委員長 | 大木田 守君 |
副委員長 | 遠藤 衛君 |
副委員長 | 坂口こうじ君 |
野上じゅん子君 | |
松原 忠義君 | |
田代ひろし君 | |
樺山たかし君 | |
大西由紀子君 | |
藤川 隆則君 | |
吉田 信夫君 |
欠席委員 なし
出席説明員福祉保健局 | 局長 | 幸田 昭一君 |
次長 | 帆刈 祥弘君 | |
技監 | 梶山 純一君 | |
総務部長 | 吉川 和夫君 | |
指導監査室長 | 岩井 令雄君 | |
医療政策部長 | 菅原 眞廣君 | |
保健政策部長 | 丸山 浩一君 | |
生活福祉部長 | 笠原 保君 | |
高齢社会対策部長 | 野村 寛君 | |
少子社会対策部長 | 朝比奈照雄君 | |
障害者施策推進部長 | 吉岡 則重君 | |
健康安全室長 | 中井 昌利君 | |
企画担当部長 | 野口 宏幸君 | |
感染症・環境安全担当部長 | 小松 博久君 | |
参事 | 杉村 栄一君 | |
参事 | 桜山 豊夫君 | |
参事 | 大村 信夫君 | |
参事 | 狩野 信夫君 | |
参事 | 長谷川 登君 | |
参事 | 清水 克則君 | |
参事 | 浅井 葵君 | |
参事 | 佐藤 恭信君 |
本日の会議に付した事件
平成十五年度東京都各会計歳入歳出決算の認定について
福祉保健局関係
・平成十五年度東京都一般会計決算(説明)
・平成十五年度東京都母子福祉貸付資金会計決算(説明)
・平成十五年度東京都心身障害者扶養年金会計決算(説明)
○大木田委員長 ただいまから平成十五年度各会計決算特別委員会第二分科会を開会いたします。
本日は、福祉保健局関係の決算の審査を行います。
なお、本日は説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は後日の分科会で行いたいと思います。ご了承願います。
これより福祉保健局関係に入ります。
初めに、福祉保健局長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。
○幸田福祉保健局長 福祉保健局長の幸田昭一でございます。
大木田委員長を初め委員の皆様方には、日ごろからご指導、ご鞭撻を賜り、まことにありがとうございます。
福祉保健局は、この八月一日に、少子高齢化社会に対応し、健康に対する都民の不安を払拭するため、福祉局と健康局とを統合し、発足いたしました。
本日から平成十五年度の一般会計決算につきましてご審議をいただくことになりますが、平成十五年度決算は、旧来の福祉局、健康局ごとに取りまとめておりますので、それぞれの決算でご審議をいただくことになります。
これまでの、利用者本位の福祉を目指した福祉改革と患者中心の医療の実現に向けた医療改革に引き続き取り組みながら、福祉、保健、医療の一体的な施策を推進し、一足す一が三にも四にもなるよう、職員一丸となって取り組んでまいります。どうぞよろしくお願いを申し上げます。
それでは、ご審議をいただくに先立ちまして、当局の幹部職員を紹介させていただきたいと存じます。
次長、帆刈祥弘でございます。技監、梶山純一でございます。総務部長、吉川和夫でございます。指導監査室長、岩井令雄でございます。医療政策部長、菅原眞廣でございます。保健政策部長、丸山浩一でございます。生活福祉部長、笠原保でございます。高齢社会対策部長、野村寛でございます。少子社会対策部長、朝比奈照雄でございます。障害者施策推進部長、吉岡則重でございます。健康安全室長、中井昌利でございます。企画担当部長、野口宏幸でございます。感染症・環境安全担当部長、小松博久でございます。事業調整担当参事、杉村栄一でございます。医療改革推進担当参事、桜山豊夫でございます。地域保健担当参事、大村信夫でございます。連絡調整担当参事、狩野信夫でございます。施設調整担当参事、長谷川登でございます。次世代育成担当参事、清水克則でございます。食品医薬品安全担当参事、浅井葵でございます。感染症危機管理担当参事、佐藤恭信でございます。最後に、当委員会との連絡に当たらせていただきます、総務課長、藤田裕司でございます。
以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
〔理事者あいさつ〕
○大木田委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。
○大木田委員長 これより決算の審査を行います。
平成十五年度東京都一般会計決算中、福祉保健局所管分、平成十五年度東京都母子福祉貸付資金会計決算及び平成十五年度東京都心身障害者扶養年金会計決算を一括して議題といたします。
本件について理事者の説明を求めます。
○幸田福祉保健局長 お手元に配布してございます資料1、決算概要の一ページをお開き願いたいと存じます。第1、事業概要でございます。
まず、旧福祉局でございますが、都民の方々が質の高い福祉サービスを安心して選択、利用し、身近な地域で自立して暮らせる社会を築くことを目指して、区市町村とも連携しながら、さまざまな分野で施策を実施しております。
施策の体系としては、以下の六つに区分してございます。第一に、社会福祉推進基盤の整備に関すること、第二に、子ども家庭福祉に関すること、第三に、心身障害者(児)福祉に関すること、第四に、生活福祉に関すること、第五に、高齢者福祉に関すること、第六に、介護保険、国民健康保険に関することでございます。
次に、二ページをお開き願います。旧健康局でございます。
都民の生命と健康を守ることをその使命とし、都民の日常生活に密着した、広範、多岐にわたる施策を実施しております。
施策の体系としては、以下の三つに区分しております。第一に、医療提供体制の確保に関すること、第二に、健康管理体制の充実に関すること、第三に、保健医療サービス選択体制の推進に関することでございます。
次に、三ページをごらん願います。第2、決算の総括でございます。
平成十五年度歳入歳出決算は、一般会計のほか、母子福祉貸付資金会計、心身障害者扶養年金会計の二つの特別会計がございます。
まず、一般会計の旧福祉局分についてご説明いたします。
歳入につきましては、予算現額千三百四十一億四千八百万余円に対し、収入済額は千三百七億七千百万余円で、予算現額に対する収入率は九七・五%となっております。
次に、歳出でございますが、予算現額五千二百六十億一千八百万余円に対し、支出済額は四千七百五十九億七千三百万余円で、予算現額に対する執行率は九〇・五%となっております。
続きまして、旧健康局分についてご説明いたします。
歳入につきましては、予算現額三百八十二億八百万余円に対し、収入済額は三百四十一億四千二百万余円で、予算現額に対する収入率は八九・四%となっております。
次に、歳出でございますが、予算現額千三百九十億一千五百万余円に対し、支出済額は一千二百五十八億六千三百万余円で、予算現額に対する執行率は九〇・五%となっております。
平成十六年四月一日をもって生活文化局から旧健康局に移管された米穀袋詰め表示適正化事業及び汚染米対策事業についての平成十五年度の決算状況をご説明いたします。
歳出でございますが、予算現額三千万余円に対し、支出済額は一千六百万余円で、予算現額に対する執行率は五五・一%となっております。
次に、特別会計についてご説明いたします。
まず、母子福祉貸付資金会計でございます。本会計は、母子及び寡婦福祉法に基づき、母子家庭に対し母子福祉資金の貸し付けを行うため設置しております。
予算現額は、歳入、歳出とも四十八億五千二百万余円、これに対し、収入済額は五十五億二千百万余円、支出済額三十八億六千三百万余円であり、予算現額に対し、収入率一一三・八%、執行率七九・六%となっております。
歳計剰余金十六億五千八百万余円は、翌年度への繰り越しとなっております。
次に、心身障害者扶養年金会計でございます。本会計は、東京都心身障害者扶養年金制度を運用するため設置しております。
予算現額は、歳入、歳出とも四十億八千万余円、収入済額三十九億九千九百万余円、支出済額三十九億七千百万余円であり、予算現額に対し、収入率九八%、執行率九七・三%となっております。
歳計剰余金二千八百万余円は、翌年度への繰り越しとなっております。
次に、四ページをお開き願います。第3、平成十五年度に実施した主な事業についてご説明申し上げます。
まず、旧福祉局分ですが、1、社会福祉推進基盤の整備でございます。
福祉改革推進のため、区市町村が地域の実情に応じて、主体的に在宅福祉を中心とした地域福祉の基盤整備を図ることを支援する福祉改革推進事業を実施いたしました。
また、福祉サービスの利用者が安心してサービスを選択できるとともに、サービス提供者の質の向上を図るための仕組みづくりとして、第三者機関によるサービス評価の普及、促進を行いました。
2、子ども家庭福祉施策でございます。
認証保育所は、大都市の多様な保育ニーズに対応するため、平成十三年度に創設した都独自の制度でございますが、規模の拡充を図り、保育サービスの充実に努めました。
また、地域における子育て機能の強化を図るため、新たに先駆型子ども家庭支援センターを設置して、その基本機能に加えて、児童相談所と連携し、見守りサポート事業、虐待防止支援訪問事業などを実施しました。
次に、五ページをごらん願います。3、障害者(児)福祉施策でございます。
障害者地域生活支援緊急三カ年プランに基づき、障害を持つ人が可能な限り地域で自立して生活できるよう、障害者施設の設置を促進しました。
また、知的障害者(児)が地域生活へ移行するためのマニュアルの作成や、施設における自活訓練事業を促進する知的障害者(児)の地域生活移行支援事業を実施いたしました。
4、高齢者福祉施策でございます。
ケアを必要とする高齢者が地域の中で暮らし続けられるよう、痴呆性高齢者グループホームの緊急整備を行うとともに、特別養護老人ホームなどの計画的な整備を行いました。
また、安心して生き生きと暮らせる社会を実現するため、区市町村が地域の実情に応じて主体的に事業を展開する高齢者いきいき事業についても、引き続き支援を行いました。
次に、六ページをお開き願います。続きまして、旧健康局分についてご説明いたします。
1、医療提供体制の確保でございます。
区市町村が実施しております平日夜間帯の小児初期救急医療事業について、運営費に助成を行うとともに、小児二次救急医療として固定施設による休日・全夜間診療事業を実施しました。また、出産前後の母体、胎児や新生児に対する高度医療を行う周産期母子医療センターの整備を図るとともに、地域の小児医療を確保するため、開業医小児医療研修を実施しました。
2、健康管理体制の充実でございます。
近隣諸国で感染拡大が続いた重症急性呼吸器症候群(SARS)について、東京SARS診療ネットワークを構築し、迅速かつ適切な医療提供体制を確保するとともに、相談、普及啓発の取り組みを強化して、発生の未然防止に努めました。
また、食の安全を確保するため、食品に関するリスク情報の収集、分析を行う食品安全情報評価委員会を設置するとともに、営業者の自主的衛生管理を推進する制度を創設しました。また、こうした食品安全の取り組みを総合的に推進するため、食品安全条例を制定しました。
次に、重症心身障害児の施設入所待機者の解消を図るため、平成十七年度開設を予定しております東部療育センターの建設に着工しました。
3、サービス選択体制の推進でございます。
インターネットを活用して、病気の際の対処方法や子育てを支援するための情報を都民にわかりやすく提供する東京都子ども医療ガイドを開発し、運用を開始しました。
以上が平成十五年度の福祉保健局における決算概要でございます。
なお、詳細につきましては引き続き総務部長からご説明申し上げますので、ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。
○吉川総務部長 それでは、決算の詳細につきまして、お手元に配布の決算説明書によりましてご説明申し上げます。
初めに、資料2、一般会計決算説明書(旧福祉局分)をごらん願います。
歳入についてでございますが、まず五ページをお開き願います。分担金及び負担金でございます。
児童福祉施設及び心身障害者施設入所者の自己負担金などを収入したもので、収入済額は八億一千六百万余円、収入率は九三・一%となっております。
次に、六ページをお開き願います。使用料及び手数料でございます。
条例に定める福祉施設の使用料などを収入したものでございまして、収入済額は二百六十四億七千四百万余円、収入率は八八・五%となっております。
次に、一〇ページをお開き願います。国庫支出金でございます。
東京都の福祉事業に対する国からの支出金を計上しておりまして、収入済額は三百四十二億三千六百万余円、収入率は八三・五%となっております。
次に、三三ページをお開き願います。財産収入でございます。
財産の貸し付けによる収入などを計上しており、収入済額は一億五千五百万余円、収入率は一〇七・九%となっております。
三四ページをお開き願います。寄附金でございます。
東京都の行う社会福祉事業に対して寄せられました寄附金を計上しておりまして、収入済額は四百万余円となっております。
次に、三五ページをごらん願います。繰入金でございます。
地域福祉振興基金条例の廃止に伴う、元金及び益金の全額を一般会計に繰り入れたものでありまして、収入済額は五百六十五億三千百万余円、収入率九九・九%となっております。
次に、三七ページをお開き願います。諸収入でございます。
各種貸付金の元金や利子などの収入を計上したものでありまして、収入済額は百二十五億五千百万余円、収入率二二二・八%となっております。
次に、歳出でございますが、五三ページをお開き願います。福祉費でございます。
支出済額は四千七百五十三億六千八百万余円、執行率は九〇・五%となっております。
科目別の内訳といたしまして、まず、福祉管理費でございますが、福祉事業の企画、社会福祉法人の指導検査、監理団体に対する補助金などに要する経費を支出いたしまして、支出済額は百一億九千三百万余円、執行率は八一・三%となっております。
次に、五六ページをお開き願います。生活福祉費でございます。
生活保護事業や旧軍人等に係る援護、福祉のまちづくりなどの地域福祉を推進する事業、福祉人材の養成、山谷対策事業等に要する経費を支出いたしまして、支出済額は三百二十二億三千百万余円、執行率は九〇・三%となっております。
次に、六七ページをお開き願います。高齢福祉費でございます。
シルバーパスの交付など、高齢者福祉の増進や、老人福祉施設への保護委託、老人医療センターの診療等に要する経費を支出いたしまして、支出済額六百七十億六千万余円、執行率九一・〇%となっております。
次に、七八ページをお開き願います。子ども家庭福祉費でございます。
児童育成手当等の支給、児童相談所の運営、保育事業への助成、児童福祉施設や婦人保護施設への保護委託などに要する経費を支出いたしまして、支出済額は八百八十五億五百万余円、執行率は九四・七%となっております。
次に、八七ページをお開き願います。心身障害者福祉費でございます。
心身障害者通所訓練等事業補助など、各種在宅福祉サービスに要した経費、重度心身障害者手当等の支給、心身障害者施設の運営や心身障害者(児)の保護委託、障害者スポーツセンターの運営などに要する経費を支出したものでございまして、支出済額六百六十九億三千七百万余円、執行率は九一・八%となってございます。
次に、九九ページをお開き願います。九九ページからは保険費でございます。
介護保険制度及び国民健康保険制度の運営、並びに医療費の助成事業などに要する経費を支出いたしまして、支出済額は千七百九十七億九千九百万余円、執行率が九二・〇%となっております。
一〇五ページをお開き願います。施設整備費でございます。
社会福祉施設等の整備及び整備費補助に要する経費を支出したもので、支出済額三百六億四千万余円、執行率七三・六%となっております。
以上、一般会計決算説明書(旧福祉局分)の説明を終わらせていただきます。
次に、資料3、一般会計決算説明書(旧健康局分)についてご説明申し上げます。
まず初めに、歳入についてでございますが、五ページをお開き願います。分担金及び負担金でございます。
収入済額は五億一千七百万余円、収入率は九三・一%となっております。
六ページをお開き願います。使用料及び手数料でございます。
収入済額は五十億二千六百万余円、収入率は九八・四%となっております。
次に、一九ページをお開き願います。国庫支出金でございます。
収入済額は二百三十五億一千万余円、収入率は八六・七%となっております。
二七ページをお開き願います。財産収入でございます。
収入済額は一億六千百万余円、収入率は九七・六%となっております。
次に、二九ページをお開き願います。繰入金でございます。
収入済額は四千百万余円、収入率は九一・七%となっております。
次に、三〇ページをお開き願います。諸収入でございます。
収入済額は四十八億八千四百万余円、収入率は九三・五%となっております。
次に、歳出についてでございますが、四九ページをお開き願います。健康費でございます。
支出済額は千二百五十七億一千百万余円で、執行率は九〇・五%となっております。
科目別の内訳といたしまして、まず、健康管理費でございますが、局管理事務及び財団法人東京都医学研究機構に対します運営費の助成などに要する経費を支出いたしまして、支出済額は六十億六千七百万余円、執行率は九三・二%となっております。
次に、五二ページをお開き願います。医療政策費でございます。
医療対策、看護職員確保対策などに要する経費を支出いたしまして、支出済額が二百七十六億五千六百万余円、執行率は八九・一%となっております。
五九ページをお開き願います。医療福祉費でございます。
精神保健福祉対策、特殊疾病対策、感染症対策などに要する経費を支出いたしまして、支出済額は六百五十六億四千二百万余円、執行率は八九・六%となっております。
次に、七五ページをお開き願います。七五ページからが食品医薬品安全費でございます。
食品保健対策、薬事衛生対策などに要する経費を支出いたしまして、支出済額は七十七億九百万余円、執行率は九二・〇%となっております。
八三ページをお開き願います。地域保健費でございます。
保健所の管理運営、母子保健事業、環境衛生対策等に要する経費を支出いたしまして、支出済額は百六十五億六千四百万余円、執行率は九七・〇%となっております。
九二ページをお開き願います。施設整備費でございます。
児童福祉施設などの整備に要する経費を支出いたしまして、支出済額は二十億七千百万余円、執行率は七九・六%となっております。
以上が健康費の決算概要でございます。
次に、九七ページをお開き願います。
平成十六年四月一日に生活文化局から移管されました食品における表示適正化事業の平成十五年度決算の状況をお示ししてございます。支出済額は一千六百万余円、執行率は五五・一%となっております。
以上で一般会計決算説明書(旧健康局分)の説明を終わらせていただき、引き続き、特別会計についてご説明いたします。
まず、お手元の資料4、母子福祉貸付資金会計決算説明書についてご説明申し上げます。
本会計は、母子及び寡婦福祉法に基づき、配偶者のない女性で、児童を扶養している方に対しまして、各種の資金をお貸しすることにより、母子の自立支援と福祉の増進を図ろうとするものでございます。
まず、二ページをお開き願います。歳入でございます。
母子福祉貸付金の返還金、一般会計からの繰入金、国庫からの借入金を収入いたしまして、収入済額の合計は五十五億二千百万余円、収入率は一一三・八%となっております。
三ページをごらん願います。歳出でございます。
母子福祉貸付資金の貸付金及び事務費を支出いたしまして、支出済額は三十八億六千二百万余円、執行率は七九・六%となっております。
以上で母子福祉貸付資金会計決算説明書の説明を終わらせていただきまして、最後でございますが、お手元の資料5、心身障害者扶養年金会計決算説明書についてご説明申し上げます。
本会計は、心身に障害のある方の保護者が死亡されたとき、または身体及び精神の機能を著しく喪失した状態になったときに、年金を支給することにより、障害者の方の生活の安定と福祉の向上を図ろうとするものでございます。
まず、二ページをお開き願います。歳入でございます。
東京都心身障害者扶養年金加入者の掛金、心身障害者扶養年金基金からの繰入金、平成十四年度からの繰越金を収入いたしまして、収入済額の合計は三十九億九千八百万余円、収入率は九八・〇%となっております。
三ページをごらん願います。歳出でございます。
東京都心身障害者扶養年金条例に基づく年金の給付等に基づく経費を支出いたしまして、支出済額は三十九億七千万余円、執行率は九七・三%となっております。
以上が心身障害者扶養年金会計決算説明書の説明でございます。
以上をもちまして、平成十五年度一般会計決算、特別会計決算のうち、福祉保健局所管分につきましての説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○大木田委員長 説明は終わりました。
この際、資料要求のある方はご発言願います。
○大西委員 子どもの虐待に関する相談件数、相談体制の推移、過去五年分。虐待対策に従事する児童福祉司、それから児童福祉専門員やケースワーカー、心理療法担当職員等の配置も含めて。
それから、生活保護に関する被保護人員とか世帯の数、対象者の状況の内訳の推移をお願いします。
○吉田委員 済みません、幾つか資料をお願いいたします。
一つは、福祉費の予算及び決算の推移について。
次に、同じように健康費の予算及び決算の推移について。
次に、福祉費における項別予算及び決算の推移について。
次に、旧福祉局、健康局決算における不用額の額の高い上位五位までについて、五年間の推移がわかる資料をお願いいたします。
次に、福祉改革推進プランにおける主な事業の進捗状況について。
次に、福祉手当及び医療費助成等の予算及び決算の推移について。
次に、都道府県別の高齢者人口比での高齢者介護施設及び痴呆性グループホームの整備状況のわかる資料をお願いいたします。
次に、シルバーパス見直し時点での交付予測数と実際の発行数、及び七十歳以上人口に占める比率の推移を九九年以降でお願いいたします。
次に、介護保険都負担金の予算及び決算の推移を、介護保険スタート以来、お願いをいたします。
それと、居宅介護サービス利用率の推移について。
次に、介護保険における都による利用料軽減制度の対象認定数と実際の利用者数を区市町村別にお示しください。
次に、B型、C型ウイルス肝炎入院医療費助成制度の認定状況について。
さらに、慢性肝炎等の医療費助成に係る低所得者対策に対する経過措置の認定状況について。
以上、お願いいたします。
○坂口委員 二点お願いいたします。
一つは、旧福祉局の関係ということでございますが、今、東京都が出しております福祉改革について、地域ですとか競争ですとか選択というようなキーワードを挙げておりますけれども、今までどのような取り組みがなされてきたのか。また、どんな課題があるのか。これからの東京都の役割、または基礎自治体であります区市町村などの役割について、わかる資料をお願いいたします。
それから、旧健康局の関係でございますけれども、医療保健に関連いたしまして、国民医療費の推移ですね。それから、あわせて東京都における医療費の推移などのわかるもの。
それから、健康調査ということが大変重要でございますけれども、都道府県別の医療費の実態などがわかる資料がありましたら、お願いをいたします。
以上です。
○大木田委員長 よろしいですか。――ただいま大西委員、吉田委員、坂口副委員長から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大木田委員長 異議なしと認めます。理事者においては、要求されました委員と調整の上、提出願います。
以上で福祉保健局関係を終わります。
これをもちまして本日の分科会を閉会いたします。
午後一時三十五分散会
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