各会計決算特別委員会速記録第一分科会第一号

平成十七年十月七日(金曜日)
第十一委員会室
   午後一時二十七分開議
 出席委員 九名
委員長服部ゆくお君
副委員長長橋 桂一君
副委員長大津 浩子君
伊藤 興一君
原田  大君
高木 けい君
崎山 知尚君
いのつめまさみ君
松村 友昭君

 欠席委員 一名

 出席説明員
出納長室出納長幸田 昭一君
副出納長島田幸太郎君
副出納長牛山 幸彦君
参事細野 友希君
財務局局長谷川 健次君
経理部長臼井  勇君
契約調整担当部長山本 憲一君
主計部長安藤 立美君
財産運用部長泉本 和秀君
調整担当部長塚本 直之君
特命担当部長三津山喜久雄君
建築保全部長南部 敏一君
参事吉田 長生君
参事松村  進君
主税局局長菅原 秀夫君
総務部長三橋  昇君
税制部長川村 栄一君
税制調査担当部長宮下  茂君
参事橋本 隆之君
課税部長松田 曉史君
資産税部長安田 準一君
徴収部長吉田 裕計君
特別滞納整理担当部長齊藤 吉民君
収用委員会事務局局長嶋津 隆文君
審理担当部長井戸 秀寿君
議会局局長西野 和雄君
管理部長谷村  隆君
議事部長松原 恒美君
調査部長民谷 嘉輝君
総務局局長高橋  功君
危機管理監島田 健一君
理事石川 俊一君
理事人事部長事務取扱大原 正行君
総務部長荒川  満君
行政改革推進室長関  敏樹君
IT推進室長永田  元君
首都大学支援部長影山 竹夫君
主席監察員相上 孝司君
行政部長前田 信弘君
多摩島しょ振興担当部長清宮眞知子君
都区制度改革担当部長島  博文君
特命担当部長松崎  茂君
総合防災部長中村 晶晴君
情報統括担当部長高橋 尚之君
局務担当部長高橋 興一君
勤労部長渋井 信和君
法務部長中村 次良君
統計部長須々木亘平君
人権部長田村 初恵君

本日の会議に付した事件
平成十六年度東京都各会計歳入歳出決算の認定について
出納長室関係
・平成十六年度東京都一般会計決算(説明)
財務局関係
・平成十六年度東京都一般会計決算(説明)
・平成十六年度東京都用地会計決算(説明)
・平成十六年度東京都公債費会計決算(説明)
主税局関係
・平成十六度東京都一般会計決算(説明)
・平成十六年度東京都地方消費税清算会計決算(説明)
収用委員会事務局関係
・平成十六年度東京都一般会計決算(説明)
議会局関係
・平成十六年度東京都一般会計決算(説明)
総務局関係
・平成十六年度東京都一般会計決算(説明)
・平成十六年度東京都特別区財政調整会計決算(説明)
・平成十六年度東京都小笠原諸島生活再建資金会計決算(説明)

○服部委員長 ただいまから平成十六年度各会計決算特別委員会第一分科会を開会いたします。
 このたび、第一分科会委員長に選任をいただきました服部ゆくおでございます。
 最初の分科会ですので、一言ごあいさつをさせていただきます。
 本日から三週間、合計六回にわたり、本分科会に分担をされております決算を審査してまいります。副委員長を初め、委員の皆様のご協力をいただきながら、分科会の円滑なる運営に努めてまいりたいと思いますので、よろしくご協力のほどお願いいたします。
 それでは初めに、本分科会の議席につきまして申し上げます。
 議席は、先ほどの打合会で、ただいまご着席のとおりとすることを申し合わせましたので、ご了承願います。
 次に、本分科会の日程につきましては、九月二十八日の委員会で決定されました審査日程に従いまして平成十六年度決算の審査を進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
 次に、本分科会の担当書記を紹介いたします。
 議事課の担当書記は、秋山安彦君です。寺崎友子さんです。
 議案法制課の担当書記は、望月翌可君です。
 調査部の担当書記は、鈴木研二君です。
 よろしくお願いいたします。
   〔書記あいさつ〕

○服部委員長 本日は、出納長室、財務局、主税局、収用委員会事務局、議会局及び総務局関係の順で決算の審査を行います。
 なお、本日は説明を聴取し、資料要求をするにとどめ、質疑は後日の分科会で行います。ご了承願います。
 これより出納長室関係に入ります。
 決算の審査を行います。
 平成十六年度東京都一般会計決算中、出納長室所管分を議題とします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○幸田出納長 出納長室所管の平成十六年度決算の審議に当たりまして、所管事務及び決算の総括についてご説明申し上げます。
 お手元配布の平成十六年度決算概要をお開き願いたいと存じます。
 初めに、一ページ上段でございますけれども、1の事業概要についてご説明申し上げます。
 まず第一は、自治法に定められました出納長の職務権限に属する事務でございます。公営企業会計を除きます都の各会計に属する現金、有価証券及び物品の出納保管、支出負担行為の確認並びに決算の調製などの会計事務でございます。
 第二は、知事の補助機関として行う事務でございます。基金に属する現金及び有価証券の運用管理に関する事務、用品に関する事務並びに財務会計システムに関する事務などでございます。
 第三は、自治法上の法定受託事務として行う、歳入、歳出にかかわる歳入徴収官、支出官等の国の会計事務でございます。
 第四は、地方公営企業法の一部が適用される準公営企業に関する会計事務でございます。
 次に、下段でございますが、2の決算の総括につきましてご説明申し上げます。
 歳入につきましては、予算現額が二億四千八百万余円、収入済額は二億六千万余円で、予算現額に対する収入率は一〇四・五%となっております。
 歳出につきましては、予算現額が百五十五億四千九百万円、支出済額が百五十一億四千四百万余円、不用額は四億四百万余円で、執行率は九七・四%でございます。
 以上が出納長室所管の平成十六年度決算の概要でございます。
 詳細につきましては、島田副出納長からご説明申し上げます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○島田副出納長 それでは、お手元配布の平成十六年度東京都一般会計決算説明書、出納長室によりまして、決算の内容につきましてご説明させていただきます。
 上段にページを振っておりますので、ごらんいただければと存じます。
 一ページから三ページの決算の総括につきましては、ただいま出納長からその概要をご説明申し上げましたので、省略させていただきます。
 四ページをお開きいただきたいと存じます。決算の内訳を款別にご説明申し上げます。
 初めに、歳入です。
 使用料及び手数料につきましては、収入済額が九百九十円、収入率は九・九%でございます。これは情報公開条例に基づき収入した開示手数料でございます。
 次に、五ページの財産収入ですが、収入済額は一億五千八百六十三万余円、収入率は七三・五%でございます。これは、下段の収入内訳の表にありますように、出納長室が保管しております財政調整基金外八基金の運用により生じた預金利子などを収入したものです。収入率が低くなっておりますのは、財政調整基金を取り崩す必要が生じたため、当初予定していた長期にわたる運用が困難となるなど、運用利率が当初の予想を下回ったことによるものでございます。
 次に、六ページの諸収入ですが、収入済額は一億百四十五万余円、収入率は三〇七・四%となっており、その内訳は都預金利子及び雑入でございます。
 諸収入の大宗を占めます預金利子は、出納長室が保管しております歳計現金などの預金利子を収入したものでございます。高い収入率となりましたのは、平均残高及び運用利率ともに、予算時の想定を上回ったことによるものです。
 以上が歳入の内訳でございます。
 次に、歳出ですが、八ページをお開きいただきたいと存じます。
 まず、総務費でございます。支出済額は百五十一億四千二百六十四万余円、執行率は九七・六%となっております。
 その内訳でございますが、目別にご説明申し上げます。
 管理費でございます。支出済額は百四十六億六千百四十一万余円、執行率は九九・一%となっております。これは所属職員の職員費、管理事務費のほか、財務会計システム及び用品調達などの費用でございますが、内訳の大きなものとして、新銀行設立に係る経費が含まれております。
 下段でございますが、支出内訳の表をごらんください。表の中に網をかけている部分がございます。これは平成十六年八月一日の新銀行設立本部発足以前に出納長室において執行した新銀行設立に係る経費でございまして、当時の新銀行設立本部、現在の産業労働局に移管した事業分でございます。
 内訳は、株式会社新銀行東京に対する出資金でございます。
 一〇ページをごらんいただきたいと存じます。公金取扱費の支出済額は三億二千三百二十二万余円、執行率は六四・六%となっております。これは都の公金を収納または支出する際にかかる郵便振替手数料などの公金取扱手数料です。執行率が低くなっておりますのは、収納手数料の取扱件数などが当初の予想を下回ったことによるものでございます。
 次に、一一ページをごらんいただきたいと存じます。
 積立金の支出済額は一億五千八百万余円、執行率は七三・四%でございます。これは、先ほど五ページで説明いたしました、財産収入として歳入に計上した財政調整基金などの運用から生じた預金利子等をそれぞれの基金に積み立てるために支出したものでございます。
 最後に、一二ページをごらんいただきたいと存じます。公債費でございます。
 支出済額は二百二十六万余円、執行率は五・七%となっております。一時借入金等利子は、都の支払い資金に一時的に不足が生じた場合に、都の内部資金からの繰りかえ運用や、市中銀行からの一時借り入れを行った際に支払う利子でございます。執行率が低くなっておりますのは、市中銀行からの一時借り入れではなく、内部資金からの繰りかえ運用を行ったことに加えまして、繰りかえ利率についても、当初の予想を下回ったことによるものでございます。
 以上をもちまして、出納長室所管の平成十六年度一般会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○服部委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○服部委員長 それでは、資料要求はなしと確認させていただきます。
 以上で出納長室関係を終わります。

○服部委員長 これより財務局関係に入ります。
 初めに、財務局長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。

○谷川財務局長 財務局長の谷川健次でございます。
 委員長を初め委員の皆様方には、財務局所管の事務事業につきまして、日ごろから特段のご指導を賜りまして、厚くお礼を申し上げます。
 当局の事務事業の執行に当たりましては、今後とも適切かつ円滑な運営に努めてまいる所存でございます。引き続き、より一層のご指導、ご鞭撻、よろしくお願い申し上げます。
 それでは、財務局の幹部職員をご紹介させていただきます。
 経理部長の臼井勇でございます。契約調整担当部長の山本憲一でございます。主計部長の安藤立美でございます。財産運用部長の泉本和秀でございます。調整担当部長の塚本直之でございます。特命担当部長の三津山喜久雄でございます。建築保全部長の南部敏一でございます。参事でコスト・調整担当の吉田長生でございます。参事で技術管理担当の松村進でございます。最後に、当委員会との連絡に当たらせていただきます総務課長の櫻井務でございます。
 以上、よろしくお願いいたします。
   〔理事者あいさつ〕

○服部委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○服部委員長 これより決算の審査を行います。
 平成十六年度東京都一般会計決算中、財務局所管分、平成十六年度東京都用地会計決算及び平成十六年度東京都公債費会計決算を一括して議題とします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○谷川財務局長 財務局の平成十六年度決算の概要をご説明申し上げます。
 恐れ入ります。お手元の決算概要の一ページをごらんいただきたいと思います。
 まず、事業の概要でございますが、財務局が所管しております主な事業は、(1)から(8)に記載してありますとおり、第一に、都の予算の調製と配当、執行監督、第二に、工事や物品などの契約と検収、第三に、土地・建物などの公有財産の取得、管理、処分、第四に、本庁舎などの管理、第五に、建築物などの設計、施工監督を行っております。その他、宝くじの発売、用地会計による用地の取得、都債の発行と償還事務などを行っております。
 次に、決算の総括についてご説明いたします。
 まず、(1)の一般会計でございますが、歳入は、予算現額九千七百六十九億五千六百万円に対し、収入済額八千百三十五億六千三百万円でございます。差し引き一千六百三十三億九千三百万円の収入減となりまして、収入率は八三・三%でございます。
 収入の主なものは、各局の事業費の財源として収入いたしました都債及び国から交付を受けた特例交付金並びに繰入金等でございます。
 また、歳出は、予算現額一兆一千百十八億九千三百万円に対し、支出済額は一兆一千五十三億五千五百万円、差引不用額は六十五億三千八百万円でございます。執行率は九九・四%になってございます。
 支出の主なものは、都債の元利償還金、減債基金への積立金及び公営企業会計に対する支出金などでございます。
 次に、(2)の用地会計でございますが、この会計は、道路、河川、公園などの事業用地を先行取得するために設置した会計でございます。
 歳入は、予算現額千二百五十八億九百万円に対しまして、収入済額一千二百四十三億一千六百万円でございます。差し引き十四億九千三百万円の収入減となりまして、収入率は九八・八%でございます。
 また、歳出は、予算現額一千二百五十八億九百万円に対し、支出済額一千二百九億五千三百万円、翌年度繰越額六億五千万円、差引不用額四十二億六百万円でございまして、執行率は九六・一%でございます。
 次に、二ページ、(3)の公債費会計でございますけれども、この会計は一般会計外十九会計の公債費を一括経理しているものでございます。
 歳入、歳出とも同額でございまして、予算現額二兆三千六百二十一億一千八百万円、収入済額二兆三千五百二十四億二千百万円でございまして、収入率、執行率とも九九・六%となってございます。
 以上、平成十六年度財務局所管の決算について概要をご説明申し上げました。
 なお、詳細につきましては経理部長からご説明申し上げます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○臼井経理部長 それでは、私から、平成十六年度の決算の内容につきましてご説明申し上げます。
 お手元には三冊の決算説明書をお配りしてございます。一つは一般会計決算説明書、それから用地会計決算説明書、もう一つが公債費会計決算説明書でございます。
 最初に、一般会計決算につきましてご説明を申し上げます。
 決算の総括につきましては、ただいま局長からご説明申し上げましたので、省略をさせていただきまして、決算の内訳につきまして、各款ごとにその概要をご説明申し上げます。
 恐れ入りますが、五ページをお開き願いたいと存じます。まず、歳入でございます。
 第四款、地方特例交付金でございます。
 これは、地方特例交付金等の地方財政の特別措置に関する法律に基づき、減税補てん特例交付金及び次ページの税源移譲予定特例交付金として、一千四百三十四億一千百万余円を収入したもので、収入率は九四・六%でございます。
 次に、七ページをお開き願います。第五款、特別交付金でございます。
 これは、中ほどの収入内訳欄にありますように、交通安全対策特別交付金として四十六億四千七百万余円を収入したもので、収入率は九七・四%でございます。
 次に、八ページをごらんいただきたいと存じます。このページから一〇ページまでは、第七款、使用料及び手数料でございます。
 収入済額は十三億五千万余円で、収入率は一〇八・七%でございます。これは、行政財産の使用許可に伴う土地及び建物の使用料並びに証明閲覧にかかわります手数料等を収入したものでございます。
 次に、一一ページをお開き願います。第八款、国庫支出金でございます。
 収入済額は委託金のみの十六万七千円で、収入率は〇・三%でございます。これは、国土利用計画法に基づき実施しております地価調査に対します国庫補助金が、所得譲与税の創設により一般財源化され、皆減となったためでございます。
 次に、一二ページをお開き願います。このページから一五ページまでは、第九款、財産収入でございます。
 収入済額は二百十二億二千九百万余円で、収入率は三一・六%でございます。都が保有しております財産の賃貸料及び株式配当金並びに不用となりました土地の売り払い代金等を収入したものでございます。
 次に、一六ページをお開き願います。このページから一八ページまでは、第十一款、繰入金でございます。
 収入済額は七百四億三千万余円で、収入率は七八・三%でございます。これは特別会計及び基金からの繰入金を収入したものでございます。
 次に、一九ページをごらんください。このページから二五ページまでは、第十二款、諸収入でございます。
 収入済額は七百三十億八千七百万余円で、収入率九五・一%でございます。これは、二〇ページに記載してございます宝くじ収入、その他を収入したものでございます。
 次に、二六ページをお開き願います。第十三款、都債でございます。
 収入済額は四千八百一億六千五百万余円で、収入率は八四・八%でございます。これは、総務債外十二事業の新規事業債及び減税補てん債を収入したものでございます。起債充当事業の内訳は、二六ページから三七ページまでに記載してございます。
 恐れ入りますが、三八ページをお開き願います。第十四款、繰越金でございます。
 これは前年度からの繰越金百九十二億四千万余円を収入したもので、収入率は一〇〇・〇%でございます。
 以上、財務局の歳入決算を合計いたしますと、三八ページの一番下に記載してありますように、八千百三十五億六千三百万余円で、収入率は八三・三%でございます。
 引き続きまして、三九ページ以降の歳出につきましてご説明申し上げます。
 まず第二款、総務費でございます。
 支出済額は九十三億七千万余円で、執行率八五・八%でございます。この款は、財務局が所管しております事務事業のうち、経理事務、予算編成事務、庁舎管理事務、営繕工事事務等の経費を支出したものでございます。人件費、事務費が主なものでございまして、支出の内訳は、三九ページから四三ページまで記載のとおりでございます。
 恐れ入りますが、四四ページをお開き願います。第十六款、公債費でございます。
 支出済額は五千五百三十八億七千百万余円で、執行率一〇〇・〇%でございます。この款は、一般会計における都債の発行及びその償還に要する経費を公債費会計へ繰り出したものでございます。
 四五ページをごらんください。このページから五一ページまでは、第十七款、諸支出金でございます。
 支出済額は五千四百二十一億一千三百万余円で、執行率九九・八%でございます。この款は、財産運用事務及び財政調整基金等への繰り出しに要した経費並びにと場会計外八会計に対します補助金等を支出したものでございます。
 次に、五二ページをお開き願います。第十八款、予備費でございます。
 議決額五十億円に対しまして、充当額は九億七千万円で、充当率は一九・四%でございます。これは総務費に充当したものでございます。
 以上、財務局の歳出決算を合計いたしますと、五二ページの一番下に記載してありますように、一兆一千五十三億五千五百万余円で、執行率は九九・四%でございます。
 以上で一般会計の説明を終わらせていただきまして、引き続き用地会計についての説明を申し上げます。用地会計決算説明書をごらんいただきたいと存じます。
 用地会計は、道路、河川、公園等の事業を円滑に推進するために、用地の先行取得を行う会計でございます。
 四ページをお開き願います。
 第一款、財産収入の収入済額でございますが、五百九十二億三千二百万余円で、収入率は一〇七・六%でございます。これは、買収しました用地を事業の実施に合わせて各局に引き渡しをしました代金等を収入した不動産売り払い収入が主なものでございます。内訳は四ページから六ページまで記載のとおりでございます。
 次に、七ページをお開き願います。第二款、繰入金でございます。
 収入済額といたしまして四百五十九億七千五百万余円で、収入率九九・三%でございます。買収いたしました用地にかかわる都債償還費等を繰入金として収入したものでございます。
 次に、八ページをお開き願います。八ページ、九ページが、第三款、諸収入でございます。
 収入済額は二千三百万余円で、損失補償金等を収入したものでございます。
 一〇ページをごらんください。第四款、都債でございます。
 収入済額は百四十億五千五百万余円で、収入率は六二・四%でございます。これは、用地買収費の財源として起債いたしました公共用地先行取得債を収入したものでございます。
 そのほか前年度からの繰越金を加えました歳入決算額の合計は、一二ページの一番下に記載してありますように、千二百四十三億一千五百万余円でございまして、収入率は九八・八%でございます。
 続きまして、歳出でございますが、一三ページをお開き願います。用地費の歳出につきましては、中ほどの支出内訳欄をごらんいただきたいと存じます。
 まず、1の用地買収費でございます。
 支出済額は、内訳に記載してありますように、百九十三億一千万余円でございまして、執行率八〇・六%でございます。これは河川、公園等の各事業用地を買収したものでございます。
 なお、翌年度へ繰り越しを行います経費といたしましては、翌年度繰越額の欄にございますように、六億四千九百万余円でございます。
 一五ページをお開き願います。2の繰出金でございます。
 支出済額は千十五億四千百万余円で、執行率一〇〇・〇%でございます。これは、用地買収費の財源として起債いたしました都債の償還費等の経費を公債費会計等へ繰り出したものでございます。
 その下の事務費でございます。
 支出済額は一億百万余円で、執行率三一・九%でございます。これは用地買収の際に必要な測量、土地鑑定料などの経費を支出したものでございます。
 以上、歳出決算額を合計いたしますと、一六ページの一番下に記載してありますように、一千二百九億五千三百万余円でございまして、執行率九六・一%でございます。
 これをもちまして用地会計の説明を終わらせていただきます。
 引き続きまして、公債費会計について説明を申し上げます。公債費会計決算説明書をごらんいただきたいと存じます。
 公債費会計は、一般会計、特別会計及び公営企業会計の公債費を区分いたしまして明確に経理するために一括計上したものでございます。
 四ページをお開き願います。まず、歳入でございます。
 第一款、財産収入でございます。
 収入済額といたしましては四億六千七百万余円で、収入率九四・四%でございます。これは減債基金の運用利子を収入したものでございます。
 次に、五ページをごらんください。第二款、繰入金でございます。
 収入済額は一兆九千百七十五億二千三百万余円でございまして、収入率九九・五%でございます。これは、各会計にかかわります公債費に見合う金額を当該会計から収入したものと、減債基金から収入したもので、内訳は五ページから八ページに記載のとおりでございます。一般会計から五千五百三十八億七千百万余円、特別会計九会計から二千六十九億九千五百万余円、公営企業会計十会計から七千五百十八億九千八百万余円及び減債基金から四千四十七億五千八百万余円ということになっております。
 次に、九ページをごらんいただきたいと存じます。第三款、諸収入でございます。
 収入済額といたしましては六千余円でございます。これは歳計現金に係る都預金利子を収入したものでございます。
 一〇ページをお開き願います。第四款、都債でございます。
 収入済額は四千三百四十四億二千九百万余円でございまして、収入率一〇〇・〇%でございます。一般会計及び都営住宅等事業会計の借りかえの財源として都債を収入したものでございます。
 以上、歳入決算額を合計いたしますと、一〇ページの一番下に記載してありますように、二兆三千五百二十四億二千万余円でございまして、収入率は九九・六%でございます。
 次に、一一ページをごらんいただきたいと存じます。歳出でございます。歳出につきましては、科目欄の目の列をごらんいただきたいと存じます。
 まず、元金償還金でございます。
 支出済額は一兆六千七百三十四億四千八百万余円でございまして、執行率一〇〇・〇%でございます。
 一三ページをお開き願います。利子償還金でございます。
 支出済額は三千五百十九億八千七百万余円でございまして、執行率九七・八%でございます。
 次に、一五ページをお開き願います。減債基金積立金でございます。
 支出済額は三千百九十億二千七百万余円でございまして、執行率一〇〇・〇%でございます。
 その下の発行及び償還手数料でございますが、支出済額は七十九億余円でございまして、執行率八五・九%でございます。
 次に、一七ページをお開き願います。管理費でございます。
 支出済額は五千六百万余円でございまして、執行率五六・〇%でございます。
 以上、歳出決算額を合計いたしますと、一七ページの一番下に記載してありますように、二兆三千五百二十四億二千万余円でございまして、歳入決算額と同額となっております。
 これをもちまして公債費会計の説明を終わらせていただきます。
 以上、まことに簡単でございますが、平成十六年度財務局所管各会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願いいたします。

○服部委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。

○松村委員 何点かお願いします。
 一つは、国直轄事業負担金について、土木、港湾など一般会計のすべてを予算と決算で過去十年分お願いします。
 二つが、中小企業受注実績、全体と各局別の資料をあわせて過去十年分。
 それから三つが、繰越明許、事故繰越以外の繰越額を過去十年分。
 四つ目が、一般会計の当初予算、補正予算、決算の一覧表で、これも過去十年の推移をお願いします。
 五つ目が、都債の償還額及び減債基金残高を過去十年分。
 六点目、最後です。財産売り払いについて、予算、決算を十年間でお願いいたします。
 以上です。

○服部委員長 ほかにございませんか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○服部委員長 ただいま松村委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○服部委員長 異議なしと認めます。理事者においては、要求されました委員と調整の上、提出願います。
 以上で財務局関係を終わります。

○服部委員長 これより主税局関係に入ります。
 初めに、主税局長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。

○菅原主税局長 主税局長の菅原秀夫でございます。
 委員長を初め委員の皆様方には、主税局所管の事務事業につきまして、日ごろから格別のご理解を賜りまして、厚く御礼を申し上げます。今後ともご指導、ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願いを申し上げます。
 それでは、主税局の幹部職員をご紹介させていただきます。
 総務部長の三橋昇でございます。税制部長の川村栄一でございます。税制調査担当部長の宮下茂でございます。参事で調整担当の橋本隆之でございます。課税部長の松田曉史でございます。資産税部長の安田準一でございます。徴収部長の吉田裕計でございます。特別滞納整理担当部長の齊藤吉民でございます。最後になりますけれども、当委員会との連絡等に当たらせていただきます、参事で総務課長事務取扱の田倉英明でございます。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者あいさつ〕

○服部委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○服部委員長 これより決算の審査を行います。
 平成十六年度東京都一般会計決算中、主税局所管分及び平成十六年度東京都地方消費税清算会計決算を一括して議題とします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○菅原主税局長 主税局関係の平成十六年度決算の説明に当たりまして、まず私からその概要をお話し申し上げます。
 恐れ入りますが、お手元の平成十六年度決算概要の一ページをお開きいただきたいと存じます。この表は、一般会計の決算の総括をお示ししたものでございます。
 まず、歳入でございますが、総額は、表の一行目にありますとおり、予算現額四兆二千三百九十八億五千七百万円に対しまして、収入済額は四兆二千八百八十一億七千四百万円でございまして、差し引き四百八十三億一千七百万円の増収、収入率で一〇一・一%となっております。
 そのうち都税は、表の二行目にありますとおり、予算現額四兆二千四十三億五千二百万円に対しまして、収入済額は四兆二千五百二十八億七千三百万円でございまして、差し引き四百八十五億二千百万円の増収、収入率で一〇一・二%となっております。
 次に、歳出でございますが、総額は、下の表の一行目にありますとおり、予算現額二千百九十四億二千百万円に対しまして、支出済額二千五十億一千百万円でありまして、差し引き百四十四億一千百万円の不用額が生じ、執行率で申し上げますと九三・四%となっております。
 続きまして、二ページをお開きいただきたいと存じます。これは地方消費税清算会計決算の総括でございますが、まず歳入でございます。
 国及び他の道府県から払い込まれました額は、一行目の収入済額のとおり、一兆一千八百五十九億四百万円でございます。
 一方、歳出は、中段の表、支出済額のとおり、一兆八百八十六億一千万円でございます。このうち一般会計への繰出金は、参考の最下段にありますとおり、三千四百四十三億三千百万円となっております。
 次に、三ページをお開きいただきたいと存じます。
 参考資料1は、都税収入の推移を時系列的にお示ししたものでございます。
 平成十六年度につきましては、法人二税が、企業収益の好調を反映いたしまして、前年度決算に対し約二千九百億円の大幅な増収となったこと。そして、大型オフィスビルの完成などによりまして、固定資産税、都市計画税も約二百億円の増収となっております。
 下段の参考資料2は、徴収率等の推移を時系列的にお示ししたものでございます。
 まず、都税徴収率は九六・八%、前年度決算より〇・七%上昇いたしまして、二年連続過去最高を更新しております。
 また、個人都民税につきましても、九一・三%、徴収率の向上に向けた取り組みなどによりまして、一・二ポイント上昇したところでございます。
 次に、純滞納繰越額でございますが、毎年度新たに滞納が発生いたしますけれども、平成十六年度は、前年度の六百六十七億円よりさらに約百億円圧縮いたしまして、五百六十九億円となってございます。
 以上、簡単ではございますが、平成十六年度決算概要の説明を終わらせていただきます。
 なお、詳細につきましては総務部長からご説明申し上げます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○三橋総務部長 引き続きまして、私から、お手元の平成十六年度東京都一般会計歳入歳出決算説明書及び平成十六年度東京都地方消費税清算会計歳入歳出決算説明書によりまして、事項を追ってご説明を申し上げます。
 初めに、一般会計についてご説明申し上げます。
 恐れ入りますが、一般会計歳入歳出決算説明書の五ページをお開きいただきたいと存じます。
 第1表は、平成十六年度の都税の歳入予算と決算とを税目別に比較したものでございます。
 まず、表の一行目の個人都民税につきましては、配当割、株式等譲渡所得割の創設、個人都民税徴収率向上に向けました取り組みなどから、収入済額は三千六百六十一億五千四百万余円、予算現額に対しまして二十三億一千百万余円の増収となっております。
 次に、その一行下の法人都民税、さらに四行下の法人事業税でございますが、企業収益が着実に改善したことなどから、法人都民税は七千三百八億三千百万余円、予算現額に対しまして百九十二億五千五百万余円の増、法人事業税につきましては一兆六百六十七億八千九百万余円、予算現額に対して二百六十四億七千百万余円の増となっております。
 その二行下の繰入地方消費税につきましては、三千四百四十三億三千万余円、予算現額に対して百四十五億六千四百万余円の減収となっております。
 表の中ほどの固定資産税と下から六行目の都市計画税につきましては、固定資産税が一兆百二十四億八百万余円、予算現額に対しまして三十六億四千二百万余円の増、都市計画税が千九百三十二億七千二百万余円、予算現額に対しまして九億五千八百万余円の増となっております。
 都税合計では、下から三行目にありますとおり、収入済額は四兆二千五百二十八億七千三百万余円で、予算現額に対しまして四百八十五億二千万余円の増、収入率は一〇一・二%となっております。
 続きまして、地方譲与税の歳入決算について申し上げます。
 恐れ入りますが、二九ページをお開きいただきたいと存じます。
 上段の第5表でございます。地方譲与税の収入済額は、一行目の右寄りにありますとおり、二百三十六億六千七百万余円で、予算現額に対し一億一千九百万余円の減収となっております。
 続きまして、同じページ下段の第6表の助成交付金でございますが、収入済額は一千九百万余円となっております。
 次に、三〇ページをお開きいただきまして、第7表をごらんいただきたいと存じます。
 税外収入の合計額は、表の一行目にありますとおり、収入済額は百十六億一千四百万余円となっております。税外収入の大部分を占めますのは、三一ページの表の三行目にあります延滞金でございますが、収入済額は八十三億二千三百万余円となっております。
 以上で歳入の説明を終わらせていただきます。
 次に、歳出についてご説明を申し上げます。
 恐れ入りますが、三七ページをお開きいただきたいと存じます。
 まず、表の一行目の徴税費でございますが、支出済額は七百八十四億一千四百万余円で、執行率は九六・三%となっております。
 その内訳を申し上げますと、まず、表の二行目の徴税管理費でございますが、支出済額は百八十二億六千七百万余円、執行率は九二・五%となっております。この経費は、一般管理事務関係職員の人件費及び一般管理事務経費等に支出したものでございます。
 次に、三九ページをお開きいただきたいと存じます。
 表の科目欄、上段の課税費でございますが、支出済額は二百十九億二千七百万余円、執行率は九七・三%となっております。この経費は、都税賦課事務関係職員の人件費、都税の賦課事務経費及び固定資産評価事務経費等に支出したものでございます。
 次に、四〇ページをお開きいただきたいと存じます。
 表の下段の徴収費でございますが、支出済額は三百七十九億一千九百万余円、執行率は九七・七%となっております。この経費は、徴収事務関係職員の人件費及び都税の徴収に要する経費として支出したものでございます。
 次に、四二ページをごらんいただきたいと存じます。
 表の上段の施設整備費でございますが、支出済額は二億九千九百万余円、執行率は八六・八%となっております。これは緊急に補修を要する都税事務所の庁舎改修等の経費として支出したものでございます。
 四三ページをお開きいただきたいと存じます。
 表の一行目の諸支出金でございますが、支出済額は千二百六十五億九千六百万余円、執行率は九一・七%となっております。この経費は、過誤納還付金など、法律で支出を義務づけられた経費でございます。
 続きまして、地方消費税清算会計についてご説明申し上げます。
 恐れ入りますが、地方消費税清算会計歳入歳出決算説明書の五ページをお開きいただきまして、第1表をごらんいただきたいというふうに存じます。
 まず、一行目の地方消費税でございますが、これは国から払い込まれた清算前の地方消費税で、収入済額が八千二百十一億四百万余円、予算現額に対し百八十三億六百万余円の減収となっております。
 次に、六ページをお開きいただきたいと存じます。
 一行目の諸収入でございますが、これは、清算によりまして他の道府県から払い込まれました地方消費税清算金と都預金利子との合計でございまして、収入済額が二千四百八十四億五千九百万余円、予算現額に対し二十九億八千四百万余円の増収となっております。
 次に、歳出について申し上げます。恐れ入りますが、一一ページをお開きいただきたいと存じます。
 支出済額の総額は、表の一行目、中ほどにありますとおり、一兆八百八十六億九百万余円でございます。その内訳でございますが、まず、表の三行目の地方消費税徴収取扱費として三十一億三千百万余円を支出いたしております。これは、地方消費税の賦課徴収に要した経費として国に支払ったものでございます。
 次に、地方消費税清算金でございますが、支出済額は七千四百十一億四千八百万余円となっております。この経費は、国から都に払い込まれた地方消費税のうち、他の道府県分を清算支出したものでございます。
 恐れ入りますが、一二ページをお開きいただきたいと存じます。
 一般会計繰出金でございます。これは、国や他の道府県との清算を行った結果、東京都分として確定した金額を一般会計へ繰り出したものでございます。その額は三千四百四十三億三千万余円となっております。
 以上をもちまして、主税局が所管しております平成十六年度歳入歳出決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○服部委員長 説明は終わりました。
 資料要求のある方はご発言願います。

○松村委員 二点お願いいたします。
 一つは、都税収入の推移を予算額と決算額で過去十年分ぐらい。さっき表がありましたが、もう少し大きければ大きいのでも結構ですから。
 二点目が、国の税制改定の影響について。
 よろしくお願いします。

○服部委員長 ほかにありませんか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○服部委員長 ただいま松村委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○服部委員長 異議なしと認めます。理事者においては、要求されました委員と調整の上、提出願います。
 以上で主税局関係を終わります。

○服部委員長 これより収用委員会事務局関係に入ります。
 初めに、収用委員会事務局長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。

○嶋津収用委員会事務局長 収用委員会事務局長の嶋津隆文でございます。
 委員長を初め皆様方には、当局の事務事業につきまして平素よりご指導を賜り、厚く御礼を申し上げます。
 私ども職員一同、職務の執行に当たりまして、土地収用法等の定めるところに従い、公正な判断と迅速な処理を基本といたして最善の努力をしてまいっているつもりでございます。今後とも皆様方の一層のご指導のほど、よろしくお願いを申し上げます。
 幹部職員をご紹介させていただきます。
 審理担当部長の井戸秀寿でございます。それから、総務課長の五十嵐誠でございます。
 よろしくお願いいたします。
   〔理事者あいさつ〕

○服部委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○服部委員長 これより決算の審査を行います。
 平成十六年度東京都一般会計決算中、収用委員会事務局所管分を議題とします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○嶋津収用委員会事務局長 重ねて私の方からご案内を申し上げます。お配りしてございますこの決算概要と、それから決算説明書と、これに沿って順番にご案内申し上げたいというように思ってございます。
 まず、平成十六年度の決算概要でございます。三ページになってございますが、一ページ目をお開きいただきまして、事業の概要についてご案内を申し上げます。
 まず、私どもの組織でございますが、収用委員会は、土地収用法に基づいて設置されております行政委員会でございまして、委員は七人でございます。この委員は都議会の同意を得まして知事が任命するものでございますが、委員会は知事から独立して職権を行使するという形になってございまして、その事務を整理するため、私ども事務局が設けられてございます。
 次に、職務でございます。
 鉄道あるいは道路、そういった公共の利益となります事業を実施する起業者、建設とか都市整備局とかが多うございますけれども、そこと土地所有者等との間で合意が調わず、裁決の申請がなされた場合に、私ども収用委員会は、公共の利益と私有財産との調整を図りつつ、公正な立場に立って、収用する土地の区域及び損失補償などについて審理、裁決を行うということになってございます。
 それからまた、円満な解決の方法としては、裁決と同じような効果を持ちます和解というのがもう一つございます。
 二ページ目、決算の総括でございます。
 ごらんいただければと思いますが、まず、歳入につきまして、予算現額五千九百二十二万に対しまして、収入済額が三千三百四十三万余円でございます。収入率は五六・五%となってございます。
 それから、歳出でございますけれども、予算現額が五億二千百万に対しまして、支出済額が三億五千三百九十万、それから不用額が一億六千七百九万、執行率は六七・九%となってございます。
 続きまして、私どもの活動状況でございます。
 去年、平成十六年度におきまして取り扱いました事件の数は、前の年度からの繰り越しの四十三件と新規の申請の六十一件、合わせて百四件でございました。これらの事件のうち、五十七件が昨年度のうちに和解、裁決、取り下げなどで完結いたしまして、四十七件が繰り越してございます。
 なお、これらの事件処理に当たりまして委員会が開催された日数は四十九日でございます。それから、このほかにも指名委員制度というのがございまして、機動的に運営していこうということで単独でやる委員会でございますけれども、その活動日数が八十三日ございます。
 以上で十六年度の決算概要についてのご案内といたしたいと思ってございます。
 引き続きまして、若干詳細につきまして、もう一つの横長の一般会計決算説明書でご案内を申し上げたいというふうに思ってございます。
 一ページから三ページは決算の総括でございまして、今の説明と重複いたしますので、割愛をさせていただきます。
 五ページからご案内申し上げたいと思っております。五ページの歳入でございます。
 使用料及び手数料でございますが、予算現額が百七十八万円に対して、収入済額が百四十四万円余り、したがって、収入率は八一・四%でございます。
 内訳は、主に裁決申請の手数料でございまして、起業者が土地収用法に基づいて裁決申請をする際に納めるものでございます。
 それから、六ページ及び七ページの諸収入でございます。予算現額が五千七百四十四万に対しまして、収入済額が三千百九十九万余円、収入率は五五・七%でございます。
 主なものは、弁償金及び報償金と称しまして、収用委員会が鑑定人に対して土地等の鑑定を命じたり、それから、審理の段階で参考人を招致する場合がございますが、こういったものに対する費用を起業者から裁決後に徴収するという形になってございます。
 以上によって、歳入合計では、七ページの下の欄にございますように、予算現額が五千九百二十二万に対しまして、収入済額が三千三百四十三万余円、収入率は五六・五%となってございます。
 続きまして、歳出、九ページをごらんいただければと思います。
 まず、収用委員会費のうちの委員会費でございますが、これは、先ほどの七人の委員の報酬など、収用委員会の運営に要した経費でございます。まず、予算現額が四千四十二万余円でございます。それに対しまして、支出済額が三千八百六十六万余円、執行率は九五・七%となってございます。
 一〇ページが管理費でございます。事務局の、私どもの運営に要した経費でございまして、予算現額が四億八千五十七万余円、支出済額が三億一千五百二十三万余円、執行率は六五・六%となってございます。
 支出の内訳は、私どもの給料の職員費が二億七千三十三万余円、それから、管理事務費が四千四百八十九万余円でございます。
 不用額の内訳といたしましては、職員費の残のほかに、管理事務費では、鑑定人に対します鑑定評価料支出の実績残といったものが主なものでございます。
 以上によりまして、歳出総額では、一〇ページの下の方にありますように、予算現額が五億二千百万、それから支出済額が三億五千三百九十万余円、不用額が一億六千七百九万余円、執行率が六七・九%となってございます。
 以上、甚だ簡単でございますけれども、私ども、十六年度の決算の説明とさせていただきます。よろしくご審議のほどお願いいたします。

○服部委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○服部委員長 それでは、資料要求はなしと確認させていただきます。
 以上で収用委員会事務局関係を終わります。

○服部委員長 これより議会局関係に入ります。
 初めに、議会局長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。

○西野議会局長 議会局長の西野和雄でございます。
 服部委員長を初め委員の皆様方には、日ごろから当局の事業執行に当たりまして種々ご高配をいただきまして、まことにありがとうございます。
 私どもは、議会の事務局といたしまして、議会運営のサポートにこれからも最大限努力してまいりますので、引き続きご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
 それでは、早速ではございますが、議会局の幹部職員を紹介させていただきます。
 管理部長の谷村隆でございます。議事部長の松原恒美でございます。調査部長の民谷嘉輝でございます。そして、本委員会との連絡調整に当たります、経理課長の柴田京子でございます。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者あいさつ〕

○服部委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○服部委員長 これより決算の審査を行います。
 平成十六年度東京都一般会計決算中、議会局所管分を議題とします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○西野議会局長 平成十六年度における議会局所管の決算の概要についてご説明申し上げます。
 議会局は、都政に対する議会の監視機能、調査機能、政策立案機能等の補佐を行い、二元代表制の一つである議会活動の充実を図ることを基本的な役割としてございます。
 初めに、議会の活動状況についてご説明申し上げます。お手元の平成十六年度一般会計決算概要をごらんください。
 まず、議会の開会状況でございます。
 本会議の会期は、年四回の定例会を通算いたしますと八十五日間でございました。また、委員会につきましては、常任委員会、特別委員会並びに議会運営委員会を合わせまして二百二十二回開催されました。
 この間に審議されました議案件数は、予算、条例、契約及び意見書など三百八件で、そのうち、議員提出議案は三十三件でございました。また、請願陳情の付託件数は二百三十件となってございます。
 このほかの議会活動といたしまして、平成十六年六月一日の本会議におきまして、四年ぶりに議場での東京都交響楽団による音楽演奏が再開されました。定例会開会日の音楽演奏は、都民に親しまれる都議会などを実現するため、平成元年の第三回定例会から実施されてきたものでございます。三宅島の災害等を考慮して中断されておりましたが、三宅島の情勢が鎮静化してきたことから、昨年の第二回定例会から再開することになりました。
 また、友好都市交流事業といたしまして、昨年七月十四日から四日間の日程で、ソウル特別市議会友好代表団十一名が東京都議会を訪問いたしました。また、十月二十五日から七日間の日程で、北京市人民代表大会友好代表団八名が都議会を訪問いたしました。いずれの事業も、東京都と両都市間の友好関係の発展に意義あるものでございました。
 続きまして、当局所管の平成十六年度一般会計決算について申し上げます。
 平成十六年度の予算執行におきましては、厳しい都財政のもと、より効率的、効果的な執行に努めるとともに、さらなる節減を図ってまいりました。
 まず、歳入でございますが、予算現額六十九万九千円に対し、収入済額は七十五万二千円でございました。
 歳出は、予算現額五十九億一千二百万に対し、支出済額は五十三億二千五百万円で、執行率は九〇・一%でございます。
 以上が平成十六年度決算の概要でございます。
 なお、詳細につきましては管理部長からご説明申し上げます。よろしくご審査のほどお願い申し上げます。

○谷村管理部長 それでは、お手元の平成十六年度東京都一般会計決算説明書によりまして、議会局所管の決算につきましてご説明申し上げます。
 一ページをお開き願います。決算の総括でございますが、ただいま局長から説明したとおりでございますので、省略をさせていただきます。
 次に、三ページをごらんいただきたいと存じます。まず、歳入でございます。
 使用料及び手数料ですが、予算現額四十万九千円に対しまして、収入済額は四十四万二千余円となっております。これは、会議の中継放送を行っております東京メトロポリタンテレビジョン株式会社からの建物使用料収入等でございます。
 次に、四ページをお開き願います。諸収入でございますが、予算現額二十九万円に対しまして、収入済額は三十万九千余円となっております。これは、非常勤職員の雇用に伴う雇用保険料納付金等を収入したものでございます。
 五ページをごらんください。歳出でございます。
 歳出予算は、議会活動にかかわる議会運営費と、議会局の管理運営にかかわる事務局費の二つに分かれております。
 まず、議会運営費でございますが、予算現額三十六億五千四百八十三万円に対しまして、支出済額は三十二億六千八百六十七万五千余円で、執行率は八九・四%となっております。
 支出内訳を下段の説明欄にお示ししております。1の議員の報酬及び共済費、2の本会議等への出席に伴う費用弁償、3の議長交際費、4の本会議に出席した外部監査人への謝礼等の報償費、5の政務調査費等でございます。
 なお、不用額は議員欠員等による執行残でございまして、合計三億八千六百十五万四千余円となっております。
 六ページをお開き願います。事務局費でございます。予算現額二十二億五千七百十七万円に対しまして、支出済額は二十億五千六百五十一万八千余円で、執行率は九一・一%となっております。
 支出内訳は、中ほどにお示ししてありますが、1の職員費、2の「都議会だより」やテレビ広報等の都議会広報費、そのほか、議案調査や議事等に要した経費でございます。
 事務局費の不用額は、主に契約における落札差金や職員費の執行残でございまして、二億六十五万一千余円でございます。
 以上をもちまして、簡単ではございますが、議会局が所管しております平成十六年度歳入歳出決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審査のほどお願い申し上げます。

○服部委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○服部委員長 それでは、資料要求はなしと確認させていただきます。
 以上で議会局関係を終わります。

○服部委員長 これより総務局関係に入ります。
 初めに、総務局長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。

○高橋総務局長 総務局長の高橋功でございます。どうぞよろしくお願いをいたします。
 私ども総務局職員一同、全力を挙げまして事務事業の適切かつ円滑な執行に取り組んでまいります。服部委員長を初め委員の皆様方には、よろしくご指導、ご鞭撻のほどお願い申し上げます。
 続きまして、私どもの幹部職員を紹介させていただきます。
 危機管理監の島田健一でございます。総務局理事で人権担当の石川俊一でございます。総務局理事で人事部長事務取扱の大原正行でございます。総務部長の荒川満でございます。行政改革推進室長の関敏樹でございます。IT推進室長の永田元でございます。首都大学支援部長の影山竹夫でございます。主席監察員の相上孝司でございます。行政部長の前田信弘でございます。多摩島しょ振興担当部長の清宮眞知子でございます。都区制度改革担当部長の島博文でございます。特命担当部長の松崎茂でございます。総合防災部長の中村晶晴でございます。情報統括担当部長の高橋尚之でございます。局務担当部長で災害対策担当の高橋興一でございます。勤労部長の渋井信和でございます。法務部長の中村次良でございます。統計部長の須々木亘平でございます。人権部長の田村初恵でございます。当委員会との連絡等に当たらせていただきます、総務課長の井澤勇治でございます。
 以上で幹部職員の紹介を終わらせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
   〔理事者あいさつ〕

○服部委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○服部委員長 これより決算の審査を行います。
 平成十六年度東京都一般会計決算中、総務局所管分、平成十六年度東京都特別区財政調整会計決算及び平成十六年度東京都小笠原諸島生活再建資金会計決算を一括して議題とします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○高橋総務局長 平成十六年度決算のご審議をお願いするに当たりまして、総務局の事務事業及び決算の概要につきましてご説明を申し上げます。
 お手元にお配りをしてございます平成十六年度決算概要の一ページをお開きいただきたいと存じます。1、事業概要でございます。総務局の事務事業の概要をお示ししてございます。
 第一に、都庁の内部管理及び事務の統一的処理でございます。職員の人事、福利厚生に関すること、行政改革、組織、東京都監理団体に関すること、情報化施策に関することなどがございます。
 次に、数局にわたる事業の連絡調整を行う事務といたしまして、防災・危機管理及び人権施策に関することがございます。
 そのほか、特別区・市町村に対する行財政運営に関する助言及び連絡調整に関すること、各種統計調査に関することがございます。
 このほか、旧大学管理本部では大学改革に関することを行っておりましたが、本年七月に廃止されましたことから、旧大学管理本部の決算につきましても、後ほどあわせてご説明を申し上げます。
 以上が総務局の事務事業の概要でございます。
 続きまして、二ページをお開きいただきたいと存じます。2の決算の総括でございます。
 (1)、一般会計でございますが、まず、(ア)、総務局でございます。歳入におきましては、以下すべて百万円単位で表記をしておりますが、予算現額二百五十一億五千五百万円に対しまして、収入済額二百三十四億三千二百万円で、差し引き十七億二千二百万円の減となっております。予算現額に対する収入済額の割合は九三・二%でございます。歳出におきましては、予算現額一兆二千百億五千二百万円に対しまして、支出済額一兆一千九百九十八億七千九百万円で、差引不用額百一億七千二百万円となっております。予算現額に対する支出済額の割合は九九・二%でございます。
 次に、(イ)、旧大学管理本部でございます。歳入におきましては、予算現額五十六億円に対しまして、収入済額五十六億二千四百万円で、差し引き二千三百万円の増となっております。予算現額に対する収入済額の割合は一〇〇・四%でございます。歳出におきましては、予算現額二百二十億五千四百万円に対しまして、支出済額百九十四億四千万円で、差引不用額二十六億一千四百万円となっております。予算現額に対する支出済額の割合は八八・一%でございます。
 続きまして、2、特別区財政調整会計でございます。歳入における収入済額は八千八十億九千百万円、歳出における支出済額は八千八十億九千百万円でございます。予算現額に対する決算額の割合は、歳入、歳出ともに一〇〇・〇%でございます。
 三ページをお開きいただきたいと存じます。続きまして、(3)、小笠原諸島生活再建資金会計でございます。歳入における収入済額は五億五千万円、歳出における支出済額は八百万円でございます。予算現額に対する決算額の割合は、歳入で二七六・七%、歳出で四・三%でございます。
 次に、3、平成十六年度に実施した主な事業についてご説明申し上げます。
 (1)、情報化施策といたしまして七十七億五千七百万円、(2)、防災企画・調査研究及び災害応急対策の総合調整等といたしまして三十九億二千九百万円、(3)、人権施策といたしまして七億五千百万円、(4)、区市町村振興のための財政補完等といたしまして六百二十八億六百万円、(5)、各種統計調査といたしまして二十六億九千九百万円、そして旧大学管理本部では、(6)、首都大学東京開設に向けた準備等といたしまして三十四億六千万円を支出しております。
 以上が総務局の平成十六年度決算の概要でございます。
 詳細につきましては総務部長からご説明を申し上げます。どうぞよろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○荒川総務部長 それでは、総務局の平成十六年度決算についてご説明申し上げます。
 お手元に横長の四冊の資料をお配りしてございます。
 初めに、一番厚い東京都一般会計決算説明書、総務局をごらんいただきたいと存じます。
 ただいま局長から、一ページから三ページまでの総括についてご説明申し上げましたので、五ページからご説明をさせていただきたいと存じます。
 まず、歳入についてでございます。
 予算現額との対比でご説明いたしますと、使用料及び手数料については、収入済額が、右から三つ目の欄ですが、千二百万余円、収入率は、一番右側の欄ですが、四七二・二%となっておりまして、これは、一番下に記載していますとおり、防災行政無線施設の土地建物使用料の徴収方法の変更等による実績増のためでございます。このことも含めまして、このページから七ページにかけまして、使用料及び手数料の内訳を掲げております。
 次に、七ページをお開きください。中ほどの国庫支出金でございます。収入済額は二十四億七百万余円、収入率七一・四%であります。以下、一一ページにかけまして、その内訳を掲げております。
 次に、一二ページの財産収入でございます。収入済額は五十五億三千五百万余円、収入率は九二・七%であります。以下、一五ページにかけまして、その内訳を掲げております。
 一六ページをお開きください。繰入金でございます。収入済額は百二億二千四百万余円、収入率は九三・九%であります。以下、二四ページにかけまして、その内訳を掲げております。
 次に、二五ページをお開きください。諸収入でございます。収入済額は五十二億五千二百万余円、収入率は一〇六・七%であります。以下、三三ページにかけまして、その内訳を掲げております。
 以上の歳入の決算総額は、三三ページをお開きいただきますと、その一番下の欄に記載してありますとおり、収入済額の欄で二百三十四億三千二百万余円、収入率は九三・二%であります。
 以上が歳入の説明でございます。
 続きまして、歳出についてご説明いたします。
 三五ページをごらんいただきたいと存じます。まず、科目の款の総務費の支出済額は、右から四つ目の欄ですが、千四百九十八億六千百万余円で、執行率は、一番右側の欄ですが、九三・六%であります。
 これを科目の項別の内訳で申し上げますと、まず、すぐ下の欄にあります総務管理費でございますが、支出済額は二百八十億九千二百万余円であります。これは、ここから四七ページにかけまして記載してありますように、文書管理や情報システム管理、職員の人事、研修、福利厚生及び人権対策などに要した経費であります。
 四八ページをお開きいただきたいと思います。区市町村振興費でございます。支出済額は六百七十八億二千七百万余円であります。これは、区市町村に対する行財政連絡調整事務や、大島支庁など四つの支庁の管理等に要した経費及び区市町村振興のための財政補完等に要した経費でありまして、以下、五三ページにかけまして、その内訳を掲げてございます。
 次に、五四ページをお開きいただきたいと存じます。防災管理費でございます。支出済額は三十九億二千九百万余円であります。これは、防災に関する企画・調査研究や総合防災訓練の実施、防災センターの運営など防災対策事業に要した経費でありまして、以下、六四ページにかけまして、その内訳を掲げております。
 次に、六五ページをお開きいただきたいと存じます。統計費でございます。支出済額は二十六億九千九百万余円であります。これは各種統計調査に要した経費でありまして、以下、七二ページにかけまして、その内訳を掲げてございます。
 次に、七三ページをお開きいただきたいと存じます。退職手当及び年金費でございます。支出済額は四百七十三億一千二百万余円でありまして、以下、七四ページにかけまして、その内訳を掲げております。
 次に、七五ページをお開きいただきたいと思います。ここからは科目の款の諸支出金でございます。支出済額は、一兆五百億一千八百万余円、執行率一〇〇・〇%であります。科目の項別の内訳を申し上げますと、すぐ下の欄の他会計支出金は、特別区財政調整会計へ八千八十億九千百万余円を繰り出したものであります。
 また、次の七六ページをお開きいただきたいと思います。諸費でございますが、支出済額は二千四百十九億二千七百万余円でありまして、以下、八〇ページにかけまして、利子割交付金など、その内訳を掲げております。
 以上の歳出の決算総額は、八〇ページをお開きいただきますと、その一番下の欄に記載してありますとおり、一兆一千九百九十八億七千九百万余円、執行率は九九・二%であります。
 続きまして、恐れ入りますが、お手元のややくすんだ色の表紙の東京都一般会計決算説明書、旧大学管理本部分をおとりいただきまして、その右上にページが振ってございます、一ページをお開きいただきたいと存じます。
 資料の中ほどでございますが、歳入の収入済額は五十六億二千四百万余円、予算現額に対する割合は一〇〇・四%であります。歳出の支出済額は百九十四億四千万余円、予算現額に対する割合は八八・一%であります。
 続きまして、歳入の内訳についてご説明いたします。五ページをごらんいただきたいと存じます。
 予算現額との対比でご説明いたしますと、使用料及び手数料につきましては、収入済額が四十三億六百万余円、収入率一〇三・六%であります。このページから一〇ページにかけまして、その内訳を掲げております。
 次に、一一ページをお開きください。国庫支出金でございます。収入済額は五百万余円、収入率一九九・八%であります。
 次に、一二ページの寄附金をお開きください。収入済額は八千七百万余円、収入率七六・三%であります。
 右側の一三ページの諸収入でございますが、収入済額は十二億二千四百万余円、収入率九二・五%であります。以下、二三ページにかけまして、その内訳を掲げております。
 以上が歳入の説明であります。
 続きまして、歳出の内訳についてご説明いたします。二五ページをごらんいただきたいと存じます。
 科目の款の学務費の支出済額は百九十四億三千九百万余円で、執行率は八八・一%であります。この科目の項別の内訳で申し上げますと、まず、すぐ下の欄の大学管理費でございますが、支出済額は五十一億余円でございます。これは研究奨励や新大学の施設整備などに要した経費でありまして、以下、二七ページにかけまして、その内訳を掲げております。
 次に、二八ページをお開きいただきたいと存じます。都立大学費でございます。支出済額は九十九億二百万余円であります。これは都立大学の管理等に要した経費でありまして、右の二九ページにかけまして、その内訳を掲げております。
 次に、三〇ページをお開きいただきたいと存じます。科学技術大学費でございます。支出済額は十四億六千二百万余円でありまして、以下、三一ページにかけまして、その内訳を掲げてあります。
 次に、三二ページをお開きいただきたいと存じます。保健科学大学費でございます。支出済額は十七億五千三百万余円でございまして、以下、三三ページにかけまして、その内訳を掲げております。
 次に、三四ページをお開きいただきたいと存じます。短期大学費でございます。支出済額は十二億二千万余円であります。
 右側の三五ページですが、科目の款の諸支出金でございます。支出済額は五十一万余円、執行率は九九・九%であります。
 以上が一般会計についての説明であります。
 続きまして、二つの特別会計につきましてご説明を申し上げます。
 恐れ入りますが、お手元の東京都特別区財政調整会計決算説明書をおとりいただき、五ページをお開きいただきたいと存じます。
 まず、歳入でございます。歳入は、表の上段にあります一般会計からの繰入金、それから、表の下段の諸収入、次の六ページの繰越金の三つの科目で構成されております。これらを合計した歳入の収入済額は、六ページの一番下の欄に記載してありますとおり、八千八十億九千百万余円、収入率は一〇〇・〇%であります。
 次に、歳出でございますが、七ページをお開きいただきたいと存じます。特別区交付金でございます。これは、特別区に対する普通交付金と、次の八ページにあります特別交付金から構成されております。この二つを合計した歳出の支出済額は、八ページの一番下の欄に記載してありますとおり、八千八十億九千百万余円、執行率は一〇〇・〇%であります。
 続きまして、最後の四冊目の東京都小笠原諸島生活再建資金会計決算説明書でございます。五ページをお開きいただきたいと存じます。
 まず、歳入でございますが、この歳入は、貸付金の返済を計上いたしました事業収入、それから、次の六ページの諸収入、右側七ページの繰越金の三つの会計で構成されております。これらの合計は、七ページの一番下の欄に記載してありますとおり、収入済額が五億五千万余円、収入率は、繰越金の実績増によりまして二七六・七%となっております。
 次に、九ページをお開きいただきたいと存じます。歳出はすべて貸し付けに要する経費でありまして、ちょうど中ほどの表にありますとおり、商工業資金などの四種類の貸付金でございます。支出済額は八百五十万円、執行率は、貸し付けの実績が少なかったことから四・三%となっております。
 以上で、簡単でございますが、総務局所管の平成十六年度決算につきましてご説明をさせていただきました。よろしくご審議のほどお願いいたします。

○服部委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。

○松村委員 二点お願いします。
 一つは、市町村調整交付金と市町村振興交付金の、いつもいただいているんですけれども、過去十年間の推移。
 それから二つ目が、第二次都庁改革アクションプランは、そちら、総務局ですね、このアクションプランの実施状況について。
 よろしくお願いします。

○服部委員長 ほかに。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○服部委員長 松村委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○服部委員長 異議なしと認めます。理事者においては、要求されました委員と調整の上、提出を願います。
 以上で総務局関係を終わります。
 これをもちまして本日の分科会を閉会いたします。
   午後二時五十六分散会

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