委員長 | 神野 吉弘君 |
副委員長 | 村上 英子君 |
副委員長 | 大津 浩子君 |
小林 健二君 | |
中屋 文孝君 | |
中山 信行君 | |
山口 拓君 | |
野上ゆきえ君 | |
吉田 信夫君 | |
田中たけし君 |
欠席委員 なし
出席説明員会計管理局 | 局長 | 松田 芳和君 |
管理部長 | 安藤 弘志君 | |
警察・消防出納部長 | 丸山和喜夫君 | |
会計制度担当部長 | 佐藤 敦君 | |
財務局 | 局長 | 安藤 立美君 |
経理部長 | 櫻井 務君 | |
契約調整担当部長 | 石井 正明君 | |
主計部長 | 武市 敬君 | |
財産運用部長 | 奥田 信之君 | |
利活用調整担当部長 | 岩瀬 和春君 | |
建築保全部長 | 末菅 辰雄君 | |
技術管理担当部長 | 室木 眞則君 | |
庁舎運営担当部長 | 藤森 教悦君 | |
収用委員会事務局 | 局長 | 細野 友希君 |
知事本局 | 局長 | 秋山 俊行君 |
儀典長 | 高原 寿一君 | |
次長理事兼務 | 小林 清君 | |
理事 | 大井 泰弘君 | |
総務部長 | 雜賀 真君 | |
調整担当部長 | 鈴木 勝君 | |
地方分権推進部長 | 潮田 勉君 | |
自治制度改革推進担当部長 | 山内 和久君 | |
外務部長 | 中山 正雄君 | |
国際共同事業担当部長 | 熊谷 克三君 | |
基地対策部長 | 市毛 良之君 | |
横田基地共用化推進担当部長 | 新美 大作君 | |
政策部長 | 松下 隆弘君 | |
計画調整部長 | 澤 章君 | |
計画調整担当部長 | 瀬口 芳広君 | |
選挙管理委員会事務局 | 局長 | 影山 竹夫君 |
人事委員会事務局 | 局長 | 多羅尾光睦君 |
任用公平部長 | 大村 雅一君 | |
試験部長 | 鈴木 隆夫君 | |
審査担当部長 | 小澤 達郎君 | |
議会局 | 局長 | 三橋 昇君 |
管理部長 | 前田 敏宣君 | |
議事部長 | 鈴木 省五君 | |
調査部長 | 森山 寛司君 |
本日の会議に付した事件
平成二十二年度東京都各会計歳入歳出決算の認定について
会計管理局関係
・平成二十二年度東京都一般会計決算(説明)
財務局関係
・平成二十二年度東京都一般会計決算(説明)
・平成二十二年度東京都用地会計決算(説明)
・平成二十二年度東京都公債費会計決算(説明)
収用委員会事務局関係
・平成二十二年度東京都一般会計決算(説明)
知事本局関係
・平成二十二年度東京都一般会計決算(説明)
選挙管理委員会事務局関係
・平成二十二年度東京都一般会計決算(説明)
人事委員会事務局関係
・平成二十二年度東京都一般会計決算(説明)
議会局関係
・平成二十二年度東京都一般会計決算(説明)
○神野委員長 ただいまから平成二十二年度各会計決算特別委員会第一分科会を開会いたします。
このたび、第一分科会委員長に選任をいただきました、私、神野吉弘でございます。
最初の分科会ですので、一言ごあいさつをさせていただきます。
本日から約三週間、合計六回にわたり、本分科会に分担されております決算を審査してまいります。副委員長を初め委員の皆様のご協力をいただきながら、分科会の円滑な運営に努めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。
初めに、本分科会の議席について申し上げます。
議席は、先ほどの打合会で、ただいまご着席のとおりとすることを申し合わせました。ご了承願います。
なお、分科会中の喫煙については、先ほどの打合会において禁煙とすることを申し合わせましたので、よろしくお願いいたします。
次に、本分科会の日程については、九月二十九日の委員会で決定されました審査日程に従いまして平成二十二年度決算の審査を進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
次に、本分科会の担当書記を紹介いたします。
議事課の担当書記は、永井義信君です。桑原里加子さんです。
議案法制課の担当書記は、小池綾子さんです。
調査部の担当書記は、兒島京子さんです。
よろしくお願いいたします。
〔書記あいさつ〕
○神野委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、会計管理局、財務局、収用委員会事務局、知事本局、選挙管理委員会事務局、人事委員会事務局及び議会局関係の決算の審査を行います。
なお、本日は説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は後日の分科会で行いますので、ご了承願います。
これより会計管理局関係に入ります。
決算の審査を行います。
平成二十二年度東京都一般会計決算中、会計管理局所管分を議題といたします。
本件について理事者の説明を求めます。
○松田会計管理局長 会計管理局所管の平成二十二年度決算につきまして、所管事務及び決算の総括のご説明を申し上げます。
お手元配布の平成二十二年度決算概要をごらんください。
表紙をおめくりいただきまして、一ページの上段、1の事業概要についてでございます。
当局におきましては、次の四つの事務を所管しております。
第一は、会計管理者が知事から独立した権限により行う一般会計、特別会計に属する現金、有価証券及び物品の出納保管、決算の調製などの会計事務でございます。
第二は、知事の補助機関として行う基金の運用管理、指定金融機関等に関する事務などでございます。
第三は、地方自治法上の法定受託事務として行う国の歳入、歳出に係る会計事務でございます。
第四は、準公営企業に関する会計事務でございます。
次に、一ページの下段、2の決算の総括についてでございます。
歳入につきましては、予算現額が百四十九億六千二百万円、収入済額は四十九億二百万円で、予算現額に対する収入率は三二・八%となっております。
歳出につきましては、予算現額は百六十億九千六百万円、支出済額が六十九億七千八百万円で、執行率は四三・四%でございます。
次に、二ページをごらんください。財務諸表の総括となっております。
詳細につきましては、管理部長からご説明申し上げます。
以上が会計管理局所管の平成二十二年度決算の概要でございます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○安藤管理部長 それでは、お手元配布の東京都一般会計決算説明書及び東京都決算参考書財務諸表によりご説明申し上げます。
最初に、東京都一般会計決算説明書をごらんいただきたいと思います。
この説明書の一ページから三ページに記載してございます決算の総括につきましては、ただいま局長からご説明いたしましたので省略させていただきまして、恐縮ですが、四ページをお開きいただきたいと思います。歳入でございます。このうちの主な項目についてご説明申し上げます。
まず、五ページをごらんいただきたいと思います。財産収入でございます。
これは、当局において運用しておりますアジア人材育成基金外三十一基金の預金利子などを収入したものでございまして、収入済額は四十六億七千八百万余円、収入率は三五・二%でございます。この収入率の背景としましては、平成二十二年度に日本銀行による実質ゼロ金利政策がとられたことがございます。
次の六ページから七ページは諸収入でございます。
内訳は、当局が保管しております歳計現金等から収入した都預金利子と雑入でございまして、預金金利の低下などによりまして、収入済額は二億二千三百万余円、収入率は一三・四%となっております。
続きまして、八ページからが歳出でございます。
まず、総務費でございますが、全体で支出済額は六十九億七千百万余円、執行率は四三・五%となっております。内訳の管理費でございますが、これは職員費、管理事務費のほか、用品及び財務会計システムに係る費用でございまして、支出済額は十九億二千七百万余円、執行率は八七%となっております。
次に、一〇ページをお開きいただきたいと存じます。公金取扱費でございます。
これは、都の公金を収納し、または支払いをした際に係る手数料でございまして、支出済額は三億六千七百万余円、執行率は六九・三%となっております。
次に、一一ページの積立金でございますが、これは基金の運用利子などをそれぞれの基金に積み立てるために支出したものでございまして、支出済額は四十六億七千七百万余円、執行率は三五・二%でございます。この執行率の背景には、先ほど財産収入でも申し上げました日本銀行による実質ゼロ金利政策がございます。
次に、一二ページをお開きいただきたいと存じます。こちらが公債費でございます。
これは、支払い資金に一時的な不足が生じた場合の借り入れに伴って支払う利子で、支出済額は二百万余円となっております。
最後に、一三ページの諸支出金でございます。
これは、平成二十一年度をもって廃止されました収入証紙が返還されたときに支払う還付金で、支出済額は四百万余円となっております。
続きまして、東京都決算参考書財務諸表についてご説明申し上げます。
決算参考書の財務諸表でございますけれども、三枚おめくりいただきますと一ページが出てまいります。一ページは財務諸表の総括でございますけれども、恐縮ですが、次の二ページをお開きいただきまして、2、財務諸表の概要により、当局の特徴的事項についてご説明申し上げます。
上段の1の貸借対照表でございます。
資産の部は、当局が所管する財産でございますが、そのほとんどが投資その他の資産に記載されている一億円の用品調達基金でございます。
負債の部は、固定負債に記載してあります九億三千五百万余円の退職給与引当金のみでございます。
当局は、局の性質上、大きな資産を保有する局ではございませんので、資産から負債を引いた正味財産の部の合計はマイナス八億三千五百万余円となっております。
次に、2の行政コスト計算書でございます。
二十二年度一年間の当局事業による収入としては、行政収入に記載されている準公営企業会計から受け取る公金取扱負担金収入七百万余円と、金融収入に記載されている用品調達基金の利子収入百万余円がございます。
なお、特別収入は、平均給与月額の減少等による退職給与引当金の戻し入れ益でございます。
一方、費用でございますが、行政費用として物件費、人件費等二十二億九千八百万余円と、金融費用として一時借入金等利子の二百万余円がございます。これについても、当局には大きな事業収入がございませんので、当期収支差額はマイナス二十二億四千万余円となってございます。
最後に、3のキャッシュ・フロー計算書でございます。
当局事業のうち、キャッシュの動きとして大きなものは資金運用でございますが、行政サービス活動収入の四十九億二百万余円のほとんどが、歳計現金と基金の運用による利子収入となっております。このうち、基金を積み立てるための支出として、社会資本整備等投資活動支出において四十六億七千七百万余円が計上されております。このほか物件費、人件費等の行政サービス活動支出二十三億百万余円を差し引きまして、収支差額合計はマイナス二十億七千六百万余円となっております。
なお、三ページ以降には財務諸表の詳細をお示してございます。後ほどごらんいただきたいと存じます。
以上をもちまして会計管理局所管の平成二十二年度一般会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○神野委員長 説明は終わりました。
この際、資料要求のある方は発言を願います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○神野委員長 それでは、資料要求はなしと確認をさせていただきます。
以上で会計管理局関係を終わります。
○神野委員長 これより財務局関係に入ります。
初めに、財務局長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。
○安藤財務局長 財務局長の安藤立美でございます。
神野委員長初め委員の皆様方には、財務局所管の事務事業につきまして、日ごろから特段のご理解を賜りまして、厚く御礼を申し上げます。
今後とも、ご指導、ご鞭撻をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
それでは、財務局の幹部職員を紹介申し上げます。
経理部長の櫻井務でございます。契約調整担当部長の石井正明でございます。主計部長の武市敬でございます。財産運用部長の奥田信之でございます。利活用調整担当部長の岩瀬和春でございます。建築保全部長の末菅辰雄でございます。技術管理担当部長の室木眞則でございます。庁舎運営担当部長の藤森教悦でございます。また、当委員会との連絡等に当たらせていただきます総務課長の中村倫治でございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
〔理事者あいさつ〕
○神野委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。
○神野委員長 これより決算の審査を行います。
平成二十二年度東京都一般会計決算中、財務局所管分、平成二十二年度東京都用地会計決算及び平成二十二年度東京都公債費会計決算を一括して議題といたします。
本件について理事者の説明を求めます。
○安藤財務局長 財務局の事務事業及び平成二十二年度決算の概要をご説明申し上げます。
お手元の平成二十二年度決算概要の一ページをお開き願いたいと思います。
まず、番号1の事業概要でございますが、財務局が所管しております主な事業は、第一に、都の財政計画の策定及び予算の調製、配当、執行監督、第二に、工事や物品等の契約と検収、第三に、土地、建物等の公有財産の取得、管理、処分、第四に、本庁舎等の管理、第五に、建築物等の設計、施工、監督を行っております。そのほか、宝くじの発売、用地の先行取得、都債の発行と償還事務などを行っております。
次に、番号2の決算の総括についてご説明申し上げます。
まず、(1)の一般会計でございますが、歳入は、予算現額八千五百九十一億三千七百万円に対しまして、収入済額は五千九百八億一千七百万円、比較増減額は二千六百八十三億二千万円の収入減で、収入率は六八・八%でございます。
収入の主なものは、都債、基金からの繰入金などでございます。
また、歳出は、予算現額七千八百四十八億一千七百万円に対しまして、支出済額は七千六百四十六億五千四百万円、不用額は二百一億六千三百万円で、執行率は九七・四%となっております。
支出の主なものは、都債の償還金、他会計への支出金などでございます。
次に、(2)の用地会計ですが、この会計は、道路、河川、公園等の事業用地を先行取得するために設置しております会計であります。
歳入は、予算現額三百九十一億四千万円に対しまして、収入済額は四百二億九千五百万円、比較増減額は十一億五千五百万円の収入増でございまして、収入率は一〇三・〇%となりました。
また、歳出は、予算現額三百九十一億四千万円に対しまして、支出済額は三百二十七億三千万円、翌年度繰越額は二億四千九百万円、不用額は六十一億六千百万円でございまして、執行率は八三・六%となっております。
次に、二ページでございますが、(3)の公債費会計であります。
この会計は、一般会計ほかの公債費を一括経理するものでございまして、歳入、歳出ともに、予算現額一兆八千七百六億二千万円に対しまして、収入済額及び支出済額は同額の一兆八千四百八十六億三千三百万円、収入率、執行率ともに九八・八%でございます。
以上、平成二十二年度財務局所管の決算につきまして、概要をご説明申し上げました。
なお、決算の詳細及び財務諸表につきましては経理部長からご説明を申し上げます。よろしくご審議のほどお願いいたします。
○櫻井経理部長 それでは、私から平成二十二年度決算の詳細につきましてご説明申し上げます。
お手元には、ただいま局長よりご説明を申し上げました平成二十二年度決算概要のほかに、会計ごとの決算説明書三冊と財務局の財務諸表をお配りしてございます。ごらんいただければと思います。
まず最初に、一般会計決算についてご説明申し上げます。東京都一般会計決算説明書をごらんいただきたいと存じます。
なお、各会計ともに、決算の総括につきましてはただいま局長よりご説明申し上げたとおりでございますので、省略をさせていただき、各款ごとの内容をご説明申し上げます。
恐れ入りますが、五ページをお開きいただきたいと存じます。まず、歳入でございます。
第四款、地方特例交付金でございます。これは、国から地方特例交付金として百六十四億五千八百万円余を収入したもので、収入率は六二・〇%でございます。
次に、六ページをお開き願います。第五款、特別交付金でございます。
これは、交通安全対策特別交付金として三十八億五千三百万円余を収入したもので、収入率は九二・〇%でございます。
次に、七ページをごらん願います。このページから九ページまでは、第七款、使用料及び手数料でございます。
収入済額は十二億三千二百万円余で、収入率は八八・六%でございます。これは、行政財産の使用料、証明書発行等の手数料を収入したものでございます。
次に、一〇ページをお開き願います。このページから一一ページまでは、第八款、国庫支出金でございます。
これは、国からの経済対策に係る交付金や経済等調査費を収入したものでございまして、収入済額は四十億六千七百万円余、収入率は六八・五%でございます。
次に、一二ページをお開き願います。このページから一五ページまでは、第九款、財産収入でございます。
収入済額は九十九億五千九百万円余で、収入率は二四・〇%でございます。これは、財務局が保有しております財産の賃貸料、未利用地の売り払い代金などを収入したものでございます。
次に、一六ページをお開き願います。第十款、寄附金でございます。
収入済額は六十六億五千百万円余でございまして、一般寄附金を収入したものでございます。
次に、一七ページをごらん願います。このページから二二ページまでは、第十一款、繰入金でございます。
収入済額は一千四百四億三千六百万円余で、収入率は七四・一%でございます。これは、各会計や基金からの繰入金を収入したものでございます。
次に、二三ページをお開き願います。このページから二九ページまでは、第十二款、諸収入でございます。
収入済額は五百六十三億九千百万円余で、収入率は八〇・〇%でございます。これは、宝くじ益金などを収入したものでございます。
次に、三〇ページをお開き願います。このページから四二ページまでは、第十三款、都債でございます。
収入済額は三千三百三億二千三百万円余で、収入率は六六・三%でございます。これは、総務債外十一事業の新規事業債を収入したものでございます。
次に、四三ページをお開き願います。第十四款、繰越金でございます。
これは、前年度からの繰越金として二百十四億四千三百万円余を収入したもので、収入率は一〇〇・〇%でございます。
以上、歳入額を合計いたしますと、このページの一番下の欄に記載してございますように、収入済額は五千九百八億一千六百万円余で、収入率は六八・八%でございます。
引き続きまして、四五ページ以降にございます歳出についてご説明申し上げます。
まず、第二款、総務費でございます。
支出済額は百二十四億五千万円余で、執行率は九三・九%でございます。これは、財務局が所管をしております事務事業のうち、経理事務、主計事務、建築保全事務などの経費を支出したものでございまして、支出の内訳はこのページから五〇ページまでに記載したとおりでございます。
次に、五一ページをお開き願います。第十五款、公債費でございます。
支出済額は四千七百六十八億九千二百万円余で、執行率は一〇〇・〇%でございます。これは、一般会計における都債の発行及び償還に要する経費でございます。
次に、五二ページをお開き願います。このページから五九ページまでは、第十六款、諸支出金でございます。
支出済額は二千七百五十三億一千百万円余で、執行率は九五・一%でございます。これは、財産運用事務の経費、基金積立金及び他会計への繰出金を支出したものでございます。
次に、六〇ページをお開き願います。第十七款、予備費でございます。
平成二十二年度におきましては予備費の充当はございませんでした。
以上、歳出額を合計いたしますと、このページの一番下の欄に記載してございますように、支出済額は七千六百四十六億五千四百万円余で、執行率は九七・四%でございます。
以上が一般会計でございます。
引き続き、用地会計につきましてご説明を申し上げます。
お手元の東京都用地会計決算説明書をごらんいただきたいと存じます。
用地会計は、道路、河川、公園等の事業を円滑に推進するために、その用地の先行取得を行う会計でございます。
恐れ入りますが、四ページをお開き願います。まず、第一款、財産収入でございますが、収入済額は二百九億二千五百万円余で、収入率は一四一・〇%でございます。これは、主に買収した用地の取得代金を事業を実施する局から収入するものでございます。内訳は、このページから五ページまでに記載したとおりでございます。
続きまして、六ページをお開き願います。第二款、繰入金でございます。
収入済額は七十九億七千三百万円余で、収入率は九五・八%でございます。これは、買収いたしました用地に係る都債償還費などを一般会計から収入したものでございます。
次に、七ページをごらん願います。このページから八ページまでは、第三款、諸収入でございます。
収入済額は四十三万円余で、収入率は二七・八%でございます。これは、歳計現金に係る預金利子などを収入したものでございます。
次に、九ページをお開き願います。第四款、都債でございます。
収入済額は三十八億三千万円余で、収入率は二九・五%でございます。これは、用地買収費の財源として起債いたしました公共用地先行取得債を収入したものでございます。
次に、一〇ページをお開き願います。第五款、繰越金でございます。
これは、前年度からの繰越金として七十五億六千四百万円余を収入したもので、収入率は二五四・九%でございます。
以上、歳入額の合計は、このページの一番下の欄に記載してございますように、収入済額は四百二億九千四百万円余でございまして、収入率は一〇三・〇%でございます。
続きまして、歳出でございます。一一ページをごらん願います。
なお、用地費の歳出につきましては、中ほどにございます執行概要説明の支出内訳をごらんいただきたいと存じます。
まず、番号1の用地買収費でございます。
支出済額は、二十二年度用地買収費と二十一年度繰越事業費を合わせまして、三十八億四千百万円余で、執行率は三八・五%でございます。これは、河川、公園等の事業用地を買収したものでございます。
次に、一三ページをお開き願います。番号2の繰出金でございます。
支出済額は二百八十八億五千万円余で、執行率は九九・九%でございます。これは、用地買収費の財源である都債の償還費などでございます。
次に、その下にございます番号3、事務費でございます。
支出済額は三千八百万円余で、執行率は一三・九%でございます。これは、事務用品費や測量経費などを支出したものでございます。
以上、歳出額を合計いたしますと、次のページ、一四ページ一番下の欄に記載してございますように、支出済額は三百二十七億三千万円余でございまして、執行率は八三・六%でございます。
以上が用地会計でございます。
引き続きまして、公債費会計につきましてご説明申し上げます。
お手元の東京都公債費会計決算説明書をごらんいただきたいと存じます。
公債費会計は、各会計の公債費を明確に経理するため、一括計上するものでございます。
恐れ入りますが、四ページをお開き願います。まず、歳入でございます。
第一款、財産収入でございますが、収入済額は五十億三千万円余でございまして、収入率は九二・一%でございます。これは、減債基金の運用利子を収入したものでございます。
次に、五ページをごらん願います。このページから八ページまでは、第二款、繰入金でございます。
収入済額は一兆四千七百七十八億七千二百万円余でございまして、収入率は九八・六%でございます。これは、各会計から起債の償還金等を繰り入れるものでございます。
次に、九ページをお開き願います。第三款、諸収入でございます。
収入済額は四十七万円余で、収入率は五四・五%でございます。これは、歳計現金に係る預金利子を収入したものでございます。
次に、一〇ページをお開き願います。第四款、都債でございます。
収入済額は三千六百五十七億二千九百万円余でございまして、収入率は一〇〇・〇%でございます。これは、一般会計及び都営住宅等事業会計の借換債を収入したものでございます。
以上、歳入額を合計いたしますと、このページの一番下の欄に記載してございますように、収入済額は一兆八千四百八十六億三千三百万円余でございまして、収入率は九八・八%でございます。
次に、一一ページをごらん願います。歳出でございます。
なお、歳出につきましては、科目欄の目の列をごらんいただきたいと存じます。
まず、第一目、元金償還金でございます。
支出済額は一兆二千九百十億二千三百万円余でございまして、執行率は九九・一%でございます。
次に、一三ページをお開き願います。中ほどの第二目、利子償還金でございます。
支出済額は二千四億七千二百万円余でございまして、執行率は九六・〇%でございます。
次に、一五ページをお開き願います。第三目、減債基金積立金でございます。
支出済額は三千五百三十七億六千百万円余でございまして、執行率は一〇〇%でございます。
その下の第四目、発行及び償還手数料でございますが、支出済額は三十三億四千二百万円余でございまして、執行率は六四・七%でございます。
次に、一七ページをお開き願います。第五目、管理費でございます。
支出済額は三千三百万円余でございまして、執行率は二六・五%でございます。
以上、歳出額を合計いたしますと、このページの一番下の欄に記載してございますように、支出済額は一兆八千四百八十六億三千三百万円余でございまして、執行率は九八・八%でございます。
以上で公債費会計の説明を終わらせていただきます。
引き続きまして、財務局財務諸表につきましてご説明申し上げます。
恐れ入りますが、お手元の東京都決算参考書財務諸表の五ページをお開き願います。
財務局が所管をいたします三つの会計の合算の貸借対照表、行政コスト計算書及びキャッシュ・フロー計算書の概要をお示ししてございます。
まず、一番上の1、貸借対照表でございますが、平成二十二年度の資産の部の合計は、中ほどより少し下にございますが、四兆七千百一億一千百万円余でございまして、対前年度で五百八十三億二千七百万円余の減少となってございます。
次に、負債の部の合計は九千七百九十八億九千七百万円余でございまして、対前年度で六百三十五億六千八百万円余の減少となってございます。
この結果、資産の部の合計から負債の部の合計を差し引きました正味財産の部の合計は、三兆七千三百二億一千四百万円余でございまして、対前年度で五十二億四千百万円余の増加となってございます。
続きまして、中ほどの表、2、行政コスト計算書でございますが、上から順に、平成二十二年度の行政収入は九百九億四百万円余、行政費用は二千三百二十六億四千四百万円余、次に、金融収入は百四億五千六百万円余、金融費用は百六十九億三百万円余、次に、特別収入は四十八億三千百万円余、特別費用は二十四億七千四百万円余でございます。
これらの収入、支出の差引額でございます当期収支差額は一千四百五十八億二千九百万円余の費用超過でございまして、対前年度で一千百億一千七百万円余の増加となってございます。
続いて、一番下の表、3、キャッシュ・フロー計算書でございますが、平成二十二年度の行政サービス活動収支差額は二千三百六十六億四千九百万円余の支出超過、その下の社会資本整備等投資活動収支差額は一千百七十億七千八百万円余の収入超過、それから、財務活動収支差額は七百五十七億九百万円余の支出超過でございます。
これらの収支差額を合算いたしました収支差額合計は一千九百五十二億八千万円余の支出超過でございまして、対前年度で一千四百八十億六千百万円余の増加となってございます。
以上、まことに簡単ではございますが、平成二十二年度財務局所管の各会計決算の説明を終わらさせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○神野委員長 説明は終わりました。
この際、資料要求のある方は発言を願います。
○吉田委員 四点お願いいたします。
性質別歳出の歳出額及び構成比率の推移について。
次に、基金総額及び主な基金の推移について。
三つ目に、都債発行額及び都債残高の推移について。
最後に、目的別普通建設事業費の金額及び構成比の推移について。推移は平成十一年度から本決算年度までお願いいたします。
以上です。
○神野委員長 ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○神野委員長 ただいま吉田委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○神野委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
以上で財務局関係を終わります。
○神野委員長 これより収用委員会事務局関係に入ります。
初めに、収用委員会事務局長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。
○細野収用委員会事務局長 収用委員会事務局長の細野友希でございます。
神野委員長を初め委員の皆様方には、当局の事務事業につきまして平素よりご指導を賜り、厚く御礼申し上げます。
私ども職員一同、職務の遂行に当たりましては、公正、中立そして迅速な収用事務を基本として最善の努力をしてまいります。
今後とも一層のご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
続きまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
当委員会との連絡に当たります総務課長の井上卓でございます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
〔理事者あいさつ〕
○神野委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。
○神野委員長 これより決算の審査を行います。
平成二十二年度東京都一般会計決算中、収用委員会事務局所管分を議題といたします。
本件について理事者の説明を求めます。
○細野収用委員会事務局長 収用委員会事務局所管の決算をご審議いただくに当たりまして、お手元にお配りしてございます資料に基づきまして、その概要等をご説明申し上げます。
まず、平成二十二年度決算概要をごらんいただきたいと存じます。恐れ入りますが、一ページをお開き願います。
まず、収用委員会の組織でございますが、当委員会は、土地収用法に基づき設置されております行政委員会でございまして、委員は、法律、経済または行政の各分野における識見にすぐれた者のうちから、議会の同意を得まして知事が任命するものでございます。委員の数は七名、任期は三年でございます。また、事務を整理するために事務局が置かれてございます。
次に、収用委員会の職務でございますが、道路や鉄道など公共の利益となる事業を実施する起業者と土地所有者との間で、売買契約などにつきまして合意が調わず、収用委員会に収用裁決の申請がなされた場合に、当委員会では、公共の利益と私有財産との調整を図りつつ、公正な立場に立って、収用する土地の区域や補償金額等について審理し、裁決や和解を行うものでございます。
恐れ入ります。二ページをお開き願います。まず、決算の総括でございます。
歳入でございますが、予算現額一億八百十八万余円に対しまして、収入済額は二千七百三十六万余円、収入率は二五・三%となってございます。
次に、歳出でございますが、予算現額四億二千八百九十四万円に対しまして、支出済額は三億一千八百八十五万余円、執行率は七四・三%となっております。
次に、3の財務諸表の総括でございますが、後ほどご説明いたします東京都決算参考書財務諸表と重複いたしますので、ここでは省略させていただきます。
三ページをお開き願います。平成二十二年度の収用委員会の活動状況でございます。
初めに、取扱件数でございますが、前年度からの繰り越しの六十二件と、新規申請の四十七件を合わせまして百九件となっております。
次に、処理状況でございますが、裁決や和解等で四十五件が完結し、六十四件が翌年度へ繰り越しとなっております。これらの事件処理に当たり合議を行う委員会を開催した日数は四十六日でございます。
また、東京都収用委員会では、事件ごとに担当の委員を指名し、その委員に審理や調査に関する事務の一部を委任することで、収用手続の効率化、迅速化を図る指名委員制度を導入しておりますが、その活動日数は各委員合計で五十七日となっております。
以上が平成二十二年度決算の概要でございます。
続きまして、お手元にございます横長の平成二十二年度東京都一般会計決算説明書に従いまして、決算の詳細をご説明申し上げます。
一ページから三ページまでは決算の総括でございまして、ただいまの決算概要でご説明いたしました内容と同じでございます。
恐れ入りますが、五ページをお開き願います。決算の内訳でございます。
まず、歳入についてご説明申し上げます。
使用料及び手数料でございますが、表の中央、予算現額五百五十一万円に対しまして、収入済額は七百三十万余円、収入率は一三二・五%でございます。その内訳は、主に裁決申請手数料でございます。
次に、六ページ及び七ページをごらんいただきます。諸収入でございます。
六ページの最上段になりますが、予算現額一億二百六十七万余円に対しまして、収入済額は二千六万余円、収入率は一九・五%でございます。内訳の主なものは、弁償金及び報償金でございます。これは、収用委員会が土地等の鑑定を命じた鑑定人に対して支出した鑑定料等を、裁決後に起業者から徴収したものでございます。
次に、九ページをお開き願います。歳出についてご説明申し上げます。
当局におきましては、諸支出金の収用委員会費のみを所管しております。
このうち、まず三段目、委員会費でございますが、これは、委員報酬など収用委員会の運営に要した経費でございます。予算現額三千九百二十六万余円に対しまして、支出済額は三千七百七十万余円、執行率は九六・〇%となっております。
恐れ入ります。一〇ページをごらんいただきます。次に、管理費でございますが、これは、職員の給料や鑑定料など事務局の運営に要した経費でございます。予算現額三億八千九百六十七万余円に対しまして、支出済額は二億八千百十五万余円、執行率は七二・二%となっております。
支出内訳は、職員の給料等の職員費が二億三千二百五十四万余円、管理事務費が四千八百六十一万余円でございます。
最後になりますが、平成二十二年度東京都決算参考書財務諸表についてご説明申し上げます。
恐れ入ります。財務諸表の二ページをお開き願います。財務諸表の概要でございます。
まず、貸借対照表でございます。
資産の部でございますが、当局には資産がないため計上がございません。
負債の部は二億六百九十九万余円でございまして、これは、退職給与引当金を計上したものでございます。資産から負債を引いた正味財産の部合計は、マイナス二億六百九十九万余円となっております。
次に、行政コスト計算書でございますが、行政収入は二千七百三十六万余円、行政費用は三億六千四百五十二万余円でございます。これにより、当期収支差額はマイナス三億三千七百十六万余円となっております。
最後に、キャッシュ・フロー計算書でございますが、行政サービス活動収支差額がマイナス二億九千百四十九万余円となっており、収支差額合計も同額でございます。
財務諸表の内訳につきましては三ページ以降に掲載しておりますので、後ほどご確認いただければと存じます。
以上、甚だ簡単でございますが、これをもちまして平成二十二年度決算の説明を終了させていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○神野委員長 説明は終わりました。
この際、資料要求のある方は発言を願います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○神野委員長 それでは、資料要求はなしと確認させていただきます。
以上で収用委員会事務局関係を終わります。
○神野委員長 これより知事本局関係に入ります。
初めに、知事本局長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。
○秋山知事本局長 知事本局長の秋山でございます。
私ども知事本局職員一同、東京を取り巻く行政課題に的確に対応するために、全庁の調整役といたしまして、円滑かつ適切な事業運営に全力で取り組んでまいる所存でございます。どうかよろしくお願い申し上げます。
神野委員長を初め各委員の皆様方にはご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
それでは、当局の幹部職員をご紹介申し上げます。
儀典長の高原寿一でございます。次長で調整担当理事を兼務いたします小林清でございます。報道担当理事の大井泰弘でございます。総務部長の雜賀真でございます。調整担当部長の鈴木勝でございます。地方分権推進部長の潮田勉でございます。自治制度改革推進担当部長の山内和久でございます。外務部長の中山正雄でございます。国際共同事業担当部長の熊谷克三でございます。基地対策部長の市毛良之でございます。横田基地共用化推進担当部長の新美大作でございます。政策部長の松下隆弘でございます。計画調整部長の澤章でございます。計画調整担当部長の瀬口芳広でございます。最後に、当委員会との連絡に当たります総務課長の岡安雅人でございます。
以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
〔理事者あいさつ〕
○神野委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。
○神野委員長 これより決算の審査を行います。
平成二十二年度東京都一般会計決算中、知事本局所管分を議題といたします。
本件について理事者の説明を求めます。
○秋山知事本局長 知事本局所管の平成二十二年度決算をご審議していただくに当たりまして、当局の事業概要及び決算の概要につきましてご説明申し上げます。
お手元にお配りしてございます平成二十二年度決算概要の一ページをお開きください。
初めに、1の平成二十二年度における知事本局の事業概要についてご説明を申し上げます。
第一に、都の施策、事業に関する全庁的な企画調整でございます。
まず、「十年後の東京」への実行プログラム二〇一一の策定でございます。これまでの施策の検証や新たな課題への対応を踏まえ、実行プログラム二〇一〇を改定いたしまして、平成二十二年十二月に「十年後の東京」への実行プログラム二〇一一を策定しております。
次に、各局事業の総合調整でございます。
知事本局は、都の行財政の基本的な計画及び総合調整を所管いたします立場から、全庁的な視点で各局の事務事業を横断的、総合的に調整し、都政の方向づけを行っております。
第二は、政策の企画、立案でございます。
知事の特命に係る重要な施策の企画、立案、調査及び連絡調整を行っております。また、参与に関する事務を所管しております。
第三は、都市外交の推進でございます。
首都の知事としての外交、外国諸機関との連絡調整、海外広報、海外情報の収集等を行っております。
第四は、アジア大都市ネットワーク21の展開でございます。
アジア各国の頭脳部、心臓部である大都市が連携しながらその課題の解決を図るため、共同事業を推進するなど、種々の事業に取り組んでおります。
第五は、米軍基地対策の企画及び調整でございます。
米軍基地の整理、縮小、返還の総合的な推進を図るため、国や地元区市町村等、関係機関との連絡調整を行っております。特に横田基地につきましては、返還までの対策として軍民共用化の早期実現を図るための取り組みを進めております。
第六は、政府、近隣自治体等との連携でございます。
都の意向を国の政策に反映させるために、国に対し、施策、予算についての提案要求を行うとともに、広域的な行政課題に対処するため、近隣自治体との連携を図っております。
第七は、首都東京の重要施策に係る実務者による国と都の協議でございます。
現在、羽田空港国際化の一層の推進を初め、十二項目の重要施策の速やかな実現に向け、関係省庁との間で協議を進めております。
第八は、首都移転問題への対応でございます。
国に対し、首都移転をめぐる動きを阻止するため、都議会や民間団体等と連携した取り組みを行っております。
第九は、地方主権の確立に向けた自治制度改革の推進でございます。
地方自治体がみずからの責任と判断により主体的に施策を展開する地方主権の確立に向けた取り組みを行いますとともに、地方自治制度に関する調査研究を行っております。
第十は、東京大気汚染訴訟の和解条項の履行でございます。
平成十九年八月に成立した本訴訟の和解に基づき、医療費助成制度のための拠出金を受け入れるとともに、原告等との意見交換を行うため設置されました医療費助成制度等に関する連絡会の実施に当たり、関係者との連絡調整を行っております。
第十一は、報道機関との連絡調整でございます。
各局の事業の計画、実施、結果など、都政に関する情報を集約し、報道機関への提供を行っております。また、知事の定例記者会見の準備などを行っております。
第十二は、秘書事務等でございます。
知事等の秘書事務のほか、都政功労者に対する知事表彰などの事務を行っております。
次に、二ページをごらんください。2の決算の総括についてご説明させていただきます。
歳入は、予算現額十六億五千二百四十八万六千円に対しまして、収入済額十七億五千五百五十七万一千円となっております。
歳出は、予算現額三十八億四千八百三十四万円に対しまして、支出済額三十四億九千六百三十万八千円となっております。
歳入歳出の詳細と、3の財務諸表の総括についてでございますが、これらにつきましては、この後、総務部長から決算説明書及び決算参考書に沿いまして説明をさせていただきます。
以上、決算概要についてご説明申し上げました。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○雜賀総務部長 それでは引き続き、私から平成二十二年度決算の内容につきましてご説明させていただきます。お手元にお配りしてございます平成二十二年度東京都一般会計決算説明書をごらんください。
決算の総括につきましては、ただいま局長からご説明いたしましたので、私からは、歳入及び歳出の内訳をご説明いたします。
恐れ入りますが、九ページをお開きください。歳入の内訳を記載してございます。
まず初めに、第七款、使用料及び手数料でございます。
予算現額は一千円、収入済額は七千余円となっております。内訳は、公文書開示手数料でございます。
次に、第八款、国庫支出金でございます。
予算現額二十万円、収入済額二十万円となっております。内訳は、米軍基地に係る事務委託費を収入したものでございます。
次に、第十一款、繰入金でございます。
予算現額十六億二千七百九十八万五千円、収入済額十億三百三十二万余円となっております。内訳は、公害健康被害予防基金及びアジア人材育成基金からの繰入金を収入したものでございます。
一〇ページをごらんください。第十二款、諸収入でございます。
予算現額二千四百三十万円、収入済額七億五千二百四万余円となっております。主な内訳は、財団法人自治体国際化協会からの助成金及び同協会の積立金の返還金の受け入れ並びに東京大気汚染訴訟の和解に基づく首都高速道路株式会社からの拠出金収入によるものでございます。
次に、一五ページをお開きください。歳出についてご説明申し上げます。
平成二十二年度の当局の歳出科目は、第二款、総務費、第二項、知事本局費、第一目、管理費のみでございます。
まず、局全体の歳出ですが、予算現額三十八億四千八百三十四万円に対しまして、支出済額三十四億九千六百三十万余円、執行率九〇・九%でございます。
以下、支出内訳についてご説明申し上げます。
資料の中段に記載の(1)、職員費につきましては、二十二億二千五百六十八万余円支出しております。
(2)、管理事務でございます。再雇用等職員報酬、事務費等に七千九百二十一万余円支出しております。
(3)、「十年後の東京」の実現に向けた施策の企画、立案でございます。「十年後の東京」への実行プログラム二〇一一の策定などの企画、立案事務に三千百六十八万余円支出しております。
続いて、一六ページをお開きください。(4)、政策の立案でございます。知事の特命に係る重要な施策の企画、立案や参与の報酬に四千六百八十四万余円支出いたしました。
(5)、都市外交の推進でございます。在京外国公館等との情報連絡会や自治体国際化協会に対する分担金などに、三億五千七百九十六万余円支出いたしました。
(6)、アジア大都市ネットワーク21でございます。中小型ジェット旅客機の開発促進を初めとする共同事業の推進や、首都大学東京への新素材開発、利用の研究負担金などに四億三千二百五十六万余円支出いたしました。
(7)、基地対策事務でございます。横田基地の軍民共用化に向けた調査検討やその他米軍基地対策のための連絡調整などに一億五千七百四十万余円支出いたしました。
続いて、一七ページをごらんください。(8)、政府、全国知事会等との連絡でございます。国に対する提案要求や九都県市首脳会議の開催、全国知事会との連携などに五千五百八十一万余円支出いたしました。
(9)、首都移転反対活動の展開でございます。首都移転に断固反対する会への補助金として二十八万余円支出いたしました。
(10)、自治制度改革事務でございます。地方主権の確立に向けた自治制度改革推進のための取り組みや調査研究などに五百十三万余円支出いたしました。
(11)、政策情報の作成及び調整でございます。庁議や政策会議の運営などに二千四百五十万余円支出いたしました。
(12)、報道機関との連絡でございます。都政情報の報道機関への提供などに四千二百七十二万余円支出いたしました。
続いて一八ページをお開きください。(13)、秘書事務でございます。知事等の秘書事務や都政功労者表彰などの事務に三千六百四十六万余円支出いたしました。
主な不用額でございますが、同じく一八ページに記載してございますので、後ほどごらんいただければと存じます。
次に、もう一冊、お手元にお配りしてございます、平成二十二年度東京都決算参考書財務諸表をごらんください。
それでは、四ページをお開き願います。財務諸表の概要についてご説明いたします。
上段に記載してあります、1、貸借対照表についてですが、平成二十二年度の資産の部の合計は百十三億四千三百三十四万余円でございます。前年度対比の増減額は、表の右側にありますとおり、十億一千三万余円の減となっております。これは主に、公害健康被害予防基金及びアジア人材育成基金の取り崩しに伴う固定資産の減少によるものです。
また、平成二十二年度の負債の部の合計は二十五億六百八十万余円でございます。前年度対比の増減額は一億七百三十八万余円の減となっております。
その結果としまして、正味財産の部の合計は八十八億三千六百五十四万余円でございます。前年度対比の増減額は九億二百六十五万余円の減となっております。
続きまして、中段に記載してあります2、行政コスト計算書についてでございますが、平成二十二年度の行政収入の金額は七億五千二百二十五万余円、行政費用の金額は三十四億九千六百七十五万余円でございます。金融収支、特別収支を含めた当期収支差額はマイナス二十六億九千百二十七万余円、前年度対比の増減額は四億五千四百八万余円の増となっております。
最後に、3、キャッシュ・フロー計算書についてでございますけれども、平成二十二年度の行政サービス活動収支差額はマイナス二十七億四千四百五万余円、社会資本整備等投資活動収支差額は十億三百三十二万余円となっております。したがいまして、収支差額合計はマイナス十七億四千七十三万余円、前年度対比の増減額は五億一千三百四十七万余円の増となっております。これは主に、先ほど申し上げました自治体国際化協会からの返還金の受け入れによるものでございます。
以上をもちまして平成二十二年度における知事本局の決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○神野委員長 説明は終わりました。
この際、資料要求のある方は発言を願います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○神野委員長 それでは、資料要求はなしと確認をさせていただきます。
以上で知事本局関係を終わります。
○神野委員長 これより選挙管理委員会事務局関係に入ります。
初めに、選挙管理委員会事務局長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。
○影山選挙管理委員会事務局長 選挙管理委員会事務局長の影山竹夫でございます。
神野委員長を初め委員の皆様方にご指導いただきながら、選挙管理委員会の事務の公正、公平な執行に全力を尽くしてまいります。よろしくお願い申し上げます。
続きまして、当委員会との連絡に当たります幹部職員をご紹介させていただきます。
担当部長で総務課長事務取扱の米博義でございます。
よろしくお願い申し上げます。
〔理事者あいさつ〕
○神野委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。
○神野委員長 これより決算の審査を行います。
平成二十二年度東京都一般会計決算中、選挙管理委員会事務局所管分を議題といたします。
本件について理事者の説明を求めます。
○影山選挙管理委員会事務局長 選挙管理委員会事務局所管の平成二十二年度決算をご審議いただくに当たりまして、当局の事務事業及び決算の概要をご説明申し上げます。
お手元の平成二十二年度決算概要をお開き願いたいと思います。
まず初めに、1の事業概要でございます。
まず、公職選挙法等に基づく事務といたしまして、都議会議員選挙を初めとする各種選挙の管理執行や選挙の啓発がございます。
次に、政治資金規正法に基づく事務といたしまして、政治団体の設立届等の受理、政治団体の収支報告書の受理及び要旨の公表がございます。
さらに、区市町村選挙管理委員会等に対する選挙についての助言や支援などを行っております。
次に、2の決算の総括でございます。
歳入につきましては、特定財源の分を計上しておりますけれども、予算現額五十五億五千二十九万余円に対し、収入済額四十億八百五十八万余円で、収入率は七二・二%でございます。
歳出につきましては、予算現額八十一億三千五百八十七万余円に対し、支出済額は六十一億九千二百四十八万余円で、執行率は七六・一%でございます。
次に、3の財務諸表の総括でございますが、後ほど決算参考書によりご説明申し上げますので、省略させていただきます。
最後に、4の平成二十二年度に実施した主な事業でございます。
平成二十二年七月十一日に行われた参議院議員選挙の執行のため、三十九億九千十四万余円を支出いたしました。また、平成二十三年四月十日に行われた都知事選挙の平成二十二年度分として、十八億六千七百五十五万余円を支出いたしました。
以上、平成二十二年度決算の概要についてご説明申し上げました。
続きまして、決算の詳細についてご説明申し上げます。
お手元の二十二年度東京都一般会計決算説明書の一ページをお開き願いたいと思います。決算の総括でございます。先ほどご説明申し上げました歳入歳出決算額の総計を記載しております。
その裏の二ページをごらんください。歳入及び歳出の科目別内訳について記載しております。
それでは、歳入について説明を申し上げます。
三ページをお開き願います。使用料及び手数料でございます。
収入済額は九十七万余円で、これは東京都情報公開条例及び東京都選挙管理委員会関係手数料条例による手数料でございます。
その裏の四ページをお開き願います。国庫支出金でございます。
収入済額は四十億六百九十二万余円、収入率は七二・二%でございます。これは、政党助成事務、在外選挙人名簿登録事務及び参議院議員選挙の執行に対する国からの交付金でございます。
五ページをごらんいただきたいと思います。諸収入でございます。
収入済額は六十八万余円でございます。これは、雇用保険料の納付金や、次の六ページにございます古紙の売却による収入でございます。
続きまして、歳出についてご説明申し上げます。
七ページをお開き願いたいと思います。委員会費でございます。
支出済額は二千二百十七万余円、執行率は九七・三%でございます。これは、委員に対する報酬など、選挙管理委員会の運営に要した経費でございます。
その裏、八ページをお開き願いたいと思います。管理費でございます。
支出済額は三億一千二百六十一万余円、執行率は八六・五%でございます。これは、職員費や選挙に関する相談、助言、政党・政治団体事務など経常的な事務に要した経費でございます。
次に、九ページをごらんください。参議院議員選挙費でございます。
支出済額は三十九億九千十四万余円、執行率は七二・二%でございます。これは、平成二十二年七月十一日に執行した参議院議員選挙に要した経費でございます。
その裏の一〇ページをごらんください。都知事選挙費でございます。
支出済額は十八億六千七百五十五万余円、執行率は八四%でございます。これは、平成二十三年四月十日に執行した都知事選挙に要した経費のうち、二十二年度に執行した経費でございます。
引き続きまして、財務諸表について申し上げます。
お手元の平成二十二年度東京都決算参考書財務諸表の四ページをお開き願いたいと思います。財務諸表の概要でございます。
まず、1の貸借対照表でございますが、当局には資産がないため、資産の部合計には金額の計上がございません。
また、負債の部合計は、退職給与引当金により二億六百九十九万余円で、前年度との増減額は一千九百七十二万余円の減でございます。
これにより、正味財産の部合計はマイナス二億六百九十九万余円で、前年度との増減額は千九百七十二万余円の増でございます。
次に、2の行政コスト計算書でございますが、行政収入は、国庫支出金などにより四十億八百五十八万余円、行政費用は、参議院議員選挙、都知事選挙などにより六十二億二千五百五十二万余円でございます。
これらにより、当期収支差額はマイナス二十二億一千六百九十三万余円で、前年度との増減額は二十二億七千八百二十一万余円の増でございます。
最後に、キャッシュ・フロー計算書でございますが、当局は行政サービス活動収支差額のみ計上しておりますので、行政サービス活動収支差額及び収支差額合計は、いずれもマイナス二十一億八千三百八十九万余円で、前年度との増減額は二十三億一千四百八十六万余円の増でございます。
以上、平成二十二年度の決算の詳細についてご説明申し上げました。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○神野委員長 説明は終わりました。
この際、資料要求のある方は発言を願います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○神野委員長 それでは、資料要求はなしと確認をさせていただきます。
以上で選挙管理委員会事務局関係を終わります。
○神野委員長 これより人事委員会事務局関係に入ります。
初めに、人事委員会事務局長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。
○多羅尾人事委員会事務局長 人事委員会事務局長の多羅尾光睦でございます。
神野委員長を初め委員の皆様方のご指導を賜りながら、当局の事務事業を適切に執行してまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
続きまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
任用公平部長の大村雅一でございます。試験部長の鈴木隆夫でございます。審査担当部長の小澤達郎でございます。当分科会との連絡に当たらせていただきます総務課長の米今俊信でございます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
〔理事者あいさつ〕
○神野委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。
○神野委員長 これより決算の審査を行います。
平成二十二年度東京都一般会計決算中、人事委員会事務局所管分を議題といたします。
本件について理事者の説明を求めます。
○多羅尾人事委員会事務局長 それでは、人事委員会事務局所管事業にかかわります平成二十二年度決算の審議をお願いするに当たりまして、当局の事務事業及び決算の概要につきましてご説明申し上げます。
お手元の平成二十二年度決算概要をお開きいただきたいと存じます。
人事委員会は、地方公務員法に基づき、条例によって設置されたところの、任命権者から独立した専門的な人事行政機関でございまして、都議会のご同意をいただいて、知事が任命する三名の委員による合議制の執行機関であり、現在、行政経験者、経済界出身者及び法曹界出身者の委員により構成されております。
当委員会事務局が所管する事業といたしましては、一ページの1、事業概要にありますように、大きく五つございます。
第一は、人事委員会の運営等でございます。
第二は、労働基準監督機関としての事務でございまして、都立高校や都税事務所などのいわゆる非現業の事業場の勤務条件や職場環境などを調査監督するものでございます。
第三は、いわゆる人事委員会勧告でございまして、都の人事制度や職員の給与、勤務時間といった勤務条件の調査研究を行い、給与に関する勧告等を行うものでございます。
第四は、公平審査機能といわれるものでございまして、一つは職員の勤務条件に関する措置要求を審査し判定すること、もう一つは職員に対する不利益処分についての不服申し立てを審査し、裁決することでございます。
第五は、毎年春から秋にかけて実施しております職員の採用試験や管理職選考などの昇任選考の実施でございます。
これらの事務事業の実施に伴います平成二十二年度決算を総括いたしますと、2に記載してございますとおり、歳入につきましては、大変少額でございますが、予算現額一千円に対しまして、収入済額二千余円でございまして、差引収入増は一千余円でございます。
歳出につきましては、予算現額八億五千百十五万余円に対しまして、支出済額七億九千五百六十九万余円でございまして、不用額は五千五百四十六万余円となっております。執行率は九三・五%でございます。
次に、3の財務諸表の総括につきましては、後ほど決算参考書によりご説明申し上げますので、省略させていただきます。
以上が人事委員会事務局の平成二十二年度決算の概要でございます。
なお、詳細につきましては任用公平部長からご説明申し上げます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○大村任用公平部長 引き続きまして、お手元にお配りしてございます平成二十二年度東京都一般会計決算説明書により、決算の詳細につきましてご説明申し上げます。
決算の総括につきましては、ただいま局長よりご説明申し上げたとおりでございますので、省略させていただき、各款ごとの内容をご説明申し上げます。
恐れ入りますが、三ページをお開きいただきたいと存じます。初めに、歳入でございます。
まず、使用料及び手数料でございますが、これは、事務手数料条例に基づく証明手数料に係る手数料収入でございまして、四百余円を収入しております。
続きまして、四ページをお開きいただきたいと存じます。諸収入でございますが、これは、臨時職員の雇用保険料納付金等に係る収入でございまして、二千余円を収入しております。
次に、歳出でございます。恐れ入りますが、五ページをごらんいただきたいと存じます。
当局の歳出の支出済額計は、表の科目欄にお示ししております人事委員会費で、支出済額七億九千五百六十九万余円、執行率九三・五%でございます。
内訳でございますが、まず委員会費は、支出済額一千五十万余円、執行率六〇・七%でございます。これは、執行概要説明の欄にお示ししておりますように、人事委員会の委員に対する報酬及び委員会事務に要した経費でございます。
六ページをお開きいただきたいと存じます。管理費でございます。
支出済額七億八千五百十八万余円、執行率九四・二%でございます。これは、執行概要説明の欄にお示ししておりますように、職員費、任用及び給与制度に関する調査研究並びに各種試験の実施等に要した経費でございます。
これら支出の内訳でございますが、まず(1)、一般庶務事務は、職員の給料、諸手当等に係る職員費と、庶務事務など事務局の管理事務に要した経費で、支出済額五億九千九百十二万余円、執行率九八・六%でございます。
(2)、労働基準監督機関としての事務は、非現業職員にかかわる労働基準監督機関としての事務の実施に要した経費で、支出済額百十七万余円、執行率六三・五%でございます。
(3)、任用及び給与制度の調査研究等に関する事務は、給与勧告等の基礎資料となる職員及び民間従業員の給与に係る調査等に要した経費で、支出済額二千二百八十五万余円、執行率七八・五%でございます。
(4)、公平審査等の実施に関する事務は、職員の勤務条件に関する措置要求の審査や不利益処分についての不服申し立ての審査に要した経費で、支出済額六百五十六万余円、執行率七六・〇%でございます。
七ページをごらんいただきたいと存じます。(5)、職員の採用試験等の実施に関する事務は、職員の採用試験及び昇任選考に係る試験問題等の印刷経費、試験会場の借り上げ等に要した経費で、支出済額一億五千五百四十五万余円、執行率八三・二%でございます。
最後に、不用額説明でございますが、試験実施の実績による残など、計四千八百六十六万余円を不用額として計上いたしております。
引き続き、お手元の平成二十二年度東京都決算参考書に従いまして、財務諸表の概要についてご説明申し上げます。
三ページは財務諸表の総括となっておりますが、その詳細な内容につきましては、次のページに記載しておりますので、恐れ入りますが、四ページをお開きいただきたいと存じます。1、貸借対照表でございます。
資産の部につきましては、当局は資産を保有しておりませんので計上はございません。
次に、負債の部合計でございますが、五億二千九百九十一万余円で、前年度比四千百四十三万余円の減少となっております。これは、退職給与引当金の計上によるものでございます。
したがいまして、正味財産の部合計でございますが、マイナス五億二千九百九十一万余円で、前年度比四千百四十三万余円の増となっております。
2、行政コスト計算書でございます。
まず、行政収入は二千余円、行政費用は八億六百四十八万余円でございます。これらを合わせた当期収支差額は、マイナス八億六百四十八万余円でございまして、前年度比九千七百六十四万余円の増でございます。
3、キャッシュ・フロー計算書でございます。
行政サービス活動収支差額はマイナス七億九千五百六十八万余円でございます。収支差額合計は、同じくマイナス七億九千五百六十八万余円でございまして、前年度比二千二百二十九万余円の増でございます。
以上をもちまして平成二十二年度の決算の詳細についての説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○神野委員長 説明は終わりました。
この際、資料要求のある方は発言を願います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○神野委員長 それでは、資料要求はなしと確認をさせていただきます。
以上で人事委員会事務局関係を終わります。
○神野委員長 これより議会局関係に入ります。
初めに、議会局長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。
○三橋議会局長 議会局長の三橋昇でございます。
委員長を初め委員の皆様方には日ごろからご指導、ご鞭撻を賜り、まことにありがとうございます。私どもは、議会の事務局として、議会活動を補佐するため、これからも最大限努力してまいりますので、引き続きよろしくお願い申し上げます。
それでは、議会局の幹部職員をご紹介させていただきます。
管理部長の前田敏宣でございます。議事部長の鈴木省五でございます。調査部長の森山寛司でございます。本委員会との連絡調整に当たります経理課長の清水英彦でございます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
〔理事者あいさつ〕
○神野委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。
○神野委員長 これより決算の審査を行います。
平成二十二年度東京都一般会計決算中、議会局所管分を議題といたします。
本件について理事者の説明を求めます。
○三橋議会局長 平成二十二年度におきます議会局所管の決算の概要についてご説明を申し上げます。
議会局は、二元代表制のもと、都議会がその権能を最大限に発揮できるよう、事務局として議会の運営や活動を適切に補佐することが基本的な役割でございます。
それでは、お手元の平成二十二年度一般会計決算概要の一ページをお開き願います。1、議会活動でございます。
(1)の議会の開会状況等でございますが、本会議の開会日数は、四回の定例会を通算いたしまして十八日でございました。また、委員会につきましては、常任委員会、特別委員会及び議会運営委員会を合わせまして、二百四十回開催されました。
この間に審議された議案件数は、予算、条例、契約及び意見書など二百七十六件で、そのうち議員提出議案は十四件でございました。また、請願陳情の付託件数は千百三十九件となっております。
(2)のその他の議会活動といたしましては、友好都市交流事業といたしまして、東京都議会議長の招聘により、北京市人民代表大会友好代表団が六月に、ソウル特別市議会友好代表団が十月に都議会を訪問し、両都市との友好関係の発展に寄与したところでございます。
次に、2の決算総括でございます。
(1)の歳入についてでございますが、予算現額百七十六万余円に対し、収入済額は百六十五万余円でございました。
(2)の歳出につきましては、予算現額五十九億六千八百八十一万余円に対し、支出済額は五十四億五千九十五万余円で、執行率は九一・三%でございます。
二ページは財務諸表の総括となっております。この財務諸表を含めまして、決算の詳細につきましては、引き続き管理部長からご説明を申し上げます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○前田管理部長 それでは最初に、お手元のA4横の平成二十二年度東京都一般会計決算説明書によりまして、議会局所管の決算につきましてご説明申し上げます。
一ページ及び二ページの決算の総括につきましては、ただいま局長からご説明いたしましたとおりでございますので、省略させていただきます。
三ページをごらんいただきたいと存じます。まず、歳入でございます。
使用料及び手数料でございますが、予算現額四十九万六千円に対しまして、収入済額は六十九万余円となってございます。主なものは、本会議等の中継放送を行っております東京メトロポリタンテレビジョン株式会社からの建物使用料収入でございます。
次に、四ページをお開き願います。諸収入でございますが、予算現額百二十六万八千円に対しまして、収入済額は九十六万四千余円となっております。主なものは、雇用保険料納付金を収入したものでございます。
続きまして、五ページから六ページにかけましては歳出でございます。
歳出予算は、議会活動に係ります議会運営費と、管理運営に係ります事務局費の二つに区分されてございます。
まず、五ページの議会運営費でございますが、予算現額三十五億七百二十五万五千円に対しまして、支出済額は三十二億五千四百三十九万余円で、執行率は九二・八%となってございます。
支出内訳は、下段の枠の中ほどにお示ししてありますとおり、1の議員の報酬及び共済費、2の費用弁償、3の議長交際費、4の報償費、5の政務調査費等でございます。
不用額は、一番下の3でございますが、議員欠員等によります執行残でございまして、合計二億五千二百八十六万余円となってございます。
六ページをお開き願います。事務局費でございます。
予算現額二十四億六千百五十六万円に対しまして、支出済額は二十一億九千六百五十六万余円、執行率は八九・二%となってございます。
支出内訳は、下段の枠の中ほどにお示ししてありますとおり、1の職員費、2の都議会広報等でございます。
事務局費の不用額は、一番下の3でございますが、落札差金や職員費等の実績による執行残で、二億六千四百九十九万余円でございます。
以上が一般会計決算説明書のご説明でございます。
続きまして、財務諸表につきましてご説明申し上げます。お手元にお配りしております平成二十二年度東京都決算参考書財務諸表、これの二ページをお開きください。財務諸表の概要でございます。
まず、1の貸借対照表についてでございますが、中ほどの資産の部合計は九十三億八千二百三十三万余円でございまして、前年比二億六千二百七十九万余円の減となってございます。
その下の負債の部合計につきましては、十二億一千七百十三万余円でございまして、前年比七千六十六万余円の減となってございます。
先ほどの資産の部合計からこの負債の部合計を差し引いた正味財産の部合計は、八十一億六千五百十九万余円でございまして、前年比一億九千二百十二万余円の減となってございます。
次に、2の行政コスト計算書でございます。
行政収入は百六十五万余円、行政費用は五十七億七千七百五万余円、特別費用は五十四万余円でございます。中ほどの当期収支差額はマイナス五十七億七千五百九十四万余円でございまして、前年比で一億九千八百二十三万余円、マイナス額が減少してございます。
次に、3のキャッシュ・フロー計算書でございます。
上から三行目の行政サービス活動収支差額は、マイナス五十四億四千九百三十万余円となってございます。中ほどの収支差額合計につきましても、マイナス五十四億四千九百三十万余円でございまして、前年比で三千百二十九万余円、マイナス額が減少してございます。
なお、三ページ以降に、財務諸表の詳細をお示ししてございます。
以上をもちまして議会局が所管してございます平成二十二年度歳入歳出決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○神野委員長 説明は終わりました。
この際、資料要求のある方は発言を願います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○神野委員長 それでは、資料要求はなしと確認をさせていただきます。
以上で議会局関係を終わります。
これをもちまして本日の分科会を閉会いたします。
午後二時五十七分散会
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