各会計決算特別委員会速記録第二号

平成十八年十月六日(金曜日)
第十二委員会室
   午後一時二分開議
 出席委員 二十九名
委員長田代ひろし君
副委員長林田  武君
副委員長東村 邦浩君
副委員長相川  博君
理事佐藤 広典君
理事高橋かずみ君
理事野上 純子君
理事柿沢 未途君
理事清水ひで子君
理事樺山たかし君
遠藤  守君
鈴木 隆道君
原田 恭子君
高倉 良生君
神林  茂君
宇田川聡史君
尾崎 大介君
伊藤まさき君
たぞえ民夫君
上野 和彦君
吉倉 正美君
野島 善司君
西岡真一郎君
増子 博樹君
坂本たけし君
鈴木 一光君
石毛しげる君
古館 和憲君
名取 憲彦君

 欠席委員 二名

 出席説明員
出納長室出納長幸田 昭一君
副出納長関  敏樹君
副出納長牛山 幸彦君
会計制度担当部長細野 友希君

本日の会議に付した事件
平成十七年度東京都各会計歳入歳出決算の認定について
平成十七年度決算概要(説明)
・平成十七年度東京都一般会計決算
・平成十七年度東京都特別区財政調整会計決算
・平成十七年度東京都地方消費税清算会計決算
・平成十七年度東京都小笠原諸島生活再建資金会計決算
・平成十七年度東京都母子福祉貸付資金会計決算
・平成十七年度東京都心身障害者扶養年金会計決算
・平成十七年度東京都中小企業設備導入等資金会計決算
・平成十七年度東京都農業改良資金助成会計決算
・平成十七年度東京都林業・木材産業改善資金助成会計決算
・平成十七年度東京都沿岸漁業改善資金助成会計決算
・平成十七年度東京都と場会計決算
・平成十七年度東京都都営住宅等事業会計決算
・平成十七年度東京都都営住宅等保証金会計決算
・平成十七年度東京都都市開発資金会計決算
・平成十七年度東京都用地会計決算
・平成十七年度東京都公債費会計決算
・平成十七年度東京都多摩ニュータウン事業会計決算
・平成十七年度東京都市街地再開発事業会計決算
・平成十七年度東京都臨海都市基盤整備事業会計決算

○田代委員長 ただいまより平成十七年度各会計決算特別委員会を開会いたします。
 初めに、一言ごあいさつを申し上げます。
 本日から、さきにご決定いただきました実施要領並びに審査日程に従いまして、平成十七年度決算の審査を進めてまいりますので、よろしくお願い申し上げます。
 なお、決算審査の参考資料として、平成十七年度予算の審議等における懸案事項の措置状況調をお手元に配布してございます。後ほどご参照よろしくお願い申し上げます。
 質疑に関して、各委員の皆様方にお願い申し上げます。
 本委員会は決算の審査であり、お忙しい中での日程でもありますので、質疑の際は、平成十七年度決算の審査から逸脱しないよう、委員長として特にお願い申し上げたいと思います。ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
 本日は、決算審査の第一回目でございますので、平成十七年度会計決算について出納長から説明を聴取いたします。
 なお、局別の説明聴取と資料要求は、本委員会終了後、それぞれの分科会に分かれて行いますので、ご了承をお願いいたします。
 この際、理事者の皆様方に申し上げます。
 過日の委員会で決定いたしました実施要領の中で、理事者にかかわるものについては、各局へも周知徹底されますよう、よろしくお願い申し上げます。
 それでは、出納長からあいさつ並びに幹部職員の紹介がございます。

○幸田出納長 出納長の幸田昭一でございます。一言ごあいさつを申し上げます。
 田代委員長を初め各委員の皆様、平成十七年度一般会計及び特別会計の決算につきましてのご審議、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 なお、ただいま委員長からいただきました委員会及び分科会の運営に関しますご要望につきましては、直ちに各局に対しまして周知徹底をいたしまして、審議が円滑に行われますよう、万全を尽くしてまいります。
 それでは、出納長室幹部職員を紹介させていただきます。
 副出納長の関敏樹でございます。警視庁・東京消防庁担当副出納長の牛山幸彦でございます。会計制度担当部長の細野友希でございます。本委員会と各局との連絡調整を担当いたします総務課長の松下隆弘、また会計企画課長の高本賢司でございます。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者あいさつ〕

○田代委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○田代委員長 これより決算の審査を行います。
 平成十七年度東京都各会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 決算の概要について、理事者の説明を求めます。

○幸田出納長 平成十七年度歳入歳出決算の概要につきまして、お手元配布の平成十七年度各会計歳入歳出決算概要によりましてご説明申し上げます。
 本委員会でご審議いただきますのは、出納長所管の平成十七年度一般会計及び特別区財政調整会計等十八の特別会計につきましての歳入歳出決算でございます。
 一ページをお開き願いたいと存じます。一般会計及び特別会計の歳入歳出決算総括表でございます。
 まず、一般会計につきましては、歳入決算額が六兆千三百五十九億八千万余円、歳出決算額が六兆四百九十七億九千七百万余円で、歳入から歳出を差し引いた差額は八百六十一億八千三百万余円となっております。
 また、十八の特別会計を合わせました歳入決算額は四兆七千六百三十五億四千八百万余円、歳出決算額が四兆六千二百九億二千三百万余円で、その差額は千四百二十六億二千四百万余円となっております。
 これら一般会計及び十八特別会計を合計した歳入決算額は十兆八千九百九十五億二千九百万余円、歳出決算額は十兆六千七百七億二千百万余円であり、その差額は二千二百八十八億八百万余円となっております。
 各会計の差額につきましては、平成十八年度に繰り越しをいたしました。
 次に、二ページ及び三ページの会計別決算総括表についてご説明申し上げます。この表は、予算現額と収入済額、支出済額等を比較したものでございます。
 まず、最上段の一般会計でございますが、二ページの歳入では、予算現額が六兆二千八百四十億五千万余円、収入済額は六兆千三百五十九億八千万余円で、予算現額に対しまして千四百八十億七千万余円下回り、予算現額に対する収入済額の割合は九七・六%となっております。
 また、三ページの歳出につきましては、予算現額が六兆二千八百四十億五千万余円、支出済額が六兆四百九十七億九千七百万余円、翌年度繰越額が三百六十四億二千百万余円、不用額は千九百七十八億三千二百万余円で、予算現額に対する支出済額の割合は九六・三%となっております。
 次に、特別会計についてご説明申し上げます。
 二ページの下から二段目をごらんいただきたいと思います。十八の特別会計を合計いたしますと、歳入では、予算現額が四兆八千三百八十三億六千三百万余円、収入済額は四兆七千六百三十五億四千八百万余円で、予算現額に対しまして七百四十八億千五百万余円下回り、予算現額に対する収入済額の割合は九八・五%となっております。
 また、三ページの歳出につきましては、予算現額が四兆七千四十五億四千五百万余円、支出済額が四兆六千二百九億二千三百万余円、翌年度繰越額が四十七億二千三百万余円、不用額は七百八十八億九千八百万余円で、予算現額に対する支出済額の割合は九八・二%となっております。
 これら一般会計及び十八の特別会計を合計いたしますと、二ページの最下段にございますように、歳入では、予算現額が十一兆千二百二十四億千四百万余円、収入済額は十兆八千九百九十五億二千九百万余円で、予算現額に対しまして二千二百二十八億八千五百万余円下回り、予算現額に対する収入済額の割合は九八・〇%となっております。
 また、三ページの歳出につきましては、予算現額が十兆九千八百八十五億九千六百万余円、支出済額が十兆六千七百七億二千百万余円、翌年度繰越額が四百十一億四千四百万余円、不用額は二千七百六十七億三千百万余円で、予算現額に対する支出済額の割合は九七・一%となっております。
 なお、四ページ及び五ページに、一般会計の歳入歳出を款別にお示ししてございますので、後ほどごらんいただきたいと存じます。
 以上が、出納長の所管いたします一般会計及び特別会計の歳入歳出決算の概要でございます。
 続きまして、平成十七年度各会計歳入歳出決算の実質収支についてご説明申し上げます。
 六ページをお開きいただきたいと存じます。
 まず、上段の一般会計でございますが、先ほど申し上げましたとおり、歳入総額から歳出総額を差し引いた形式収支は八百六十一億八千三百万余円となっております。これから、繰越明許費繰越額と事故繰越繰越額を合わせました、翌年度へ繰り越すべき財源である百九十六億千九百万余円を差し引いた実質収支額は六百六十五億六千三百万余円となっております。
 同様に、中段の特別会計でございますが、形式収支が千四百二十六億二千四百万余円となり、これから翌年度へ繰り越すべき財源といたしまして五億五千六百万余円を差し引いた実質収支額は千四百二十億六千八百万余円となっております。
 これら一般会計と特別会計を合計した実質収支額は、最下段のとおり二千八十六億三千二百万余円となっております。
 なお、これに関連いたしまして、本年八月に財務局が発表いたしました普通会計決算では、実質収支が五百二十九億円の黒字となっており、昨年度の二百七十六億円の赤字から黒字に転換したものとなっております。
 ご案内のとおり、普通会計決算は、各地方公共団体の財政状況の把握や地方財政全体の分析等に用いるため、総務省の定める基準によりまして作成されるものでございます。
 この普通会計決算の実質収支額と出納長の決算における実質収支額とが異なるのは、出納長の決算における実質収支額が、翌年度へ繰り越すべき財源といたしまして自治法等で定められました繰越明許費及び事故繰越の財源のみを計上しておるのに対しまして、普通会計決算では、これらに加えまして、事業繰越及び支払い繰り延べの財源も計上しているためでございます。
 最後に、平成十七年度末におけます財産について申し上げます。
 七ページ、八ページの財産総括表をごらんください。
 地方自治法で定められました財産は、七ページの公有財産、八ページの物品、債権、基金の四種類でございまして、財産の区分ごとに、平成十七年三月末現在高、決算年度中増減高及び平成十八年三月末現在高をお示ししてございます。
 それぞれの内容につきましては、後ほどごらんいただきたいと存じます。
 以上をもちまして、平成十七年度各会計歳入歳出決算概要の説明を終わらせていただきます。
 よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○田代委員長 説明は終わりました。
 この際、各分科会委員長に申し上げます。
 分科会における局別質疑終了後は、速やかに審査報告書を提出されますようお願い申し上げます。
 以上をもちまして本日の委員会を閉会といたします。
   午後一時十五分散会