公営企業委員会速記録第十号

令和三年十月八日(金曜日)
第十委員会室
午後一時開議
出席委員 十三名
委員長大山とも子君
副委員長菅野 弘一君
副委員長森村 隆行君
理事斉藤まりこ君
理事小林 健二君
理事村松 一希君
石島 秀起君
岩永やす代君
成清梨沙子君
かつまたさとし君
西山  賢君
保坂まさひろ君
山口  拓君

欠席委員 一名

出席説明員
交通局局長内藤  淳君
次長土岐 勝広君
総務部長根木 義則君
水道局局長浜 佳葉子君
技監尾根田 勝君
総務部長石井 英男君
下水道局局長神山  守君
次長根本 浩志君
総務部長松本 明子君
計画調整部長佐々木 健君
施設管理部長猪八重 勇君
流域下水道本部本部長佐々木秀之君

本日の会議に付した事件
下水道局関係
付託議案の審査(質疑)
・第百七十一号議案 東京都公共下水道及び流域下水道の構造並びに終末処理場の維持管理の基準に関する条例の一部を改正する条例
付託議案の審査(決定)
・第百七十一号議案 東京都公共下水道及び流域下水道の構造並びに終末処理場の維持管理の基準に関する条例の一部を改正する条例
請願陳情の継続審査について
特定事件の継続調査について

〇大山委員長 ただいまから公営企業委員会を開会いたします。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、下水道局関係の付託議案の審査並びに請願陳情及び特定事件の閉会中の継続審査及び調査の申出の決定を行います。
 これより下水道局関係に入ります。
 付託議案の審査を行います。
 第百七十一号議案を議題といたします。
 本案については、既に説明を聴取しておりますので、直ちに質疑を行います。
 発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

〇大山委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本案に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

〇大山委員長 異議なしと認め、付託議案に対する質疑は終了いたしました。
 以上で下水道局関係を終わります。

〇大山委員長 初めに、交通局長から発言の申出がありますので、これを許します。

〇内藤交通局長 発言の機会をいただき誠にありがとうございます。
 昨日、十月七日、二十二時四十一分頃に発生いたしました地震の影響によりまして、都営交通への状況、動向についてご説明申し上げます。
 まずは、現在の運行状況でございますが、都営バス、都電荒川線、東京さくらトラム及び都営地下鉄につきましては、通常運行しております。
 日暮里・舎人ライナーにつきましては、地震発生時から運転の見合せが続いているところでございます。
 日暮里・舎人ライナーの状況でございますが、今回の地震の影響によりまして、日暮里発、見沼代親水公園駅行きの一編成が、舎人公園駅と舎人駅との間におきまして、先頭から三両が脱輪し、車両及び走行に必要な地上設備が損傷いたしました。
 車内のお客様につきましては、当局職員が現場に急行し、また、駆けつけていただいた警察、消防職員のご協力もいただきながら、軌道上を徒歩で舎人公園駅まで誘導いたしました。負傷されたお客様は三名。うち二名の方が救急搬送されましたが、幸いにも、どちらも軽症とのご報告をいただいております。
 地震発生時には、日暮里駅、見沼代親水公園駅間を計十編成が営業運行しておりましたが、他の編成は、緊急停止後、最寄り駅まで自走で運行し、負傷者はございませんでした。
 今後の対応といたしまして、早期の復旧に向け取り組んでまいりますが、脱輪した車両を収容した上で、地上設備の損傷状況の点検、補修などを行う必要がございます。
 損傷状況によりましては、復旧に数日を要する場合も想定されますことから、現在、ライナーに並走する系統の都営バス、これの増便及び民間バスの活用など、代替輸送の確保に全力で取り組んでおります。
 おけがをされた方やご利用のお客様、委員の皆様方をはじめ、多くの方々にご迷惑とご心配をおかけし、誠に申し訳ございません。
 都営交通は、東京の都市活動や都民生活を支える公共交通機関として重要な役割を担っております。また、その役割をしっかりと果たし、お客様に安心してご利用いただけるよう、今回の事故につきまして検証を行い、さらなる安全対策に努めてまいります。
 今後とも、大山委員長をはじめ委員の皆様方のご指導、ご鞭撻を賜りますよう、何とぞよろしくお願いいたします。

〇大山委員長 発言は終わりました。
 次に、水道局長から発言の申出がありますので、これを許します。

〇浜水道局長 発言の機会をいただきましてありがとうございます。
 昨日発生した地震の水道施設への影響についてご説明を申し上げます。
 この地震によりまして、当局の給水区域におきましては、区部の二十三か所において漏水が発生いたしましたが、今朝六時四十五分までに全て復旧しております。断水はございませんでした。
 一方、漏水修理に伴いまして、葛飾区の一部において濁り水が生じる可能性があったため、その場合の対応についてお客様へ周知をいたしました。
 これらによりまして、ご迷惑をおかけした皆様におわびを申し上げます。
 漏水の発生原因は、いずれも水道管本体の破損等によるものではなく、水道管の附属設備である空気弁等の不具合によるものでございました。また、浄水場等の施設につきましては、被害は発生しておりません。
 東京水道は、都民生活と首都東京の都市活動を支える基幹ライフラインでございまして、安全でおいしい高品質な水の安定供給は当局の使命でございます。その使命を果たすため、今回の対応についてしっかりと検証を行い、さらなる震災対策の強化に努めてまいります。
 今後とも、大山委員長をはじめ委員の皆様方のご指導、ご鞭撻を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。。

〇大山委員長 発言は終わりました。
 次に、下水道局長から発言の申出がありますので、これを許します。

〇神山下水道局長 発言の機会をいただきありがとうございます。
 昨日発生した地震による下水道施設への影響についてご説明申し上げます。
 地震発生後、速やかに、あらかじめ定められた当局のマニュアルなどに基づきまして、局職員、政策連携団体である東京都下水道サービス株式会社、TGSでございます、や下水道メンテナンス協同組合などによりまして、当局が管理する区部、多摩地域の水再生センターや下水道管などの施設を点検し、現状においては、幸い被害がないことを確認しております。
 東京の下水道は、都民生活や都市活動を支える必要不可欠な都市基盤施設でございます。
 今後とも、お客様である都民の皆様の安全を守り、安心で快適な生活を支えていくため、震災対策の充実など下水道機能の安定的な確保に努めてまいります。
 大山委員長をはじめ委員の皆様方におかれましては、今後とも、ご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

〇大山委員長 発言は終わりました。

〇大山委員長 これより付託議案の審査を行います。
 第百七十一号議案を議題といたします。
 本案については、既に質疑を終了しております。
 これより採決を行います。
 第百七十一号議案を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

〇大山委員長 異議なしと認めます。よって、第百七十一号議案は原案のとおり決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

〇大山委員長 請願陳情及び特定事件についてお諮りいたします。
 本日まで決定を見ていない請願陳情並びにお手元配布の特定事件調査事項については、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申出をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

〇大山委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

〇大山委員長 次に、今後の委員会日程について申し上げます。
 お手元配布の日程のとおり、理事会において申合せしましたので、ご了承願います。

〇大山委員長 この際、所管三局を代表いたしまして、神山下水道局長から発言を求められておりますので、これを許します。

〇神山下水道局長 公営企業三局を代表いたしまして、ご挨拶を申し上げます。
 まず初めに、今回ご審議を賜りました議案につきまして、ただいまご決定をいただき、厚く御礼申し上げます。
 これまでに賜りました貴重なご意見、ご指摘をそれぞれの事業運営に十分反映させまして、都民サービスのさらなる向上と、効率的な経営に努めるとともに、施設の維持管理などに万全を期し、都民の皆様の信頼と負託に全力で応えてまいる所存でございます。
 今後とも、公営企業三局に対しまして、一層のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、ご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。

〇大山委員長 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時十分散会

ページ先頭に戻る

ページ先頭に戻る