公営企業委員会速記録第七号

令和四年六月十日(金曜日)
第十委員会室
午後一時開議
出席委員 十三名
委員長こいそ 明君
副委員長菅野 弘一君
副委員長森村 隆行君
理事斉藤まりこ君
理事小林 健二君
理事村松 一希君
石島 秀起君
岩永やす代君
成清梨沙子君
かつまたさとし君
保坂まさひろ君
山口  拓君
大山とも子君

欠席委員 なし

出席説明員
交通局局長武市 玲子君
次長梅村 拓洋君
技監車両電気部長事務取扱野崎 慎一君
総務部長豊田 義博君
水道局局長古谷ひろみ君
技監松田 信夫君
総務部長石井 英男君
下水道局局長奥山 宏二君
次長松川 桂子君
総務部長田中  彰君
職員部長後藤 徹也君
計画調整部長猪八重 勇君
流域下水道本部本部長佐々木 健君
管理部長高角 和道君

本日の会議に付した事件
下水道局関係
付託議案の審査(質疑)
・第百五十三号議案 東京都公営企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例
付託議案の審査(決定)
・第百五十三号議案 東京都公営企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例
請願陳情の継続審査について
特定事件の継続調査について

○こいそ委員長 ただいまから公営企業委員会を開会いたします。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、下水道局関係の付託議案の審査並びに請願陳情及び特定事件の閉会中の継続審査及び調査の申出の決定を行います。
 これより下水道局関係に入ります。
 付託議案の審査を行います。
 第百五十三号議案を議題といたします。
 本案については、既に説明を聴取しておりますので、直ちに質疑を行いたいと思います。
 発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○こいそ委員長 お諮りいたします。
 本案に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんでしょうか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○こいそ委員長 異議なしと認め、付託議案に対する質疑は終了いたしました。
 以上で下水道局関係を終わります。

○こいそ委員長 これより付託議案の審査を行います。
 第百五十三号議案を議題といたします。
 本案については、既に質疑を終了しております。
 この際、本案に対し発言の申出がありますので、これを許します。

○斉藤委員 今回の議案の東京都公営企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正についてですけれども、私たちは労使合意を尊重し、本議案に賛成いたします。
 しかし、指摘しておかなければならない問題点がありますので、意見を述べます。
 この条例改正は、昨年六月に地方公務員法の一部が改正され、国家公務員と同様に、東京都の職員の定年を六十五歳まで引き上げるとともに、六十歳を超える職員の給与の取扱いに関する特例を設けるなどの規定を整備するためのものです。
 現行の再任用制度と比べて、常勤職員は雇用が継続され、各種手当が引き継がれるという改善がありますが、大きな問題点は、六十歳を過ぎると、常勤職員でも給与の水準がそれまでの七割に減ってしまうという点です。六十歳を超える職員の皆さんは、長年の経験、豊富な知識、技術等を持っていて、引き続きその力を発揮しながら同じ仕事を行うのですから、本来、給与水準は維持されるべきです。年齢で区切って給与を下げるということは、職務給の原則や同一労働同一賃金の原則を壊すものになります。七割の根拠についても、人事院が実施した職種別民間給与実態調査で、定年延長をしている事業所のうち、六十歳時点で給与を減額している事業所だけの数字を取り出して、七割という数字を計算しているということで、我が党は、国会で、比較の在り方としておかしいということを指摘しています。七割水準に設定するのは、当分の間としていますが、我が党は、この条例改正後も、給与水準については改善を進めていくことを求めます。
 同時に、定年引上げに伴って、新規採用や中途採用が制限されるということはあってはならないと思います。国会では、昨年の我が党の質問に対し、当時の河野大臣が、新規採用をコンスタントに続けていくというのは、国民に安定的に行政サービスを提供する、あるいは公務員の専門的な知識、知見を次につなげていくという観点からも重要だと答弁をしています。
 東京都の公営企業三局においても、専門的な技術とノウハウの継承のためにも、新規採用や中途採用を抑制することのないように、関係各局と連携して対応することを求めて、日本共産党都議団の意見といたします。

○こいそ委員長 発言は終わりました。
 これより採決を行います。
 第百五十三号議案を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんでしょうか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○こいそ委員長 異議なしと認めます。よって、第百五十三号議案は原案のとおり決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○こいそ委員長 次に、請願陳情及び特定事件についてお諮りいたします。
 本日まで決定を見ていない請願陳情並びにお手元配布の特定事件調査事項については、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申出をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんでしょうか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○こいそ委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○こいそ委員長 この際、所管三局を代表いたしまして、奥山下水道局長から発言を求められておりますので、これを許します。

○奥山下水道局長 公営企業三局を代表いたしまして、ご挨拶を申し上げます。
 まず初めに、今回ご審議を賜りました議案につきまして、ただいまご決定をいただき、厚く御礼を申し上げます。
 私ども公営企業が行っております事業は、都民生活や首都東京の都市活動に欠かすことのできない重要な事業でございます。
 今後とも、都民サービスのさらなる向上と効率的な経営に努め、都民の皆様の信頼と負託に全力で応えてまいる所存でございます。
 こいそ委員長をはじめ委員の皆様方におかれましては、引き続き、公営企業三局に対しまして、一層のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、ご挨拶とさせていただきます。
 ありがとうございました。

○こいそ委員長 発言は終わりました。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時七分散会

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