平成二十七年度各会計決算特別委員会速記録第二号

平成二十八年十月十四日(金曜日)
第十二委員会室
午後一時開議
出席委員 三十一名
委員長秋田 一郎君
副委員長まつば多美子君
副委員長桜井 浩之君
副委員長山崎 一輝君
理事舟坂ちかお君
理事鈴木 錦治君
理事中村ひろし君
理事上野 和彦君
理事神林  茂君
理事植木こうじ君
加藤 雅之君
和泉ひろし君
山森 寛之君
前田 和茂君
白石たみお君
栗林のり子君
伊藤こういち君
川松真一朗君
栗山よしじ君
堀  宏道君
松田やすまさ君
上田 令子君
和泉なおみ君
大松あきら君
北久保眞道君
近藤  充君
西崎 光子君
島田 幸成君
野上ゆきえ君
斉藤あつし君
松村 友昭君

欠席委員 なし

出席説明員
会計管理局局長浅川 英夫君
管理部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長兼務中澤 基行君
警察・消防出納部長吉野 孝行君
会計制度担当部長野口 毅水君

本日の会議に付した事件
平成二十七年度東京都各会計歳入歳出決算の認定について
平成二十七年度決算概要(説明)
・平成二十七年度東京都一般会計決算
・平成二十七年度東京都特別区財政調整会計決算
・平成二十七年度東京都地方消費税清算会計決算
・平成二十七年度東京都小笠原諸島生活再建資金会計決算
・平成二十七年度東京都母子父子福祉貸付資金会計決算
・平成二十七年度東京都心身障害者扶養年金会計決算
・平成二十七年度東京都中小企業設備導入等資金会計決算
・平成二十七年度東京都林業・木材産業改善資金助成会計決算
・平成二十七年度東京都沿岸漁業改善資金助成会計決算
・平成二十七年度東京都と場会計決算
・平成二十七年度東京都都営住宅等事業会計決算
・平成二十七年度東京都都営住宅等保証金会計決算
・平成二十七年度東京都都市開発資金会計決算
・平成二十七年度東京都用地会計決算
・平成二十七年度東京都公債費会計決算
・平成二十七年度東京都臨海都市基盤整備事業会計決算

○秋田委員長 ただいまから平成二十七年度各会計決算特別委員会を開会いたします。
 本日から、さきにご決定いただきました実施要領及び審査日程に従いまして、平成二十七年度決算の審査を進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
 なお、決算審査の参考資料として、平成二十七年度予算の審議等における懸案事項の措置状況調をお手元に配布してあります。後ほどご参照願います。
 質疑に関して、各委員の皆様にお願いいたします。
 本委員会は決算の審査であります。質疑の際は、平成二十七年度決算の審査から逸脱しないよう、委員長として特にお願いをいたしたいと思います。ご協力のほどお願い申し上げます。
 本日は、決算審査の第一回目でございますので、平成二十七年度会計決算について、会計管理局長から説明を聴取いたします。
 なお、局別の説明聴取と資料要求は、本委員会終了後、それぞれの分科会に分かれて行いますので、ご了承願います。
 この際、理事者の皆様に申し上げます。
 過日の委員会で決定いたしました実施要領の中で、理事者にかかわるものについては、各局へも周知徹底されますよう、よろしくお願いいたします。
 それでは、会計管理局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○浅川会計管理局長 会計管理局長の浅川英夫でございます。
 平成二十七年度における一般会計及び十五の特別会計の決算につきまして提出させていただいております。あわせて、複式簿記・発生主義会計によります財務諸表を参考資料としてお示ししております。
 委員長、副委員長を初め各委員の皆様方には、よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
 なお、ただいま委員長からいただきました委員会及び分科会の運営に関しますご要望につきましては、直ちに各局に周知徹底をいたしまして、審議が円滑に行われますよう万全を尽くしてまいります。
 それでは、私ども会計管理局の幹部職員を紹介させていただきます。
 まず、管理部長でオリンピック・パラリンピック調整担当部長を兼務いたします中澤基行でございます。警察・消防出納部長の吉野孝行でございます。会計制度担当部長の野口毅水でございます。続きまして、本委員会と各局との連絡等を担当いたします総務課長でオリンピック・パラリンピック調整担当課長を兼務いたします木島暢夫でございます。会計企画課長の白濱博人でございます。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○秋田委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○秋田委員長 これより決算の審査を行います。
 平成二十七年度東京都各会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 決算の概要について理事者の説明を求めます。

○浅川会計管理局長 平成二十七年度における一般会計及び十五の特別会計の決算の概要につきましてご説明申し上げます。
 お手元にございます平成二十七年度各会計歳入歳出決算概要をごらんください。
 表紙をおめくりいただきまして、右側一ページの表1、一般会計・特別会計歳入歳出決算総括表でございます。
 まず、上段の一般会計につきましては、歳入決算額が六兆九千百三十七億五千二百万余円、歳出決算額が六兆七千八百七十一億二千四百万余円でございまして、差額は一千二百六十六億二千七百万余円となっております。
 また、中段になりますが、十五の特別会計合計の歳入決算額は四兆九千三百七十六億六千三百万余円、歳出決算額が四兆七千九百五十三億六千三百万余円で、差額は一千四百二十三億余円となっております。
 これら一般会計及び十五特別会計を合計した歳入決算額は、下段にありますとおり、十一兆八千五百十四億一千五百万余円、歳出決算額は十一兆五千八百二十四億八千八百万余円であり、差額は二千六百八十九億二千七百万余円となっております。
 なお、この差額につきましては、平成二十八年度に繰り越しをいたしました。
 次に、ページをおめくりいただきまして、二ページ及び三ページで見開きになっております表2、会計別決算総括表についてご説明申し上げます。
 まず、最上段の一般会計でございます。
 左側二ページの歳入では、予算現額が七兆二千十七億一千万余円、収入済額は六兆九千百三十七億五千二百万余円であり、予算現額に対し二千八百七十九億五千八百万余円下回り、予算現額に対する収入済額の割合は九六・〇%となっております。
 また、右側三ページの歳出につきましては、予算現額が七兆二千十七億一千万余円、支出済額が六兆七千八百七十一億二千四百万余円、翌年度繰越額が四百五十一億五千九百万余円、不用額は三千六百九十四億二千六百万余円で、予算現額に対する支出済額の割合は九四・二%となっております。
 次に、特別会計についてご説明申し上げます。
 二ページの下から二段目でございますが、十五の特別会計を合計いたしますと、歳入では、予算現額が五兆六百八十一億四千五百万余円、収入済額は四兆九千三百七十六億六千三百万余円であり、予算現額に対し一千三百四億八千百万余円下回り、予算現額に対する収入済額の割合は九七・四%となっております。
 また、三ページの歳出につきましては、予算現額が四兆九千百五十四億一千三百万余円、支出済額が四兆七千九百五十三億六千三百万余円、翌年度繰越額が百十五億五千五百万余円、不用額は一千八十四億九千四百万余円で、予算現額に対する支出済額の割合は九七・六%となっております。
 なお、四ページ及び五ページには、表3、表4といたしまして、一般会計の歳入歳出を款別にお示ししてございます。後ほどごらんいただければと存じます。
 続きまして、六ページをお開きください。表5でございますが、実質収支についてご説明申し上げます。
 まず、上段の一般会計でございます。
 平成二十七年度の歳入総額Aから歳出総額Bを差し引いた形式収支Cは、千二百六十六億二千七百万余円でございます。ここから翌年度へ繰り越すべき財源Dの三百四十七億四千七百万余円を差し引いた実質収支額CマイナスDは、九百十八億八千万余円となっております。
 中段にございます特別会計の実質収支額は、同様に一千四百十四億二千七百万余円となっております。
 これら一般会計と特別会計を合計した実質収支額は、最下段にございますとおり、二千三百三十三億七百万余円となっております。
 次に、七ページから九ページにかけまして、表6といたしまして、財産に関する調書を記載してございます。
 地方自治法で定められました公有財産、物品、債権、基金の四種類の財産につきまして、平成二十七年三月末現在高、決算年度中増減高及び平成二十八年三月末現在高などをお示ししてございます。
 次に、一一ページをお開きください。このページ以降は、参考資料として提出いたしております複式簿記・発生主義会計によります財務諸表の概要でございます。
 まず、表7、一般会計及び特別会計の財務諸表総括表でございます。
 初めに、上段の貸借対照表でございます。
 資産の総額は、右端の合計にありますとおり、三十三兆四千九百五十三億三千七百万余円、その下、負債の総額は七兆三千七百七十三億八千四百万余円、差し引きの正味財産の総額は二十六兆一千百七十九億五千二百万余円となっております。
 次に、その下、行政コスト計算書でございます。これは、税収を中心とした収入と、行政活動に伴い発生するフルコストを網羅的に計上し、その年の財務業績をわかりやすく示したものでございます。
 収入の総額は七兆三千九百四十六億九千二百万余円、費用の総額は六兆七千五百九億八千百万余円、差し引きは六千四百三十七億一千万余円となっております。
 なお、この差引額は、民間企業の損益計算書における当期純利益に相当いたします。
 次に、その下、キャッシュ・フロー計算書でございます。これは、行政サービス活動、社会資本整備等投資活動及び財務活動の三つの視点から現金収支の状況をお示ししたものでございます。
 最後に、最下段の正味財産変動計算書でございます。これは、貸借対照表の正味財産の部の変動状況をお示ししたものでございます。
 一二ページから一五ページにかけましては、財務諸表総括表を会計別にお示ししてございます。後ほどごらんいただければと存じます。
 以上をもちまして平成二十七年度各会計歳入歳出決算の概要説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○秋田委員長 説明は終わりました。
 この際、各分科会委員長に申し上げます。
 分科会における局別質疑終了後は、速やかに審査報告書を提出されますようお願いいたします。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時十分散会

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