委員長 | 田中 良君 |
副委員長 | 三宅 茂樹君 |
副委員長 | 古館 和憲君 |
東村 邦浩君 | |
川井しげお君 | |
大津 浩子君 | |
鈴木あきまさ君 | |
東ひろたか君 | |
いなば真一君 | |
藤田 愛子君 |
欠席委員 なし
出席説明員環境局 | 局長 | 平井 健一君 |
総務部長 | 梶原 康二君 | |
参事 | 大野 輝之君 | |
都市地球環境部長 | 百合 一郎君 | |
環境改善部長 | 梶原 秀起君 | |
参事 | 柿沼 潤一君 | |
自動車公害対策部長 | 中島 博君 | |
参事 | 月川 憲次君 | |
自然環境部長 | 福島 章人君 | |
廃棄物対策部長 | 小山 利夫君 | |
廃棄物技術担当部長スーパーエコタウン担当部長兼務 | 松本 保幸君 | |
環境科学研究所次長 | 宮本 孝君 | |
建設局 | 局長 | 岩永 勉君 |
次長 | 浅倉 義信君 | |
道路監 | 柿堺 至君 | |
総務部長 | 東岡 創示君 | |
用地部長 | 矢口 貴行君 | |
道路管理部長 | 石渡 秀雄君 | |
道路建設部長 | 依田 俊治君 | |
公園緑地部長 | 住吉 泰男君 | |
河川部長 | 原田 龍次君 | |
企画担当部長 | 野村 孝雄君 | |
総合調整担当部長 | 熊谷 清君 | |
道路保全担当部長 | 林 健一郎君 | |
道路計画担当部長 | 阿部 博君 | |
公園管理担当部長 | 内海 正彰君 | |
港湾局 | 局長 | 成田 浩君 |
技監 | 樋口 和行君 | |
総務部長 | 斉藤 一美君 | |
団体調整担当部長 | 岡田 至君 | |
港湾経営部長 | 片岡 貞行君 | |
参事 | 新田 洋平君 | |
臨海開発部長 | 鈴木 雅久君 | |
参事 | 尾田 俊雄君 | |
参事 | 松本 義憲君 | |
港湾整備部長 | 田中 亨君 | |
計画調整担当部長 | 滝野 義和君 | |
離島港湾部長 | 萩原 豊吉君 | |
参事 | 西塚 武彦君 | |
地方労働委員会事務局 | 局長 | 久保田経三君 |
本日の会議に付した事件
平成十五年度東京都各会計歳入歳出決算の認定について
環境局関係
・平成十五年度東京都一般会計決算(説明)
建設局関係
・平成十五年度東京都一般会計決算(説明)
港湾局関係
・平成十五年度東京都一般会計決算(説明)
地方労働委員会事務局関係
・平成十五年度東京都一般会計決算(説明)
○田中委員長 ただいまから平成十五年度各会計決算特別委員会第三分科会を開会いたします。
本日は、環境局、建設局、港湾局及び地方労働委員会事務局関係の順で決算の審査を行います。
なお、本日は説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は後日の分科会で行いたいと思います。ご了承願います。
これより環境局関係に入ります。
初めに、環境局長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。
○平井環境局長 環境局長の平井健一でございます。
田中委員長を初め委員の皆様方には、平素から当局所管の事務事業につきまして特段のご指導を賜り、まことにありがとうございます。
今後とも、事務事業の適正かつ効率的な執行に努めてまいりますので、皆様方の一層のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
それでは、早速でございますが、お手元の環境局理事者名簿に従いまして、当局の幹部職員をご紹介申し上げます。
まず、総務部長の梶原康二でございます。次に、企画担当参事の大野輝之でございます。都市地球環境部長の百合一郎でございます。環境改善部長の梶原秀起でございます。環境改善技術担当参事の柿沼潤一でございます。自動車公害対策部長の中島博でございます。交通需要マネジメント担当参事の月川憲次でございます。自然環境部長の福島章人でございます。廃棄物対策部長の小山利夫でございます。廃棄物技術担当部長スーパーエコタウン担当部長兼務の松本保幸でございます。環境科学研究所次長の宮本孝でございます。また、当分科会との連絡を担当いたします参事、総務課長事務取扱の長谷川明でございます。
以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
〔理事者あいさつ〕
○田中委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。
○田中委員長 これより決算の審査を行います。
平成十五年度東京都一般会計決算中、環境局所管分を議題といたします。
本件について理事者の説明を求めます。
○平井環境局長 平成十五年度の環境局所管の決算審査をお願いするに当たりまして、当局の事務事業と決算の概要についてご説明申し上げます。
環境局では、現在、東京都環境基本計画に基づき、さまざまな取り組みを進めております。
昨年十月一日からは、ディーゼル車の排ガス規制を開始いたしまして、一年を経過しました。大変厳しい経営環境にもかかわらず、事業者の皆様のご協力により、東京の大気汚染の改善に大きな効果があらわれております。
今後とも、環境局職員一丸となって施策の推進に努めてまいります。
それでは、お手元に配布してございます資料、平成十五年度決算概要の一ページをごらん願います。
当局所管の事務事業は、大別いたしますと、次の四事業でございます。
まず、第一は、都市と地球の持続可能性の確保に関する事業でございます。第二は、健康で安全な環境の確保に関する事業でございます。第三は、自然環境の保全と再生に関する事業でございます。第四は、廃棄物対策の推進に関する事業でございます。
次に、一ページ中段の決算の総括をごらん願います。平成十五年度歳入歳出決算額を総括して申し上げます。
歳入につきましては、予算現額の二百四十一億二千七百万円に対しまして、収入済額は二百十九億九百万円、収入率は九〇・八%となっております。
次に、歳出については、予算現額四百四十三億一千九百万円に対しまして、支出済額は三百三十六億一千四百万円、不用額は百七億五百万円、執行率は七五・八%となっております。
なお、不用額には、二十一億九千六百万円の翌年度繰越額が含まれております。
次に、二ページをごらん願います。平成十五年度に実施しました主な事業でございます。
第一に、CO2排出量削減強化策の検討など地球温暖化対策の推進、及び屋上緑化の推進などヒートアイランド対策の実施に一億三千八百万円を支出いたしました。
第二に、粒子状物質減少装置の装着促進補助や車両買いかえの融資あっせんなど、ディーゼル車対策に八十九億七千万円を支出いたしました。
第三に、ダイオキシン類汚染土壌対策など有害化学物質対策の推進に一億六千五百万円を支出いたしました。
第四に、自然環境の保全と再生のため、保全緑地の公有化や多摩の森林再生など緑地保全策の推進に二十六億百万円を支出いたしました。
第五に、廃棄物の埋立処分作業、海面処分場の建設整備などに五十八億五千三百万円を支出いたしました。
次に、二ページ中段の産業労働局分でございます。
産業労働局が所管しておりました、都民の森の管理運営や森林病害虫防除など森林の保全と利用に関する事業につきまして、平成十六年度から、自然環境保全の観点で当局が実施することといたしたものでございます。
決算の総括は、歳入が、予算現額の一千百万円に対しまして、収入済額は九百万円、収入率は八二・〇%となっております。
歳出は、予算現額の三億四百万円に対しまして、支出済額が二億八千七百万円、不用額が一千七百万円で、執行率は九四・四%となっております。
以上、平成十五年度決算の概要についてご説明申し上げました。
詳細につきましては、引き続き総務部長からご説明申し上げます。
○梶原総務部長 お手元の平成十五年度一般会計歳入歳出決算説明書により、ご説明申し上げます。
表紙から二枚おめくりいただきますと、ブルーのページで総括となっております。これをおめくりいただきまして、右肩の数字、一ページから四ページまでは総括説明でございます。ただいま局長からご説明申し上げました内容でございますので、省略させていただきます。
五ページ以降に記載しております決算の内容についてご説明申し上げます。なお、金額につきましては、百万円未満を四捨五入して説明させていただきます。
初めに、歳入でございます。
説明書五ページの左側の上段に記載しております第六款、分担金及び負担金は、予算現額二千五百万円に対して、収入済額九百万円で、収入率三五・一%でございます。
これは、大田区大森南におけるダイオキシン類汚染土壌対策事業において、地元区の費用負担金を収入したものでございます。
次に、六ページの第七款、使用料及び手数料は、予算現額三十二億二千九百万円に対して、収入済額三十二億六千万円で、収入率一〇一・〇%でございます。
これは、東京都自然公園条例等に基づく使用料、並びに東京都事務手数料条例、都民の健康と安全を確保する環境に関する条例、東京都廃棄物条例等に基づく手数料などを収入したものでございます。これら手数料の内訳は、七ページから八ページにかけて記載しております。
次に、九ページは、第八款、国庫支出金でございます。予算現額二十億五千五百万円に対して、収入済額九億五千五百万円で、収入率四六・四%でございます。
これは、東京臨海部におけるスーパーエコタウン整備及び自然公園整備等に対する国庫補助金や、次の一〇ページにございます、国の酸性雨測定所の管理運営委託業務等に係る国庫委託金を収入したものでございます。
次に、一一ページは、第九款、財産収入です。予算現額八千七百万円に対して、収入済額は八千九百万円で、収入率一〇三・〇%でございます。
これは、普通財産の賃貸借契約に基づく賃貸料や、局所管職員住宅使用料等を収入したものでございます。
次に、一二ページは、第十一款、繰入金です。予算現額百二億二千八百万円に対して、収入済額は百二億二千七百万円で、収入率一〇〇・〇%でございます。
これは、東京都環境保全基金からの繰入金を収入したものでございます。
一三ページは、第十二款、諸収入でございます。予算現額八十五億四百万円に対して、収入済額七十三億六千九百万円で、収入率八六・七%でございます。
その内容は、一三ページから二一ページにかけて記載しております。一三ページの延滞金や預金利子を初め、一四ページに記載の、公害防止資金や保存樹林公有化資金等の貸し付けに係る償還金や利子、一五ページに記載の、廃棄物の埋め立てや排水処理に係る受託事業収入及び清流復活事業に係る特別区負担分の受託事業収入、一六ページに記載の、ダイオキシン類汚染土壌対策事業における事業者の費用負担金、一七ページに記載の不用品売り払い代金、一九ページに記載の庁舎管理費等の収入、二〇ページに記載の宝くじ助成金等について収入したものでございます。
次に、歳出についてご説明申し上げます。
二三ページをお開き願います。第六款、環境費でございます。歳出合計は、予算現額が四百四十三億百万円に対し、支出済額が三百三十五億九千五百万円で、執行率七五・八%でございます。
環境費には、環境管理費、環境保全費、廃棄物費の三項がございます。
まず、第一項、環境管理費でございます。予算現額が三十一億八千五百万円に対して、支出済額二十七億三千百万円、執行率は八五・八%でございます。
目は二つに分かれております。
まず、第一目、管理費でございます。予算現額が二十四億五百万円に対して、支出済額十九億八千三百万円、執行率は八二・四%でございます。
内容としては、職員の人件費、嘱託員への報酬、局の一般管理事務費を支出したものでございます。二四ページまで記載しております。
二五ページをごらん願います。第二目、企画調整費でございます。予算現額が七億八千万円に対して、支出済額七億四千九百万円、執行率は九六・〇%でございます。
内容としては、二六ページにかけて記載しておりますように、東京都環境審議会の運営などの環境保全施策の総合調整、環境保全に関する普及啓発事業、おめくりいただきまして、環境学習の推進等に支出したものでございます。
二七ページをごらん願います。第二項、環境保全費でございます。予算現額が二百七十六億九百万円に対して、支出済額百九十二億二千万円、執行率は六九・六%でございます。
目は六つに分かれております。
まず、第一目、管理費でございますが、予算現額が三十億円に対して、支出済額二十九億六百万円、執行率は九六・九%でございます。
内容は、環境保全対策に従事する職員の人件費でございます。
二八ページをお開き願います。第二目、都市地球環境費でございますが、予算現額二億五百万円に対して、支出済額一億八千四百万円、執行率は八九・七%でございます。
内容としては、二九ページにかけて記載しておりますように、CO2排出量削減強化策の検討などの地球温暖化対策や、屋上緑化の推進などのヒートアイランド対策、環境影響評価条例施行事務などに要した経費でございます。
三〇ページをお開き願います。第三目、環境改善費でございますが、予算現額十一億九千四百万円に対しまして、支出済額九億一千七百万円、執行率は七六・八%でございます。
内容としては、三三ページにかけてでございますが、事業者等の環境保全活動への支援、大気汚染状況の常時監視、土壌、地下水汚染対策、大田区大森南のダイオキシン類汚染土壌対策などに要した経費でございます。
次に、三四ページをお開き願います。第四目、自動車公害対策費でございます。予算現額百七十一億二千万円に対して、支出済額九十四億三千百万円、執行率は五五・一%でございます。
これは、粒子状物質減少装置の装着補助を受けた事業者は多くございましたが、ディーゼル車融資あっせんの利用は少なかったことによるものでございます。
支出内訳といたしましては、三六ページにかけて記載しておりますように、ディーゼル車排出ガス規制の着実な実施に向けた取り締まりシステムの導入、CNG車の導入やCNGスタンド設置、粒子状物質減少装置の装着等に対する補助などの自動車単体対策、ディーゼル車対策融資あっせん等に要した経費でございます。
次に、三七ページをお開き願います。第五目、自然環境費でございます。予算現額五十六億八千三百万円に対して、支出済額五十四億八百万円、執行率は九五・二%でございます。
内容は、三九ページにかけて記載しておりますように、東京都自然環境保全審議会の運営やカラス対策などの自然の保護と回復に関する施策の推進、水質汚濁状況の常時監視、保全緑地の公有化、多摩の森林再生、自然公園の管理及び整備等に要した経費でございます。
次に、四〇ページをお開き願います。第六目、環境科学研究所費でございます。予算現額四億八百万円に対して、支出済額三億七千三百万円、執行率は九一・五%でございます。
内容は、環境保全対策に関する調査研究及び研究所の管理運営に要した経費でございます。
四一ページをごらん願います。第三項、廃棄物費でございます。予算現額百三十五億六百万円に対して、支出済額百十六億四千四百万円、執行率は八六・二%でございます。
目は三つに分かれております。
まず、第一目、管理費でございます。予算現額十八億九千五百万円に対して、支出済額十八億四百万円、執行率は九五・二%でございます。
内容は、廃棄物対策の業務に係る人件費、管理事務費及び清掃事業の特別区移管後の調整等に要した経費でございます。
次に、四三ページをお開き願います。第二目の廃棄物対策費でございます。予算現額九十八億二千万円に対して、支出済額八十四億一千百万円、執行率は八五・七%でございます。
内容は、四五ページにかけて記載しておりますように、東京臨海部における産業廃棄物処理施設の整備支援など廃棄物の規制、指導や、資源循環の推進、市町村事業への支援、廃棄物の埋立処分、道路清掃作業、河川清掃作業等に要した経費でございます。
次に、四六ページをお開き願います。第三目の施設整備費でございます。予算現額十七億九千百万円に対して、支出済額十四億二千九百万円、執行率は七九・八%でございます。
内容は、海面処分場等の建設整備及び清掃事業用施設の撤去に要した経費でございます。
次に、四七ページの第十八款、諸支出金でございますが、光熱水費の過誤納金の還付に要した経費や、次の四八ページにございます廃棄物処理施設整備費補助金の返納に要した経費でございます。
最後に、組織改正による受け入れ分について申し上げます。
四八ページの右側のページをごらん願います。右下に、産業労働局からの受け入れ分と記載しております。産業労働局から受け入れた事業の決算になります。
このページから二枚おめくりいただきますと、ブルーのページで総括となっております。次の一ページは総括説明でございまして、先ほど局長からご説明申し上げました内容でございますので、省略させていただきます。
初めに、歳入でございます。
三ページをお開き願います。第七款、使用料及び手数料でございます。予算現額五百万円に対して、収入済額四百万円で、収入率九六・四%でございます。
内容は、林業体験林などの使用料を収入したものでございます。
四ページをお開き願います。第八款、国庫支出金でございます。予算現額四百万円に対して、収入済額二百万円で、収入率五九・四%でございます。
内容は、森林保全管理及び森林病害虫防除に対する国庫補助金を収入したものでございます。
五ページをごらん願います。第十二款、諸収入でございます。予算現額二百万円に対して、収入済額二百万円で、収入率九六・六%でございます。
内容は、庁舎管理費等を収入したものでございます。
次に、歳出でございます。
七ページをお開き願います。第八款、産業労働費、第四項、農林水産費、第三目、林産費でございます。予算現額三億四百万円に対して、支出済額二億八千七百万円、執行率は九四・四%でございます。
内容は、都民の森の管理運営、森林病害虫防除などに要した経費でございます。
以上で平成十五年度一般会計決算の説明を終わらせていただきます。
よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○田中委員長 説明は終わりました。
この際、資料要求のある方はご発言願います。
○東委員 三つぐらいお願いします。
一つは、東京の二酸化炭素排出量の推移、これを五年間。
二つ目は、二酸化窒素と浮遊粒子状物質の環境基準達成状況、これも五年分ぐらいお願いします。
最後に、自動車公害対策に要した経費の、それぞれの見積もりと実績。
以上、三点、よろしくお願いします。
○大津委員 それでは、一件お願いいたします。
二十三区内の清掃工場におけます処理能力及び現在の稼働処理能力、そして、ごみ、リサイクルを含めた分別状況についてわかるものをご提出お願いいたします。
以上です。
○藤田委員 野川流域における雨水浸透ます設置状況と、地下水揚水者数と地下水揚水量の推移について、工業用、生活用、農業用、養魚用、建築物用で過去五年間お願いいたします。
それから、環境確保条例に基づく地下水保全地域指定の状況について。
三点目で、東京都のパークアンドライド、平成十二年度から十五年度の各年度の実施状況をお願いいたします。
以上です。
○田中委員長 ほかに……。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田中委員長 ただいま東委員、大津委員、藤田委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○田中委員長 異議なしと認めます。理事者においては、要求されました委員と調整の上、ご提出願います。
以上で環境局関係を終わります。
○田中委員長 これより建設局関係に入ります。
初めに、建設局長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。
○岩永建設局長 建設局長の岩永勉でございます。
田中委員長を初め委員の皆様には、建設局の事業につきまして平素よりご理解を賜り、まことにありがとうございます。
当局の事業につきましては、適正かつ効率的な運営に努めてまいりますので、委員長を初め委員の皆様のより一層のご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
それでは、当局の幹部職員をご紹介させていただきます。
次長の浅倉義信でございます。道路監の柿堺至でございます。総務部長の東岡創示でございます。用地部長の矢口貴行でございます。道路管理部長の石渡秀雄でございます。道路建設部長の依田俊治でございます。公園緑地部長の住吉泰男でございます。河川部長の原田龍次でございます。企画担当部長の野村孝雄でございます。総合調整担当部長の熊谷清でございます。道路保全担当部長の林健一郎でございます。道路計画担当部長の阿部博でございます。公園管理担当部長の内海正彰でございます。最後に、当分科会との連絡を担当いたします、参事で総務課長事務取扱の小林清でございます。
以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
〔理事者あいさつ〕
○田中委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。
○田中委員長 これより決算の審査を行います。
平成十五年度東京都一般会計決算中、建設局所管分を議題といたします。
本件について理事者の説明を求めます。
○岩永建設局長 建設局の平成十五年度決算についてご説明いたします。
お手元に配布してございます平成十五年度の決算概要によりまして、ご説明いたします。
一ページをお開き願います。最初に、決算の総括でございます。
一般会計につきましては、歳入一千九百七十六億三千六百十九万余円、収入率は九二・五%でございます。歳出五千七百四十六億一千九百三十五万余円、執行率は九三・一%でございます。
なお、平成十六年四月一日の組織再編に伴い、建設局と都市整備局とで決算額の区分をした結果、建設局所管分といたしましては、歳入一千六百四十一億八千八十二万余円、収入率は九二・三%、歳出四千七百八十六億三千八百二十五万余円、執行率は九三・二%となります。
特別会計につきましては、すべて都市整備局へ引き継ぎました。
次に、二ページをごらんください。主要事業の概要をご説明いたします。
まず、道路事業でございますが、道路の新設、拡幅につきましては、環状第八号線や放射第六号線など区部の環状、放射方向の道路、調布保谷線や府中所沢鎌倉街道線など多摩の南北方向の道路など、道路ネットワークを形成する上で緊急性の高い都市計画道路を重点に整備を進め、放射第一六号線の清砂大橋など約十・六キロが完成いたしました。
既存の道路につきましては、歩道の整備や路面補修などを実施するとともに、交通渋滞緩和に効果の大きい交差点すいすいプラン一〇〇を推進し、青梅市の成木八丁目交差点など十二カ所が完了いたしました。
また、橋梁の整備につきましては、多摩川中流部にかかる多摩川原橋などの整備促進を図るとともに、橋梁の新設やかけかえを進め、品川区の上大崎橋、奥多摩町の海沢大橋が完成いたしました。
連続立体交差事業につきましては、踏切による交通渋滞と地域分断の解消を図るため、JR中央線や小田急小田原線などで事業を推進いたしました。
新交通システムの整備につきましては、日暮里・舎人線の用地取得や支柱及びけた架設工事などを実施するとともに、東京臨海新交通「ゆりかもめ」の延伸部におきまして、けた架設工事などを実施いたしました。
次に、河川事業でございます。
中小河川の改修事業につきましては、一時間五〇ミリ程度の降雨に対処するため、神田川、空堀川などで改修を進め、約一・六キロの護岸が完成いたしました。
高潮防御施設の整備につきましては、東部低地帯や城南地域で防潮堤や護岸の整備を進めるとともに、江東内部河川では耐震護岸の整備を推進いたしました。また、隅田川では、堤防の耐震性を高め、あわせて、水辺に親しめる環境を創出するスーパー堤防やテラス整備を実施いたしました。そのほか、旧江戸川、隅田川におきまして緊急耐震対策事業を推進いたしました。
次は、公園事業でございます。
都立公園の整備につきましては、城北中央公園、祖師谷公園などで造成を行い、水元公園など約十一・九ヘクタールを追加開園いたしました。既設の公園につきましても、篠崎公園などを整備いたしました。
動物園につきましては、ズーストック計画を進めるとともに、施設整備を推進し、恩賜上野動物園の「ゾウのすむ森」が完成し、多摩動物公園のオランウータン舎建物工事が完了いたしました。
また、霊園につきましては、青山霊園の再生に着手するとともに、再貸し付けを実施いたしました。
次は、生活再建対策でございます。
公共事業の施行に伴う用地取得を円滑に進めるため、土地所有者等への生活再建資金の貸し付けや代替地の提供などを行いました。
最後に、災害復旧事業でございますが、三宅島火山活動や新島・神津島近海地震などにより被害を受けた道路の復旧や砂防ダムの設置などを行い、新島では若郷トンネルと平成新島トンネルが完成し、三宅島では三宅循環線の復旧がおおむね完了いたしました。
以上が平成十五年度の決算概要でございます。
詳細につきましては総務部長からご説明いたしますので、よろしくお願い申し上げます。
○東岡総務部長 引き続きまして、詳細についてご説明申し上げます。
各委員のお手元には、ただいま局長からご説明いたしました平成十五年度の決算概要のほかに、一般会計歳入歳出主要事項決算説明資料と一般会計歳入歳出決算説明書の二点の資料を配布してございます。
それでは、一般会計歳入歳出主要事項決算説明資料によりましてご説明させていただきます。
一ページをお開き願います。歳入決算総括表でございます。
歳入につきまして、平成十五年度に当局が所管した特定財源を、款別に事業移管後の所管局ごとに分けて記載してございます。
二ページをお開き願います。歳出決算総括表でございます。
歳出を款、項別にそれぞれ取りまとめて記載してございます。表の下段に事業移管後の所管局別の計を記載してございますが、その内訳は次の三ページに記載してございます。
歳入歳出の決算総額につきましては、先ほど局長からご説明申し上げたとおりでございます。
四ページをお開き願います。それでは、歳入の内容からご説明いたします。
分担金及び負担金でございます。収入済額は、Bの欄でございますが、百三十八億七千六百十二万余円、収入率は一〇五・三%でございます。
街路整備費では、右側の説明欄に記載してございますとおり、JR中央線などの連続立体交差工事に伴う地元区市の負担金などを収入したものでございます。
次の首都高速道路関連街路整備費は、関連街路、附属街路整備事業に伴う首都高速道路公団からの負担金などを収入したものでございます。
次の中小河川整備費は、神田川など橋梁のかけかえ工事に係る負担金などを収入したものでございます。
五ページをお開き願います。使用料及び手数料でございます。収入済額は二百二十億五千四百十六万余円、収入率は九八・八%でございます。
道路占用料と次の河川敷地占用は、道路法や河川法などに基づく占用料を、次の公園及び附属施設は、東京都立公園条例などに基づく都立公園及び有料施設の使用料を収入したものでございます。
六ページをお開き願います。国庫支出金でございます。収入済額は一千二百八十億九千二百四十九万余円、収入率は九〇・七%でございます。
街路整備事業、中小河川整備事業などに対する国庫支出金を、それぞれの補助率に基づき収入したものでございます。
一ページ飛びまして、八ページをお開き願います。財産収入でございます。収入済額は二百十八億七千七百四十五万余円、収入率は八八・〇%でございますが、公有財産規則に基づく代替地の賃貸料や、公共事業の施行に伴う代替地の売り払い代金などを収入したものでございます。
九ページをお開き願います。繰入金でございます。収入済額は六十六億八千三百五万余円、収入率は九三・〇%でございます。
街路整備費は、東京臨海新交通臨海線などの整備に伴う開発者負担金を収入したもので、次の道路補修費と首都高速道路関連街路整備費は、水道事業や下水道事業の負担金を収入したものでございます。
一〇ページをお開き願います。諸収入でございます。収入済額は五十億五千二百九十万余円、収入率は一〇二・五%でございます。
生活再建資金は、公共事業の施行により移転された方への貸付金の元金及び利子を収入したものでございます。
次の道路補修費は、地下埋設物工事のため、掘削された道路の復旧工事に伴う負担金を収入したものでございます。
続いて、宝くじ助成金収入でございますが、恩賜上野動物園などの展示施設整備事業に対する助成金を収入したものでございます。
以上で歳入の説明を終わりまして、次に、歳出の内容についてご説明いたします。
一一ページをお開き願います。歳出につきましても、予算科目、支出済額、執行率などを中心にご説明いたします。
土木管理費でございます。支出済額は、Bの欄でございますが、四百八十七億五千九百九万余円、執行率は九八・一%、支出済額に翌年度への繰越額を含めました執行率は九八・三%でございます。
土木補助費は、市町村が施行する土木事業に対する都の補助金を支出したものでございます。
次の生活再建資金貸付費と代替地購入費は、公共事業の施行に伴い移転を余儀なくされた方々に対する貸付金や代替地の提供に要する経費を支出したものでございます。
一二ページをお開き願います。道路橋梁費でございます。支出済額は三千三百二億九千十五万余円、執行率は九二・二%、繰越額を合わせますと九七・八%でございます。
道路補修費は、環状七号線外三百六十カ所の路面の補修などに要する経費を支出したものでございます。
交通安全施設費は、六十二カ所の交差点の改良や、約九・七キロの歩道の整備などに要する経費を支出したものでございます。
一三ページをお開き願います。道路整備費は、八王子あきる野線外五十カ所の道路の整備に要する経費を支出したものでございます。
街路整備費は、環状第五の一号線外百五十六カ所の都市計画街路の整備に要する経費を支出したものでございます。
一四ページをお開き願います。橋梁整備費は、橋梁のかけかえなどに要する経費を支出したもので、完成した橋は海沢大橋、上大崎橋で、継続中の橋は大師橋外十七橋でございます。
一五ページをお開き願います。河川海岸費でございます。支出済額は六百三十一億二千三百十八万余円、執行率は九三・五%、繰越額を合わせますと九六・九%でございます。
中小河川整備費は、神田川外二十四河川の改修に要する経費を支出したものでございます。
一六ページをお開き願います。高潮防御施設費は、石神井川外十一河川の高潮防御施設、江東内部河川、スーパー堤防の整備などに要する経費を支出したものでございます。
一七ページをお開き願います。公園霊園費でございます。支出済額は六百三十四億三千九百四十四万余円、執行率は九七・四%、繰越額を合わせますと九七・五%でございます。
このうち、公園整備費は、城北中央公園外十五公園の造成や用地取得などを実施したものでございます。
一八ページをお開き願います。都市改造費でございます。この事業はすべて都市整備局へ移管した事業であり、説明は省かせていただきます。
続きまして、一九ページをお開き願います。ニュータウン事業費でございます。
多摩ニュータウン事業は都市整備局へ移管になりましたが、街路事業や公園事業などは、引き続き当局が担当いたします。
ニュータウン事業費の総額でございますが、支出済額は二百二十億四千五百八十万余円、執行率は九八・二%、繰越額を合わせますと九八・五%でございます。
以上をもちまして、当局所管の平成十五年度決算の説明を終わらせていただきます。
よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○田中委員長 説明は終わりました。
この際、資料要求のある方はご発言願います。
○東委員 幾つかお願いします。
まず一つは、骨格幹線道路と幹線道路、それから生活密着型道路の予算、決算、十年間。大体、今まで系統的にいただいているものですから、わかると思います。
二番目は、国直轄事業負担金の決算の推移、十年間。
三つ目、道路補修費の予算と決算の推移、これも十年。
四つ目、歩道の整備状況、十年。
五つ目、都立公園の整備費及び管理費の実績、これも十年。積み上げてください。
これからちょっと新しいものなんですけれども、六つ目は、江東内部河川の整備状況、予算と決算の推移、これは五年間ぐらいお願いします。
最後に、河川の占用料について幾つかお願いしたいんですが、一つは、河川占用の十五年度の決算件数ですね。
それから、流水占用料あり方検討委員会というのがあるそうですけれども、この検討委員会の要綱、委員名簿、検討経過がわかるもの。
それから、占用料が値上げになっているようですが、この占用料の減額措置後の徴収単価表。値上げして減額になっているんですね。それの占用料の減額措置後の徴収単価表、平成十五年から十六、十七、十八、その変化がよくわかるような資料をお願いいたします。
以上です。
○田中委員長 ほかに……。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田中委員長 ただいま東委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○田中委員長 異議なしと認めます。理事者におきましては、要求されました委員と調整の上、ご提出願います。
以上で建設局関係を終わります。
○田中委員長 これより港湾局関係に入ります。
初めに、港湾局長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。
○成田港湾局長 港湾局長の成田浩でございます。
田中委員長を初め各委員の皆様方には、当局の事務事業につきまして日ごろから格段のご指導を賜り、厚く御礼申し上げます。
今後とも、事務事業の推進に当たりましては、一層努力してまいる所存でございます。ご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
続きまして、お手元にお配りしてございます名簿に従いまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
港湾局技監の樋口和行でございます。総務部長の斉藤一美でございます。団体調整担当部長の岡田至でございます。港湾経営部長の片岡貞行でございます。参事で物流企画担当の新田洋平でございます。臨海開発部長の鈴木雅久でございます。参事で開発調整担当の尾田俊雄でございます。参事で営業担当の松本義憲でございます。港湾整備部長の田中亨でございます。計画調整担当部長の滝野義和でございます。離島港湾部長の萩原豊吉でございます。参事で島しょ・小笠原空港整備担当の西塚武彦でございます。当分科会との連絡に当たります総務課長の中嶋正宏でございます。同じく計理課長の土渕裕でございます。
以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
〔理事者あいさつ〕
○田中委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。
○田中委員長 これより決算の審査を行います。
平成十五年度東京都一般会計決算中、港湾局所管分を議題といたします。
本件について理事者の説明を求めます。
○成田港湾局長 平成十五年度決算のご審議に当たりまして、当局の事業概要及び決算の概要につきましてご説明申し上げます。
お手元に配布してございます決算概要の一ページをお開きいただきたいと思います。
初めに、当局で実施しております事業の概要につきましてご説明申し上げます。
大きく分けて七つの柱がございます。第一は、港湾サービスの充実など東京港の管理運営及び振興でございます。第二は、外貿コンテナふ頭の整備など東京港の整備でございます。第三は、新海面処分場の整備など廃棄物処理場の整備でございます。第四は、防潮堤、内部護岸の整備など東京港の防災でございます。第五は、島しょ等における港湾、漁港、空港等の整備でございます。第六は、埋立地の造成及び開発でございます。第七は、臨海副都心の開発でございます。
なお、事業の後の括弧の中には、それぞれの事業を所管する会計名を記載してございます。
以上のうちの(1)から(5)までが本委員会でご審議いただきます一般会計の事業でございます。
また、臨海地域開発事業会計及び港湾事業会計の二つの公営企業会計につきましては、別途、平成十五年度公営企業会計決算特別委員会でご審議いただくことになってございます。
恐縮でございますが、二ページ目をお開きいただきたいと存じます。一般会計の決算の総括でございます。
まず、歳入につきましては、表に記載してございますように、予算現額四百五十五億三千七百万余円に対しまして、収入済額三百六十九億七千九百万余円で、差し引き八十五億五千七百万余円の減となり、収入率は八一・二%でございます。
主な理由は、事業の翌年度繰り越しによる国庫支出金の減等でございます。
一方、その下の歳出につきましては、予算現額七百八十一億四百万余円に対しまして、支出済額六百三十七億六千百万余円、翌年度繰越額七十二億四千四百万余円で、差し引き七十億九千八百万余円の不用額を生じ、執行率は八一・六%でございます。
不用額を生じました主な理由は、落札差金、国庫補助決定減による残等でございます。
次に、平成十五年度に実施いたしました主な事業についてでございます。
第一に、東京港の港湾整備事業に百億六千七百万余円を支出いたしました。主な事業といたしましては、青海コンテナふ頭などのふ頭整備を初め、航路、泊地しゅんせつ、東京港臨海道路の整備でございます。
第二に、東京港の廃棄物処理場建設事業に百二十七億九千二百万余円を支出いたしました。主な事業といたしましては、新海面処分場の護岸等の整備でございます。
第三に、東京港の海岸保全施設建設事業に七十九億六千二百万余円を支出いたしました。主な事業といたしましては、防潮堤や内部護岸の整備でございます。
三ページをお開きいただきたいと存じます。第四に、島しょ等の港湾、漁港及び空港等の整備事業に百六十一億六千二百万余円を支出いたしました。主な事業といたしましては、港湾十三港、漁港十六港の岸壁、防波堤などの整備とともに、空港整備としての八丈島空港の拡張整備工事等でございます。
第五に、離島における航路、航空路の維持を図るため、航路事業者及び航空路事業者に対しまして十三億九千三百万余円の補助を支出いたしました。
第六に、台風等の自然災害による島しょの災害復旧事業に十七億五千七百万余円を支出いたしました。主な事業といたしましては、港湾七港、漁港七港等の岸壁、防波堤などの復旧でございます。
以上、一般会計の決算の概要につきましてご説明申し上げました。
詳細につきましては、総務部長がご説明いたします。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○斉藤総務部長 ただいまの局長の概要説明に引き続きまして、お手元にお配りしてございます平成十五年度東京都一般会計決算説明書によりまして、一般会計の決算をご説明申し上げます。
一ページから六ページまでは決算の総括でございます。ただいま局長からご説明申し上げましたので、省略をさせていただきます。
恐れ入りますが、九ページをお開き願います。歳入につきましてご説明申し上げます。
最初に、分担金及び負担金でございます。収入済額は十三億四千七百七十万余円、収入率は九七・五%でございます。
港湾の環境整備及びしゅんせつ土砂等の埋立処理等に伴います負担金を収入したものでございます。
収入減の主な理由は、廃棄物処理場建設費等の実績による減でございます。
一〇ページをお開き願います。使用料及び手数料でございます。収入済額は二十六億四千百一万余円、収入率は九二・五%でございます。
港湾施設等の使用料及び手数料を収入したものでございまして、内訳は、一二ページにかけましての収入概要説明に記載のとおりでございます。
収入減の主な理由は、港湾設備用地使用料の実績による減でございます。
一三ページをお開き願います。国庫支出金でございます。収入済額は二百三億五千三百五十三万余円、収入率は七七・九%でございます。
港湾法等、関係法令に基づきます港湾施設等の建設費に対します国の負担金及び補助金等を収入したものでございます。内訳は、一七ページにかけましての収入概要説明に記載のとおりでございます。
収入減の主な理由は、事業の翌年度繰り越しによります国庫負担金、国庫補助金の減でございます。
一八ページをお開き願います。財産収入でございます。収入済額は二億一千百二十七万余円、収入率は一〇・二%でございます。
財産の貸付料等を収入したものでございます。内訳は、一九ページにかけましての収入概要説明に記載のとおりでございます。
収入減の主な理由は、地所賃貸料の実績による減でございます。
二〇ページをお開き願います。繰入金でございます。収入済額は二十四億五千二百四十五万余円、収入率は八五・八%でございます。
中央卸売市場会計など公営企業会計で負担すべき経費をそれぞれの会計から繰り入れたものでございます。内訳は、二三ページにかけましての収入概要説明に記載のとおりでございます。
収入減の主な理由は、廃棄物処理場建設費の実績による減でございます。
二四ページをお開き願います。諸収入でございます。収入済額は九十九億七千三百六十七万余円、収入率は九七・四%でございます。
延滞金、預金利子及び貸付金元利収入等を収入したものでございます。内訳は、二八ページにかけましての収入概要説明に記載のとおりでございます。
収入減の主な理由は、東京港臨海道路建設に伴います受託事業収入の実績による減でございます。
歳入の説明につきましては以上でございます。
続きまして、歳出についてご説明申し上げます。
恐れ入りますが、三一ページをお開き願います。まず、最上段の港湾費でございます。支出済額は六百三十七億五千三百九十五万余円、翌年度繰越額は七十二億四千四百三十五万余円、執行率は八一・六%でございます。
続きまして、二段目の港湾管理費でございますが、支出済額は六億八千四百三十九万余円でございます。
港湾総務事業に従事いたします職員の人件費、及び局全般にかかわります一般管理事務等に要した経費でございます。
三二ページをお開き願います。東京港整備費でございます。支出済額は四百二十三億六百十八万余円、翌年度繰越額は二十三億二千百四十四万余円でございます。
このうち管理費でございますが、これは、東京港の施設整備及び管理運営事業に従事いたします職員の人件費及び事務所管理等に要した経費でございます。
右のページの三三ページをごらん願います。
港湾施設運営費でございます。港湾施設等の管理運営に要した経費でございます。
三五ページをお開き願います。臨港道路及び海上公園管理費でございます。
臨港道路及び海上公園等の維持管理に要しました経費でございます。
三七ページをお開き願います。海岸保全施設管理費でございます。
防潮堤、水門等、海岸保全施設の維持管理に要した経費でございます。
三八ページをお開き願います。港湾整備費でございます。
青海コンテナふ頭を初めといたしまして、東京港の諸施設の建設、整備に要した経費でございます。内訳につきましては、四一ページにかけましての執行概要説明に記載のとおりでございます。
四二ページをお開き願います。環境整備費でございます。
城南島海浜公園の整備等に要した経費でございます。
恐れ入ります、右の四三ページをごらん願います。汚泥しゅんせつ費でございます。
運河の汚泥しゅんせつに要しました経費でございます。
四四ページをお開き願います。東京港廃棄物処理場建設費でございます。
新海面処分場の護岸整備や中央防波堤外側廃棄物処理場の護岸補修等に要した経費でございます。内訳は、四五ページにかけましての執行概要説明に記載のとおりでございます。
四六ページをお開き願います。海岸保全施設建設費でございます。
防潮堤及び内部護岸等の建設、整備に要しました経費でございます。内訳につきましては、四七ページにかけましての執行概要説明に記載のとおりでございます。
四八ページをお開き願います。東京港整備貸付金でございます。
財団法人東京港埠頭公社が実施いたします外貿ふ頭建設に要する経費を貸し付けたものでございます。
右のページの四九ページをごらん願います。島しょ等港湾整備費でございます。支出済額は二百七億六千三百三十七万余円、翌年度繰越額は四十九億二千二百九十万余円でございます。
このうち管理費でございますが、これは、島しょ等におけます港湾整備及び管理運営事業に従事いたします職員の人件費や、離島航路、航空路に対する補助金等でございます。
五〇ページをお開き願います。施設運営費でございます。
島しょ等におけます港湾施設等の管理運営に要しました経費でございます。
右のページの五一ページをごらん願います。港湾整備費でございます。
大島元町港外十二港の岸壁、防波堤等の建設、整備に要しました経費でございます。内訳につきましては、五四ページにかけましての執行概要説明に記載のとおりでございます。
五五ページをお開き願います。漁港整備費でございます。
大島元町漁港外十五港の防波堤等の建設、整備に要しました経費でございます。内訳は、五八ページにかけましての執行概要説明に記載のとおりでございます。
五九ページをお開き願います。海岸保全施設整備費でございます。
利島港ほか、港湾、漁港七港の海岸保全施設の建設、整備に要しました経費でございます。内訳につきましては、六一ページにかけましての執行概要説明に記載のとおりでございます。
六二ページをお開き願います。空港整備費でございます。
大島空港外四空港及び調布飛行場の建設、整備に要しました経費でございます。内訳につきましては、六五ページにかけましての執行概要説明に記載のとおりでございます。
六六ページをお開き願います。災害復旧費でございます。
港湾及び漁港施設等の災害復旧に要しました経費でございます。内訳につきましては、六九ページにかけましての執行概要説明に記載のとおりでございます。
最後の七〇ページをお開き願います。諸支出金でございます。支出済額は七百三十九万余円、執行率は九五・六%でございます。
環境整備負担金収益納付金等を支出したものでございます。
以上が一般会計の決算でございます。
よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○田中委員長 説明は終わりました。
この際、資料要求のある方はご発言願います。
○東委員 また幾つかお願いします。四つあります。
一つは、東京港の貨物取扱量の推移。国内の主要な港との比較をした、わかりやすいものをお願いします。
二つ目は、港湾労働者の数ですね。どんどん減っているようですが、その推移。
それで、東京港が二十四時間営業になった、あるいはなると聞いているんですけれども、それに伴う港湾労働者の福利厚生施設の整備状況はどうなっているか。
三つ目は、新海面処分場の埋立実績と処分状況。大分進んでいるようですね。
四つ目、最後ですが、東京港臨海道路の予算と決算、第二期工事の計画、それから事業費、その進捗状況。
以上、四点お願いします。
○田中委員長 ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田中委員長 ただいま東委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○田中委員長 異議なしと認めます。理事者におきましては、要求されました委員と調整の上、提出願います。
以上で港湾局関係を終わります。
○田中委員長 これより地方労働委員会事務局関係に入ります。
初めに、地方労働委員会事務局長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。
○久保田地方労働委員会事務局長 地労委事務局長の久保田経三でございます。
微力ではございますが、事務局職員一同、力を合わせまして、地方労働委員会の使命であります労使関係の安定と正常化に努めてまいります。
委員長初め委員の皆様方の一層のご指導、ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
引き続きまして、幹部職員を紹介させていただきます。
本分科会との連絡に当たります総務課長の細渕順一でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
〔理事者あいさつ〕
○田中委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。
○田中委員長 これより決算の審査を行います。
平成十五年度東京都一般会計決算中、地方労働委員会事務局所管分を議題といたします。
本件について理事者の説明を求めます。
○久保田地方労働委員会事務局長 地方労働委員会事務局にかかわります平成十五年度決算の審議に当たりまして、事業と決算の概要につきましてご説明申し上げます。
お手元にお配りしてございます平成十五年度決算概要をお開き願います。
一ページをごらん願います。地方労働委員会は、労働組合法及び地方自治法に基づいて設置されている合議制の行政委員会でございまして、公益委員、労働者委員、使用者委員の三者で構成されております。
委員の定数につきましては、労働組合法により各都道府県別に定められておりますが、東京都の場合は、それぞれ十三名、合計で三十九名となっております。
地方労働委員会は、労働組合法、労働関係調整法などの規定に基づきまして、公平な立場から労使間の紛争処理等を行うことにより、労働基本権の保護並びに労使関係の安定と正常化に努めているところでございます。
労働委員会の機能は、判定的機能と調整的機能に大別できます。
まず、判定的機能は、労働者側の申し立てに基づきまして、不当労働行為の審査、すなわち、使用者の行った行為が、労働組合法第七条によって禁止された行為に該当するか否かを判定し、救済命令を発するなど適切な措置を講ずることが主なものでございます。このほか、労働組合の資格審査などがあります。
次に、調整的機能は、労使紛争が自主的に解決されない場合に、当事者の申請または職権によりまして、あっせん、調停または仲裁を行うことが主なものでございます。このほか、主として、争議予告通知を受けた公益事業を対象とする労働争議の実情調査などがあります。
次に、平成十五年度中に取り扱いました事件の概要について申し上げます。
二ページの表をごらん願います。
まず取扱件数ですが、審査関係では、不当労働行為事件が五百三十七件、労働組合の資格審査が六百八十九件、合わせまして千二百二十六件でございます。
また、調整関係では、あっせん、調停事件が二百三十三件、労働争議の実情調査が二百五十一件、合わせまして四百八十四件で、取扱総件数は千七百十件でございます。
このうち、平成十五年度中に新規に受け付けた事件数につきましては、審査関係が二百七十件、調整関係が三百四十三件で、新受け付け総件数は六百十三件でございます。
また、平成十五年度中に終結いたしました事件は、審査関係が三百十件、調整関係が二百九十五件で、終結総件数は六百五件でございます。
続きまして、決算の概要について申し上げます。
三ページをごらん願います。決算額を予算額と比べますと、歳入においては、予算現額二千円に対して、収入済額は百二十二円で、差し引きは千八百七十八円となります。
歳出においては、予算現額七億三千八百八万余円に対して、支出済額は六億七千五百十八万余円で、差引不用額は六千二百八十九万余円となり、予算現額に対する支出済額の割合は九一・五%であります。
以上が平成十五年度の事業と決算の概要でございます。
引き続きまして、お手元にお配りしてございます平成十五年度東京都一般会計決算説明書によりご説明申し上げます。
一ページ目及び二ページ目は決算の総括でございますが、ただいまご説明申し上げましたので、省略させていただきます。
三ページ目以降が決算の内容でございます。
まず、歳入でございます。
使用料及び手数料といたしましては、百二十円の情報公開手数料収入がございました。
四ページをお開きください。諸収入といたしまして、二円の預金利子収入がございました。
次に、歳出でございます。
五ページをごらんください。労働委員会費のうち、委員会費をごらん願います。予算現額二億四千六百九十八万余円に対しまして、支出済額は二億三千七百六十七万余円でございます。不用額は九百三十一万余円となっておりまして、執行率は九六・二%でございます。
この委員会費の主な支出の内訳といたしましては、委員の報酬及び委員会の運営費でございます。
また、不用額は、給与関係費の実績による残ほかでございます。
続きまして、六ページをお開きください。管理費をごらん願います。予算現額四億九千百十万余円に対しまして、支出済額は四億三千七百五十一万余円でございます。不用額は五千三百五十八万余円となっておりまして、執行率は八九・一%でございます。
この管理費の支出の内訳は、事務局職員の給与関係費及び委員会事務局の運営費でございます。
また、不用額は、給与関係費の実績による残ほかでございます。
以上でご説明を終えさせていただきます。
よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○田中委員長 説明は終わりました。
この際、資料要求のある方はご発言願います。
○東委員 毎年、大分来ているようですけれども、現在係争中の案件で、五年以上かかっても未終結になっている案件の経過。どういう問題なのかということと、その経過をお願いします。
それともう一つは、労働委員の労働者代表、それから経営者代表、学識経験者といらっしゃると思うんですけれども、それの各委員の一覧表と、どこの出身なのか、それがわかるもの。これは概要に出ているのかもしれませんが、そういう一覧表。
その二点をお願いします。
以上です。
○田中委員長 ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田中委員長 ただいま東委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○田中委員長 異議なしと認めます。理事者においては、要求されました委員と調整の上、提出願います。
以上で地方労働委員会事務局関係を終わります。
これをもちまして本日の分科会を閉会いたします。
午後二時十七分散会
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