各会計決算特別委員会速記録第二分科会第一号

平成十八年十月六日(金曜日)
第十委員会室
   午後一時二十三分開議
 出席委員 十名
委員長相川  博君
副委員長高橋かずみ君
副委員長清水ひで子君
遠藤  守君
原田 恭子君
神林  茂君
伊藤まさき君
吉倉 正美君
増子 博樹君
吉野 利明君

 欠席委員 なし

 出席説明員
病院経営本部本部長大塚 孝一君
経営企画部長及川 繁巳君
サービス推進部長鈴木  茂君
参事岸上  隆君
福祉保健局局長山内 隆夫君
次長吉川 和夫君
技監梶山 純一君
理事片岡 貞行君
総務部長杉村 栄一君
指導監査室長梶原 秀起君
医療政策部長細川えみ子君
保健政策部長清宮眞知子君
生活福祉部長永田  元君
高齢社会対策部長狩野 信夫君
少子社会対策部長都留 佳苗君
障害者施策推進部長吉岡 則重君
健康安全室長八木 憲彦君
企画担当部長松井多美雄君
事業調整担当部長牛島 和美君
医療改革推進担当部長高橋  誠君
連絡調整担当部長松浦 和利君
参事桜山 豊夫君
参事宮垣豊美子君
参事佐藤 恭信君
参事金丸 陽子君
参事奥澤 康司君
参事住友眞佐美君

本日の会議に付した事件
平成十七年度東京都各会計歳入歳出決算の認定について
病院経営本部関係
・平成十七年度東京都一般会計決算(説明)
福祉保健局関係
・平成十七年度東京都一般会計決算(説明)
・平成十七年度東京都母子福祉貸付資金会計決算(説明)
・平成十七年度東京都心身障害者扶養年金会計決算(説明)

○相川委員長 ただいまから平成十七年度各会計決算特別委員会第二分科会を開会いたします。
 このたび、第二分科会委員長にご選任いただきました相川博でございます。最初の分科会ですので、一言ごあいさつをさせていただきます。
 本日から約三週間、合計五回にわたりまして、本分科会に分担されております決算を審査してまいります。副委員長初め委員の皆様のご協力をいただきながら、分科会の円滑なる運営に努めてまいりたいと思いますので、よろしくご協力をお願い申し上げます。
 初めに、本分科会の議席について申し上げます。
 議席は、先ほどの打合会で、ただいまご着席のとおりとすることを申し合わせましたので、ご了承願います。
 次に、本分科会の日程につきましては、九月二十七日の委員会で決定されました審査日程に従いまして平成十七年度決算の審査を進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
 次に、本分科会の担当書記を紹介いたします。
 議事課の担当書記は、山田恵子さん、中村慶太君です。
 議案法制課の担当書記は、栗崎由美子さんです。
 よろしくお願いいたします。
   〔書記あいさつ〕

○相川委員長 本日は、病院経営本部及び福祉保健局関係の決算の審査を行います。
 なお、本日は説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は後日の分科会で行いたいと思います。ご了承願います。
 これより病院経営本部関係に入ります。
 初めに、病院経営本部長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。

○大塚病院経営本部長 病院経営本部長の大塚孝一でございます。
 相川委員長を初め委員の皆様方には日ごろからご指導を賜り、まことにありがとうございます。
 ご審議いただくに当たりまして、当局の幹部職員をご紹介させていただきます。
 経営企画部長の及川繁巳でございます。サービス推進部長鈴木茂でございます。参事で経営戦略・再編整備担当岸上隆でございます。当委員会との連絡等に当たらせていただきます総務課長中川原米俊でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
   〔理事者あいさつ〕

○相川委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○相川委員長 これより決算の審査を行います。
 平成十七年度東京都一般会計決算中、病院経営本部所管分を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○大塚病院経営本部長 病院経営本部所管にかかわる平成十七年度一般会計決算のご審議をお願いするに当たりまして、その概要についてご説明申し上げます。
 お手元にお配りしてございます資料のうち右上資料1、平成十七年度決算の概要をあけていただきまして、一ページをごらんください。
 まず、事業の概要につきましてご説明申し上げます。
 平成十七年度における病院経営本部所管分の一般会計決算は、本年四月に福祉保健局から病院経営本部に移管されました財団法人東京都保健医療公社の運営にかかわる補助金等にかかわるもののみでございます。
 次に、財団法人東京都保健医療公社の事業についてでございます。
 財団法人東京都保健医療公社は、地域の医療機関との連携に基づく地域医療のシステム化を推進するとともに、住民が必要とする保健医療サービスの提供等を行うことにより、都民の医療と福祉の向上に寄与する役割を担っております。
 平成十七年度におきましては、ごらんの四つの病院と、一つの検診センターの運営を行いました。
 次に、平成十七年度決算についてご説明申し上げます。
 二ページをお開き願います。
 まず、歳入ですが、予算現額二億三千八百万余円、収入済額二億一千六百万余円で、予算現額に対する収入率は九〇・六%となっております。
 次に、歳出でございます。予算現額百四億八千百万余円、支出済額百三億三百万余円、不用額一億七千八百万余円で、予算現額に対する執行率は九八・三%となっております。
 以上、平成十七年度病院経営本部所管の一般会計決算の概要についてご説明申し上げました。
 詳細につきましては、引き続き経営企画部長からご説明申し上げます。ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。

○及川経営企画部長 平成十七年度病院経営本部所管の一般会計決算の内容についてご説明いたします。
 それでは、お手元にお配りしてございます資料2、平成十七年度東京都一般会計決算説明書をごらんください。
 恐れ入りますが、一ページをお開き願います。決算の総括でございます。
 内容につきましては、ただいま本部長からご説明申し上げましたので、省略をさせていただきます。
 次に、歳入歳出の詳細についてご説明いたします。
 二ページをお開き願います。まず、歳入についてご説明申し上げます。
 第九款、財産収入、第一項、財産運用収入、第一目、財産貸付収入でございます。
 収入済額は八千九百八十一万余円、収入率は八〇・一%となっております。これは、公社に対する建物賃貸料を収入したものでございます。
 次に、三ページをお開きください。第十二款、諸収入、第十項、雑入、第三十二目、雑入でございます。
 収入済額は一億二千六百六十九万余円、収入率は一〇〇%となっております。これは、公社が運営する大久保病院の共益費を収入したものでございます。
 次に、歳出について申し上げます。
 恐れ入りますが、四ページをお開き願います。第七款、福祉保健費、第一項、福祉保健管理費、第一目、管理費でございます。
 支出済額は一千五百八十五万余円、執行率八六・二%となっております。これは、公社の運営に係る業務に従事する職員で福祉保健局総務部に所属した二名分の職員の給料や諸手当などを支出したものでございます。
 続きまして、五ページをお開き願います。第二項、医療政策費、第一目、管理費でございます。
 支出済額は三千八百四十六万余円、執行率九四・〇%となっております。これは、公社の運営に係る業務に従事する職員で福祉保健局医療政策部に所属した四名分の職員の給料や諸手当などを支出したものでございます。
 次に、六ページをごらんください。第二目、医療政策費でございます。
 支出済額は百二億四千九百七万余円、執行率九八・三%となっております。これは、公社への運営費補助金などを支出したものでございます。
 以上をもちまして、平成十七年度一般会計決算のうち病院経営本部所管分についての説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○相川委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。

○清水委員 二点お願いいたします。
 公社病院の経営指標の推移を過去五年間でお願いします。
 もう一点は、公社病院の職員定数と現員の推移を過去五年間でお願いいたします。
 二点、よろしくお願いします。

○相川委員長 ほかにございますか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○相川委員長 ただいま清水副委員長から二点の資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○相川委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求されました委員と調整の上、ご提出願いたいと思います。
 以上で病院経営本部関係を終わります。ご苦労さまでした。

○相川委員長 これより福祉保健局関係に入ります。
 初めに、福祉保健局長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。

○山内福祉保健局長 福祉保健局長の山内隆夫でございます。
 相川委員長を初め委員の皆様方には日ごろからご指導を賜り、まことにありがとうございます。
 本日から平成十七年度の一般会計及び特別会計の決算につきましてご審議をいただくことになります。事務事業の執行に当たりましては、今後とも一層の努力をしてまいる所存でございます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
 それでは、審議をいただくに先立ちまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 次長の吉川和夫でございます。技監の梶山純一でございます。健康安全担当理事の片岡貞行でございます。総務部長の杉村栄一でございます。指導監査室長の梶原秀起でございます。医療政策部長の細川えみ子でございます。保健政策部長の清宮眞知子でございます。生活福祉部長の永田元でございます。高齢社会対策部長の狩野信夫でございます。少子社会対策部長の都留佳苗でございます。障害者施策推進部長の吉岡則重でございます。健康安全室長の八木憲彦でございます。企画担当部長の松井多美雄でございます。事業調整担当部長の牛島和美でございます。医療改革推進担当部長の高橋誠でございます。連絡調整担当部長の松浦和利でございます。地域保健担当参事の桜山豊夫でございます。施設調整担当参事の宮垣豊美子でございます。子ども医療推進担当参事の佐藤恭信でございます。感染症・環境安全担当参事の金丸陽子でございます。食品医薬品安全担当参事の奥澤康司でございます。感染症危機管理担当参事の住友眞佐美でございます。最後に、当委員会との連絡に当たらせていただきます総務課長の吉井栄一郎でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
   〔理事者あいさつ〕

○相川委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○相川委員長 これより決算の審査を行います。
 平成十七年度東京都一般会計決算中、福祉保健局所管分、平成十七年度東京都母子福祉貸付資金会計決算及び平成十七年度東京都心身障害者扶養年金会計決算を一括して議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○山内福祉保健局長 それでは、平成十七年度決算の概要についてご説明申し上げます。
 平成十六年八月に局統合を行い、平成十六年度決算までは福祉費、健康費の科目ごとの作成となっておりましたが、平成十七年度決算から初めて福祉保健費として統合いたしました。
 それでは、お手元に配布してございます資料1、決算概要の一ページをお開き願います。第1、事業概要でございます。
 都民の方々が質の高い福祉サービスを安心して選択、利用し、地域で自立して暮らせる社会を築くことを目指す利用者本位の福祉や、患者中心の医療の実現を目指し、都民のライフステージの各段階にわたり、福祉、保健、医療施策を一体的、総合的に展開しております。
 1、社会福祉推進基盤の整備に関すること以下八つの施策体系に区分しております。ごらんいただきたいと存じます。
 次に、三ページをお開き願います。第2、決算の総括でございます。
 平成十七年度歳入歳出決算は、一般会計のほか、母子福祉貸付資金会計、心身障害者扶養年金会計の二つの特別会計がございます。
 まず、一般会計についてご説明いたします。なお、百万円未満については四捨五入してお示ししてございます。
 歳入につきましては、予算現額一千二十二億八千三百万円に対し、収入済額は九百三億六千四百万円で、予算現額に対する収入率は八八・三%となっております。
 次に、歳出でございますが、予算現額六千九百三十二億一千四百万円に対し、支出済額は六千三百八十二億三千万円で、予算現額に対する執行率は九二・一%となっております。
 次に、特別会計についてご説明いたします。
 まず、母子福祉貸付資金会計でございます。本会計は、母子及び寡婦福祉法に基づき、母子家庭に対し母子福祉資金の貸し付けを行うため設置しております。
 予算現額は歳入歳出とも四十六億八千九百万円、これに対し収入済額は五十億六千万円、支出済額は四十億三百万円であり、予算現額に対し収入率一〇七・九%、執行率八五・四%となっております。
 歳計剰余金十億五千七百万円は、翌年度への繰り越しとなっております。
 次に、心身障害者扶養年金会計でございます。本会計は、東京都心身障害者扶養年金制度を運用するため設置しております。
 予算現額は歳入歳出ともに四十三億四千八百万円、収入済額は四十一億七千七百万円、支出済額は四十一億六千万円であり、予算現額に対し収入率九六・一%、執行率九五・七%となっております。
 歳計剰余金一千七百万円は、翌年度への繰り越しとなっております。
 次に、四ページをお開き願います。第3、平成十七年度に実施した主な事業についてご説明申し上げます。
 まず1、社会福祉推進基盤の整備でございます。
 福祉改革推進のため、区市町村が地域の実情に応じて主体的に在宅福祉を中心とした地域福祉の基盤整備を図ることを支援する福祉改革推進事業を実施いたしました。
 また、福祉サービスの利用者が安心してサービスを選択できるとともに、サービス提供者の質の向上を図るための仕組みづくりとして、第三者機関によるサービス評価の普及、促進を行いました。
 2、医療提供体制の確保でございます。
 区市町村が実施しております平日夜間帯の小児初期救急医療事業について、運営費を助成するとともに休日・全夜間診療事業を実施いたしました。
 また、ビル火災や列車事故などの現場に医師、看護師等が出向いて救命処置を行います災害医療派遣チーム・東京DMATの拡充を図りました。
 3、保健施策の推進でございます。
 さまざまな健康づくり活動を行う企業、NPOなどの団体と連携して、広域的に普及、支援するための仕組みとして東京都健康づくり応援団を創設いたしました。
 また、乳がん検診体制を整備するため、市区町村に対して機器整備費の助成を実施いたしました。
 4、高齢者福祉施策の推進でございます。
 ケアを必要とする高齢者が地域の中で暮らし続けられるよう認知症高齢者グループホームの緊急整備促進を図りました。
 また、特別養護老人ホーム等の整備費の一部を補助し、計画的な整備を行いました。
 次に、五ページをお開き願います。5、子どもと家庭・女性福祉、母子保健、小児医療施策の推進でございます。
 大都市の多様な保育ニーズに対応するため、ゼロ歳児保育、十三時間開所を義務づけた都独自の制度である認証保育所の規模の拡大を図るなど、保育サービスの充実に努めました。
 また、地域における子育て機能の強化を図るため、児童相談所とともに虐待防止などの機能の一部を担う先駆型子ども家庭支援センターの設置を推進いたしました。
 6、障害者(児)施策の推進でございます。
 障害者地域生活支援緊急三カ年プランに基づき、障害者が可能な限り地域で自立して生活できるよう知的障害者グループホームなどの設置を推進いたしました。
 また、重症心身障害児の入所待機者の解消を図るため、昨年十二月、東部療育センターを開設いたしました。
 7、健康危機管理体制の充実でございます。
 薬物乱用から都民の健康と安全を守るため、条例に基づき薬物を指定し、製造、販売の中止や回収命令など取り締まりの強化を図りました。
 また、新たな健康危機等に対応するため、新型インフルエンザ対策行動計画を策定し、体制整備を図りました。
 以上が平成十七年度の福祉保健局における決算概要でございます。
 なお、詳細につきましては、引き続き総務部長からご説明申し上げますので、ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。

○杉村総務部長 それでは、決算の詳細につきまして、お手元の決算説明書によりご説明申し上げます。
 資料2、一般会計決算説明書をごらんいただきたいと思います。
 まず、歳入についてでございますが、五ページをお開き願います。分担金及び負担金でございます。
 収入済額は十四億二千百万余円、収入率は一〇五・三%となっております。
 次に、六ページをお開き願います。使用料及び手数料でございます。
 収入済額は二百二十二億一千三百万余円、収入率は八九・一%となっております。
 次に、一五ページをお開き願います。国庫支出金でございます。
 収入済額は五百一億一千七百万余円、収入率は七六・七%となっております。
 次に、二八ページをお開き願います。財産収入でございます。
 収入済額は二億七千四百万余円、収入率は八八・九%となっております。
 次に、三〇ページをお開き願います。寄附金でございます。
 収入済額は百九十万円、収入率一九〇・〇%となっております。
 次に、三一ページをごらんください。繰入金でございます。
 収入済額は十四億七千二百万余円となっております。
 次に、三四ページをお開き願います。諸収入でございます。
 収入済額は百四十八億六千百万余円、収入率一四四・九%となっております。
 次に、歳出でございますが、五九ページをお開き願います。福祉保健費でございます。
 支出済額は六千三百七十三億五千百万余円、執行率は九二・一%となっております。
 科目別の内訳ですが、まず福祉保健管理費でございますが、局管理事務、監理団体に対する補助金などに要する経費を支出いたしまして、支出済額は百八十三億七千四百万余円、執行率は八四・九%となっております。
 次に、六五ページをお開き願います。医療政策費でございます。
 医療対策、看護職員確保対策などに要する経費を支出いたしまして、支出済額は三百三十六億七千五百万余円、執行率は九五・〇%となっております。
 次に、七三ページをお開き願います。保健政策費でございます。
 老人保健事業、特定疾病対策、医療費助成事業などに要する経費を支出いたしまして、支出済額は千二百二十五億三千七百万余円、執行率は九九・三%となっております。
 次に、八二ページをお開き願います。生活福祉費でございます
 生活保護事業、国民健康保険制度の運営、地域福祉推進事業などに要する経費を支出いたしまして、支出済額は千七十億一千五百万余円、執行率は九〇・八%となっております。
 次に、九六ページをお開き願います。高齢社会対策費でございます。
 介護保険制度の運営やシルバーパスの交付など高齢者福祉の増進に要する経費を支出いたしまして、支出済額一千百五十三億六千五百万余円、執行率九二・三%となっております。
 次に、一〇九ページをお開き願います。少子社会対策費でございます。
 児童育成手当等の支給、小児疾病等医療費助成、児童福祉施設への保護委託などに要する経費を支出いたしまして、支出済額は八百七十九億八百万余円、執行率は九一・五%となっております。
 次に、一二三ページをお開き願います。障害者施策推進費でございます。
 心身障害者通所訓練等事業補助など各種在宅福祉サービスに要した経費、重度心身障害者手当等の支給、心身障害者施設の運営や心身障害者(児)施設への保護委託などに要する経費を支出したもので、支出済額一千百五十六億三千五百万余円、執行率は九四・九%となっております。
 次に、一三八ページをお開き願います。健康安全費でございます。
 食品並びに環境衛生対策、感染症対策などに要する経費を支出いたしまして、支出済額は百三十七億六千百万余円、執行率が九三・一%となっております。
 次に、一五〇ページをお開き願います。施設整備費でございます。
 社会福祉施設等の整備及び整備費補助に要する経費を支出いたしまして、支出済額は二百三十億七千七百万余円、執行率は六三・三%となっております。
 以上が福祉保健費の決算概要でございます。
 以上で一般会計決算説明書の説明を終わらせていただき、引き続き特別会計についてご説明申し上げます。
 まず、お手元の資料3、母子福祉貸付資金会計決算説明書についてご説明申し上げます。
 本会計は、母子及び寡婦福祉法に基づき、配偶者のない女性で児童を扶養している方に対しまして各種の資金をお貸しすることにより、母子の自立支援と福祉の増進を図るものでございます。
 まず、二ページをお開き願います。歳入でございます。
 母子福祉貸付金の返還金、一般会計からの繰入金、国庫からの借入金などを収入いたしまして、収入済額は五十億六千万余円、収入率は一〇七・九%となっております。
 次に、三ページをごらんください。歳出でございます。
 母子福祉貸付資金の貸付金などを支出いたしまして、支出済額は四十億二百万余円、執行率は八五・四%となっております。
 以上で母子福祉貸付資金会計決算説明書の説明を終わります。
 次に、お手元の資料4、心身障害者扶養年金会計決算説明書についてご説明申し上げます。
 本会計は、心身に障害のある方の保護者が亡くなったとき、または身体及び精神の機能を著しく喪失した状態になったときに、年金を支給することにより、障害者の方の生活の安定と福祉の向上を図ろうとするものでございます。
 まず、二ページをお開き願います。歳入でございます。
 東京都心身障害者扶養年金加入者の掛金、心身障害者扶養年金基金からの繰入金などを収入いたしまして、収入済額は四十一億七千六百万余円、収入率は九六・一%となっております。
 次に、三ページをごらんください。歳出でございます。
 東京都心身障害者扶養年金条例に基づく年金の給付等に基づく経費を支出いたしまして、支出済額は四十一億五千九百万余円、執行率は九五・七%となっております。
 以上が心身障害者扶養年金会計決算説明書の説明でございます。
 以上をもちまして、平成十七年度一般会計決算及び特別会計決算のうち福祉保健局所管分につきましての説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○相川委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。

○原田委員 八点お願いします。
 一つは、子どもの虐待に関する相談件数、相談体制の推移、過去五年間。
 二つ目、虐待対策に従事する児童福祉司、児童福祉専門員、ケースワーカー、心理療法担当職員などの配置の推移、過去五年間。
 先駆型子ども家庭支援センターの実績と状況、平成十五年から十七年。
 養育家庭と児童数の推移、過去五年間。
 専門養育家庭の実績、十五年から十七年まで。
 障害者地域生活支援緊急三カ年プランの実績、十五年から十七年。
 障害者就労支援事業の実績。
 認知症グループホーム緊急三カ年計画による設置数及び設置箇所。
 以上八点です。よろしくお願いします。

○清水委員 七点お願いします。
 福祉保健費の予算及び決算、不用額等の推移、過去十年お願いします。
 福祉保健局の分野別予算、決算額の推移、二〇〇〇年度以降お願いします。
 各種手当及び医療費助成などの予算及び決算の推移をお願いします。
 シルバーパスの発行状況の推移をお願いします。
 指定管理者、または民間移譲した施設及び移行前と後の職員数及び運営費、二〇〇五年度以降。
 病後児保育の実施状況と実績を過去五年間お願いします。
 最後に、看護師確保定着対策経費及び執行率の推移を九九年度以降お願いします。
 よろしくお願いします。

○相川委員長 ほかにございますか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○相川委員長 ただいま原田委員、清水副委員長から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○相川委員長 異議なしと認めます。理事者においては、要求されました委員と調整の上、提出願います。
 以上で福祉保健局関係を終わります。
 これをもちまして本日の分科会を閉会いたします。
   午後一時五十八分散会

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