各会計決算特別委員会速記録第三号

平成十二年一月十九日(水曜日)
   午後一時五分開議
 出席委員 三十名
委員長山本賢太郎君
副委員長服部ゆくお君
副委員長前島信次郎君
副委員長大山とも子君
理事木内 良明君
理事土屋たかゆき君
理事遠藤  衛君
理事小松 恭子君
理事立石 晴康君
中嶋 義雄君
吉住  弘君
中西 一善君
竹下 友康君
くぼた 光君
東野 秀平君
川井しげお君
高島なおき君
大河原雅子君
田中 智子君
清水ひで子君
倉林 辰雄君
野田 和男君
林  知二君
大木田 守君
羽曽部 力君
藤川 隆則君
萩谷 勝彦君
田村 市郎君
佐藤 裕彦君
植木こうじ君

欠席委員 なし

 出席説明員
出納長室出納長佐々木克己君
副出納長三宅  亨君
副出納長上村 弘明君
人事委員会事務局局長中山 弘子君
任用公平部長伊藤 章雄君
試験室長阿部 尚武君
審査担当部長川田 明良君
監査事務局局長石綿 昌男君
次長銅谷 勝子君
総務局局長横山 洋吉君
理事行政改革推進室長事務取扱南  靖武君
理事早川 良躬君
理事人事部長事務取扱前川 燿男君
知事室長松田 曉史君
総務部長三宅 広人君
行政改革推進室行政改革担当部長飯山 幸雄君
行政改革推進室組織担当部長山内 隆夫君
主席監察員砂岡  攻君
行政部長松澤 敏夫君
地方分権推進担当部長尾井 幹男君
地域振興担当部長和田 正幸君
参事大原 正行君
災害対策部長佐藤 兼信君
勤労部長高橋  功君
法務部長金岡  昭君
統計部長山本 碩一君
学事部長幸田 昭一君
人権部長田口 正一君
生活文化局局長今沢 時雄君
外務長田邊  一君
総務部長赤星 經昭君
交通安全対策担当部長枡野 雅憲君
コミュニティ文化部長松岡 勝彦君
調整担当部長樋口 勝美君
参事友繁 佳明君
国際部長川島 英男君
女性青少年部長高西 新子君
消費生活部長早川  智君

本日の会議に付した事件
 平成十年度東京都各会計歳入歳出決算の認定について
  出納長室関係
  ・一般会計決算(説明)
  人事委員会事務局関係
  ・一般会計決算(説明)
  監査事務局関係
  ・一般会計決算(説明)
  総務局関係
  ・一般会計決算(説明)
  ・特別区財政調整会計決算(説明)
  ・小笠原諸島生活再建資金会計決算(説明)
  生活文化局関係
  ・一般会計決算(説明)

○山本委員長 ただいまから平成十年度各会計決算特別委員会を開会いたします。
 本日は、局別審査のうち、出納長室、人事委員会事務局、監査事務局、総務局及び生活文化局の順で説明聴取並びに資料要求を行います。
 なお、質疑は後日の委員会で行いますので、ご了承をお願いいたします。
 これより決算の審査を行います。
 平成十年度東京都各会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 これより局別審査を行います。
 出納長室関係に入ります。
 初めに、出納長室関係の決算について理事者の説明を求めます。

○佐々木出納長 出納長室所管の平成十年度の決算審議に当たりまして、私の方から、所管事務と決算の総括につきましてご説明を申し上げます。
 お手元にお配りしてございます平成十年度決算概要、この薄い方、袋に入っているものでございますけれども、これをお開きいただきたいと存じます。
 初めに、一ページでございますけれども、そこに所管の事務につきまして述べてございますので、これについてご説明申し上げます。
 当室の所管の事務というのは、大きく分けまして三つに分けられます。そのまず第一は、地方自治法に定められました出納長の職務権限に属する事務でございまして、これは、公営企業会計を除きまして、都の各会計に属する現金、有価証券及び物品の出納保管、それから支出負担行為の確認、決算の調製などの会計事務がございます。
 それから次に、知事の補助機関の事務といたしまして、基金に属します現金及び有価証券の運用管理に関する事務、それから用品に関する事務、全庁的な財務会計システムに関する事務などを所管しております。
 さらに、地方自治法以外の法令等の特別の規定によりまして出納長に委任された事務といたしまして、国の補助事業にかかわる会計事務などがございます。
 次に、二ページの平成十年度の一般会計決算の総括につきましてご説明申し上げます。
 歳入につきましては、予算現額七十一億六千二百七十五万余円、収入済額が六十七億九千二百三十五万余円でございまして、予算現額に対する収入率は九四・八%というふうになっております。
 歳出につきましては、予算現額百二十六億三千万円、支出済額が百十一億三千三百九万余円でございまして、そのほか不用額といたしまして十四億九千六百九十万余円ございます。執行率は八八・一%でございます。
 以上が出納長室所管の平成十年度決算の概要でございますが、詳細につきましては三宅副出納長よりご説明を申し上げます。どうかよろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○三宅副出納長 お手元にお配りしてございます平成十年度東京都一般会計決算説明書により、決算の内容についてご説明をさせていただきます。この資料でございます。よろしくお願いいたします。
 一ページから三ページの決算の総括につきましては、ただいま出納長からその概要をご説明申し上げましたので、省略をさせていただきます。
 四ページをお開きいただきたいと存じます。決算の内訳を款別にご説明申し上げます。
 初めに、歳入でございます。
 使用料及び手数料につきましては、実績がございませんでした。
 次に、五ページの財産収入でございますが、収入済額は五十九億七千三百十二万余円、収入率は九四・〇%でございまして、これは、出納長室が保管しております財政調整基金外八基金の運用により生じた預金利子などを収入したものでございます。
 次に、六ページをお開きいただきたいと存じます。諸収入でございますが、収入済額は八億一千九百二十三万余円、収入率は一〇一・〇%となっており、その内訳は、都預金利子及び七ページの雑入でございます。諸収入の大宗を占めます都預金利子は、出納長が保管しております歳計現金などの預託によって生じた預金利子を収入したものでございます。
 以上が歳入の内訳でございます。
 次に、歳出でございますが、八ページをお開きいただきたいと存じます。
 まず総務費でございますが、支出済額は百七億三千四百六十九万余円、執行率は九三・一%となっております。その内訳を目別にご説明申し上げます。
 管理費でございますが、管理費の支出済額は四十三億一千九百六万余円、執行率九二・五%となっております。これは、所属職員の職員費及び管理事務のほか、財務会計システム、用品調達基金の管理運用などに要しました管理事務費でございます。
 一〇ページをごらんいただきたいと存じます。公金取扱費でございますが、公金取扱費の支出済額は四億四千四百八万余円、執行率八六・七%となっております。これは、都の公金を収納または支出する際にかかる郵便振替手数料などの公金取扱手数料でございます。
 次に、一一ページをごらんいただきたいと存じます。積立金でございますが、積立金の支出済額は五十九億七千百五十五万余円、執行率九四・〇%となっておりますが、これは、先ほど五ページでご説明いたしました歳入の財産収入として計上した財政調整基金などの運用から生じました預金利子などをそれぞれの基金に積み立てるために支出したものでございます。
 最後に、一二ページをごらんいただきたいと存じます。公債費でございますが、目の一時借入金等利子は、都の支払い資金に一時的な不足が生じました場合、まず出納長室が保管しております基金など、都の内部資金から繰りかえ運用し、それでもなお不足する場合には、銀行等から一時借り入れを行うこととしておりまして、そうした際に支払う利子を計上してございます。平成十年度の支出済額は三億九千八百三十九万余円、執行率三六・二%となっております。執行率が低くなっておりますのは、ただいま申し上げました銀行等からの一時借り入れがなかったことに加えまして、基金からの繰りかえ運用による借入利率が低率で推移したことによるものでございます。
 以上をもちまして、出納長室所管の平成十年度一般会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○山本委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○山本委員長 それでは、資料要求はなしと確認させていただきます。
 以上で出納長室関係を終わります。

○山本委員長 これより人事委員会事務局関係に入ります。
 初めに、中山事務局長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。

○中山人事委員会事務局長 人事委員会事務局長の中山弘子でございます。
 委員長を初め委員の皆様方には、人事委員会事務局の事務事業につきまして、日ごろから特段のご指導を賜りまして、厚く御礼申し上げます。
 私ども職員一同、事務事業の適正な執行に全力を尽くしてまいる所存でございます。今後とも一層のご指導、ご鞭撻をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
 引き続きまして、当局の幹部職員の紹介をさせていただきます。
 任用公平部長の伊藤章雄でございます。次に、試験室長の阿部尚武でございます。次に、審査担当部長の川田明良でございます。次に、この委員会との連絡に当たらせていただきます参事で総務課長事務取扱の奥秋彰一でございます。
 以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
   〔理事者あいさつ〕

○山本委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○山本委員長 次に、人事委員会事務局関係の決算について理事者の説明を求めます。

○中山人事委員会事務局長 人事委員会事務局の平成十年度決算の審議をお願いするに当たりまして、当局の事務事業及び決算の概要をご説明申し上げます。
 お手元に平成十年度決算概要をお配りしてございますので、ごらんいただきたいと存じます。
 東京都人事委員会は、地方公務員法に基づいて、任命権者から独立した専門的な人事行政機関として設置されている合議制の行政委員会でございまして、都議会のご同意を得て知事が任命いたしました三人の委員で組織されております。
 所管の事務事業の主なものといたしましては、第一に、都の人事制度の調査研究、第二に、職員の給与、勤務時間その他の勤務条件の調査研究及び勧告等の実施、第三に、職員の採用試験、昇任選考の実施、第四に、職員の勤務条件に関する措置要求の審査、判定及び職員に対する不利益処分についての不服申し立てに対する審査、裁決、第五に、非現業職員に関する労働基準監督機関としての事務などでございます。
 これらの事務事業の実施に伴う平成十年度決算額は、歳入が四万九千余円、歳出が九億九千六百七十二万一千余円でございます。
 この決算額を歳入歳出別に予算現額と対比いたしますと、歳入につきましては、予算現額一千円に対しまして収入済額四万九千余円でございまして、差引収入増は四万八千余円となっております。歳出につきましては、予算現額十億九千七百万円に対しまして支出済額九億九千六百七十二万一千余円でございまして、差引残額は一億二十七万八千余円となっております。執行率は九〇・九%でございます。
 以上が平成十年度決算の概要でございます。
 なお、詳細につきましては、任用公平部長からご説明申し上げます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○伊藤任用公平部長 それでは、お手元にお配りしてございます平成十年度東京都一般会計決算説明書によりましてご説明申し上げます。
 表紙をおめくりいただきたいと存じます。右肩にページを打ってございますが、一ページと次の二ページは、決算の総括でございます。ただいま局長からご説明申し上げました内容と重複いたしますので、省略させていただき、三ページの決算の内訳からご説明申し上げます。
 恐れ入りますが、三ページをお開きいただきたいと存じます。まず歳入でございます。
 使用料及び手数料として、情報公開に係る手数料を二百二十五円収入いたしております。また諸収入として四万八千余円を収入いたしております。これは、前渡金の預金利子及び地方公務員災害補償基金の平成九年度確定負担金の精算などによるものでございます。
 次に、四ページをお開きいただきたいと存じます。歳出でございます。
 予算現額は十億九千七百万円、支出済額は九億九千六百七十二万一千余円、執行率は九〇・九%となっております。
 内訳でございますが、まず、委員会費をごらんいただきたいと存じます。委員会費の予算現額は一千八百七十六万三千円、支出済額は一千六百六十八万八千余円、執行率は八八・九%でございます。これは、委員に対する報酬及び委員会の運営等に要した経費でございまして、平成十年度は三十七回の委員会議を開催いたしております。
 なお、不用額は、委員報酬の実績による残が百十四万五千余円、経費節約が三十九万五千円、そのほか実績による残が五十三万四千余円、合わせて二百七万四千余円でございます。
 次に、五ページの管理費をごらんいただきたいと存じます。予算現額は十億七千八百二十三万七千円、支出済額は九億八千三万三千余円、執行率は九〇・九%でございます。
 この支出の内容は、まず職員費でございますが、予算現額は七億九百二万九千円、支出済額は六億六千八百二万七千余円で、執行率は九四・二%となっております。支出の内容は、事務局職員の給料、諸手当等でございます。
 次に、採用、昇任等各種試験実施に要した経費でございます。予算現額は二億六千二十八万七千円、支出済額は二億二千二百六十六万四千余円、執行率は八五・五%でございます。支出の内容は、職員の採用試験及び管理職選考など昇任選考に係る試験問題の印刷、試験会場の借り上げ等に要した経費でございます。表に平成十年度の申込者数を掲げてございます。採用試験は二万九千二百四十人、昇任選考等は一万六百六十六人の申し込みがございました。
 次に、給与勧告に係る実態調査及び任用制度調査等に要した経費でございます。予算現額は五千三百七十七万三千円、支出済額は四千四百八十七万三千余円、執行率は八三・四%でございます。支出の内容は、給与勧告等の基礎資料となります、職員及び民間従業員の給与等の実態調査に要した経費でございます。平成十年度に調査いたしました人員を表に掲げてございます。職員給与等に関する調査人員は十七万三千二百三十一人、民間給与等に関する調査人員は五万二千九百六人、合計二十二万六千百三十七人について調査を行ったところでございます。
 次に、公平審査及び労働基準監督等に要した経費でございます。予算現額は二千五百六十万三千円、支出済額は一千八百八十八万五千余円、執行率は七三・八%でございます。支出の内容は、公平審査における職員の勤務条件に関する措置要求の審査及び不利益処分に関する不服申し立ての審査等の実施に要した経費、また、労働基準監督等における非現業職員に関する労働基準監督機関としての事務に要した経費でございます。実績を表に掲げてございますが、公平審査では、措置要求事案係属件数が十八件、不服申し立て事案係属件数が四十三件でございます。また、労働基準監督といたしましては、百二カ所の事業所の監督を実施し、ボイラーなど特定機械性能検査を四百八基実施いたしました。
 次に、事務局管理運営費でございます。予算現額は二千九百五十四万五千円、支出済額は二千五百五十八万一千余円、執行率は八六・六%でございます。これは、人事委員会事務局の管理事務に要した経費でございます。
 なお、管理費の不用額につきましては、職員費の実績による残が四千百万一千余円、試験実施の実績による残が二千四百四十五万余円、経費節約によるものが一千八百二万六千円、そのほか実績による残が一千四百七十二万六千余円、合わせて九千八百二十万三千余円でございます。
 以上で平成十年度決算の内容につきまして説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○山本委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。

○田中委員 一点、お願いします。
 東京都職員の障害者の雇用状況、障害の種類、職種、局別、そして雇用率を十年間の推移でお願いいたします。
 以上です。

○山本委員長 そのほか、ございませんか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○山本委員長 それでは、ただいま田中委員から資料要求がありましたが、これを委員会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○山本委員長 異議なしと認めます。理事者においては、要求された委員と調整の上、提出をお願いいたします。
 それでは、資料要求はそういうことでございます。
 以上で人事委員会事務局関係を終わります。

○山本委員長 これより監査事務局関係に入ります。
 初めに、石綿事務局長から、あいさつ並びに幹部職員の紹介があります。

○石綿監査事務局長 監査事務局長の石綿でございます。
 委員長を初め委員の皆様方には、日ごろから当局の事務事業に関しましてご指導、ご鞭撻を賜っており、まことにありがとうございます。
 今後とも、誠心誠意、職責を全うすべく努力してまいる所存でございますので、よろしくお願い申し上げます。
 続きまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 次長の銅谷勝子でございます。委員会との連絡に当たらせていただきます総務課長の加藤英夫でございます。
 よろしくお願い申し上げます。
   〔理事者あいさつ〕

○山本委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○山本委員長 次に、監査事務局関係の決算について理事者の説明を求めます。

○石綿監査事務局長 監査事務局の平成十年度決算のご審議をお願いするに当たりまして、当局の事務事業及び決算の概要につきましてご説明を申し上げます。
 お手元にお配りしてございます平成十年度決算概要の一ページをごらんいただきたいと存じます。
監査事務局は、監査委員の補助機関といたしまして、地方自治法などに基づきまして監査、検査及び審査を実施いたしております。
 平成十年度において実施いたしました監査等の内容につきまして申し上げますと、第一は、財務監査及び行政監査でございます。
 財務監査は、都の財務に関する事務の執行及び都の経営にかかわる事業の管理につきまして、予算科目別に、広く財務全般にわたりまして、予算の執行が適正かつ効率的に行われているかどうかを主眼に、本庁及び事業所を合わせまして五百八十七カ所について実施いたしました。
 行政監査は、特定の事務または事業を取り上げまして、当該事務事業が合理的かつ効率的に運営されているかどうかを主眼に、消費者保護についてなど三テーマについて実施いたしました。
 第二は、財政援助団体等監査でございます。これは、都が出資あるいは補助金の交付等を行っております団体につきまして、財政援助等の目的に沿って事業を適正かつ効率的に執行しているかどうかを主眼に、二百七十二団体について実施いたしました。
 第三は、決算審査でございます。これは、知事からの依頼に基づきまして、出納長所属各会計及び公営企業各会計について、決算書その他関係諸表の計数を確認いたしますとともに、予算が合理的かつ効率的に執行されているかどうか及びその会計処理が適正に行われているかどうかを主眼に審査を行ったものでございます。
 また、これら以外に、工事監査、例月出納検査及び知事からの依頼に基づく基金運用状況審査を実施いたしております。
 以上、これまで申し上げました財務監査等を実施した結果、平成十年度におきまして是正改善を行うよう指摘いたしました件数は二百十六件でございます。
 なお、これらの監査結果等の内容につきましては、定例会ごとに議会にご報告申し上げているところでございます。
 さらに、東京都の機関または職員による財務会計上の行為に関しまして都民から監査の請求のありました住民監査請求を二十七件処理いたしました。
 以上が当局の事務事業の概要でございます。
 次に、平成十年度決算の概要につきましてご説明申し上げます。
 決算額は、歳入が四万余円、歳出が十一億二千九百七十八万余円でございます。これを予算現額に比べますと、歳入におきまして、予算現額一万円、収入済額四万余円、差し引き三万余円の収入増でございます。また、歳出におきましては、予算現額十一億九千九百万円、支出済額十一億二千九百七十八万余円、差引不用額六千九百二十一万余円、予算現額に対します支出済額の割合は九四・二%でございます。
 以上が平成十年度の決算の概要でございます。
 なお、詳細につきましては、決算説明書に基づきまして、次長からご説明申し上げますので、よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○銅谷次長 引き続きまして、お手元にお配りしてございます平成十年度東京都一般会計決算説明書によりまして、当局の決算内容につきましてご説明申し上げます。
 一ページ、二ページは決算の総括が記載してございますが、これはただいま局長からご説明申し上げましたので、三ページの2、決算の内訳からご説明申し上げます。
 初めに、歳入の内訳でございます。
 歳入科目の款は、使用料及び手数料並びに諸収入の二款でございます。
 まず、三ページの使用料及び手数料からご説明申し上げます。
 この内容は、東京都公文書の開示等に関する条例に基づきます開示手数料でございまして、一万三千余円を収入いたしております。
 また、四ページから五ページにかけまして記載してございます諸収入の内容でございますが、前渡金の預金利子、雑入といたしまして、地方公務員災害補償基金負担金の平成九年度過納額の還付金等の三万余円を収入したものでございます。
 次に、六ページをごらんいただきたいと存じます。歳出の内訳を、このページから次の七ページにかけまして記載してございます。
 歳出科目は、款が総務費、項が監査委員費で、目が委員費と管理費の二目となっております。
 まず、六ページの目の委員費からご説明申し上げます。
 委員費は、予算現額の三千八百三十一万七千円に対しまして、支出済額が三千三百九十万六千余円、差引不用額が四百四十一万余円でございまして、執行率は八八・五%でございます。支出済額の内訳を申し上げますと、ページの中ほどの執行概要説明欄に記載いたしておりますとおり、監査委員の報酬及び給料等が三千三百五十四万余円、監査委員の事務運営のための管理事務費が三十六万六千余円でございます。
 次の七ページをごらんいただきたいと存じます。管理費でございます。
 管理費は、予算現額の十一億六千六十八万三千円に対しまして、支出済額が十億九千五百八十八万二千余円、差引不用額が六千四百八十万余円でございまして、執行率は九四・四%でございます。支出済額の内訳を申し上げますと、執行概要説明欄に記載いたしておりますとおり、事務局職員費の給料、諸手当等の職員費が十億三千三百十五万三千余円、事務局の運営のための管理事務費が六千二百七十二万八千余円でございます。
 以上で、当局の平成十年度決算の内容につきましてご説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○山本委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○山本委員長 それでは、資料要求はなしと確認させていただきます。
 以上で監査事務局関係を終わります。

○山本委員長 これより総務局関係に入ります。
 初めに、横山局長から、あいさつ並びに幹部職員の紹介があります。

○横山総務局長 総務局長の横山洋吉でございます。
 山本委員長を初め委員の皆様方には、日ごろから総務局所管の事務事業につきましてご指導、ご鞭撻を賜りまして、まことにありがとうございます。
 今後とも、事務事業の執行に当たりましては、職員一同、適切かつ円滑な運営に努めてまいる所存でございますので、一層のご指導、ご鞭撻のほどお願い申し上げます。
 それでは、平成十年度の決算のご審議をいただきますのに先立ちまして、お手元にお配りしてございます名簿の順に従いまして、総務局の幹部職員を紹介させていただきます。
 理事で行政改革担当であり行政改革推進室長事務取扱の南靖武でございます。理事で人権担当の早川良躬でございます。理事で人事部長事務取扱であり職員研修所長兼務の前川燿男でございます。知事室長の松田曉史でございます。総務部長の三宅広人でございます。行政改革推進室行政改革担当部長の飯山幸雄でございます。行政改革推進室組織担当部長の山内隆夫でございます。主席監察員の砂岡攻でございます。行政部長の松澤敏夫でございます。地方分権推進担当部長の尾井幹男でございます。地域振興担当部長の和田正幸でございます。参事で都区制度改革担当の大原正行でございます。災害対策部長の佐藤兼信でございます。勤労部長の高橋功でございます。法務部長の金岡昭でございます。統計部長の山本碩一でございます。学事部長の幸田昭一でございます。人権部長の田口正一でございます。なお、当委員会との連絡等に当たらせていただきます総務課長の高橋都彦でございます。
 以上で幹部職員の紹介を終わらせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者あいさつ〕

○山本委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○山本委員長 次に、総務局関係の決算について理事者の説明を求めます。

○横山総務局長 総務局の平成十年度決算のご審議をお願いするに当たりまして、局の事務事業及び決算の概要につきましてご説明を申し上げます。
 お手元にお配りしてございます平成十年度決算概要の一ページをごらんいただきたいと存じます。
 まず、所管事務事業でございますが、ご案内のとおり、総務局で所管しております事務事業は多種多様でございます。その主なものを掲げますと、第一は、全庁にかかわる事項を統一的に行う事務でございまして、行政改革に関する事務、組織機構に関する事務、法務事務、職員の人事、福利厚生及び文書事務等がございます。第二は、数局にわたる事業の連絡調整を行う事務でございまして、災害対策及び人権施策に関する事務等がございます。第三は、特別区、市町村等に対する行財政指導に関する事務でございます。このほか、公益法人、宗教法人に関する許認可事務、各種の統計事務及び私立学校に対する助成、指導監督事務等がございます。
 恐れ入りますが、二ページをごらんいただきたいと存じます。続きまして、決算の概要についてご説明申し上げます。
 まず一般会計でございますが、平成十年度の総務局の一般会計決算を総括いたしますと、歳入額四百八十億四千二百万円余でございまして、歳出額一兆二千五百八十三億一千万円余でございます。これを予算現額に対比いたしますと、歳入におきまして、予算現額四百九十五億八千七百万円余に対しまして、収入済額四百八十億四千二百万円余で、差し引きマイナス十五億四千五百万円余となっており、予算現額に対する収入済額の割合は九六・九%でございます。一方、歳出におきましては、予算現額一兆二千六百八十七億七千二百万円余に対しまして、支出済額一兆二千五百八十三億一千万円余で、差引不用額百四億六千二百万円余となっておりまして、予算現額に対する支出済額の割合は九九・二%でございます。
 次に、三ページをごらんいただきたいと存じます。特別区財政調整会計でございますが、平成十年度における特別区財政調整会計決算を総括いたしますと、歳入額七千四百億一千五百万円余に対しまして、歳出額七千三百九十九億九千九百万円余でございます。予算現額に対する決算額の割合は、歳出、歳入ともに一〇〇・〇%でございます。
 四ページをごらんいただきたいと存じます。小笠原諸島生活再建資金会計でございますが、平成十年度におきます小笠原諸島生活再建資金会計決算を総括いたしますと、歳入額三億四千二百万円余に対しまして、歳出額五千七百万円余でございます。予算現額に対する決算額の割合は、歳入が二二六・九%、歳出が三八・一%でございます。
 以上、総務局の平成十年度決算の概要をご説明申し上げました。
 詳細につきましては、総務部長からご説明申し上げます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○三宅総務部長 それでは、総務局の平成十年度決算の内容についてご説明申し上げます。
 お手元に三冊の資料をお配りしてございます。東京都一般会計決算説明書、東京都特別区財政調整会計決算説明書及び東京都小笠原諸島生活再建資金会計決算説明書でございます。
 初めに、東京都一般会計決算説明書をごらんいただきたいと存じます。
 総括につきましては、先ほど総務局長からご説明申し上げましたので、五ページからご説明させていただきます。
 歳入についてでございますが、使用料及び手数料は、収入済額が八億三百七十二万円余、収入率は九六・三%でございます。このページから九ページにかけて、その内容を掲げてございます。
 次に、一〇ページの国庫支出金でございます。収入済額は百七十四億七千三百三十一万円余、収入率は九五・六%でございまして、以下、一七ページにかけて、その内訳を掲げてございます。
 次に、一八ページの財産収入でございます。収入済額は八十七億六千五百九十八万円余、収入率は九六・〇%でございまして、以下、二〇ページにかけて、その内訳を掲げてございます。
 次に、二一ページの寄附金でございます。収入済額は二百九十五万円、収入率は六五・六%でございます。
 次に二一ページ、下の欄の繰入金でございます。収入済額は百四十三億二千七百五十九万円余、収入率は九八・二%でございまして、以下、二八ページにかけて、その内訳を掲げてございます。
 次に、二九ページの諸収入でございます。収入済額は六十六億六千八百七十八万円余、収入率は九八・七%でございまして、以下、三九ページまで、その内訳を掲げてございます。
 以上で歳入の説明を終わらせていただきます。
 歳入の決算総額は、三九ページの一番下の欄にございますとおり、四百八十億四千二百三十五万円余、予算現額に対する収入率は九六・九%でございます。
 続きまして、歳出についてご説明いたします。
 四一ページをお開き願います。総務費は、支出済額が一千四百八十三億六千八百六十九万円余、執行率は九五・七%でございます。この内容についてご説明いたします。
 初めに、総務管理費でございますが、支出済額は三百三十五億四千百三十八万円余でございます。これは、文書管理や職員の人事、研修、福利厚生及び人権対策等に要する経費でございます。以下、五三ページにかけて、その内訳を掲げてございます。
 次に、五四ページの政策報道費でございますが、支出済額は七千四百三十七万円余でございます。これは、平成十年九月に行われた組織改正に伴いまして、政策報道室から所管がえを受けました地方分権及び人権関係団体協議会等の事務に要する経費でございます。以下、五五ページにかけて、その内訳を掲げてございます。
 次に、五六ページの区市町村振興費でございますが、支出済額は六百十三億八千四百三十四万円余でございます。これは、区市町村に対する行財政指導連絡の事務や、大島支庁など四つの支庁の管理等に要する経費及び区市町村振興のための財政補完等に要する経費でございます。以下、六二ページにかけて、その内訳を掲げてございます。
 次に、六三ページの防災管理費でございますが、支出済額は三十億五千二百六十六万円余でございます。これは、応急給水槽の建設などの災害対策、市町村消防の指導助成等の事業に要する経費でございまして、以下、七一ページにかけて、その内訳を掲げてございます。
 次に、七二ページの統計費でございます。支出済額は三十一億三千九百二万円余でございまして、以下、七八ページにかけて、その内訳を掲げてございます。
 次に、七九ページの退職手当及び年金費でございます。支出済額は四百七十一億七千六百九十万円余でございまして、以下、八〇ページにかけて、その内訳を掲げてございます。
 続きまして、八一ページの学務費でございます。支出済額は一千四百三十三億四千五百八十八万円余、執行率は九七・六%でございます。
 初めに、科学技術大学費でございますが、支出済額は二十三億二千二百三十五万円余でございまして、以下、八四ページにかけて、その内訳を掲げてございます。
 次に、八五ページの短期大学費でございますが、支出済額は十六億八千二百十七万円余でございまして、以下、八八ページにかけて、その内訳を掲げてございます。
 次に、八九ページの私立学校振興費でございます。これは、私立学校に対する指導監督や経常費補助などに要する経費でございまして、支出済額は一千三百八十一億五千百八十二万円余でございます。以下、九九ページにかけて、その内訳を掲げてございます。
 次に、一〇〇ページの育英資金費でございますが、支出済額は十一億八千九百五十二万円余でございまして、以下、一〇二ページにかけて、その内訳を掲げてございます。
 次に、一〇三ページの諸支出金でございますが、支出済額は九千六百六十五億九千五百五十三万円余、執行率は一〇〇・〇%でございます。このうち他会計支出金は、特別区財政調整会計へ七千四百億二百九十万円を繰り出したものでございます。
 一〇三ページ中ほどの諸費でございますが、支出済額は二千二百六十五億九千二百六十三万円余でございまして、以下、一〇六ページにかけて、その内訳を掲げてございます。
 以上、ご説明申し上げました一般会計の歳出決算総額は、一〇六ページの一番下の欄にございますように、一兆二千五百八十三億一千十二万円余、執行率は九九・二%でございます。
 一般会計の説明は以上でございます。
 続きまして、総務局所管の二つの特別会計につきましてご説明いたします。
 お手元の東京都特別区財政調整会計決算説明書をごらんいただきたいと存じます。
 初めに、五ページをお開き願います。まず歳入でございますが、繰入金は、一般会計からの繰入金を収入したもので、収入済額は七千四百億二百九十万円でございます。このほかに、六ページの諸収入及び七ページの繰越金がございます。これらを合計した歳入の決算総額は、七ページの一番下の欄にありますように、七千四百億一千五百三十六万円余、収入率は一〇〇・〇%でございます。
 次に、歳出でございますが、九ページをお開き願います。
 まず、特別区交付金でございますが、支出済額は七千三百九十九億九千九百三十万円余でございまして、特別区に対する普通交付金並びに特別交付金でございます。一一ページの一番下の欄にありますように、歳出の決算総額は七千三百九十九億九千九百三十万円余、執行率は一〇〇・〇%でございます。
 次に、東京都小笠原諸島生活再建資金会計決算説明書をごらんいただきたいと存じます。
 初めに、五ページをお開き願います。歳入でございますが、事業収入、諸収入及び繰越金がございます。歳入の合計は、七ページの一番下の欄にありますように、収入済額が三億四千二百六十四万円余、収入率は二二六・九%でございます。
 次に、九ページをお開き願います。歳出は、すべて貸し付けに要する経費でございまして、内容は、下の欄にありますように、農業資金など四種類の生活再建資金の貸付金でございます。支出済額は五千七百五十万円、執行率は三八・一%でございます。
 以上、総務局所管の平成十年度決算につきまして概略をご説明申し上げました。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○山本委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。

○小松委員 総務局関係につきまして、何点かお願いいたします。
 まず、私立の学校関係ですが、授業料減免制度を確立している私立学校の実態。
 二番目に、経済的理由による授業料滞納者数及び退学者の実態。
 三番目に、家計に占める教育費とその割合の推移。
 四番目に、公私立高校生保護者負担比較、五年間。
 次に、私立幼稚園児保護者負担軽減事業の補助対象削減による補助内容の推移と、公私立幼稚園児保護者負担比較、五年間。
 次に、私立幼稚園の類似施設の実態。
 次は、市町村別財政指標の推移と、主な財政指標であります経常収支比率、公債費比率、財政力指数について、市町村別に五年間。
 次に、市町村振興交付金、調整交付金について、決算年度を含め五年間、事業区分別、配分項目別にお願いします。
 次に、市町村受託消防費の制度の推移及び負担金の推移、十年間お願いします。
 最後に、活断層の実態の調査をやられておりますので、その調査結果も含めてお願いいたします。
 以上です。

○山本委員長 そのほかに。――ただいま小松理事から資料要求がありましたが、これを委員会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○山本委員長 異議なしと認めます。理事者においては、要求された小松理事と調整の上、提出をお願いいたします。
 以上で総務局関係を終わります。

○山本委員長 これより生活文化局関係に入ります。
 初めに、今沢局長から、あいさつ並びに幹部職員の紹介があります。

○今沢生活文化局長 生活文化局長の今沢時雄でございます。
 委員長初め委員の先生方には、当局の事務事業につきまして平素から特段のご指導を賜り、まことにありがとうございます。この席をおかりいたしまして、厚く御礼申し上げます。
 今後とも、当局が所管しております事務事業が適切かつ円滑に推進できますよう、誠心誠意努力してまいる所存でございます。ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。
 続きまして、生活文化局の幹部職員をご紹介申し上げます。
 外務長の田邊一君でございます。総務部長の赤星經昭君でございます。交通安全対策担当部長の枡野雅憲君でございます。コミュニティ文化部長の松岡勝彦君でございます。調整担当部長の樋口勝美君でございます。参事で特命担当の友繁佳明君でございます。国際部長の川島英男君でございます。女性青少年部長の高西新子さんでございます。消費生活部長の早川智君でございます。次に、議会との連絡に当たらせていただきます参事で総務課長事務取扱の清宮眞知子さんでございます。
 以上で当局の幹部職員の紹介を終わらせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者あいさつ〕

○山本委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○山本委員長 次に、生活文化局関係の決算について理事者の説明を求めます。

○今沢生活文化局長 平成十年度決算のご審議をお願いするに当たりまして、生活文化局所管の事務事業及び決算の概要についてご説明申し上げます。
 初めに、生活文化局の所管事業でございます。
 当局は、豊かで潤いのある生活を求める都民ニーズにこたえることを基本的な任務としております。この基本的考え方に基づき、都民の日常生活と深いかかわりのある各種の施策について、各局と連携しながら、その推進に努めております。
 平成十年度の主な事業といたしましては、文化の振興及び都市観光の振興、市民活動との協働、連携、国際交流・協力の推進及び地域の国際化の促進、男女平等参画社会の実現及び青少年健全育成の推進、消費生活の安定と向上及び循環型社会の形成、交通安全、東京国際フォーラムの運営等のための施策でございます。
 次に、決算の概要でございます。お手元にお配りしてございます平成十年度東京都一般会計決算説明書の三ページをお開きいただきたいと存じます。
 決算の総括についてご説明申し上げます。
 平成十年度の生活文化局の歳入歳出決算を総計いたしますと、歳入額四十六億七千百五十八万余円に対しまして、歳出額二百十六億二千九百五十一万余円でございます。これを予算現額に対比いたしますと、歳入につきましては、予算現額五十四億四千二百七万余円、収入済額四十六億七千百五十八万余円、差し引き七億七千四十八万余円の収入減となっており、予算現額に対する収入済額の割合は八五・八%でございます。歳出につきましては、予算現額二百四十六億二千四百万円、支出済額二百十六億二千九百五十一万余円、差引不用額二十九億九千四百四十八万余円となり、予算現額に対する支出済額の割合は八七・八%でございます。
 以上をもちまして、当局所管の平成十年度決算の概要について説明を終わらせていただきます。
 なお、詳細につきましては、総務部長からご説明申し上げますので、よろしくお願い申し上げます。

○赤星総務部長 生活文化局の平成十年度決算の内容につきまして、お手元にお配りしてございます平成十年度東京都一般会計決算説明書に基づきましてご説明申し上げます。
 説明書の三ページから五ページにかけましては、決算の総括でございます。内容につきましては、ただいま局長からご説明申し上げましたので、省略させていただきます。
 それでは、まず歳入についてご説明申し上げます。
 九ページをお開きいただきたいと存じます。使用料及び手数料でございますが、収入済額は、最上段の中ほどにありますように、二十四億七千八百十五万余円、収入率は、右の説明欄にありますとおり、八一・七%でございます。
 まず、使用料でございますが、収入済額は六億九千五百二十四万余円、収入率は六三・三%でございます。その内容は、下段の収入概要説明に記載してありますように、写真美術館の観覧料以下六件について収入したものでございます。
 一〇ページをお開きいただきたいと存じます。手数料でございますが、収入済額は十七億八千二百九十一万余円、収入率は九二・二%でございます。その内容は、旅券発給以下七件について収入したものでございます。
 次に、一一ページをお開きいただきたいと存じます。諸手数料でございます。収入済額は二万余円でございまして、情報公開手数料を収入したものでございます。
 一二ページをお開きいただきたいと存じます。国庫支出金でございます。収入済額は五億九千五百八十五万余円、収入率は九四・二%でございます。
 このうち、まず国庫補助金でございますが、収入済額が八千九百一万余円、収入率は八六・七%でございます。その内容は、市民活動推進諸費以下六件について収入したものでございます。
 続きまして一三ページをごらんいただきたいと存じます。委託金でございますが、収入済額は五億六百八十四万余円、収入率は九五・六%でございます。その内容は、交通安全教育推進費以下八件について収入したものでございます。
 次に、一四ページをお開きいただきたいと存じます。財産収入でございます。収入済額は一億六千三百九万余円、収入率は八六・四%でございます。その内容は、東京国際フォーラムなど当局所管建物賃貸料を収入したものでございます。
 次に、一五ページをごらんいただきたいと存じます。繰入金でございます。収入済額は七億三千八百四十三万余円、収入率は八二%でございます。内容でございますが、国際平和文化交流基金及び男女平等推進基金からの繰入金を収入したものでございます。
 次に、一六ページをお開きいただきたいと存じます。諸収入でございます。収入済額は六億九千六百四万余円、収入率は一〇一・二%でございます。
 このうち、まず都預金利子でございますが、収入済額は二千余円、収入率は四一・六%でございます。これは、前渡金にかかわる預金利子を収入したものでございます。
 一七ページをごらんいただきたいと存じます。貸付金元利収入でございますが、収入済額は五億六千五百五十四万余円、収入率は一〇〇%でございます。その内容は、駐留軍関係離職者開業資金返還金以下四件について収入したものでございます。
 続きまして、一八ページをお開きいただきたいと存じます。まず、弁償金及び報償金でございますが、収入済額は九百十三万余円、収入率は七八・九%でございます。これは、計量検定所におけます計量器の出張検定等に伴う実費弁償金について収入したものでございます。
 次の物品売り払い代金でございますが、今回は実績がございません。
 次は雑入でございますが、収入済額は一億二千百三十六万余円、収入率は一〇九・六%でございます。
 雑入のうち、まず納付金でございますが、非常勤、臨時職員に係る社会保険料本人負担分を収入したものでございます。
 続いて、一九ページをごらんいただきたいと存じます。賄い収入として、ユースホステル利用者の賄い費の収入、庁舎管理費等収入といたしまして、江戸東京博物館等におけます入居者負担の電気、水道及びガス料金の収入、契約違約金といたしまして、公衆浴場施設確保資金返還金等の納入遅延によります契約違約金の収入でございます。
 二〇ページをお開きいただきたいと存じます。自治体国際化協会助成金受け入れや、雑入といたしましてユースホステル売店販売収入など、局所管の雑入を収入したものでございます。
 引き続きまして、歳出についてご説明を申し上げます。
 二三ページをお開きいただきたいと存じます。当局の歳出科目は、款、項とも生活文化費の一款一項となっております。
 その生活文化費でございますが、予算現額二百四十六億二千四百万円に対しまして、支出済額二百十六億二千九百五十一万余円で、執行率八七・八%となっております。
 以下、各目につきまして、順を追ってご説明申し上げます。
 最初は管理費でございます。支出済額は六十一億二千六百五万余円、執行率は九三・九%でございます。これは、執行概要説明に記載してありますように、生活文化行政に従事いたします職員の職員費、管理事務費、交通安全対策の総合調整及び普及啓発並びに東京国際フォーラムの運営等に要する経費を支出したものでございます。
 次に、二四ページをお開きいただきたいと存じます。コミュニティ文化費でございます。支出済額は八十六億八千八百八十四万余円、執行率は八七・九%でございます。内容でございますが、コミュニティ・文化行政の推進、江戸東京博物館の運営、文化事業の推進及び観光レクリエーション行政の推進等に要する経費を支出したものでございます。
 次に、二六ページをお開きいただきたいと存じます。国際費でございます。支出済額は二十五億三千九百五十三万余円、執行率は八七・一%でございます。その内容でございますが、海外渡航関係事務、都市間交流の推進、都市提携、国際平和文化交流基金事業及び駐留軍従業員の労務管理業務等に要する経費を支出したものでございます。
 次に、二七ページをごらんいただきたいと存じます。女性青少年費でございます。支出済額は十七億七千八百四十一万余円、執行率は九二・一%でございます。内容でございますが、女性、青少年施策の推進、青少年センター及びウィメンズプラザの運営等に要する経費を支出したものでございます
 二八ページをお開きいただきたいと存じます。消費生活対策費でございます。支出済額は十六億二千二十七万余円、執行率は六九・一%でございます。内容でございますが、消費者行政の企画調整、危害防止対策、公衆浴場対策、流通機構改善、米穀流通適正化等の消費生活対策に要する経費を支出したものでございます。
 次に、三〇ページをお開きいただきたいと存じます。消費生活センター費でございます。支出済額は六億二千九百六十三万余円、執行率は八四・一%でございます。内容でございますが、消費生活相談、消費生活に関します情報提供、啓発、消費者の教育、消費者の活動支援、試験研究及び消費生活総合センターの管理運営等に要する経費を支出したものでございます。
 三一ページをごらんいただきたいと存じます。計量検定所費でございます。支出済額は二億四千六百七十五万余円、執行率は八九・六%でございます。内容でございますが、計量器の検定及び検査、計量検定所の運営等に要する経費を支出したものでございます。
 簡単ではございますが、以上をもちまして平成十年度の決算説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○山本委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。

○土屋委員 江戸東京博物館の入場者数の推移、開館から今日まで。それから収支状況、開館から今日まで。人件費の内訳。東京都から派遣職員がかなり出ていると思うんですけれども、その人たちの果たしている役割と人件費に占める割合。
 女性財団がいろいろ補助金を出していますけれども、この補助金を出すに当たっての審査の規定、それから出した事業の一覧と、その報告、内容、すべて。
 それから、生活文化局関連団体、いろいろあると思うんですが、そこに、いわゆる天下り職員が相当数出ていると思いますけれども、過去五年間、何名、どのようなポストで、どういう人間が天下りをして、給与が一体どの程度出ているか。そして、その給与は、仮に財団なら財団の支出の中でどの程度を占めているか。特に、人件費の中で天下り職員がもらっている給料は何%か、それを出してください。
 お願いします。

○清水委員 三点お願いいたします。
 消費生活対策費と消費生活センター費を項目別に五年分お願いいたします。
 国際平和文化交流基金、男女平等推進基金の運用益金の推移を五年分お願いいたします。
 国際交流財団、歴史文化財団、女性財団の助成額の推移を五年分お願いいたします。
 以上です。

○山本委員長 そのほかはございませんか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○山本委員長 それでは、ただいま土屋理事、清水委員から資料要求がありましたが、これを委員会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○山本委員長 異議なしと認めます。理事者においては、要求された委員と調整の上、提出をお願いいたします。
 以上で生活文化局関係を終わります。
 これをもって本日の委員会を閉会いたします。
   午後二時十五分散会

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