公営企業委員会速記録第七号

令和六年五月二十三日(木曜日)
第十委員会室
午後一時開議
出席委員 十一名
委員長あぜ上三和子君
副委員長伊藤しょうこう君
副委員長保坂まさひろ君
理事福手ゆう子君
理事伊藤こういち君
理事村松 一希君
岩永やす代君
玉川ひでとし君
本橋たくみ君
柴崎 幹男君
中村ひろし君

欠席委員 なし

出席説明員
交通局局長久我 英男君
次長梅村 拓洋君
総務部長横山 正彦君
職員部長櫻庭 裕志君
資産運用部長築田 直樹君
自動車部長佐藤 和哉君
建設工務部長坂口 淳一君
経営改革推進担当部長DX推進担当部長兼務若井 太郎君
安全管理担当部長内山 裕道君
調整担当部長木元 隆平君
鉄軌道事業戦略担当部長稲垣 宏昌君
バス事業経営改善担当部長和田  明君
技術管理担当部長周郷 友義君
水道局局長西山 智之君
技監松田 信夫君
総務部長長嶺 浩子君
職員部長高角 和道君
経理部長西川 泰永君
サービス推進部長荒畑 克彦君
浄水部長鈴木  理君
給水部長藤川 和久君
建設部長特命担当部長兼務石田 紀彦君
設備担当部長小泉 正一君
多摩水道改革推進本部本部長山田 則人君
調整部長清水 英彦君
施設部長青山 忠史君
技術調整担当部長塩田  勉君
下水道局局長佐々木 健君
次長相田 佳子君
総務部長小泉 雅裕君
経理部長和田 慎一君
計画調整部長藤橋 知一君
施設管理部長新谷 康之君
建設部長萩原 清志君
企画担当部長DX推進担当部長兼務澤村  航君
設備調整担当部長小池 利和君
施設整備担当部長杉山  純君
流域下水道本部本部長袰岩 滋之君
管理部長池島 英稔君
技術部長井上  潔君

本日の会議に付した事件
水道局関係
第二回定例会提出予定案件について(説明)
・地方自治法第二百二十九条の規定に基づく審査請求に関する諮問について
報告事項(説明・質疑)
・契約の締結について
交通局関係
報告事項(説明・質疑)
・契約の締結について
下水道局関係
報告事項(説明・質疑)
・契約の締結について

○あぜ上委員長 ただいまより公営企業委員会を開会いたします。
 初めに、委員の所属変更について申し上げます。
 議長から、去る五月十七日付をもって、本橋ひろたか議員が本委員会から総務委員会に変更になった旨の通知がございましたので、ご報告をいたします。
 なお、議席につきましては、ただいまご着席のとおりといたしますので、ご了承願います。

○あぜ上委員長 次に、本委員会の担当書記に交代がありましたので、ご紹介をいたします。
 議案法制課の担当書記の宮本利恵さんです。
 よろしくお願いいたします。
   〔書記挨拶〕

○あぜ上委員長 次に、会期中の委員会日程について申し上げます。
 お手元配布の日程のとおり、理事会において申し合わせましたので、ご了承を願います。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、水道局関係の第二回定例会に提出を予定されております案件の説明聴取及び所管三局の報告事項の聴取を行います。
 なお、本日は、提出予定案件につきましては説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は会期中の委員会で行い、報告事項につきましては、説明聴取の後、質疑を終了まで行いたいと思いますので、ご了承を願います。
 これより水道局関係に入ります。
 初めに、先般の人事異動に伴い、幹部職員に交代がありましたので、水道局長からご紹介があります。

○西山水道局長 去る四月一日付の人事異動に伴い就任をいたしました当局幹部職員及び連絡員を紹介させていただきます。
 多摩水道改革推進本部長の山田則人でございます。職員部長の高角和道でございます。サービス推進部長の荒畑克彦でございます。浄水部長の鈴木理でございます。給水部長の藤川和久でございます。特命担当部長を兼務いたします建設部長の石田紀彦でございます。多摩水道改革推進本部施設部長の青山忠史でございます。多摩水道改革推進本部技術調整担当部長の塩田勉でございます。続きまして、当委員会との連絡に当たります総務課長の秋元康子でございます。主計課長の米澤龍太郎でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
   〔理事者挨拶〕

○あぜ上委員長 紹介は終わりました。

○あぜ上委員長 次に、第二回定例会に提出を予定されております案件について、理事者の説明を求めます。

○西山水道局長 令和六年第二回定例会に提出を予定しております水道局関係の案件の概要につきましてご説明申し上げます。
 今回の提出を予定しております案件は、地方自治法第二百二十九条の規定に基づく審査請求に関する諮問についてでございます。
 本案件は、当局が行いました下水道使用料の納入通知について、納入通知の取消しを求める審査請求がございましたので、地方自治法第二百二十九条第二項の規定に基づき、議会に諮問するものでございます。
 なお、詳細につきましては、多摩水道改革推進本部調整部長からご説明をさせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。

○清水調整部長 審査請求に関する諮問につきまして、資料1及び資料2によりご説明申し上げます。
 資料1は、諮問文でございます。その内容につきまして、資料2の関係資料によりご説明申し上げます。
 一ページをお開きください。
 一の審査請求人及び二の審査請求の年月日は記載のとおりでございます。
 三、審査請求の趣旨及び理由でございます。
 まず、(一)、審査請求の趣旨でございますが、東京都水道局長が審査請求人に対して令和五年五月二十九日付で行いました下水道使用料納入通知の取消しを求めるというものでございます。
 次に、(二)、審査請求の理由でございます。
 令和五年五月十六日に行いました検針の結果、汚水排出量が通常の十倍近くになりましたが、メーターの異常や漏水はございませんでしたので、検針した汚水排出量での使用料を請求いたしました。審査請求人は、増加した原因が不明であることから使用料を支払うことに納得できないとの主張をされております。
 四の本件処分に至る経過でございます。
 まず、(一)の本件処分の処分庁についてでございます。
 公共下水道管理者である東京都東久留米市が、地方自治法に基づき、東久留米市公共下水道使用料徴収事務の事務委託に関する規約を定め、使用料の徴収に関する業務を東京都に委託しております。さらに東京都は、東京都水道局長委任条項により、東京都水道局長に同業務を委任しております。よって、本件処分の処分庁は東京都水道局長でございます。
 続いて、二ページに移ります。
 (二)、汚水排出量の計算、(三)、下水道使用料の算定についてでございます。
 当局は、東京都給水条例に基づき、令和五年五月十六日に審査請求人の住所に設置された水道メーターの検針を行いましたところ、指針は三百五十九・九六三立方メートルでありました。前回の検針日である令和五年三月十四日の指針は二百十八・〇九三立方メートルであったため、令和五年三月十五日から同年五月十六日までの期間の審査請求人の水道使用量は百四十一立方メートルでございました。そして、東久留米市下水道条例に基づき、審査請求人の汚水排出量を水道使用量と同量の百四十一立方メートルとみなしました。
 本件の使用期間が二月にわたること、汚水排出量が百四十一立方メートルであることから、東久留米市下水道条例に定められた使用料の算定方法に基づき、審査請求人の使用料を二万四千四百三十一円と算定し、令和五年五月二十九日付で納入通知を行ったものでございます。
 続いて、五、審査請求に対する処分庁の見解でございます。
 審査請求人は、汚水排出量の増加した原因が不明な場合、その使用料を使用者に請求することが不当であると主張しています。しかしながら、使用料の算定は下水道条例に基づき適正に行われています。
 また、審査請求人は、増加した原因を行政において調査し、原因が不明である場合は、行政の裁量で使用料を減額するよう主張しています。下水道条例に基づく減免の要件は、下水道条例第二十三条第一項及び第二項に定めがございますが、審査請求人は減免の申請条件に該当していないため、下水道使用料を減額することはできません。
 以上のとおり、本件納入通知行為に不当な点はなく、本件審査請求に理由がないことから、棄却が相当であると考えております。
 なお、三ページ以降に関係法令の抜粋を記載しておりますので、後ほどご覧いただきたいと存じます。
 以上で資料1及び資料2の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○あぜ上委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○あぜ上委員長 ありませんか。−−なければ、資料要求はなしと確認させていただきます。

○あぜ上委員長 次に、理事者から報告の申出がありますので、これを聴取いたします。

○西川経理部長 工事請負契約及び動産の買入れ契約につきまして、お手元の資料3、契約締結報告書によりご報告申し上げます。
 本日ご報告申し上げますものは、令和六年二月一日から令和六年四月三十日までの間に契約を締結いたしました予定価格が一件九億円以上の工事請負契約六件及び予定価格が一件二億円以上の動産の買入れ契約一件の合計七件でございます。
 表紙をおめくりいただきまして、一ページをご覧ください。こちらは、本日ご報告申し上げます契約七件の総括表でございます。
 以下順次、契約の概要につきましてご説明を申し上げます。
 二ページをお開き願います。1、朝霞浄水場非常用自家発電設備設置工事でございます。
 本件は、大規模停電時や電力使用が制限された場合においても安定的に給水を確保できるよう、朝霞浄水場に非常用自家発電設備の整備工事を行うものでございます。
 契約の方法はWTO一般競争入札、契約金額は六十四億七千九百万円、契約の相手方は株式会社日立製作所でございます。入札経過及び案内図につきましては三ページにお示ししてございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 四ページをお開き願います。2、青梅市東青梅六丁目地先から同市東青梅二丁目地先間外一か所配水本管(六百ミリメートルから四百ミリメートル)新設工事でございます。
 本件は、送配水施設整備事業の一環として、青梅市東青梅六丁目地先から同市東青梅二丁目地先間外一か所において、配水本管の新設工事を開削工法及び推進工法により行うものでございます。
 契約の方法は技術実績評価型総合評価方式による一般競争入札、契約金額は十億四千五百万円、契約の相手方は新開工業株式会社でございます。入札経過及び案内図につきましては、五ページにお示ししてございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 六ページをお開き願います。3、金町浄水場第一高度浄水施設ポンプ設備等改良工事でございます。
 本件は、金町浄水場における第一高度浄水施設機械設備等の機能維持及び信頼性の向上を図るため、ポンプ設備等の更新工事を行うものでございます。
 契約の方法は一般競争入札、契約金額は十一億六千九百三十万円、契約の相手方は株式会社クボタでございます。入札経過につきましては七ページに、案内図につきましては八ページにお示ししてございますので、ご参照いただければと存じます。
 九ページをお開き願います。4、中野区松が丘二丁目地先から同区松が丘一丁目地先間送水管(千八百ミリメートル)既設さや管内配管工事でございます。
 本件は、送配水施設整備事業の一環として、中野区松が丘二丁目三十五番地先から同区松が丘一丁目三十四番地先間におきまして、内径二千四百ミリメートルの既設管内に内径千八百ミリメートルの送水管を布設する工事を、既設さや管内配管工法により行うものでございます。
 契約の方法は一般競争入札、契約金額は九億八千七百二十五万円、契約の相手方は須藤工業株式会社でございます。入札経過につきましては一〇ページに、案内図につきましては一一ページにお示ししてございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 一二ページをお開き願います。5、柴崎給水所一号配水池築造工事でございます。
 本件は、送配水施設整備事業の一環として、立川市柴崎町一丁目一番地内において、柴崎給水所の一号配水池築造及び場内配管布設等の整備工事を行うものでございます。
 契約の方法はWTO一般競争入札、契約金額は三十億千二百九十万円、契約の相手方は熊谷・渡辺・久本建設共同企業体でございます。入札経過及び案内図につきましては、一三ページにお示ししてございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 一四ページをお開き願います。6、町田市野津田町三千七百三十番地先から同市野津田町千三百十番地先間配水本管(六百ミリメートル)新設工事でございます。
 本件は、送配水施設整備事業の一環として、町田市野津田町三千七百三十番地先から同市野津田町千三百十番地先間において、内径六百ミリメートルの配水本管新設工事を開削工法及び推進工法により行うものでございます。
 契約の方法は技術実績評価型総合評価方式による一般競争入札、契約金額は十億九千六百四万円、契約の相手方は日本コムシス株式会社でございます。入札経過及び案内図につきましては、一五ページにお示ししてございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 一六ページをお開き願います。7、令和六年度配水小管スマートメータ(水圧計)の買入れでございます。
 本件は、令和六年度に設置予定の配水小管スマートメーター(水圧計)二百組の機器を買い入れるものでございます。
 契約の方法はWTO一般競争入札、契約金額は二億八千三百八十万円、契約の相手方は株式会社日立システムズでございます。入札経過につきましては中ほどにお示ししてございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 以上、簡単ではございますが、ご報告を申し上げます。何とぞよろしくお願い申し上げます。

○あぜ上委員長 報告は終わりました。
 これより本件に対する質疑を行います。
 発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○あぜ上委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本件に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○あぜ上委員長 異議なしと認め、報告事項に対する質疑は終了いたしました。
 以上で水道局関係を終わります。

○あぜ上委員長 これより交通局関係に入ります。
 初めに、先般の人事異動に伴い、幹部職員に交代がありましたので、交通局長から紹介がございます。

○久我交通局長 四月一日付の人事異動によりまして、当局幹部職員に異動がございましたので、紹介させていただきます。
 総務部長の横山正彦でございます。職員部長の櫻庭裕志でございます。資産運用部長の築田直樹でございます。自動車部長の佐藤和哉でございます。経営改革推進担当部長でDX推進担当部長兼務の若井太郎でございます。安全管理担当部長の内山裕道でございます。調整担当部長の木元隆平でございます。鉄軌道事業戦略担当部長の稲垣宏昌でございます。バス事業経営改善担当部長の和田明でございます。技術管理担当部長の周郷友義でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
   〔理事者挨拶〕

○あぜ上委員長 紹介は終わりました。

○あぜ上委員長 次に、理事者から報告の申出がありますので、これを聴取いたします。

○築田資産運用部長 お手元配布の資料1、契約締結報告書に基づきまして、令和六年二月一日から令和六年四月三十日までに締結いたしました予定価格が一件九億円以上の工事請負契約及び一件二億円以上の動産の買入れ契約につきましてご報告申し上げます。
 一ページをお開き願います。ご報告申し上げます契約の総括表でございます。
 以下、契約の概要につきましてご説明申し上げます。
 二ページをお開き願います。大江戸線蔵前駅防水ゲート両圧化対応工事でございます。
 本件は、大江戸線蔵前駅の東側トンネル内に両国駅側からの浸水対策として設置されております防水ゲートにつきまして、蔵前駅側からの浸水にも対応できるよう改良する工事でございます。
 契約の方法は随意契約、契約金額は十億三千四百万円、契約の相手方は日立造船株式会社でございます。
 三ページをお開き願います。レール二点(馬込・志村・大島・木場・光が丘)の買入れでございます。
 本件は、交換用の普通レール及び熱処理レールを買い入れるものでございます。
 契約の方法は一般競争入札、契約金額は二億七千百九十七万六千百円、契約の相手方はJFE商事鉄鋼建材株式会社でございます。
 四ページをお開き願います。令和六年度一般乗合自動車(ディーゼル)の買入れでございます。
 本件は、大型ノンステップバス六十七両を買い入れるものでございます。
 契約の方法は一般競争入札、契約金額は十六億六千八百五十六万八千円でございます。契約の相手方はいすゞ自動車首都圏株式会社でございます。
 以上で報告を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。

○あぜ上委員長 報告は終わりました。
 これより本件に対する質疑を行います。
 発言を願います。

○中村委員 それでは、報告事項について、この一般乗合自動車の買入れについて質問いたします。
 今回、大型ノンステップバス六十七両を買い入れるという報告がありました。車両の種類はディーゼル車とのことです。六十七台で約十六億円、一台当たり約二千四百万円なので、電気自動車よりは安くはなっています。
 しかし、地球温暖化が進展する中、国際的にも化石燃料車には厳しい目が向けられています。国の目標では、乗用車は二〇三五年までに新車販売で電動車一〇〇%の実現とし、大型車は二〇二〇年代に五千台先行導入し、二〇三〇年までに二〇四〇年の目標を設定するとしています。
 一方、都は国より五年前倒しで、二〇三〇年に乗用車新車販売一〇〇%非ガソリン化を掲げています。大型バスの目標はないとはいえ、少なくとも国より前倒しにするのであれば、都が率先して取組をする必要があります。今年度導入するということは、二〇四〇年近くまで使用することになります。
 交通局は一事業者とはいいますが、東京都という、民間をリードする立場の一員でもあり、知事がどこまでの根拠を持って国より数値目標を前倒しにしたのかは疑問ではありますが、実現できるのならよいことですから積極的な取組が必要です。
 もちろん、電気や水素か、もしかしたら従来の車両をそのまま燃料をバイオ燃料に替えて使用するか、何が世界標準になるか分からず、投資が難しい状況は察します。しかし、民間も非常に苦慮している中で、少なくとも東京都の一員として積極的な姿勢を示すことは必要です。もちろん、とはいえ、ガソリン車自身も技術革新はあり、燃費性能はよくなっているとは聞きます。
 そこで、今回導入するディーゼル車両について、まず燃費性能はどういう状況なのか伺います。

○佐藤自動車部長 今般、契約したディーゼル車両の燃費性能につきましては、メーカーの公表値によりますと、更新する車両と比較すると一〇%程度上回っております。

○中村委員 ディーゼル車ではありますが、一世代前のディーゼル車に比べれば燃費性能が改善されたとのことです。燃費がよくなれば、同じ距離を走ってもCO2排出が減ることになるので、一定の改善ではあります。また、先ほど述べましたが、今のエンジンのままでバイオ燃料が使えるようになり、それが主流になれば、そのままでもよい可能性はあります。その動向も注意深く見守っていただきたいと思います。
 とはいえ、CO2排出が大きく改善されるとはいえ、カーボンニュートラルがいわれる中、今回導入する車両を十五年間使用するとなると二〇四〇年近くまで使うことになりますので、その頃には大きく社会も変わっています。早期に燃料電池バスなどカーボンニュートラルの車両に置き換えていく必要があります。今後の導入計画を伺います。

○和田バス事業経営改善担当部長 都営バスでは、現在、燃料電池バスを七十五両導入しておりまして、今年度末までに八十両に拡大する計画でございます。

○中村委員 既に燃料電池バスは七十五両あって、八十両まで拡大するとのことですから、今年度は燃料電池バスを五両導入するということになります。
 交通局の経営計画二〇二二にも、さらなるZEV化を進めるため、EVバスの導入について調査検討を行うとともに、国や国内メーカーに路線バスに適した車両の開発を働きかけますと記載されています。計画での到達目標は八十両導入ですが、さらなるCO2削減など、環境負荷低減に努めていただくことを求めて、質問を終わります。

○あぜ上委員長 ほかに発言がなければ、お諮りいたします。
 本件に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、ご異議ありませんでしょうか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○あぜ上委員長 異議なしと認め、報告事項に対する質疑は終了いたしました。
 以上で交通局関係を終わります。

○あぜ上委員長 これより下水道局関係に入ります。
 初めに、先般の人事異動に伴い、幹部職員に交代がありましたので、下水道局長から紹介がございます。

○佐々木下水道局長 四月一日付の人事異動によりまして異動のございました当局の幹部職員をご紹介させていただきます。
 流域下水道本部長の袰岩滋之でございます。総務部長の小泉雅裕でございます。経理部長の和田慎一でございます。計画調整部長の藤橋知一でございます。建設部長の萩原清志でございます。企画担当部長でDX推進担当部長兼務、子供政策連携室企画調整担当部長及びスタートアップ・国際金融都市戦略室スタートアップ戦略推進担当部長を併任いたします澤村航でございます。設備調整担当部長の小池利和でございます。流域下水道本部管理部長の池島英稔でございます。流域下水道本部技術部長の井上潔でございます。続きまして、当委員会との連絡に当たります総務課長の中山草文でございます。理財課長の小川則之でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○あぜ上委員長 紹介は終わりました。

○あぜ上委員長 次に、理事者から報告の申出がありますので、これを聴取いたします。

○和田経理部長 工事の請負契約につきましてご報告申し上げます。
 お手元の資料1、契約締結報告書をご覧いただきたいと存じます。
 恐れ入りますが、一ページをお開き願います。総括表をお示ししてございます。
 今回の内容は、令和六年二月一日から四月三十日までの間に締結した予定価格一件九億円以上の工事請負契約七件でございます。
 以下順次、契約の概要についてご説明いたします。
 二ページをお開き願います。江東区大島五、六丁目付近再構築工事でございます。
 本件は、江東区大島五、六丁目付近の既設管渠の更新を図るため、管渠の敷設替え及び更生工事を施行するものでございます。その概要と入札結果は以下のとおりでございます。
 四ページをお開き願います。森ヶ崎水再生センター電力貯蔵設備再構築工事でございます。
 本件は、森ヶ崎水再生センターの電力貯蔵設備が老朽化したため、再構築工事を施行するものでございます。その概要と入札結果は以下のとおりでございます。
 六ページをお開き願います。森ヶ崎水再生センター(東)汚泥消化槽機械設備再構築工事でございます。
 本件は、森ヶ崎水再生センター東処理施設の汚泥消化槽機械設備が老朽化したため、再構築工事を施行するものでございます。その概要と入札結果は以下のとおりでございます。
 八ページをお開き願います。森ヶ崎水再生センター(東)第一沈殿池機械設備更新工事でございます。
 本件は、森ヶ崎水再生センター東処理施設に設置されている沈殿池機械設備が、長年の使用により機能が低下しているため、更新工事を施行するものでございます。その概要と入札結果は以下のとおりでございます。
 一〇ページをお開き願います。芝浦水再生センター水処理電気設備再構築その三工事でございます。
 本件は、別途施行の芝浦水再生センター東系ポンプ設備再構築その二工事に伴い、電気設備工事を施行するものでございます。その概要と入札結果は以下のとおりでございます。
 一二ページをお開き願います。森ヶ崎水再生センター(東)汚泥処理電気設備再構築その七工事でございます。
 本件は、別途施行の森ヶ崎水再生センター(東)汚泥消化槽機械設備再構築工事に伴い、電気設備工事を施行するものでございます。その概要と入札結果は以下のとおりでございます。
 一四ページをお開き願います。南部汚泥処理プラント汚泥処理電気設備再構築その七工事でございます。
 本件は、別途施行の南部汚泥処理プラント汚泥濃縮設備再構築その三工事に伴い、電気設備工事を施行するとともに、南部汚泥処理プラントの汚泥処理用監視制御設備が老朽化したため、再構築工事を施行するものでございます。その概要と入札結果は以下のとおりでございます。
 以上で工事請負契約についての報告を終わらせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

○あぜ上委員長 報告は終わりました。
 これより本件に対する質疑を行います。
 発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○あぜ上委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本件に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○あぜ上委員長 異議なしと認め、報告事項に対する質疑は終了いたしました。
 以上で下水道局関係を終わります。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時三十二分散会