平成二十八年度各会計決算特別委員会速記録第二号

平成二十九年十月十一日(水曜日)
第十二委員会室
午後一時開議
出席委員 三十一名
委員長栗下 善行君
副委員長佐野いくお君
副委員長高橋 信博君
副委員長藤井  一君
理事もり  愛君
理事遠藤  守君
理事菅原 直志君
理事細谷しょうこ君
理事小宮あんり君
理事とくとめ道信君
けいの信一君
池川 友一君
加藤 雅之君
滝田やすひこ君
内山 真吾君
川松真一朗君
小松 大祐君
柴崎 幹男君
宮瀬 英治君
斉藤やすひろ君
栗林のり子君
あかねがくぼかよ子君
関野たかなり君
つじの栄作君
いび 匡利君
原 のり子君
増田 一郎君
両角みのる君
ひぐちたかあき君
里吉 ゆみ君
本橋ひろたか君

欠席委員 なし

出席説明員
会計管理局局長猪熊 純子君
管理部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長兼務中澤 基行君
警察・消防出納部長吉野 孝行君
会計制度担当部長野口 毅水君

本日の会議に付した事件
委員長の互選
副委員長の互選
理事の互選
平成二十八年度東京都各会計歳入歳出決算の認定について
平成二十八年度決算概要(説明)
・平成二十八年度東京都一般会計決算
・平成二十八年度東京都特別区財政調整会計決算
・平成二十八年度東京都地方消費税清算会計決算
・平成二十八年度東京都小笠原諸島生活再建資金会計決算
・平成二十八年度東京都母子父子福祉貸付資金会計決算
・平成二十八年度東京都心身障害者扶養年金会計決算
・平成二十八年度東京都中小企業設備導入等資金会計決算
・平成二十八年度東京都林業・木材産業改善資金助成会計決算
・平成二十八年度東京都沿岸漁業改善資金助成会計決算
・平成二十八年度東京都と場会計決算
・平成二十八年度東京都都営住宅等事業会計決算
・平成二十八年度東京都都営住宅等保証金会計決算
・平成二十八年度東京都都市開発資金会計決算
・平成二十八年度東京都用地会計決算
・平成二十八年度東京都公債費会計決算
・平成二十八年度東京都臨海都市基盤整備事業会計決算

○藤井副委員長 ただいまから平成二十八年度各会計決算特別委員会を開会いたします。
 委員会条例第十条に基づき、私が暫時委員長の職務を代行させていただきます。
 初めに、委員の辞任及び選任について申し上げます。
 議長から、去る十月五日付をもって、上田令子委員長の辞任を許可し、新たに、ひぐちたかあき議員を選任した旨通知がありましたので、ご報告いたします。
 この際、新任の委員を紹介いたします。
 ひぐちたかあき委員です。
   〔委員挨拶〕

○藤井副委員長 紹介は終わりました。

○藤井副委員長 次に、上田令子委員長の辞任に伴い、委員長が欠員となっております。
 これより委員長の互選を行います。
 互選の方法はいかがいたしましょうか。

○池川委員 委員長の指名推選の方法によることとし、直ちに指名していただきたいと思います。

○藤井副委員長 ただいまの動議にご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○藤井副委員長 異議なしと認めます。よって、委員長には、栗下善行副委員長をご指名申し上げます。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○藤井副委員長 異議なしと認めます。よって、委員長には、栗下善行副委員長が当選されました。
 委員長から就任のご挨拶があります。
   〔藤井副委員長退席、栗下委員長着席〕

○栗下委員長 ただいま委員長としてご指名をいただきました栗下善行でございます。
 委員の皆様とともに、円滑かつ公正な議事運営に努めてまいりたいと思っておりますので、ご協力のほどどうぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございます。

○栗下委員長 次に、私の委員長就任に伴い、副委員長が一名欠員となりましたので、これより副委員長の互選を行います。
 互選の方法はいかがいたしましょうか。

○池川委員 委員長の指名推選の方法によることとし、直ちに指名していただきたいと思います。

○栗下委員長 ただいまの動議にご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○栗下委員長 異議なしと認めます。よって、副委員長には、佐野いくお理事をご指名申し上げます。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○栗下委員長 異議なしと認めます。よって、副委員長には、佐野いくお理事が当選されました。
 佐野いくお副委員長から就任のご挨拶があります。

○佐野副委員長 ただいまご指名をいただきました都民ファーストの会の佐野いくおでございます。
 栗下委員長を補佐し、円滑な委員会運営に努めてまいる所存でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

○栗下委員長 次に、佐野いくお理事の副委員長就任に伴い、理事が一名欠員となりましたので、これより理事の互選を行います。
 互選の方法はいかがいたしましょうか。

○池川委員 委員長の指名推選の方法によることとし、直ちに指名していただきたいと思います。

○栗下委員長 ただいまの動議にご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○栗下委員長 異議なしと認めます。よって、理事には、もり愛委員をご指名申し上げます。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○栗下委員長 異議なしと認めます。よって、理事には、もり愛委員が当選されました。

○栗下委員長 次に、議席についてお諮りいたします。
 議席については、ただいまご着席のとおりといたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○栗下委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。
 なお、各分科会の委員長、副委員長及びその他の委員を、お手元配布の各分科会名簿のとおり指名いたしますので、ご了承願います。

○栗下委員長 本日から、さきにご決定いただきました実施要領及び審査日程に従いまして、平成二十八年度決算の審査を進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
 なお、決算審査の参考資料として、平成二十八年度予算の審議等における懸案事項の措置状況調をお手元に配布してあります。後ほどご参照願います。
 質疑に関して、各委員の皆様にお願いいたします。
 本委員会は決算の審査であります。質疑の際は、平成二十八年度決算の審査から逸脱しないよう、委員長として特にお願いをいたしたいと思います。ご協力のほどお願い申し上げます。
 本日は、決算審査の第一回目でございますので、平成二十八年度会計決算について、会計管理局長から説明を聴取いたします。
 なお、局別の説明聴取と資料要求は、本委員会終了後、それぞれの分科会に分かれて行いますので、ご了承願います。
 この際、理事者の皆様に申し上げます。
 過日の委員会で決定いたしました実施要領の中で、理事者にかかわるものについては、各局へも周知徹底されますよう、よろしくお願いいたします。
 それでは、会計管理局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○猪熊会計管理局長 会計管理局長の猪熊純子でございます。
 平成二十八年度における一般会計及び十五の特別会計の決算を提出しております。あわせて、複式簿記・発生主義会計による財務諸表を参考資料としてお示ししております。
 委員長、副委員長を初め各委員の皆様方には、よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
 なお、ただいま委員長からいただきました委員会及び分科会の運営に関するご要望につきましては、直ちに各局に周知徹底をいたしまして、審議が円滑に行われますよう万全を尽くしてまいります。
 それでは、私ども会計管理局の幹部職員を紹介させていただきます。
 まず、管理部長でオリンピック・パラリンピック調整担当部長を兼務いたします中澤基行でございます。警察・消防出納部長の吉野孝行でございます。会計制度担当部長の野口毅水でございます。続きまして、本委員会と各局との連絡等を担当いたします総務課長の木島暢夫でございます。会計企画課長の金子俊一でございます。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○栗下委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○栗下委員長 これより決算の審査を行います。
 平成二十八年度東京都各会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 決算の概要について理事者の説明を求めます。

○猪熊会計管理局長 平成二十八年度における一般会計及び十五の特別会計の決算の概要につきましてご説明申し上げます。
 お手元にございます平成二十八年度各会計歳入歳出決算概要をごらんください。
 表紙をおめくりいただきまして、右側一ページの表1、一般会計・特別会計歳入歳出決算総括表でございます。
 まず、上段の一般会計につきましては、歳入決算額が六兆七千七百九十六億九千五百万余円、歳出決算額が六兆五千九百八十八億七千七百万余円でございまして、差額は千八百八億千八百万余円となっております。
 また、中段になりますが、十五の特別会計合計の歳入決算額は四兆五千百八十四億七百万余円、歳出決算額が四兆三千三十二億三千九百万余円で、差額は二千百五十一億六千八百万余円となっております。
 これら一般会計及び十五の特別会計を合計した歳入決算額は、下段にありますとおり、十一兆二千九百八十一億三百万余円、歳出決算額は十兆九千二十一億千七百万余円であり、差額は三千九百五十九億八千六百万余円となっております。
 なお、この差額につきましては、平成二十九年度に繰り越しをいたしました。
 次に、ページをおめくりいただきまして、二ページ及び三ページで見開きになっております表2、会計別決算総括表についてご説明申し上げます。
 まず、最上段の一般会計でございます。
 左側二ページの歳入では、予算現額が七兆四百八十七億九千四百万余円、収入済額は六兆七千七百九十六億九千五百万余円であり、予算現額に対し二千六百九十億九千八百万余円下回り、予算現額に対する収入済額の割合は九六・二%となっております。
 また、右側三ページの歳出につきましては、予算現額が七兆四百八十七億九千四百万余円、支出済額が六兆五千九百八十八億七千七百万余円、翌年度繰越額が三百六十六億三千三百万余円、不用額は四千百三十二億八千三百万余円で、予算現額に対する支出済額の割合は九三・六%となっております。
 次に、特別会計についてご説明申し上げます。
 二ページの下から二段目でございますが、十五の特別会計を合計いたしますと、歳入では、予算現額が四兆六千二百六億九千八百万余円、収入済額は四兆五千百八十四億七百万余円であり、予算現額に対し千二十二億九千万余円下回り、予算現額に対する収入済額の割合は九七・八%となっております。
 また、三ページの歳出につきましては、予算現額が四兆四千四百七億一千万余円、支出済額が四兆三千三十二億三千九百万余円、翌年度繰越額が百三十七億九千二百万余円、不用額は千二百三十六億七千七百万余円で、予算現額に対する支出済額の割合は九六・九%となっております。
 なお、四ページ及び五ページには、表3、表4といたしまして、一般会計の歳入歳出を款別にお示ししてございます。後ほどごらんいただければと存じます。
 続きまして、六ページをお開きください。表5でございますが、実質収支についてご説明申し上げます。
 まず、上段の一般会計でございます。
 平成二十八年度の歳入総額Aから歳出総額Bを差し引いた形式収支Cは、千八百八億千八百万余円でございます。ここから翌年度へ繰り越すべき財源Dの三百十八億一千万余円を差し引いた実質収支額CマイナスDは、千四百九十億七百万余円となっております。
 中段にございます特別会計の実質収支額は、同様に二千百四十三億九千四百万余円となっております。
 これら一般会計と特別会計を合計した実質収支額は、最下段にございますとおり、三千六百三十四億二百万余円となっております。
 次に、七ページから九ページにかけまして、表6といたしまして、財産に関する調書を記載してございます。
 地方自治法で定められました公有財産、物品、債権、基金の四種類の財産につきまして、平成二十八年三月末現在高、決算年度中増減高及び平成二十九年三月末現在高などをお示ししてございます。
 次に、一一ページをお開きください。このページ以降は、参考資料として提出しております複式簿記・発生主義会計による財務諸表の概要でございます。
 まず、表7、一般会計及び特別会計の財務諸表総括表でございます。
 初めに、上段の貸借対照表でございます。
 資産の総額は、右端の合計にありますとおり、三十四兆六百二億九千万余円、その下、負債の総額は七兆千二百九十八億三千百万余円、差し引きの正味財産の総額は二十六兆九千三百四億五千八百万余円となっております。
 次に、その下、行政コスト計算書でございます。
 これは、税収を中心とした収入と、行政活動に伴い発生するフルコストを網羅的に計上し、その年の財務業績をわかりやすく示したものでございます。
 収入の総額は七兆三千九百二十一億六千七百万余円、費用の総額は六兆六千四百九十七億六千万余円、差し引きは七千四百二十四億六百万余円となっております。
 なお、この差引額は、民間企業の損益計算書における当期純利益に相当いたします。
 次に、その下、キャッシュ・フロー計算書でございます。
 これは、行政サービス活動、社会資本整備等投資活動及び財務活動の三つの視点から現金収支の状況をお示ししたものでございます。
 最後に、最下段の正味財産変動計算書でございますが、これは、貸借対照表の正味財産の部の変動状況をお示ししたものでございます。
 一二ページから一五ページにかけましては、財務諸表総括表を会計別にお示ししてございます。後ほどごらんいただければと存じます。
 以上をもちまして平成二十八年度各会計歳入歳出決算の概要説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○栗下委員長 説明は終わりました。
 この際、各分科会委員長に申し上げます。
 分科会における局別質疑終了後は、速やかに審査報告書を提出されますようお願いいたします。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時十六分散会

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