平成二十二年度各会計決算特別委員会第三分科会速記録第一号

平成二十三年十月十二日(水曜日)
第九委員会室
   午後一時二十一分開議
 出席委員 十名
委員長長橋 桂一君
副委員長三宅 正彦君
副委員長いのつめまさみ君
加藤 雅之君
桜井 浩之君
畔上三和子君
高木 けい君
田の上いくこ君
松下 玲子君
今村 るか君

 欠席委員 なし

 出席説明員
中央卸売市場市場長中西  充君
管理部長塩見 清仁君
事業部長横山  宏君
新市場整備部長宮良  眞君
市場政策担当部長江藤  巧君
移転支援担当部長森本 博行君
新市場事業計画担当部長野口 毅水君
新市場事業推進担当部長志村 昌孝君
基盤整備担当部長加藤 直宣君
施設整備担当部長久保田浩二君
建設局東京都技監建設局長兼務村尾 公一君
次長野口 宏幸君
道路監横溝 良一君
総務部長東  了一君
用地部長四方 敏彦君
道路管理部長浅川 英夫君
道路建設部長吉原 一彦君
三環状道路整備推進部長戸谷 有一君
公園緑地部長上杉 俊和君
河川部長飯塚 政憲君
企画担当部長西倉 鉄也君
総合調整担当部長今村 保雄君
道路保全担当部長鈴木 昭利君
道路計画担当部長野崎 誠貴君
公園管理担当部長滝澤  達君
緑化推進担当部長町田  誠君
環境局局長大野 輝之君
環境政策部長紺野 秀之君
環境政策担当部長吉村 憲彦君
都市エネルギー推進担当部長坂巻政一郎君
都市地球環境部長和賀井克夫君
環境都市づくり担当部長山本  明君
環境改善部長中村  豊君
環境改善技術担当部長島田 光正君
自動車公害対策部長高橋 英次君
緑施策推進担当部長谷上  裕君
廃棄物対策部長木村 尊彦君
調整担当部長スーパーエコタウン担当部長兼務谷川 哲男君

本日の会議に付した事件
平成二十二年度東京都各会計歳入歳出決算の認定について
中央卸売市場関係
・平成二十二年度東京都と場会計決算(説明)
建設局関係
・平成二十二年度東京都一般会計決算(説明)
環境局関係
・平成二十二年度東京都一般会計決算(説明)

○長橋委員長 ただいまから平成二十二年度各会計決算特別委員会第三分科会を開会いたします。
 このたび第三分科会委員長に選任いただきました長橋桂一でございます。
 最初の分科会ですので、一言ごあいさつをさせていただきます。
 本日から約三週間、合計六回にわたり、本分科会に分担されております決算を審査してまいります。副委員長を初め委員の皆様のご協力をいただきながら、分科会の円滑な運営に努めてまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 初めに、本分科会の議席について申し上げます。
 議席は、先ほどの打合会で、ただいまご着席のとおりとすることを申し合わせましたので、ご了承願います。
 なお、分科会の喫煙につきましては、先ほどの打合会で禁煙とすることを申し合わせましたので、よろしくお願いいたします。
 次に、本分科会の日程につきましては、九月二十九日の委員会で決定されました審査日程に従いまして平成二十二年度決算の審査を進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
 次に、本分科会の担当書記を紹介いたします。
 議事課の担当書記は小関哲朗君です。平野光城君です。
 議案法制課の担当書記は岡田良子さんです。どうぞよろしくお願いいたします。
   〔書記あいさつ〕

○長橋委員長 本日、お手元配布の会議日程のとおり、中央卸売市場、建設局及び環境局関係の決算の審査を行います。
 なお、本日は説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は後日の分科会で行います。ご了承願います。
 これより中央卸売市場関係に入ります。
 初めに、中央卸売市場長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。

○中西中央卸売市場長 中央卸売市場長の中西充でございます。
 長橋委員長を初め委員の皆様方には、日ごろから中央卸売市場所管の事務事業につきまして、ご指導、ご鞭撻を賜り、厚く御礼申し上げます。
 今後とも、当局の事業運営に全力で取り組んでまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 続きまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 管理部長の塩見清仁でございます。事業部長の横山宏でございます。新市場整備部長の宮良眞でございます。市場政策担当部長の江藤巧でございます。移転支援担当部長の森本博行でございます。新市場事業計画担当部長の野口毅水でございます。新市場事業推進担当部長の志村昌孝でございます。基盤整備担当部長の加藤直宣でございます。施設整備担当部長の久保田浩二でございます。当委員会との連絡に当たります担当部長で総務課長事務取扱の飯田一哉でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者あいさつ〕

○長橋委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○長橋委員長 これより決算の審査を行います。
 平成二十二年度東京都と場会計決算を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○中西中央卸売市場長 平成二十二年度東京都と場会計決算の概要についてご説明申し上げます。
 お手元に配布してございます決算概要をごらんいただきたいと存じます。
 一ページをお開き願います。
 東京都立芝浦と場は、食用に供する獣畜を衛生的にと畜解体処理し、都民に食肉を安定的に供給する役割を担っております。
 1の事業概要にございますように、事業は二つに区分されます。
 まず、(1)のと場の管理運営に関することでございます。牛などの大動物及び豚などの小動物を衛生的な生産ラインでと畜解体し、新鮮な枝肉を供給するとともに、と畜解体作業に必要な施設の維持管理等を行っております。
 (2)のと場の施設整備に関することでございますが、と畜解体業務を円滑に行うために必要な施設整備を実施しております。
 次に、2の決算の総括でございますが、歳入は、予算現額の六十四億一千四百万円に対しまして、収入済額は五十五億九千百万円で、予算現額に対する収入率は八七・二%でございます。
 歳出は、予算現額の六十四億一千四百万円に対しまして、支出済額は五十五億九千百万円で、予算現額に対する執行率は八七・二%でございます。
 次に、3の財務諸表の総括及び決算の詳細につきましては、別途管理部長から説明させていただきます。
 次に、4の平成二十二年度に実施した主な事業についてご説明申し上げます。
 まず、(1)のと畜解体事業でございますが、処理実績は、大動物が九万四千七百六十六頭、小動物が十七万四千四百四十頭、合計いたしまして二十六万九千二百六頭となっております。
 次に、(2)のと場施設整備でございますが、二十二年度は主に大動物棟の昇降機設備改修工事や小動物棟係留所の施設改修工事を実施いたしました。
 以上、平成二十二年度東京都と場会計決算の概要についてご説明申し上げました。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○塩見管理部長 平成二十二年度東京都と場会計決算の内容につきまして、お手元にお配りしてございます東京都と場会計決算説明書によりご説明申し上げます。ページは表の下部に記載してございます。
 一ページから三ページまでは、ただいま市場長から決算概要としてご説明申し上げましたので、私からは、四ページ以降の決算の内容についてご説明させていただきます。
 四ページをお開き願います。
 まず、歳入でございますが、使用料及び手数料につきましては、予算現額十六億一千四百二十八万余円に対しまして、収入済額は十三億五千六百三十六万余円で、収入率は八四・〇%となっております。このうち、と畜使用料は、牛などの大動物及び豚などの小動物のと畜解体事業に係る使用料で、収入済額は十三億五千六百二十万余円でございます。
 五ページをごらん願います。
 と場手数料は、下の収入内訳の表に記載した検案書などの手数料で、収入済額は十五万余円でございます。
 六ページをお開き願います。
 繰入金ですが、と場事業に対します一般会計からの繰入金でございまして、予算現額四十五億二千百万円に対しまして、収入済額四十億一千五百八十万余円で、収入率は八八・八%となっております。
 七ページをごらん願います。諸収入でございます。
 収入済額は五千六百三十八万余円で、収入の内訳はすぐ下の段の都預金利子、物品売り払い代金及び次の八ページ上段に記載してあります雑入となっております。
 八ページ下段の都債ですが、これは施設整備費に対するもので、予算現額二億二千五百万円に対して、収入済額は一億六千百万円、収入率は七一・六%となっております。
 九ページをごらん願います。
 上段の繰越金ですが、収入済額はございません。下段の国庫支出金ですが、これは運営費に対する国からの補助金で、収入済額は百七十三万余円でございます。
 以上で歳入の説明を終わらせていただきます。
 続きまして、歳出に移らせていただきます。
 一〇ページをお開き願います。
 と場事業費は、予算現額六十四億一千四百万円に対して、支出済額は五十五億九千百二十八万余円で、執行率は八七・二%となっております。
 内訳といたしまして、まず管理費でございますが、これはと場事業の管理運営に要した職員費で、予算現額二十三億二百十六万余円に対して、支出済額二十一億二千五百六十一万余円で、執行率は九二・三%となっております。
 一一ページをごらん願います。運営費でございます。
 これはと場施設の施設管理及びと畜解体作業に要した経費でございまして、予算現額二十五億八千三百九十万余円に対して、支出済額二十億三千九百九十六万余円で、執行率は七八・九%となっております。
 経費の内訳につきましては、このページから一三ページにかけて記載しておりますので、ごらんいただきたいと存じます。
 一四ページをお開き願います。施設整備費でございます。
 これはと場施設の整備に要した経費でございまして、予算現額二億四千二百九万円に対しまして、支出済額一億六千六百五十五万余円で、執行率は六八・八%となっております。施設整備の経費内訳は表のとおりでございます。
 一五ページをごらん願います。公債費会計繰出金でございます。
 これはと場事業に係る都債の元金償還及び利子等の支払いに要した経費でございまして、予算現額十二億八千五百八十四万余円に対しまして、支出済額十二億五千九百十四万余円で、執行率は九七・九%となっております。
 東京都と場会計決算説明書については以上でございます。
 引き続きまして、お手元にお配りしてございます平成二十二年度東京都決算参考書財務諸表についてご説明申し上げます。ページは表の上部に記載しております。
 一ページをお開き願います。財務諸表の総括の(1)のと場会計でございます。
 財務諸表の概要を記載してございます。
 二ページをごらん願います。2の中央卸売市場財務諸表の概要でございます。
 ここでは、五ページから七ページにかけて記載してある貸借対照表、行政コスト計算書及びキャッシュ・フロー計算書について、その概要を記載してございます。
 1の貸借対照表の資産の部の合計ですが、百四十九億九千四百五十五万余円でございます。昨年度と比較しまして三億三千四百四十五万余円減少しております。
 負債の部の合計は九十五億一千百九十五万余円でございます。昨年度と比較いたしまして十一億九千百九十三万余円減少しております。
 正味財産の部の合計は五十四億八千二百六十万余円でございます。昨年度と比較いたしまして八億五千七百四十七万余円増加しております。
 次に、2の行政コスト計算書でございます。
 行政収入は十四億一千二百六十万余円、行政費用は四十六億九千三百九十八万余円でございます。金融収入は十四万余円、金融費用は一億三千九百三十九万余円でございます。特別収入は五百八十五万余円でございます。この結果、当期収支差額は、昨年度と比較いたしまして九千百二十万余円増加し、マイナス三十四億一千四百七十七万余円でございます。
 次に、3のキャッシュ・フロー計算書でございます。
 行政サービス活動収支差額はマイナス二十八億九千五十六万余円でございます。社会資本整備等投資活動収支差額はマイナス一億六千六百四十八万余円でございます。財務活動収支差額はマイナス九億五千八百七十四万余円でございます。これらを合わせた収支差額合計はマイナス四十億一千五百八十万余円でございます。昨年度と比較いたしまして、五千四百二十一万余円増加しております。
 八ページから一二ページにかけて、正味財産変動計算書、有形固定資産及び無形固定資産附属明細書、財務諸表に係る注記を記載してございますので、後ほどごらんいただきたいと存じます。
 以上をもちまして、平成二十二年度東京都と場会計の決算の説明を終わらせていただきます。ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。

○長橋委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○長橋委員長 それでは、資料要求はなしと確認をさせていただきます。
 以上で中央卸売市場関係を終わります。

○長橋委員長 これより建設局関係に入ります。
 初めに、東京都技監建設局長兼務から、あいさつ並びに幹部職員の紹介があります。

○村尾東京都技監 東京都技監の村尾公一でございます。建設局長を兼務いたします。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 長橋委員長を初め委員の皆様には、建設局事業につきまして日ごろからご理解とご支援を賜り、まことにありがとうございます。
 今後とも、適正かつ効率的な事業運営に努めてまいりますので、委員長初め委員の皆様のより一層のご指導を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
 それでは、お手元の名簿に従いまして、当局の幹部職員をご紹介させていただきます。
 次長の野口宏幸でございます。道路監の横溝良一でございます。総務部長の東了一でございます。用地部長の四方敏彦でございます。道路管理部長の浅川英夫でございます。道路建設部長の吉原一彦でございます。三環状道路整備推進部長の戸谷有一でございます。公園緑地部長の上杉俊和でございます。河川部長の飯塚政憲でございます。企画担当部長の西倉鉄也でございます。総合調整担当部長の今村保雄でございます。道路保全担当部長の鈴木昭利でございます。道路計画担当部長の野崎誠貴でございます。公園管理担当部長の滝澤達でございます。緑化推進担当部長の町田誠でございます。最後になりますが、当委員会との連絡を担当いたします総務課長の古屋留美でございます。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者あいさつ〕

○長橋委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○長橋委員長 これより決算の審査を行います。
 平成二十二年度東京都一般会計決算中、建設局所管分を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○村尾東京都技監 建設局の平成二十二年度決算につきましてご説明いたします。
 お手元に配布してございます平成二十二年度決算概要によりましてご説明いたします。
 表紙をお開きいただきまして、最初に決算の総括でございます。
 歳入、千四百二十六億四千七百四十九万余円、収入率は八四・八%、歳出、四千六十八億八千六百九十二万余円、執行率は七八・九%でございます。なお、翌年度への繰越額を含めた執行率は八四・五%でございます。
 次の財務諸表につきましては、後ほど総務部長からご説明いたします。
 引き続きまして、主要事業の概要をご説明いたします。
 まず、道路事業でございますが、道路の新設、拡幅につきましては、明治通りなど区部の環状、放射方向の道路や調布保谷線など多摩の南北方向の道路などを重点的に整備し、環状第三号線など約五・五キロが完成いたしました。
 また、三環状道路では、中央環状品川線につきまして、平成二十五年度の完成に向けシールドトンネルや換気所など工事を着実に進めるとともに、東京外かく環状道路につきましては、用地測量や用地取得を推進いたしました。
 既存の道路につきましては、歩道の整備、路面補修、道路緑化、無電柱化のほか、交差点すいすいプランを推進し、町田市の木曽交番前交差点で右折レーンが完成いたしました。
 また、橋梁の整備につきましては、多摩川中流部の是政橋などで整備を推進し、中央線陸橋など三橋が完成するとともに、既設橋梁の補修なども計画的に実施し、奥多摩町の峰谷橋におきまして、予防保全型管理による長寿命化対策が完了いたしました。
 鉄道の連続立体交差事業につきましては、JR中央線や京浜急行線などで事業を推進し、JR中央線につきましては、西国分寺駅から立川駅までの区間で高架化が完了し、五カ所の踏切を除却いたしました。
 次に、河川事業でございます。
 中小河川の改修事業につきましては、一時間五〇ミリの降雨に対処するため、神田川などで改修を進め、約一・九キロの護岸が完成いたしました。また、水害に対する安全性を早期に向上させるため、古川や白子川におきまして地下調節池のシールドトンネル工事を推進するとともに、妙正寺川鷺の宮調節池の本体工事に着手いたしました。
 高潮防御施設の整備につきましては、東部低地帯などで防潮堤や護岸の整備を進めるとともに、江東内部河川では耐震護岸の整備を推進し、隅田川ではスーパー堤防やテラス整備を実施いたしました。
 また、水門管理システムにつきましては、再構築が完了し、新たに水門管理センターを設置し、水門や排水機場などの一元的な管理を開始いたしました。
 次に、公園事業でございます。
 都立公園につきましては、井の頭恩賜公園などの用地取得や和田堀公園などの造成を行い、二十二公園で約三十・七ヘクタールを開園いたしました。
 既設の公園につきましては、防災公園として武蔵野中央公園などで施設整備を実施するとともに、上野恩賜公園の竹の台広場の再整備など、既存施設の改修のほか、文化財庭園の再生といたしまして、浜離宮恩賜庭園において松の茶屋を復元いたしました。
 動物園におきましては、施設整備を推進し、恩賜上野動物園では、平成二十三年度の公開に向けホッキョクグマ、アシカなどの展示施設の整備を進めました。
 また、霊園につきましては、青山霊園などで再生事業を推進いたしました。
 次に、生活再建対策でございます。公共事業の施行に伴う用地取得を円滑に進めるため、生活再建資金の貸し付けや代替地の提供などを実施いたしました。
 次に、情報基盤整備事業でございます。小笠原の情報基盤整備といたしまして、本土との情報格差の解消と円滑な通信、放送環境の実現のため、八丈島から小笠原村父島及び母島まで海底光ケーブルを敷設いたしました。
 最後に、東日本大震災への対応でございます。
 平成二十三年三月十一日の大震災発災後、直ちに局の災害対策本部を設置し、速やかに全水門を閉鎖し、津波や高潮に警戒するとともに、都内全域の道路、河川、公園の状況を把握し、大きな被害がないことを確認いたしました。また、帰宅困難者に対しまして、日比谷公会堂や新宿西口地下広場などを開放いたしました。
 さらにその五日後、職員を被災地に派遣し、各県の要望を把握するとともに、現地事務所の開設準備を行い、瑞江葬儀所で火葬協力など、被災地支援を実施いたしました。
 以上が平成二十二年度の決算概要でございます。詳細につきましては総務部長からご説明いたしますので、よろしくお願い申し上げます。

○東総務部長 引き続き、詳細につきましてご説明申し上げます。
 各委員のお手元には、ただいま東京都技監からご説明いたしました平成二十二年度決算概要のほかに、平成二十二年度一般会計歳入歳出主要事項決算説明資料、平成二十二年度一般会計歳入歳出決算説明書及び平成二十二年度東京都決算参考書財務諸表の三点の資料を配布してございます。
 まず、主要事項の決算について、薄い方の資料、一般会計歳入歳出主要事項決算説明資料によりましてご説明させていただきます。
 表紙をおめくりいただきますと、目次がございまして、その次の一ページをお開きください。歳入決算総括表でございます。
 歳入につきましては、区分欄のとおり、科目別に記載してございます。
 二ページをお開きください。歳出決算総括表でございます。
 同じく歳出を科目別に記載してございます。
 歳入の収入済額及び歳出の支出済額、それぞれの合計額につきましては、先ほど都技監からご説明申し上げたとおりでございます。
 続きまして、歳入の内容からご説明いたします。
 三ページをお開きください。左から四列目、B欄の収入済額や収入率などを中心にご説明いたします。初めに、分担金及び負担金でございます。
 収入済額は七十七億一千百四十七万余円、収入率は八三・五%でございます。
 交通安全施設費は、右側の説明欄に記載してございますように、電線共同溝整備事業に伴う工事負担金収入など。次の街路整備費は、連続立体交差事業に伴う地元区市からの負担金収入など。また、中小河川整備費は、河川整備事業に伴う橋梁かけかえ工事負担金収入などでございます。
 四ページをお開きください。使用料及び手数料でございます。
 収入済額は二百四十三億七千三百三十七万余円、収入率は九七・九%でございます。
 道路占用料と次の河川敷地占用は、道路法や河川法などに基づく占用料収入、次の公園及び付属施設は、東京都立公園条例などに基づく都立公園及び有料施設の使用料収入などでございます。
 五ページをお開きください。五ページと次の六ページは国庫支出金でございます。
 収入済額は一千四十五億八千三百七十二万余円、収入率は八四・五%でございます。
 街路整備事業、中小河川整備事業などに対する補助金や交付金を収入したものでございます。
 七ページをお開きください。財産収入でございます。
 収入済額は六億一千八百七十三万余円、収入率は三五・〇%でございます。
 代替地の賃貸料や売り払い代金、東京都道路公社清算に伴う残余財産などを収入したものでございます。
 八ページをお開きください。寄附金でございます。
 収入済額は十億円、収入率は一〇〇%でございます。
 交通安全施設整備事業に対する寄附金収入でございます。
 九ページをお開きください。繰入金でございます。
 収入済額は十三億五千二百八十八万余円、収入率は五九・〇%でございます。
 街路整備事業や道路補修事業に伴う開発者負担金や復旧工事負担金など、他会計からの繰入金収入でございます。
 一〇ページをお開きください。諸収入でございます。
 収入済額は三十億七百二十九万余円、収入率は五八・七%でございます。
 生活再建資金貸付金の元金及び利子収入、道路の復旧工事に伴う負担金収入、連立事業などにおける受託事業収入、宝くじ助成金収入などでございます。
 以上で歳入の説明を終わります。
 次に、歳出の内容についてご説明いたします。
 一一ページをお開きください。歳出につきましても左から四列目、B欄の支出済額や執行率などを中心にご説明いたします。まず、土木管理費でございます。
 支出済額は三百四億九千三百九十三万余円、執行率は九四・〇%、翌年度への繰越額を含めました執行率は九四・七%でございます。
 土木補助費は、市町村が施行する土木事業に対する都の補助金を支出したものでございます。生活再建資金貸付費と次の一二ページの代替地購入費は、公共事業の施行に伴い移転を余儀なくされた方々に対する貸付金や代替地の取得に要した経費でございます。また、情報通信施設費は、海底光ファイバーケーブル敷設による小笠原の情報基盤整備に要した経費でございます。
 十三ページをお開きください。道路橋梁費でございます。
 支出済額は二千七百四十八億四千八百三十四万余円、執行率は七四・六%、繰越額を含めますと八〇・五%でございます。
 道路補修費は、東京所沢線外二百七十カ所の路面補修などに要した経費、次の交通安全施設費は、約十八・六キロの道路の無電柱化や約三・四キロの歩道の整備、四十四カ所の交差点改良などに要した経費でございます。
 一四ページをお開きください。
 道路整備費は、淵上日野線外五十八カ所の道路の整備に要した経費、次の街路整備費は、環状第五の一号線外百三十九カ所の都市計画街路の整備に要した経費でございます。
 一五ページをお開きください。
 橋梁整備費は、橋梁の新設、かけかえや補修などに要した経費で、新設、かけかえのうち完成した橋は、中央線陸橋外二橋でございます。
 一六ページをお開きください。河川海岸費でございます。
 支出済額は四百八十六億二千五百六十六万余円、執行率は八〇・六%、繰越額を含めますと八九・六%でございます。
 中小河川整備費は、古川外二十五河川の改修に要した経費でございます。
 一七ページをお開きください。
 高潮防御施設費は、新中川外六河川の高潮防御施設、江東内部河川やスーパー堤防等の整備、東部低地帯の耐震対策などに要した経費でございます。
 一八ページをお開きください。公園霊園費でございます。
 支出済額は五百二十八億四千四百五十万余円、執行率は九七・五%、繰越額を含めますと九九・三%でございます。
 公園整備費は、井の頭恩賜公園外二十七公園の造成や用地取得、防災公園ネットワークの形成などに要した経費でございます。
 以上で主要事項の決算説明を終わらせていただきます。
 引き続きまして、財務諸表について、A4縦の資料、東京都決算参考書財務諸表によりましてご説明させていただきます。
 四ページをお開きください。貸借対照表、行政コスト計算書、キャッシュ・フロー計算書の概要を記載してございます。
 初めに、1、貸借対照表でございます。
 資産の部合計は十六兆五百二十七億三千二百十一万余円で、二十一年度に対して一千四百三十一億六千八百二十四万余円の増となりました。
 これは、主に用地取得や工事実施に伴う固定資産の増加によるものでございます。
 負債の部合計は二兆九千八百四十七億七千八百九十万余円で、二十一年度に対して四百四十二億七千二百三十九万余円の増となりました。
 正味財産の部合計は十三兆六百七十九億五千三百二十万余円で、二十一年度に対して九百八十八億九千五百八十五万余円の増となりました。
 次に、2、行政コスト計算書でございます。
 行政収入は七百二十六億一千百九十六万余円、行政費用は二千五百九億七千九百二十三万余円、金融費用は四百七十二億三千七百九十五万余円、特別収入は九億八千九百十三万余円、特別費用は百四億六千八百三十一万余円でございます。
 これらの収入及び費用を差し引きしました当期収支差額は二千三百五十億八千四百三十九万余円で、費用が収入を上回り、二十一年度に対して百億八千七十四万余円の増となりました。
 これは主に道路事業における行政費用の減によるものでございます。
 次に、3、キャッシュ・フロー計算書でございます。
 行政サービス活動の収支差額は一千四百九十九億四千九百十八万余円で、支出が収入を上回っています。社会資本整備等投資活動の収支差額は一千百四十二億九千二十四万余円で、支出が収入を上回っています。
 この二つの収支差額を合わせた収支差額合計は二千六百四十二億三千九百四十三万余円で、支出が収入を上回り、二十一年度に対して五百三十九億一千七百六十九万余円の増となりました。
 これは主に行政サービス活動及び社会資本整備等投資活動における投資的経費の減によるものでございます。
 一九ページをお開きください。財務諸表の概要の説明に続きまして、事業別情報につきましてご説明いたします。
 まず、道路事業でございます。
 道路事業は、道路、橋梁の維持管理及び整備を行う事業でございます。
 行政コスト計算書をごらんください。下から三段目の当期収支差額は一千六百四十億五千百二十八万余円で、費用が収入を上回り、平成二十一年度と比較すると百二十四億四百二十一万余円の増となりました。
 また、都民一人当たりの行政コストは、中央の表の最下段にございますように、一万五千三百七十六円でございます。
 貸借対照表をごらんください。資産の部合計は十三兆七千七百二十六億一千八百五十七万余円で、平成二十一年度と比較すると一千二百五十五億六千七百二十九万余円の増となりました。
 都民一人当たりの資産は百四万五千円でございます。
 二〇ページをお開きください。河川事業でございます。
 河川事業は、河川の維持管理及び整備を行う事業でございます。
 行政コスト計算書をごらんください。下から三段目の当期収支差額は四百十九億二千三百六十二万余円で、費用が収入を上回り、平成二十一年度と比較すると五十九億三千二百二十五万余円の増となりました。
 また、都民一人当たりの行政コストは、中央の表の最下段にございますように、四千百十三円でございます。
 次に、隣の二一ページをごらんください。公園事業でございます。
 公園事業は、公園、動物園、霊園及び葬儀所の維持管理及び整備を行う事業でございます。
 行政コスト計算書をごらんください。下から三段目の当期収支差額は二百十二億三千九百四十万余円で、費用が収入を上回り、平成二十一年度と比較すると六十二億九千四百二十万余円の減となりました。
 また、都民一人当たりの行政コストは、中央の表の最下段にございますように、二千二百八十五円でございます。
 貸借対照表をごらんください。資産の部合計は二兆二千三百六十五億四百十九万余円で、平成二十一年度と比較すると百九十一億七千六百二十四万余円の増となりました。
 都民一人当たりの資産は十七万円でございます。
 以上をもちまして、平成二十二年度決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○長橋委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。

○畔上委員 資料四項目お願いしたいと思います。
 一点目が、都内の骨格幹線道路の予算と決算の推移、五年分。それから二点目が、国の直轄事業の負担金の十年間の推移。三点目が、道路の補修費の予算決算の推移、十年分。四点目が、中小河川の整備状況を十年分。よろしくお願いいたします。

○長橋委員長 ほかにございますか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○長橋委員長 ただいま畔上委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○長橋委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、提出願います。
 以上で建設局関係を終わります。

○長橋委員長 これより環境局関係に入ります。
 初めに、環境局長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。

○大野環境局長 環境局長の大野輝之でございます。
 長橋委員長初め委員の皆様方には、平素から当局所管の事務事業につきまして特段のご指導を賜り、まことにありがとうございます。今後とも、事務事業の適正かつ効率的な執行に努めてまいりますので、委員の皆様方のご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
 それでは、お手元ご配布の環境局理事者名簿に従いまして、当局の幹部職員をご紹介させていただきます。
 環境政策部長の紺野秀之でございます。環境政策担当部長の吉村憲彦でございます。都市エネルギー推進担当部長の坂巻政一郎でございます。都市地球環境部長の和賀井克夫でございます。環境都市づくり担当部長の山本明でございます。環境改善部長の中村豊でございます。環境改善技術担当部長の島田光正でございます。自動車公害対策部長の高橋英次でございます。緑施策推進担当部長の谷上裕でございます。廃棄物対策部長の木村尊彦でございます。調整担当部長でスーパーエコタウン担当部長兼務の谷川哲男でございます。また、当委員会との連絡を担当いたします環境政策部総務課長の小沼博靖でございます。
 なお、環境局次長の藤原正久及び自然環境部長の高橋宏樹は、公務により本日の分科会を欠席させていただいております。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者あいさつ〕

○長橋委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○長橋委員長 これより決算の審査を行います。
 平成二十二年度東京都一般会計決算中、環境局所管分を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○大野環境局長 平成二十二年度の環境局所管の決算審査をお願いするに当たりまして、当局の事務事業と決算の概要につきましてご説明申し上げます。
 環境局は、全庁横断的な取り組みでございますカーボンマイナス東京十年プロジェクト、緑の東京十年プロジェクトの具体化を着実に推進するとともに、環境基本計画に基づき、都民、事業者の協力のもと、世界で最も環境負荷が少ない先進的な環境都市の実現を目指した取り組みを進めてきております。
 それでは、お手元にご配布させていただいています資料、平成二十二年度決算概要の表紙をおめくりいただきまして、一ページをごらんください。
 1の事業概要でございますが、当局所管の事務事業は、大別いたしますと次の四分野でございます。
 まず第一は、人類、生物の生存基盤の確保に関する事業でございます。第二は、健康で安全な生活環境の確保に関する事業でございます。第三は、より快適で質の高い都市環境の創出に関する事業でございます。第四は、横断的、総合的施策でございます。
 次に、中段の2、決算の総括をごらんください。
 歳入につきましては、予算現額二百五十億二千六百万円に対しまして、収入済額は二百十八億百万円、収入率は八七・一%となっております。
 次に、歳出でございますが、予算現額四百二十二億八千二百万円に対しまして、支出済額は三百六十九億五千九百万円、不用額は五十三億二千三百万円で、執行率は八七・四%となっております。
 なお、不用額には六百万円の翌年度繰越額が含まれております。
 次に、二ページをお開き願います。
 3の財務諸表の総括の内容につきましては、後ほど環境政策部長からご説明申し上げます。
 中段の4、平成二十二年度に実施した主な事業をごらんください。
 第一に、大規模事業所に対する温室効果ガスの排出総量削減義務と排出量取引制度の運用や中小規模事業所省エネ促進・クレジット創出プロジェクトなど地球温暖化対策の推進に九十一億二千百万円を支出いたしました。
 第二に、太陽エネルギーの飛躍的な利用拡大に向けました支援策など再生可能エネルギーの利用促進に四十六億三千二百万円を支出いたしました。
 第三に、大気汚染状況の常時監視など大気環境対策の推進や揮発性有機化合物(VOC)対策の推進など有害化学物質対策の推進に十億三千三百万円を支出いたしました。
 第四に、ディーゼル車対策の支援策や次世代自動車(EV・pHV)等の普及促進などの自動車からの温暖化対策に十億八千八百万円を支出いたしました。
 第五に、自然の保護と回復に関する施策の推進、保全緑地の公有化や校庭芝生化事業などの緑地保全策の推進、世界自然遺産登録推進事業などに五十三億五千五百万円を支出いたしました。
 第六に、廃棄物の規制、指導や廃棄物の埋立処分、海面処分場の建設整備に四十九億九百万円を支出いたしました。
 以上、雑駁でございますが、平成二十二年度決算の概要につきましてご説明申し上げました。
 詳細につきましては、環境政策部長からご説明申し上げます。よろしくご審議いただきますようお願い申し上げます。

○紺野環境政策部長 お手元には、ただいま局長からご説明申し上げました平成二十二年度決算概要のほかに、平成二十二年度一般会計歳入歳出決算説明書と平成二十二年度東京都決算参考書財務諸表の二点の資料をお配りしております。私からはこの二点の資料によりご説明申し上げます。
 まず、平成二十二年度一般会計歳入歳出決算説明書でございます。表紙を一枚おめくりいただきまして目次をごらんください。
 1の総括につきましては、ただいま局長からご説明申し上げましたので、私からは五ページ以降、歳入歳出の決算の内容についてご説明させていただきます。
 なお、金額につきましては、百万円未満を四捨五入して説明させていただきます。
 初めに、歳入でございます。
 五ページをお開き願います。
 まず、第七款、使用料及び手数料は、収入済額十二億三千五百万円、収入率七九・七%でございまして、東京都廃棄物条例に基づく手数料などを収入したものでございます。
 次に、八ページをお開き願います。
 第八款、国庫支出金は、収入済額一億九千八百万円、収入率九四・三%でございまして、小笠原公園整備等に対する国庫補助金などを収入したものでございます。
 次に、一〇ページをお開き願います。
 第九款、財産収入は、収入済額七千三百万円、収入率九一・〇%でございまして、普通財産の賃貸借契約に基づく賃貸料などを収入したものでございます。
 次に、一一ページをごらんください。
 第十款、寄附金は、収入済額一億五千六百万円、収入率七七・八%でございまして、緑の東京募金事業に係る寄附金を収入したものでございます。
 次に、一二ページをお開き願います。
 第十一款、繰入金は、収入済額百七十四億七千三百万円、収入率八七・七%でございまして、地球温暖化対策推進基金からの繰入金などを収入したものでございます。
 次に、一四ページをお開き願います。
 第十二款、諸収入は、収入済額二十六億六千七百万円、収入率八七・〇%でございます。その内容は二一ページにかけて記載しておりますが、主なものといたしましては、一六ページ、一般廃棄物埋立処分などの受託事業収入等を収入したものでございます。
 次に、歳出についてご説明申し上げます。
 二三ページをお開き願います。
 第六款、環境費でございまして、支出済額三百六十九億五千九百万円、執行率八七・四%でございます。
 環境費には、環境管理費、環境保全費、廃棄物費の三項がございます。
 まず、第一項、環境管理費でございまして、支出済額四十六億六千四百万円、執行率七八・五%でございます。このうち第一目、管理費は、支出済額十六億一千百万円、執行率九三・三%でございます。内容といたしましては、二五ページにかけて記載しておりますように、職員の人件費、局の一般管理経費などに要した経費でございます。
 次に、二六ページをお開き願います。
 第二目、環境政策費は、支出済額二十億八千五百万円、執行率六六・三%でございます。内容といたしましては、二七ページにかけて記載しておりますように、地球温暖化対策等推進のための区市町村の取り組みに対する補助などに要した経費でございます。
 次に、二八ページをお開き願います。
 第三目、環境科学費は、支出済額九億六千七百万円、執行率九〇・四%でございまして、環境施策に関する調査研究などに要した経費でございます。
 次に、二九ページをごらんください。
 第二項、環境保全費でございまして、支出済額二百六十二億九千万円、執行率八九・二%でございます。このうち第一目、管理費は、支出済額十九億八千五百万円、執行率九九・八%でございまして、環境保全対策に従事する職員の人件費でございます。
 次に、三〇ページをお開きください。
 第二目、都市地球環境費は、支出済額百三十七億七千四百万円、執行率九七・二%でございます。内容といたしましては、三二ページにかけて記載しておりますように、大規模事業所に対する温室効果ガスの排出総量削減義務と排出量取引制度の運用、中小規模事業所省エネ促進・クレジット創出プロジェクトなどの地球温暖化対策の推進や太陽エネルギーの飛躍的な利用拡大に向けた環境整備などの再生可能エネルギーの利用促進などに要した経費でございます。
 次に、三三ページをお開き願います。
 第三目、環境改善費は、支出済額十一億二千九百万円、執行率は七五・二%でございます。内容といたしましては、三六ページにかけて記載しておりますように、大気汚染状況の常時監視などの大気環境対策、揮発性有機化合物対策の推進などの有害化学物質対策などに要した経費でございます。
 次に、三七ページをお開き願います。
 第四目、自動車公害対策費は、支出済額十三億七千六百万円、執行率六四・一%でございます。内容といたしましては、三九ページにかけて記載しておりますように、ディーゼル車対策の支援策や次世代自動車等の普及促進などの自動車からの温暖化対策などに要した経費でございます。
 次に、四〇ページをお開き願います。
 第五目、自然環境費は、支出済額八十億二千七百万円、執行率八三・〇%でございます。内容といたしましては、四四ページにかけて記載しておりますように、緑の東京募金の運営などの自然の保護と回復に関する施策の推進、水質環境の監視などの水環境対策の推進、保全緑地の公有化や校庭芝生化事業などの緑地保全策の推進、自然公園の管理及び整備、世界自然遺産登録推進事業などに要した経費でございます。
 次に、四五ページをお開き願います。
 第三項、廃棄物費でございまして、支出済額六十億五百万円、執行率八七・六%でございます。このうち第一目、管理費は、支出済額九億四千百万円、執行率九五・一%でございまして、廃棄物対策の業務に係る人件費などに要した経費でございます。
 次に、四六ページをお開きください。
 第二目、廃棄物対策費は、支出済額四十七億七千八百万円、執行率八八・三%でございます。内容といたしましては、四八ページにかけて記載しておりますように、市町村が行う合併処理浄化槽の設置に対する補助や産業廃棄物処理業の許可、検査などの廃棄物の規制、指導、資源循環の推進、廃棄物の埋立処分などに要した経費でございます。
 次に、四九ページをお開き願います。
 第三目、施設整備費は、支出済額二億八千五百万円、執行率六二・六%でございまして、海面処分場の建設整備に要した経費でございます。
 続きまして、お手元のもう一つの資料、平成二十二年度東京都決算参考書財務諸表によりご説明申し上げます。
 二ページをお開き願います。
 まず、上段1の貸借対照表をごらんください。
 資産の部の合計は二千八百五十八億七千六百万円で、平成二十一年度と比較しますと百四十四億三千八百万円の減少となっております。
 負債の部の合計は五百二十九億八千万円で、平成二十一年度と比較しますと六十七億六千二百万円の減少となっております。
 正味財産の部の合計は二千三百二十八億九千六百万円で、平成二十一年度と比較しますと七十六億七千七百万円の減少となっております。
 次に、中段の2、行政コスト計算書をごらんください。
 行政収入は三十四億二千四百万円、行政費用は三百六十三億四千万円でございます。
 次に、下段の3、キャッシュ・フロー計算書をごらんください。
 行政サービス活動収支差額はマイナス三百七億八千九百万円、社会資本整備等投資活動収支差額は百五十六億三千百万円でございます。収支差額合計はマイナス百五十一億五千八百万円で、平成二十一年度と比較しますと百七十八億五千二百万円の減少となっております。
 次に、少しページが飛びますが、一三ページをお開き願います。事業別情報でございます。
 環境局におきましては、公害防止・温暖化対策事業外二件を事業別情報としており、このうち、公害防止・温暖化対策事業は、都内における自動車公害対策、環境改善及び地球温暖化対策等を行っている事業でございます。
 この事業の平成二十二年度の当期収支差額はマイナス百六十八億九千三百万円で、平成二十一年度と比較しますと七十八億七千二百万円の減少となっております。
 また、都民一人当たりの行政コストは千二百九十二円となっております。
 続きまして、一四ページにつきましては事業別情報の自然保護対策事業を、一五ページにつきましては廃棄物対策事業を記載しております。
 以上で平成二十二年度一般会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○長橋委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。

○畔上委員 四点お願いいたします。
 一点目は、都内の二酸化炭素の排出量の部門別推移、過去五年分。それから二番目が、緑地保全地域における公有化予算、決算額、面積及び管理予算の推移。三点目が、二酸化窒素及び浮遊粒子状物質の環境基準達成状況の推移、五年分。四点目が、二酸化窒素及び浮遊粒子状物質濃度の全国上位十局の推移。
 以上四点、よろしくお願いいたします。

○長橋委員長 ただいま畔上委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○長橋委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、提出願います。
 以上で環境局関係を終わります。
 これをもちまして本日の分科会を閉会いたします。
   午後二時十八分散会

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