際大会準備担当部長を兼ねてございます。ラグビーワールドカップ準備担当部長の篠祐次でございます。最後に、当分科会との連絡を担当いたします担当部長で総務課長事務取扱の関口尚志でございます。
 以上でございます。
 なお、次長の鈴木勝は病気療養のため、理事の延與桂、事業調整担当部長の高野克己、障害者スポーツ担当部長の新田見慎一は公務のため、本日の分科会を欠席させていただいております。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○藤井委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○藤井委員長 これより決算の審査を行います。
 平成二十八年度東京都一般会計決算中、オリンピック・パラリンピック準備局所管分を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○潮田オリンピック・パラリンピック準備局長
各会計決算特別委員会第二分科会の委員の皆様に、オリンピック・パラリンピック準備局所管事業の平成二十八年度決算をご審議いただくに際しまして、まず、その決算の概要について、私からご説明を申し上げます。
 お手元にお配りをしてございます資料、平成二十八年度決算概要の表紙をおめくりいただき、一ページをごらんください。1、事業概要でございます。
 平成二十八年度は、(1)としまして、東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会の開催準備に関すること、(2)、ラグビーワールドカップ二〇一九の開催準備に関すること、(3)、東京において誰もがスポーツを楽しめる環境整備や都立体育施設の運営などスポーツ振興の施策に関することを推進いたしました。
 次に、2、決算の総括でございます。同じ一ページの中央の表をごらんください。
 まず、歳入についてでございます。歳入は、予算現額五十七億二千五百二十七万余円、収入済額は五十七億二千六百四十五万余円となっております。
 次に、歳出でございます。歳出は、予算現額八百九億四千四百十六万余円、支出済額七百四十九億四千五十八万円となってございます。
 一枚おめくりをいただきまして、二ページをごらんください。3、財務諸表の総括でございます。
 貸借対照表と行政コスト計算書を記載してございます。詳しい内容につきましては、後ほど決算参考書によりまして総務部長からご説明を申し上げます。
 次に、4、平成二十八年度に実施した主な事業でございます。
 初めに、(1)でございます。東京二〇二〇大会の開催準備といたしまして、競技施設の整備、大会の普及啓発、機運醸成、開催都市PR、大会成功に向けた区市町村支援などを実施し、百十二億二千六百四十七万余円を支出しております。
 次に、(2)でございます。ラグビーワールドカップ二〇一九の開催準備といたしまして、大会開催に向けた競技会場の周辺調査、大会の普及啓発、機運醸成などを実施し、六億四千四百十七万余円を支出しております。
 最後に、(3)でございます。スポーツ振興施策の推進といたしまして、障害者スポーツの理解促進、普及啓発、競技力向上施策の推進、地域スポーツの振興などを実施し、五百八十億二千百六十六万余円を支出しております。
 以上が、平成二十八年度の当局の所管事業に係る決算の概要でございます。
 詳細につきましては、総務部長よりご説明させていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○中村総務部長 引き続き、私から、当局事業の平成二十八年度決算の詳細につきまして、東京都一般会計決算説明書及び東京都決算参考書財務諸表によりご説明申し上げます。
 最初に、右肩に資料1と打ってございます東京都一般会計決算説明書からご説明させていただきます。
 三枚おめくりいただき、一ページをごらんください。決算の総括を記載してございます。
 中段をごらんください。歳入は、予算現額五十七億二千五百二十七万余円、収入済額は五十七億二千六百四十五万余円となっております。予算現額に対する収入済額の割合は一〇〇・〇%でございます。
 歳出は、予算現額八百九億四千四百十六万余円、支出済額は七百四十九億四千五十八万余円となってございます。予算現額に対する支出済額の割合は九二・六%でございます。
 二ページをお開きください。歳入と歳出の内訳を記載してございます。
 歳入は、第七款、使用料及び手数料外三款でございます。
 第七款、使用料及び手数料は、予算現額一千四百五十万余円、収入済額は千三百七十万余円となっております。収入率は九四・五%でございます。
 第九款、財産収入は、予算現額九十一万余円、収入済額は九十一万余円となっております。収入率は一〇〇・一%でございます。
 第十款、寄附金は、予算現額ゼロ円、収入済額は百一万円となっております。
 第十二款、諸収入は、予算現額五十七億九百八十五万余円、収入済額は五十七億一千八十一万余円となっております。収入率は一〇〇・〇%でございます。
 歳出は、第五款、スポーツ振興費でございます。予算現額八百九億四千四百十六万余円、支出済額は七百四十九億四千五十八万余円となっております。執行率は九二・六%でございます。
 一枚おめくりいただき、三ページをごらんください。歳入の内訳を記載してございます。
 第七款、使用料及び手数料でございます。
 収入済額をごらんください。施設の使用料等を一千三百七十万余円収入してございます。
 五ページをお開きください。第九款、財産収入でございます。
 地所賃貸料を九十一万余円収入してございます。
 六ページをお開きください。第十款、寄附金でございます。
 地方自治法及び地方税法に基づく自治体に対する寄附金を百一万円収入してございます。
 七ページをごらんください。第十二款、諸収入でございます。
 五十七億一千八十一万余円を収入してございます。おめくりいただきまして、九ページ下段に記載の公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会からの出捐金返還収入などでございます。
 次に、歳出でございます。
 二枚おめくりいただき、一一ページをごらんください。歳出の内訳を記載してございます。
 第五款、スポーツ振興費、第一項、スポーツ振興管理費、第一目、管理費でございます。
 オリンピック・パラリンピック準備局に従事する職員の給料、諸手当及び管理事務に係る経費を支出したものでございます。
 予算現額、支出済額、不用額及び執行率は、記載のとおりでございます。
 次に、一二ページをお開きください。第二項、オリンピック・パラリンピック準備費、第一目、管理費でございます。
 東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会に関連する都の施策及び開催準備に従事する職員の給料、諸手当に係る経費を支出したものでございます。
 予算現額、支出済額、不用額及び執行率は、記載のとおりでございます。
 次に、一三ページをごらんください。第二目、オリンピック・パラリンピック準備費でございます。
 東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会に関連する都の施策及び開催準備に係る経費を支出したものでございます。
 予算現額、支出済額、不用額及び執行率は、記載のとおりでございます。
 不用額が生じました主な理由は、一枚おめくりいただき、一四ページに記載しておりますが、競技施設関連整備の実績による残などでございます。
 次に、一五ページをごらんください。第三項、スポーツ推進費、第一目、管理費でございます。
 スポーツの普及振興、スポーツ施設の管理等に従事する職員の給料、諸手当に係る経費を支出したものでございます。
 予算現額、支出済額、不用額及び執行率は、記載のとおりでございます。
 次に、一六ページをお開きください。第二目、スポーツ推進費でございます。
 スポーツの普及振興、スポーツ施設の管理、競技力向上に係る施策等に要する経費を支出したものでございます。
 予算現額、支出済額、不用額及び執行率は、記載のとおりでございます。
 不用額が生じました主な理由は、一七ページに記載のとおり、体育施設等の企画調整の実績による残などでございます。
 以上で、決算説明書の説明を終わります。
 引き続きまして、財務諸表についてご説明させていただきます。
 右肩に資料2と打ってございます東京都決算参考書財務諸表をごらんください。
 四枚おめくりいただき、二ページの財務諸表の概要をお開きください。貸借対照表、行政コスト計算書、キャッシュ・フロー計算書の概要を記載してございます。
 まず、1、貸借対照表でございます。
 平成二十八年度の欄をごらんください。中ほどに記載しております資産の部合計は一千七百八十三億二千三百八十六万余円でございます。負債の部合計は三百四十億六千八十八万余円でございます。正味財産の部合計は一千四百四十二億六千二百九十七万余円でございます。
 続いて、2、行政コスト計算書でございます。
 一番上より、平成二十八年度の行政収入は五十七億二千六百四十五万余円、行政費用は二百四十二億一千六百十五万余円で、行政収支差額はマイナス百八十四億八千九百七十万余円でございます。行政収支差額に金融収支差額及び特別収支差額を合わせた当期収支差額は、マイナス百八十八億七百七十九万余円でございます。
 続いて、3、キャッシュ・フロー計算書でございます。
 平成二十八年度の行政サービス活動収支差額は、マイナス百五十四億四千四百十二万余円でございます。社会資本整備等投資活動収支差額は、マイナス五百三十七億七千万余円でございます。収支差額合計は、マイナス六百九十二億一千四百十二万余円でございます。なお、詳細につきましては、三ページから一一ページに記載してございます。
 続きまして、一二ページをごらんください。事業別情報でございます。
 当局におきましては、東京二〇二〇オリンピック・パラリンピックの成功に向けた準備とスポーツ振興施策の推進の二分野の事業につきまして、決算の状況をまとめております。
 まず、東京二〇二〇オリンピック・パラリンピックの成功に向けた準備でございます。
 行政コスト計算書の下から三段目をごらんください。平成二十八年度の当期収支差額は、費用が収入を五億六千三百七十一万余円上回っております。また、真ん中の表の最下段にございますように、平成二十八年度の都民一人当たりの行政コストは四百五十四円となっております。
 次に、一三ページをごらんください。スポーツ振興施策の推進でございます。
 行政コスト計算書の下から三段目をごらんください。平成二十八年度の当期収支差額は、費用が収入を百三十億七千八百二万余円上回っております。また、真ん中の表の最下段にございますように、平成二十八年度の都民一人当たりの行政コストは九百五十四円となっております。
 財務諸表の説明は以上でございます。
 以上をもちまして、当局に係る平成二十八年度決算の説明を終わらせていただきます。どうぞよろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○藤井委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言願います。

○里吉委員 それでは資料要求をさせていただきます。
 まず、スポーツ振興事業に係る予算及び決算の推移。
 二つ目、都立スポーツ施設の指定管理料の推移、過去五年間の決算額及び二〇一七年度は予算額でお願いします。武蔵野の森総合スポーツプラザも含めてお願いします。
 三点目、二〇一六年度の五輪大会成功に向けた区市町村支援事業、普及啓発等事業、障害者スポーツ地域振興事業、スポーツ施設整備費補助、事前キャンプ誘致のための施設整備、これらの予算額、決算額及び事業実績をお願いします。
 そして、最後に、リオ五輪に派遣した都職員数とその出張費及びリオで行われた開催都市PRや大会視察等の事業とその費用の内訳についてお願いいたします。

○藤井委員長 ほかにいらっしゃいますか。よろしいですか。--ただいま里吉委員から資料要求がありました。これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○藤井委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
 以上でオリンピック・パラリンピック準備局関係を終わります。

○藤井委員長 これより福祉保健局関係に入ります。
 初めに、福祉保健局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○梶原福祉保健局長 福祉保健局長の梶原洋でございます。
 藤井委員長初め委員の皆様方には日ごろからご指導を賜り、まことにありがとうございます。
 本日から、平成二十八年度の一般会計及び特別会計の決算につきましてご審議をいただくこととなります。事務事業の執行に当たりましては、今後とも一層の努力をしてまいる所存でございます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
 それでは、説明に先立ちまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 次長の山岸徳男でございます。技監の笹井敬子でございます。総務部長の後藤啓志でございます。指導監査部長の村田由佳でございます。医療政策部長の西山智之でございます。保健政策部長の矢内真理子でございます。生活福祉部長の坂本尚史でございます。高齢社会対策部長の粉川貴司でございます。少子社会対策部長の松山祐一でございます。障害者施策推進部長の高原俊幸でございます。健康安全部長の高橋博則でございます。企画担当部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長兼務の奈良部瑞枝でございます。事業推進担当部長の古賀元浩でございます。医療改革推進担当部長の成田友代でございます。医療政策担当部長の矢沢知子でございます。地域保健担当部長の本多由紀子でございます。生活支援担当部長の横手裕三子でございます。施設調整担当部長の稲葉薫でございます。子供・子育て施策推進担当部長の加藤みほでございます。障害者医療担当部長の石黒雅浩でございます。食品医薬品安全担当部長の仁科彰則でございます。感染症危機管理担当部長の吉田道彦でございます。最後に、当委員会との連絡に当たらせていただきます総務課長の中川一典でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
   〔理事者挨拶〕

○藤井委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○藤井委員長 これより決算の審査を行います。
 平成二十八年度東京都一般会計決算中、福祉保健局所管分、平成二十八年度東京都母子父子福祉貸付資金会計決算及び平成二十八年度東京都心身障害者扶養年金会計決算を一括して議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○梶原福祉保健局長 それでは、平成二十八年度決算の概要についてご説明申し上げます。
 お手元にございます資料1、平成二十八年度決算概要の一ページをお開き願います。第1、事業概要でございます。
 福祉保健局では、都民が安心して生活できる社会の実現を目指し、大都市東京にふさわしい福祉、保健、医療施策を積極的に展開しております。
 1、福祉保健基盤の整備に関することから、二ページにわたりますが、八つの施策体系に区分しております。ごらんいただきたいと存じます。
 次に、三ページをお開き願います。第2、決算の総括でございます。
 福祉保健局では、一般会計のほか、母子父子福祉貸付資金会計、心身障害者扶養年金会計の二つの特別会計を所管しております。
 まず、一般会計についてご説明いたします。なお、百万円未満は四捨五入してお示ししてございます。
 歳入につきましては、予算現額一千六百億六千三百万円に対し、収入済額一千二百四十六億五千六百万円で、収入率は七七・九%となっております。
 次に、歳出でございますが、予算現額一兆二千五百九十九億七千七百万円に対し、支出済額一兆二千六億二千百万円、執行率は九五・三%となっております。
 次に、特別会計について説明いたします。
 まず、母子父子福祉貸付資金会計でございます。
 本会計は、母子及び父子並びに寡婦福祉法に基づき、母子父子家庭に対し資金の貸し付けを行うために設置をしております。
 歳入につきましては、予算現額四十五億二千万円に対し、収入済額五十億三千三百万円で、収入率は一一一・三%となっております。
 次に、歳出でございますが、予算現額四十五億二千万円に対し、支出済額三十一億四千九百万円で、執行率は六九・七%となっております。
 次に、心身障害者扶養年金会計でございます。
 本会計は、東京都心身障害者扶養年金制度を運用するために設置をしております。
 歳入につきましては、予算現額五十三億八千八百万円に対し、収入済額五十一億九千四百万円で、収入率は九六・四%となっております。
 次に、歳出でございますが、予算現額五十三億八千八百万円に対し、支出済額五十一億九千四百万円で、執行率は九六・四%となっております。
 次に、四ページをお開き願います。第3、財務諸表の総括でございます。
 各会計ごとに貸借対照表、行政コスト計算書を掲載してございます。詳しい内容につきましては、後ほど決算参考書によりまして総務部長からご説明を申し上げます。
 次に、五ページをお開き願います。第4、平成二十八年度に実施した主な事業についてご説明申し上げます。
 まず、1、福祉保健基盤の整備でございます。
 福祉保健区市町村包括補助事業では、区市町村が実施する福祉、保健、医療の基盤整備等を目的とする事業を支援いたしました。
 次に、2、医療提供体制の確保でございます。
 救急医療対策では、休日及び夜間における診療体制の確保や地域救急医療センターによる受け入れ体制整備など、救急医療体制の充実に取り組みました。また、地域医療対策では、在宅における医療と介護の連携を推進する区市町村への支援や、入院医療機関における在宅療養移行の支援など、在宅療養体制の整備に取り組みました。
 次に、3、保健施策の推進でございます。
 自殺総合対策の推進を図るとともに、がん予防対策の推進では、がん検診の受診率と質の向上に向けた取り組みを実施いたしました。
 六ページをお開き願います。4、生活福祉施策の推進でございます。
 低所得者対策の推進では、低所得者・離職者対策事業を実施するなど、低所得者等の生活の安定化や所得の向上に向けた取り組みを進めました。
 次に、5、高齢者福祉施策の推進でございます。
 認知症対策の推進では、認知症高齢者グループホームの緊急整備を図るなど、認知症高齢者等の日常生活を支えるための取り組みを進めました。また、特別養護老人ホーム等の整備では、増加する高齢者の介護ニーズに対応するため、介護基盤の整備促進に取り組みました。
 次に、6、子供と家庭・女性福祉、母子保健、小児医療施策の推進でございます。
 保育サービスの拡充では、待機児童の解消に向け、保育所等の整備促進、人材の確保・定着の支援、利用者支援の充実の三つを柱に緊急対策を実施し、保育サービスの拡充や保育人材の確保、定着等につながる取り組みを加速させました。また、子供家庭支援区市町村包括補助事業や子育て推進交付金により、区市町村における子育て支援全般の充実を図りました。
 七ページをお開き願います。7、障害者(児)施策の推進でございます。
 障害者・障害児地域生活支援三か年プランにより、障害者の地域生活基盤を整備するとともに、障害者地域生活移行・定着化支援事業を実施し、地域生活への移行支援を行いました。
 次に、8、健康危機管理体制の充実でございます。
 感染症対策では、デング熱等の蚊媒介感染症対策として、注意喚起やサーベイランス等を行ったほか、一類、二類感染症等の発生に備え、防護具の配備や患者受け入れ訓練等を行いました。また、動物の愛護と管理では、飼い主に対する普及啓発等を実施し、犬猫の引き取り、収容数を減少させるとともに、ボランティア団体等と連携して動物の譲渡を進め、殺処分数を大幅に減少させました。
 以上が平成二十八年度決算の概要でございます。
 なお、詳細につきましては、引き続き総務部長からご説明申し上げます。ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。

○後藤総務部長 それでは、私の方から、平成二十八年度決算の詳細につきまして、お手元の資料2から資料4までの決算説明書及び資料5の決算参考書財務諸表によりご説明申し上げます。
 最初に、右上に資料2と記載してございます東京都一般会計決算説明書をごらんいただきたいと思います。
 表紙をおめくりいただきまして、目次がございまして、その次、薄緑色の中扉をおめくりいただきますと一ページになります。決算の総括を記載してございます。
 この内容につきましては、ただいま局長から資料1の平成二十八年度決算概要でもご説明申し上げましたので、私からは、歳入歳出決算につきまして、歳入は款ごと、歳出は項ごとに主な内容をご説明申し上げます。
 初めに、歳入になります。五ページをお開き願います。一番上の段になりますけれども、分担金及び負担金といたしまして、児童福祉施設入所者の自己負担金等を収入したものでございます。
 収入済額は右から三列目に記載しておりますけれども、二億三千六百万余円、一番右の説明欄に収入率を記載しておりまして、一三三・八%となっております。
 次に、六ページをお開き願います。使用料及び手数料といたしまして、各種施設の使用料及び各種手数料を収入したものでございます。
 収入済額は百六十八億五千七百万余円、収入率は八七・二%となっております。
 次に、一四ページをお開き願います。国庫支出金でございます。各事業の国庫負担金、国庫補助金及び委託金を収入いたしました。
 収入済額は七百十五億三千百万余円、収入率は九六・八%となっております。
 次に、二六ページをお開き願います。財産収入といたしまして、土地、建物の貸し付けに伴います賃貸料等を収入したものでございます。
 収入済額は四億三千二百万余円、収入率は一〇八・四%となっております。
 次に、二八ページをお開き願います。寄附金でございますけれども、福祉保健事業に対する寄附金を収入いたしました。
 収入済額は二千万円となっております。
 次に、隣の二九ページでございますけれども、繰入金といたしまして、公営企業会計からの繰入金及び当局所管の特定目的基金からの繰入金を収入したものでございます。
 収入済額は百八十一億一千四百万余円、収入率は三四・四%となっております。
 四一ページをお開き願います。諸収入でございますけれども、各種貸付金の元金及び利子等を収入いたしました。
 収入済額は百七十四億六千二百万余円、収入率は一二八・四%となっております。
 次が歳出になりますけれども、六五ページをお開き願います。第八款、福祉保健費となってございます。
 支出済額は、一番上の段の右から四列目に記載しておりますけれども、一兆一千九百七十八億八千九百万余円、執行率は一番右の説明欄に記載しておりまして、九五・三%となっております。
 項別の内訳といたしまして、まず、その下の福祉保健管理費でございます。
 局管理事務、監理団体に対する補助金などに要する経費を支出いたしまして、支出済額は二千百三十五億三千九百万余円、執行率は九九・六%となっております。
 次に、七四ページをお開き願います。医療政策費でございます。
 救急医療対策、地域医療対策などの医療政策、医師、看護師確保対策などに要する経費を支出いたしまして、支出済額は四百三十三億九千六百万余円、執行率は九五・〇%となっております。
 次に、八六ページをお開き願います。保健政策費でございます。
 健康づくり対策、各種医療費助成、国民健康保険制度の運営などに要する経費を支出いたしまして、支出済額は三千三十六億七千四百万余円、執行率は九六・一%となっております。
 次に、一〇二ページをお開き願います。生活福祉費でございます。
 生活保護事業、福祉人材の養成、低所得者対策などに要する経費を支出いたしまして、支出済額は三百四十二億六千五百万余円、執行率は九四・三%となっております。
 次に、一一四ページになります。高齢社会対策費でございます。
 介護保険制度の運営や認知症対策事業など、高齢者福祉の増進に要する経費を支出いたしまして、支出済額は一千七百二十五億五千百万余円、執行率は九五・三%となっております。
 次に、一二七ページをお開き願います。少子社会対策費でございます。
 児童育成手当等の支給や保育所を初めといたします児童福祉施設等の運営など、子供と家庭、女性福祉、母子保健の推進に要する経費を支出いたしまして、支出済額は一千八百七十九億七千六百万余円、執行率は九〇・八%となっております。
 次に、一四三ページをお開き願います。障害者施策推進費でございます。
 障害福祉サービス、重度心身障害者手当等の支給、心身障害者施設の運営などに要する経費を支出いたしまして、支出済額は一千七百十二億八千二百万余円、執行率は九六・六%となっております。
 次に、一五八ページをお開き願います。健康安全費でございます。
 食品衛生及び環境衛生対策、感染症対策などに要する経費を支出いたしまして、支出済額は百五十五億三千五百万余円、執行率は九三・四%となっております。
 次に、一七二ページをお開き願います。施設整備費でございます。
 社会福祉施設の整備等に要する経費を支出いたしまして、支出済額は五百五十六億六千七百万余円、執行率は八八・七%となっております。
 次に、一七九ページになります。第十七款、諸支出金の諸費でございます。
 過誤納金の還付及び過年度に当局が交付を受けました国庫支出金の返還等に要する経費を支出いたしまして、支出済額は二十七億三千百万余円、執行率は九九・七%となっております。
 以上で、一般会計決算の説明を終わらせていただきます。
 引き続き特別会計についてご説明を申し上げます。
 お手元の資料3、東京都母子父子福祉貸付資金会計決算説明書をごらんいただきたいと思います。
 資料3の一ページになります。本会計は、母子及び父子並びに寡婦福祉法に基づきまして、配偶者のいない女性または男性で児童を扶養している方に対して貸し付けられた各種資金などに関する経理を明確にするために設置しているものでございます。
 二ページをお開き願います。歳入でございます。
 事業収入といたしまして、母子父子福祉貸付金の返還金、利子及び一般会計からの繰入金等を収入いたしました。
 一番下の合計欄をごらんいただきたいと思います。収入済額は五十億三千二百万余円、収入率は一一一・三%となっております。
 次に、隣の三ページでございますけれども、歳出になります。
 母子父子福祉貸付資金の貸付金などを支出いたしまして、支出済額三十一億四千九百万余円、執行率は六九・七%となっております。
 次に、お手元の資料4、東京都心身障害者扶養年金会計決算説明書をごらんいただきたいと存じます。
 資料4の一ページになりますけれども、本会計は、東京都心身障害者扶養年金条例を廃止する条例に基づきまして、心身に障害のある方の保護者が亡くなったとき、または保護者が身体または精神の機能を著しく喪失した状態になった後に、支給される年金の給付などに関する経理を明確にするために設置しているものでございます。
 二ページをお開き願います。歳入になります。
 心身障害者扶養年金基金からの繰入金などを収入いたしまして、収入済額は五十一億九千四百万余円、収入率は九六・四%となっております。
 隣の三ページになります。歳出でございます。
 年金の給付等に要する経費を支出いたしまして、支出済額は五十一億九千四百万余円、執行率は九六・四%となっております。
 なお、心身障害者扶養年金制度につきましては、平成十九年三月一日をもちまして廃止しておりますけれども、廃止時点で扶養年金を受給していた方などには、制度廃止前と同様の仕組みで扶養年金を支給いたしまして、それ以外の未受給者の方には清算金を支給しております。
 以上をもちまして、平成二十八年度一般会計決算及び特別会計決算につきまして、決算説明書による説明を終わらせていただきます。
 続きまして、資料5、東京都決算参考書財務諸表をごらんいただきたいと存じます。この資料は、福祉保健局所管事業分について作成したものになります。
 まず、一ページをお開き願いたいと思います。1、財務諸表の総括でございます。これは、一般会計、母子父子福祉貸付資金会計、心身障害者扶養年金会計の財務諸表を合算したものになります。
 二ページ以下は、各会計の概要を記載してございます。
 五ページをお開き願いたいと思います。福祉保健局の財務諸表の1、貸借対照表から順にご説明をさせていただきます。
 表の中ほど、資産の部合計は七千三百三十億五百万余円、増減額は一千九百六十八億五千二百万余円の増、その若干下にあります負債の部合計は二千九億五千万余円、増減額は十六億七千百万余円の減、正味財産の部合計は五千三百二十億五千四百万余円、増減額は一千九百八十五億二千三百万余円の増でございます。
 次に、2、行政コスト計算書でございますけれども、一番上の行政収入は八百九十一億六千三百万余円、行政費用は九千八百四十五億七千百万余円、表の中ほど若干下になりますけれども、当期収支差額はマイナス八千九百九十七億四千八百万余円、増減額は四百十四億二千六百万余円の減でございます。
 続きまして、3のキャッシュ・フロー計算書でございます。
 上から三行目、行政サービス活動収支差額はマイナス八千八百六十五億五千五百万余円、表の中ほど若干下になりますけれども、収支差額合計はマイナス一兆七百五十五億九千八百万余円、増減額は一千八百二十二億九千四百万余円の減でございます。
 以上が福祉保健局財務諸表の概要でございます。
 六ページ以下に各会計の概要を記載してございます。さらに、九ページ以下には各財務諸表を記載してございます。
 若干飛ばしますけれども、三七ページをお開きいただきたいと思います。三七ページから四四ページにかけまして、福祉保健局の事業別の情報を記載してございます。
 三七ページは医療提供体制の確保でございます。
 都民の生命と健康を守り、三百六十五日二十四時間の安心と患者中心の医療の実現を図りますため、救急医療対策、周産期医療対策などの事業を実施いたしました。
 行政コスト計算書の下から三段目をごらんいただきたいと思います。当期収支差額はマイナス百六十九億七千六百万余円、平成二十七年度と比較いたしますと一億一千四百万余円の減となっております。利用者一人当たりの行政コストは、下の表の最下段にございますように一千五百二円となっております。
 次の三八ページから、保健サービスの向上、生活福祉事業の推進、高齢社会対策、少子社会対策、障害者施策の推進、健康危機管理対策、社会福祉施設等整備、それぞれ事業別情報を記載してございますので、ごらんいただきたいと存じます。
 以上をもちまして、福祉保健局所管の平成二十八年度決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○藤井委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言願います。

○池川委員 七点お願いします。
 一つ、福祉保健費の予算及び決算の推移。
 二つ、福祉保健局予算、決算額の推移。
 三つ、シルバーパス発行状況の推移。
 四つ、二〇一六年度における福祉保健区市町村包括補助事業の補助額。
 五つ、区市町村別地域生活支援事業の実施状況。
 六つ、二〇一六年度に認可を行った認可保育所の園庭の設置状況、区市町村別、新設、民間移譲別にお願いいたします。
 七つ、二〇一六年度四月一日現在の認可外保育施設数と二〇一六年度の認可外保育施設への立入調査実績の総数及び認証保育所、ベビーホテル、院内保育施設、事業所内保育施設、それ以外の施設の内訳についてお願いいたします。
 以上です。

○藤井委員長 ほかにいらっしゃいますか。--ほかになければ、ただいま池川委員から資料要求がありました。これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○藤井委員長 異議なしと認めます。理事者におかれては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
 以上で福祉保健局関係を終わります。

○藤井委員長 これより病院経営本部関係に入ります。
 初めに、病院経営本部長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○内藤病院経営本部長 病院経営本部長の内藤淳でございます。改めまして、どうぞよろしくお願いいたします。
 病院経営本部職員一同、事務事業の適切かつ円滑な執行に全力で取り組んでまいりますので、藤井委員長初め委員の皆様方には、ご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
 それでは、当本部の幹部職員を紹介させていただきます。
 経営企画部長の児玉英一郎でございます。サービス推進部長の谷田治でございます。経営戦略担当部長でオリンピック・パラリンピック調整担当部長を兼務いたします大久保達也でございます。計画調整担当部長の末村智子でございます。当委員会との連絡に当たらせていただきます総務課長の船尾誠でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
   〔理事者挨拶〕

○藤井委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○藤井委員長 これより決算の審査を行います。
 平成二十八年度東京都一般会計決算中、病院経営本部所管分を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○内藤病院経営本部長 病院経営本部所管にかかわります平成二十八年度一般会計決算のご審議をお願いするに当たりまして、その概要につきましてご説明申し上げます。
 お手元にお配りしてございます資料1、平成二十八年度決算の概要の一ページをごらんいただきたいと存じます。
 まず、1、事業の概要につきましてご説明申し上げます。
 平成二十八年度におきます病院経営本部所管分の一般会計決算は、公益財団法人東京都保健医療公社の運営にかかわる補助金等にかかわるものでございます。
 次に、2、公社の事業についてでございます。
 (1)のア及びイに掲げてございますとおり、公社は、地域の医療機関との連携に基づく地域医療のシステム化を推進するとともに、住民が必要とする保健医療サービスの提供等を行うことによりまして、都民の医療と福祉の向上に寄与する役割を担ってございます。
 平成二十八年度におきましては、(2)のアからカに記載しております六つの病院と、キの東京都がん検診センターの運営を行いました。
 次に、二ページをお開き願います。3、決算の総括についてご説明申し上げます。
 まず、(1)、歳入額でございますが、予算現額一億七千三百万円、収入済額一億七千三百万円で、予算現額に対する収入率は一〇〇・〇%となってございます。
 次に、(2)、歳出額でございますが、予算現額百四十二億一千七百万円、支出済額百二十六億二千八百万円、不用額十五億八千九百万円で、予算現額に対します執行率は八八・八%となってございます。
 次に、4、財務諸表の総括についてご説明申し上げます。
 左側にございます貸借対照表につきましては、資産九百六十六億五千三百万円、負債二百五十六億五千二百万円、正味財産七百十億百万円となってございます。
 その右側にございます行政コスト計算書につきましては、収入二億三千九百万円、費用百三十九億九千四百万円、差し引き百三十七億五千五百万円のマイナスとなってございます。
 以上、平成二十八年度病院経営本部所管の一般会計決算の概要につきましてご説明申し上げました。
 詳細につきましては、引き続き経営企画部長からご説明申し上げます。ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。

○児玉経営企画部長 平成二十八年度病院経営本部所管の一般会計決算の詳細につきましてご説明申し上げます。
 なお、これからご説明いたします内容のうち、金額につきましては百万円未満を四捨五入して説明させていただきます。
 それでは、お手元にお配りしてございます資料2、平成二十八年度東京都一般会計決算説明書をごらんください。
 恐れ入りますが、三ページをお開き願います。決算の総括でございます。内容につきましては、ただいま本部長からご説明申し上げましたので、省略させていただきます。
 次に、七ページをお開き願います。まず、歳入について申し上げます。
 使用料及び手数料でございます。収入済額は一千五十円となっております。これは、情報公開に係る手数料を収入したものでございます。
 次に、八ページをお開きください。財産収入でございます。
 収入済額は八千八百万円、収入率は一〇〇・〇%となっております。これは、公社に対する建物賃貸料等を収入したものでございます。
 次に、九ページをごらんください。諸収入でございます。
 収入済額は八千五百万円、収入率は一〇〇・〇%となっております。これは、公社が運営する大久保病院の共益費を収入したものでございます。
 次に、歳出について申し上げます。
 ちょっと飛びまして、一三ページをお開き願います。歳出は、地域病院における管理費と施設整備費の二つに区分されております。
 まず、管理費でございます。支出済額は百二十億三千万円、執行率八九・八%となっております。これは、公社への運営費補助金等を支出したものでございます。
 続いて、一五ページをお開きください。施設整備費でございます。
 支出済額は五億九千八百万円、執行率七二・七%となっております。これは、地域病院等の整備に要する経費を支出したものでございます。
 続きまして、お手元にお配りしてございます資料3、平成二十八年度東京都決算参考書財務諸表をごらんください。
 四ページをお開き願います。まず、上段の1、貸借対照表についてでございます。
 資産の部合計は九百六十六億五千三百万円で、増減額十二億九千九百万円の減となっております。負債の部合計は二百五十六億五千二百万円で、増減額三十二億九千六百万円の減となっております。正味財産の部合計は七百十億百万円で、増減額十九億九千七百万円の増となっております。
 次に、中段の2、行政コスト計算書についてでございます。
 行政収入は一億七千三百万円、行政費用は百三十一億八千五百万円となっております。金融費用は八億四百万円となっております。特別収入は六千六百万円、特別費用は六百万円となっております。これらを計算しました当期収支差額は百三十七億五千五百万円のマイナスとなっております。
 次に、下段の3、キャッシュ・フロー計算書についてでございます。
 行政サービス活動収支差額は百十一億二千三百万円のマイナス、社会資本整備等投資活動収支差額は十三億三千三百万円のマイナスとなっております。収支差額合計は百二十四億五千五百万円のマイナスで、増減額は四億六千九百万円の増となっております。
 以上をもちまして、平成二十八年度一般会計決算のうち、病院経営本部所管分についての説明を終わらせていただきます。ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。

○藤井委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言願います。

○池川委員 四点お願いします。
 一つ目、各公社病院の経営指標の推移について。
 二つ目、各公社病院における医師、歯科医師、これは診療科別にお願いします。及び看護職員の定数及び現員の推移。
 三つ目、二〇一六年度公社病院における看護職員の中途退職者の推移について。
 四つ目、公益財団法人東京都保健医療公社における障害者雇用率の推移について。
 お願いいたします。

○藤井委員長 ほかにいらっしゃいますか。--ただいま池川委員から資料要求がありました。これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○藤井委員長 異議なしと認めます。理事者におかれては、要求された委員と調整の上、提出願います。
 以上で病院経営本部関係を終わります。
 これをもちまして本日の分科会を閉会いたします。
   午後二時二十三分散会

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