各会計決算特別委員会第二分科会速記録第一号

平成二十年十月八日(水曜日)
第十委員会室
   午後一時十九分開議
 出席委員 十名
委員長山下 太郎君
副委員長神林  茂君
副委員長大山とも子君
遠藤  守君
吉倉 正美君
山口 文江君
吉田康一郎君
泉谷つよし君
田代ひろし君
村上 英子君

 欠席委員 なし

 出席説明員
病院経営本部本部長中井 敬三君
経営企画部長及川 繁巳君
サービス推進部長都留 佳苗君
経営戦略・再編整備担当部長黒田 祥之君
福祉保健局局長安藤 立美君
次長杉村 栄一君
技監桜山 豊夫君
総務部長松井多美雄君
指導監査部長鈴木 賢二君
医療政策部長吉井栄一郎君
保健政策部長住友眞佐美君
生活福祉部長永田  元君
高齢社会対策部長狩野 信夫君
少子社会対策部長吉岡 則重君
障害者施策推進部長松浦 和利君
健康安全部長梶原  洋君
事業調整担当部長蒲谷 繁夫君
地域保健担当部長宮垣豊美子君
生活支援担当部長芦田 真吾君
食品医薬品安全担当部長奥澤 康司君
感染症危機管理担当部長月川由紀子君
参事日置 豊見君
参事大久保さつき君
参事飯塚美紀子君
参事菊本 弘次君
参事別宮 浩志君

本日の会議に付した事件
平成十九年度東京都各会計歳入歳出決算の認定について
病院経営本部関係
・平成十九年度東京都一般会計決算(説明)
福祉保健局関係
・平成十九年度東京都一般会計決算(説明)
・平成十九年度東京都母子福祉貸付資金会計決算(説明)
・平成十九年度東京都心身障害者扶養年金会計決算(説明)

○山下委員長 ただいまから平成十九年度各会計決算特別委員会第二分科会を開会いたします。
 このたび、第二分科会の委員長に選任いただきました山下太郎でございます。
 最初の分科会ですので、一言ごあいさつをさせていただきます。
 本日から約三週間、計五回にわたり、本分科会に分担されております決算を審査してまいります。まだまだ若輩で力不足の委員長でございますが、両副委員長を初め委員の皆様方のご協力をちょうだいして、何とか実りのある決算委員会にしたいと、そのように思っておりますので、ご協力のほど賜りますように、冒頭、心からお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
 初めに、分科会の議席について申し上げます。
 議席は、先ほどの打合会で、ただいまご着席のとおりとすることを申し合わせたので、ご了承願います。
 次に、本分科会の日程については、九月二十六日の委員会で決定されました審査日程に従いまして平成十九年度決算の審査を進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
 次に、本分科会の担当書記を紹介いたします。
 議事課の担当書記は、紀平貴子さんです。加藤啓輔君です。
 議案法制課の担当書記は、栗崎由美子さんです。
 よろしくお願いいたします。
   〔書記あいさつ〕

○山下委員長 本日は、病院経営本部及び福祉保健局関係の決算の審査を行います。
 なお、本日は説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は後日の分科会で行いたいと思います。ご了承願います。
 これより病院経営本部関係に入ります。
 初めに、病院経営本部長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。

○中井病院経営本部長 病院経営本部長の中井敬三でございます。
 山下委員長を初め委員の皆様方には、日ごろから病院経営本部所管の事務事業につきまして特段のご理解を賜りまして、厚く御礼申し上げます。今後ともご指導、ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
 ご審議をいただくに当たりまして、当本部の幹部職員を紹介させていただきます。
 経営企画部長の及川繁巳でございます。サービス推進部長の都留佳苗でございます。経営戦略・再編整備担当部長の黒田祥之でございます。当委員会との連絡等に当たらせていただきます総務課長の栗岡祥一でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者あいさつ〕

○山下委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○山下委員長 これより決算の審査を行います。
 平成十九年度東京都一般会計決算中、病院経営本部所管分を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○中井病院経営本部長 病院経営本部所管にかかわる平成十九年度一般会計決算のご審議をお願いするに当たりまして、その概要についてご説明申し上げます。
 お手元にお配りしてございます、右上に資料1と記載してございます平成十九年度決算の概要の一ページをごらんください。
 まず、事業の概要につきましてご説明申し上げます。
 平成十九年度における病院経営本部所管分の一般会計決算は、財団法人東京都保健医療公社の運営に係る補助金等にかかわるものでございます。
 次に、財団法人東京都保健医療公社の事業についてでございます。
 財団法人東京都保健医療公社は、地域の医療機関との連携に基づく地域医療のシステム化を推進するとともに、住民が必要とする保健医療サービスの提供等を行うことにより、都民の医療と福祉の向上に寄与する役割を担っております。
 平成十九年度におきましては、ごらんの五つの病院と一つの検診センターの運営を行いました。
 次に、平成十九年度決算についてご説明申し上げます。
 二ページをお開き願いたいと思います。
 まず、歳入ですが、予算現額二億一千三百万余円、収入済額二億一千三百万余円で、予算現額に対する収入率は九九・九%となっております。
 次に、歳出でございますが、予算現額百八十億三千五百万余円、支出済額百七十一億九千九百万余円、不用額八億三千六百万余円で、予算現額に対する執行率は九五・四%となっております。
 次に、財務諸表についてご説明申し上げます。
 貸借対照表につきましては、資産八百十四億二千八百万余円、負債三百三十七億一千三百万余円、正味財産四百七十七億一千四百万余円となっております。
 行政コスト計算書につきましては、収入十六億九千九百万余円、費用百四十五億二千九百万余円、差し引き百二十八億三千万余円のマイナスとなっております。
 以上、平成十九年度病院経営本部所管の一般会計決算の概要についてご説明申し上げました。
 詳細につきましては、引き続き経営企画部長からご説明申し上げます。ご審議のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。

○及川経営企画部長 平成十九年度病院経営本部所管の一般会計決算の内容につきましてご説明申し上げます。
 それでは、お手元にお配りしてございます横長の右上資料2、平成十九年度東京都一般会計決算説明書をごらんください。
 恐れ入りますが、三ページをお開き願います。決算の総括でございます。
 内容につきましては、ただいま本部長からご説明申し上げましたので、省略をさせていただきます。
 次に、歳入歳出の詳細についてご説明いたします。
 七ページをお開き願います。まず、歳入について申し上げます。
 第九款、財産収入、第一項、財産運用収入、第一目、財産貸付収入でございます。
 収入済額は八千九百八十一万余円、収入率は九九・七%となっております。これは、公社に対する建物賃貸料を収入したものでございます。
 次に、八ページをお開きください。第十二款、諸収入、第十項、雑入、第三十二目、雑入でございます。
 収入済額は一億二千三百二十三万余円、収入率は一〇〇・一%となっております。これは、公社が運営する大久保病院の共益費等を収入したものでございます。
 次に、歳出について申し上げます。
 恐れ入りますが、一一ページをお開き願います。第七款、福祉保健費、第十項、地域病院費、第一目、管理費でございます。
 支出済額は百七十億四千九百六十八万余円、執行率九五・九%となっております。これは、公社への運営費補助金等を支出したものでございます。
 続きまして、一三ページをお開きください。第二目、施設整備費でございます。
 支出済額は一億四千九百七十万余円、執行率五九・九%となっております。これは、地域病院等の整備に要する経費を支出したものでございます。
 続きまして、お手元にお配りしてございます右上資料3、今度は縦長になりますが、平成十九年度東京都決算参考書財務諸表をごらんください。
 恐れ入りますが、四ページをお開き願います。財務諸表の概要でございます。
 まず、貸借対照表についてでございます。
 資産の部合計は八百十四億二千八百四十万余円で、増減額四億九千三百二十八万余円の増となっております。負債の部合計は三百三十七億一千三百六十二万余円で、増減額五十九億六百五十七万余円の減となっております。正味財産の部合計は四百七十七億一千四百七十七万余円で、増減額六十三億九千九百八十六万余円の増となっております。
 次に、行政コスト計算書についてでございます。
 行政収入は二億一千三百五万余円、行政費用は百三十六億八千九百四十六万余円となっております。金融費用は八億三千九百七十四万余円となっております。特別収入は十四億八千六百二十四万余円、特別費用は三十九万余円となっております。
 これらを計算した当期収支差額は百二十八億三千三十二万余円のマイナスとなっております。
 次に、キャッシュ・フロー計算書についてでございます。
 行政サービス活動収支差額は百十九億六千百八十一万余円のマイナス、社会資本整備等投資活動収支差額は五十億二千四百五十三万余円のマイナスとなっております。収支差額合計は百六十九億八千六百三十四万余円のマイナスで、増減額は三十億六千四百七十八万余円の減となっております。
 以上をもちまして、平成十九年度一般会計決算のうち、病院経営本部所管分についての説明を終わらせていただきます。ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。

○山下委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言を願います。

○大山委員 五つお願いします。
 一つは、各公社病院の経営指標の推移、これは昨年度の資料要求に平均在院日数の項目を加えて十九年度分を足してください。
 二つ目は、各公社病院に対する運営費補助金の推移です。
 三つ目は、各公社病院における医師及び看護職員の定数及び現員の推移、これは診療科別でお願いします。
 四番目は、看護師の年度途中及び年度末退職者数の推移。
 それから五番目は、大久保病院におけるホームレス患者取扱件数とその割合の推移です。
 以上です。

○山下委員長 ほかに資料要求のある方はいらっしゃいますか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○山下委員長 ただいま大山副委員長から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○山下委員長 異議なしと認めます。理事者においては、要求された委員と調整の上、提出願います。
 以上で病院経営本部関係を終わります。

○山下委員長 これより福祉保健局関係に入ります。
 初めに、福祉保健局長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。

○安藤福祉保健局長 福祉保健局長の安藤立美でございます。
 山下委員長を初め委員の皆様方には日ごろからご指導を賜り、まことにありがとうございます。
 本日から平成十九年度の一般会計及び特別会計の決算につきましてご審議をいただくこととなります。事務事業の執行に当たりましては、今後とも一層の努力をしてまいる所存でございます。よろしくご審議のほどお願いを申し上げます。
 それでは、説明に先立ちまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 次長の杉村栄一でございます。技監の桜山豊夫でございます。総務部長の松井多美雄でございます。指導監査部長の鈴木賢二でございます。医療政策部長の吉井栄一郎でございます。保健政策部長の住友眞佐美でございます。生活福祉部長の永田元でございます。高齢社会対策部長の狩野信夫でございます。少子社会対策部長の吉岡則重でございます。障害者施策推進部長の松浦和利でございます。健康安全部長の梶原洋でございます。事業調整担当部長の蒲谷繁夫でございます。地域保健担当部長の宮垣豊美子でございます。生活支援担当部長の芦田真吾でございます。食品医薬品安全担当部長の奥澤康司でございます。感染症危機管理担当部長の月川由紀子でございます。企画担当参事の日置豊見でございます。医療改革推進担当参事の大久保さつきでございます。施設調整担当参事の飯塚美紀子でございます。障害者医療担当参事の菊本弘次でございます。障害者国際スポーツ担当参事の別宮浩志でございます。最後に、当委員会との連絡に当たらせていただきます総務課長の砥出欣典でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者あいさつ〕

○山下委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○山下委員長 これより決算の審査を行います。
 平成十九年度東京都一般会計決算中、福祉保健局所管分、平成十九年度東京都母子福祉貸付資金会計決算及び平成十九年度東京都心身障害者扶養年金会計決算を一括して議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○安藤福祉保健局長 それでは、平成十九年度決算の概要についてご説明を申し上げます。
 お手元にございます資料1、決算概要の一ページをお開きをお願いします。第1、事業概要でございます。
 都民の方々が質の高い福祉サービスを安心して選択、利用し、地域で自立して暮らせる社会を築くことを目指す利用者本位の福祉や、三百六十五日二十四時間の安心と患者中心の医療の実現を目指し、都民のライフステージの各段階にわたり、福祉、保健、医療施策を一体的、総合的に展開をしております。
 1の福祉保健基盤の整備に関すること以下、次のページにわたりますが、八つの施策体系に区分しております。ごらんをいただきたいと存じます。
 次に、三ページをお開きをお願いいたします。第2、決算の総括でございます。
 福祉保健局では、一般会計のほか、母子福祉貸付資金会計、心身障害者扶養年金会計の二つの特別会計を所管しております。
 まず、一般会計についてご説明をいたします。なお、百万円未満は四捨五入してお示しをしてございます。
 まず、歳入につきましては、予算現額八百三十七億八千三百万円に対し、収入済額は七百八十億六千二百万円で、予算現額に対する収入率は九三・二%となっております。
 次に、歳出でございますが、予算現額八千五百六十八億七百万円に対し、支出済額は七千九百七億六千七百万円で、予算現額に対する執行率は九二・三%となっております。
 次に、特別会計についてご説明を申し上げます。
 まず、母子福祉貸付資金会計でございますが、本会計は、母子及び寡婦福祉法に基づき、母子家庭に対し母子福祉資金の貸し付けを行うため設置をしております。
 予算現額は歳入、歳出ともに四十六億八千三百万円、これに対しまして収入済額は四十八億百万円、支出済額は三十九億一千七百万円であり、予算現額に対しまして収入率は一〇二・五%、執行率は八三・六%となっております。
 歳計剰余金八億八千三百万円は、翌年度への繰り越しとなっております。
 次に、心身障害者扶養年金会計でございます。本会計は、東京都心身障害者扶養年金制度を運用するために設置をしております。
 予算現額は歳入、歳出ともに千二百九十七億二千万円、収入済額は千二百七十七億一千八百万円であり、支出済額は千二百七十七億二百万円であり、予算現額に対しまして収入率九八・五%、執行率九八・四%となっております。
 歳計剰余金一千六百万円は、翌年度へ繰り越しとなっております。
 次に、四ページをお開き願います。第3、財務諸表の総括でございますが、こちらの内容につきましては、後ほど決算参考書によりまして総務部長からご説明を申し上げます。
 恐れ入りますが、五ページをお開き願います。第4、平成十九年度に実施した主な事業についてご説明を申し上げます。
 まず1、福祉保健基盤の整備でございますが、区市町村が地域の実情に応じ創意工夫を凝らして主体的に実施する福祉、保健、医療の基盤整備やサービスの充実を目的とする事業を支援するために、福祉保健区市町村包括補助事業を実施いたしました。
 2、医療提供体制の確保でございますが、質の高い医療を適切に提供する体制の構築を中心に、保健、医療、福祉の連携による包括的な保健医療体制の実現を目指し、東京都保健医療計画を策定いたしました。
 また、東京都におけるがん対策の一層の充実を図るために、東京都がん対策推進協議会を設置し、東京都がん対策推進計画を策定いたしました。
 3、保健施策の推進でございますが、都民の健康と長寿を実現するため、東京都健康推進プラン21後期五か年戦略に基づきまして、重点課題である糖尿病の予防、がんの予防、こころの健康づくりにつきまして、関係者の取り組みを総合的に支援いたしました。
 また、国に先駆けて、ウイルス肝炎のインターフェロン治療に係る医療費の助成を行うなど、ウイルス肝炎の早期発見、早期治療の促進に取り組みました。
 六ページをお開き願います。4、高齢者福祉施策の推進でございますが、医療制度改革の一環としての療養病床の再編に伴い、地域において高齢者の生活を支えるための地域ケア体制整備構想を策定いたしました。
 また、特別養護老人ホームや認知症高齢者グループホーム等の整備を図るため、施設を設置する社会福祉法人等に対して整備費を補助し、計画的な整備を行ったところであります。
 5、子どもと家庭・女性福祉、母子保健、小児医療施策の推進でございます。
 大都市の多様な保育ニーズに対応するため、ゼロ歳児保育、十三時間開所を義務づけました都独自の制度であります認証保育所の設置を推進するなど、保育サービスの充実に努めたところであります。
 また、区市町村が地域の実情に応じて創意工夫により施策を展開できるよう、ハード、ソフトの両面から子育て支援全般の充実を図りました。
 6、障害者(児)施策の推進でございます。
 障害者地域生活支援・就労促進三か年プランに基づき、障害者が可能な限り地域で自立して生活できるよう、地域における居住の場、日中活動の場、在宅サービスの整備を進めるとともに、障害者の就労を促進するための区市町村障害者就労支援事業を拡充いたしました。
 また、障害者の地域生活への移行を促進するため、コーディネート事業を実施し、必要な支援を行うとともに、精神障害者の退院促進支援事業に取り組みました。
 七ページをお開き願います。7、健康危機管理体制の充実でございます。
 新型インフルエンザ等の新興感染症の発生等に備え、東京都新型インフルエンザ対策行動計画に基づき、抗インフルエンザウイルス薬の備蓄を進めるなど、健康危機管理体制の整備を推進いたしました。
 また、花粉症の発症予防や症状軽減のため、花粉症自動測定・予報システムを導入するとともに、食物アレルギーについて正しい知識の普及等に取り組みました。
 以上が平成十九年度の福祉保健局における決算概要でございます。
 なお、詳細につきましては、引き続き総務部長からご説明を申し上げますので、ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。

○松井総務部長 それでは、決算の詳細について、お手元の決算説明書及び決算参考書によりご説明申し上げます。
 資料2、東京都一般会計決算説明書をごらんいただきたいと存じます。
 初めに、歳入についてでございますが、五ページをお開き願います。一番上段をごらん願います。分担金及び負担金でございます。
 右から三列目をごらん願います。収入済額は四億四百万余円、一番右の列に記載しておりますが、収入率は一〇八・六%となっております。
 次に、六ページをお開き願います。使用料及び手数料でございます。
 収入済額は二百四十六億四千七百万余円、収入率は八七・八%となっております。
 次に、一五ページをお開き願います。国庫支出金でございます。
 収入済額は三百九十七億八千六百万余円、収入率は八九・八%となっております。
 次に、二七ページをお開き願います。財産収入でございます。
 収入済額は二億五千七百万余円、収入率は九三・一%となっております。
 次に、二九ページをお開き願います。寄附金でございます。
 収入済額は三千二百万余円となっております。
 次に、三〇ページをお開き願います。繰入金でございます。
 収入済額は十四億三千万余円、収入率は三九・九%となっております。
 次に、三四ページをお開き願います。諸収入でございます。
 収入済額は百十五億三百万余円、収入率は一六〇・六%となっております。
 次に、歳出についてでございますが、五七ページをお開き願います。福祉保健費でございます。
 支出済額は七千八百九十六億七百万余円、執行率は九二・三%となっております。
 科目別の内訳といたしまして、まず福祉保健管理費でございますが、局管理事務、監理団体に対する補助金などに要する経費を支出いたしまして、支出済額は六百八十五億六千九百万余円、執行率は九五・〇%となっております。
 次に、六三ページをお開き願います。医療政策費でございます。
 救急医療などの医療対策、医師、看護職員確保対策などに要する経費を支出いたしまして、支出済額は百九十三億三百万余円、執行率は九二・六%となっております。
 次に、六九ページをお開き願います。保健政策費でございます。
 健康づくり対策、老人保健事業、医療費助成事業などに要する経費を支出いたしまして、支出済額は一千八十六億二千二百万余円、執行率は九一・九%となっております。
 次に、七七ページをお開き願います。生活福祉費でございます。
 生活保護事業、国民健康保険制度の運営、地域福祉の推進などに要する経費を支出いたしまして、支出済額は一千二百五十六億七千九百万余円、執行率は九二・七%となっております。
 次に、九〇ページをお開き願います。高齢社会対策費でございます。
 介護保険制度の運営や認知症対策事業など高齢者福祉の増進に要する経費を支出いたしまして、支出済額は一千二百七十億六百万余円、執行率は九二・七%となっております。
 次に、一〇三ページをお開き願います。少子社会対策費でございます。
 児童福祉施設等の運営、小児疾病等医療費助成などに要する経費を支出いたしまして、支出済額は九百九十三億九千九百万余円、執行率は九七・八%となっております。
 次に、一一七ページをお開き願います。障害者施策推進費でございます。
 在宅福祉サービス、重度心身障害者手当等の支給、心身障害者施設の運営などに要する経費を支出いたしまして、支出済額は二千七十八億三千九百万余円、執行率は九三・四%となっております。
 次に、一三一ページをお開き願います。健康安全費でございます。
 食品及び環境衛生対策、感染症対策などに要する経費を支出いたしまして、支出済額は百十九億五千八百万余円、執行率は九一・〇%となっております。
 次に、一四三ページをお開き願います。施設整備費でございます。
 社会福祉施設の整備等に要する経費を支出いたしまして、支出済額は二百十二億二千七百万余円、執行率は六二・六%となっております。
 以上が福祉保健費の決算概要でございます。
 引き続き、特別会計についてご説明申し上げます。
 お手元の資料3、東京都母子福祉貸付資金会計決算説明書をごらんいただきたいと存じます。
 一ページをお開き願います。本会計は、母子及び寡婦福祉法に基づき、配偶者のいない女性で児童を扶養している方に対しまして、各種の貸付金などにより母子の自立支援と福祉の増進を図るものでございます。
 二ページをお開き願います。歳入でございます。
 母子福祉貸付金の返還金、一般会計からの繰入金、国庫からの借入金等を収入いたしまして、一番下の合計欄をごらん願いますけれども、収入済額は四十八億余円、収入率は一〇二・五%となっております。
 次に、三ページをごらんください。歳出でございます。
 母子福祉貸付資金の貸付金などを支出いたしまして、支出済額は三十九億一千七百万余円、執行率は八三・六%となっております。
 次に、お手元の資料4、東京都心身障害者扶養年金会計決算説明書をごらんいただきたいと存じます。
 一ページをお開き願います。本会計は、東京都心身障害者扶養年金条例を廃止する条例に基づいて設けられた心身障害者扶養年金会計で、心身に障害のある方の保護者が亡くなったとき、または保護者が身体及び精神の機能を著しく喪失した状態になったときに、年金を支給することにより、障害者の方の生活の安定と福祉の向上を図ろうとするものでございます。
 二ページをお開き願います。歳入でございます。
 加入者の掛金、心身障害者扶養年金基金からの繰入金などを収入いたしまして、収入済額は一千二百七十七億一千八百万余円、収入率は九八・五%となっております。
 次に、三ページをごらんください。歳出でございます。
 年金の給付等に要する経費を支出いたしまして、支出済額は一千二百七十七億二百万余円、執行率は九八・四%となっております。
 以上が心身障害者扶養年金会計決算説明書の説明でございます。
 なお、本制度につきましては、平成十九年三月一日をもちまして制度廃止となっておりますが、廃止時点で扶養年金を受給している方などには制度廃止前と同様の仕組みで扶養年金を支給し、それ以外の未受給者の方には清算金を支給しております。
 以上をもちまして、平成十九年度一般会計決算及び特別会計決算のうち福祉保健局所管分につきまして、決算説明書に基づく説明を終わります。
 続きまして、資料5、東京都決算参考書財務諸表をごらんいただきたいと存じます。
 一ページをお開き願います。平成十九年度の福祉保健局の財務諸表の概要でございます。
 新公会計制度に基づく平成十九年度における福祉保健局財務諸表の概要を記載しております。これは、一般会計及び特別会計の母子福祉貸付資金会計と心身障害者扶養年金会計の各会計を合算したものでございます。
 二ページ以下には、各会計の概要を記載してございます。
 五ページをお開き願います。1、貸借対照表から順にご説明させていただきます。
 表の中ほど、資産の部合計は四千三百八十五億四千七百万余円、増減額八百六十一億九百万余円の増、負債の部合計は一千四百八十四億四千百万余円、増減額二百六十七億八千百万余円の減、正味財産の部合計は二千九百一億五百万余円、増減額一千百二十八億九千百万余円の増でございます。
 次に、2、行政コスト計算書でございますが、行政収入は七百四十八億七千百万余円、行政費用は七千九百四十四億八千二百万余円、八行下になりますけれども、当期収支差額はマイナス七千百九十四億三千百万余円、増減額は一千二百二十六億三千八百万余円の減でございます。
 続いて、3のキャッシュ・フロー計算書でございます。
 上から三行目をごらん願います。行政サービス活動収支差額はマイナス七千四十九億九千二百万余円、七行下になりますが、収支差額合計はマイナス七千九百三十二億六千三百万余円、増減額は二千九十億六千万余円の減でございます。
 以上が福祉保健局財務諸表の概要でございます。
 六ページ以下に各会計の概要を記載してございます。
 九ページ以下には各財務諸表を記載してございます。
 恐れ入ります、三七ページをお開き願います。三七ページから四四ページにかけまして、福祉保健局の事業別情報を記載してございます。
 まず、三七ページの医療提供体制の確保でございます。
 都民の生命と健康を守り、三百六十五日二十四時間の安心と患者中心の医療の実現を図るため、救急医療対策などの事業を実施いたしました。
 行政コスト計算書の下から三段目をごらん願います。当期収支差額はマイナス百二十億六千八百万余円、平成十八年度と比較すると二億八千三百万余円の減となっております。
 利用者一人当たりの行政コストは、表の最下段にございますように、一千百五十六円となっております。
 次の三八ページの保健サービスの向上以下、同様に記載してございます。ごらんいただければと思います。
 以上をもちまして、福祉保健局所管分の平成十九年度一般会計決算及び特別会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○山下委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。

○大山委員 九つです。
 一つ目は、福祉保健費の予算及び決算の推移です。
 二つ目は、福祉保健局の予算、決算額の推移、これは一般会計でいいです。
 それから三番目は、各種手当及び医療費助成等の予算及び決算の推移。
 それから四番目は、シルバーパス発行状況の推移。
 それから五番目は、福祉保健区市町村包括補助事業の区市町村別補助額、四つの事業それぞれでお願いします。
 それから六番目は、障害者地域生活支援事業の区市町村別実施状況をお願いします。どういうメニューを実施しているかとか、どれぐらいやっているかとか、それからその中身も、例えば手話通訳の派遣事業だったら有料なのか無料なのかとか、回数制限があるかとかということがわかるようにしてもらうと助かります。
 七番目は、認可保育園、それから認証保育所指導監査による指摘事項別件数をお願いします。これは、認可保育園とA型の認証、B型の認証の保育所別、それから指摘された施設数ということでお願いします。
 八番目は、障害者地域生活支援・就労促進三か年プランの目標と到達。
 九番目は、障害者施設の区市町村別施設数です。
 よろしくお願いします。

○山下委員長 ただいま大山副委員長から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○山下委員長 異議なしと認めます。理事者においては、要求されました委員と調整の上、提出願います。
 以上で福祉保健局関係を終わります。
 これをもちまして本日の分科会を閉会いたします。
   午後一時五十六分散会

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