委員長 | 曽根はじめ君 |
副委員長 | 高倉 良生君 |
副委員長 | 小松 大祐君 |
中山ひろゆき君 | |
まつば多美子君 | |
徳留 道信君 | |
鈴木 章浩君 | |
高木 けい君 | |
大西さとる君 | |
高橋かずみ君 |
欠席委員 なし
出席説明員産業労働局 | 局長 | 山本 隆君 |
次長 | 土渕 裕君 | |
総務部長 | 村松 明典君 | |
産業企画担当部長 | 青山 忠幸君 | |
商工部長 | 松永 竜太君 | |
金融部長 | 山巻 毅君 | |
金融監理部長 | 野間 達也君 | |
金融支援担当部長 | 西川 泰永君 | |
観光部長 | 坂本 雅彦君 | |
農林水産部長 | 寺崎 久明君 | |
安全安心・地産地消推進担当部長 | 武田 直克君 | |
雇用就業部長 | 矢田部裕文君 | |
事業推進担当部長 | 小金井 毅君 | |
就業施策担当部長 | 貫井 彩霧君 | |
環境局 | 局長 | 遠藤 雅彦君 |
次長 | 和賀井克夫君 | |
総務部長 | 池田 俊明君 | |
環境政策担当部長 | 篠原 敏幸君 | |
政策調整担当部長 | 鈴木 研二君 | |
地球環境エネルギー部長 | 笹沼 正一君 | |
都市エネルギー推進担当部長 | 小川 謙司君 | |
環境改善部長 | 木村 尊彦君 | |
環境改善技術担当部長 | 島田 光正君 | |
自然環境部長 | 志村 昌孝君 | |
緑施策推進担当部長 | 須藤 栄君 | |
資源循環推進部長 | 谷上 裕君 | |
調整担当部長スーパーエコタウン担当部長兼務 | 野崎 慎一君 | |
中央卸売市場 | 市場長 | 岸本 良一君 |
管理部長 | 野口 一紀君 | |
事業部長 | 白川 敦君 | |
新市場整備部長 | 飯田 一哉君 | |
市場政策担当部長 | 金子 光博君 | |
財政調整担当部長 | 坂田 直明君 | |
移転支援担当部長 | 長田 稔君 | |
新市場事業推進担当部長 | 櫻庭 裕志君 | |
移転調整担当部長 | 赤木 宏行君 | |
基盤整備担当部長 | 若林 茂樹君 | |
施設整備担当部長 | 佐藤 千佳君 |
本日の会議に付した事件
平成二十六年度東京都各会計歳入歳出決算の認定について
産業労働局関係
・平成二十六年度東京都一般会計決算(説明)
・平成二十六年度東京都中小企業設備導入等資金会計決算(説明)
・平成二十六年度東京都林業・木材産業改善資金助成会計決算(説明)
・平成二十六年度東京都沿岸漁業改善資金助成会計決算(説明)
環境局関係
・平成二十六年度東京都一般会計決算(説明)
中央卸売市場関係
・平成二十六年度東京都と場会計決算(説明)
○曽根委員長 ただいまから平成二十六年度各会計決算特別委員会第三分科会を開会いたします。
本日は、お手元配布の会議日程のとおり、産業労働局、環境局及び中央卸売市場関係の決算の審査を行います。
なお、本日は説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は後日の分科会で行います。ご了承願います。
これより産業労働局関係に入ります。
初めに、産業労働局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。
○山本産業労働局長 産業労働局長の山本隆でございます。
曽根委員長を初め各委員の皆様方には、日ごろから産業労働行政全般にわたり特段のご指導、ご鞭撻を賜り、厚く御礼を申し上げます。
今後とも事務事業の推進に当たりましては一層努力をしてまいる所存でございますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
引き続きまして、当局の幹部職員を紹介をさせていただきます。
次長の土渕裕でございます。総務部長の村松明典でございます。産業企画担当部長の青山忠幸でございます。商工部長の松永竜太でございます。金融部長の山巻毅でございます。金融監理部長の野間達也でございます。金融支援担当部長の西川泰永でございます。観光部長の坂本雅彦でございます。農林水産部長の寺崎久明でございます。安全安心・地産地消推進担当部長の武田直克でございます。雇用就業部長の矢田部裕文でございます。事業推進担当部長の小金井毅でございます。就業施策担当部長の貫井彩霧でございます。最後に、本委員会との連絡に当たらせていただきます担当部長で総務課長事務取扱の吉村恵一でございます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
〔理事者挨拶〕
○曽根委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。
○曽根委員長 これより決算の審査を行います。
平成二十六年度東京都一般会計決算中、産業労働局所管分、平成二十六年度東京都中小企業設備導入等資金会計決算、平成二十六年度東京都林業・木材産業改善資金助成会計決算及び平成二十六年度東京都沿岸漁業改善資金助成会計決算を一括して議題といたします。
本件について理事者の説明を求めます。
○山本産業労働局長 平成二十六年度決算のご審議に当たりまして、お手元の資料1、平成二十六年度決算概要によりましてご説明を申し上げます。
恐れ入りますが、一ページをお開きください。初めに、事業概要でございます。
産業労働局は、産業、雇用就業政策の企画立案、経営、技術の支援や資金調達など中小企業対策、旅行者の誘致や観光資源の開発など観光産業の振興、農林水産業の生産基盤の整備や食の安全・安心確保など農林水産対策、就業の確保や公共職業訓練の実施など雇用就業対策と幅広い分野の事業を所管しております。
平成二十六年度は、中小企業の成長に向け、設備投資を促す取り組みや創業の活性化、女性を初めとした就業支援策の強化に取り組むとともに、二〇二〇年オリンピック・パラリンピックとその先を見据え、外国人旅行者の誘致や受け入れ環境の整備、農林水産業の振興による地域経済の活性化など、東京の産業の持続的な発展に向けたさまざまな施策を実施してまいりました。
第一に、産業、雇用就業政策の企画立案に関することでございます。
東京の産業振興と雇用就業の安定を図るための政策の立案及び調整などについて実施をいたしました。
第二に、中小企業対策に関することでございます。
企業、団体等に対する経営、技術の個別支援や地域産業の振興、金融支援などについて実施をいたしました。
特徴的な施策といたしまして、成長産業等設備投資特別支援事業では、成長分野への参入や付加価値の高いものづくりを目指す中小企業を対象に、設備投資に必要な経費を助成いたしました。また、女性・若者・シニア創業サポート事業では、都内における女性、若者、シニアによる地域に根差した創業を、地域の金融機関や創業アドバイザーと連携して、きめ細かく支援をいたしました。新・元気を出せ商店街事業では、区市町村や商店街の多種多様な取り組みに対し、積極的な支援を行いました。さらに、中小企業制度融資では、東京都、東京信用保証協会及び金融機関の三者が協調し、都内中小企業の資金繰りを支援いたしました。
第三に、観光産業の振興に関することでございます。
東京都観光産業振興プランに基づく外国人旅行者、MICEの誘致や観光資源の開発、受け入れ環境の充実などについて実施いたしました。
オリンピックを契機とした東京観光PRでは、多彩な魅力を持つ東京を効果的に海外の一般市民にPRするキャンペーンを実施いたしました。また、地域資源発掘型実証プログラム事業では、観光協会などが持つアイデアと民間事業者のノウハウを組み合わせ、地域観光資源の商品化を支援いたしました。
第四に、農林水産対策に関することでございます。
農業、林業、水産業における経営安定の支援や生産基盤の整備、食の安全・安心の確保などについて実施いたしました。
都市農地保全支援プロジェクトでは、災害時にも活用できる防災兼用農業用井戸の整備など、農地の多面的機能を発揮させる区市町の取り組みを促進いたしました。また、食の安全安心・地産地消拡大事業では、都内産農林水産物を使用する飲食店を登録し、PRを行うとともに、新たに島しょ地域の飲食店等の登録も実施いたしました。
第五に、雇用就業対策に関することでございます。
都民の雇用就業の促進や適切な労働環境の確保、時代や環境の変化に対応した公共職業訓練などを実施いたしました。
女性再就職支援窓口の設置では、東京しごとセンターに開設をした女性しごと応援テラスにより、仕事と家庭を両立させながら働こうとする女性の就業を支援いたしました。また、東京都緊急雇用創出事業では、失業者等の一時的な雇用、就業機会の創出に加え、若者や女性、高齢者等の雇用の拡大及び在職者の処遇改善を実施いたしました。
これらの事業を、一般会計、特別会計三会計に区分して経理をしております。
四ページをごらんください。平成二十六年度歳入歳出決算を総括して申し上げます。
まず、一般会計でございますが、歳入四千八百七億三千七百万余円、収入率一二九・六%、歳出三千五百八十一億一千九百万余円、執行率七七・九%。
次に、中小企業設備導入等資金会計でございますが、歳入四十億四千七百万余円、収入率七三・七%、歳出十五億五千百万余円、執行率二八・三%。
次に、林業・木材産業改善資金助成会計でございますが、歳入八千二百万余円、収入率一五七・七%、歳出四万一千余円、執行率〇・一%。
次に、沿岸漁業改善資金助成会計でございますが、歳入八千九百万余円、収入率一八六・七%、歳出十六万二千余円、執行率〇・三%。
五ページをお開きください。財務諸表を総括して申し上げます。
産業労働局合計でございますが、貸借対照表における資産が一兆六百十億九千四百万余円、負債が二千八百九十七億五千六百万余円、差し引きの正味財産が七千七百十三億三千七百万余円。
また、行政コスト計算書における収入が百六十七億三千四百万余円、費用が千二百八十四億一千百万余円、差し引きはマイナス一千百十六億七千六百万余円でございます。
次に、キャッシュ・フロー計算書における収入が四千八百十九億七千七百万余円、支出が三千五百九十三億一千三百万余円、差し引きは一千二百二十六億六千三百万余円でございます。
以上をもちまして、平成二十六年度決算概要の説明を終わらせていただきます。
なお、詳細につきましては、総務部長からご説明いたします。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○村松総務部長 それでは、資料に基づきまして、決算内容をご説明申し上げます。
お手元にお配りしております決算資料は、資料2から資料6の合計五冊でございます。事項が多岐にわたっておりますので、重点的にご説明させていただきます。なお、金額は一万円未満を四捨五入させていただいております。
まず、お手元の資料2、東京都一般会計決算説明書をごらんください。
歳入決算の内訳からご説明申し上げます。
九ページをお開きください。分担金及び負担金でございます。
右端上部の説明欄にありますとおり、収入率は九一・三%となっており、主な増減理由は、産業貿易センター施設改修等工事の実績による減などでございます。
一〇ページをお開きください。使用料及び手数料でございます。
収入率は八五・四%となっております。主な増減理由は、職業能力開発センターにおける訓練の受講実績による減などでございます。
次に、一四ページをお開きください。国庫支出金でございます。
収入率は七六・四%となっております。これは、一六ページの上段にございます林道災害復旧等の事業実績による減などによるものでございます。
一八ページをお開きください。財産収入でございます。
収入率は一七三・二%となっております。これは、恐れ入りますが、二一ページをお開きください。二一ページの上段にございます東京都中小企業事業化支援投資事業有限責任組合の出資金返還収入の増などによるものでございます。
同じ二一ページの下段をごらんください。繰入金でございます。
収入率は八二・四%となっております。これは、二一ページから二三ページに記載がございます特別会計及び各基金からの繰入金を受け入れたものでございまして、主な増減理由は、恐れ入りますが、ページをめくっていただきまして、二三ページの下段にございます緊急雇用創出事業の実績による減などでございます。
二四ページをお開きください。諸収入でございます。
収入率は一三三・八%となっております。これは、二五ページにございます中小企業融資資金等の返還実績による増などによるものでございます。
以上が歳入の状況でございます。
続きまして、歳出についてご説明申し上げます。
恐れ入りますが、四一ページをお開きください。産業労働費でございます。
当初予算額の欄から順に右をごらんください。
当初予算額四千六百十億九千百万円から補正予算等の額三十億七千二百三十二万円を差し引きいたしました予算現額四千五百八十億一千八百六十八万円に対しまして、支出済額三千五百六十五億八千四百二十九万円と翌年度繰越額四十五億四千二百五十万円があり、不用額は九百六十八億九千百八十九万円でございました。執行率は七七・九%となっております。
以下、事項別にご説明申し上げます。
まず、このページの産業労働管理費は、支出済額九億五千六十一万円、執行率は八六・九%となっております。これは、産業労働行政の管理事務に従事する職員の人件費や諸調査等に要した経費でございます。
四三ページをお開きください。商工業振興費は、支出済額三千五十億一千三百六十八万円、執行率は七六・五%となっており、これは、中小企業の支援及び観光産業の振興に要した経費でございます。
内訳につきましては、四四ページをお開きください。
経営技術支援費は、執行率八六・三%となっており、これは、中小企業の経営の安定を図るための指導事業等に要した経費でございます。
四六ページをお開きください。金融事業費は、執行率七四・七%となっており、これは、中小企業の金融円滑化を図るための制度融資等に要した経費でございます。
四八ページをお開きください。観光産業振興費は、執行率七二・七%となっており、これは、海外へのシティーセールスの展開や観光客の受け入れ体制の整備等に要した経費でございます。
五〇ページをお開きください。農林水産費は、支出済額百四十八億四千七百二十七万円、執行率は八一・六%となっており、これは、農業、林業及び水産業の振興等に要した経費でございます。
内訳につきましては、五一ページをごらんください。
農業費は、執行率九三・〇%となっており、これは、農業基盤整備事業及び農業経営の安定等に要した経費でございます。
五二ページをお開きください。林産費は、執行率九一・三%となっており、これは、造林、林道の開設、改良及び治山事業等に要した経費でございます。
五四ページをお開きください。水産費は、執行率九三・八%となっており、これは、漁業基盤整備事業及び漁業調整委員会の運営等に要した経費でございます。
五五ページをごらんください。緑化推進費は、執行率八三・六%となっており、これは、苗木の生産供給に要した経費でございます。
五六ページをお開きください。農林災害復旧費は、執行率四二・六%となっており、これは、農地、農業用施設、林道及び治山施設の災害復旧等に要した経費でございます。
五八ページをお開きください。小笠原振興費は、執行率九三・八%となっており、これは、小笠原諸島の農林水産業の振興に要した経費でございます。
五九ページをごらんください。労働費は、支出済額三百四億七千二百九十九万円、執行率は八八・七%となっており、これは、就業の促進や公共職業訓練事業の運営等に要した経費でございます。
内訳でございますが、ページをめくっていただきまして、六〇ページの就業促進費は、執行率九一・五%となっており、これは、高年齢者、障害者等の就業促進等に要した経費でございます。
六二ページをお開きください。労政費は、執行率六四・五%となっており、これは、労働条件の改善向上及び勤労者福祉対策等に要した経費でございます。
六三ページをごらんください。職業能力開発費は、執行率八〇・三%となっており、これは、公共職業訓練事業等の運営や民間における能力開発の振興等に要した経費でございます。
六五ページをお開きください。施設整備費は、支出済額五十二億九千九百七十四万円、執行率は九一・七%となっており、これは、当局が所管している諸施設の整備に要した経費でございます。
六六ページをお開きください。諸支出金は、過年度の過誤納付の還付や過年度に交付を受けた国庫支出金の受け入れ超過分を国へ返納するため、十五億三千五百十七万円を支出したものでございます。
以上が一般会計の内容でございます。
引き続きまして、特別会計についてご説明申し上げます。
恐れ入りますが、お手元の資料3、東京都中小企業設備導入等資金会計決算説明書をごらんください。
一ページをお開きください。この会計は、中小企業等の経営基盤の強化に必要な設備の導入資金及び中小企業が協同組合を結成し、施設再整備等を行う場合に必要な資金を貸し付けるものでございます。
決算の総括でございますが、中ほどにございますとおり、歳入では、予算現額五十四億九千百万円、収入済額四十億四千七百十六万円、収入率七三・七%、歳出では、予算現額五十四億九千百万円、支出済額十五億五千百四十一万円、執行率二八・三%となっております。
二ページをお開きください。平成二十六年度の歳入は、予算現額に対し、合計で十四億四千三百八十四万円の減となっております。この主な理由は、事業収入の収入実績等によるものでございます。
続きまして、七ページをお開きください。歳出の決算の内訳でございます。
設備導入資金貸付費は、国の貸付金の償還等に要した経費でございます。
八ページをお開きください。高度化資金貸付費は、各種高度化資金の貸し付け等に要した経費でございます。
恐れ入りますが、次にお手元の資料4、東京都林業・木材産業改善資金助成会計決算説明書をごらんください。
一ページをお開きください。この会計は、林業経営者に対して無利子の資金を貸し付けることにより、林業経営の安定を図るものでございます。
決算の総括でございますが、中ほどにございますとおり、歳入では、予算現額五千二百万円、収入済額八千二百二万円、収入率一五七・七%、歳出では、予算現額五千二百万円、支出済額四万円、執行率〇・一%となっております。
二ページをお開きください。平成二十六年度の歳入は、予算現額に対して、合計で三千二万円の増となっております。この主な理由は、繰越金の増でございます。
八ページをお開きください。歳出の決算の内訳でございます。
不用額が生じました主な理由は、貸付実績による残などでございます。
恐れ入りますが、次にお手元の資料5、東京都沿岸漁業改善資金助成会計決算説明書をごらんください。
一ページをお開きください。この会計は、沿岸漁業者に対して無利子の資金を貸し付けることにより、沿岸漁業の安定を図るものでございます。
決算の総括ですが、中ほどにございますとおり、歳入では、予算現額四千八百万円、収入済額八千九百六十二万円、収入率一八六・七%、歳出では、予算現額四千八百万円、支出済額十六万円、執行率〇・三%となっております。
二ページをお開きください。平成二十六年度の歳入は、予算現額に対して、合計で四千百六十二万円の増となっております。この主な理由は、繰越金の増でございます。
七ページをお開きください。歳出の決算の内訳でございます。
不用額を生じました主な理由は、貸付実績による残などでございます。
続きまして、お手元の資料6、東京都決算参考書財務諸表につきましてご説明申し上げます。
財務諸表は、一般会計と三つの特別会計、さらにこれら四つの会計を合算した産業労働局財務諸表の合計五種類を作成しております。ここでは、産業労働局財務諸表についてご説明いたします。
一五ページをお開きください。産業労働局財務諸表の1、貸借対照表でございます。
この表は、平成二十六年度末時点における資産、負債及び正味財産の状況を表示しております。
表の左側最下段の資産の部合計は一兆六百十億九千四百一万円、表の右側の負債の部合計は二千八百九十七億五千六百四十一万円、これらの差し引きとなる正味財産の部合計は七千七百十三億三千七百六十万円となっております。
恐れ入りますが、一六ページをお開きください。2、行政コスト計算書でございます。
上から順に、行政収支の部の行政収入は百六十一億七千九百三万円、行政費用は千二百十億五千六百四十九万円、中段より少し下、金融収支の部の金融収入は八千九百五十六万円、金融費用は四十億八千七百二十三万円、さらにその下、特別収支の部の特別収入は四億六千六百二十七万円、特別費用は三十二億六千七百八十三万円で、これらの差し引きを合計いたしました当期収支差額は一千百十六億七千六百六十九万円のマイナスとなっております。
一七ページをごらんください。3、キャッシュ・フロー計算書でございます。
表の左側最下段の行政サービス活動収支差額は九百三十二億一千七百九十八万円のマイナス、表の右側の中段、社会資本整備等投資活動収支差額は二千百六十九億五千五百八十八万円、さらにその下の財務活動収支差額は十億七千四百十二万円のマイナスで、そのすぐ下にございますとおり、収支差額合計は一千二百二十六億六千三百七十七万円となっております。
以上で平成二十六年度決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○曽根委員長 説明は終わりました。
この際、資料要求のある方はご発言願います。
○徳留委員 八項目お願いをいたします。全て過去五年分です。
一つは、商工、農林水産、雇用就業の予算、決算の推移。
二つ目が、就労支援事業ごとの雇用形態別の就業実績の推移。
三つ目が、新・元気を出せ商店街事業の実績。
四つ目が、小売商業後継者育成・開業支援事業の活用実績の推移。
五つ目が、商店街パワーアップ基金事業の活用実績の推移。
六つ目が、商店街起業促進サポート事業の実績。
七つ目が、商店街パワーアップ作戦の支援事業の実績。
八つ目が、新規就労者数の実績。
いずれも過去五年分でお願いいたします。
○大西委員 まず、外国人旅行者のここ数年、五年ぐらいですかね、推移表。できれば国別とか地域別があればありがたいですね。
それと、海外の一般市民に対するPR、キャンペーンの具体的施策の一覧表をお願いいたします。
それと、食の安全、特に地産地消拡大事業の中の具体的な施策一覧と、あとその効果について、まとめてください。
お願いします。
○曽根委員長 ほかに。--ただいま徳留委員、大西委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○曽根委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
以上で産業労働局関係を終わります。
○曽根委員長 これより環境局関係に入ります。
初めに、環境局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。
○遠藤環境局長 環境局長の遠藤雅彦でございます。
曽根委員長を初め委員の皆様方には、平素から当局所管の事務事業につきまして特段のご指導を賜り、まことにありがとうございます。
今後とも事務事業の適正かつ効率的な執行に努めてまいりますので、委員の皆様方のご指導、ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
それでは、お手元配布の環境局理事者名簿に従いまして、当局の幹部職員をご紹介させていただきます。
次長の和賀井克夫でございます。総務部長の池田俊明でございます。環境政策担当部長の篠原敏幸でございます。政策調整担当部長の鈴木研二でございます。地球環境エネルギー部長の笹沼正一でございます。都市エネルギー推進担当部長の小川謙司でございます。環境改善部長の木村尊彦でございます。環境改善技術担当部長の島田光正でございます。自然環境部長の志村昌孝でございます。緑施策推進担当部長の須藤栄でございます。資源循環推進部長の谷上裕でございます。調整担当部長でスーパーエコタウン担当部長を兼務しております野崎慎一でございます。また、当委員会との連絡を担当いたします総務課長の荒田有紀でございます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
〔理事者挨拶〕
○曽根委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。
○曽根委員長 これより決算の審査を行います。
平成二十六年度東京都一般会計決算中、環境局所管分を議題といたします。
本件について理事者の説明を求めます。
○遠藤環境局長 平成二十六年度の環境局所管の決算審査をお願いするに当たりまして、当局の事務事業と決算の概要につきましてご説明申し上げます。
それでは、お手元に配布してございます資料、平成二十六年度決算概要の表紙をおめくりいただきまして、一ページをごらんください。
1、事業概要でございます。
環境局は、東京都環境基本計画に基づき、都民、事業者のご協力のもと、世界一の環境先進都市東京の実現を目指した取り組みを進めております。また、東京都省エネ・エネルギーマネジメント推進方針に基づき、低炭素、快適性、防災力の三つを兼ね備えたスマートエネルギー都市の実現を目指した施策を推進しております。さらに、昨年度は、水素社会の実現に向け戦略目標を策定し、官民一体となった取り組みを開始いたしました。
次に、当局所管の事務事業を大別いたしますと、以下の三分野となります。
第一は、人類、生物の生存基盤の確保に関する事業でございます。第二は、健康で安全な生活環境の確保に関する事業でございます。第三は、より快適で質の高い都市環境の創出に関する事業でございます。
次に、2、決算の総括をごらんください。
歳入につきましては、予算現額百五十六億四千万円に対しまして、収入済額は百六十億一千五百万円、収入率は一〇二・四%となっております。
次に、歳出につきましては、予算現額四百四十七億一千二百万円に対しまして、支出済額は四百十億六百万円、不用額は三十七億六百万円で、執行率は九一・七%となっております。
恐縮でございますが、二ページをお開き願います。3、財務諸表の総括でございます。
この内容につきましては、後ほど総務部長からご説明申し上げます。
4、平成二十六年度に実施した主な事業をごらんください。
第一に、区市町村との連携による地域環境力活性化事業に五十億一千四百万円を支出いたしました。
第二に、東京都再生可能エネルギー等導入推進基金事業に十億円を支出いたしました。
第三に、大規模事業所に対する温室効果ガスの排出総量削減義務や中小規模事業所対策の推進など、地球温暖化対策の推進に四十八億三千七百万円を支出いたしました。
第四に、スマートエネルギー都市推進事業に四十一億九千七百万円を支出いたしました。
第五に、水素利活用促進事業に三十九億五千二百万円を支出いたしました。
第六に、PM二・五対策など大気環境対策の推進や有害化学物質対策の推進に七億一千百万円を支出いたしました。
第七に、自動車環境対策の推進に六億四千九百万円を支出いたしました。
第八に、外来生物対策事業や保全緑地の公有化、世界自然遺産保全事業など、自然の保護と回復に関する施策の推進に二十九億三千八百万円を支出いたしました。
第九に、災害廃棄物の処理支援や廃棄物の規制、指導などに六十一億四千百万円を支出いたしました。
以上、雑駁ではございますが、平成二十六年度決算の概要につきましてご説明を申し上げました。
詳細につきましては、総務部長からご説明申し上げます。よろしくご審議のほどお願いを申し上げます。
○池田総務部長 お手元には、ただいま局長からご説明申し上げました平成二十六年度決算概要のほかに、平成二十六年度一般会計歳入歳出決算説明書、平成二十六年度東京都決算参考書財務諸表の二点の資料をお配りしてございます。私からは、この二点の資料によりご説明申し上げます。
まず、平成二十六年度一般会計歳入歳出決算説明書でございます。
表紙を一枚おめくりいただきまして、目次をごらんください。
1の総括につきましては、ただいま局長からご説明申し上げましたので、私からは、2の歳入及び3の歳出決算の内容についてご説明させていただきます。
なお、金額につきましては、百万円未満を四捨五入して説明させていただきます。
初めに、歳入でございます。五ページをお開き願います。
まず、第七款、使用料及び手数料は、収入済額五億九千六百万円、収入率八五・四%でございまして、東京都廃棄物条例に基づく手数料などを収入したものでございます。
次に、八ページをお開き願います。第八款、国庫支出金は、収入済額十三億九千六百万円、収入率九三・七%でございまして、小笠原公園整備に対する国庫補助金などを収入したものでございます。
次に、一〇ページをお開き願います。第九款、財産収入は、収入済額四千万円、収入率一〇二・〇%でございまして、普通財産の賃貸借契約に基づく賃貸料などを収入したものでございます。
次に、一一ページをごらんください。第十款、寄附金は、収入済額二千八百万円、収入率五五・五%でございまして、緑の東京募金事業に係る寄附金を収入したものでございます。
次に、一二ページをお開き願います。第十一款、繰入金は、収入済額八億七千七百万円、収入率二一四・一%でございまして、公害健康被害予防基金からの繰入金などを収入したものでございます。
次に、一四ページをお開き願います。第十二款、諸収入は、収入済額百三十億七千八百万円、収入率一〇一・〇%でございます。
その内容につきましては、二四ページにかけて記載をしておりますけれども、主なものといたしましては、一五ページ、エコ金融プロジェクトに係る預託金元金などの貸付金元利収入、一六ページ、一般廃棄物埋立処分などの受託事業収入等を収入したものでございます。
次に、歳出についてご説明申し上げます。二五ページをごらんください。
第二款、総務費でございまして、支出済額千六百万円、執行率九九・二%でございます。
第二項、知事本局費、第一目、管理費でございまして、支出済額千六百万円、執行率九九・二%でございます。
内容といたしましては、職員の人件費、公害健康被害予防基金の管理に要した経費でございます。
次に、二六ページをお開き願います。第七款、環境費でございまして、支出済額四百九億八千六百万円、執行率九一・七%でございます。環境費には、環境管理費、環境保全費、廃棄物費の三項がございます。
まず、第一項、環境管理費でございまして、支出済額九十一億二千七百万円、執行率九六・九%でございます。
このうち、第一目、管理費は、支出済額十四億九千百万円、執行率八六・九%でございます。
内容といたしましては、二七ページにかけて記載してございますように、職員の人件費、局の一般管理経費などに要した経費でございます。
次に、二八ページをお開き願います。第二目、環境政策費は、支出済額六十七億八千三百万円、執行率九九・二%でございます。
内容といたしましては、二九ページにかけて記載をしておりますように、区市町村との連携による地域環境力活性化事業や、東京都再生可能エネルギー等導入推進基金事業などに要した経費でございます。
次に、三〇ページをお開き願います。第三目、環境科学費は、支出済額八億五千二百万円、執行率九八・一%でございまして、環境施策に関する調査研究などに要した経費でございます。
次に、三一ページをごらんください。第二項、環境保全費でございまして、支出済額二百四十五億九千百万円、執行率九〇・四%でございます。
このうち、第一目、管理費は、支出済額二十億四千万円、執行率九八・五%でございまして、環境保全対策に従事する職員の人件費でございます。
次に、三二ページをお開きください。第二目、都市地球環境費は、支出済額四十八億五千五百万円、執行率九六%でございます。
内容といたしましては、大規模事業所に対する温室効果ガスの排出総量削減義務と排出量取引制度の運用、中小規模事業所対策の推進などの地球温暖化対策の推進などに要した経費でございます。
次に、三四ページをお開き願います。第三目、都市エネルギー費は、支出済額九十九億七千六百万円、執行率九五・六%でございます。
内容といたしましては、スマートエネルギー都市推進事業などの環境エネルギー政策の推進や、三五ページにございます水素利活用促進事業などに要した経費でございます。
次に、三七ページをお開き願います。第四目、環境改善費は、支出済額十四億七千四百万円、執行率七一・五%でございます。
内容といたしましては、四一ページにかけて記載しておりますように、大気汚染状況の常時監視やPM二・五対策など大気環境対策の推進や、有害化学物質対策の推進、自動車環境対策の推進などに要した経費でございます。
次に、四二ページをお開き願います。第五目、自然環境費は、支出済額六十二億四千六百万円、執行率八二・四%でございます。
内容といたしましては、四六ページにかけて記載してございますように、外来生物対策事業などの自然の保護と回復に関する施策の推進、水質環境の監視などの水環境対策の推進、保全緑地の公有化など緑地保全策の推進、自然公園の管理及び整備、世界自然遺産保全事業などに要した経費でございます。
次に、四七ページをお開き願います。第三項、廃棄物費でございまして、支出済額七十二億六千八百万円、執行率九〇・〇%でございます。
このうち、第一目、管理費は、支出済額九億六千六百万円、執行率九八・五%でございまして、廃棄物対策の業務に係る人件費などに要した経費でございます。
次に、四八ページをお開き願います。第二目、廃棄物対策費は、支出済額五十五億七千六百万円、執行率八八・三%でございます。
内容といたしましては、五〇ページにかけて記載してございますように、災害廃棄物の処理支援や市町村が行う合併処理浄化槽の設置に対する補助などの廃棄物の規制、指導、資源循環の推進、廃棄物の埋立処分などに要した経費でございます。
次に、五一ページをお開き願います。第三目、施設整備費は、支出済額七億二千六百万円、執行率九三・七%でございまして、海面処分場の建設整備に要した経費でございます。
次に、五二ページをお開き願います。第十七款、諸支出金は、支出済額四百万円、執行率一〇〇・〇%でございまして、二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金の返納に要した経費でございます。
続きまして、お手元のもう一つの資料、平成二十六年度東京都決算参考書財務諸表によりご説明申し上げます。
なお、金額につきましては、百万円未満を四捨五入して説明させていただきます。
二ページをお開き願います。まず、上段の1、貸借対照表をごらんください。
資産の部の合計は二千七百五十六億九千万円で、平成二十五年度と比較いたしますと十五億五千八百万円の減少となっております。
負債の部の合計は二百七十三億八千三百万円で、平成二十五年度と比較いたしますと七十八億六千三百万円の減少となっております。
正味財産の部の合計は二千四百八十三億七百万円で、平成二十五年度と比較いたしますと六十三億五百万円の増加となってございます。
次に、中段の2、行政コスト計算書をごらんください。
行政収入は七十五億五千九百万円、行政費用は三百九十億七千五百万円でございます。
次に、下段の3、キャッシュ・フロー計算書をごらんください。
行政サービス活動収支差額はマイナス二百九十億三千八百万円、社会資本整備等投資活動収支差額は四十億四千七百万円でございます。収支差額合計はマイナス二百四十九億九千百万円で、平成二十五年度と比較いたしますと六十七億八千万円の減少となってございます。
次に、一三ページをお開き願います。続きまして、事業別情報でございます。
環境局におきましては、公害防止・温暖化対策事業外二件を事業別情報としておりまして、このうち公害防止・温暖化対策事業は、都内における自動車公害対策、環境改善及び地球温暖化、ヒートアイランド対策等を行っている事業でございます。この事業の平成二十六年度の当期収支差額はマイナス百四十五億円で、平成二十五年度と比較をいたしますと百二十二億九千百万円の減少となっております。また、都民一人当たりの行政コストは千二百二十五円となっております。
続きまして、一四ページにつきましては事業別情報の自然保護対策事業を、引き続き、一五ページにつきましては廃棄物対策事業を記載してございます。
以上で平成二十六年度一般会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○曽根委員長 説明は終わりました。
この際、資料要求のある方はご発言願います。
○徳留委員 九つ要求、お願いいたします。
一つは、都内の二酸化炭素排出量の部門別推移、いずれも過去五年分です。
二つ目が、二酸化窒素及び浮遊粒子状物質及びPM二・五の環境基準達成状況の推移。
三つ目が、二酸化窒素及び浮遊粒子状物質濃度及びPM二・五の全国上位十局の推移。
四つ目が、緑地保全地域における公有化予算、決算額、面積及び管理予算の推移。
五つ目が、土地改変に伴う土壌汚染対策地、平成二十六年度末現在のものを過去五年分。
六つ目が、大規模事業所の二酸化炭素排出量の推移。
七つ目が、大規模事業所の床面積当たりの二酸化炭素排出量の実態。
八つ目が、中小企業、中小業務ビルの二酸化炭素排出量の推移。
最後に九つ目が、都内病院の床面積当たりの二酸化炭素排出量ごとの実態をお願いいたします。
○大西委員 水素利活用促進事業、そして大気環境対策の推進、有害化学物質対策の推進、自動車環境対策の推進、この以上四項目についての主な具体的な施策一覧をお願いいたします。
○曽根委員長 ただいま徳留委員、大西委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。--異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
以上で環境局関係を終わります。
○曽根委員長 これより中央卸売市場関係に入ります。
初めに、中央卸売市場長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。
○岸本中央卸売市場長 中央卸売市場長の岸本良一でございます。
曽根委員長を初め委員の皆様方には、日ごろから中央卸売市場所管の事務事業につきましてご指導、ご鞭撻を賜り、厚く御礼申し上げます。
今後とも当局の事業運営に全力で取り組んでまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
続きまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
管理部長の野口一紀でございます。事業部長の白川敦でございます。新市場整備部長の飯田一哉でございます。市場政策担当部長の金子光博でございます。財政調整担当部長の坂田直明でございます。移転支援担当部長の長田稔でございます。新市場事業推進担当部長の櫻庭裕志でございます。移転調整担当部長の赤木宏行でございます。基盤整備担当部長の若林茂樹でございます。施設整備担当部長の佐藤千佳でございます。当委員会との連絡に当たります担当部長で総務課長事務取扱の松田健次でございます。
以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
〔理事者挨拶〕
○曽根委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。
○曽根委員長 これより決算の審査を行います。
平成二十六年度東京都と場会計決算を議題といたします。
本件について理事者の説明を求めます。
○岸本中央卸売市場長 平成二十六年度東京都と場会計決算のご審議をいただくに当たりまして、その概要をご説明申し上げます。
お手元に配布してございます決算概要をごらんいただきたいと存じます。
一ページをお開き願います。東京都立芝浦と場は、食用に供する獣畜を衛生的にと畜解体処理し、都民に食肉を安定的に供給する役割を担っております。
1の事業概要にございますように、事業は二つに区分されます。
まず、(1)のと場の管理運営に関することでございます。牛などの大動物及び豚などの小動物を衛生的な生産ラインでと畜解体し、新鮮な枝肉を供給するとともに、と畜解体作業に必要な施設の維持管理等を行っております。
(2)のと場の施設整備に関することでございますが、と畜解体業務を円滑に行うために必要な施設整備を実施しております。
次に、2の決算の総括でございますが、歳入は、予算現額の六十一億七千六百万円に対しまして、収入済額は五十九億三千三百万円で、予算現額に対する収入率は九六・一%でございます。
歳出は、予算現額の六十一億七千六百万円に対しまして、支出済額は五十九億三千三百万円で、予算現額に対する執行率は九六・一%でございます。
次に、3の財務諸表の総括でございますが、こちらにつきましては、後ほど管理部長からご説明をさせていただきます。
次に、4の平成二十六年度に実施した主な事業についてご説明申し上げます。
まず、(1)のと畜解体事業でございますが、処理実績は、大動物が九万八千九百九十六頭、小動物が二十二万二千九十三頭、合計いたしまして、三十二万一千八十九頭となっております。
次に、(2)のと場施設整備でございますが、平成二十六年度は、主に小動物棟Cラインフリーカーブコンベア改修第二期工事や、小動物棟解体処理室高温水設備改修工事を実施いたしました。
以上、平成二十六年度東京都と場会計決算の概要についてご説明申し上げました。
詳細につきましては、管理部長がご説明いたします。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○野口管理部長 平成二十六年度東京都と場会計決算の内容につきまして、お手元にお配りしてございます東京都と場会計決算説明書によりご説明申し上げます。
ページは、表の下部に記載してございます。
一ページから三ページまでは、ただいま市場長から決算概要としてご説明申し上げましたので、私からは、四ページ以降の決算の内容についてご説明させていただきます。
四ページをお開き願います。まず、歳入でございますが、使用料及び手数料につきましては、予算現額十三億七千三百六万余円に対しまして、収入済額十五億八百八十八万余円で、収入率は一〇九・九%となっております。
このうち、と畜使用料は、牛などの大動物及び豚などの小動物のと畜解体事業に係る使用料で、収入済額は十五億八百五十五万余円でございます。
五ページをごらん願います。と場手数料は、収入内訳の表に記載した検案書などの手数料で、収入済額は三十三万余円でございます。
六ページをお開き願います。繰入金ですが、と場事業に対します一般会計からの繰入金でございまして、予算現額四十六億二千万円に対しまして、収入済額四十二億四千四百七十七万余円で、収入率は九一・九%となっております。
七ページをごらん願います。諸収入でございます。
予算現額四千百九十三万余円に対しまして、収入済額五千五百三十三万余円で、収入率は一三二・〇%となっております。収入の内訳は、都預金利子、物品売り払い代金及び次の八ページ上段に記載してあります雑入となっております。
八ページ下段の都債ですが、これは施設整備費に対するもので、予算現額一億四千百万円に対しまして、収入済額一億二千四百万円で、収入率は八七・九%となっております。
九ページをごらん願います。繰越金ですが、収入済額はございません。
以上で歳入の説明は終わらせていただきます。
続きまして、歳出に移らせていただきます。
一〇ページをお開き願います。と場事業費は、予算現額六十一億七千六百万円に対しまして、支出済額五十九億三千二百九十八万余円で、執行率は九六・一%となっております。
内訳といたしまして、まず、管理費でございますが、これは、と場事業の管理運営に要した職員費で、予算現額二十一億六千七百九万余円に対しまして、支出済額二十一億一千五百七十九万余円で、執行率は九七・六%となっております。
一一ページをごらん願います。運営費でございます。
これは、と場施設の維持管理及びと畜解体作業に要した経費でございまして、予算現額二十六億四百七万余円に対しまして、支出済額二十四億三千六百三十七万余円で、執行率は九三・六%となっております。
経費の内訳につきましては、このページから一三ページにかけて記載しておりますので、ごらんいただきたいと存じます。
一四ページをお開き願います。施設整備費でございます。
これは、と場施設の整備に要した経費でございまして、予算現額一億五千五百四十九万余円に対しまして、支出済額一億三千六百二万余円で、執行率八七・五%となっております。施設整備の経費の内訳は、表のとおりでございます。
一五ページをごらん願います。公債費会計繰出金でございます。
これは、と場事業に係る都債の元金償還及び利子等の支払いに要した経費でございまして、予算現額十二億四千九百三十三万余円に対しまして、支出済額十二億四千四百七十八万余円で、執行率は九九・六%となっております。
東京都と場会計決算説明書については、以上でございます。
引き続きまして、お手元にお配りしてございます平成二十六年度東京都決算参考書財務諸表により、中央卸売市場の財務諸表の内容をご説明申し上げます。
ページは、表の上部に記載しております。
一ページをお開き願います。財務諸表の総括の(1)のと場会計でございます。
財務諸表の概要を記載してございます。
二ページをお開き願います。2の中央卸売市場財務諸表の概要でございます。
ここでは、五ページから七ページにかけて記載しております貸借対照表、行政コスト計算書及びキャッシュ・フロー計算書について、その概要を記載してございます。
1の貸借対照表の資産の部の合計ですが、百三十八億二千四百六十六万余円でございます。昨年度と比較いたしまして四億三百七十二万余円減少しております。負債の部の合計は五十七億五千二百五十万余円でございます。昨年度と比較いたしまして十億九千四百四十三万余円減少しております。正味財産の部の合計は八十億七千二百十六万余円でございます。昨年度と比較いたしまして、六億九千七十万余円増加しております。
次に、2の行政コスト計算書でございます。
行政収入は十五億六千四百十一万余円、行政費用は五十一億三千八百六十四万余円でございます。金融収入は九万余円、金融費用は六千九百十九万余円でございます。特別収入は三百九十七万余円、特別費用はございませんでした。この結果、当期収支差額はマイナス三十六億三千九百六十四万余円で、昨年度と比較いたしまして二億六千五百三十六万余円減少しております。
次に、3のキャッシュ・フロー計算書でございます。
行政サービス活動収支差額はマイナス三十億五千九百九十七万余円でございます。社会資本整備等投資活動収支差額はマイナス一億三千三百二十万余円でございます。財務活動収支差額はマイナス十億五千百五十八万余円でございます。これらを合わせた収支差額合計はマイナス四十二億四千四百七十七万余円でございます。昨年度と比較いたしまして三億五百六十四万余円減少しております。
八ページから一二ページにかけて、正味財産変動計算書、有形固定資産及び無形固定資産附属明細書、財務諸表に係る注記を記載してございますので、後ほどごらんいただきたいと存じます。
以上をもちまして平成二十六年度東京都と場会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○曽根委員長 説明は終わりました。
この際、資料要求のある方はご発言願います。--それでは、資料要求はなしと確認させていただきます。
以上で中央卸売市場関係を終わります。
これをもちまして本日の分科会を閉会いたします。
午後二時一分散会
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