公営企業委員会速記録第八号

令和六年六月七日(金曜日)
第十委員会室
午後一時開議
出席委員 十一名
委員長あぜ上三和子君
副委員長伊藤しょうこう君
副委員長保坂まさひろ君
理事福手ゆう子君
理事伊藤こういち君
理事村松 一希君
岩永やす代君
玉川ひでとし君
本橋たくみ君
柴崎 幹男君
中村ひろし君

欠席委員 なし

出席説明員
交通局局長久我 英男君
次長梅村 拓洋君
総務部長横山 正彦君
水道局局長西山 智之君
技監松田 信夫君
総務部長長嶺 浩子君
多摩水道改革推進本部本部長山田 則人君
調整部長清水 英彦君
下水道局局長佐々木 健君
次長相田 佳子君
総務部長小泉 雅裕君

本日の会議に付した事件
水道局関係
付託議案の審査(質疑)
・諮問第三号 地方自治法第二百二十九条の規定に基づく審査請求に関する諮問について
付託議案の審査(決定)
・諮問第三号 地方自治法第二百二十九条の規定に基づく審査請求に関する諮問について
請願陳情の継続審査について
特定事件の継続調査について

○あぜ上委員長 ただいまから公営企業委員会を開会いたします。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、水道局関係の付託議案の審査並びに請願陳情及び特定事件の閉会中の継続審査及び調査の申出の決定を行います。
 これより水道局関係に入ります。
 付託議案の審査を行います。
 諮問第三号、地方自治法第二百二十九条の規定に基づく審査請求に関する諮問についてを議題といたします。
 本件については、既に説明を聴取しておりますので、直ちに質疑を行います。
 発言を願います。

○福手委員 諮問について意見を申し上げます。
 この諮問は、下水道使用料の納入の取消しを求めて行った審査請求に関するものです。
 請求人の主張は、下水道使用量がいつもの十倍近くとなっており、その原因が不明な場合は、使用者に請求することは不当とし、行政の裁量で減額することを主張しています。
 今回の局側の対応としては、検針の際に使用量がいつもより多いため徴収を保留し、今回の請求人へ聞き取りや漏水等の調査を行い、問題がないことを確認した上で料金の徴収を行いました。こうしたやり取りがあって、その後、請求人は支払いを行いました。しかし、支払ったことに納得していないため、審査請求をしたということです。
 局は、これまでも、漏水の場合の対応では、まず漏水の確認を行い、修繕工事が終わるまでは請求を保留することや、場合によっては減額の対応をしてきています。こうした対応は必要なことです。
 今回の原因は漏水ではありませんが、請求人は審査請求書で、常識では考えられない量であること、原因がはっきりしない状況でもあること、そして今後もこのようなことがあるのではないかという懸念を述べています。また、審査請求書には、不服申立てが可能であるという教示はなかったとあります。納得できないでいる使用者への対応として、こうした権利を伝えることも含め、使用者に寄り添った対応を改めてお願いしたいと思います。
 以上を意見として申し上げておきます。

○あぜ上委員長 ほかに発言がなければ、お諮りいたします。
 本件に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○あぜ上委員長 異議なしと認め、付託議案に対する質疑は終了いたしました。
 以上で水道局関係を終わります。

○あぜ上委員長 これより付託議案の審査を行います。
 諮問第三号、地方自治法第二百二十九条の規定に基づく審査請求に関する諮問についてを議題といたします。
 本件については、既に質疑を終了しております。
 これより採決を行います。
 諮問第三号、地方自治法第二百二十九条の規定に基づく審査請求に関する諮問についてを採決いたします。
 お諮りいたします。
 本件は、棄却すべき旨答申することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○あぜ上委員長 異議なしと認めます。よって、諮問第三号は棄却すべき旨答申することに決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○あぜ上委員長 次に、請願陳情及び特定事件についてお諮りいたします。
 本日まで決定を見ていない請願陳情並びにお手元配布の特定事件調査事項については、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申出をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○あぜ上委員長 異議なしと認め、そのように決定いたします。

○あぜ上委員長 この際、所管三局を代表いたしまして、西山水道局長から発言を求められておりますので、これを許します。

○西山水道局長 公営企業三局を代表いたしまして、ご挨拶を申し上げます。
 まず初めに、今回ご審議を賜りました議案につきまして、ただいまご決定をいただき、厚く御礼を申し上げます。
 私ども公営企業が行っております事業は、都民生活や首都東京の都市活動に欠かすことのできない重要な事業でございます。
 これまでに賜りました貴重なご意見、ご指摘をそれぞれの事業運営に反映させまして、都民サービスのさらなる向上と効率的な経営に努め、都民の皆様の信頼と負託に全力で応えてまいります。
 あぜ上委員長をはじめ委員の皆様方におかれましては、引き続き、公営企業三局に対しまして、一層のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、ご挨拶とさせていただきます。
 ありがとうございました。

○あぜ上委員長 発言は終わりました。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時六分散会