委員長 | 吉原 修君 |
副委員長 | 伊藤こういち君 |
副委員長 | 相川 博君 |
川松真一朗君 | |
斉藤やすひろ君 | |
石川 良一君 | |
徳留 道信君 | |
今村 るか君 | |
秋田 一郎君 |
欠席委員 二名
出席説明員オリンピック・パラリンピック準備局 | 局長 | 塩見 清仁君 |
次長理事兼務 | 岡崎 義隆君 | |
技監 | 上野 雄一君 | |
技監 | 三浦 隆君 | |
技監 | 小野 恭一君 | |
理事 | 小山 哲司君 | |
総務部長 | 鈴木 勝君 | |
調整担当部長 | 雲田 孝司君 | |
総合調整部長 | 児玉英一郎君 | |
連絡調整担当部長 | 岡安 雅人君 | |
連絡調整担当部長 | 立田 康雄君 | |
連携推進担当部長 | 丸山 雅代君 | |
自治体調整担当部長 | 井上 卓君 | |
運営担当部長 | 田中 彰君 | |
大会施設部長 | 根本 浩志君 | |
競技・渉外担当部長 | 小野 由紀君 | |
開設準備担当部長 | 鈴木 一幸君 | |
施設担当部長 | 花井 徹夫君 | |
施設整備担当部長 | 小野 幹雄君 | |
輸送担当部長選手村担当部長兼務 | 朝山 勉君 | |
スポーツ施設担当部長 | 田中 慎一君 | |
スポーツ推進部長 | 小室 明子君 | |
スポーツ計画担当部長 | 川瀬 航司君 | |
ラグビーワールドカップ準備担当部長 国際大会準備担当部長兼務 | 土屋 太郎君 |
本日の会議に付した事件
二〇一九年に開催される第九回ラグビーワールドカップ二〇一九の開催に向けた効率的かつ専門的な調査・検討及び必要な活動を行う。
報告事項(説明)
・開催都市マークについて
・公認チームキャンプ地について
・ラグビーワールドカップリミテッドによる会場視察について
・ラグビーテストマッチについて
○吉原委員長 ただいまからラグビーワールドカップ特別対策委員会を開会いたします。
初めに、本委員会の担当書記に交代がありましたので、ご紹介いたします。
議事課の担当書記の桑原里加子さんです。
どうぞよろしくお願いいたします。
〔書記挨拶〕
○吉原委員長 これより第九回ラグビーワールドカップ二〇一九の開催に向けた事項について調査を行います。
本日は、お手元配布の会議日程のとおり、報告事項の聴取を行います。
なお、本日は説明を聴取し、資料要求することにとどめ、質疑は後日の本委員会で行いますので、ご了承願います。
初めに、先般の人事異動に伴い、本委員会に出席する幹部職員に交代がありましたので、局長から紹介があります。
○塩見オリンピック・パラリンピック準備局長
七月一日付及び七月十一日付の人事異動により変更のありました当局の幹部職員をご紹介申し上げます。
技監の三浦隆でございます。技監の小野恭一でございます。連絡調整担当部長の立田康雄でございます。施設整備担当部長の小野幹雄でございます。
以上でございます。
なお、事業推進担当部長で計画調整担当部長を兼務しております戸谷泰之、パラリンピック担当部長で障害者スポーツ担当部長を兼務しております萱場明子は、本日、公務のため欠席させていただいております。よろしくお願いいたします。
〔理事者挨拶〕
○吉原委員長 紹介は終わりました。
○吉原委員長 次に、理事者から、開催都市マークについて外三件の報告の申し出がありますので、これを聴取いたします。
○土屋オリンピック・パラリンピック準備局ラグビーワールドカップ準備担当部長国際大会準備担当部長兼務 それでは、私から、四点の報告事項についてご説明いたします。
お手元に配布してございますラグビーワールドカップ特別対策委員会資料をごらんください。
表紙をおめくりください。資料第1号、開催都市マークについてでございます。
まず、1、概要についてでございます。
本年五月に、ラグビーワールドカップの運営受託会社であるラグビーワールドカップリミテッドとラグビーワールドカップ二〇一九組織委員会で協議し、開催都市マークを決定しました。
開催都市マークは、東京都などラグビーワールドカップ二〇一九の十二開催都市が二〇一九年大会のPRや開催機運の盛り上げに使用します。
開催都市マークは、2、開催都市マークでお示ししておりますように、開催都市ごとに日本語版と英語版の二パターンがあり、色は青竹の色を基調に各開催会場のピッチの芝生をイメージしたものです。
なお、参考として記載しておりますが、開催都市マークの決定と同時に、日本ラグビーフットボール協会や国の省庁などが使用するプラウドホストマークと、公認チームキャンプ地として選定された自治体が使用するチームキャンプ地マークが決定されております。
次に、3、開催都市マークの活用についてでございます。
都や区市町村が実施する関連イベントなどにおいて、開催都市マークを用いたのぼり旗やグッズを幅広く活用するとともに、ホームページやデジタルサイネージ等を利用したPRに活用して、二〇一九年大会の成功に向けて開催機運を醸成してまいります。具体的には、図表に記載のとおり、六月二十五日のラグビーテストマッチを皮切りに、さまざまな媒体で開催都市マークを展開しております。
また、各開催都市で行うイベント等においても、開催都市マークを用いたのぼり旗などを活用し、組織委員会、日本ラグビーフットボール協会、各開催都市と連携した大会のPR、機運醸成等を実施してまいります。
資料を一枚おめくりください。資料第2号、公認チームキャンプ地についてでございます。
まず、1、概要についてでございます。
公認チームキャンプ地とは、大会期間中にチームが滞在するキャンプ地でございます。公認チームキャンプ地は、宿泊施設と四種類のトレーニング施設、具体的には、天然芝の練習グラウンド、屋内練習場、トレーニングジム、プールにより構成されます。応募資格は、これらの施設が提供できる自治体であり、選定プロセスは、組織委員会が一元管理し、自治体と各チームが直接交渉することはございません。また、滞在中のチームの宿泊費、移動費、食費等は組織委員会が負担します。公認チームキャンプ地の自治体は、一定の範囲内で公認チームキャンプ地ロゴマークなどのラグビーワールドカップ二〇一九関連商標を使用する権利がございます。
選定プロセス及び日程は、資料右上にお示ししておりますように、本年五月二十四日に組織委員会により公表されております。今後は、本年八月から十二月まで、組織委員会が自治体からの応募を受け付け、来年夏以降に公認チームキャンプ候補地が決定します。その後、来年秋以降、順次、チームによる視察が実施され、公認チームキャンプ地が決定します。
ご参考までに、事前チームキャンプ地についてご説明いたします。
キャンプ地は、公認及び事前の二種類に分類されます。事前チームキャンプ地とは、大会期間前にチームが滞在するキャンプ地です。組織委員会は原則関与せず、自治体はチームと直接交渉します。また、滞在中のチームの宿泊費、移動費及び食費等はチームが負担します。事前チームキャンプ地は、ラグビーワールドカップ二〇一九関連商標を使用する権利はございません。
なお、参考として記載しておりますが、二〇一五年大会時における日本代表のチームキャンプ地については、事前チームキャンプ地がブリストルであり、公認チームキャンプ地は試合会場に近いブライトン及びウォリックの二カ所で行われました。
資料を一枚おめくりください。資料第3号、ラグビーワールドカップリミテッドによる会場視察についてでございます。
まず、1、会場視察及び今後のスケジュールについてでございます。
ラグビーワールドカップリミテッドが会場スペースの活用を検討するため、本年四月四日から四月二十六日に、十二開催都市の試合会場をラグビーワールドカップ二〇一九組織委員会とともに視察調査しました。東京スタジアムにつきましては、四月十八日、十九日に実施されました。その後、六月に、視察報告書を組織委員会がラグビーワールドカップリミテッドから受領しました。報告書は、ラグビーワールドカップリミテッドが各会場の課題を組織委員会と各開催都市が共有するために作成したものでございます。今後、組織委員会は、各開催都市と会場運営計画を作成し、本年十二月までにラグビーワールドカップリミテッドに提出する予定です。
次に、2、視察報告書概要についてでございます。
視察報告書は、各会場に共通する主な事項と、東京スタジアムに関する主な事項の大きく二つに分かれております。
各会場に共通する主な事項のうち、主に組織委員会に関することは、会場運営能力、芝フィールド、照明の三点です。
会場運営能力については、組織委員会は、日本ラグビーフットボール協会等と連携し、トップリーグやスーパーラグビーなど、多くの集客を見込めるイベントを開催する機会を得ていくべきとされております。
芝フィールドについては、国際的にはハイブリッド芝が耐久性などの面で好ましいとラグビーワールドカップリミテッドが認識していることから、日本の天然芝の質について、ラグビーワールドカップリミテッドと組織委員会の主導によるさらなる調査が必要とされております。
照明については、二〇一九年の放送に関する要件を満たすには、照明の大幅な改良が必要で、組織委員会は二〇一五年大会での照明基準を修正すべきとされております。
各会場に共通する主な事項のうち、主に開催都市に関することは、ホスピタリティースペース、運営上の制限、売店の決済方法の三点です。
ホスピタリティースペースについては、多くの会場でスペースが不足しており、特に重要な試合を行う会場で大会スポンサー等へのホスピタリティーを実施可能にすることが必要であること、運営上の制限については、試合スケジュールに影響を及ぼすような制限がないように各開催都市に求めていくこと、売店の決済方法については、ほとんどの会場の売店が現金のみであり、決済方法の多様化が必要であることとの意見が記載されております。
次に、東京スタジアムに関する主な事項についてでございます。
全般的事項としましては、開幕戦や予選プールの重要な試合のほか、準々決勝二試合及び三位決定戦の会場ともなり得る、また、周辺には建設中の建物があり、さまざまな利用機会が考えられる、スペースが豊富でピッチへのアクセスもよく、開会式に極めて適した会場であるとの意見が記載されております。
個別事項としましては、運営席及びメディア席については、運営のための仮設座席の設置を検討することや、上層スタンドに別途必要な数のメディア席を増設することなどが提案されております。
輸送、交通につきましては、大型バスまたは自動車の利用者向けに、会場のすぐ横に適切な乗降車場が必要であり、大会スポンサー等の駐車スペースも必要とされております。
その他必要な施設につきましては、武蔵野の森総合スポーツ施設は、ホスピタリティー、国際放送センター、スタッフ用施設などに提供することが期待できるとされております。
資料を一枚おめくりください。資料第4号、ラグビーテストマッチについてでございます。
まず、去る六月二十五日に行われたラグビーテストマッチ、日本代表対スコットランド代表についてでございます。
概要についてですが、東京スタジアムにおいて、公益財団法人日本ラグビーフットボール協会の主催により開催されました。当日の入場者数は三万四千七十三人でした。
続きまして、本テストマッチにおける都の主な取り組みについてでございます。
一点目は、交通アクセスについてです。本大会では、復路のみ、JR中央線の武蔵境駅、小田急線の狛江駅、そして京王線の調布駅の三系統のシャトルバスの運行を実施いたしました。また、京王線飛田給駅において特急、準特急の臨時停車が行われました。
二点目は、会場内動線についてです。VIP用の駐車場として北側駐車場を使用し、駐車場などからスタジアムへの誘導員を配置しました。
また、三点目のスタジアム内のアクセシビリティーについては、車椅子使用者のための駐車場や観戦スペースをスタジアム内に確保いたしました。
これらの取り組みを通じて得られた課題についてご説明いたします。
一点目は、交通アクセスについてでございます。シャトルバスの往復路線や系統の多様化を図るとともに、試合終了時の飛田給駅周辺の混雑緩和や甲州街道の渋滞対策を講じる必要がございます。
二点目は、会場内動線についてです。駐車場などからスタジアムへのスムーズな動線を確保するとともに、VIP動線と一般客動線をすみ分ける必要があります。また、二〇一九年大会時には、VIPや関係者用の駐車場を十分に確保する必要があります。
三点目は、スタジアム内のアクセシビリティーについてです。車椅子使用者など障害者を案内するボランティアの配置や、障害者が使いやすい動線の確保が必要です。
その他として、多数の来場者に対する対応ノウハウを本番までに蓄積するとともに、試合の前後に飲食を楽しむなど、ラグビー特有の観戦行動を踏まえた飲食の確保などの対策を講じていく必要がございます。
次に、ラグビーフェスティバル二〇一六&TOKYOについてでございます。
概要についてですが、テストマッチと同日、東京スタジアム敷地内のアジパンダ広場及びアミノバイタルフィールド等で開催しました。主催は東京都及び公益財団法人東京都スポーツ文化事業団で、約一万九千人の方にご来場いただきました。また、約五十名のボランティアにご協力をいただきました。
続きまして、本フェスティバルにおける主な取り組みについてでございます。
一点目は、イベント運営についてでございます。アジパンダ広場では、パブリックビューイングや、近隣三市のご協力を得て府中ばやしや和太鼓など日本文化を発信するとともに、スコットランド・バグパイプ演奏など、対戦相手であったスコットランドの文化を発信しました。また、十二開催都市や近隣三市のブースを設置するとともに、アミノバイタルフィールドにおいてストリートラグビー大会や、ラグビー選手による小学生を対象としたラグビークリニックを実施し、大変盛況でございました。さらに、試合終了後、二十二時三十分までフードコーナーを営業しました。
二点目は、ボランティアについてでございます。近隣三市や大学等からボランティアに参加していただき、来場者の誘導やラグビー体験の補助等に協力していただきました。
三点目は、イベント会場へのアクセス等についてでございます。観客動線上において、ボランティアによる協力や看板設置などで誘導を行いました。さらに、入退場口では簡易手荷物検査を実施いたしました。
続きまして、これらの取り組みを通じて得られた課題についてでございます。
一点目は、イベント運営についてです。当日は、ラグビーストラックアウトやウィルチェアラグビーなど体験型のコンテンツが大変盛況でございましたので、こうしたコンテンツの充実が有効であるとともに、より魅力ある飲食ブース等を展開する必要があります。また、試合終了後も楽しめるよう、集客や盛り上がりを確保していく必要がございます。さらに、大会とより一層の連動を図り、イベントのさらなるPRを図っていく必要がございます。
二点目は、ボランティアについてです。本イベントにおけるボランティアの募集期間は短期間でありましたが、本番に向けては、早い段階から募集を行い、ボランティアが主体的に参画できる体制を構築していく必要があります。また、二〇二〇年大会も踏まえて、ファンゾーン及び大会運営に向けた必要人員の確保及び育成が必要でございます。
三点目は、イベント会場へのアクセス等についてです。イベント会場へ的確に案内するために、効果的に誘導員を配置するとともに、イベント会場への入退場口を複数設置するなど、円滑な動線を確保するための工夫を図る必要があります。
説明は以上でございます。
○吉原委員長 報告は終わりました。
この際、資料要求のある方は発言を願います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○吉原委員長 それでは、資料要求はなしと確認をさせていただきます。
これをもちまして本日のラグビーワールドカップ特別対策委員会を閉会いたします。
午後一時十六分散会
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