委員長 | 小磯 善彦君 |
副委員長 | 矢島 千秋君 |
副委員長 | 大沢 昇君 |
植木こうじ君 | |
田中たけし君 | |
伊藤 ゆう君 | |
松下 玲子君 | |
橘 正剛君 | |
串田 克巳君 | |
林田 武君 |
欠席委員 なし
出席説明員労働委員会事務局 | 局長 | 押元 洋君 |
環境局 | 局長 | 大橋 久夫君 |
総務部長 | 白石弥生子君 | |
企画担当部長 | 大野 輝之君 | |
都市地球環境部長 | 小山 利夫君 | |
環境改善部長 | 梶原 秀起君 | |
参事 | 柿沼 潤一君 | |
自動車公害対策部長 | 中島 博君 | |
参事 | 前田 敏宣君 | |
自然環境部長 | 福島 章人君 | |
廃棄物対策部長 | 森 浩志君 | |
参事 | 長嶋 博宣君 | |
局務担当部長 | 月川 憲次君 | |
建設局 | 局長 | 岩永 勉君 |
次長 | 浅倉 義信君 | |
道路監 | 柿堺 至君 | |
総務部長 | 矢口 貴行君 | |
用地部長 | 藤井 芳弘君 | |
道路管理部長 | 石渡 秀雄君 | |
道路建設部長 | 道家 孝行君 | |
公園緑地部長 | 内海 正彰君 | |
河川部長 | 野村 孝雄君 | |
企画担当部長 | 林 健一郎君 | |
道路保全担当部長 | 阿部 博君 | |
道路計画担当部長 | 桐越 信君 | |
参事 | 小田 昭治君 | |
参事 | 伊藤 精美君 |
本日の会議に付した事件
平成十六年度東京都各会計歳入歳出決算の認定について
労働委員会事務局関係
・平成十六年度東京都一般会計決算(説明)
環境局関係
・平成十六年度東京都一般会計決算(説明)
建設局関係
・平成十六年度東京都一般会計決算(説明)
○小磯委員長 ただいまから平成十六年度各会計決算特別委員会第三分科会を開会いたします。
本日は、労働委員会事務局、環境局、建設局関係の順で決算の審査を行います。
なお、本日は説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は後日の分科会で行いたいと思います。ご了承願います。
これより労働委員会事務局関係に入ります。
初めに、労働委員会事務局長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。
○押元労働委員会事務局長 労働委員会事務局長の押元洋でございます。
甚だ微力ではございますけれども、事務局職員一同力を合わせまして、労働委員会の使命でございます労使関係の安定と正常化に努めてまいります。小磯委員長を初め委員の皆様方の一層のご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いを申し上げます。
引き続きまして、幹部職員を紹介させていただきます。
本分科会との連絡に当たらせていただきます、参事で総務課長事務取扱の細渕順一でございます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
〔理事者あいさつ〕
○小磯委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。
○小磯委員長 これより決算の審査を行います。
平成十六年度東京都一般会計決算中、労働委員会事務局所管分を議題といたします。
本件について理事者の説明を求めます。
○押元労働委員会事務局長 労働委員会事務局にかかわります平成十六年度決算の審議に当たりまして、事業と決算の概要につきましてご説明を申し上げます。
お手元にお配りをしてございます平成十六年度決算概要をお開きいただきたいと存じます。
決算概要の一ページをごらん願います。事業の概要でございます。
労働委員会は、労働組合法及び地方自治法に基づいて設置をされました合議制の行政委員会でございまして、公益委員、労働者委員、使用者委員の三者で構成をされております。委員の数につきましては、労働組合法及び同法施行令で基準を定めておりまして、東京都では、現在、それぞれ十三名、合計で三十九名となっております。
労働委員会は、労働組合法、労働関係調整法などの規定に基づきまして、公平な立場から労使間の紛争処理等を行うことにより、労働基本権の保護並びに労使関係の安定と正常化に努めているところでございます。
労働委員会の機能といたしましては、判定的機能と調整的機能に大別することができます。
まず、判定的機能でございますが、労働者側の申し立てに基づきまして、不当労働行為の審査、すなわち、使用者の行った行為が労働組合法第七条によって禁止をされた行為に該当するか否かを判定いたしまして、救済命令を発するなど、適切な措置を講ずることが主なものでございます。このほか、労働組合の資格審査などがございます。
次に、二ページをごらんいただきたいと存じます。調整的機能でございます。
労使紛争が自主的に解決されない場合に、当事者の申請または職権によりまして、あっせん、調停または仲裁を行うことが主なものでございます。このほか、主として、争議予告通知を受けました公益事業を対象とする労働争議の実情調査などがございます。
次に、平成十六年度中に取り扱いました事件の概要について申し上げます。二ページの下段の表をごらんいただきたいと存じます。
まず、取扱件数でございますが、審査関係では、不当労働行為事件が五百八件、労働組合の資格審査が六百三十件、合わせまして千百三十八件でございます。また、調整関係では、あっせん、調停事件が二百三件、労働争議の実情調査が二百七十六件、合わせまして四百七十九件で、取扱総件数は千六百十七件でございます。
このうち、平成十六年度中に新規に受け付けました事件数につきましては、審査関係が二百二十二件、調整関係が二百九十件で、計五百十二件となっております。
また、平成十六年度中に終結いたしました事件数は、審査関係が三百二十件、調整関係が三百二十三件で、計六百四十三件となっております。
続きまして、三ページをごらんいただきたいと存じます。決算の概要について申し上げます。
決算額を予算額と比べますと、歳入におきましては、予算現額が二千円に対しまして、収入済額が八千四百三十二円となっておりまして、差し引きは六千四百三十二円でございます。
また、歳出におきましては、予算現額が七億一千九百万円に対しまして、支出済額は六億八千八百四十七万余円となっておりまして、差引不用額は三千五十二万余円でございまして、予算現額に対する支出済額の割合は九五・八%でございます。
以上が平成十六年度の事業と決算の概要でございますが、引き続きまして、お手元にお配りをしております平成十六年度東京都一般会計決算説明書によりご説明を申し上げます。
一ページ目及び二ページ目は決算の総括でございますが、ただいまご説明を申し上げましたので、省略をさせていただきます。
恐れ入りますが、三ページをごらんいただきたいと存じます。決算の内容でございます。
まず、歳入でございます。
使用料及び手数料といたしましては、三十円の情報公開手数料収入がございました。
恐れ入りますが、四ページをお開きいただきたいと存じます。諸収入といたしまして、所得税還付金等による八千四百二円の雑入等がございました。
次に、五ページをごらんいただきたいと存じます。歳出でございます。
産業労働費、労働委員会費のうち委員会費をごらんいただきたいと存じます。
予算現額が二億四千五百八十三万円に対しまして、支出済額は二億三千二百七十二万余円でございます。不用額は一千三百十万余円となっておりまして、執行率は九四・七%でございます。
この委員会費の支出の内訳は、委員の報酬及び委員会の運営費でございます。
また、不用額は、給与関係費の実績による残ほかでございます。
恐れ入りますが、続きまして一番最後のページでございますが、六ページをごらんいただきたいと存じます。管理費をごらんいただきたいと存じます。
予算現額四億七千三百十七万円に対しまして、支出済額は四億五千五百七十五万余円でございます。不用額は一千七百四十一万余円となっておりまして、執行率は九六・三%でございます。
この管理費の支出の内訳は、事務局職員の給与関係費及び委員会事務局の運営費でございます。
また、不用額は、給与関係費の実績による残ほかでございます。
以上でご説明を終了させていただきます。よろしくご審議賜りますようお願いを申し上げます。
○小磯委員長 説明は終わりました。
この際、資料要求のある方はご発言願います。
○植木委員 現在係争中の案件で、五年以上かかっている案件の主な内容についてお示し願います。
以上です。
○小磯委員長 ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小磯委員長 ただいま植木委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小磯委員長 異議なしと認めます。理事者においては、要求されました委員と調整の上、提出願います。
以上で労働委員会事務局関係を終わります。
○小磯委員長 これより環境局関係に入ります。
初めに、環境局長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。
○大橋環境局長 環境局長の大橋久夫でございます。
小磯委員長を初め委員の皆様方には、平素から当局所管の事務事業につきまして特段のご指導を賜り、まことにありがとうございます。今後とも、事務事業の適正かつ効率的な執行に努めてまいりますので、委員の皆様方の一層のご指導、ご教示を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
早速でございますが、お手元配布の環境局理事者名簿に従いまして、当局の幹部職員をご紹介申し上げます。
総務部長の白石弥生子でございます。企画担当部長の大野輝之でございます。都市地球環境部長の小山利夫でございます。環境改善部長の梶原秀起でございます。環境改善技術担当参事の柿沼潤一でございます。自動車公害対策部長の中島博でございます。交通需要マネジメント担当参事の前田敏宣でございます。自然環境部長の福島章人でございます。廃棄物対策部長の森浩志でございます。調整担当参事でスーパーエコタウン担当兼務の長嶋博宣でございます。局務担当部長で環境科学研究所次長の月川憲次でございます。また、当委員会との連絡を担当いたします総務課長の奥田信之でございます。
以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
〔理事者あいさつ〕
○小磯委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。
○小磯委員長 これより決算の審査を行います。
平成十六年度東京都一般会計決算中、環境局所管分を議題といたします。
本件について理事者の説明を求めます。
○大橋環境局長 平成十六年度の環境局所管の決算審査をお願いするに当たりまして、当局の事務事業と決算の概要についてご説明申し上げます。
環境局では、東京が直面する深刻な環境問題に対して、現場感覚とスピード感覚を生かし、ディーゼル車規制を初め、国に先駆けた果断な取り組みを進めております。今後とも、環境局職員一丸となって施策の推進に努め、東京の環境の改善に取り組んでまいります。
それでは、お手元に配布してございます資料、平成十六年度決算概要の一ページをお開き願います。
当局所管の事務事業は、大別いたしますと次の四事業でございます。まず第一は、都市と地球の持続可能性の確保に関する事業でございます。第二は、健康で安全な環境の確保に関する事業でございます。第三は、自然環境の保全と再生に関する事業でございます。第四は、廃棄物対策の推進に関する事業でございます。
次に、中段の2、決算の総括をごらんいただきますと、歳入につきましては、予算現額の百三十八億七千五百万円に対しまして、収入済額は百三十二億一千八百万円、収入率は九五・三%となっております。
次に、歳出でございますが、予算現額二百九十五億三千二百万円に対しまして、支出済額は二百四十二億九百万円、不用額は五十三億二千三百万円で、執行率は八二・〇%となっております。
なお、不用額には、十三億四千万円の翌年度繰越額が含まれております。
次に、二ページをごらんいただきたいと存じます。平成十六年度に実施いたしました主な事業でございます。
第一に、オフィス等大規模事業所のCO2排出削減対策の強化など地球温暖化対策の推進や、東京の地域特性に応じたモデルの検討などヒートアイランド対策に二億百万円を支出いたしました。
第二に、粒子状物質減少装置の装着促進補助や車両買いかえの融資あっせんなど、ディーゼル車対策に三十四億九百万円を支出いたしました。
第三に、ダイオキシン類汚染土壌対策など有害化学物質対策の推進に二億八千五百万円を支出いたしました。
第四に、自然環境の保全と再生のため、保全緑地の公有化や多摩の森林再生など、緑地保全策の推進に十四億三千七百万円を支出いたしました。
第五に、廃棄物の埋立処分作業、海面処分場の建設整備などに四十八億四百万円を支出いたしました。
以上、雑駁でございますが、平成十六年度決算の概要につきましてご説明を申し上げました。詳細につきましては、総務部長からご説明申し上げます。
○白石総務部長 それでは私から、お手元の平成十六年度一般会計歳入歳出決算説明書によりご説明申し上げます。
表紙の次のページ、目次をごらんください。
1の総括につきましては、ただいま局長からご説明申し上げましたので、私からは、五ページ以降、歳入、歳出の内容についてご説明させていただきます。なお、金額につきましては、百万円未満を四捨五入して説明させていただきます。
初めに、歳入、五ページをお開き願います。
まず、第六款、分担金及び負担金は、予算現額一千五百万円に対しまして、収入済額一千三百万円、収入率九一・七%でございます。
これは、大田区大森南におけるダイオキシン類汚染土壌対策事業において、地元区の費用負担金を収入したものでございます。
次に、六ページをお開き願います。第七款、使用料及び手数料は、予算現額三十二億九千百万円に対しまして、収入済額三十一億四千二百万円、収入率九五・五%でございます。
これは、東京都自然公園条例等に基づく使用料並びに東京都廃棄物条例等に基づく手数料などを収入したものでございます。これら手数料の内訳は、七ページから八ページにかけて記載しております。
次に、九ページをお開き願います。第八款、国庫支出金ですが、予算現額三十五億三千百万円に対しまして、収入済額十四億四千四百万円、収入率四〇・九%でございます。
これは、東京臨海部におけるスーパーエコタウン整備及び小笠原公園整備などに対する国庫補助金や、次の一〇ページにございます、国の酸性雨測定所の管理運営委託業務などに係る国庫委託金を収入したものでございます。
次に、一一ページでございます。第九款、財産収入は、予算現額八千六百万円に対しまして、収入済額七千三百万円、収入率八五・一%でございます。
これは、普通財産の賃貸借契約に基づく賃貸料や特許権実施収入を収入したものでございます。
次に、一二ページをお開き願います。第十二款、諸収入は、予算現額六十九億五千二百万円に対しまして、収入済額八十五億四千五百万円、収入率一二二・九%でございます。
その内容は二〇ページにかけて記載しておりますが、主なものといたしましては、一三ページ、公害防止資金や保存樹林公有化資金等の貸し付けに係る償還金や利子、一四ページ、一般廃棄物等埋立処分及び清流復活事業に係る特別区負担分の受託事業収入、一五ページ、ダイオキシン類汚染土壌対策事業における事業者の費用負担金、一九ページ、燃料電池発電システム等からの余剰電力の売り払い代金、二〇ページ、三井物産株式会社からの損害賠償金等を収入したものでございます。
次に、歳出についてご説明申し上げます。
二一ページをお開き願います。第六款、環境費でございます。歳出合計は、予算現額が二百九十五億三千二百万円に対しまして、支出済額が二百四十二億九百万円、執行率八二・〇%でございます。環境費には、環境管理費、環境保全費、廃棄物費の三項がございます。
まず、第一項、環境管理費でございます。予算現額二十九億八千五百万円に対しまして、支出済額二十七億八千八百万円、執行率は九三・四%でございます。
このうち、まず第一目、管理費は、予算現額二十二億四千七百万円に対しまして、支出済額二十億七千五百万円、執行率は九二・三%でございます。
内容といたしましては、職員の人件費、嘱託員の報酬、局の一般管理経費を支出したものでございます。
次に、二三ページをお開き願います。第二目、企画調整費でございます。
予算現額七億三千八百万円に対しまして、支出済額七億一千三百万円、執行率は九六・六%でございます。
内容といたしましては、東京都環境審議会の運営などの環境保全施策の総合調整などに支出したものでございます。
次に、二五ページをお開き願います。第二項、環境保全費でございます。予算現額百四十七億四千二百万円に対しまして、支出済額百二十三億四千百万円、執行率は八三・七%でございます。
このうち、まず第一目、管理費は、予算現額二十九億八千六百万円に対しまして、支出済額二十七億九千五百万円、執行率は九三・六%でございます。
内容は、環境保全対策に従事する職員の人件費でございます。
次に、二六ページをお開き願います。第二目、都市地球環境費でございます。
予算現額五億八百万円に対しまして、支出済額二億三千四百万円、執行率は四六・〇%でございます。
内容としましては、二七ページにかけて記載しておりますように、オフィス等大規模事業所のCO2排出削減対策の強化などの地球温暖化対策や、ヒートアイランド対策、環境影響評価条例施行事務などに要した経費でございます。
次に、二八ページをお開き願います。第三目、環境改善費でございます。
予算現額十億六千三百万円に対しまして、支出済額九億一千万円、執行率は八五・六%でございます。
内容といたしましては、三一ページにかけて記載しておりますが、大気汚染状況の常時監視などの大気環境対策、三〇ページの大田区におけるダイオキシン類汚染土壌対策などに要した経費でございます。
次に、三二ページをお開き願います。第四目、自動車公害対策費でございます。
予算現額五十億七千万円に対しまして、支出済額三十六億五千三百万円、執行率は七二・〇%でございます。
内容といたしましては、三三ページにかけて記載しておりますが、ディーゼル車排出ガス規制の着実な実施に向けた取り締まりシステムの強化、粒子状物質減少装置の装着に対する補助などディーゼル車対策の支援に要した経費でございます。
次に、三五ページをお開き願います。第五目、自然環境費でございます。
予算現額四十七億三千五百万円に対しまして、支出済額四十四億二百万円、執行率は九三・〇%でございます。
内容としましては、三八ページにかけて記載しておりますが、東京都自然環境保全審議会の運営やカラス対策などの自然の保護と回復に関する施策の推進、水質環境の監視など水環境対策、三六ページの保全緑地の公有化や多摩の森林再生などの緑地保全策、自然公園の管理及び整備などに要した経費でございます。
次に、三九ページをお開き願います。第六目、環境科学研究所費でございます。
予算現額三億八千万円に対しまして、支出済額三億四千七百万円、執行率は九一・三%でございます。
内容としましては、環境保全対策に関する調査研究などに要した経費でございます。
次に、四〇ページをお開き願います。第三項、廃棄物費でございます。予算現額百十八億五百万円に対しまして、支出済額九十億八千万円、執行率は七六・九%でございます。
このうち、まず第一目、管理費は、予算現額十七億九千二百万円に対しまして、支出済額十六億七千六百万円、執行率九三・五%でございます。
内容としましては、廃棄物対策の業務に係る人件費などに要した経費でございます。
次に、四一ページ、第二目、廃棄物対策費でございます。
予算現額九十四億百万円に対しまして、支出済額六十九億八千八百万円、執行率は七四・三%でございます。
内容としましては、東京臨海部における産業廃棄物処理施設の整備支援など廃棄物の規制、指導、資源循環の推進、四二ページに記載してございます市町村事業への支援、廃棄物の埋立処分、河川清掃作業などに要した経費でございます。
次に、四四ページをお開き願います。第三目、施設整備費でございます。
予算現額六億一千二百万円に対しまして、支出済額四億一千六百万円、執行率は六八・〇%でございます。
内容としましては、海面処分場等の建設整備に要した経費でございます。
次に、四五ページ、第十七款、諸支出金でございます。
内容は、廃棄物処理手数料等の過誤納金の還付に要した経費でございます。
以上で平成十六年度一般会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願いいたします。
○小磯委員長 説明は終わりました。
この際、資料要求のある方はご発言願います。
○植木委員 一つは、自動車公害対策に要した経費、見積もりと実績の推移をお願いします。
それから、都内の二酸化炭素排出量の推移と、二酸化窒素排出量と浮遊粒子状物質の基準達成状況の推移、それぞれ五年間お願いします。
それから、アセス条例が改定されましたけれども、いわゆる旧アセスで対象になるはずだった建物が、アセス改定後対象から外れた建物の名称、高さ、床面積をお示し願いたいと思います。
それから、自然エネルギーの活用状況について。
それから、緑の防災ネットワークの進捗状況について。
それから、不用額が出ておりますけれども、その不用額の主な内容について、原因、内容についてお示し願いたいと思います。
○小磯委員長 ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小磯委員長 ただいま植木委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小磯委員長 異議なしと認めます。理事者においては、要求されました委員と調整の上、提出願います。
以上で環境局関係を終わります。
○小磯委員長 これより建設局関係に入ります。
初めに、建設局長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。
○岩永建設局長 建設局長の岩永勉でございます。
小磯委員長を初め委員の皆様には、建設局の事業につきまして日ごろからご指導、ご鞭撻を賜り、まことにありがとうございます。今後とも、事務事業の適正かつ効率的な執行に努めてまいりますので、よろしくお願い申し上げます。
それでは、お手元の名簿に従いまして、当局の幹部職員をご紹介させていただきます。
次長の浅倉義信でございます。道路監の柿堺至でございます。総務部長の矢口貴行でございます。用地部長の藤井芳弘でございます。道路管理部長の石渡秀雄でございます。道路建設部長の道家孝行でございます。公園緑地部長の内海正彰でございます。河川部長の野村孝雄でございます。企画担当部長の林健一郎でございます。道路保全担当部長の阿部博でございます。道路計画担当部長の桐越信でございます。参事で総合調整担当の小田昭治でございます。参事で公園計画担当の伊藤精美でございます。また、当分科会との連絡を担当します総務課長の庄司貞夫でございます。
以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
〔理事者あいさつ〕
○小磯委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。
○小磯委員長 これより決算の審査を行います。
平成十六年度東京都一般会計決算中、建設局所管分を議題といたします。
本件について理事者の説明を求めます。
○岩永建設局長 建設局の平成十六年度決算についてご説明いたします。
お手元に配布してございます平成十六年度決算概要によりまして、ご説明いたします。
一ページをお開き願います。最初に、決算の総括でございます。
歳入一千五百八十九億八千六十五万余円、収入率は九二・四%、歳出四千百二十億三千二十一万余円、執行率は九四・〇%でございます。
次に、主要事業の概要をご説明いたします。
まず、道路事業でございますが、道路の新設、拡幅につきましては、道路ネットワークを形成する上で緊急性の高い都市計画道路である環状第八号線や環状第五の一号線など区部環状方向の道路や、調布保谷線や府中所沢鎌倉街道線など多摩の南北方向の道路を重点的に整備を進め、綾部原トンネルなど約九キロが完成いたしました。
既存の道路につきましては、歩道の整備や路面補修などを実施するとともに、交通渋滞緩和に効果の大きい交差点すいすいプラン一〇〇を推進し、東村山市の秋津三丁目交差点など七カ所が完了いたしました。
また、橋梁の整備につきましては、多摩川中流部にかかる多摩川原橋などの整備促進を図るとともに、橋梁の新設やかけかえを進めた結果、葛飾区の高砂橋、青梅市の平溝川大橋、足立区の新加平橋が完成いたしました。
二ページをお開き願います。鉄道の連続立体交差事業につきましては、踏切による交通渋滞と地域分断の解消を図るため、JR中央線や京浜急行線などで重点的に事業を推進いたしました。
新交通システムの整備につきましては、日暮里・舎人線におきまして、支柱及びけた架設工事などを実施するとともに、東京臨海新交通「ゆりかもめ」の延伸部におきまして、高架げたの床版や走行路の工事などを実施いたしました。
次に、河川事業でございます。
中小河川の改修事業につきましては、一時間五〇ミリの降雨に対処するため、神田川、空堀川などで改修を進め、約一・四キロの護岸が完成いたしました。また、神田川の環七地下調節池の第二期工事を推進いたしました。
高潮防御施設の整備につきましては、東部低地帯や城南地域で防潮堤や護岸の整備を進めるとともに、江東内部河川では耐震護岸の整備を推進いたしました。
また、隅田川では、堤防の耐震性を高め、あわせて水辺に親しめる環境を創出するスーパー堤防やテラス整備を実施いたしました。
そのほか、旧江戸川、隅田川におきまして緊急耐震対策事業を推進いたしました。
次に、公園事業でございます。
都立公園につきましては、六仙公園などの用地買収や中川公園などの造成を行い、整備を進めました。
また、初めて指定管理者制度を導入した小山内裏公園など、約六十四・四ヘクタールを開園いたしました。
また、既設公園におきましては、篠崎公園などで防災公園としての施設整備を実施いたしました。
三ページをお開き願います。動物園におきましては、希少動物の保護、繁殖を図るとともに、来園者に楽しさや快適さを提供するため、施設整備を推進し、多摩動物公園のオランウータン展示施設が完成いたしました。
また、霊園につきましては、青山霊園で立体式墓地の整備など再生事業を推進いたしました。
次は、生活再建対策でございます。
公共事業の施行に伴う用地取得を円滑に進めるため、生活再建資金の貸し付けや代替地の提供などを行いました。
最後に、災害復旧事業等でございますが、三宅島火山活動による災害につきましては、道路の復旧や砂防ダムの設置などに全力を挙げて取り組み、平成十七年二月の島民の帰島を前に、すべての都道の復旧を完了いたしました。引き続き、泥流対策として砂防ダムの設置を進めております。
また、平成十六年十月の新潟県中越地震に対しましては、新潟県の要請により、職員を派遣し、災害復旧業務の支援を行っております。
以上が平成十六年度の決算概要でございます。
詳細につきましては、総務部長からご説明いたしますので、よろしくお願いいたします。
○矢口総務部長 引き続きまして、詳細につきましてご説明申し上げます。
各委員のお手元には、ただいま局長からご説明いたしました平成十六年度決算概要のほかに、一般会計歳入歳出主要事項決算説明資料と一般会計歳入歳出決算説明書の二点の資料を配布してございます。
薄い方の一般会計歳入歳出主要事項決算説明資料によりまして、ご説明させていただきます。
まず、一ページをお開き願います。歳入決算総括表でございます。
歳入につきまして、科目別に記載してございます。
二ページをお開き願います。歳出決算総括表でございます。
同じく歳出を科目別に記載してございます。
歳入歳出の決算総額につきましては、先ほど局長からご説明申し上げたとおりでございます。
続きまして、歳入の内容につきましてご説明いたします。
三ページをお開き願います。科目、収入済額、収入率などを中心にご説明いたします。
初めに、分担金及び負担金でございます。収入済額は、Bの欄でございますが、百二十九億四千九百五十二万余円、収入率は八八・八%でございます。
街路整備費は、右側の説明欄に記載してございますように、JR中央線などの連続立体交差工事に伴う地元区市の負担金などを収入したものでございます。
次の首都高速道路関連街路整備費は、関連街路整備事業に伴う首都高速道路公団からの負担金を収入したものでございます。
次の中小河川整備費は、柳瀬川など、橋梁のかけかえ工事に係る負担金などを収入したものでございます。
四ぺージをお開き願います。使用料及び手数料でございます。収入済額は二百三十三億五千二百六十四万余円、収入率は九九・九%でございます。
道路占用料と次の河川敷地占用は、道路法や河川法などに基づく占用料を、次の公園及び附属施設は、東京都立公園条例などに基づく都立公園及び有料施設の使用料を収入したものでございます。
五ページをお開き願います。国庫支出金でございます。収入済額は一千七十二億四千七百五十二万余円、収入率は九二・八%でございます。
街路整備事業、中小河川整備事業などに対する国庫支出金を、説明欄にございますように、それぞれの補助率に基づき収入したものでございます。
一ページ飛びまして、七ページをお開き願います。財産収入でございます。収入済額は八億九百八十八万余円、収入率は三七・六%でございます。
東京都公有財産規則に基づく代替地の賃貸料や、公共事業の施行に伴う代替地の売り払い代金などを収入したものでございます。
八ページをお開き願います。繰入金でございます。収入済額は二十二億三千七百二十九万余円、収入率は八八・三%でございます。
街路整備費は、東京臨海新交通臨海線などの整備に伴う開発者負担金を収入したもので、次の道路補修費と首都高速道路関連街路整備費は、水道事業や下水道事業の負担金を収入したものでございます。
九ページをお開き願います。諸収入でございます。収入済額は百二十三億八千三百七十八万余円、収入率は八九・七%でございます。
生活再建資金は、公共事業の施行により移転された方々への貸付金の元金及び利子を収入したものでございます。
次の駐車場整備基金無利子貸付金は、東京都・特別区駐車場整備基金の廃止により、貸付金の元金を収入したものでございます。
次の道路補修費は、地下埋設物工事のため掘削された道路の復旧工事に伴う負担金を収入したものでございます。
続いて、宝くじ助成金収入でございますが、多摩動物公園の展示施設整備事業に対する助成金などを収入したものでございます。
以上で歳入の説明を終わりまして、次に、歳出の内容につきましてご説明いたします。
一〇ページをお開き願います。歳出につきましても、科目、支出済額、執行率などを中心にご説明いたします。
まず、土木管理費でございます。支出済額は、Bの欄でございますが、二百十二億五千八百七十七万余円、執行率は九三・九%、翌年度への繰り越しを含めました執行率は九四・一%でございます。これは、地方自治法に定められました繰越明許費などを支出済額に含めた執行率でございます。
土木補助費は、市町村が施行する土木事業に対する都の補助金を支出したものでございます。
次の生活再建資金貸付費と代替地購入費は、公共事業の施行に伴い移転を余儀なくされた方々に対する貸付金や代替地の提供に要する経費を支出したものでございます。
一一ページをお開き願います。道路橋梁費でございます。支出済額は二千七百二十六億一千五百九十二万余円、執行率は九三・二%、繰越額を含めますと九八・三%でございます。
道路補修費は、新宿青梅線外三百六十六カ所の路面の補修などに要する経費を支出したものでございます。
次の交通安全施設費は、四十九カ所の交差点の改良や約七・六キロの歩道の整備などに要する経費を支出したものでございます。
一二ページをお開き願います。道路整備費は、府中町田線外五十六カ所の道路の整備に要する経費を支出したものでございます。
次の街路整備費は、環状第五の一号線外百五十三カ所の都市計画街路の整備に要する経費を支出したものでございます。
一三ページをお開き願います。橋梁整備費は、橋梁のかけかえなどに要する経費を支出したもので、完成した橋は、高砂橋、平溝川大橋、新加平橋で、継続中の橋は、大師橋外十三橋でございます。
一四ぺージをお開き願います。河川海岸費でございます。支出済額は五百八十八億一千九百十九万余円、執行率は九三・九%、繰越額を含めますと九七・五%でございます。
中小河川整備費は、神田川外二十一河川の改修に要する経費を支出したものでございます。
一五ページをお開き願います。高潮防御施設費は、毛長川外十一河川の高潮防御施設、江東内部河川、スーパー堤防の整備などに要する経費を支出したものでございます。
一六ページをお開き願います。公園霊園費でございます。支出済額は五百九十三億三千五百六十一万余円、執行率は九七・六%、繰越額を含めますと九八・三%でございます。
公園整備費は、六仙公園外十二公園の造成や用地取得などに要する経費を支出したものでございます。
以上をもちまして平成十六年度決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○小磯委員長 説明は終わりました。
この際、資料要求のある方はご発言願います。
○植木委員 まず、道路の関係のものですが、骨格幹線道路と幹線道路、生活密着型道路、それから道路補修費、これらについて予算と決算の推移、十年間お願いします。
それから、歩道の整備状況について十年間お示し願います。
それから、総合治水事業の中で、たくさんありますから、今回の神田川、妙正寺川、善福寺川にかかわる、河川改修事業を初めとした現在ある計画の事業の進捗状況。
それから、これはあわせてですけれども、常任委員会で報告があったものと思いますけれども、九月の水害被害状況と一〇〇ミリ以上の降雨記録の推移、お願いします。
それから、都市計画公園の整備状況についてお示し願いたいと思います。
○伊藤委員 先般、お願いさせていただいた資料請求は所管違いというご指摘をいただきましたので、改めてお願いいたします。
市街地における電線地中化のこれまでの実績並びに進捗状況、そして今後の計画についてお願いいたします。
○小磯委員長 ほかにありませんか。--ただいま植木委員、伊藤委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小磯委員長 異議なしと認めます。理事者においては、要求されました委員と調整の上、提出願います。
以上で建設局関係を終わります。
これをもちまして本日の分科会を閉会いたします。
午後一時四十九分散会
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