公営企業委員会速記録第十六号

令和六年十二月十三日(金曜日)
第十委員会室
午後一時開議
出席委員 十四名
委員長あぜ上三和子君
副委員長吉住はるお君
副委員長おじま紘平君
理事竹平ちはる君
理事福手ゆう子君
理事後藤 なみ君
東 まり子君
しのはらりか君
岩永やす代君
関口健太郎君
慶野 信一君
柴崎 幹男君
増子ひろき君
小松 大祐君

欠席委員 なし

出席説明員
交通局局長久我 英男君
次長総務部長事務取扱横山 正彦君
水道局局長西山 智之君
技監松田 信夫君
総務部長長嶺 浩子君
建設部長特命担当部長兼務石田 紀彦君
多摩水道改革推進本部本部長山田 則人君
下水道局局長佐々木 健君
次長相田 佳子君
総務部長小泉 雅裕君
施設管理部長新谷 康之君
施設管理担当部長須賀 隆行君

本日の会議に付した事件
下水道局関係
付託議案の審査(質疑)
・第二百七十九号議案 東京都下水道条例の一部を改正する条例
水道局関係
付託議案の審査(質疑)
・第二百七十八号議案 東京都が設置する水道の布設工事監督者に関する資格等を定める条例の一部を改正する条例
付託議案の審査(決定)
・第二百七十八号議案 東京都が設置する水道の布設工事監督者に関する資格等を定める条例の一部を改正する条例
・第二百七十九号議案 東京都下水道条例の一部を改正する条例
特定事件の継続調査について

○あぜ上委員長 ただいまから公営企業委員会を開会いたします。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、下水道局及び水道局関係の付託議案の審査並びに特定事件の閉会中の継続調査の申出の決定を行います。
 これより下水道局関係に入ります。
 付託議案の審査を行います。
 第二百七十九号議案を議題といたします。
 本案については、既に説明を聴取しておりますので、直ちに質疑を行います。
 発言を願います。

○福手委員 第二百七十九号議案、東京都下水道条例の一部を改正する条例について意見を申し上げます。
 この条例は、事業者ごとに排水設備工事責任技術者を専属させていたのを、責任技術者を事業所ごとに選任するものに見直し、都内の複数事業者を兼務することを可能にするものです。
 国において、条例改正の根拠であるデジタル原則に照らした規制の一括見直しプランでアナログ規制の見直しが示され、今回の議案にあるような事業所への専属規制などが見直しの対象となりました。条例改正によって専属規制を緩和して、もう一方で、デジタル技術の活用で、事務所に必ずしもいなくても確認できるということも考えられています。
 都民生活の安全・安心を守るために設けられていた責任ある人の配置の在り方を、アナログ規制として規制緩和することは非常に懸念があります。よって、日本共産党としては反対です。
 以上を意見といたします。

○あぜ上委員長 ほかに発言がなければ、お諮りいたします。
 本案に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○あぜ上委員長 異議なしと認め、付託議案に対する質疑は終了いたしました。
 以上で下水道局関係を終わります。

○あぜ上委員長 これより水道局関係に入ります。
 付託議案の審査を行います。
 第二百七十八号議案を議題といたします。
 本案については、既に説明を聴取しておりますので、直ちに質疑を行います。
 発言を願います。

○福手委員 第二百七十八号議案、東京都が設置する水道の布設工事監督者に関する資格等を定める条例の一部を改正する条例について意見を申し上げます。
 この条例は、布設工事監督者と水道技術管理者の資格要件の見直しを行う内容です。条例改正の根拠となる生活衛生等関係行政の機能強化のための関係法令の整備に関する法律によって、水道行政は、厚労省から国交省と環境省へ移管されました。このことにより、衛生上の確保や一体性、迅速性が損なわれていないか懸念があり、我が党は国会で反対をしました。
 しかし、今条例改正は、資格要件の見直しであり、内容としては学科目や実務経験年数の拡大が行われており、この改正により、水質や工事の品質が損なわれるような変更が見当たらないため、反対するものではありません。そのことを一言申し上げておきます。
 以上です。

○あぜ上委員長 ほかに発言がなければ、お諮りいたします。
 本案に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○あぜ上委員長 異議なしと認め、付託議案に対する質疑は終了いたしました。
 以上で水道局関係を終わります。

○あぜ上委員長 これより付託議案の審査を行います。
 第二百七十八号議案及び第二百七十九号議案を一括して議題といたします。
 本案については、いずれも既に質疑を終了しております。
 これより採決を行います。
 初めに、第二百七十九号議案を採決いたします。
 本案は、起立により採決いたします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。
   〔賛成者起立〕

○あぜ上委員長 起立多数と認めます。よって、第二百七十九号議案は原案のとおり決定いたしました。
 次に、第二百七十八号議案を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○あぜ上委員長 異議なしと認めます。よって、第二百七十八号議案は原案のとおり決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○あぜ上委員長 次に、特定事件についてお諮りいたします。
 お手元配布の特定事件調査事項につきましては、閉会中の継続調査の申出をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○あぜ上委員長 異議なしと認め、そのように決定させていただきます。

○あぜ上委員長 この際、所管三局を代表いたしまして、西山水道局長から発言を求められておりますので、これを許します。

○西山水道局長 公営企業三局を代表いたしまして、ご挨拶を申し上げます。
 まず初めに、今回ご審議を賜りました議案につきまして、ただいまご決定をいただき、厚く御礼申し上げます。
 私ども公営企業が行っております事業は、都民生活や首都東京の都市活動に欠かすことのできない重要な事業でございます。
 これまでに賜りました貴重なご意見、ご指摘をそれぞれの事業運営に反映させまして、都民サービスのさらなる向上と効率的な経営に努め、都民の皆様の信頼と負託に全力で応えてまいります。
 あぜ上委員長をはじめ委員の皆様方におかれましては、引き続き、公営企業三局に対しまして、一層のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、ご挨拶とさせていただきます。
 ありがとうございました。

○あぜ上委員長 発言は終わりました。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時八分散会