各会計決算特別委員会速記録第二号

平成十三年十月十日(水曜日)
   午後一時四分開議
 出席委員 二十九名
委員長小山 敏雄君
副委員長東野 秀平君
副委員長宮崎  章君
副委員長馬場 裕子君
理事織田 拓郎君
理事いなば真一君
理事高島なおき君
理事吉野 利明君
理事大塚 隆朗君
理事大山とも子君
高橋かずみ君
大西由紀子君
初鹿 明博君
小磯 善彦君
野上じゅん子君
萩生田光一君
林田  武君
山口 文江君
清水ひで子君
三宅 茂樹君
相川  博君
古館 和憲君
丸茂 勇夫君
前島信次郎君
星野 篤功君
花川与惣太君
木内 良明君
桜井  武君
尾崎 正一君

 欠席委員 二名

 出席説明員
出納長室出納長大塚 俊郎君
副出納長小泉 克已君
副出納長宮原 恒男君
会計制度担当部長中路 有一君

本日の会議に付した事件
 平成十二年度東京都各会計歳入歳出決算の認定について
  平成十二年度決算概要

○小山委員長 ただいまから平成十二年度各会計決算特別委員会を開会いたします。
 初めに、一言ごあいさつを申し上げます。
 本日から、さきにご決定をいただきました実施要領及び審査日程に従いまして平成十二年度決算の審査を進めてまいりたいと思います。よろしくお願いをいたします。
 なお、決算審査の参考資料として、平成十二年度予算の審議等における懸案事項の措置状況調をお手元に配布してございます。後ほどご参照願います。
 質疑に関して、各委員の皆様方にお願いをいたします。
 本委員会は決算の審査であり、お忙しい中での日程でもございますので、質疑の際は、平成十二年度決算の審査から逸脱しないよう、委員長として特にお願いを申し上げておきます。ご協力のほどお願いを申し上げます。
 本日は、決算審査の第一回目でございますので、平成十二年度会計決算について出納長から説明を聴取いたします。
 なお、局別の説明聴取と資料要求は、本委員会終了後、それぞれの分科会に分かれて行いますので、ご了承を願います。
 この際、理事者の皆様に申し上げます。
 過日の委員会で決定いたしました実施要領の中で、理事者にかかわるものについては各局へも周知徹底されますよう、よろしくお願いを申し上げます。
 それでは、出納長からあいさつ並びに幹部職員のご紹介がございます。

○大塚出納長 出納長の大塚俊郎でございます。
 平成十二年度各会計歳入歳出決算のご審議をいただくに当たり、一言ごあいさつを申し上げます。
 委員長初め各委員の皆様方には、本日から一般会計及び特別会計の決算についてご審議をいただくわけでございます。どうかよろしくお願いを申し上げます。
 なお、ただいま委員長からいただきました委員会及び分科会の運営に関するご要望につきましては、直ちに各局に対してその趣旨を周知徹底いたしまして、委員の皆様方の円滑な審議に資するよう、全力を尽くしてまいる所存であります。
 それでは、私どもの幹部職員をご紹介申し上げます。
 副出納長の小泉克巳でございます。警視庁・東京消防庁担当副出納長の宮原恒男でございます。会計制度担当部長の中路有一でございます。そして、本委員会と各局との連絡調整を担当いたします総務課長の堀内宣好、会計企画課長の白戸栄治でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者あいさつ〕

○小山委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○小山委員長 これより決算の審査を行います。
 平成十二年度東京都各会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 決算の概要について理事者の説明を求めます。

○大塚出納長 平成十二年度の歳入歳出決算の概要について、お手元の平成十二年度各会計歳入歳出決算概要によりまして、ご説明を申し上げます。
 本委員会でご審議をいただきますのは、出納長所管の平成十二年度の一般会計及び特別区財政調整会計等十八の特別会計についての歳入歳出決算でございます。
 恐れ入ります、一ページをお開きいただきたいと存じます。この表は、一般会計及び特別会計の歳入歳出決算額の総括でございます。
 まず、一般会計につきましては、歳入決算額が六兆四千二百十五億九千九百万余円で、歳出決算額がその右側でございますけれども、六兆三千五百一億九千三百万余円、歳入から歳出を差し引いた差額は七百十四億五百万余円となっております。
 また、十八の特別会計を合わせた歳入決算額、二段目でございますけれども、三兆五千七百三十八億六千三百万余円、歳出決算額が三兆五千五百七十二億一千二百万余円で、その差額は百六十六億五千万余円となっております。
 これら一般会計及び十八の特別会計を合計した歳入決算額は、合計の欄でございますけれども、九兆九千九百五十四億六千二百万余円、歳出決算額は九兆九千七十四億六百万余円でございまして、その差額は八百八十億五千五百万余円となっております。各会計の差額は翌平成十三年度に繰り越しをしてございます。
 次に、二ページ及び三ページでございますけれども、一般会計及び特別会計の予算現額に対する歳入歳出決算額についてご説明を申し上げます。
 まず、最上段の一般会計でございますが、二ページの歳入では、予算現額が六兆六千四百二十五億六千六百万余円、収入済額は六兆四千二百十五億九千九百万余円で、予算現額に対しまして二千二百九億六千六百万余円下回り、予算現額に対する収入済額の割合は九六・七%となっております。
 また、三ページの歳出につきましては、予算現額が六兆六千四百二十五億六千六百万余円、支出済額が六兆三千五百一億九千三百万余円、翌年度繰越額が一千二百二十五億七千三百万余円、不用額は千六百九十七億九千八百万余円で、予算現額に対する支出済額の割合は九五・六%となっております。
 次に、特別会計についてご説明申し上げます。
 二ページの下から二段目でございますけれども、括弧書きで表示してございますが、十八の特別会計を合計いたしますと、歳入では、予算現額が三兆六千九百八十五億一千二百万余円、収入済額は三兆五千七百三十八億六千三百万余円で、予算現額に対しまして千二百四十六億四千九百万余円下回り、予算現額に対する収入済額の割合は九六・六%となっております。
 また、三ページの歳出につきましては、予算現額が三兆六千六百十四億九千百万余円、支出済額が三兆五千五百七十二億一千二百万余円、翌年度繰越額が四十億八千二百万余円、不用額は一千一億九千六百万余円で、予算現額に対する支出済額の割合は九七・二%となっております。
 これら一般会計及び十八の特別会計を合計いたしますと、二ページの最下段にありますように、歳入では、予算現額が十兆三千四百十億七千九百万余円、収入済額は九兆九千九百五十四億六千二百万余円で、予算現額に対しまして三千四百五十六億一千六百万余円下回り、予算現額に対する収入済額の割合は九六・七%となっております。
 また、三ページの歳出につきましては、予算現額が十兆三千四十億五千八百万余円、支出済額が九兆九千七十四億六百万余円、翌年度繰越額が一千二百六十六億五千五百万余円、不用額は二千六百九十九億九千五百万余円で、予算現額に対する支出済額の割合は九六・二%となりました。
 なお、四ページ及び五ページに、一般会計歳入歳出を款別にお示しをしてございますので、後ほどごらんをいただきたいと存じます。
 以上が、出納長の所管いたします一般会計及び特別会計の歳入歳出決算の概要でございます。
 続きまして、平成十二年度各会計歳入歳出決算の実質収支についてご説明を申し上げます。
 恐れ入ります、六ページをお開きいただきたいと存じます。
 まず、上段の一般会計でございますけれども、先ほど申し上げましたとおり、歳入総額から歳出総額を差し引いた形式収支は七百十四億五百万余円となっております。これから繰越明許費繰越額と事故繰越繰越額を合わせた、翌年度へ繰り越すべき財源として、五百二十三億八百万余円を差し引きました実質の収支額は百九十億九千六百万余円となっております。同様に、中段の特別会計でございますけれども、上から三段目、形式収支が百六十六億五千万余円となり、これから翌年度へ繰り越すべき財源として、その下でございますけれども、十九億八千万余円を差し引いた実質収支額は百四十六億六千九百万余円となっております。これら一般会計と特別会計を合計した実質の収支額は、最下段のとおり三百三十七億六千六百万余円となっております。
 なお、これに関連いたしまして、本年八月に財務局が発表いたしました普通会計決算では、実質収支が六百七十八億円の赤字で、一昨年の一千六十八億円、昨年の八百八十一億円の赤字に比べますと多少改善はされておりますが、三年連続の赤字となっております。
 ご案内のとおり、普通会計決算とは、各地方公共団体の財政状況の把握、地方財政全体の分析等に用いるため、総務省の定める基準により作成されるものでございます。この普通会計決算の実質収支と先ほど来ご説明申し上げました出納長所管の実質収支との大きな違いは、出納長所管の実質収支額が、翌年度へ繰り越すべき財源として、地方自治法等で定められた明許繰越、事故繰越にかかわる財源のみを計上することとされているのに対しまして、普通会計の決算では、これに加えまして、事業繰越それから支払い繰り延べの財源も計上することとされているためにできた差でございます。
 最後に、平成十二年度末における財産について申し上げます。七ページ、及び一枚お開きいただきまして八ページでございます。
 まず、自治法で定められた財産は、七ページの公有財産、それから八ページの物品、債権、基金の四種類でございまして、財産の区分ごとに、平成十二年三月末現在高、決算年度中増減高及び平成十三年三月末の現在高をそれぞれお示ししてございます。内容につきましては、後ほどごらんをいただきたいと存じます。
 以上をもちまして、平成十二年度各会計歳入歳出決算概要の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○小山委員長 説明は終わりました。
 以上をもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時十六分散会

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