各会計決算特別委員会速記録第二号

平成十四年十月四日(金曜日)
第十二委員会室
   午後一時三分開議
 出席委員 二十九名
委員長桜井  武君
副委員長野村 有信君
副委員長大木田 守君
副委員長坂口こうじ君
理事中西 一善君
理事真木  茂君
理事松原 忠義君
理事森田 安孝君
理事大山とも子君
理事古賀 俊昭君
谷村 孝彦君
秋田 一郎君
執印真智子君
山下 太郎君
長橋 桂一君
ともとし春久君
小美濃安弘君
臼井  孝君
花輪ともふみ君
かち佳代子君
小松 恭子君
中嶋 義雄君
倉林 辰雄君
福島 寿一君
古館 和憲君
三原 將嗣君
真鍋よしゆき君
小林 正則君
矢部  一君

欠席委員 二名

 出席説明員
出納長室出納長大塚 俊郎君
副出納長中路 有一君
副出納長宮原 恒男君

本日の会議に付した事件
 平成十三年度東京都各会計歳入歳出決算の認定について
  平成十三年度決算概要(説明)
  ・平成十三年度東京都一般会計決算
  ・平成十三年度東京都特別区財政調整会計決算
  ・平成十三年度東京都地方消費税清算会計決算
  ・平成十三年度東京都小笠原諸島生活再建資金会計決算
  ・平成十三年度東京都母子福祉貸付資金会計決算
  ・平成十三年度東京都心身障害者扶養年金会計決算
  ・平成十三年度東京都中小企業設備導入等資金会計決算
  ・平成十三年度東京都農業改良資金助成会計決算
  ・平成十三年度東京都林業改善資金助成会計決算
  ・平成十三年度東京都沿岸漁業改善資金助成会計決算
  ・平成十三年度東京都と場会計決算
  ・平成十三年度東京都都営住宅等保証金会計決算
  ・平成十三年度東京都都市開発資金会計決算
  ・平成十三年度東京都用地会計決算
  ・平成十三年度東京都公債費会計決算
  ・平成十三年度東京都新住宅市街地開発事業会計決算
  ・平成十三年度東京都多摩ニュータウン事業会計決算
  ・平成十三年度東京都市街地再開発事業会計決算
  ・平成十三年度東京都臨海都市基盤整備事業会計決算

○桜井委員長 ただいまから平成十三年度各会計決算特別委員会を開会いたします。
 初めに、一言ごあいさつを申し上げます。
 本日から、さきにご決定いただきました実施要領及び審査日程に従いまして平成十三年度決算の審査を進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
 なお、決算審査の参考資料として、平成十三年度予算の審議等における懸案事項の措置状況調をお手元に配布してあります。後ほどご参照願います。
 質疑に関して、各委員の皆様にお願いいたします。
 本委員会は決算の審査であり、お忙しい中での日程でもありますので、質疑の際は、平成十三年度決算の審査から逸脱しないよう、委員長として特にお願いをいたしたいと思います。ご協力のほど、お願い申し上げます。
 本日は、決算審査の第一回目でございますので、平成十三年度会計決算について出納長から説明を聴取いたします。
 なお、局別の説明聴取と資料要求は、本委員会終了後、それぞれの分科会に分かれて行いますので、ご了承願います。
 この際、理事者の皆様に申し上げます。
 過日の委員会で決定いたしました実施要領の中で理事者にかかわるものについては、各局へも周知徹底されますよう、よろしくお願いいたします。
 それでは、出納長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。

○大塚出納長 出納長の大塚俊郎でございます。一言ごあいさつを申し上げます。
 委員長初め各委員の皆様方、平成十三年度一般会計及び特別会計の決算についてのご審議、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 なお、ただいま委員長からいただきました委員会及び分科会の運営に関するご要望につきましては、直ちに各局に対してその趣旨を周知徹底をいたしまして、審議が円滑に行われますよう、万全を尽くしてまいります。
 それでは、私どもの幹部職員を紹介をさせていただきます。
 副出納長の中路有一でございます。警視庁、東京消防庁担当副出納長の宮原恒男でございます。本委員会と各局との連絡調整を担当いたします総務課長の堀内宣好、会計企画課長の白戸英治でございます。
 なお、参事、会計制度担当の岳野尚代は、所用のため本日の委員会を欠席をさせていただきます。どうかよろしくお願いを申し上げます。
   〔理事者あいさつ〕

○桜井委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○桜井委員長 これより決算の審査を行います。
 平成十三年度東京都各会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 決算の概要について、理事者の説明を求めます。

○大塚出納長 平成十三年度の歳入歳出決算の概要につきまして、お手元の平成十三年度各会計歳入歳出決算概要によりましてご説明を申し上げます。
 本委員会でご審議をいただきますのは、出納長所管の平成十三年度の一般会計及び特別区財政調整会計等十八の特別会計についての歳入歳出決算でございます。
 一ページをお開きいただきたいと存じます。一般会計及び特別会計の歳入歳出決算額の総括表でございます。
 まず一般会計につきましては、歳入決算額が六兆三千百一億三千七百万余円、歳出決算額が六兆二千十六億一千万余円で、歳入から歳出を差し引いた差額は、一千八十五億二千七百万余円となっております。
 また、十八の特別会計を合わせた歳入決算額は、三兆五千四百四十六億四千二百万余円、歳出決算額が三兆四千七百六十三億五千五百万余円で、その差額は六百八十二億八千六百万余円となっております。
 これら一般会計及び十八の特別会計を合計した歳入決算額は、九兆八千五百四十七億七千九百万余円、歳出決算額は九兆六千七百七十九億六千五百万余円であり、その差額は一千七百六十八億一千三百万余円となっております。
 各会計の差額は、翌平成十四年度に繰り越しをいたしました。
 次に、二ページ及び三ページの会計別決算総括表についてご説明を申し上げます。
 この表は、予算現額と収入済額、支出済額等を比較をしたものでございます。
 まず最上段の一般会計でございますが、二ページの歳入では、予算現額が六兆四千五百八十四億三千五百万余円、収入済額は六兆三千百一億三千七百万余円で、予算現額に対しまして一千四百八十二億九千七百万余円下回り、予算現額に対する収入済額の割合は九七・七%となっております。
 また、三ページの歳出でございますけれども、予算現額が六兆四千五百八十四億三千五百万余円、支出済額が六兆二千十六億一千万余円、翌年度繰越額が一千八十九億七千七百万余円、不用額は一千四百七十八億四千七百万余円で、予算現額に対する支出済額の割合は九六・〇%となっております。
 次に、特別会計についてご説明申し上げます。
 二ページの下から二段目でございますけれども、十八の特別会計を合計いたしますと、歳入では、予算現額が三兆六千二百六十八億三千四百万余円、収入済額は三兆五千四百四十六億四千二百万余円で、予算現額に対しまして八百二十一億九千二百万余円下回り、予算現額に対する収入済額の割合は九七・七%となっております。
 また、三ページの歳出につきましては、予算現額が三兆五千九百八十四億三千六百万余円、支出済額が三兆四千七百六十三億五千五百万余円、翌年度繰越額が九億八千五百万余円、不用額は千二百十億九千五百万余円で、予算現額に対する支出済額の割合は九六・六%となっております。
 これら一般会計及び十八の特別会計を合計いたしますと、二ページの最下段でございますけれども、歳入では、予算現額が十兆八百五十二億六千九百万余円、収入済額は九兆八千五百四十七億七千九百万余円で、予算現額に対しまして二千三百四億八千九百万余円下回り、予算現額に対する収入済額の割合は九七・七%となっております。
 また、三ページの歳出につきましては、予算現額が十兆五百六十八億七千百万余円、支出済額が九兆六千七百七十九億六千五百万余円、翌年度繰越額が一千九十九億六千三百万余円、不用額は二千六百八十九億四千二百万余円で、予算現額に対する支出済額の割合は九六・二%となっております。
 なお、次の四ページ及び五ページに、一般会計の歳入歳出を款別にお示しをしてございますので、後ほどごらんをいただきたいと存じます。
 以上が出納長の所管いたします一般会計及び特別会計の歳入歳出決算の概要でございます。
 続きまして、平成十三年度各会計歳入歳出決算の実質収支についてご説明を申し上げます。
 六ページをお開きいただきたいと存じます。
 まず上段の一般会計でございますが、先ほど申し上げましたとおり、歳入総額から歳出総額を差し引いた形式収支は、一千八十五億二千七百万余円となっております。これから、繰越明許費繰越額と事故繰越繰越額を合わせた、翌年度へ繰り越すべき財源である三百八十三億六千六百万余円を差し引いた実質収支額は、七百一億六千万余円となっております。
 同様に、中段の特別会計につきましては、形式収支が六百八十二億八千六百万余円となり、これから翌年度へ繰り越すべき財源として六億八千七百万余円を差し引いた実質収支額は、六百七十五億九千九百万余円となっております。これら一般会計と特別会計を合計をいたしました実質収支額は、最下段のとおりでございますが、一千三百七十七億五千九百万余円となっております。
 なお、これに関連をいたしまして、本年八月に財務局が発表いたしました普通会計決算では、実質収支が百億円の赤字となっております。昨年度の六百七十八億円の赤字に比べますと、額は縮小しておりますけれども、四年連続の赤字となっております。ご案内のとおり、普通会計決算は、各地方公共団体の財政状況の把握や、地方財政全体の分析等に用いるため、総務省の定める基準により作成されるものでございます。
 この普通会計決算の実質収支額と出納長の決算における実質収支額とが異なるのは、出納長の決算における実質収支額が、翌年度へ繰り越すべき財源として、地方自治法等で定められました繰越明許費及び事故繰越の財源のみを計上するのに対して、普通会計決算では、これに加えて、事業繰越及び支払い繰り延べの財源も計上をしているためでございます。これは制度としてそういうふうになっております。
 最後に、平成十三年度末における財産について申し上げます。
 七ページ及び八ページの財産総括表をごらんいただきたいと存じます。
 地方自治法で定められました財産は、七ページの公有財産、八ページの物品、債権、基金の四種類でございまして、財産の区分ごとに、平成十三年三月末現在高、決算年度中増減高及び平成十四年三月末現在高をお示ししてございます。
 それぞれの内容につきまして、後ほどごらんをいただきたいと存じます。
 以上をもちまして、平成十三年度各会計歳入歳出決算概要の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどをお願い申し上げます。

○桜井委員長 説明は終わりました。
 この際、各分科会委員長に申し上げます。
 分科会における局別質疑終了後は、速やかに審査報告書を提出されますようお願いいたします。
 以上をもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時十六分散会

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