委員長 | 和田 宗春君 |
副委員長 | 吉原 修君 |
副委員長 | 藤井 一君 |
小磯 善彦君 | |
こいそ 明君 | |
新井美沙子君 | |
丸茂 勇夫君 | |
中村 明彦君 | |
清原錬太郎君 |
欠席委員 一名
出席説明員中央卸売市場 | 市場長 | 森澤 正範君 |
管理部長 | 石川 俊一君 | |
事業部長 | 高津 満好君 | |
調整担当部長 | 岸 信子君 | |
新市場建設担当部長 | 井戸 秀寿君 | |
参事 | 上田 良治君 | |
参事 | 松村 進君 | |
港湾局 | 局長 | 成田 浩君 |
技監 | 高野 一男君 | |
総務部長 | 浅倉 義信君 | |
参事 | 岡田 至君 | |
港湾経営部長 | 片岡 貞行君 | |
参事 | 新田 洋平君 | |
臨海開発部長 | 高松 巖君 | |
開発調整担当部長 | 萩原 豊吉君 | |
営業担当部長 | 金子 優君 | |
港湾整備部長 | 樋口 和行君 | |
計画調整担当部長 | 松井 創君 | |
参事 | 安藤 哲士君 | |
離島港湾部長 | 原田 龍次君 | |
参事 | 松本 義憲君 | |
産業労働局 | 局長 | 有手 勉君 |
総務部長 | 島田 健一君 | |
参事 | 佐藤 仁貞君 | |
産業政策部長 | 乾 敏一君 | |
産業力強化担当部長 | 志賀 敏和君 | |
産業政策調整担当部長 | 野口 孝君 | |
参事 | 塚田 祐次君 | |
商工部長 | 市原 博君 | |
商工施策担当部長 | 泉本 和秀君 | |
金融担当部長 | 鹿島 博之君 | |
観光部長 | 渡辺 勉君 | |
参事 | 小宮 三夫君 | |
農林水産部長 | 菊地 輝雄君 | |
参事 | 馬場 安男君 | |
労働部長 | 高橋 勝君 | |
雇用就業推進担当部長 | 安藤 立美君 | |
建設局 | 東京都技監建設局長兼務 | 小峰 良介君 |
次長 | 上條 弘人君 | |
道路監 | 岩永 勉君 | |
理事 | 杉浦 浩君 | |
総務部長 | 町 格君 | |
用地部長 | 矢口 貴行君 | |
道路管理部長 | 須々木亘平君 | |
道路建設部長 | 柿堺 至君 | |
公園緑地部長 | 住吉 泰男君 | |
河川部長 | 鈴木 進君 | |
市街地整備部長 | 石井 恒利君 | |
多摩ニュータウン事業部長 | 高西 新子君 | |
企画担当部長 | 田中 亨君 | |
総合調整担当部長 | 熊谷 清君 | |
道路保全担当部長 | 依田 俊治君 | |
道路計画担当部長 | 阿部 博君 | |
調整担当部長 | 内海 正彰君 | |
多摩ニュータウン事業技術担当部長 | 野村 孝雄君 | |
販売企画担当部長 | 友繁 佳明君 | |
参事 | 島 博文君 |
本日の会議に付した事件
平成十四年度東京都各会計歳入歳出決算の認定について
中央卸売市場関係
・平成十四年度東京都と場会計決算(説明)
港湾局関係
・平成十四年度東京都一般会計決算(説明)
産業労働局関係
・平成十四年度東京都一般会計決算(説明)
・平成十四年度東京都中小企業設備導入等資金会計決算(説明)
・平成十四年度東京都農業改良資金助成会計決算(説明)
・平成十四年度東京都林業改善資金助成会計決算(説明)
・平成十四年度東京都沿岸漁業改善資金助成会計決算(説明)
建設局関係
・平成十四年度東京都一般会計決算(説明)
・平成十四年度東京都新住宅市街地開発事業会計決算(説明)
・平成十四年度東京都多摩ニュータウン事業会計決算(説明)
・平成十四年度東京都市街地再開発事業会計決算(説明)
・平成十四年度東京都臨海都市基盤整備事業会計決算(説明)
○和田委員長 ただいまから平成十四年度各会計決算特別委員会第三分科会を開会いたします。
このたび、第三分科会委員長に選任いただきました和田宗春でございます。最初の分科会ですので、一言ごあいさつをさせていただきます。
本日から向こう二週間余り、合計六回にわたり、本分科会に分担されております決算を審査してまいります。副委員長を初め委員の皆さんのご協力をいただきながら、分科会の円滑なる運営に努めてまいりたいと思いますので、よろしくご協力をお願い申し上げます。
初めに、本分科会の議席につきまして申し上げます。
議席は、先ほどの打合会で、ただいまご着席のとおりとすることを申し合わせましたので、ご了承願います。
次に、本分科会の日程につきましては、九月二十六日の委員会で決定されました審査日程に従いまして、平成十四年度決算の審査を進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
次に、本分科会の担当書記を紹介いたします。
議事課の担当書記は、吉越久季さん、中田隆行さん。
議案調査課の担当書記は、清原輝明さん。
よろしくお願いを申し上げます。
〔書記あいさつ〕
○和田委員長 本日は、中央卸売市場、港湾局、産業労働局、建設局関係の順で決算の審査を行います。
なお、本日は説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は後日の分科会で行いたいと思います。ご了承願います。
これより中央卸売市場関係に入ります。
初めに、中央卸売市場長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。
○森澤中央卸売市場長 中央卸売市場長の森澤正範でございます。
和田委員長を初め委員の皆様方には、日ごろから、中央卸売市場の所管の事務事業につきましてご指導、ご鞭撻を賜り、まことにありがとうございます。
今後とも、当局の事業運営に全力で取り組んでまいる所存でございますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
引き続きまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
管理部長の石川俊一でございます。事業部長の高津満好でございます。調整担当部長の岸信子でございます。新市場建設担当部長の井戸秀寿でございます。参事で市場政策担当の上田良治でございます。参事で新市場建設技術担当の松村進でございます。当委員会との連絡に当たります、参事で総務課長事務取扱の及川繁巳でございます。
以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
〔理事者あいさつ〕
○和田委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。
○和田委員長 これより決算の審査を行います。
平成十四年度東京都と場会計決算を議題といたします。
本件について理事者の説明を求めます。
○森澤中央卸売市場長 平成十四年度東京都と場会計決算の概要についてご説明申し上げます。
お手元に配布してございます決算概要をごらんいただきたいと存じます。
一ページをお開き願います。1の事業概要でございますが、東京都立芝浦屠場は、食用に供する獣畜を衛生的にと畜解体処理いたしまして、都民に対する食肉を安定的に供給する役割を担っております。
この事業でございますが、記載のように二つに区分されます。
まず、(1)でございますが、と場の管理運営に関することでございます。牛などの大動物あるいは豚などの小動物を衛生的かつ近代的な生産ラインでと畜解体いたしまして、新鮮な枝肉を供給いたしますとともに、と畜解体作業に必要な施設の維持管理等を行っております。
次に、(2)、と場の施設整備に関することでございますが、と畜場法施行規則に定める衛生保持のためのと畜衛生改善工事などを行っております。
なお、一昨日、茨城県の食肉処理場で新しい形のBSE感染牛が確認されましたが、東京都では従来から、BSE対策といたしまして、芝浦屠場でと畜するすべての牛につきまして出荷牛育成履歴申請書を確認するとともに、全頭のBSE検査を実施し、都民の食の安全の確保に万全を期しております。
さらに、今回発生いたしましたBSE感染牛に関連しましては、当該飼育地からの出荷牛について、安全を確認するまでと畜を見送るなどの措置を講じ、より一層の安全を期しているところでございます。
次に、2の決算の総括でございますが、この決算概要では百万円単位で記載してございます。
歳入は、予算現額の六十二億六百万円に対しまして、収入済額は五十七億三千八百万円で、予算現額に対する収入率は九二・五%でございます。
歳出は、予算現額の六十二億六百万円に対しまして、支出済額は五十七億三千八百万円で、予算現額に対します執行率は九二・五%でございます。
次に、3の平成十四年度に実施した主な事業についてご説明申し上げます。
まず、(1)のと畜解体事業でございますが、処理実績は、牛などの大動物が七万八千九百六十一頭、豚などの小動物が二十七万一千三頭、合計いたしまして三十四万九千九百六十四頭となっております。
次に、(2)のと場施設整備でございますが、大動物棟のと畜衛生改善工事等を実施いたしました。
以上、平成十四年度東京都と場会計決算概要についてご説明を申し上げました。
なお、詳細につきましては管理部長から説明をさせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○石川管理部長 それでは引き続きまして、平成十四年度東京都と場会計決算の内容につきまして、お手元にお配りしてございます決算説明書によりましてご説明申し上げます。
ページは、それぞれの表の上部に記載しております。
一ページから三ページまでは、ただいま市場長から決算概要としてご説明申し上げました。私からは、四ページ以降の決算の内容についてご説明させていただきます。
四ページをお開きいただきたいと思います。まず、歳入でございますが、使用料及び手数料につきましては、予算現額九億三千四百七十六万余円に対しまして、収入済額は八億四百六十二万余円で、収入率は八六・一%でございます。
このうち、と畜使用料は、牛等の大動物及び豚等の小動物のと畜解体事業に係りますと畜使用料でございまして、収入済額は八億三百十六万余円でございます。
収入率が八六%となりましたのは、と畜解体処理の実績の減によるものでございます。
中段のと場手数料ですが、表のように、と畜証明に係る手数料収入等でございまして、収入済額は百四十五万余円でございます。
五ページをごらん願います。繰入金でございますが、これは、と場事業に対します一般会計からの繰入金でございまして、収入済額は四十四億二百三十万余円で、収入率は九七・三%でございます。
恐れ入りますが、六ページをお開き願います。諸収入でございます。収入済額は三千六百九十九万余円でございます。
収入の内訳は、すぐ下の段の都預金利子、及び次の七ページにございます雑入となってございます。
七ページ下段の都債でございますが、これは施設整備費に対するものでございまして、収入済額は四億九千三百万円、収入率は六九・〇%でございます。
収入率が低率となりましたのは、施設整備費の減によるものでございます。
次の八ページ上段の繰越金は、科目存置のみで、収入済額はございません。
下段の国庫支出金は、と場施設衛生改善工事に対する国からの国庫補助金収入でございまして、決算額は百四十八万円でございます。
以上で歳入の説明を終わらせていただきます。
引き続きまして、歳出に移らせていただきます。
九ページをごらんいただきたいと思います。と場事業費は、予算現額六十二億六百万円に対し、支出済額は五十七億三千八百三十九万余円で、執行率は九二・五%でございます。
内訳といたしまして、まず三行目の管理費でございますが、これは、と場事業の管理運営に要しました人件費でございます。支出済額は二十二億八千八百九万余円で、執行率は九六・四%でございます。
一〇ページをお開き願います。運営費でございます。これは、と場施設の維持管理及びと畜解体作業に要しました経費でございまして、支出済額は二十億三千万余円で、執行率は九三・六%でございます。
経費の内訳は、このページから一二ページにかけまして記載してございますので、ごらんいただきたいと存じます。
続きまして、一三ページをお開きいただきたいと思います。施設整備費でございます。これは、と場施設の整備に要しました経費でございまして、支出済額は五億三千二百九十六万余円で、執行率は七〇・一%でございます。
執行率が低くなりましたのは、と場施設衛生改善工事の工事内容の見直し及び落札差金によるものでございます。
施設整備の執行内訳は一覧表のとおりでございます。
恐れ入ります、一四ページをお開きいただきたいと存じます。公債費会計繰出金でございます。これは、と場事業に係る都債の元金償還及び利子等の支払いに要した経費でございます。
支出済額は八億八千七百三十二万余円で、執行率は九八・三%でございます。
以上をもちまして、平成十四年度東京都と場会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○和田委員長 説明は終わりました。
この際、資料要求のある方はご発言をお願いいたします。
○丸茂委員 二点お願いします。
一つは、BSE対策の施設及び業務改善の計画とその実施状況。
二つ目には、と畜頭数の推移、十年分お願いいたします。
○和田委員長 ただいま丸茂委員より資料要求が二点ございましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○和田委員長 異議なしと認めます。理事者においては、要求されました委員と調整の上、提出をお願いいたします。
以上で中央卸売市場関係を終わります。
○和田委員長 これより港湾局関係に入ります。
初めに、港湾局長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。
○成田港湾局長 港湾局長の成田浩でございます。
和田委員長を初め各委員の皆様方には、当局の事務事業につきまして、日ごろから格段のご指導を賜り、厚く御礼申し上げます。
今後とも、港湾局の事務事業の推進に全力を挙げて取り組んでまいりますので、一層のご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
続きまして、お手元にお配りしてございます名簿に従いまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
港湾局技監の高野一男でございます。総務部長の浅倉義信でございます。参事で団体調整担当の岡田至でございます。港湾経営部長の片岡貞行でございます。参事で物流企画担当の新田洋平でございます。臨海開発部長の矢か松巖でございます。開発調整担当部長の萩原豊吉でございます。営業担当部長の金子優でございます。港湾整備部長の樋口和行でございます。計画調整担当部長の松井創でございます。参事で環境対策担当の安藤哲士でございます。離島港湾部長の原田龍次でございます。参事で島しょ、小笠原空港整備担当の松本義憲でございます。当委員会との連絡に当たります、参事で総務課長事務取扱の多羅尾光睦でございます。同じく計理課長の土渕裕でございます。
以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
〔理事者あいさつ〕
○和田委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。
○和田委員長 これより決算の審査を行います。
平成十四年度東京都一般会計決算中、港湾局所管分を議題といたします。
本件につきまして理事者の説明を求めます。
○成田港湾局長 平成十四年度決算のご審議に当たりまして、当局の事業概要及び決算の概要についてご説明申し上げます。
お手元に配布してございます平成十四年度決算概要をごらんいただきたいと思います。
それでは、それの表紙をおめくりいただきまして、一ページをお開き願います。初めに、当局で実施しております事業の概要につきまして、簡単にご説明申し上げます。
大きく分けて七つの柱がございます。第一は、港湾サービスの充実など、東京港の管理運営及び振興でございます。第二は、外貿コンテナふ頭の整備など、東京港の整備でございます。第三は、新海面処分場の整備など、廃棄物処理場の整備でございます。第四は、防潮堤、内部護岸の整備など、東京港の防災でございます。第五は、島しょ等における港湾、漁港、空港等の整備でございます。第六は、埋立地の造成及び開発でございます。また、第七は、臨海副都心の開発でございます。
なお、事業の後の括弧の中には、それぞれの事業を所管する会計名を記載してございます。
以上のうちの(1)から(5)までが、本委員会でご審議いただきます一般会計の事業でございます。
平成十四年度におきましては、当局では、一般会計のほかに、臨海地域開発事業会計及び港湾事業会計の二つの公営企業会計を所管しております。これらの会計につきましては、別途、平成十四年度公営企業会計決算特別委員会でご審議いただくことになります。
それでは、二ページをお開きいただきたいと思います。一般会計の決算の総括についてでございます。
まず、歳入につきましては、表頭に書いてございますように、予算現額三百三十七億二千百万余円に対しまして、収入済額二百七十億七千二百万余円で、差し引き六十六億四千九百万余円の収入減となり、収入率は八〇・三%でございます。
収入減となりました主な理由は、事業の翌年度繰り越しによる国庫支出金の減等でございます。
一方、その下の歳出についてでございますが、予算現額七百九十二億三千七百万余円に対しまして、支出済額六百五十九億二千二百万余円、翌年度繰越額八十四億五千二百万余円で、差し引き四十八億六千二百万余円の不用額を生じ、執行率は八三・二%でございます。
不用額が生じた主な理由は、落札差金及び各事業における実績による残等でございます。
次に、平成十四年度に実施いたしました主な事業についてでございます。
第一に、東京港の港湾整備事業に八十八億八千四百万余円を支出いたしました。主な事業といたしましては、青海コンテナふ頭などのふ頭整備を初め、航路、泊地しゅんせつ、東京港臨海道路の整備でございます。
第二に、東京港の廃棄物処理場建設事業に百七十九億七千万余円を支出いたしました。主な事業といたしましては、新海面処分場の護岸等の整備でございます。
第三に、東京港の海岸保全施設建設事業に四十五億七千万余円を支出いたしました。主な事業といたしましては、防潮堤や内部護岸の整備でございます。
三ページをお開き願いたいと思います。第四に、島しょ等の港湾、漁港及び空港等の整備事業に百七十六億四千三百万余円を支出いたしました。主な事業といたしましては、港湾十四港、漁港十八港の岸壁、防波堤などの整備とともに、空港整備としての大島空港及び八丈島空港の拡張整備工事等でございます。
第五に、離島における航路、航空路の維持を図るため、航路事業者及び航空路事業者に対しまして十三億八千百万余円の補助を支出いたしました。
第六に、台風等の自然災害による災害復旧事業に三億五千九百万余円を支出いたしました。主な事業といたしましては、港湾三港、漁港三港の岸壁、防波堤などの復旧でございます。
以上、一般会計の決算の概要につきましてご説明申し上げました。
詳細につきましては、総務部長がご説明いたします。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○浅倉総務部長 ただいまの局長の概要説明に引き続きまして、お手元にお配りしております平成十四年度東京都一般会計決算説明書により、一般会計の決算をご説明申し上げます。
一ページから六ページまでは決算の総括でございますが、ただいま局長からご説明申し上げましたので、省略させていただきます。
恐れ入りますが、九ページをお開き願います。歳入につきましてご説明申し上げます。
最初に、分担金及び負担金でございますが、収入済額は十二億五千六百七十四万余円、収入率は一四五・〇%でございます。これは、港湾の環境整備、東京港臨海道路整備及びしゅんせつ土砂等の埋立処理に伴う負担金等を収入したものでございます。
収入増の主な理由は、廃棄物処理場へのしゅんせつ土砂等の埋立処理に伴う負担金の増でございます。
一〇ページをお開き願います。使用料及び手数料でございますが、収入済額は二十四億九千二百二十四万余円、収入率は九三・〇%でございます。これは港湾施設等の使用料及び手数料を収入したものでございまして、内訳は、一二ページにかけましての収入概要説明欄に記載のとおりでございます。
収入減の主な理由は、港湾設備用地使用料の実績による減等でございます。
一三ページをお開き願います。国庫支出金でございますが、収入済額は百八十二億七千百七十一万余円、収入率は七五・九%でございます。これは、港湾法等関係法令に基づき、港湾施設等の建設費に対する国の負担金及び補助金等を収入したものでございます。内訳は、一七ページにかけましての収入概要説明欄に記載のとおりでございます。
収入減の主な理由は、事業の翌年度繰り越しによる国庫負担金、国庫補助金の減等でございます。
一八ページをお開き願います。
財産収入でございますが、収入済額は二億三千六十万余円、収入率は五一・七%でございます。これは財産の貸付料等を収入したものでございます。内訳は、一九ページにかけましての収入概要説明欄に記載のとおりでございます。
収入減の主な理由は、地所賃貸料の実績による減等でございます。
二〇ページをお開き願います。繰入金でございますが、収入済額は九億五千四百九十五万余円、収入率は五四・二%でございます。これは、臨海地域開発事業会計など公営企業会計で負担すべき経費をそれぞれの会計から繰り入れたものでございます。内訳は、二二ページにかけましての収入概要説明欄に記載のとおりでございます。
収入減の主な理由は、東京港臨海道路建設費の実績による減等でございます。
二三ページをお開き願います。諸収入でございますが、収入済額は三十八億六千五百九十七万余円、収入率は九九・六%でございます。これは、延滞金、預金利子及び貸付金元利収入等を収入したものでございます。内訳は、二八ページにかけましての収入概要説明欄に記載のとおりでございます。
収入減の主な理由は、財団法人東京港埠頭公社への貸付金の元利収入の実績による減等でございます。
以上で歳入の説明を終わりまして、引き続き、歳出の説明に移らせていただきます。
三一ページをお開き願います。まず、最上段の、港湾局の一般会計全体を経理しております港湾費でございますけれども、支出済額は六百五十八億七千九百三十八万余円、翌年度繰越額は八十四億五千二百五十六万余円、執行率は八三・二%でございます。
二段目の港湾管理費でございますが、支出済額は七億一千七百八十二万余円でございまして、内訳は、港湾総務事業に従事する職員の人件費、及び局全般に係る一般管理事務等に要した経費でございます。
三二ページをお開き願います。東京港整備費でございますが、支出済額は四百四十三億六千三百六十五万余円、翌年度繰越額は三十四億五百四十九万余円でございます。
このうち管理費でございますが、これは、東京港の施設整備及び管理運営事業に従事する職員の人件費及び事務所管理等に要した経費でございます。
三三ページに参りまして、港湾施設運営費でございます。これは、港湾施設等の管理運営に要した経費でございます。
三五ページをお開き願います。臨港道路及び海上公園管理費でございます。これは、臨港道路及び海上公園等の維持管理に要した経費でございます。
三七ページをお開き願います。海岸保全施設管理費でございます。これは、防潮堤、水門等、海岸保全施設の維持管理に要した経費でございます。
三八ページをお開き願います。港湾整備費でございます。これは、青海コンテナふ頭を初めとして、東京港の諸施設の建設、整備に要した経費でございます。
内訳は、四一ページにかけましての執行概要説明欄に記載のとおりでございます。
四二ページをお開き願います。環境整備費でございます。これは、城南島海浜公園の整備等に要した経費でございます。
四三ページに参りまして、汚泥しゅんせつ費でございます。これは、運河の汚泥しゅんせつに要した経費でございます。
四四ページをお開き願います。東京港廃棄物処理場建設費でございます。これは、新海面処分場の護岸整備や中央防波堤外側廃棄物処理場の護岸補修等に要した経費でございます。
四六ページをお開き願います。海岸保全施設建設費でございます。これは、防潮堤及び内部護岸等の建設、整備に要した経費でございます。
内訳は、四七ページにかけましての執行概要説明欄に記載のとおりでございます。
四八ページをお開き願います。東京港整備貸付金でございます。これは、財団法人東京港埠頭公社が実施いたします外貿ふ頭建設に要する経費を貸し付けたものでございます。
四九ページへ参りまして、島しょ等港湾整備費でございますが、支出済額は二百七億九千七百九十一万余円、翌年度繰越額は五十億四千七百六万余円でございます。
このうち管理費でございますが、これは、島しょ等における港湾整備及び管理運営事業に従事する職員の人件費や、離島航路、航空路に対する補助金等でございます。
五〇ページをお開き願います。施設運営費でございます。これは、島しょ等における港湾施設等の管理運営に要した経費でございます。
五一ページに参りまして、港湾整備費でございます。これは、大島元町港外十三港の岸壁、防波堤等の建設、整備に要した経費でございます。
内訳は、五四ページにかけましての執行概要説明欄に記載のとおりでございます。
五五ページをお開き願います。漁港整備費でございます。これは、大島元町漁港外十七港の防波堤等の建設、整備に要した経費でございます。
内訳は、五八ページにかけましての執行概要説明欄に記載のとおりでございます。
五九ページをお開き願います。海岸保全施設整備費でございます。これは、大島元町港外、港湾、漁港八港の海岸保全施設の建設、整備に要した経費でございまして、内訳は、六一ページにかけましての執行概要説明欄に記載のとおりでございます。
六二ページをお開き願います。空港整備費でございます。これは、大島空港外三空港及び調布飛行場の建設、整備に要した経費でございます。
内訳は、六五ページにかけましての執行概要説明欄に記載のとおりでございます。
六六ページをお開き願います。災害復旧費でございます。これは、港湾及び漁港施設等の災害復旧に要した経費でございます。
内訳は、六八ページにかけましての執行概要説明欄に記載のとおりでございます。
六九ページをお開き願います。諸支出金でございますが、支出済額は四千二百六十七万余円、執行率は九八・二%でございます。これは、環境整備負担金収益納付金等を支出したものでございます。
以上が一般会計の決算でございます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○和田委員長 説明は終わりました。
この際、資料要求のある方はご発言願います。
○丸茂委員 僕は、多くて申しわけありません。
一つ、東京港の取扱貨物量の推移と国内主要港との比較。
二つ目には、新海面処分場の埋立計画と処分実績。
三つ目には、東京港臨海道路の予算と決算額。
四つ目が、海上公園の主な施設の利用実績。
五つ目が、島しょ港湾整備費の翌年度繰り越しと不用額調べ。
六つ目が、ジェット高速船の就航状況。
以上六点、お願いいたします。
○こいそ(明)委員 これは、前にもほかで資料が出ているかと思いますが、東京港入港の北朝鮮船籍、中国船籍、パナマ船籍の入港状況。
それから、すべてそれぞれあると思いますが、主な積み荷についてお示しをいただきたいなと。
そしてまたもう一点、関連でありますけれども、たびたび報道にもありますように、東京港からの不法入国者の件数、実態を過去十カ年にわたって資料としてお願いしたいと思います。
○藤井委員 三宅島の噴火以来、島しょにおける三宅島を中心とした港湾局関係のいわゆる復興支援、どういう復興支援をしてきたのかがわかる一覧表をお願いいたします。
○和田委員長 今、三委員、丸茂委員、こいそ委員、藤井副委員長、合計二委員、一副委員長から資料要求がございました。それぞれこれを分科会の資料要求とすることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○和田委員長 異議なしと認めます。理事者においては、要求されました委員と調整の上、提出方をお願い申し上げます。
以上で港湾局関係を終わります。
○和田委員長 これより産業労働局関係に入ります。
初めに、産業労働局長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。
○有手産業労働局長 産業労働局長の有手勉でございます。
和田委員長を初め各委員の皆様方には、日ごろから、産業労働行政全般にわたりまして特段のご指導を賜りまして、厚く御礼申し上げます。
今後とも、事務事業の推進に当たりましては、一層努力してまいる所存でございます。ご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
それでは引き続きまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
総務部長の島田健一でございます。監理団体調整担当参事の佐藤仁貞でございます。産業政策部長の乾敏一でございます。産業力強化担当部長の志賀敏和でございます。産業政策調整担当部長の野口孝でございます。産業政策担当参事の塚田祐次でございます。商工部長の市原博でございます。商工施策担当部長の泉本和秀でございます。金融担当部長の鹿島博之でございます。観光部長の渡辺勉でございます。観光まちづくり担当参事の小宮三夫でございます。農林水産部長の菊地輝雄でございます。農林漁業技術改善担当参事の馬場安男でございます。労働部長の高橋勝でございます。雇用就業推進担当部長の安藤立美でございます。さらに、本委員会との連絡に当たらせていただきます、参事で総務課長事務取扱の猪熊純子でございます。同じく企画調整課長の新保明でございます。
以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
〔理事者あいさつ〕
○和田委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。
○和田委員長 これより決算の審査を行います。
平成十四年度東京都一般会計決算中、産業労働局所管分、平成十四年度東京都中小企業設備導入等資金会計決算、平成十四年度東京都農業改良資金助成会計決算、平成十四年度東京都林業改善資金助成会計決算及び平成十四年度東京都沿岸漁業改善資金助成会計決算を一括して議題といたします。
本件につきまして理事者の説明を求めます。
○有手産業労働局長 平成十四年度決算の審議に当たり、産業労働局の事務事業及び決算の概要についてご説明申し上げます。
平成十四年度の都内経済を振り返りますと、不況型倒産が八五%を超え、低調な生産活動、横ばいの消費が続く中、住宅投資など一部に明るい兆しはございましたが、総じて中小企業を取り巻く環境は大変厳しい状況でした。
一方、雇用情勢を見ますと、東京の完全失業率は、平成十四年の五・六%に比較すると、平成十五年四月から六月期は五・三%と若干持ち直したものの、今後も予断を許さない状況にあります。
こうした状況に的確に対応するため、産業労働局といたしましては、中小企業への支援体制の強化や資金調達の円滑化、雇用・就業の場の確保などを進め、産業に活力を与えるとともに、中小企業や農林水産業の経営と勤労者の生活の安定を図るため、諸施策を強力に推進してまいりました。
本日ご説明させていただきます一般会計の歳入歳出決算総額は、歳入では、予算現額三千百四十一億三千六百五十一万余円、収入済額三千七十四億一千百四十八万余円、収入率九七・九%、歳出では、予算現額三千二百七十七億八千六百十八万余円、支出済額三千百三十三億五百五十九万余円、翌年度繰越額二十九億五千三百九十四万余円、執行率九五・六%となっております。
続きまして、一般会計で実施してまいりました施策の概要についてご説明いたします。
第一に、約二千六百二十二億円を支出いたしました商工業振興費でございます。
中小企業への支援強化策といたしましては、中小企業の資金需要に柔軟に対応するため、いわゆるつなぎ融資及び借りかえ融資を創設するなど積極的な支援に努め、中小企業制度融資により一兆九千三百二十三億円余の融資を行いました。
また、多摩地域における企業、大学、研究機関等の高度な集積を生かして、創業や新事業の創出を実現させるための総合支援拠点である多摩中小企業振興センターを整備いたしました。
商店街振興対策といたしましては、活力ある商店街育成事業や元気を出せ商店街事業など、商店街のハード、ソフト両面にわたる事業を積極的に支援してまいりました。
観光産業の振興につきましては、約十九億円の支出によりまして、観光情報センターの設置など、観光産業振興プランに基づく観光振興策の強化を進めるとともに、多摩、島しょの自然など、さまざまな東京の魅力を生かすための施策を実施いたしました。
第二に、約百六十六億円を支出いたしました農林水産費でございます。
農道、かんがい施設、林道や治山事業及び魚礁などの生産基盤の整備事業を実施いたしました。
また、農林災害対策として、農地、農業用施設及び治山施設等の災害復旧対策等を実施いたしました。
資金調達の支援策といたしまして、生産、加工、流通施設の整備や経営の近代化を図るための資金借り入れに対する利子補給等を実施いたしました。
第三に、約三百十一億円を支出いたしました労働費でございます。
地域雇用・就業対策につきましては、区市と連携して高齢者の就業を促進する、はつらつ高齢者就業機会創出支援事業を開始するなど、関係行政機関や民間団体との連携の強化に努めてまいりました。
特に中高年の雇用・就業対策につきましては、中小企業助っ人千人事業を平成十四年十二月から緊急実施するなど、再就職支援の強化を図ってまいりました。
また、職業能力の開発、向上のための施策といたしましては、求職者や在職者の多様なニーズに沿った公共職業訓練の実施に加え、民間企業が自主的に行う教育訓練に対する支援に努めてまいりました。
次に、特別会計でございますが、中小企業設備導入等資金会計では二十四億四千四百二十九万余円、農業改良資金助成会計では七百七十七万余円、林業改善資金助成会計では一千七百万円、沿岸漁業改善資金助成会計では四千百六万円の貸し付けをそれぞれ実施いたしました。
甚だ簡単でございますが、以上をもちまして平成十四年度決算概要の説明を終わらせていただきます。
なお、詳細につきましては総務部長から説明いたしますので、よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○島田総務部長 私からは、資料に基づきまして決算内容をご説明申し上げます。
お手元にお配りしてございます産業労働局にかかわる決算資料は、一般会計、四つの特別会計の決算説明書の合計五冊でございます。
事項が多岐にわたっておりますので、重点的に説明させていただきます。また、金額につきましては、一万円未満を四捨五入してご説明をさせていただきます。
お手元の資料、東京都一般会計決算説明書をごらんいただきたいと存じます。
三ページから五ページ目までは決算の総括でございます。ただいま局長からご説明申し上げましたので、九ページから始まります、決算、歳入の内訳からご説明を申し上げます。
恐れ入ります、九ページをお開きください。まず、06分担金及び負担金でございます。
その欄の一番右側でございますが、収入率六三・二%となっております。これは、下の欄の2、増減額説明にありますように、産業貿易センター台東館施設改修等工事の実績減により、台東区負担分が減額されたことによるものでございます。
一〇ページをお開きください。07使用料及び手数料は、収入率九二・九%となっております。
内訳といたしまして、01使用料は、収入率九一・〇%となっており、産業技術研究所等の施設利用の実績減などによるものでございます。
一一ページの02手数料は、収入率九八・三%となっており、これは、一三ページにございますように、地域中小企業振興センター等における依頼試験等の実績減などによるものでございます。
恐れ入ります、一四ページをお開きください。08国庫支出金は、収入率七八・五%となっております。
内訳といたしまして、01国庫負担金は、収入率八三・五%となっており、公共職業訓練にかかわる訓練手当等の実績減などによるものでございます。
一五ページの02国庫補助金は、収入率八七・三%となっており、これは、一六ページにありますように、治山災害復旧等における事業実績減などによるものでございます。
一七ページの03委託金は、収入率四八・六%となっており、生涯能力開発等助成給付事業等の実績減などによるものでございます。
一八ページをお開きください。09財産収入は、収入率九九・九%となっております。
二一ページをお開きください。11繰入金は、収入率七四%となっております。これは、各特別会計及び各基金からの繰入金を受け入れたもので、各基金事業の実績減などによるものでございます。
二三ページをお開きください。12諸収入は、収入率一〇〇・六%となっております。諸収入の主なものは、二四ページにありますとおり、中小企業融資資金の預託金の返還金であります貸付金元利収入でございます。
以上が歳入の状況でございます。
引き続きまして、歳出についてご説明を申し上げます。
三七ページをごらんいただきます。産業労働費全体では、当初予算額三千百八十四億四千六百万円と補正予算等の額八十六億五千九百八十五万円の合計でありますところの予算現額三千二百七十一億五百八十五万円に対しまして、支出済額は三千百二十六億二千五百二十六万円、翌年度繰越額が二十九億五千三百九十四万円であり、不用額は百十五億二千六百六十五万円でございました。執行率は九五・六%でございます。
以下、事項別にご説明を申し上げます。
まず、三七ページでございます。02産業労働管理費で、支出済額は十七億八千九百三十六万円、執行率八三・九%であります。これは、産業労働行政に従事する職員の人件費や各種調査等に要した経費でございます。
三九ページをお開きください。03商工業振興費で、支出済額は二千六百二十二億二千二百九十六万円、執行率は九八・七%であります。これは、中小企業の支援及び観光産業の振興に要した経費でございます。
その内訳でございます。四〇ページをお開きください。まず、02経営技術支援費で、執行率九〇・八%であります。これは、中小企業の経営の安定、新たな事業分野へ挑む企業活動への支援、及び観光産業を振興するための観光情報センターの設置などに要した経費でございます。
四二ページをお開きください。03金融事業費で、執行率九九・四%であります。これは、中小企業の金融の円滑化を図るための中小企業制度融資や信用保証料補助に要した経費でございまして、融資実績は一兆九千三百二十三億円でございます。
四三ページをお開きください。04農林水産費で、支出済額は百六十六億三千四百三十九万円、執行率七五・一%となっております。
その内訳として六つの費用がございます。四四ページをお開きください。02農業費は、執行率九二・四%となっており、農業基盤整備事業や農業団体の指導等に要した経費でございます。
四五ページの03林産費は、執行率八六・四%となっており、造林や林道整備、治山事業等に要した経費でございます。
四六ページをお開きください。04水産費は、執行率八三・三%となっており、漁業調整委員会の運営及び漁業基盤整備事業等に要した経費でございます。
四七ページでございます。05緑化推進費は、執行率七七・四%となっており、公共施設等の緑化を推進するために苗木の生産供給に要した経費で、平成十四年度に購入した苗木は二十八万八千五百三十九本でございました。
四八ページをお開きください。06農林災害復旧費は、執行率四一・五%となっており、農地災害復旧、林道災害復旧等に要した経費で、三宅村島内で二酸化硫黄の発生が続き、復旧工事に着手できなかったことなどにより執行率が低くなっております。
四九ページでございます。07小笠原振興費は、執行率九六・九%で、小笠原諸島における農業基盤の整備や漁業振興施設の整備等に要した経費でございます。
五〇ページをお開きください。05労働費で、支出済額は三百十億六千九十七万円で、執行率八六・九%となっております。
その内容でございますが、五一ページ、02労政費は、執行率九〇・一%となっており、労政事務所等で実施している労働相談、勤労者福祉対策等に要した経費でございます。
五二ページをお開きください。03就業促進費は、執行率八七・九%となっており、緊急雇用対策や高年齢者就業センターの運営委託等に要した経費でございます。
五三ページでございます。04職業能力開発費は、執行率七五・七%となっており、職業技術専門校が行っている各種の職業訓練事業等に要した経費でございます。
次に、五五ページをお開きください。06施設整備費で、執行率は七一・二%でございます。内容は、当局が所管しております諸施設の整備に要した経費でございます。
五六ページでございます。18諸支出金でございます。これは、過年度に交付を受けた国庫支出金の受け入れ超過分を国へ返納するため支出したものでございます。
以上が一般会計の内容でございます。
引き続き、特別会計についてご説明を申し上げます。
恐れ入ります、お手元の資料、東京都中小企業設備導入等資金会計決算説明書をごらんいただきたいと存じます。
この会計は、中小企業等の経営基盤の強化に必要な設備の導入資金、及び協同組合を結成し共同化を行う事業に対し低利の資金を貸し付けるものでございます。
一ページでございます。決算の総括でございます。中段にございます歳入では、予算現額百八十九億三百三十九万円、収入済額百八十四億二千九百九十八万円、収入率九七・五%、歳出では、予算現額百八十九億三百三十九万円、支出済額百十一億三千八百三十五万円、執行率五八・九%となっております。
次に、二ページでございます。平成十四年度の歳入は、予算現額に対し、合計で、一番右下の欄でございます、四億七千三百四十万の減となっております。これは、事業収入及び都債の減によるものでございます。
次に、八ページをお開きください。歳出の決算内容がございます。
八ページの設備導入資金、九ページの高度化資金の利用は、景気の低迷等の影響もあり、貸付実績が予算規模を下回ってございます。
次に、東京都農業改良資金助成会計決算説明書をごらんいただきたいと存じます。
この会計は、農業者に対し無利子の資金を貸し付けることにより、農業生産力の増強と農業経営の安定を図るものでございます。
一ページは決算の総括でございます。歳入は、予算現額一億四千七百万円、収入済額一億四千八百九十八万円、収入率一〇一・三%、歳出でございますが、予算現額一億四千七百万円、支出済額五千百六十万円、執行率三五・一%となっております。
二ページでございます。平成十四年度の歳入は、予算現額に対し、合計で百九十八万円の増となっております。これは、貸付金元金収入などの増によるものでございます。
八ページをお開きください。歳出の決算の内訳がございます。
不用額を生じましたのは、貸付実績の減によるものでございます。
恐れ入ります、東京都林業改善資金助成会計決算説明書をごらんいただきたいと存じます。
この会計は、林業従事者に対し無利子の資金を貸し付けることにより、林業経営の安定を図るものでございます。
一ページに決算の総括がございます。歳入では、予算現額三千五百万円、収入済額八千九十六万円、収入率二三一・三%、歳出では、予算現額三千五百万円、支出済額一千七百七万円、執行率四八・八%となっております。
二ページに歳入がございますが、予算現額に対し、合計で四千五百九十六万円の増となっております。これは、繰越金が増加したことによるものでございます。
八ページに歳出の決算の内訳がございます。
不用額が生じましたのは、貸付実績の減によるものでございます。
最後でございますが、東京都沿岸漁業改善資金助成会計決算説明書をごらんいただきたいと存じます。
この会計は、沿岸漁業者に対し無利子の資金を貸し付けることにより、沿岸漁業の経営の安定を図るものでございます。
一ページは決算の総括でございます。歳入では、予算現額五千百万円、収入済額七千六十六万円、収入率一三八・五%、歳出では、予算現額五千百万円、支出済額四千百七十四万円、執行率八一・八%となっております。
二ページに歳入がございますが、予算現額に対し、合計で一千九百六十六万円の増となっております。これは、事業収入及び繰越金の増によるものでございます。
八ページに歳出の決算の内訳がございます。
不用額を生じましたのは、貸付実績の減によるものでございます。
以上、大変雑駁でございますが、平成十四年度決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○和田委員長 説明は終わりました。
この際、資料要求のある方はご発言願います。
○丸茂委員 十点お願いします。
一つは、都及び都扱いの国の借りかえ融資の申し込みと融資実績。
二つ目には、保証協会債権回収株式会社への委託請求件数とその処理状況。
三つ目には、制度融資の貸付実績。
四つ目は、都内工場数の最高時からの推移。
五つ目は、都内商店数の最高時からの推移と、そのうち生鮮三品小売店の推移。
六点目は、元気を出せ商店街事業の申請件数、決定件数とその金額。
七つ目は、技術専門校の各校別の応募と入校者数、並びに委託訓練の実績。
八点目は、中小企業助っ人事業の実績。
九点目は、農地面積及び生産緑地の推移、十年分。
十点目は、公共事業への多摩産材の利用実績。
以上です。
○中村委員 商店街の解散された数と、新たに設立された商店街の件数。任意団体と法人格を持ったものとの別にしてください。
それと、商店の倒産件数、過去五年間の推移をお願いいたします。
また、外国人観光客の都内流入の推移、過去五年間と、昨年一年間の観光案内所の利用者数を、一カ月単位の中で男女別、国別の明細をいただきたい。
また、国内から東京に来られる観光客の流入総数と県別の流入者数の推移をお願いいたします。
○藤井委員 五点お願いいたします。
一つは、創業支援事業について、どういう事業の内容か、その実績がわかるもの。
二点目は、地域工業の活性化事業、これも同じく、内容と実績についてわかるものをお願いします。
三点目は、伊豆諸島の火山地震災害対策の事業で、水産関係と農業関係のそれぞれの内容と実績についてわかるものをお願いします。
四点目に、三宅島のげんき農場及びゆめ農場、オープン以来の実績についてわかるものをお願いいたします。
最後に、大島、八丈島に対する漁業支援事業、どういう事業を行って実績がどうかがわかるものについてお願いをいたします。
以上です。
○新井委員 国都補助金と、それから都の単独補助金、それぞれの一覧と申請数と執行率をお願いします。
○こいそ(明)委員 多摩産の農産物への育成策をどのように図ってきたのか。そしてまた、種別、これは一覧としてご提示いただきたいと思います。
それと、深刻化する雇用でありますけれども、地域雇用、就業対策、諸施策を行ってきたということでありますけれども、その実施に当たって、具体的にその効果、実績、これをはっきりわかるような資料でお出しをいただきたいと思います。
それと、中村さんも資料要求されておりましたけれども、観光情報センター、これは何カ所か設置していますよね。(「三カ所」と呼ぶ者あり)三カ所。この設置に当たって、どのような選定がそこでなされて、そのような箇所になったのかということ。
またそれと別に、観光振興ですけれども、多摩地域の観光振興策を具体的にどのように行ってきたか、それを実績という形でお出しをいただきたいと思います。
以上。
○和田委員長 ただいま丸茂委員、中村委員、藤井副委員長、新井委員、こいそ委員からそれぞれ資料要求がございました。これを分科会の資料要求とすることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○和田委員長 異議なしと認めます。理事者においては、要求されました委員と調整の上、ご提出のほどお願いを申し上げます。
以上で産業労働局関係を終わります。
○和田委員長 これより建設局関係に入ります。
初めに、東京都技監からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。
○小峰東京都技監 東京都技監の小峰良介でございます。
和田委員長を初め委員の皆様には、建設局の事業につきまして、平素よりご理解、ご支援を賜り、まことにありがとうございます。
当局の事業につきましては、適正かつ効率的な運営に努めてまいりますので、委員長を初め委員の皆様のより一層のご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
それでは、当局の幹部職員をご紹介させていただきます。
次長、上條弘人でございます。道路監、岩永勉でございます。理事、多摩ニュータウン事業担当、杉浦浩でございます。総務部長、町格でございます。用地部長、矢口貴行でございます。道路管理部長、須々木亘平でございます。道路建設部長、柿堺至でございます。公園緑地部長、住吉泰男でございます。河川部長、鈴木進でございます。市街地整備部長、石井恒利でございます。多摩ニュータウン事業部長、高西新子でございます。企画担当部長、田中亨でございます。総合調整担当部長、熊谷清でございます。道路保全担当部長、依田俊治でございます。道路計画担当部長、阿部博でございます。調整担当部長、内海正彰でございます。多摩ニュータウン事業技術担当部長、野村孝雄でございます。販売企画担当部長、友繁佳明でございます。参事で公園管理担当、島博文でございます。最後に、当委員会との連絡を担当いたします総務部総務課長、小林清でございます。
以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
〔理事者あいさつ〕
○和田委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。
○和田委員長 これより決算の審査を行います。
平成十四年度東京都一般会計決算中、建設局所管分、平成十四年度東京都新住宅市街地開発事業会計決算、平成十四年度東京都多摩ニュータウン事業会計決算、平成十四年度東京都市街地再開発事業会計決算及び平成十四年度東京都臨海都市基盤整備事業会計決算を一括して議題といたします。
本件につきまして理事者の説明を求めます。
○小峰東京都技監 建設局の平成十四年度決算につきましてご説明いたします。
お手元に配布してございます平成十四年度の決算概要によりまして、ご説明いたします。
一ページをお開きください。最初に、決算の総括でございます。
一般会計につきましては、歳入千七百七十九億七千九百四十二万余円、収入率は八七・八%でございます。歳出五千百四十二億二千三十万余円、執行率は八四・六%でございます。
次は、特別会計でございます。
まず、新住宅市街地開発事業会計ですが、歳入百五十一億五千五百三十三万余円、収入率は一一五・六%、歳出百十四億九千二百五十五万余円、執行率は八七・七%でございます。
次に、多摩ニュータウン事業会計ですが、歳入二百九十二億六千二百五十四万余円、収入率は七二・四%、歳出二百五十五億七千四百三十四万余円、執行率は六三・三%でございます。
次の市街地再開発事業会計ですが、歳入二百八十九億八千百九十六万余円、収入率は九三・八%、歳出二百五十六億千四百三十七万余円、執行率は八二・九%でございます。
最後の臨海都市基盤整備事業会計ですが、歳入三十二億千九百七十八万余円、収入率は五一・一%、歳出三十二億千九百七十八万余円、執行率は五一・一%でございます。
次に、二ページをごらんください。主要事業の概要をご説明いたします。
まず、一般会計のうち道路事業でございますが、道路の新設、拡幅につきましては、環状八号線や放射九号線など区部の環状、放射方向の道路や、調布保谷線や府中所沢鎌倉街道線など多摩の南北方向の道路などの、道路ネットワークを形成する上で緊急性の高い都市計画道路を重点に整備を進め、十四・二キロが完成いたしました。
既存の道路につきましては、歩道整備や路面補修などを実施するとともに、交通渋滞緩和に効果の大きい交差点すいすいプラン一〇〇を推進し、福生市の牛浜交差点など九カ所が完成いたしました。
また、橋梁の整備につきましては、多摩川中流部にかかる多摩川原橋などの整備促進を図るとともに、橋梁の新設やかけかえを進め、狛江市の多摩水道橋、豊島区の目白橋が完成いたしました。
連続立体交差事業につきましては、踏切による交通渋滞と地域分断の解消を図るため、JR中央線や小田急小田原線などで事業を推進するとともに、踏切すいすい事業では、京王線調布駅付近の鶴川街道において調布鶴川陸橋が完成し、渋滞の解消を図りました。
新交通システムの整備についてでございますが、日暮里・舎人線において用地取得や支柱及びけたの架設工事などを実施するとともに、東京臨海新交通につきましては、延伸部のけた架設工事などを実施いたしました。
次に、河川事業でございます。
中小河川の改修についてですが、一時間五〇ミリ程度の降雨に対処するため、神田川、空堀川などで改修を進め、約二キロの護岸が完成いたしました。
高潮防御施設の整備では、東部低地帯や城南地域において防潮堤や護岸の整備を進めるとともに、江東内部河川では耐震護岸の整備を推進いたしました。また、隅田川では、堤防の耐震性を高め、あわせて、水辺に親しめる環境を創出するスーパー堤防やテラスの整備を実施いたしました。
中川、旧江戸川などにおきましては、緊急耐震対策事業を推進いたしました。
次は、三ページの公園事業でございます。
都立公園の整備につきましては、祖師谷公園、和田堀公園などで造成を行い、武蔵国分寺公園の一部など約十四・三ヘクタールを追加開園いたしました。
既設の公園につきましては、篠崎公園などを整備いたしました。
動物園につきましては、ズーストック計画を進めるとともに、恩賜上野動物園において象舎の建物工事が完了いたしました。
また、霊園につきましては、多磨霊園で合葬式墓地を整備いたしました。
次は、土地区画整理事業でございます。
汐留地区、新砂地区、篠崎駅東部地区、花畑北部地区などでは、建物移転や街路築造工事などを、また、秋葉原地区、六町地区では建物移転などを行い、事業を推進いたしました。
次の新都市開発関連公共事業でございますが、多摩ニュータウン区域及び周辺部におきまして、南多摩尾根幹線で街路整備工事や用地取得を、小山公園で造成工事などを行いました。
次は生活再建対策でございますが、公共事業の施行に伴う用地取得を円滑に進めるため、生活再建資金の貸し付けや代替地の提供などを行いました。
また、災害復旧事業ですが、三宅島火山活動や新島・神津島近海地震などにより被害を受けた道路の復旧や砂防ダムの設置などを行いました。
次は、特別会計の新住宅市街地開発事業会計でございますが、造成地の引き継ぎに必要な工事や公園緑地の整備などを行いました。
また、多摩ニュータウン事業会計ですが、多摩ニュータウン区域内の宅地の購入や販売、相原小山土地区画整理事業で造成や整地などを行いました。
次は、四ページの市街地再開発事業会計でございます。
白鬚西地区、亀戸・大島・小松川地区、赤羽北地区において、用地取得や、道路などの公共施設工事や施設建築物工事を実施するとともに、保留床の処分などを行いました。
最後になりますが、臨海都市基盤整備事業会計でございますが、土地区画整理事業により整備を進めております豊洲地区及び有明北地区におきまして、道路内支障物の撤去や埋設管の敷設などを行いました。
以上が決算の概要でございます。
詳細につきましては、総務部長よりご説明いたしますので、よろしくお願いいたします。
○町総務部長 引き続きまして、詳細についてご説明申し上げます。
各委員のお手元には、ただいま都技監からご説明いたしました平成十四年度の決算概要のほかに、一般会計歳入歳出主要事項決算説明資料、一般会計歳入歳出決算説明書、特別会計歳入歳出決算説明書の三点の資料を配布させていただいております。
そのうちの一般会計歳入歳出主要事項決算説明資料によりまして、まず、一般会計につきましてご説明をさせていただきます。
一ページをお開き願います。歳入決算総括表でございます。歳入のうち当局の所管する特定財源を款別に、また、次の二ページの歳出決算総括表には、歳出を款項別にそれぞれ取りまとめて記載してございます。歳入歳出の決算総額につきましては、ただいま都技監からご説明申し上げたとおりでございます。
それでは、歳入の内容からご説明申し上げます。
三ページをお開き願いたいと存じます。分担金及び負担金でございます。収入済額はBの欄でございますが、百三十一億八千七百八十八万余円、収入率は一〇一・二%でございます。
内訳といたしまして、街路整備費は、右側の説明欄に記載してございますとおり、小田急小田原線などの連続立体交差工事に伴う地元区市の負担金などを収入したものでございます。
次の首都高速道路関連街路整備費は、関連街路、附属街路整備事業に伴う首都高速道路公団からの負担金を収入したものでございます。
次の中小河川整備費は、橋梁のかけかえ工事に係る負担金などを収入したものでございます。
四ページをお開き願います。使用料及び手数料でございます。収入済額は二百十四億七千九百十六万余円、収入率は九九・三%でございます。
内訳といたしまして、道路占用料及び河川敷地占用は、道路法や河川法などに基づく占用料を、公園及び附属施設は、東京都立公園条例などに基づく都立公園及び有料施設の使用料を収入したものでございます。
五ページをお開き願います。国庫支出金でございます。収入済額は九百三十九億九千百七十五万余円、収入率は七六・三%でございます。
街路整備事業、中小河川整備事業などに対する国庫支出金を、それぞれの補助率に基づき収入したものでございます。
街路整備事業につきましては、国の補正予算に伴う追加事業の多くを翌年度に繰り越したことなどから、収入率は四三・七%となっております。
七ページをお開き願います。財産収入でございます。収入済額は三百七十四億一千八百三十八万余円、収入率は一一二・六%でございます。
主な内訳といたしまして、まず建物賃貸料は、市街地改造ビルや市街地再開発ビルのうち、東京都が家主となっている都有床や駐車場の賃貸料を収入したものでございます。
次の代替地売り払い収入は、公共事業の施行に伴う代替地の売り払い代金を収入したもので、契約件数が減少したことから、収入率は五八・二%となっております。
また、区画整理事業用地売り払い収入は、区画整理事業用地の売り払い代金を収入したものでございます。
八ページをお開き願います。繰入金でございまして、収入済額は五十五億三千五十三万余円、収入率は八七・〇%でございます。この繰入金は、当局の事業執行に伴い、公営企業会計などからの負担金を収入したものでございます。
まず、街路整備費は、東京臨海新交通臨海線などの整備に伴う開発者負担金を収入したもので、次の公園管理費は、スポーツ施設の予約業務に伴う港湾局所管施設に係る負担金を収入したものでございます。
また、区画整理費は、土地区画整理事業に伴う下水道事業の負担金を収入したものでございます。
九ページをお開き願います。諸収入でございます。収入済額は六十三億七千百七十万余円、収入率は一二一・〇%でございます。
まず、生活再建資金ですが、公共事業の施行により移転された方への貸付金の元金及び利子を収入したものでございます。
次の道路補修費は、地下埋設物工事のため掘削された道路の復旧工事に伴う負担金を収入したものでございます。
続いて清算金収入でございますが、土地区画整理事業に伴う清算徴収金を収入したものでございます。
以上で歳入の説明を終わりまして、次に、歳出についてご説明申し上げます。
一〇ページをお開き願います。歳出につきましても、予算科目、支出済額、執行率などを中心にご説明申し上げます。
まず、土木管理費でございます。支出済額はBの欄でございますが、二百六十七億一千四百九十二万余円、執行率は九六・七%、支出済額に翌年度への繰越額を合わせますと、同じく九六・七%でございます。
主な内訳といたしまして、まず土木補助費は、福生市外三十四市町村が施行する土木事業に対する都の補助金を支出したものでございます。
次の生活再建資金貸付費は、公共事業の施行に伴い、建築物の移転や土地の購入を必要とされた方に対し貸付金を支出したものでございます。
代替地購入費は、公共事業の施行に伴い、移転を余儀なくされた方々に提供する代替地を取得するための経費を支出したものでございます。
一一ページをお開き願います。道路橋梁費でございます。支出済額は二千九百九十四億四千四百二十六万余円、執行率は八二・四%、繰越額を合わせますと九八・〇%でございます。
内訳といたしまして、道路補修費は、日本橋芝浦大森線外三百十八カ所の路面の補修などに要する経費を支出したものでございます。
交通安全施設費は、三十四カ所の交差点の改良や、約四・四キロの歩道の整備などに要する経費を支出したものでございます。
一二ページをお開き願います。道路整備費は、八王子あきる野線外五十四カ所の道路の整備に要する経費を支出したものでございます。
街路整備費は、保谷三・二・六号線外百六十四カ所の都市計画街路の整備に要する経費を支出したものでございます。
一三ページをお開き願います。橋梁整備費は、橋梁のかけかえなどに要する経費を支出したもので、完成した橋は、多摩水道橋、目白橋、継続中の橋は、札の辻橋外十五橋でございます。
一四ページをお開き願います。河川海岸費でございます。支出済額は六百九十二億三千五百十九万余円、執行率九三・六%、繰越額を合わせますと九九・〇%でございます。
内訳といたしまして、中小河川整備費は、神田川外二十三河川の改修に要する経費を支出したものでございます。
一五ページをお開き願います。高潮防御施設費は、石神井川外十二河川の高潮防御施設、江東内部河川、スーパー堤防の整備などに要する経費を支出したものでございます。
一六ページをお開き願います。公園霊園費でございます。支出済額は五百二十一億八百三十三万余円、執行率七五・〇%、繰越額を合わせますと一〇〇・〇%でございます。
このうち公園整備費は、祖師谷公園外十六公園の造成や用地取得などを実施したものでございます。
一七ページをお開き願います。都市改造費でございます。支出済額は五百二十七億一千三百五十三万余円、執行率八八・五%、繰越額を合わせますと九三・一%でございます。
このうち区画整理費は、篠崎駅東部地区外八地区の土地区画整理事業及び区画整理清算などに要する経費を支出したものでございます。
一八ページをお開き願います。ニュータウン事業費でございます。支出済額は百三十九億八千百二万余円、執行率九九・六%、繰越額を合わせますと一〇〇・〇%でございます。
主な内訳といたしまして、まず新都市開発関連公共事業費は、街路や公園などの公共施設整備に要する経費を支出したものでございます。
次の土地区画整理事業費は、西国分寺地区外一地区、一地域の土地区画整理事業に要する経費を支出したものでございます。
以上で一般会計の説明を終わりまして、次に、特別会計の説明に移らせていただきます。
特別会計につきましては、お手元の資料、一番下にあると思いますけれども、特別会計歳入歳出決算説明書をごらんいただきたいと存じます。
まず、表紙にございますとおり、建設局所管分といたしまして、東京都新住宅市街地開発事業会計、東京都多摩ニュータウン事業会計、東京都市街地再開発事業会計、東京都臨海都市基盤整備事業会計の四会計がございます。
まず、新住宅市街地開発事業会計でございます。
恐縮でございますが、ページの記載位置が、この冊子、右上になってございますが、表紙、目次、決算の総括とおめくりいただきまして、二ページからご説明をさせていただきます。
まず、歳入でございます。表の最下段、計の欄の中央に記載してございますように、収入済額は百五十一億五千五百三十三万余円、収入率は一一五・六%でございます。
四ページをごらん願います。歳出は、支出済額百十四億九千二百五十五万余円、執行率は八七・七%でございます。
それでは、歳入歳出の内訳につきまして、まず歳入からご説明を申し上げます。
五ページをお開き願います。分担金及び負担金でございます。下段の執行概要説明に記載してございますとおり、新住宅市街地開発事業に伴う街路整備事業などの負担金を収入したものでございます。
次の六ページと七ページは、使用料及び手数料でございまして、多摩ニュータウン事業用地の使用許可に伴う使用料を収入したものでございます。
八ページをお開き願います。国庫支出金でございまして、公共下水道整備事業に対する国庫支出金を収入したものでございます。
次の九ページと一〇ページは、財産収入でございます。宅地等の売り払い代金を収入したものでございます。
次の一一ページと一二ページの繰入金は、庁舎の維持管理などに充当する一般会計及び多摩ニュータウン事業会計からの繰入金を収入したものでございます。
次の一三ページからは諸収入でございまして、預金利子や公園緑地整備に伴う地元市からの受託費などを収入したものでございます。
二〇ページをお開き願います。繰越金でございますが、前年度における本会計の収支残高を繰り越したものでございます。
次は、歳出でございます。
二一ページをお開き願います。新住宅市街地開発費の管理費は、本事業に従事する職員の給与などに要する経費を支出したものでございます。
二二ページをお開き願います。宅地造成費でございまして、宅地造成及び公園緑地整備に要する経費を支出したものでございます。
二四ページをお開き願います。公共施設整備費でございまして、公共下水道整備や関連公共施設等施行者負担金などに要する経費を支出したものでございます。
右の二五ページをごらん願います。公債費会計繰出金でございまして、本事業に係る都債の償還に要する経費を支出したものでございます。
続きまして、多摩ニュータウン事業会計についてご説明申し上げます。
二七ページは決算の総括でございますので、二八ページからご説明いたします。
まず、歳入でございます。表の最下段の計の欄、中央に記載してございますように、収入済額は二百九十二億六千二百五十四万余円、収入率は七二・四%でございます。
三〇ページをお開き願いたいと思います。歳出でございます。支出済額は二百五十五億七千四百三十四万余円、執行率は六三・三%でございます。
それでは、歳入歳出の内訳につきまして、まず歳入からご説明いたします。
三一ページをお開き願います。分担金及び負担金でございます。多摩ニュータウン事業の宅地造成工事などに伴う負担金の収入に備えて計上しておりましたが、事例がございませんでした。
次の三二ページからは、使用料及び手数料でございまして、事業用地の使用許可に伴う使用料などを収入したものでございます。
三五ページをお開き願います。国庫支出金でございます。多摩ニュータウン事業に対する国庫支出金の収入を予定しておりましたが、収入がございませんでした。
次の三六ページからは財産収入でございまして、宅地の売り払い代金などを収入したものでございます。
三九ページをお開き願います。繰入金でございます。多摩ニュータウン事業に充当する一般会計からの繰入金を収入したものでございます。
次の四〇ページからは諸収入でございまして、預金利子や契約違約金などを収入したものでございます。
四八ページをお開き願います。都債でございます。多摩ニュータウン事業に充当する都債を収入したものでございます。
四九ページをごらん願います。繰越金でございます。前年度における本会計の収支残高を繰り越したものでございます。
次に、歳出でございます。
五一ページをお開き願います。ニュータウン事業費の管理費は、本事業に従事する職員の給与などに要する経費を支出したものでございます。
五二ページをお開き願います。宅地販売事業費でございまして、宅地の購入や販売などに要する経費を支出したものでございます。
右の五三ページをごらん願います。相原小山区画整理費でございまして、相原小山土地区画整理事業における公園整備などに要する経費を支出したものでございます。
次の五四ページをお開き願います。公債費会計繰出金でございまして、本事業に係る都債の償還に要する経費を支出したものでございます。
次に、市街地再開発事業会計についてご説明申し上げます。
五五ページからは決算の総括でございますので、五六ページからご説明申し上げます。
まず、歳入でございます。表の最下段の計の欄、中央に記載してございますように、収入済額は二百八十九億八千百九十六万余円、収入率は九三・八%でございます。
五八ページをお開き願います。歳出でございます。支出済額は二百五十六億一千四百三十七万余円、執行率は八二・九%でございます。
それでは、歳入歳出の内訳につきまして、まず歳入からご説明いたします。
五九ページをお開き願います。分担金及び負担金でございます。白鬚西地区などにおいて、公共施設管理者負担金などを収入したものでございます。
次の六〇ページからは使用料及び手数料でございまして、事業用地の使用料や証明閲覧の手数料などを収入したものでございます。
六三ページをお開き願います。このページからは財産収入でございます。仮設店舗の建物賃貸料や、特定施設建築物の敷地及び保留床の分譲代金を収入いたしたものでございます。
六六ページをお開き願います。繰入金でございます。市街地再開発事業に充当する一般会計及び都市再開発事業会計からの繰入金を収入したものでございます。
六八ページからは諸収入でございまして、預金利子や清算徴収金などを収入したものでございます。
七七ページをお開き願います。繰越金でございます。前年度における本会計の収支残高を引き継いだもので、繰越額は、十四年度に新設した都市再開発事業会計へ引き継いだ現金を除いた額となっております。
次は、歳出でございます。
七九ページをお開き願います。市街地再開発事業の管理費は、本事業に従事する職員の給与などに要する経費を支出したものでございます。
八〇ページをお開き願います。再開発費は、白鬚西地区外二地区の市街地再開発事業に係る公共施設の整備、施設建築物の建設、用地補償などに要する経費を支出したものでございます。
八二ページをお開き願います。公債費会計繰出金でございまして、本事業に係る都債償還に要する経費を支出したものでございます。
続きまして、臨海都市基盤整備事業会計についてご説明申し上げます。
八三ページは決算の総括でございますので、八四ページからご説明いたします。
まず、歳入でございます。表の最下段の計の欄、中央に記載してございますように、収入済額は三十二億一千九百七十八万余円、収入率は五一・一%でございます。
次の八五ページをごらん願います。歳出でございます。支出済額は三十二億一千九百七十八万余円、執行率は五一・一%でございます。
それでは、歳入歳出の内訳につきまして、まず歳入からご説明いたします。
八七ページをお開き願います。使用料及び手数料でございまして、証明閲覧の手数料などの収入を予定しておりましたが、収入がございませんでした。
八九ページからは繰入金でございます。臨海都市基盤整備事業に充当する一般会計などからの繰入金を収入したものでございます。
九二ページをお開き願います。諸収入でございまして、預金利子などを収入したものでございます。
九四ページをお開き願います。都債でございまして、臨海都市基盤整備事業に充当する都債を収入したものでございます。
九五ページの繰越金は、前年度における本会計の収支残高を繰り越したものでございます。
次は、歳出でございます。
九七ページをお開き願います。臨海都市基盤整備事業の管理費は、本事業に従事する職員の給与などに要する経費を支出したものでございます。
次の九八ページをお開き願います。開発費でございまして、有明北地区の埋設管の敷設などに要する経費を支出したものでございます。
執行率が四九・六%となっておりますが、その主な理由といたしましては、有明北地区において関係機関との調整に日時を要したため、道路改築工事の一部が先送りとなったことなどによるものでございます。
一〇〇ページをお開き願います。公債費会計繰出金でございまして、本事業に係る都債の償還に要する経費を支出したものでございます。
以上をもちまして、当局所管の平成十四年度決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○和田委員長 説明は終わりました。
この際、資料要求のある方はご発言願います。
○こいそ(明)委員 まず、いずれもこれは多摩地区ということになるわけでありますけれども、多摩地区の都立公園の整備実績、これを十カ年。公園協会への委託件数、各年度における管理委託料を十カ年であります。
それと二点目は、多摩ニュータウン、街路、河川、公園緑地、公共施設整備の実績と、各用地取得における取得状況実績に関する資料。
それと、多摩ニュータウン事業区域内の区画整理でありますけれども、とりわけ坂浜平尾地区の進捗状況について。
また、宅地販売における実績をお願いします。
もう一点は、多摩地区の中小河川の整備状況と歩道整備に関する実績。これは、いずれにしても南多摩地区に限定して十カ年でお願いします。
○丸茂委員 八点お願いします。
一つは、骨格幹線道路と幹線道路と生活密着型道路の予算と決算額の推移、十年分。
二つ目は、国直轄事業負担金の決算額の推移、十年分。
三つ目は、道路補修費の予算と決算額の推移、十年分。
四点目は、歩道の整備状況、十年分。
五点目は、交差点すいすいプラン一〇〇の進捗状況と今後の計画。
六点目は、都立公園の整備費及び管理費の実績、十年分。
七点目は、二十三区内の都施行土地区画整理事業及び市街地再開発事業の現状と進捗状況。
八点目は、局の緊急雇用対策事業の実績。
以上です。
○藤井委員 三点お願いします。
都内における鉄道の連続立体交差事業、現在の状況がわかるものについてお願いいたします。
二番目、京浜急行の立体交差化事業の今までの経過がわかるもの、現状についての資料をお願いいたします。
三番目に、これらの立体交差事業に伴います立ち退き対象、立ち退きを迫られた世帯のその後の転居状況がどうなっているのか。例えば、金銭補償でほかのところに移った、あるいは代替地を提供して移った、あるいは、都営住宅を希望されたのでそちらに移ったなど、それぞれの転出先状況がわかるものについてお願いします。
以上です。
○新井委員 三点です。まず二点は、多摩ニュータウンに関してなんですけれども、東京都、そして公団と各市が結んでいる未利用地開発に関するルールですけれども、このルールの運用実態を教えてください。
それから、十四年度末のニュータウンにおける未利用地の一覧。
三点目は、こいそ委員も請求なさいました、多摩地域における公園の整備実績をお願いします。
○和田委員長 ほかによろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○和田委員長 それでは、こいそ委員、丸茂委員、藤井副委員長、新井委員から資料要求がございましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○和田委員長 異議なしと認めます。理事者においては、要求されました委員と調整の上、ご提出をお願いいたします。
以上で建設局関係を終わります。
これをもちまして本日の分科会を閉会いたします。
午後三時六分散会
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