各会計決算特別委員会速記録第二号

平成十七年十月七日(金曜日)
第十二委員会室
   午後一時二分開議
 出席委員 三十一名
委員長古賀 俊昭君
副委員長服部ゆくお君
副委員長小磯 善彦君
副委員長酒井 大史君
理事村松みえ子君
理事矢島 千秋君
理事吉原  修君
理事長橋 桂一君
理事大沢  昇君
理事大津 浩子君
伊藤 興一君
田中たけし君
伊藤 ゆう君
原田  大君
松葉多美子君
早坂 義弘君
高木 けい君
崎山 知尚君
村上 英子君
山口 文江君
山口  拓君
松下 玲子君
橘  正剛君
谷村 孝彦君
串田 克巳君
くまき美奈子君
植木こうじ君
林田  武君
近藤やよい君
いのつめまさみ君
松村 友昭君

 欠席委員 なし

 出席説明員
出納長室出納長幸田 昭一君
副出納長島田幸太郎君
副出納長牛山 幸彦君
参事細野 友希君

本日の会議に付した事件
平成十六年度東京都各会計歳入歳出決算の認定について
平成十六年度決算概要(説明)
・平成十六年度東京都一般会計決算
・平成十六年度東京都特別区財政調整会計決算
・平成十六年度東京都地方消費税清算会計決算
・平成十六年度東京都小笠原諸島生活再建資金会計決算
・平成十六年度東京都母子福祉貸付資金会計決算
・平成十六年度東京都心身障害者扶養年金会計決算
・平成十六年度東京都中小企業設備導入等資金会計決算
・平成十六年度東京都農業改良資金助成会計決算
・平成十六年度東京都林業改善資金助成会計決算
・平成十六年度東京都沿岸漁業改善資金助成会計決算
・平成十六年度東京都と場会計決算
・平成十六年度東京都都営住宅等事業会計決算
・平成十六年度東京都都営住宅等保証金会計決算
・平成十六年度東京都都市開発資金会計決算
・平成十六年度東京都用地会計決算
・平成十六年度東京都公債費会計決算
・平成十六年度東京都多摩ニュータウン事業会計決算
・平成十六年度東京都市街地再開発事業会計決算
・平成十六年度東京都臨海都市基盤整備事業会計決算

○古賀委員長 ただいまから平成十六年度各会計決算特別委員会を開会いたします。
 初めに、委員の辞任及び選任について申し上げます。
 議長から、本日十月七日付をもって、鈴木一光委員の辞任を許可し、新たに串田克巳委員を選任した旨の通知がありました。
 この際、新任の串田克巳委員を紹介いたします。

○串田委員 どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)

○古賀委員長 紹介は終わりました。
 なお、議席につきましては、ただいまご着席のとおりといたしますので、ご了承願います。
 また、委員会実施要領により、串田克巳委員を第三分科会の委員に指名いたしますので、ご了承願います。

○古賀委員長 本日から、さきにご決定いただきました実施要領及び審査日程に従いまして、平成十六年度決算の審査を進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
 なお、決算審査の参考資料として、平成十六年度予算の審議等における懸案事項の措置状況調をお手元に配布してあります。後ほどご参照願います。
 質疑に関して、各委員の皆様にお願いいたします。
 本委員会は決算の審査であり、お忙しい中での日程でもありますので、質疑の際は、平成十六年度決算の審査から逸脱しないよう、委員長として特にお願いしたいと思います。ご協力のほど、切にお願い申し上げます。
 本日は、決算審査の第一回目でございますので、平成十六年度会計決算について出納長から説明を聴取いたします。
 なお、局別の説明聴取と資料要求は、本委員会終了後、それぞれの分科会に分かれて行いますので、ご了承願います。
 この際、理事者の皆様に申し上げます。
 過日の委員会で決定いたしました実施要領の中で、理事者にかかわるものについては、各局へも周知徹底されますよう、よろしくお願いいたします。
 それでは、出納長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。

○幸田出納長 出納長の幸田昭一でございます。一言ごあいさつを申し上げます。
 古賀委員長を初め委員の皆様方、平成十六年度一般会計及び特別会計の決算につきましてのご審議、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 なお、ただいま委員長からいただきました委員会及び分科会の運営に関しますご要望につきましては、直ちに各局に対しましてその趣旨を周知徹底いたしまして、審議が円滑に行われますよう、万全を尽くしてまいります。
 それでは、私どもの幹部職員を紹介させていただきます。
 副出納長の島田幸太郎でございます。警視庁・東京消防庁担当副出納長の牛山幸彦でございます。会計制度担当参事の細野友希でございます。本委員会と各局との連絡調整を担当いたします総務課長の松下隆弘、会計企画課長の佐藤敦でございます。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者あいさつ〕

○古賀委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○古賀委員長 これより決算の審査を行います。
 平成十六年度東京都各会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 決算の概要について、理事者の説明を求めます。

○幸田出納長 平成十六年度歳入歳出決算の概要につきまして、お手元配布の平成十六年度各会計歳入歳出決算概要によりましてご説明申し上げます。
 本委員会でご審議いただきますのは、出納長所管の平成十六年度一般会計及び特別区財政調整会計等十八の特別会計についての歳入歳出決算でございます。
 一ページをお開き願います。一般会計及び特別会計の歳入歳出決算総括表でございます。
 まず、一般会計につきましては、歳入決算額が六兆四百一億四千七百万余円、歳出決算額が六兆三十三億二百万余円で、歳入から歳出を差し引いた差額は三百六十八億四千四百万余円となっております。
 また、十八の特別会計を合わせました歳入決算額は四兆七千四百十億二千八百万余円、歳出決算額が四兆六千二百六十二億三千七百万余円で、その差額は千百四十七億九千万余円となっております。
 これら一般会計及び十八特別会計を合計した歳入決算額は十兆七千八百十一億七千五百万余円、歳出決算額は十兆六千二百九十五億四千万余円であり、その差額は千五百十六億三千五百万余円となっております。
 各会計の差額につきましては、平成十七年度に繰り越しいたしました。
 次に、二ページ及び三ページの会計別決算総括表についてご説明申し上げます。この表は、予算現額と収入済額、支出済額等をお示ししたものでございます。
 まず、最上段の一般会計でございますが、二ページの歳入では、予算現額が六兆二千三十三億三千八百万余円、収入済額は六兆四百一億四千七百万余円で、予算現額に対しまして千六百三十一億九千百万余円下回り、予算現額に対する収入済額の割合は九七・四%となっております。
 また、三ページの歳出につきましては、予算現額が六兆二千三十三億三千八百万余円、支出済額が六兆三十三億二百万余円、翌年度繰越額が三百八十二億五千二百万余円、不用額は千六百十七億八千四百万余円で、予算現額に対する支出済額の割合は九六・八%となっております。
 次に、特別会計についてご説明申し上げます。
 二ページの下から二段目にございますように、十八の特別会計を合計いたしますと、歳入では、予算現額が四兆七千九百六十六億百万余円、収入済額は四兆七千四百十億二千八百万余円で、予算現額に対しまして五百五十五億七千二百万余円下回り、予算現額に対する収入済額の割合は九八・八%となっております。
 また、三ページの歳出につきましては、予算現額が四兆六千八百二十五億百万余円、支出済額が四兆六千二百六十二億三千七百万余円、翌年度繰越額が百四十二億四千九百万余円、不用額は四百二十億千三百万余円で、予算現額に対する支出済額の割合は九八・八%となっております。
 これら一般会計及び十八の特別会計を合計いたしますと、二ページ最下段にございますように、歳入では、予算現額が十兆九千九百九十九億三千九百万余円、収入済額は十兆七千八百十一億七千五百万余円で、予算現額に対しまして二千百八十七億六千四百万余円下回り、予算現額に対する収入済額の割合は九八・〇%となっております。
 また、三ページの歳出につきましては、予算現額が十兆八千八百五十八億三千九百万余円、支出済額が十兆六千二百九十五億四千万余円、翌年度繰越額が五百二十五億百万余円、不用額は二千三十七億九千七百万余円で、予算現額に対する支出済額の割合は九七・六%となっております。
 なお、四ページ及び五ページに、一般会計の歳入歳出を款別にお示ししてございますので、後ほどごらんいただきたいと存じます。
 以上が、出納長の所管いたします一般会計及び特別会計の歳入歳出決算の概要でございます。
 続きまして、平成十六年度各会計歳入歳出決算の実質収支についてご説明申し上げます。
 六ページをお開き願います。
 まず、上段の一般会計でございますが、先ほど申し上げましたとおり、歳入総額から歳出総額を差し引いた形式収支は三百六十八億四千四百万余円となっております。これから、繰越明許費繰越額と事故繰越繰越額を合わせました、翌年度へ繰り越すべき財源であります百六十五億七千四百万余円を差し引いた実質収支額は二百二億七千万余円となっております。
 同様に、中段の特別会計につきましては、形式収支が千百四十七億九千万余円となり、これから翌年度へ繰り越すべき財源として十一億三千万余円を差し引いた実質収支額は千百三十六億六千万余円となっております。
 これら一般会計と特別会計を合計した実質収支額は、最下段のとおり千三百三十九億三千万余円となっております。
 なお、これに関連いたしまして、本年八月に財務局が発表いたしました普通会計決算では、実質収支は二百七十六億円の赤字となっており、昨年度の四百四十九億円の赤字に比べまして額が縮小したものの、七年連続の赤字となっております。
 ご案内のとおり、普通会計決算は、各地方公共団体の財政状況の把握や地方財政全体の分析等に用いるため、総務省の定める基準によりまして作成されるものでございます。
 この普通会計決算の実質収支額と出納長の決算におけます実質収支額とが異なるのは、出納長の決算における実質収支額が、翌年度へ繰り越すべき財源として自治法等で定められました繰越明許費及び事故繰越の財源のみを計上しているのに対し、普通会計決算では、これに加えまして、事業繰越及び支払い繰り延べの財源を計上しているためでございます。
 最後に、平成十六年度末における財産について申し上げます。
 七ページ、八ページの財産総括表をごらんください。
 自治法で定められた財産は、七ページの公有財産、そして八ページの物品、債権、基金の四種類でございまして、財産の区分ごとに、平成十六年三月末現在高、決算年度中増減高及び平成十七年三月末現在高をお示ししてございます。
 それぞれの内容につきましては、後ほどごらんいただきたいと存じます。
 以上で、平成十六年度各会計歳入歳出決算概要の説明を終わらせていただきます。
 よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○古賀委員長 説明は終わりました。
 この際、各分科会委員長に申し上げます。
 分科会における局別質疑終了後は、速やかに審査報告書を提出されるようお願いいたします。
 以上をもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時十五分散会

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