公営企業委員会速記録第二号

令和六年三月四日(月曜日)
第十委員会室
午後一時開議
出席委員 十二名
委員長あぜ上三和子君
副委員長伊藤しょうこう君
副委員長保坂まさひろ君
理事福手ゆう子君
理事伊藤こういち君
理事村松 一希君
岩永やす代君
玉川ひでとし君
本橋たくみ君
柴崎 幹男君
本橋ひろたか君
中村ひろし君

欠席委員 なし

出席説明員
交通局局長久我 英男君
次長梅村 拓洋君
総務部長豊田 義博君
水道局局長西山 智之君
技監松田 信夫君
総務部長長嶺 浩子君
多摩水道改革推進本部本部長石井 英男君
下水道局局長佐々木 健君
次長相田 佳子君
総務部長後藤 徹也君

本日の会議に付した事件
水道局関係
付託議案の審査(質疑)
・第百四十二号議案 令和五年度東京都水道事業会計補正予算(第一号)
交通局関係
付託議案の審査(質疑)
・第百四十号議案 令和五年度東京都交通事業会計補正予算(第一号)
・第百四十一号議案 令和五年度東京都高速電車事業会計補正予算(第一号)
付託議案の審査(決定)
・第百四十号議案 令和五年度東京都交通事業会計補正予算(第一号)
・第百四十一号議案 令和五年度東京都高速電車事業会計補正予算(第一号)
・第百四十二号議案 令和五年度東京都水道事業会計補正予算(第一号)

○あぜ上委員長 ただいまから公営企業委員会を開会いたします。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、水道局及び交通局関係の中途議決に係る付託議案の審査を行います。
 これより水道局関係に入ります。
 付託議案の審査を行います。
 第百四十二号議案を議題といたします。
 本案については、既に説明を聴取しておりますので、直ちに質疑を行います。
 発言を願います。

○岩永委員 それでは、消費税の修正申告についてお尋ねします。
 課税取引として経理をしている道路掘削復旧工事に伴う監督事務費等について、課税区分が誤っていたことが判明し、過年度の過少申告分及び延滞税の納付を行うための補正予算となっています。インボイスの導入以降に課税区分の誤りが判明したとのことです。
 最初に判明したのはいつでしょうか。

○長嶺総務部長 当局では、インボイス導入に向けた準備を行っている中で、令和五年九月、水道工事完了後に道路管理者が路面復旧状況を確認する際の事務費の支出におきまして、消費税の課税区分の誤りが判明いたしました。

○岩永委員 また、遡及は五年間のみという限られた中ですが、四億五千四百万円とのことです。
 五年間の年度ごとの件数と金額の内訳を伺います。

○長嶺総務部長 誤りの判明した後に局内で調査を行いました結果、今回の修正申告の元となる支出の相手先は、都、特別区、一部の市など合計三十三件であり、補正予算の年度ごとの金額の内訳は、本税と延滞税を含めまして、平成三十年度が六千百万円、令和元年度が七千二百万円、二年度が一億六百万円、三年度が一億九百万円、四年度が一億六百万円でございます。

○岩永委員 今回、補正の対象となっている期間は五年間で、合計金額は四億五千四百万円、支出の相手先は三十三件にも及ぶということでした。
 消費税の導入時期は一九八九年四月ですので、課税区分の誤りは、三十四年前からになります。国税の時効である五年間より前のおよそ三十年間にわたり、税が徴収されなかったということです。自治体や事業者への影響はなかったとはいえ、今回、補正で出されている五年間の金額を基に単純計算をすると、合計総額は、延滞税も合わせて約三十億円にも上るのではと推計されます。都の予算規模からすれば少ない額かもしれませんが、庶民感覚からすれば大変大きな金額です。
 このような誤りが発生した原因について、何であったのかお聞きをしたいと思います。また、同じことを繰り返さないように、どのような取組を行っていくのか伺います。

○長嶺総務部長 他企業が行う工事に、当局が立ち会う場合の事務費は、課税取引として請求いたしますため、今回誤りが判明した事務費についても、同様に課税取引であると誤認をいたしましたが、根拠法令の違いにより、本来は非課税取引として処理すべきものでありました。
 今後は、過去の判断を所与のものとせず、確認を行うなど、より慎重に対応してまいります。

○岩永委員 今回、課税の誤りが最初に判明したのが昨年九月ということでした。
 都議会では、十月以降、決算特別委員会や、公営企業委員会でも事務事業質疑などもありました。まずは、判明した時点で、第一報として速やかに議会、特に担当委員会へご報告いただけなかったことは大変残念です。
 今後は、議会への情報共有、情報提供を丁寧に行っていただくことを求めて、質問を終わります。

○あぜ上委員長 ほかに発言がなければ、お諮りいたします。
 本案に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんでしょうか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○あぜ上委員長 異議なしと認め、付託議案に対する質疑は終了いたしました。
 以上で水道局関係を終わります。

○あぜ上委員長 これより交通局関係に入ります。
 付託議案の審査を行います。
 第百四十号議案及び第百四十一号議案を一括して議題といたします。
 本案については、いずれも既に説明を聴取しておりますので、直ちに質疑を行います。
 発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○あぜ上委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本案に対する質疑は、いずれもこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんでしょうか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○あぜ上委員長 異議なしと認めまして、付託議案に対する質疑は終了いたします。
 以上で交通局関係を終わります。

○あぜ上委員長 これより付託議案の審査を行います。
 第百四十号議案から第百四十二号議案までを一括して議題といたします。
 本案については、いずれも既に質疑を終了しています。
 これより採決を行います。
 第百四十号議案から第百四十二号議案までを一括して採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、いずれも原案のとおり決定することにご異議ありませんでしょうか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○あぜ上委員長 異議なしと認めます。よって、第百四十号議案から第百四十二号議案までは、いずれも原案のとおり決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時八分散会

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