各会計決算特別委員会第一分科会速記録第二号

平成十五年十月十日(金曜日)
第十一委員会室
   午後一時二分開議
 出席委員 十名
委員長串田 克巳君
副委員長野田 和男君
副委員長河西のぶみ君
北城 貞治君
長橋 桂一君
野上じゅん子君
松村 友昭君
大河原雅子君
立石 晴康君
藤川 隆則君

欠席委員 なし

 出席説明員
総務局局長赤星 經昭君
危機管理監中村 正彦君
理事馬場 正明君
総務部長大橋 久夫君
行政改革推進室長石渡 秀雄君
IT推進室情報企画担当部長木谷 正道君
IT推進室電子都庁推進担当部長永田  元君
人事部長大原 正行君
主席監察員小島 郁夫君
行政部長村山 寛司君
多摩島しょ振興担当部長高橋 敏夫君
参事渋井 信和君
総合防災部長金子正一郎君
情報統括担当部長八木 憲彦君
勤労部長大塚 孝一君
法務部長中村 次良君
特命担当部長川村 栄一君
統計部長古河 誠二君
人権部長和田 正幸君
人事委員会事務局局長高橋 和志君
任用公平部長松田 曉史君
試験室長星川 敏充君
参事矢島 達郎君
監査事務局局長松澤 敏夫君
参事北村 晴史君
選挙管理委員会事務局局長押切 重洋君
収用委員会事務局局長山内 隆夫君
参事三枝 秀雄君
議会局局長岡田 重信君
管理部長稲熊 明孝君
議事部長谷村  隆君
参事花田貢市郎君

本日の会議に付した事件
 平成十四年度東京都各会計歳入歳出決算の認定について
  総務局関係
  ・平成十四年度東京都一般会計決算(説明)
  ・平成十四年度東京都特別区財政調整会計決算(説明)
  ・平成十四年度東京都小笠原諸島生活再建資金会計決算(説明)
  人事委員会事務局関係
  ・平成十四年度東京都一般会計決算(説明)
  監査事務局関係
  ・平成十四年度東京都一般会計決算(説明)
  選挙管理委員会事務局関係
  ・平成十四年度東京都一般会計決算(説明)
  収用委員会事務局関係
  ・平成十四年度東京都一般会計決算(説明)
  議会局関係
  ・平成十四年度東京都一般会計決算(説明)

○串田委員長 ただいまから平成十四年度各会計決算特別委員会第一分科会を開会いたします。
 本日は、総務局、人事委員会事務局、監査事務局、選挙管理委員会事務局、収用委員会事務局、議会局関係の順で決算の審査を行います。
 なお、本日は、説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は、後日、分科会で行いたいと思いますので、ご了承願います。
 これより総務局関係に入ります。
 初めに、総務局長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。

○赤星総務局長 総務局長の赤星經昭でございます。
 串田委員長を初め委員の皆様には、日ごろから総務局所管の事業につきましてご指導、ご鞭撻を賜り、まことにありがとうございます。私ども総務局職員一同、全力を挙げて事務事業の適切かつ円滑な執行に取り組んでまいりますので、よろしくお願い申し上げます。
 続きまして、私どもの幹部職員を紹介させていただきます。
 危機管理監の中村正彦君でございます。総務局理事で人権担当の馬場正明君でございます。総務部長の大橋久夫君でございます。行政改革推進室長の石渡秀雄君でございます。IT推進室情報企画担当部長の木谷正道君でございます。IT推進室電子都庁推進担当部長の永田元君でございます。人事部長の大原正行君でございます。主席監察員の小島郁夫君でございます。行政部長の村山寛司君でございます。二列目に入ります。多摩島しょ振興担当部長の高橋敏夫君でございます。参事で三宅島災害復興対策担当の渋井信和君でございます。総合防災部長の金子正一郎君でございます。情報統括担当部長の八木憲彦君でございます。勤労部長の大塚孝一君でございます。法務部長の中村次良君でございます。特命担当部長の川村栄一君でございます。統計部長の古河誠二君でございます。人権部長の和田正幸君でございます。当分科会との連絡に当たらせていただきます、参事で総務課長事務取扱の石野利幸君でございます。
 以上で幹部職員の紹介を終わらせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
   〔理事者あいさつ〕

○串田委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○串田委員長 これより決算の審査を行います。
 平成十四年度東京都一般会計決算中、総務局所管分、平成十四年度東京都特別区財政調整会計決算及び平成十四年度東京都小笠原諸島生活再建資金会計決算を一括して議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○赤星総務局長 平成十四年度決算の審議をお願いするに当たりまして、総務局の事務事業及び決算の概要につきましてご説明申し上げます。
 お手元にお配りしてございます平成十四年度決算概要の一ページをお開きいただきたいと存じます。1、事業概要でございます。
 総務局の事務事業の概要をお示ししております。第一に、都庁の内部管理及び事務の統一的処理でございます。職員の人事、福利厚生に関すること、行政改革、組織、東京都監理団体に関すること、情報化施策に関すること、条例の立案、文書管理に関すること、訴訟など争訟に関することなどがございます。
 次に、数局にわたります事業の連絡調整を行う事務といたしまして、災害対策及び人権施策に関することがございます。そのほか、特別区、市町村に対する行財政運営に関する助言及び連絡調整に関すること、各種統計調査に関することなどがございます。
 以上が、総務局の事務事業の概要でございます。
 続きまして、二ページをお開きいただきたいと存じます。2、決算の総括でございます。
 (1)、一般会計でございます。歳入におきましては、予算現額二百九十四億九千三百万余円に対しまして、収入済額が二百八十三億七千八百万余円となっております。差し引き十一億一千五百万余円の減となっておりまして、予算現額に対します収入済額の割合は九六・二%でございます。歳出におきましては、予算現額一兆一千六百九十五億六千二百万余円に対しまして、支出済額一兆一千四百五十億二千二百万余円で、差引不用額二百四十五億三千九百万余円となっており、予算現額に対します支出済額の割合は九七・九%でございます。
 続きまして、(2)、特別区財政調整会計でございますが、歳入におきます収入済額は七千六百九十二億五千四百万余円、歳出における支出済額は七千六百九十二億五千四百万余円でございます。予算現額に対します決算額の割合は、歳入歳出ともに一〇〇・〇%でございます。
 続きまして、(3)、小笠原諸島生活再建資金会計でございますが、歳入におきます収入済額は四億七千八百万余円、歳出におきます支出済額は一千八百万余円でございます。
 三ページをお開きいただきたいと存じます。3、平成十四年度に実施いたしました主な事業についてご説明申し上げます。
 (1)、情報化施策といたしまして、電子都庁の推進などに八十四億四千七百万余円を支出しております。(2)、防災企画・調査研究及び災害応急対策の総合調整等といたしまして、総合防災訓練の実施や防災センターの運営などに二十五億二千三百万余円を支出しております。(3)、人権施策といたしまして、人権問題に係る都民及び職員への普及啓発などに十三億五千八百万余円を支出しております。(4)、区市町村振興のための財政補完等といたしまして、区市町村に対します各種交付金などに七百四十五億五千六百万余円を支出しております。最後に、(5)、各種統計調査といたしまして、商業統計調査などに二十七億九千百万余円を支出しております。
 以上が、総務局の平成十四年度決算の概要でございます。
 詳細につきましては総務部長からご説明申し上げます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○大橋総務部長 それでは、総務局の平成十四年度決算についてご説明申し上げます。
 お手元に三冊の資料をお配りしてございます。東京都一般会計決算説明書、東京都特別区財政調整会計決算説明書、東京都小笠原諸島生活再建資金会計決算説明書でございます。
 初めに、東京都一般会計決算説明書をごらんいただきたいと存じます。
 まず、一ページから三ページまでの総括につきましては、先ほど、局長からご説明申し上げました内容と同様でございますので、五ページから説明させていただきます。
 まず、歳入についてでございます。使用料及び手数料は、収入済額が九百三十万余円、予算現額と対比いたしますと、収入率一二八・六%でございます。このページから七ページにかけまして、その内訳を掲げてございます。
 次に、七ページの国庫支出金でございます。収入済額は二十三億二千百九十一万余円、収入率七五・二%でございます。以下、一一ページにかけまして、その内訳を掲げてございます。
 次に、一二ページの財産収入でございます。収入済額は六十四億三千四百二十二万余円、収入率九四・六%でございます。以下、一五ページにかけまして、その内訳を掲げてございます。
 次に、一六ページの繰入金でございます。収入済額は百三十八億四千三百十九万余円、収入率九六・五%でございます。以下、二三ページにかけまして、その内訳を掲げてございます。
 次に、二四ページの諸収入でございます。収入済額は五十七億六千九百五十九万余円、収入率一〇九・八%でございます。以下、三二ページにかけまして、その内訳を掲げてございます。
 歳入の決算総額は、三二ページの一番下の欄に掲載してございますが、二百八十三億七千八百二十三万余円、予算現額に対する収入率は九六・二%でございます。
 以上で歳入の説明を終わります。
 続きまして、歳出について説明いたします。
 三三ページをごらんいただきたいと存じます。総務費の支出済額は一千七百五十二億六千八百二十一万余円で、執行率九五・五%でございます。項別の内訳で申し上げますと、まず総務管理費でございますが、支出済額は三百三十億一千五百二十三万余円でございます。これは、情報システム管理事務や職員の人事、研修、福利厚生及び人権対策などに要した経費でございます。以下、四六ページにかけまして、その内訳を掲げてございます。
 次に、四七ページの区市町村振興費でございます。支出済額は七百九十七億八百七十四万余円でございます。これは、区市町村に対する行財政連絡調整事務や大島支庁など四つの支庁の管理等に要した経費及び区市町村振興のための財政補完等に要した経費でございます。以下、五二ページにかけまして、その内訳を掲げてございます。
 次に、五三ページの防災管理費でございます。支出済額は二十五億二千三百二十七万余円でございます。これは、震災に関する調査研究や総合防災訓練の実施、防災センターの運営など災害対策事業に要した経費でございます。以下、六一ページにかけまして、その内訳を掲げてございます。
 次に、六二ページの統計費でございます。支出済額は二十七億九千百二万余円でございます。これは、商業統計調査などに要した経費でございまして、以下、六九ページにかけまして、その内訳を掲げてございます。
 次に、七〇ページの退職手当及び年金費でございます。支出済額は五百七十二億二千九百九十三万余円でございまして、以下、七一ページにかけまして、その内訳を掲げてございます。
 次に、七二ページの諸支出金でございます。支出済額は九千六百九十七億五千四百四十四万余円、執行率九八・三%でございます。このうち、他会計支出金は、特別区財政調整会計に七千六百九十二億五千四百九十万余円を繰り出したものでございます。中ほどの諸費でございますが、支出済額は二千四億九千九百五十四万余円でございます。以下、七五ページにかけまして、その内訳を掲げてございます。
 以上、一般会計の歳出総額は、七五ページの一番下の欄に掲載してございますとおり、一兆一千四百五十億二千二百六十五万余円、執行率九七・九%でございます。
 以上で一般会計の説明を終わります。
 続きまして、総務局所管の二つの特別会計についてご説明いたします。
 恐れ入りますが、お手元の東京都特別区財政調整会計決算説明書の五ページをお開きいただきたいと存じます。
 まず、歳入でございます。繰入金は一般会計からの繰入金を収入したものでございます。このほか、中ほどに諸収入、次の六ページに繰越金がございます。これらを合計した歳入の決算総額は、六ページの一番下の欄に記載してございますとおり、七千六百九十二億五千四百九十万余円、収入率一〇〇・〇%でございます。
 次に、歳出でございますが、七ページをお開きいただきたいと存じます。特別区交付金でございます。これは、特別区に対する普通交付金及び特別交付金でございます。歳出の決算総額は、八ページの一番下の欄に記載してございますとおり、七千六百九十二億五千四百九十万余円、執行率一〇〇・〇%でございます。
 続きまして、お手元の東京都小笠原諸島生活再建資金会計決算説明書をごらんいただきたいと存じます。
 五ページから七ページまでは歳入の内訳となっております。事業収入、諸収入及び繰越金から成ってございます。歳入の合計は、七ページの一番下の欄に記載してございます。収入済額が四億七千八百三十七万余円、収入率二六四・三%でございます。
 次に、九ページをお開きいただきたいと存じます。歳出はすべて貸し付けに要する経費でございまして、農業資金など四種類の生活再建資金の貸付金でございます。支出済額は千八百六十五万円、執行率一〇・三%でございます。
 以上、雑駁ではございますが、総務局所管の平成十四年度決算につきましてご説明させていただきました。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○串田委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。

○松村委員 一点だけお願いします。市町村調整交付金と市町村振興交付金の当初予算と決算額を、十年間にわたってお願いします。

○串田委員長 ほかには。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○串田委員長 ただいま松村委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○串田委員長 異議なしと認めます。理事者においては、要求されました委員と調整の上、提出願います。
 以上で総務局関係を終わります。

○串田委員長 これより人事委員会事務局関係に入ります。
 初めに、人事委員会事務局長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。

○高橋人事委員会事務局長 人事委員会事務局長の高橋和志でございます。
 串田委員長を初め委員の皆様方には、当局の事務事業につきまして日ごろから特段のご指導を賜りまして、厚く御礼を申し上げます。私ども職員一同、局事務事業の適正な執行に全力を尽くしてまいる所存でございます。今後とも、どうぞよろしくご指導、ご鞭撻をいただきますよう、お願い申し上げます。
 それでは、当局の幹部職員をご紹介いたします。
 任用公平部長の松田曉史でございます。試験室長の星川敏充でございます。次に、参事で審査担当の矢島達郎でございます。次に、当分科会との連絡に当たらせていただきます総務課長の佐々井幹彦でございます。
 以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
   〔理事者あいさつ〕

○串田委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○串田委員長 これより決算の審査を行います。
 平成十四年度東京都一般会計決算中、人事委員会事務局所管分を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○高橋人事委員会事務局長 平成十四年度の決算の審議をお願いするに当たりまして、当局の事務事業及び決算の概要をご説明申し上げます。
 お手元に平成十四年度決算概要をお配りしておりますので、ごらんいただきたいと存じます。
 一ページをお開き願います。
 東京都人事委員会は、民主的で能率的な人事行政の推進を図るため、地方公務員法に基づき設置された合議制の行政委員会でございます。任命権者から独立した専門的な人事行政機関でございまして、都議会のご同意を得て知事が任命をいたしました三人の委員で構成されております。
 所管の事務事業の主なものといたしましては、第一に、都の人事制度及び職員の給与、勤務時間その他の勤務条件の調査研究並びに給与に関する勧告など、また、第二に、職員の採用試験、昇任選考の実施、第三に、職員の勤務条件に関する措置要求の審査、判定及び職員に対する不利益処分についての不服申し立てに対する審査、裁決、第四に、非現業職員に関する労働基準監督機関としての事務などがございます。
 これらの事務事業の実施に伴いまして、平成十四年度決算を総括いたしますと、歳入につきましては、予算現額一千円に対しまして収入済額九万六千余円でございまして、差引収入増は九万五千余円となっております。歳出につきましては、予算現額九億一千三百九十三万円に対しまして支出済額八億四千四百七十九万余円でございまして、差引残額は六千九百十三万九千余円となっております。執行率は九二・四%でございます。
 以上が平成十四年度決算の概要でございます。
 詳細につきましては任用公平部長からご説明申し上げます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○松田任用公平部長 それでは、お手元にお配りしております平成十四年度東京都一般会計決算説明書によりましてご説明申し上げます。
 表紙及び目次に続きまして、一ページと二ページに決算の総括がございますが、ただいま局長からご説明申し上げたとおりでございますので、省略をさせていただきます。
 恐れ入りますが、三ページをお開き願います。
 まず、歳入でございます。諸手数料として、情報公開に係る手数料を千六百四十円収入しております。
 四ページをお開き願います。
 次に、諸収入として九万四千余円を収入いたしております。これは、預金利子及び雑入によるものでございます。
 五ページの歳出をごらんください。
 当初予算額は九億二千四百万円、予算現額は九億一千三百九十三万円、支出済額は八億四千四百七十九万余円、執行率は九二・四%となっております。
 内訳でございますが、まず、委員会費をごらんいただきたいと思います。当初予算額及び予算現額は同額の一千八百七万七千円、支出済額は一千七百七十六万六千余円、執行率は九八・三%でございます。これは、委員に対する報酬及び委員会事務に要した経費でございまして、平成十四年度は二十八回の委員会議を開催しております。
 次に、六ページをお開きいただき、管理費をごらんください。
 当初予算額は九億五百九十二万三千円、予算現額は八億九千五百八十五万三千円、支出済額は八億二千七百二万四千余円、執行率は九二・三%でございます。
 この支出の内訳は、まず、1の職員費でございますが、予算現額は六億五千四百七十一万二千円、支出済額は六億三千九百十四万九千余円、執行率は九七・六%でございます。支出の内容は、事務局職員の給料、諸手当等でございます。
 次に、2の各種試験実施に要した経費でございますが、予算現額は一億六千二百八十五万六千円、支出済額は一億二千五百四万七千余円、執行率は七六・八%でございます。支出の内容は、職員の採用試験及び昇任選考に係る試験問題の印刷、試験会場の借り上げ等に要した経費でございます。
 次に、3の給与勧告に係る調査等に要した経費でございますが、予算現額は四千五百四十一万九千円、支出済額は三千六百五十五万二千余円、執行率は八〇・五%でございます。支出の内容は、給与勧告等の基礎資料となります職員及び民間従業員の給与等の実態調査に要した経費でございます。
 次に、七ページをごらんください。
 4の公平審査及び労働基準監督等に要した経費でございますが、予算現額は一千二百九十七万三千円、支出済額は一千九十七万三千余円、執行率は八四・六%でございます。表に実績及び経費の内訳を掲げておりますが、措置要求及び不服申し立て事案が公平審査に係るもの、監督等実施及び特定機械等検査が非現業職員に関する労働基準監督機関としての事務に関するものでございます。
 次に、5の事務局管理事務経費でございますが、予算現額は一千九百八十九万三千円、支出済額は一千五百三十万余円、執行率は七六・九%でございます。これは、人事委員会事務局の庶務事務など管理運営に要した経費でございます。
 最後に、ただいまご説明いたしました管理費に係る補正予算額等説明及び不用額説明について記載しておりますので、ごらんいただきたいと存じます。
 以上、平成十四年度決算の内容につきましての説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○串田委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○串田委員長 それでは、資料要求はなしと確認させていただきます。
 以上で人事委員会事務局関係を終わります。

○串田委員長 これより監査事務局関係に入ります。
 初めに、監査事務局長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。

○松澤監査事務局長 監査事務局長の松澤敏夫でございます。
 串田委員長を初め委員の皆様方には、当局所管の事務につきまして日ごろからご指導、ご鞭撻を賜りまして、まことにありがとうございます。今後とも事務局一丸となって、適切な監査事務の執行に全力を尽くしてまいる所存でございますので、引き続きよろしくお願いを申し上げます。
 それでは、お手元の理事者名簿に従いまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 参事で監査担当の北村晴史君でございます。それから、当分科会との連絡に当たります、参事で総務課長の石原清志君でございます。
 どうぞよろしくお願いいたします。
   〔理事者あいさつ〕

○串田委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○串田委員長 これより決算の審査を行います。
 平成十四年度東京都一般会計決算中、監査事務局所管分を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○松澤監査事務局長 平成十四年度決算のご審議をお願いするに当たりまして、当局の事務事業並びに決算につきましてご説明申し上げます。
 まず、お手元に配布してございます平成十四年度決算概要をごらんいただきたいと存じます。
 まず、表紙をおめくりいただきまして、上の方の1の事業概要でございますが、監査委員は地方自治法に基づきまして設けられております独任制の執行機関でございまして、現在、四人の監査委員が監査、検査及び審査を実施しております。また、監査委員の補助機関としまして、事務局長以下五課が設置されているところでございます。
 平成十四年度に実施いたしました主な監査等の内容を、表に沿いまして上から申し上げますと、まず、定例監査は、各局の事務の執行及び経営にかかわる事業の管理につきまして、本庁及び事業所を合わせまして四百七十七カ所を実施をいたしました。
 それからまた、工事監査につきましては、設計、積算、施工などの各段階について、千七百六十七件の工事に対して監査を実施しております。
 次の財政援助団体等監査は、都が出資あるいは補助金の交付を行っております百七十五団体について実施をいたしました。
 それから、行政監査につきましては、十四年度では事業所における庁舎管理をテーマに監査を実施するとともに、事業評価手法による監査では、公文書館の管理運営など十一事業を選定しまして実施をしております。
 決算審査は、知事からの依頼に基づきまして、出納長所属各会計及び公営企業会計につきまして審査を行ったものでございます。
 そのほか、表にございますとおり、例月の出納検査、知事からの依頼に基づく基金運用状況審査及び随時監査を実施いたしました。
 以上のとおり定例監査等を実施した結果、表の右側の方に記載してございますように、是正改善を行うよう指摘しました件数は合計で百二十四件、意見、要望を付した件数は六十件でございます。
 なお、これらの監査結果等の内容につきましては、定例会ごとに議会にご報告申し上げているところでございます。
 また、十四年度は、都民から四十六件の住民監査請求がございまして、このうち地方自治法に定める要件を満たす十五件につきまして監査を実施したところでございます。
 次に、下の方の2の決算の総括でございますが、歳入額におきましては、予算現額の五千円に対しまして、収入済額が四万四千円ということで、比較増減額では三万九千円でございます。
 また、歳出額におきましては、予算現額の十億七千二十二万四千円に対しまして、支出済額は十億二千七百七万二千円、差引不用額が四千三百十五万一千円で、執行率は九六・〇%となっております。
 以上が平成十四年度決算の概要でございます。
 それから、引き続きまして、お手元のもう一つの方の資料でございますが、横書きの平成十四年度東京都一般会計決算説明書に基づきまして、決算の内容をご説明申し上げます。
 恐縮ですが、三ページをお開きいただきたいと存じます。
 初めに、歳入の内訳でございます。
 まず、使用料及び手数料でございますが、これは、東京都情報公開条例に基づきます開示手数料でございまして、二万一千余円を収入いたしております。
 また、四ページから五ページにかけまして諸収入を記載してございますが、前渡金の預金利子、契約違約金、及び雑入としまして災害補償基金負担金の還付金を収入したもので、合計で二万二千余円を収入いたしております。
 次に、六ページをお開きいただきたいと存じます。このページから次の七ページにかけましては、歳出の内訳を記載してございます。
 まず、六ページの監査委員費の委員費でございますが、予算現額の三千四百六十三万円に対しまして、支出済額が三千百九十三万一千余円、不用額が二百六十九万八千余円で、執行率は九二・二%でございます。主な支出内訳は、監査委員の給料、報酬等でございます。
 次に、右の七ページの管理費をごらんいただきたいと存じますが、管理費は、当初予算額が十億五千二百三十七万円、これを千六百七十七万六千円減額補正いたしましたので、予算現額は十億三千五百五十九万四千円でございます。これに対しまして支出済額が九億九千五百十四万余円となり、不用額が四千四十五万三千余円で、執行率は九六・一%となっております。
 この支出内訳を申し上げますと、事務局職員の給料、手当等の職員費が九億五千二百三十九万余円、事務局の運営費のための管理事務費が千九百八十七万五千余円、事務局の監査、検査に要する経費が二千二百八十七万四千余円でございます。
 以上で、当局の平成十四年度決算の内容につきましてご説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○串田委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○串田委員長 それでは、資料要求はなしと確認させていただきます。
 以上で監査事務局関係を終わります。

○串田委員長 これより選挙管理委員会事務局関係に入ります。
 初めに、選挙管理委員会事務局長から、あいさつ並びに幹部職員の紹介があります。

○押切選挙管理委員会事務局長 選挙管理委員会事務局長の押切重洋でございます。
 串田委員長初め各委員の皆様方のご指導を賜りながら、選挙管理委員会の公正かつ公平な運営に努めてまいる所存でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 続きまして、当分科会との連絡に当たります幹部職員を紹介いたします。
 総務課長の中村長年でございます。
 どうぞよろしくお願いいたします。
   〔理事者あいさつ〕

○串田委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○串田委員長 これより決算の審査を行います。
 平成十四年度東京都一般会計決算中、選挙管理委員会事務局所管分を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○押切選挙管理委員会事務局長 平成十四年度の決算審査をお願いするに当たりまして、選挙管理委員会事務局における決算の概要をご説明申し上げます。
 お手元にお配りしてございます決算概要の一ページをごらんください。
 初めに、1の事業概要でございますが、所掌事務を、経常的な事務事業と選挙の管理執行に区分してお示ししてございます。
 まず、(1)の経常的な事務事業といたしましては、一、選挙に関する相談・助言、二、政治資金規正法等に関する事務、三、選挙に関する常時啓発普及事務がございます。
 また、(2)の選挙の管理執行といたしましては、平成十五年四月十三日に執行いたしました東京都知事選挙、都議会議員再・補欠選挙並びに平成十五年四月二十七日に執行いたしました衆議院議員補欠選挙にかかわる事務がございます。
 なお、これらの選挙は、平成十五年度にまたがる事業でございます。
 次に、2の決算の総括でございます。
 歳入額は、予算現額三千三百万余円に対し、収入済額は三千五百万余円で、収入率は一〇五・八%でございます。
 一方、歳出額は、予算現額二十三億五千四百万余円に対し、支出済額は二十一億五千七百万余円で、執行率は九一・七%となっております。
 次に、3の平成十四年度に実施いたしました主な事業でございます。
 (1)の平成十五年四月十三日に執行いたしました東京都知事選挙でございますが、平成十四年度の支出済額は十七億七千五百万余円でございます。
 (2)の東京都議会議員再・補欠選挙は、都知事選挙と同時に執行したもので、平成十四年度分の支出済額は二千五百万余円でございます。
 (3)の衆議院議員補欠選挙は、平成十五年四月二十七日に執行したもので、平成十四年度分の支出済額は三百万余円でございます。
 以上、平成十四年度の決算概要でございます。
 引き続きまして、詳細についてご説明を申し上げます。お手元にお配りしてございます平成十四年度東京都一般会計決算説明書によりご説明を申し上げます。
 お手数ですが、一ページをお開き願います。決算の総括でございますが、ただいま決算概要としてご説明申し上げましたものと同じ内容でございますので、省略させていただきます。
 それでは、歳入の主なものについてご説明を申し上げます。
 四ページをお開きください。国庫支出金でございますが、このうち、国庫補助金の収入済額は二千九十五万余円で、収入率は一一〇・八%でございます。これは、明るい選挙推進事業に対する国庫補助金でございます。
 五ページをごらんください。委託金でございます。
 収入済額は千四百十三万余円でございます。これは、政党助成事務、在外選挙人名簿登録事務、衆議院議員補欠選挙に要する委託金でございます。
 次に、歳出についてご説明を申し上げます。
 八ページをお開き願います。総務費のうちの選挙費でございます。
 支出済額は二十一億五千七百九十九万余円、執行率は九一・七%でございます。
 まず、委員会費でございますが、支出済額は二千二百九十六万余円、執行率は九六・五%でございます。これは、選挙管理委員会の運営に要した経費で、委員に対する報酬等でございます。
 九ページをお開きください。管理費でございますが、支出済額は三億三千五十五万余円、執行率は八二・六%でございます。これは管理事務に要した経費でございまして、職員費等でございます。
 一〇ページをごらんください。都知事選挙費でございますが、支出済額は十七億七千五百八十七万余円、執行率は九四・一%でございます。これは、平成十五年四月十三日に執行いたしました都知事選挙に要した選挙執行経費等でございます。
 次に、一一ページをお開きください。都議会議員再選挙及び補欠選挙費でございますが、支出済額は二千五百万余円、執行率は七三・四%でございます。これは、平成十五年四月十三日に執行いたしました文京区選挙区の都議会議員再選挙と、大田区選挙区の都議会議員補欠選挙に要した選挙執行経費でございます。
 一二ページをごらんください。衆議院議員補欠選挙費でございますが、支出済額は三百五十九万余円、執行率は、経費節約等によりまして三五・六%となっております。これは、平成十五年四月二十七日に執行いたしました東京都第六選挙区の衆議院議員補欠選挙に要した選挙執行経費等でございます。
 以上、簡単でございますが、平成十四年度の歳入歳出決算につきましてご説明を申し上げました。よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。

○串田委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○串田委員長 それでは、資料要求はなしと確認させていただきます。
 以上で選挙管理委員会事務局関係を終わります。

○串田委員長 これより収用委員会事務局関係に入ります。
 初めに、収用委員会事務局長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。

○山内収用委員会事務局長 収用委員会事務局長の山内隆夫でございます。
 委員長を初め委員の皆様方には、当局の事務事業につきまして平素よりご指導を賜り、厚く御礼申し上げます。
 私ども職員一同、職務の遂行に当たりましては、土地収用法等の定めるところに従い、公正な判断と迅速な処理を基本として最善の努力をしてまいります。今後とも一層のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
 引き続きまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 参事で審理担当の三枝秀雄でございます。次に、当委員会との連絡に当たります、総務課長の宮本猛でございます。
 どうぞよろしくお願いいたします。
   〔理事者あいさつ〕

○串田委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○串田委員長 これより決算の審査を行います。
 平成十四年度東京都一般会計決算中、収用委員会事務局所管分を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○山内収用委員会事務局長 平成十四年度収用委員会事務局所管の決算をご審議いただくに当たり、当局の事務事業と決算の概要についてご説明申し上げます。
 お手元にお配りしてございます決算概要の一ページをお開き願います。事業の概要についてご説明申し上げます。
 まず、収用委員会の組織についてでございます。
 収用委員会は、土地収用法に基づき設置されております行政委員会で、委員七名で構成される合議制の機関でございます。委員は都議会の同意を得て知事が任命するものでございますが、委員会は知事から独立して職権を行使することになっており、その事務を整理するために事務局が置かれております。
 次に、職務についてでございます。
 委員会は、道路や鉄道など公共の利益となる事業の用に供する土地等の収用について、公正な立場に立って審理し、裁決などを行っております。
 次に、事件の処理の概要でございますが、事業を実施する起業者と土地所有者等の権利者との間で売買契約等の合意が得られず、収用裁決の申請があった場合、委員会は、公共の利益と私有財産との調整を図りつつ、収用し、または使用する土地の区域及びその適正な損失補償などについて審理し、裁決を行うものでございます。また、当事者の円滑な合意による解決を図るために、和解も行っております。
 二ページの決算の総括をごらんください。平成十四年度の決算を総括して申し上げます。
 まず、歳入でございますが、歳入につきましては、予算現額三千七百五万余円に対しまして、収入済額は六千八十七万余円で、収入率は一六四・三%となっております。
 次に、歳出について申し上げます。予算現額五億三千四百七万余円に対しまして、支出済額は四億四千七十三万余円で、不用額が九千三百三十四万余円、執行率は八二・五%となっております。
 続きまして、平成十四年度の収用委員会の活動状況についてですが、平成十四年度において取り扱いました事件数は、前年度からの繰り越し五十七件と新規申請の八十六件、合わせて百四十三件でございます。これらの事件のうち七十件が平成十四年度内に収用裁決や和解、取り下げなどで完結し、七十三件は処理中で平成十五年度へ繰り越されております。
 なお、これらの事件処理に当たり委員会を開催した日数は四十一日でございまして、これは、月平均おおむね三日から四日程度の開催になります。
 また、増加する取扱事件を公正かつ迅速に処理するため、平成十三年十月から、委員を指名して個別に事件の調査や審理を行う指名委員制度を導入いたしております。
 以上で平成十四年度の決算概要について説明を終わらせていただきます。
 次に、詳細につきまして、お手元の東京都一般会計決算説明書によりご説明申し上げます。
 一ページから三ページまでは決算の総括でございまして、決算概要でご説明いたしました内容と重複いたしますので、決算の内訳から説明させていただきます。
 恐れ入りますが、五ページをお開きください。まず、歳入についてご説明申し上げます。
 使用料及び手数料は、予算現額百七十八万円に対し、収入済額は四十四万二千余円、収入率は二四・八%でございます。
 内訳は、主として裁決申請手数料で、起業者が土地収用法に基づき裁決申請する際に、土地収用法関係手数料等に関する条例の定めに従い、納入するものでございます。
 次に、六ページ及び七ページの諸収入でございますが、予算現額三千五百二十七万二千円に対し、収入済額が六千四十三万余円で、収入率は一七一・三%でございます。
 内訳の主なものは、弁償金及び報償金でございます。収用委員会が鑑定人に対し土地等の鑑定を命じたり、審理の段階で参考人を招致した場合、鑑定料や旅費等に支出した費用を起業者から裁決後に徴収することとなっております。
 以上により、歳入合計では、七ページ下の欄にありますように、予算現額三千七百五万二千円に対しまして、収入済額六千八十七万二千余円で、収入率は一六四・三%となっております。
 次に、九ページをお開き願います。歳出についてご説明申し上げます。
 まず、収用委員会費のうちの委員会費でございますが、これは、収用委員会の運営に要した経費でございまして、支出済額は、委員報酬と運営費を合わせ、計三千九百三十二万三千余円でございます。予算現額四千百三十万八千円に対しまして、執行率は九五・二%となっております。
 次に、一〇ページの管理費でございますが、これは事務局の運営に要した経費でございまして、支出済額は四億百四十一万二千余円でございます。予算現額四億九千二百七十七万一千円に対しまして、執行率は八一・五%となっております。
 支出内訳は、職員の給料等の職員費が三億六百六十五万余円、管理事務費が九千四百七十六万一千余円でございます。
 不用額の内訳といたしましては、職員費の残のほか、管理事務費では、鑑定人に対する鑑定評価料支出の実績残等が主なものでございます。
 以上により、歳出総額では、一〇ページ下の欄にありますように、予算現額五億三千四百七万九千円、支出済額四億四千七十三万五千余円、不用額は九千三百三十四万三千余円で、執行率は八二・五%となっております。
 以上、甚だ簡単でございますが、これをもちまして平成十四年度の決算の説明を終了させていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○串田委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○串田委員長 それでは、資料要求はなしと確認させていただきます。
 以上で収用委員会事務局関係を終わります。

○串田委員長 これより議会局関係に入ります。
 初めに、議会局長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。

○岡田議会局長 議会局長の岡田重信でございます。
 委員長初め委員の皆様方には、日ごろから当局の事務執行にご高配をいただきまして、まことにありがとうございます。厚く御礼申し上げます。
 私どもは、議会の事務局といたしまして、これからも一生懸命努めてまいりますので、引き続きご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
 それでは、早速でございますが、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 管理部長の稲熊明孝でございます。議事部長の谷村隆でございます。参事で議案調査担当の花田貢市郎でございます。それから、本委員会との連絡調整に当たります、総務課長の別宮浩志でございます。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者あいさつ〕

○串田委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○串田委員長 これより決算の審査を行います。
 平成十四年度東京都一般会計決算中、議会局所管分を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○岡田議会局長 平成十四年度における議会局所管の決算の概要についてご説明申し上げます。
 初めに、議会の活動状況についてご説明いたします。
 平成十四年度は、依然として厳しい都財政のもとで、首都東京の再生に向けて、行財政改革や地方分権の推進などについて熱心な議論がなされました。また、国内外のさまざまな動きを視野に入れた活発な議会活動が展開されました。
 まず、議会の開会状況でございます。
 本会議は、四回の定例会を通算いたしまして、その会期は九十一日間でございました。また、委員会につきましては、常任委員会、特別委員会並びに議会運営委員会を合わせまして二百二十八回開催されました。
 この間に審議された議案件数は、予算、条例、契約及び意見書など二百八十一件で、そのうち、議員提出議案は二十六件でした。また、請願陳情の付託件数は二百七十五件となっております。
 次に、このほかの主な議会活動について申し上げます。
 昨年五月二十一日、国会における首都移転先候補地の絞り込みの期限を迎え、都議会は、移転の白紙撤回を求めて、首都移転断固反対総決起集会を開催いたしました。当日は、国会議員や区市町村議会議員のほか、都民の方も多数参加し、総計で三千五百名に上る集会となりました。
 また、十月には、東京都議会開設六十年記念行事を開催いたしました。これは、昭和十八年に第一回臨時会が開催されてから六十年となることを記念して開催したもので、議場において記念講演や中学生と都議会議員との意見交換等を行ったほか、都政ギャラリーでは、都議会の歩みをパネル等で紹介する記念展を実施いたしました。行事を締めくくる記念式典においては、東京を魅力ある大都市として築いていくため、都議会みずからが改革し、躍進していく決意を、東京都議会開設六十年宣言として採択いたしました。
 さらに、国際的活動として、昨年五月にはニューヨーク市等に調査団を派遣し、米国同時多発テロにより多大な被害を受けたニューヨーク市を見舞い、激励するとともに、危機管理体制などの調査を行いました。
 続きまして、当局所管の平成十四年度一般会計決算について申し上げます。
 平成十四年度の予算執行におきましては、厳しい都財政のもとで、より効果的な執行に努めるとともに、さらなる節減を行ってまいりました。
 恐れ入りますが、お手元の説明書の一ページをごらんいただきたいと思います。
 まず、歳入でございますが、中段にありますように、予算現額五十五万五千円に対し、収入済額は二百九十四万二千余円でございました。
 歳出は、下段にありますが、予算現額六十億七千三百四十一万二千円に対し、支出済額は五十六億三千八百七十四万九千余円で、差引不用額は四億三千四百六十六万二千余円となりました。
 この結果、予算に対する執行率は、一番下にありますように九二・八%となっております。
 不用額が生じた主な理由としましては、議員の欠員による諸経費の残、事務的経費の節減などが挙げられます。
 以上が平成十四年度決算の概要でございます。
 なお、詳細につきましては管理部長からご説明いたします。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○稲熊管理部長 お手元の平成十四年度東京都一般会計決算説明書によりまして、議会局所管の決算について説明を申し上げます。
 一ページ目及び二ページ目は決算の総括でございまして、ただいま局長からご説明いたしましたので、省略をさせていただきます。
 恐れ入りますが、三ページをごらんいただきたいと存じます。三ページ目は、まず歳入でございます。
 使用料及び手数料ですが、諸使用料は、予算現額四十五万九千円に対し、収入済額が六十一万余円となっております。これは、会議の中継放送を行っている東京メトロポリタンテレビジョン株式会社等からの建物使用料収入でございます。
 次に、諸手数料は、予算現額三万五千円に対し、収入済額は二万四千余円となっております。これは、情報公開手数料収入でございます。
 続きまして、四ページをお開き願います。四ページの諸収入のうち納付金でございますが、雇用保険料納付金が十一万三千余円でございました。これは、非常勤職員の雇用に伴うものでございます。雑入は、予算現額五万六千円に対し、収入済額は二百十九万三千余円となっております。これは、概算で支出しておりました平成十三年度の地方公務員災害補償基金の負担金について、確定額に対する過納付分の還付金を収入したものなどでございます。
 続きまして、五ページをお開き願います。五ページは歳出でございます。歳出予算は、議会活動に係る議会運営費と議会局の管理運営に関する事務局費の二つに分かれております。
 まず、議会運営費でございますが、予算現額三十六億一千四百九十三万六千円に対し、支出済額が三十四億六千九百六十三万九千余円でございまして、執行率は、一番右の欄にありますとおり九六・〇%となっております。
 支出内訳を下段の説明欄にお示ししております。この中ほど、支出内訳につきまして、支出済額の欄をごらんください。1の議員の報酬及び共済費は、二十三億九千三十万二千余円。2の費用弁償は、本会議等への出席に伴う費用弁償や委員会の管外視察旅費等でございまして、九千三百四十二万七千余円でございます。3の議長交際費は、二百七十万五千余円。4の報償費は、東京都議会情報公開推進委員会に出席した講師への謝礼等で、二百八十三万余円でございます。5の政務調査費は、九億六百四十四万五千余円。6の議会運営及び議長会分担金等は、本会議や委員会の活動費、海外都市との交流事業等の経費で、七千三百九十二万八千余円でございます。
 議会運営費の不用額は、議員欠員等による執行残でございまして、合計一億四千五百二十九万六千余円となっております。
 続きまして、六ページをお開き願います。六ページの事務局費でございますが、予算現額二十四億五千八百四十七万六千円に対し、支出済額は二十一億六千九百十万九千余円、執行率は八八・二%となっております。
 中ほどの支出内訳につきまして、支出済額の欄をごらんください。1の職員費は、議会局職員の給料及び諸手当で、十一億八千七百六十二万二千余円。2の都議会広報は、「都議会だより」やテレビ、インターネット等の広報関係費でございまして、六億八千三百二十五万一千余円でございます。3の議案調査事務は、請願陳情文書表の作成、各種調査資料の発行、議会図書館の図書購入等に要した経費で、三千三百九十万三千余円でございます。4の議事事務は、本会議の会議録や委員会の速記録作成等の経費で、八千七百八十七万一千余円でございます。5の管理事務は、印刷、消耗品類の購入、控室業務・警備委託等の経費でございまして、一億七千六百四十六万一千余円でございます。
 事務局費の不用額は、主に契約における落札差金や職員費の執行残でございまして、二億八千九百三十六万六千余円となっております。
 以上をもちまして、議会局が所管しております平成十四年度歳入歳出決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○串田委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○串田委員長 それでは、資料要求はなしと確認させていただきます。
 以上で議会局関係を終わります。
 これをもちまして本日の分科会を閉会いたします。
   午後二時五分散会