委員長 | 興津 秀憲君 |
副委員長 | 鈴木 隆道君 |
副委員長 | 中村ひろし君 |
遠藤 守君 | |
きたしろ勝彦君 | |
淺野 克彦君 | |
松葉多美子君 | |
三宅 正彦君 | |
たぞえ民夫君 | |
馬場 裕子君 |
欠席委員 なし
出席説明員会計管理局 | 局長 | 新田 洋平君 |
管理部長 | 安藤 弘志君 | |
警察・消防出納部長 | 稲田 正純君 | |
会計制度担当部長 | 佐藤 敦君 | |
財務局 | 局長 | 安藤 立美君 |
経理部長 | 藤原 正久君 | |
契約調整担当部長 | 奥田 信之君 | |
主計部長 | 長谷川 明君 | |
調整担当部長 | 関 雅広君 | |
財産運用部長 | 松本 泰之君 | |
利活用調整担当部長 | 岩瀬 和春君 | |
建築保全部長 | 金子 敏夫君 | |
技術管理担当部長 | 末菅 辰雄君 | |
庁舎運営担当部長 | 藤森 教悦君 | |
収用委員会事務局 | 局長 | 藤井 芳弘君 |
青少年・治安対策本部 | 本部長 | 倉田 潤君 |
総合対策部長 | 産形 稔君 | |
青少年対策担当部長 | 浅川 英夫君 | |
治安対策担当部長 | 伊東みどり君 | |
総務局 | 局長 | 比留間英人君 |
危機管理監 | 加藤 英夫君 | |
理事 | 塚田 祐次君 | |
総務部長 | 醍醐 勇司君 | |
訟務担当部長 | 和久井孝太郎君 | |
行政改革推進部長 | 土渕 裕君 | |
情報システム部長 | 高橋 宏樹君 | |
首都大学支援部長 | 宮本 哲君 | |
人事部長 | 中嶋 正宏君 | |
労務担当部長 | 内藤 淳君 | |
主席監察員 | 清宮眞知子君 | |
行政部長 | 岸本 良一君 | |
多摩島しょ振興担当部長 | 高木 真一君 | |
区市町村制度担当部長 | 堤 雅史君 | |
事業調整担当部長 | 榎本 雅人君 | |
総合防災部長 | 中村 長年君 | |
企画調整担当部長 | 細渕 順一君 | |
統計部長 | 三田村みどり君 | |
人権部長 | 荒井 浩君 | |
監査事務局 | 局長 | 三橋 昇君 |
監査担当部長 | 並木 勝市君 | |
議会局 | 局長 | 白石弥生子君 |
管理部長 | 前田 敏宣君 | |
議事部長 | 鈴木 省五君 | |
調査部長 | 森山 寛司君 |
本日の会議に付した事件
平成二十一年度東京都各会計歳入歳出決算の認定について
会計管理局関係
・平成二十一年度東京都一般会計決算(説明)
財務局関係
・平成二十一年度東京都一般会計決算(説明)
・平成二十一年度東京都用地会計決算(説明)
・平成二十一年度東京都公債費会計決算(説明)
収用委員会事務局関係
・平成二十一年度東京都一般会計決算(説明)
青少年・治安対策本部関係
・平成二十一年度東京都一般会計決算(説明)
総務局関係
・平成二十一年度東京都一般会計決算(説明)
・平成二十一年度東京都特別区財政調整会計決算(説明)
・平成二十一年度東京都小笠原諸島生活再建資金会計決算(説明)
監査事務局関係
・平成二十一年度東京都一般会計決算(説明)
議会局関係
・平成二十一年度東京都一般会計決算(説明)
○興津委員長 ただいまより平成二十一年度各会計決算特別委員会第一分科会を開会いたします。
このたび、第一分科会委員長にご選任いただきました興津秀憲でございます。
最初の分科会ですので、一言ごあいさつをさせていただきます。
本日から約三週間、合計六回にわたりまして、本分科会に分担されております決算を審査してまいります。副委員長を初め委員の皆様のご協力いただきながら、分科会の円滑なる運営に努めてまいりたいと存じます。どうぞよろしくお願いいたします。
初めに、本分科会の議席について申し上げます。
議席は、先ほどの打合会で、ただいまご着席のとおりとすることを申し合わせました。ご了承願います。
なお、分科会での喫煙につきましては、先ほどの打合会において禁煙とすることで申し合わせいたしましたので、ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
次に、本分科会の日程につきましては、九月二十九日の委員会で決定されました審査日程に従いまして平成二十一年度決算の審査を進めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
次に、本分科会の担当書記を紹介いたします。
議事課の担当書記は、小笠原勝彦君です。大久保偉久真君です。
議案法制課の担当書記は、栗崎由美子さんです。
調査部の担当書記は、兒島京子さんです。
どうぞよろしくお願いいたします。
〔書記あいさつ〕
○興津委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、会計管理局、財務局、収用委員会事務局、青少年・治安対策本部、総務局、監査事務局及び議会局関係の決算の審査を行います。
なお、本日は説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は後日の分科会で行いますので、ご了承願います。
これより会計管理局関係に入ります。
決算の審査を行います。
平成二十一年度東京都一般会計決算中、会計管理局所管分を議題といたします。
本件について理事者の説明をいただきます。
○新田会計管理局長 会計管理局所管の平成二十一年度決算につきまして、所管事務及び決算の総括のご説明を申し上げます。
お手元配布の平成二十一年度決算概要をごらんください。
表紙をおめくりいただきまして、一ページの上段、1の事業概要についてでございます。
当局におきましては、次の四つの事務を所管しております。
第一は、会計管理者が知事から独立した権限により行う、一般会計、特別会計に属する現金、有価証券及び物品の出納保管、決算の調製などの会計事務でございます。
第二は、知事の補助機関として行う基金の運用管理、指定金融機関等に関する事務などでございます。
第三は、地方自治法上の法定受託事務として行う国の歳入、歳出に係る会計事務でございます。
第四は、準公営企業に関する会計事務でございます。
次に、一ページの下段、2の決算の総括についてでございます。
歳入につきましては、予算現額が百八十三億六千二百万円、収入済額は百三十億二百万円で、予算現額に対する収入率は七〇・八%となっております。
歳出につきましては、予算現額が百八十九億六千二百万円、支出済額は百五十一億八千七百万円で、執行率は八〇・一%でございます。
次に、二ページをごらんください。財務諸表の総括となっております。
詳細につきましては、管理部長からご説明申し上げます。
以上が会計管理局所管の平成二十一年度決算の概要でございます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○安藤管理部長 それでは、お手元配布の東京都一般会計決算説明書及び東京都決算参考書財務諸表によりご説明申し上げます。
最初に、東京都一般会計決算説明書をごらんいただきたいと思います。
この説明書の一ページから三ページに記載してございます決算の総括につきましては、ただいま局長からご説明いたしましたので、省略させていただきます。
恐縮ですが、四ページをお開きください。歳入でございます。このうち主な項目についてご説明申し上げます。
まず、五ページをごらんいただきたいと思います。財産収入でございます。
これは、当局において運用しておりますアジア人材育成基金外二十六基金の預金利子などを収入したものでございまして、収入済額は百二十六億八百万余円、収入率は八〇%でございます。
次の六ページから七ページは諸収入でございます。
内訳は、当局が保管しております歳計現金等から収入した都預金利子と雑入でございまして、法人二税の減少などによる歳計現金残高の減少及び預金金利の低下によりまして、収入済額は三億九千四百万余円、収入率は一五・一%となっております。
続きまして、八ページからが歳出でございます。
まず、総務費でございますが、全体で、支出済額は百五十一億八千三百万余円、執行率は八〇・二%となっております。
内訳の管理費でございますが、これは職員費、管理事務費のほか、用品及び財務会計システムに係る費用でございまして、支出済額は二十一億八千百万余円、執行率は八二・六%となっております。
次に、一〇ページをお開きいただきたいと存じます。公金取扱費でございます。
これは、都の公金を収納し、または支払いをした際に係る手数料でございまして、支出済額は三億九千四百万余円、執行率は七四・四%となっております。
次に、一一ページの積立金でございますが、これは、先ほどご説明いたしました基金の運用利子などをそれぞれの基金に積み立てるために支出したもので、支出済額は百二十六億六百万余円、執行率は八〇%でございます。
最後に、一二ページの公債費でございます。
これは、支払い資金に一時的な不足が生じた場合の借り入れに伴って支払う利子で、支出済額は三百万余円となっております。
続きまして、東京都決算参考書財務諸表についてご説明申し上げます。
一ページにつきましては財務諸表の総括となっておりますが、恐縮ですけれども、二ページをお開きいただきまして、2、財務諸表の概要によりまして、当局の特徴的事項についてご説明申し上げます。
まず、1の貸借対照表でございます。
資産の部は、当局が所管する資産でございますが、そのほとんどが投資その他の資産に記載されている一億円の用品調達基金でございます。
負債の部は、固定負債として記載してあります退職給与引当金のみで、十億二千四百万余円でございます。
当局は、局の性質上、大きな資産を保有する局ではございませんので、資産から負債を引いた正味財産の部の合計はマイナス九億二千四百万余円となってございます。
次に、2の行政コスト計算書でございます。
二十一年度一年間の当局事業による収入としては、行政収入に記載されている準公営企業会計から受け取る公金取扱負担金収入九百万余円と、金融収入に記載されている用品調達基金の利子収入百万余円がございます。
一方、費用でございますが、行政費用として物件費、人件費等二十六億三千七百万余円と、金融費用として一時借入金等利子の三百万余円がございます。これについても、当局には大きな事業収入がございませんので、当期収支差額はマイナス二十六億三千万余円となってございます。
最後に、3のキャッシュ・フロー計算書でございます。
当局事業のうち、キャッシュの動きとして大きなものは資金運用でございますが、行政サービス活動収入の百三十億二百万余円のほとんどが、歳計現金と基金の運用による利子収入となっております。
このうち基金を積み立てるための支出として、社会資本整備等投資活動支出において百二十六億六百万余円が計上されております。
このほか、物件費、人件費等の行政サービス活動支出二十五億八千万余円を差し引き、収支差額合計はマイナス二十一億八千四百万余円となっております。
なお、三ページ以降に財務諸表の詳細をお示ししてございます。後ほどごらんいただきたいと存じます。
以上をもちまして、会計管理局所管の平成二十一年度一般会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○興津委員長 説明は終わりました。
この際、資料要求のある方はご発言を願います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○興津委員長 それでは、資料要求はなしと確認させていただきます。
以上で会計管理局関係を終了いたします。
○興津委員長 ただいまより財務局関係に入ります。
初めに、財務局長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。
○安藤財務局長 財務局長の安藤立美でございます。
興津委員長を初め委員の皆様方には、財務局所管の事務事業につきまして、日ごろから特段のご理解を賜りまして、厚く御礼を申し上げます。
今後とも、ご指導、ご鞭撻をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
それでは、財務局の幹部職員を紹介申し上げます。
経理部長の藤原正久でございます。契約調整担当部長の奥田信之でございます。調整担当部長の関雅広でございます。主計部長の長谷川明でございます。財産運用部長の松本泰之でございます。利活用調整担当部長の岩瀬和春でございます。建築保全部長の金子敏夫でございます。技術管理担当部長の末菅辰雄でございます。庁舎運営担当部長の藤森教悦でございます。当委員会との連絡等に当たらせていただきます総務課長の中村倫治でございます。
以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
〔理事者あいさつ〕
○興津委員長 あいさつ並びに紹介は終了いたしました。
○興津委員長 これより決算の審査を行います。
平成二十一年度東京都一般会計決算中、財務局所管分、平成二十一年度東京都用地会計決算及び平成二十一年度東京都公債費会計決算を一括して議題といたします。
本件につきまして理事者の説明をいただきます。
○安藤財務局長 財務局の事業概要及び平成二十一年度決算の概要をご説明申し上げます。
お手元の平成二十一年度決算概要の一ページをお開き願います。
まず、番号1の事業概要でございますが、財務局が所管しております主な事業は、(1)から(8)に記載しておりますとおりでございます。
第一に、都の財政計画の策定及び予算の調製、配当、執行監督、第二に、工事や物品等の契約と検収、第三に、土地、建物等の公有財産の取得、管理、処分、第四に、本庁舎等の管理、第五に、建築物等の設計、施工、監督を行っております。そのほか、宝くじの発売、用地の先行取得、都債の発行と償還事務なども行っております。
次に、番号2の決算の総括についてご説明をいたします。
まず、(1)の一般会計でございますが、歳入は、予算現額一兆一千四百六十九億五千百万円に対しまして、収入済額は九千八百四十四億八千六百万円、比較増減額は千六百二十四億六千五百万円の収入減でございまして、収入率は八五・八%でございます。
収入の主なものは、都債、基金からの繰入金などでございます。
また、歳出は、予算現額九千九百五十三億七千四百万円に対しまして、支出済額は九千八百八十三億六千七百万円、不用額は七十億七百万円でございまして、執行率は九九・三%でございます。
支出の主なものは、都債の償還金、他会計への支出金などでございます。
次に、(2)の用地会計でございますが、この会計は、道路、河川、公園等の事業用地を先行取得するために設置しております会計でございます。
歳入は、予算現額五百八十五億八百万円に対しまして、収入済額は五百四十八億五千三百万円、比較増減額は三十六億五千五百万円の収入減でございまして、収入率は九三・八%でございます。
また、歳出は、予算現額五百八十五億八百万円に対しまして、支出済額は四百七十二億八千八百万円、翌年度繰越額は一億六千四百万円、不用額は百十億五千六百万円でございまして、執行率は八〇・八%でございます。
次に、二ページをお開きいただきまして、(3)の公債費会計でございます。
この会計は、一般会計ほかの公債費を一括経理するものでございまして、歳入、歳出ともに予算現額一兆九千五百七十億二百万円に対しまして、収入済額及び支出済額は同額の一兆九千四百十八億九千九百万円、収入率、執行率ともに九九・二%でございます。
以上、平成二十一年度財務局所管の決算につきまして概要をご説明申し上げました。
なお、決算の詳細及び財務諸表につきましては、経理部長からご説明を申し上げます。よろしくご審議のほどをお願いいたします。
○藤原経理部長 それでは、私から、平成二十一年度決算の詳細につきましてご説明申し上げます。
お手元には、ただいま局長よりご説明申し上げました平成二十一年度決算概要のほかに、会計ごとの決算説明書三冊と財務局の財務諸表をお配りしてございます。
最初に、一般会計決算についてご説明申し上げます。
東京都一般会計決算説明書をごらんいただきたいと存じます。
なお、各会計とも、決算の総括につきましては、ただいま局長よりご説明申し上げたとおりでございますので、省略させていただき、各款ごとの内容をご説明申し上げます。
恐れ入りますが、五ページをお開きいただきたいと存じます。
まず、歳入でございます。このページから六ページまでは、第四款、地方特例交付金でございます。
これは、国から地方特例交付金、減税補てん特別交付金として六百八十七億円余を収入したもので、収入率は九六・八%でございます。
次に、七ページをお開き願います。第五款、特別交付金でございます。
これは、交通安全対策特別交付金として四十一億三百万円余を収入したもので、収入率は九三・五%でございます。
次に、八ページをお開き願います。このページから一〇ページまでは、第七款、使用料及び手数料でございます。
収入済額は十三億九千三百万円余で、収入率は九五・四%でございます。これは、行政財産の使用料、証明書発行等の手数料を収入したものでございます。
次に、一一ページをお開き願います。このページから一二ページまでは、第八款、国庫支出金でございます。
これは、国からの経済対策に係る交付金や経済等調査費を収入したものでございまして、収入額は五百六十四億円余、収入率は一一〇%でございます。
次に、一三ページをお開き願います。このページから一六ページまでは、第九款、財産収入でございます。
収入済額は百二十二億一千三百万円余で、収入率は四六・二%でございます。これは、財務局が保有しております財産の賃貸料、未利用地の売り払い代金などを収入したものでございます。
次に、一七ページをお開き願います。第十款、寄附金でございます。
収入済額は二千万円余でございまして、一般寄附金を収入したものでございます。
次に、一八ページをお開き願います。このページから二三ページまでは、第十一款、繰入金でございます。
収入済額は二千八百二十三億六千七百万円余で、収入率は七九・八%でございます。これは、各会計や基金からの繰入金を収入したものでございます。
次に、二四ページをお開き願います。このページから三一ページまでは、第十二款、諸収入でございます。
収入済額は六百十八億八千二百万円余で、収入率は八八%でございます。これは、宝くじ益金などを収入したものでございます。
次に、三二ページをお開き願います。このページから四四ページまでは、第十三款、都債でございます。
収入済額は四千五百六十四億五千三百万円余で、収入率は八六・六%でございます。これは、総務債のほか、新規事業債を収入したものでございます。
次に、四五ページをお開き願います。第十四款、繰越金でございます。
これは、前年度からの繰越金として四百九億四千九百万円余を収入したもので、収入率は一〇〇%でございます。
以上、歳入額を合計いたしますと、四五ページ最下段に記載してございますように、収入済額は九千八百四十四億八千六百万円余で、収入率は八五・八%でございます。
引き続きまして、四七ページ以降の歳出につきましてご説明申し上げます。
まず、第二款、総務費でございます。
支出済額は百十三億五千六百万円余で、執行率は九〇・二%でございます。これは、財務局が所管しております事務事業のうち、経理事務、主計事務、建築保全事務などの経費を支出したものでございまして、支出の内訳は、このページから五二ページまでに記載したとおりでございます。
次に、五三ページをお開き願います。第十五款、公債費でございます。
支出済額は五千七百六十八億五千三百万円余で、執行率は九九・九%でございます。これは、一般会計における都債の発行及び償還に要する経費でございます。
次に、五四ページをお開き願います。このページから六一ページまでは、第十六款、諸支出金でございます。
支出済額は四千一億五千七百万円余で、執行率は九八・八%でございます。これは、財産運用事務の経費、基金積立金及び他会計への繰出金を支出したものでございます。
次に、六二ページをお開き願います。第十七款、予備費でございます。
平成二十一年度は、過誤納還付金などに四十五億円の充当を行っております。
以上、歳出額を合計いたしますと、六二ページ最下段に記載してありますように、支出済額は九千八百八十三億六千七百万円余で、執行率は九九・三%でございます。
以上が一般会計でございます。
引き続き、用地会計につきましてご説明を申し上げます。
お手元の東京都用地会計決算説明書をごらんいただきたいと存じます。
用地会計は、道路、河川、公園等の事業を円滑に推進するために、その用地の先行取得を行う会計でございます。
恐れ入りますが、四ページをお開き願います。まず、第一款、財産収入でございますが、収入済額は三百六億四千百万円余で、収入率は一〇三%でございます。これは、主に買収した用地の取得代金を、事業を実施する局から収入するものでございます。内訳は、このページから五ページまでに記載したとおりでございます。
次に、六ページをお開き願います。第二款、繰入金でございます。
収入済額は九十三億六千百万円余で、収入率は九六・五%でございます。これは、買収いたしました用地に係る都債償還費などを一般会計から収入したものでございます。
次に、七ページをごらん願います。このページから八ページまでは、第三款、諸収入でございます。
収入済額は五十八万円余で、収入率は四五・八%でございます。これは、歳計現金に係る預金利子などを収入したものでございます。
次に、九ページをお開き願います。第四款、都債でございます。
収入済額は四十八億九千六百万円余で、収入率は三七・四%でございます。これは、用地買収費の財源として起債いたしました公共用地先行取得債を収入したものでございます。
次に、一〇ページをお開き願います。第五款、繰越金でございます。
これは、前年度からの繰越金として九十九億五千二百万円余を収入したもので、収入率は一六六・九%でございます。
以上、歳入額の合計は、一〇ページ最下段に記載してございますように、収入済額は五百四十八億五千二百万円余でございまして、収入率は九三・八%でございます。
続きまして、歳出でございます。一一ページをごらんいただきたいと思います。
なお、用地費の歳出につきましては、中ほどにございます執行概要説明の支出内訳をごらんいただきたいと存じます。
まず、番号1の用地買収費でございます。
支出済額は、二十一年度用地買収費と二十年度繰越事業費を合わせまして七十二億八千八百万円余で、執行率は三九・九%でございます。これは、河川、公園等の事業用地を買収したものでございます。
次に、一三ページをお開き願います。番号2の繰出金でございます。
支出済額は三百九十九億五千三百万円余で、執行率は一〇〇%でございます。これは、用地買収費の財源である都債の償還費などでございます。
次に、その下段の番号3、事務費でございます。
支出済額は四千五百万円余で、執行率は一六・三%でございます。これは、事務用品費や測量経費などを支出したものでございます。
以上、歳出額を合計いたしますと、次の一四ページ最下段に記載してございますように、支出済額は四百七十二億八千八百万円余でございまして、執行率は八〇・八%でございます。
以上が用地会計でございます。
引き続き、公債費会計につきましてご説明申し上げます。
お手元の東京都公債費会計決算説明書をごらんいただきたいと存じます。
公債費会計は、各会計の公債費を明確に経理するために一括計上するものでございます。
恐れ入りますが、四ページをお開き願います。
まず、歳入でございます。
第一款、財産収入でございますが、収入済額は八十億五千五百万円余でございまして、収入率は九六・四%でございます。これは、減債基金の運用利子を収入したものでございます。
次に、五ページをごらん願います。このページから八ページまでは、第二款、繰入金でございます。
収入済額は一兆五千三百三十七億六千五百万円余でございまして、収入率は九九・一%でございます。これは、各会計から起債の償還金等を繰り入れるものでございます。
次に、九ページをお開き願います。第三款、諸収入でございます。
収入済額は五十七万円余で、収入率は八〇・二%でございます。これは、歳計現金に係る預金利子を収入したものでございます。
次に、一〇ページをお開き願います。第四款、都債でございます。
収入済額は四千億七千七百万円余でございまして、収入率は九九・九%でございます。これは、一般会計及び都営住宅等事業会計の借換債を収入したものでございます。
以上、歳入額を合計いたしますと、一〇ページ最下段に記載してございますように、収入済額は一兆九千四百十八億九千八百万円余でございまして、収入率は九九・二%でございます。
次に、一一ページをごらん願います。歳出でございます。
なお、歳出につきましては、科目欄の目の列をごらんいただきたいと存じます。
まず、第一目、元金償還金でございます。
支出済額は一兆三千二百六十億二千九百万円余でございまして、執行率は九九・七%でございます。
次に、一三ページをお開き願います。中ほどの第二目、利子償還金でございます。
支出済額は二千百二十八億五千七百万円余でございまして、執行率は九五・八%でございます。
次に、一五ページをお開き願います。第三目、減債基金積立金でございます。
支出済額は三千九百九十五億八千二百万円余でございまして、執行率は九九・五%でございます。
その下の第四目、発行及び償還手数料でございますが、支出済額は三十三億九千四百万円余でございまして、執行率は八八・六%でございます。
次に、一七ページをお開き願います。第五目、管理費でございます。
支出済額は三千四百万円余でございまして、執行率は二七・三%でございます。
以上、歳出額を合計いたしますと、一七ページ最下段に記載してございますように、支出済額は一兆九千四百十八億九千八百万円余でございまして、執行率は九九・二%でございます。
以上で公債費会計の説明を終わらせていただきます。
続きまして、財務局財務諸表についてご説明申し上げます。
恐れ入りますが、お手元の東京都決算参考書財務諸表の五ページをお開き願います。
財務局が所管いたします三会計合算の貸借対照表、行政コスト計算書及びキャッシュ・フロー計算書の概要をお示ししてございます。
まず、上段1の貸借対照表でございますが、平成二十一年度の資産の部合計は四兆七千六百八十四億三千九百万円余でございまして、対前年度比で五百八十二億二千九百万円余の減少となってございます。
次に、平成二十一年度の負債の部合計は一兆四百三十四億六千六百万円余でございまして、対前年度比で五百八億四千七百万円余の減少となってございます。
この結果、資産の部合計から負債の部合計を差し引いた正味財産の部合計は三兆七千二百四十九億七千二百万円余でございまして、対前年度比で七十三億八千二百万円余の減少となってございます。
続いて中段2の行政コスト計算書でございますが、平成二十一年度の行政収入は一千九百五十六億一千三百万円余、行政費用は二千三百七十七億二千二百万円余、金融収入は二百十三億四千三百万円余、金融費用は百七十八億八千三百万円余、特別収入は四十億二千六百万円余、特別費用は十一億九千万円余でございます。
これらの収入、支出の差引額である当期収支差額は三百五十八億一千二百万円余の費用超過でございまして、対前年度比で四百六十四億五千七百万円余の増加となってございます。
続いて、下段の3のキャッシュ・フロー計算書でございますが、平成二十一年度の行政サービス活動収支差額は一千三百六十億四千万円余の支出超過、社会資本整備等投資活動収支差額は九百六十三億三千八百万円余の収入超過、それから財務活動収支差額は七十五億一千六百万円余の支出超過でございます。
これらの収支差額を合算いたしますと収支差額合計は四百七十二億一千八百万円余の支出超過でございまして、対前年度比で八千四百二十四億四千百万円余の増加となってございます。
以上、まことに簡単でございますが、平成二十一年度財務局所管の各会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○興津委員長 説明は終了いたしました。
この際、資料要求のある方はご発言を願います。
○たぞえ委員 六点お願いします。
一つは、一般会計の性質別歳出の推移を十年間。
二つ目に、各種基金の年度別推移を五年分。
三つ目に、九億円以下一億円以上の契約件数を局別にお願いします。
四つ目に、九億円以上の契約での工事期間の一覧を五年間。
五つ目に、都庁舎のバリアフリー対策の取り組みについて。
六つ目に、五カ所の土地信託ビル入居の外郭団体及び都の機関の年間賃料の一覧。
以上、お願いいたします。
○興津委員長 そのほかございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○興津委員長 ただいまたぞえ委員より資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○興津委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出をお願いいたします。
以上で財務局関係を終了いたします。
○興津委員長 ただいまより収用委員会事務局関係に入ります。
初めに、収用委員会事務局長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。
○藤井収用委員会事務局長 収用委員会事務局長の藤井芳弘でございます。
興津委員長を初め委員の皆様方には、当局の事務事業につきまして平素よりご指導賜り、厚く御礼申し上げます。
私ども職員一同、職務の遂行に当たりましては、土地収用法等の定めるところに従いまして、公正な判断と迅速な処理とを基本として最善の努力をしてまいります。
今後とも、一層のご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
続きまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
当委員会との連絡に当たります担当部長で総務課長事務取扱の打田武彦でございます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
〔理事者あいさつ〕
○興津委員長 あいさつ並びに紹介は終了いたしました。
○興津委員長 これより決算の審査を行います。
平成二十一年度東京都一般会計決算中、収用委員会事務局所管分を議題といたします。
本件について理事者の説明をいただきます。
○藤井収用委員会事務局長 収用委員会事務局所管の決算をご審議いただくに当たりまして、お手元にお配りしてございます資料に基づきまして、その概要等についてご説明を申し上げます。
まず、平成二十一年度決算概要をごらんいただきたいと存じます。
恐れ入りますが、一ページの1、事業の概要をお開き願います。
(1)、収用委員会の組織でございますが、当委員会は、土地収用法に基づき設置されております行政委員会でございまして、法律、経済または行政の各分野における識見にすぐれた七名の委員で構成される合議制の機関でございます。
委員は、都議会の同意を得まして知事が任命するものでございますが、委員会は、知事から独立して職権を行使することとなっております。その事務を整理するために事務局が置かれてございます。
(2)、収用委員会の職務でございますが、道路や鉄道など公共の利益となる事業を実施する起業者と土地所有者等との間で、損失補償額などにつきまして合意が調わず、収用裁決の申請がなされた場合に、公共の利益と私有財産との調整を図りつつ、公正な立場に立って、収用する土地の区域や補償金額等について審理し、裁決や和解を行うものでございます。
恐れ入りますが、次に、二ページの2、決算の総括をごらんください。
まず、歳入につきまして、予算現額五千九百八十一万円に対しまして、収入済額は二千八百八十八万余円、収入率は四八・三%となってございます。
次に、歳出でございますが、予算現額四億三千二百二十四万余円に対しまして、支出済額三億九百二十五万余円、執行率は七一・五%となっております。
続きまして、3、財務諸表の総括ですが、後ほどご説明いたします東京都決算参考書財務諸表と重複いたしますので、ここでは省略させていただきます。
次に、三ページをお開き願います。4、平成二十一年度の収用委員会の活動状況をごらんいただきたいと思います。
平成二十一年度におきまして取り扱いました事件数でございますが、前年度から繰り越しの四十三件と新規申請の六十一件を合わせまして、百四件でございます。
これらの事件のうち、四十二件が平成二十一年度内に裁決や和解などで完結いたしまして、六十二件が平成二十二年度へ繰り越しとなっております。
なお、これらの事件処理に当たり、合議を行う委員会を開催いたしました日数は四十六日でございます。
また、東京都収用委員会は、現地調査や審理の権限を特定の委員に委任する指名委員制度を活用し、手続の合理化を図っておりますが、その活動日数は五十六日となっております。
以上で平成二十一年度決算の概要につきましての説明を終わらせていただきます。
続きまして、お手元にございます横長の平成二十一年度東京都一般会計決算説明書に従いまして、決算の詳細をご説明申し上げます。
一ページから三ページまでは決算の総括でございますので、先ほど決算概要でご説明させていただきました内容と同じでございます。
恐れ入りますが、五ページの決算の内訳をお開き願います。
まず、歳入についてご説明申し上げます。
使用料及び手数料は、予算現額七百三十三万円に対しまして、収入済額七百八十四万余円、収入率は一〇七・一%でございます。
その内訳は、主に裁決申請手数料でございます。
次に、六ページ、七ページをごらんいただきたいと思います。諸収入でございますが、予算現額五千二百四十八万円に対しまして、収入済額二千百四万余円、収入率は四〇・一%でございます。
内訳の主なものは、弁償金及び報償金でございます。これは、収用委員会が土地等の鑑定を命じた鑑定人に対しまして支出した鑑定料等を、裁決後、起業者から徴収したものでございます。
次に、九ページをお開き願います。歳出についてご説明申し上げます。
まず、諸支出金の収用委員会費のうちの委員会費でございますが、これは、委員報酬など収用委員会の運営に要した経費でございます。予算現額三千九百二十九万余円に対しまして、支出済額三千七百八十七万余円、執行率は九六・四%となっております。
次に、一〇ページをごらんください。管理費でございますが、これは、職員の給料や鑑定料など事務局の運営に要した経費でございます。予算現額三億九千二百九十五万余円に対しまして、支出済額は二億七千百三十八万余円、執行率は六九・一%となっております。
支出の内訳は、職員の給料等の職員費が二億三千百一万余円、管理事務費が四千三十六万余円でございます。
続きまして、平成二十一年度東京都決算参考書財務諸表についてご説明申し上げます。
恐れ入ります、二ページの2、財務諸表の概要をお開き願います。
まず、1、貸借対照表でございますが、資産の部につきましては、当局には資産がございませんので、計上がございません。
負債の部の合計につきましては二億八百五十八万余円でございまして、前年度に比べ三千九十五万余円の減となっております。
これによりまして、正味財産の部合計もマイナスの二億八百五十八万余円となりまして、前年度に比べて三千九十五万余円の増となっております。
次に、2の行政コスト計算書でございますが、行政収入は二千八百八十八万余円、行政費用が三億一千百九十一万余円でございます。
これにより、当期収支差額はマイナスの二億八千三百二万余円となりまして、前年度に比べ八千四百四十万余円の増となっております。
続きまして、3、キャッシュ・フロー計算書でございますが、行政サービス活動収支差額はマイナスの二億八千三十七万余円となっております。収支差額合計も同額のマイナスの二億八千三十七万余円でございまして、前年度と比べますと五千五百七十四万余円の増でございます。
財務諸表の内訳につきましては、三ページ以降に掲載しております。後ほどご確認いただければと存じます。
以上で、甚だ簡単ではございますが、これをもちまして平成二十一年度の決算の説明を終了させていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○興津委員長 説明は終了いたしました。
この際、資料要求のある方は発言を願います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○興津委員長 それでは、資料要求はなしと確認させていただきます。
以上で収用委員会事務局関係を終了いたします。
○興津委員長 それでは青少年・治安対策本部関係に入ります。
初めに、青少年・治安対策本部長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。
○倉田青少年・治安対策本部長 青少年・治安対策本部長の倉田潤でございます。
興津委員長を初め委員の皆様方のご指導、ご鞭撻を賜りながら、青少年の健全育成と、世界一安全で安心な首都東京の実現に向けて全力を尽くしてまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
それでは、当本部の幹部職員を紹介させていただきます。
総合対策部長の産形稔でございます。青少年対策担当部長の浅川英夫でございます。治安対策担当部長の伊東みどりでございます。最後に、当分科会との連絡を担当させていただきます担当部長で総務課長事務取扱の藤田聡でございます。
以上で当本部の幹部職員の紹介を終わらせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
〔理事者あいさつ〕
○興津委員長 あいさつ並びに紹介は終了いたしました。
○興津委員長 それでは決算の審査を行います。
平成二十一年度東京都一般会計決算中、青少年・治安対策本部所管分を議題といたします。
本件について理事者の説明をいただきます。
○倉田青少年・治安対策本部長 平成二十一年度決算のご審議をお願いするに当たりまして、青少年・治安対策本部が所管する事業の決算概要についてご説明申し上げます。
お手元にお配りしてございます平成二十一年度決算概要をごらんください。
一枚お開きください。
初めに、1、青少年・治安対策本部の事業についてご説明申し上げます。
まず、(1)、青少年育成総合対策の推進でございます。
青少年の健全な育成を図るため、東京都青少年の健全な育成に関する条例に基づき、青少年の生活環境の整備や、青少年の福祉を阻害するおそれのある行為の防止などの取り組みのほか、インターネットによる有害情報のはんらんや、ひきこもりなど新たに発生した問題に対しましても、総合的かつ効果的な対策を推進しております。
次に、(2)、治安対策の推進でございます。
治安の維持こそ最大の都民福祉との認識のもと、都民の体感治安を回復し、犯罪のない世界一安全で安心な首都東京を実現するため、振り込め詐欺対策、不法滞在外国人対策、繁華街等における体感治安の改善などを推進しております。
次に、(3)、交通安全対策でございます。
都内の交通安全に関する施策を総合的に推進するため、交通安全に係る普及啓発や集中的な渋滞対策などに取り組んでおります。
それでは、次に、2、決算の総括でございます。
まず、(1)、歳入についてご説明申し上げます。
国庫支出金などの収入済額八百十一万余円でございます。
次に、(2)、歳出でございます。
予算現額二十億三千四百二十八万余円、支出済額十五億九百七十万余円、不用額五億二千四百五十八万余円となり、予算現額に対する執行率は七四・二%でございます。
次に、3、財務諸表の総括及び4、平成二十一年度に実施した事業についてでございますが、後ほど総合対策部長より詳細についてご説明いたします。ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。
○産形総合対策部長 私からは、各科目別の決算内容及び主な事業内容につきまして、お手元にお配りしてございます平成二十一年度東京都一般会計決算説明書に基づきましてご説明申し上げます。
一ページをお開きください。この一ページから三ページまでは、決算の総括でございます。内容につきましては、先ほど本部長からご説明申し上げましたとおりでございます。
それでは、歳入について説明させていただきます。
七ページをお開きください。第七款、使用料及び手数料でございます。
予算現額一千円に対しまして、収入済額は三千余円となっております。この収入増は、情報公開の実績によるものでございます。
続きまして、八ページをお開きください。第八款、国庫支出金でございます。
予算現額百五十七万五千円に対しまして、収入済額八百三万余円でございます。
内訳は、上から三行目にございます総務費国庫補助金で、ひきこもり対策に係る国庫補助金七百万円の収入増及び九ページ二行目にございます総務費委託金で、人権啓発活動に係る国庫委託金五十四万余円が収入減となっております。
次に、一〇ページをお開きください。第十二款、諸収入でございます。
収入済額は七万余円となっております。この収入は、地方公務員災害補償基金還付金等の雑入でございます。
続きまして、歳出についてご説明申し上げます。
一三ページをお開きください。第二款、総務費でございます。
当初予算額の欄から順次、右にごらんいただきたいと存じます。当初予算額は二十億七千二百万円、これに補正予算額マイナス三千七百七十一万余円を合わせました予算現額は二十億三千四百二十八万余円となっております。
これに対する支出済額は十五億九百七十万余円、不用額は五億二千四百五十八万余円となり、予算現額に対する執行率は七四・二%でございます。
次に、実施いたしました主な事業につきましてご説明申し上げます。
1、執行概要説明の一覧表をごらんください。
二行目、(2)、青少年育成総合対策の推進についてでございますが、四億一千四百六十七万余円を支出しております。
主な事業としては、就労や就学に至らない若者のひきこもり相談を実施するとともに、自立支援に向けたプログラムに基づく訪問相談などの支援事業を実施いたしました。
また、新規の相談事業として、主に十八歳以上の若者を対象に、さまざまな悩みや不安を受けとめ、助言などを行う相談窓口、若ナビ、そして青少年やその保護者などがインターネットや携帯電話に関する各種トラブルについて気軽に相談できる窓口、こたエールを開設いたしました。
さらに、心の東京革命の推進や、中学生の職場体験などを実施する東京子ども応援協議会の運営のほか、青少年問題に関する総合的な施策について、必要な重要事項の調査、審議などを行う青少年問題協議会の運営を行ってまいりました。
次に、(3)、治安対策の推進についてでございますが、一億七千三百二十五万余円を支出しております。
主な事業としては、東京の体感治安を回復するため、不法滞在外国人対策、振り込め詐欺対策などを推進いたしました。また、子どもの安全対策への取り組みのほか、繁華街等において防犯に取り組む組織の活動や、防犯カメラなどの犯罪抑止に資する設備の導入などに対する支援を行ってまいりました。
次に、(4)の交通安全対策についてでございますが、三億六千四百四十五万余円を支出しております。
主な事業としては、都内における安全で快適な交通環境を確立するため、春、秋の交通安全運動を初めとした交通安全対策を推進いたしました。また、集中的な渋滞対策として、ITS、高度道路交通システム等の新技術を活用して、交通の流れの円滑化を図るなど、交通渋滞解消に向けた各種対策を講じてまいりました。
以上、簡単ではございますが、平成二十一年度決算の説明を終了させていただきます。
引き続きまして、財務諸表についてご説明申し上げます。
お手元にお配りしております平成二十一年度東京都決算参考書財務諸表の四ページをお開きください。2、財務諸表の概要でございます。
まず、1、貸借対照表についてでございます。
資産の部合計及び資産の部増減額につきましては、ともに十五万余円、負債の部合計は五億三千五百七万余円、負債の部増減額はマイナス八百五十一万余円となっており、正味財産の部合計はマイナス五億三千四百九十一万余円、正味財産の部増減額は八百六十七万余円となっております。
続きまして、2、行政コスト計算書についてでございます。
一行目から順に、行政収入は八百十一万余円、行政費用は十五億九百七十万余円、特別収入は八百六十七万余円、当期収支差額はマイナス十四億九千二百九十一万余円となっており、当期収支差額の増減額は二億七百四十八万余円となっております。
最後に、3、キャッシュ・フロー計算書についてでございます。
三行目、行政サービス活動収支差額はマイナス十五億百五十九万余円、収支差額合計はマイナス十五億百五十九万余円となっており、収支差額の増減額は一億四千五百九十六万余円となっております。
以上、財務諸表の概要についてご説明申し上げました。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○興津委員長 説明は終了いたしました。
この際、資料要求のある方は発言を願います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○興津委員長 それでは、資料要求はなしと確認させていただきます。
以上で青少年・治安対策本部関係を終了いたします。
○興津委員長 ただいまより総務局関係に入ります。
初めに、総務局長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。
○比留間総務局長 総務局長の比留間英人でございます。
総務局は、職員一同、全力を挙げまして、事務事業の適切かつ円滑な執行に取り組んでまいりますので、興津委員長を初め委員の皆様方には、ご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
続きまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
危機管理監の加藤英夫でございます。理事で人権担当の塚田祐次でございます。総務部長の醍醐勇司でございます。訟務担当部長の和久井孝太郎でございます。行政改革推進部長の土渕裕でございます。情報システム部長の高橋宏樹でございます。首都大学支援部長の宮本哲でございます。人事部長の中嶋正宏でございます。労務担当部長の内藤淳でございます。主席監察員の清宮眞知子でございます。行政部長の岸本良一でございます。多摩島しょ振興担当部長の高木真一でございます。区市町村制度担当部長の堤雅史でございます。事業調整担当部長の榎本雅人でございます。総合防災部長の中村長年でございます。企画調整担当部長の細渕順一でございます。統計部長の三田村みどりでございます。人権部長の荒井浩でございます。当委員会との連絡等に当たらせていただきます担当部長で総務課長事務取扱の黒沼靖でございます。
以上で幹部職員の紹介を終わらせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
〔理事者あいさつ〕
○興津委員長 あいさつ並びに紹介は終了いたしました。
○興津委員長 それでは決算の審査を行います。
平成二十一年度東京都一般会計決算中、総務局所管分、平成二十一年度東京都特別区財政調整会計決算及び平成二十一年度東京都小笠原諸島生活再建資金会計決算を一括して議題といたします。
本件について理事者の説明をいただきます。
○比留間総務局長 平成二十一年度決算のご審議をお願いするに当たりまして、総務局の事務事業及び決算の概要につきまして説明をさせていただきます。
お手元にお配りしてございます平成二十一年度決算概要の一ページをごらんいただきたいと存じます。1、事業概要でございます。総務局の平成二十一年度の事務事業の概要をお示ししてございます。
まず、都庁の内部管理及び事務の統一的処理でございます。
職員の人事、組織、定数に関すること、行政改革、東京都監理団体に関すること、情報化施策に関することなどがございます。
次に、数局にわたる事業の連絡調整を行う事務といたしまして、防災、危機管理及び人権施策に関することがございます。
そのほか、特別区、市町村に対する行財政運営に関する助言及び連絡調整に関すること、各種統計調査に関すること、公立大学法人首都大学東京の運営の支援に関することなどがございます。
以上が総務局の事務事業の概要でございます。
二ページをごらんいただきたいと存じます。2、決算の総括でございます。
総務局は、一般会計のほか、特別区財政調整会計及び小笠原諸島生活再建資金会計の二つの特別会計がございます。
(1)、一般会計でございますが、歳入につきましては、予算現額二百六十二億五千六百万円に対しまして、収入済額二百十八億七百万円で、差し引き四十四億四千九百万円の減となっており、収入率は八三・一%でございます。
歳出におきましては、予算現額一兆二千五百九十四億六千七百万円に対しまして、支出済額一兆二千五百四億一千六百万円、翌年度繰越額十二億七百万円、差引不用額七十八億四千三百万円となっており、執行率は九九・三%でございます。
(2)、特別区財政調整会計でございます。
上段の歳入における収入済額、下段の歳出における支出済額ともに、八千六百三十四億七千三百万円でございます。予算現額に対する決算額の割合は、歳入、歳出ともに一〇〇・〇%でございます。
(3)、小笠原諸島生活再建資金会計でございます。
歳入における収入済額は六億四千八百万円、歳出における支出済額は一千四百万円でございます。予算現額に対する決算額の割合は、歳入で一五三・六%、歳出で三・四%でございます。
三ページをごらんいただきたいと存じます。3、財務諸表の総括でございます。
(1)、一般会計でございます。
左の表、貸借対照表でございますが、資産四千八百三十一億九千九百万円、負債一千百十九億三千六百万円、正味財産三千七百十二億六千二百万円でございます。
その右の表になりますが、行政コスト計算書でございます。収入百七十三億八千百万円、費用一兆二千百八十七億四千四百万円で、差し引きマイナス一兆二千十三億六千二百万円でございます。
(2)、特別区財政調整会計でございます。
左の表の貸借対照表でございますが、資産、負債及び正味財産、いずれもございません。
右の表、行政コスト計算書でございます。収入はゼロ、費用は八千六百三十四億七千三百万円で、差し引きマイナス同額の八千六百三十四億七千三百万円でございます。
(3)、小笠原諸島生活再建資金会計でございます。
左の表の貸借対照表でございます。資産は八億一千七百万円、負債はゼロで、正味財産は八億一千七百万円でございます。
右の表、行政コスト計算書でございます。収入二百万円、費用は四百万円で、差し引きマイナス百万円でございます。
四ページをごらんいただきたいと存じます。4、平成二十一年度に実施した主な事業について説明をさせていただきます。
(1)、情報化施策といたしまして四十二億五千五百万円、(2)、防災企画、調査研究及び災害応急対策の総合調整等といたしまして六十一億七千百万円、(3)、人権施策といたしまして三億二千三百万円、(4)、区市町村振興のための財政補完等といたしまして八百三億九千八百万円、(5)、各種統計調査といたしまして二十五億六千二百万円、(6)、公立大学法人首都大学東京の運営の支援といたしまして二百四億八千二百万円をそれぞれ支出してございます。
以上が総務局の平成二十一年度決算の概要でございます。
詳細につきましては総務部長から説明させていただきます。よろしくご審議のほどお願いを申し上げます。
○醍醐総務部長 私の方から、総務局の平成二十一年度決算の詳細につきましてご説明をさせていただきます。
お手元に四冊の資料をお配りしてございます。東京都一般会計決算説明書、総務局分、東京都特別区財政調整会計決算説明書、東京都小笠原諸島生活再建資金会計決算説明書、そして、東京都決算参考書財務諸表、総務局分でございます。
まず初めに、東京都一般会計決算説明書、総務局分をごらんいただければと存じます。
この説明書の中で網かけをしている箇所がございますが、これは、本年七月十六日にスポーツ振興局へ移管した総務局事業にかかわるものを記載してございます。詳細につきましては、受け入れ局でございますスポーツ振興局においてご説明させていただくこととなっておりますので、あらかじめご了承いただきたいと存じます。
それでは、五ページをごらんいただければと存じます。歳入から説明をさせていただきます。
まず、科目、款の使用料及び手数料についてでございます。予算現額、表の中ほどになりますが、六百万余円のところ、その右側、収入済額六百万余円でございまして、一番右側の欄ですが、収入率は一〇九・二%でございます。以下、七ページにかけまして、その内訳を掲げてございます。
次に、八ページの国庫支出金でございます。収入済額は四十億一千六百万余円、収入率六八・九%でございます。以下、一三ページにかけまして、その内訳を掲げてございます。
恐れ入ります、一四ページをお開きください。財産収入でございます。収入済額は四十二億一千七百万余円、収入率八七・六%でございます。以下、一六ページにかけまして、その内訳を掲げてございます。
次に、一七ページの繰入金でございます。収入済額は百一億七千六百万余円、収入率八一・六%でございます。以下、二七ページにかけまして、その内訳を掲げてございます。
恐れ入ります、次に二八ページになります。諸収入でございます。収入済額は三十三億九千万余円、収入率一〇八・一%でございます。以下、三五ページにかけまして、その内訳を掲げてございます。
以上、歳入の決算総額は、三五ページの一番下の欄に記載をしてございますとおり、予算現額二百六十二億五千六百万余円のところ、収入済額二百十八億七百万余円、収入率八三・一%でございます。
以上で一般会計の歳入の説明を終わらせていただきます。
続きまして、歳出についてご説明させていただきます。
恐れ入りますが、三七ページをごらんいただければと存じます。まず、科目、款の総務費についてでございます。予算現額一千五百九十五億四千九百万余円のところ、支出済額、その右側になりますが、一千五百十五億四千七百万余円でございまして、一番右側の欄に記載してございますが、執行率は九五・〇%でございます。
これを項別の内訳で申し上げますと、まず、そのすぐ下の欄にございます総務管理費でございますが、支出済額は二百十三億七千七百万余円でございます。これは、文書や情報システム管理、職員の人事、研修、福利厚生及び人権対策などに要した経費でございまして、以下、五〇ページにかけまして、その内訳を掲げてございます。
恐れ入ります、五一ページになります。区市町村振興費でございます。支出済額は八百五十八億四千七百万余円でございます。これは、区市町村に対する行財政連絡調整事務や、大島支庁など四つの支庁の管理等に要した経費並びに区市町村振興のための財政補完等に要した経費でございまして、以下、六〇ページにかけまして、その内訳を掲げてございます。
恐れ入ります、六一ページになります。防災管理費です。支出済額は六十一億七千百万余円でございます。これは、防災に関する企画、調査研究や総合防災訓練の実施、防災センターの運営など、防災対策事業に要した経費でございまして、以下、七四ページにかけまして、その内訳を掲げております。
次に、七五ページでございます。統計費になります。支出済額は二十五億六千二百万余円でございます。これは、各種統計調査に要した経費でございまして、以下、八二ページにかけまして、その内訳を掲げてございます。
次に、八三ページの退職手当及び年金費でございます。支出済額は三百五十五億八千七百万余円でございまして、以下、八四ページにかけまして、その内訳を掲げてございます。
次に、八五ページですが、科目、款の学務費についてでございます。支出済額は二百四億八千二百万余円、執行率九五・二%でございます。
項は、そのすぐ下の欄の公立大学法人首都大学東京支援費のみでございまして、公立大学法人首都大学東京の業務の評価、指導監督及び運営支援に要した経費でございます。以下、八八ページにかけまして、その内訳を掲げております。
次に、八九ページでございますが、科目、款の諸支出金についてでございます。支出済額ですが、一兆七百八十三億八千六百万余円、執行率一〇〇・〇%でございます。
項別の内訳を申し上げますと、まず、そのすぐ下の欄の他会計支出金は、特別区財政調整会計へ八千六百三十四億七千三百万余円を繰り出したものでございます。
また、その次のページになりますが、九〇ページの諸費でございます。支出済額は二千百四十九億一千三百万余円でございまして、以下、九五ページにかけまして、利子割交付金など、その内訳を掲げてございます。
以上、歳出の決算総額でございますが、九五ページの一番下の欄に記載してございますとおり、予算現額一兆二千五百九十四億六千七百万余円のところ、支出済額一兆二千五百四億一千六百万余円、執行率九九・三%でございます。
以上で一般会計の説明を終わらせていただきます。
続きまして、総務局所管の二つの特別会計につきましてご説明させていただきます。
恐れ入りますが、お手元の東京都特別区財政調整会計決算説明書の五ページをごらんいただければと存じます。歳入でございます。歳入は、表の上段にございます一般会計からの繰入金、それから、次の六ページの同じく表の上段の諸収入、それから中ほどの繰越金で構成されております。これら三つを合計した歳入の収入済額は、六ページの一番下の欄に記載してございますとおり、八千六百三十四億七千三百万余円、収入率一〇〇・〇%でございます。
次に、歳出でございます。
七ページをごらんいただければと存じます。特別区交付金でございます。これは、特別区に対する普通交付金と、次の八ページの特別交付金から構成されております。この二つを合計した歳出の支出済額ですが、八ページの一番下の欄に記載してございますとおり、八千六百三十四億七千三百万余円、執行率一〇〇・〇%でございます。
続きまして、お手元のもう一冊、東京都小笠原諸島生活再建資金会計決算説明書、こちらの五ページをごらんいただければと存じます。歳入でございます。歳入は、表の上段にございます事業収入、それから次の六ページの諸収入、それから七ページの繰越金で構成されております。これら三つを合計しました歳入の収入済額は、七ページの一番下の欄に記載してございますとおり、六億四千八百万余円、収入率一五三・六%でございます。
次に、歳出でございますが、九ページをごらんいただければと存じます。
歳出は、すべて貸し付けに要する経費でございまして、商工業資金など四種類の生活再建資金の貸付金でございます。支出済額ですが、一千四百万余円、執行率三・四%でございます。
以上で二つの特別会計の説明を終わらせていただきます。
続きまして、財務諸表につきましてご説明をさせていただきます。
お手元の東京都決算参考書財務諸表、総務局分の五ページをごらんいただければと存じます。
総務局には、先ほど来申し上げてございます一般会計と二つの特別会計について、それぞれ財務諸表がございますが、この三つの財務諸表の合計でございます総務局としての財務諸表につきまして、この五ページの概要版で説明をさせていただきます。
まず、年度末時点における資産、負債及び正味財産の状況を表示しました一番上の1、貸借対照表でございます。
表の一番上の資産の部でございます。一年以内に現金化される資産であります流動資産、そして建物や土地、基金積立金等の固定資産、これら二つを合計した資産の部の合計は、この表の中ほどになりますが、四千八百四十億一千六百万余円でございます。平成二十年度と比較した資産の部増減額ですが、一つ飛んでその右側になりますが、四十五億二千七百万余円でございます。
その下の負債の部でございます。一年以内に返済すべき負債である流動負債、そして、一年を超えて返済時期が到来する負債である固定負債、これら二つを合計した負債の部の合計は一千百十九億三千六百万余円でございまして、負債の部増減額はマイナス二百二十九億四百万余円でございます。
そのすぐ下の資産総額と負債総額の差額が正味財産でございます。正味財産の部の合計は三千七百二十億七千九百万余円でございまして、正味財産の部増減額は二百七十四億三千二百万余円でございます。
次に、一年度間における行政活動に伴うすべての収入、コストを表示しました2の行政コスト計算書でございます。
この表の一番上の行政の通常の活動による収支のうち、行政収入は百三十五億四千万余円でございます。その下の行政費用は一兆二千百六十九億七千八百万余円でございます。
次に、預金利子や資金調達のためのコスト等を反映した収支のうち、金融収入は三十八億三千九百万余円でございます。その下の金融費用は十七億五千五百万余円でございます。
その下の欄、特別収入でございますが、四百万余円でございます。その下の特別費用は一千五百万余円となっております。
これによりまして、通常収支差額と特別収支差額を合わせた当期収支差額は、その下の欄に記載してございますとおり、マイナス一兆二千十三億六千四百万余円でございます。平成二十年度と比較した当期収支差額の増減額は一千二百億五千百万余円でございます。
次に、一年度間における現金等の流れの状況を示した3のキャッシュ・フロー計算書でございます。一番下の表になります。
表の上から三番目、行政サービスを提供するための現金収支である行政サービス活動収支差額はマイナス一兆二千二百七十一億六千二百万余円でございます。
その下の欄の、基金や固定資産の増減に係る現金収支である社会資本整備等投資活動収支差額はマイナス十四億三千二百万余円でございます。
その下の欄の、外部からの資金獲得に係る現金収支である財務活動収支差額は計上がございません。
そのすぐ下の欄の収支差額合計ですが、マイナス一兆二千二百八十五億九千四百万余円でございます。平成二十年度と比較した収支差額の増減額は一千四百二十八億一千百万余円でございます。
以上で各会計合計の財務諸表の説明を終わらせていただきます。
なお、一般会計と二つの特別会計の概要版及び詳細につきましては、この次の六ページから三五ページにかけまして、それぞれ記載をしてございますので、後ほどごらんいただければと存じます。
最後になりますが、事業別情報につきまして説明をさせていただきます。
恐れ入りますが、三七ページをごらんいただければと存じます。
まず、区市町村振興事業でございます。これは、行政水準の向上、地域の振興、住民福祉の増進などを図るため、区市町村に対して財政補完及び貸し付けのための基金への繰り出しなどを行っている事業でございます。
通常収支差額はマイナス七百二十二億三千百万余円、当期収支差額はマイナス七百二十二億三千百万余円でございます。
また、一区市町村当たりの行政コストでございますが、このページのちょうど中ほどにございます、十二億五千四百万余円でございます。
次に、三八ページをごらんいただければと存じます。大学改革の推進事業でございます。
これは、大学改革を継続的に実施するため、東京都が公立大学法人首都大学東京に対して支援を行っている事業でございます。
通常収支差額はマイナス二百十億六千四百万余円、当期収支差額はマイナス二百十億六千七百万余円でございます。
また、学生一人当たりの行政コストでございますが、百万余円でございます。
以上、総務局所管の平成二十一年度決算につきまして詳細をご説明させていただきました。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○興津委員長 説明は終了いたしました。
この際、資料要求のある方は発言を願います。
○たぞえ委員 二点お願いします。
知事部局ごとの正規職員数、非常勤職員数、臨時職員数などについて、一月一日現在でお願いします。
それから二つ目に、島しょ各自治体への総合交付金の推移を十年分お願いいたします。
以上です。
○興津委員長 そのほかございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○興津委員長 ただいまたぞえ委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○興津委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出方、お願いをいたします。
以上で総務局関係を終わります。
○興津委員長 それでは監査事務局関係に入ります。
初めに、監査事務局長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。
○三橋監査事務局長 監査事務局長の三橋昇でございます。
興津委員長を初め委員の皆様方のご指導を賜りながら、監査事務の適切な執行に努めてまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
当局の幹部職員をご紹介いたします。
監査担当部長の並木勝市でございます。当分科会との連絡に当たらせていただきます担当部長で総務課長事務取扱の神山智行でございます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
〔理事者あいさつ〕
○興津委員長 あいさつ並びに紹介は終了いたしました。
○興津委員長 決算の審査を行います。
平成二十一年度東京都一般会計決算中、監査事務局所管分を議題といたします。
本件について理事者の説明をいただきます。
○三橋監査事務局長 初めに、当局の事業概要及び決算の概要につきましてご説明申し上げます。
お手元の決算概要の一ページをお開きいただきたいと存じます。
1の事業概要でございますが、監査委員は、地方自治法に基づき設けられております独立した執行機関でございます。
平成二十一年に実施をいたしました監査の内容でありますが、定例監査は、全庁を対象に実施をいたします最も基本的な監査でございます。本庁と事業所を合わせまして、四百八十四カ所で実施をいたしました。
そのほか、行政監査、工事監査、決算審査、住民監査請求に基づく監査等を実施いたしました。
これらの結果、表の右下にございますように、是正改善を行うよう指摘した件数が二百九十三件、改善を検討するよう意見、要望を付した件数が三十三件でございます。
なお、これらの監査結果等の内容につきましては、定例会ごとに議会にご報告を申し上げております。
次に、2の決算の総括でございます。
歳入につきましては、収入済額一千二百五十円、歳出につきましては、支出済額八億九千八百五十三万余円、執行率が九七・一%となっております。
3の財務諸表の総括でございますが、後ほど決算参考書によりご説明申し上げたいと存じます。
以上が概要でございます。
続きまして、お手元の平成二十一年度東京都一般会計決算説明書に基づきまして、決算の内容をご説明申し上げます。
初めに、歳入でございます。
三ページをお開きいただきたいと存じます。収入済額が一千二百五十円、情報公開条例に基づきます開示手数料でございます。
次に、歳出でございます。
四ページをお開きいただきたいと存じます。監査委員費でございますが、予算現額九億二千五百四十六万余円に対しまして、支出済額が八億九千八百五十三万余円でございます。主な支出内訳は、監査委員の報酬及び事務局職員の人件費でございます。
続きまして、平成二十一年度東京都決算参考書財務諸表の一ページをごらんいただきたいと存じます。1の財務諸表の総括でございます。
まず、1の貸借対照表でございますが、資産につきましては、当局は資産を保有しておりませんので、計上はございません。負債は退職給与引当金でございまして、七億八千九百万余円でございます。
次に、2の行政コスト計算書でございますが、収入が一千二百五十円、費用が九億五千七百九十六万余円となっております。
次に、3のキャッシュ・フロー計算書でございますが、収入が一千二百五十円、支出が八億九千八百五十三万余円となっております。
以上で平成二十一年度決算についての説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○興津委員長 説明は終了いたしました。
この際、資料要求のある方はご発言を願います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○興津委員長 それでは、資料要求はなしと確認させていただきます。
以上で監査事務局関係を終了いたします。
○興津委員長 それでは議会局関係に入ります。
初めに、議会局長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。
○白石議会局長 議会局長の白石弥生子でございます。
興津委員長を初め委員の皆様方には、日ごろからご指導、ご鞭撻を賜り、まことにありがとうございます。
私どもは、議会の事務局として、議会活動を補佐するため、これからも最大限努力してまいりますので、引き続きよろしくお願いいたします。
それでは、議会局の幹部職員を紹介させていただきます。
管理部長の前田敏宣でございます。議事部長の鈴木省五でございます。調査部長の森山寛司でございます。そして、本委員会との連絡調整に当たります経理課長の清水英彦でございます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
〔理事者あいさつ〕
○興津委員長 あいさつ並びに紹介は終了いたしました。
○興津委員長 決算の審査を行います。
平成二十一年度東京都一般会計決算中、議会局所管分を議題といたします。
本件について理事者の説明をいただきます。
○白石議会局長 平成二十一年度における議会局所管の決算の概要についてご説明申し上げます。
議会局は、二元代表制のもと、都議会がその権能を最大限に発揮できるよう、事務局として議会の運営や活動を適切に補佐することが基本的な役割でございます。
それでは、お手元の平成二十一年度一般会計決算概要の一ページをお開き願います。1、議会活動でございます。
(1)の議会の開会状況等でございますが、本会議の開会日数は、四回の定例会と臨時会二回を通算いたしまして、十九日でございました。また、委員会につきましては、常任委員会、特別委員会及び議会運営委員会を合わせまして、二百十九回開催されました。
この間に審議された議案件数は、予算、条例、契約及び意見書など二百五十三件で、そのうち、議員提出議案は地球温暖化防止に関する意見書など十七件でございました。また、請願陳情の付託件数は三百五十五件となっております。
(2)のその他の議会活動といたしましては、二〇一六年のオリンピック・パラリンピック開催都市決定に際し、コペンハーゲンへ議員十名を派遣し、招致活動を行いました。
また、友好都市交流事業としては、十一月三日から九日までの七日間の日程で、各会派代表十名の一行がソウル特別市及び北京市を訪問し、両都市との友好関係の発展に寄与したところでございます。
次に、2、決算総括でございます。
(1)の歳入についてでございますが、予算現額九十二万八千円に対し、収入済額は二百七十二万余円でございました。
(2)の歳出につきましては、予算現額六十億四千三十六万余円に対し、支出済額は五十四億八千三百三十二万余円で、執行率は九〇・八%でございます。
二ページは財務諸表の総括となっております。この財務諸表を含め決算の詳細につきましては、引き続き管理部長からご説明申し上げます。よろしくご審議のほどお願いいたします。
○前田管理部長 それでは、最初に、お手元の平成二十一年度東京都一般会計決算説明書によりまして、議会局所管の決算についてご説明申し上げます。
表紙、目次の次が一ページでございます。一ページ及び二ページの決算の総括につきましては、ただいま局長からご説明申し上げたとおりでございますので、省略させていただきます。
三ページをごらんいただきます。まず、歳入でございますが、使用料及び手数料でございます。予算現額六十六万二千円に対し、収入済額は五十二万六千余円となっております。主なものは、会議の中継放送を行っている東京メトロポリタンテレビジョン株式会社からの建物使用料収入でございます。
次に、四ページをお開き願います。諸収入でございます。予算現額二十六万六千円に対し、収入済額は二百二十万二千余円となっております。主なものは、平成二十年度分の政務調査費の過年度戻入金を収入したものでございます。
五ページから六ページにかけましては、歳出でございます。歳出予算は、議会活動に係る議会運営費と、管理運営に係る事務局費の二つに区分されております。
まず、五ページの議会運営費でございますが、予算現額三十五億三千九百八十一万円に対し、支出済額は三十二億三千二百四十八万余円で、執行率は九一・三%となっております。
支出の内訳は、下段の枠の中ほどにお示ししてございますとおり、1の議員の報酬及び共済費、2の費用弁償、3の議長交際費、4の報償費、5の政務調査費等でございます。
不用額は、一番下の3でございますが、議員欠員等による執行残でございまして、合計三億七百三十二万余円となっております。
六ページをお開き願います。事務局費でございます。予算現額二十五億五十五万八千円に対し、支出済額は二十二億五千八十三万余円、執行率は九〇・〇%となっております。
支出内訳は、下段の枠の中ほどにお示ししてありますとおり、1の職員費、2の都議会広報等でございます。
事務局費の不用額は、一番下の3でございますが、落札差金や職員費等の実績による執行残で、二億四千九百七十二万余円でございます。
以上が一般会計決算説明書のご説明でございます。
続きまして、財務諸表につきましてご説明申し上げます。
お手元にお配りしてございます平成二十一年度東京都決算参考書財務諸表の四枚目の二ページをお開きください。2、財務諸表の概要でございます。
まず、1の貸借対照表についてでございます。
中ほどの資産の部合計は九十六億四千五百十三万余円でございまして、前年比二億六千二百二十五万余円の減となってございます。
その下の負債の部合計につきましては、十二億八千七百八十万余円でございまして、前年比二百六万余円の減となってございます。
先ほどの資産の部の合計からこの負債の部合計を差し引いた正味財産の部合計は八十三億五千七百三十二万余円でございまして、前年比二億六千十八万余円の減となってございます。
次に、2の行政コスト計算書でございます。
行政収入は二百七十二万余円、行政費用は五十九億七千六百九十万余円でございます。中ほどの当期収支差額はマイナス五十九億七千四百十七万余円でございまして、前年比で八千七百七十六万余円、マイナス額が増加してございます。
次に、3のキャッシュ・フロー計算書でございます。
上から三行目の行政サービス活動収支差額はマイナス五十四億八千五十九万余円となっております。中ほどの収支差額合計につきましても、マイナス五十四億八千五十九万余円でございまして、前年比で二千百六十三万余円、マイナス額が減少してございます。
なお、三ページ以降に詳細を示してございます。
以上をもちまして、議会局が所管しております平成二十一年度歳入歳出決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○興津委員長 説明は終了いたしました。
この際、資料要求のある方はご発言を願います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○興津委員長 それでは、資料要求はなしと確認させていただきます。
以上で議会局関係を終了いたします。
これをもちまして本日の分科会を閉会といたします。
午後三時三分散会
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