委員長 | 清水 孝治君 |
副委員長 | 藤井とものり君 |
副委員長 | 本橋ひろたか君 |
理事 | とや英津子君 |
理事 | 菅原 直志君 |
理事 | 中山 信行君 |
大場やすのぶ君 | |
村松 一希君 | |
おときた駿君 | |
斉藤まりこ君 | |
遠藤 守君 | |
もり 愛君 | |
あかねがくぼかよ子君 | |
三宅 茂樹君 |
欠席委員 なし
出席説明員交通局 | 局長 | 山手 斉君 |
次長 | 桃原慎一郎君 | |
総務部長 | 土岐 勝広君 | |
職員部長 | 渡邉 範久君 | |
資産運用部長 | 広瀬 健二君 | |
電車部長 | 相川 準君 | |
自動車部長 | 根木 義則君 | |
車両電気部長 | 奥津 佳之君 | |
建設工務部長 | 野崎 誠貴君 | |
企画担当部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長兼務 | 牧野 和宏君 | |
安全管理担当部長 | 塩田 孝一君 | |
鉄軌道事業戦略担当部長 | 櫻庭 裕志君 | |
バス事業経営改善担当部長 | 坂田 直明君 | |
技術調整担当部長 | 野崎 慎一君 | |
技術管理担当部長 | 谷本 俊哉君 | |
水道局 | 局長 | 中嶋 正宏君 |
技監 | 田村 聡志君 | |
理事 | 黒沼 靖君 | |
総務部長 | 松丸 俊之君 | |
職員部長 | 金子 弘文君 | |
経理部長 | 志村 昌孝君 | |
サービス推進部長 | 小山 伸樹君 | |
浄水部長 | 青木 秀幸君 | |
給水部長 | 尾根田 勝君 | |
建設部長特命担当部長兼務 | 狩野 裕二君 | |
経営改革推進担当部長 | 石井 英男君 | |
企画調整担当部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長 IWA世界会議準備担当部長兼務 | 小平 基晴君 | |
設備担当部長 | 横谷 守君 | |
多摩水道改革推進本部 | 本部長 | 岸本 良一君 |
調整部長 | 坂井 吉憲君 | |
施設部長 | 今井 滋君 | |
技術調整担当部長 | 本荘谷勇一君 | |
下水道局 | 局長 | 小山 哲司君 |
技監 | 神山 守君 | |
総務部長 | 安藤 博君 | |
職員部長 | 白川 敦君 | |
経理部長 | 久我 英男君 | |
計画調整部長 | 池田 匡隆君 | |
施設管理部長 | 佐々木 健君 | |
建設部長 | 猪八重 勇君 | |
企画担当部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長 IWA世界会議準備担当部長兼務 | 鈴木 豊君 | |
技術開発担当部長 | 袰岩 滋之君 | |
施設管理担当部長 | 井上 佳昭君 | |
流域下水道本部 | 本部長 | 中島 義成君 |
管理部長 | 飯田 一哉君 | |
技術部長 | 小団扇 浩君 |
本日の会議に付した事件
理事の互選
交通局関係
報告事項(説明・質疑)
・契約の締結について
水道局関係
第二回定例会提出予定案件について(説明)
・地方自治法第二百二十九条の規定に基づく審査請求に関する諮問について
・地方自治法第二百二十九条の規定に基づく審査請求に関する諮問について
報告事項
・工業用水道事業のあり方に関する有識者委員会報告書について(説明)
・契約の締結について(説明・質疑)
下水道局関係
報告事項(説明・質疑)
・契約の締結について
○清水委員長 ただいまから公営企業委員会を開会いたします。
初めに、委員の所属変更について申し上げます。
議長から、去る五月一日付をもって、加藤雅之議員が本委員会から厚生委員会に変更になり、新たに遠藤守議員が厚生委員会から本委員会に所属変更になった旨の通知がありましたので、ご報告いたします。
この際、新任の遠藤守委員をご紹介いたします。
○遠藤委員 遠藤でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
○清水委員長 紹介は終わりました。
○清水委員長 次に、加藤議員の所属変更に伴い、理事一名が欠員となっておりますので、これより理事の互選を行います。
互選の方法はいかがいたしましょうか。
○おときた委員 委員長の指名推選の方法によることとし、直ちに指名していただきたいと思います。
○清水委員長 ただいまの動議にご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○清水委員長 異議なしと認めます。よって、理事には中山信行委員をご指名申し上げます。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○清水委員長 異議なしと認めます。よって、理事には中山信行委員が当選されました。
なお、議席については、ただいまご着席のとおりといたしますので、ご了承願います。
○清水委員長 次に、本委員会の担当書記に交代がありましたので、紹介いたします。
議案法制課の担当書記の矢野菜詠子さんです。
よろしくお願いいたします。
〔書記挨拶〕
○清水委員長 次に、会期中の委員会日程について申し上げます。
お手元配布の日程のとおり、理事会において申し合わせましたので、ご了承願います。
本日は、お手元配布の会議日程のとおり、水道局関係の第二回定例会に提出を予定されております案件の説明聴取並びに交通局、水道局並びに下水道局関係の報告事項の聴取を行います。
なお、提出予定案件については、本日は説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は会期中の委員会で行います。
また、報告事項、工業用水道事業のあり方に関する有識者委員会報告書については、本日は説明を聴取し、資料要求することにとどめ、質疑は会期中の委員会で行い、その他の報告事項については、説明聴取の後、質疑を終了まで行いますので、ご了承願います。
これより交通局関係に入ります。
初めに、先般の人事異動に伴い、幹部職員に交代がありましたので、交通局長から紹介があります。
○山手交通局長 四月一日付の人事異動によりまして当局幹部職員に異動がございましたので、紹介をさせていただきます。
次長の桃原慎一郎でございます。鉄軌道事業戦略担当部長の櫻庭裕志でございます。
以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
〔理事者挨拶〕
○清水委員長 紹介は終わりました。
○清水委員長 次に、理事者から報告の申し出がありますので、これを聴取いたします。
○広瀬資産運用部長 お手元の資料1、契約締結報告書に基づきまして、平成三十年二月一日から平成三十年四月三十日までに締結いたしました予定価格が一件九億円以上の工事請負契約、製造請負契約につきましてご報告申し上げます。
一ページをお開き願います。ご報告申し上げます契約の総括表でございます。以下、契約の概要につきましてご説明申し上げます。
二ページをお開き願います。大江戸線青山一丁目駅エレベーター設置土木・建築その他工事でございます。
本件は、青山一丁目駅においてエレベーター二基の増設等を行う工事でございます。
契約の方法は一般競争入札、契約金額は十五億千六百三十二万円、契約の相手方は株式会社安藤・間でございます。入札経過につきましては三ページに記載してございます。
四ページをお開き願います。新宿線岩本町駅外九駅ホーム床改修工事でございます。
本件は、新宿線へのホームドア設置に伴い、ホーム床を改修する工事でございます。
契約の方法は一般競争入札、契約金額は十五億四千七百四十二万円余、契約の相手方は吉田石材工業株式会社でございます。入札経過につきましては五ページに記載してございます。
六ページをお開き願います。新宿線森下駅及び大江戸線両国駅エレベーター設置等土木・建築その他工事でございます。
本件は、新宿線森下駅及び大江戸線両国駅においてエレベーター計三基の増設等を行う工事でございます。
契約の方法は一般競争入札、契約金額は十六億五千二百四十万円、契約の相手方は熊谷・森本建設共同企業体でございます。入札経過につきましては七ページに記載してございます。
八ページをお開き願います。(仮称)有明自動車営業所整備建築その他工事でございます。
本件は、有明地区に自動車営業所を新築する工事でございます。
契約の方法は一般競争入札、契約金額は三十四億五千六十万円、契約の相手方は株式会社淺沼組でございます。入札経過につきましては九ページに記載してございます。
一〇ページをお開き願います。浅草線馬込変電所変電設備更新工事でございます。
本件は、老朽化した変電所設備を更新する工事でございます。
契約の方法は一般競争入札、契約金額は十二億七千四百四十万円、契約の相手方は日本電設工業株式会社でございます。入札経過につきましては一一ページに記載してございます。
一二ページをお開き願います。窓口処理機の製作でございます。
本件は、駅改札口において係員が使用する窓口処理機百九十二台を更新するものでございます。
契約の方法は一般競争入札、契約金額は四億三千五百四十五万円余、契約の相手方は日本信号株式会社でございます。入札経過につきましては一三ページに記載してございます。
一四ページをお開き願います。ICチャージ機の製作でございます。
本件は、地下鉄各駅にICカードへのチャージ機二百五台を設置するものでございます。
契約の方法は一般競争入札、契約金額は五億二千二十九万円、契約の相手方は日本信号株式会社でございます。入札経過につきましては一五ページに記載してございます。
以上でご報告を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。
○清水委員長 報告は終わりました。
これより本件に対する質疑を行います。
発言を願います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○清水委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
本件に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○清水委員長 異議なしと認め、報告事項に対する質疑は終了いたしました。
以上で交通局関係を終わります。
○清水委員長 これより水道局関係に入ります。
初めに、先般の人事異動に伴い、幹部職員に交代がありましたので、水道局長から紹介があります。
○中嶋水道局長 去る四月一日付の人事異動に伴い就任いたしました当局幹部職員及び連絡員を紹介させていただきます。
総務部長の松丸俊之でございます。職員部長の金子弘文でございます。特命担当部長を兼務いたします建設部長の狩野裕二でございます。経営改革推進担当部長の石井英男でございます。多摩水道改革推進本部調整部長の坂井吉憲でございます。当委員会との連絡を務めます総務課長の芹沢孝明でございます。主計課長の平賀隆でございます。
以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
〔理事者挨拶〕
○清水委員長 紹介は終わりました。
○清水委員長 次に、第二回定例会に提出を予定されております案件について、理事者の説明を求めます。
○中嶋水道局長 平成三十年第二回定例会に提案を予定しております水道局関係の案件の概要につきましてご説明申し上げます。
ご審議をお願いいたします案件は二件ございますが、いずれも地方自治法第二百二十九条の規定に基づく審査請求に関する諮問についてでございます。
本諮問は、当局が行いました下水道料金の納入通知について、仲本美佳子さん及び鈴木義広さんから、納入通知の取り消しを求める審査請求がございましたので、地方自治法第二百二十九条第二項の規定に基づき、議会に諮問されるものでございます。
なお、各案件の詳細につきましては、引き続きサービス推進部長からご説明をさせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。
○小山サービス推進部長 審査請求に関する諮問につきまして、資料1によりご説明を申し上げます。
一ページから二ページまでは諮問文でございます。その内容につきまして、三ページ以降の関係資料によりご説明を申し上げます。
恐れ入りますが、四ページをお開きいただきたいと存じます。
本件審査請求人は、仲本美佳子さんでございます。
三、審査請求の趣旨及び理由でございます。
まず、(一)、審査請求の趣旨でございますが、東京都水道局長が審査請求人に対して行いました下水道料金納入通知の取り消しを求めるというものでございます。
次に、(二)、審査請求の理由でございます。審査請求人は、居宅から下水本管までの下水管の接続を確認することができない、居宅から下水本管までの間で下水管が接続していなければ、下水道料金を支払わなければならない理由はないとの主張をされております。
恐れ入りますが、五ページに移らせていただきます。四の本件処分に至る経過でございます。
(二)にありますとおり、審査請求人は、平成十六年十月五日、東京都水道局長に対して、水道の使用申し込みを行いました。
これにより、(三)に記載のとおり、同日付で、公共下水道の使用を開始する旨の届け出を行ったものとみなされております。
次に、(四)でございます。東京都水道局長は、審査請求人に対し、平成二十九年八月三日から同年十月三日までの期間の下水道料金を千二百九円と算定し、平成二十九年十月六日付で納入通知を行ったものでございます。
続いて、五、審査請求に対する見解でございます。
審査請求人は、平成十六年十月五日付の水道使用申し込みにより、同日付で公共下水道の使用開始を届け出たものとみなされ、下水道料金を負担する義務を負っております。
六ページに移らせていただきます。
また、公共下水道の供用開始後では、建築物所有者または土地所有者に対して排水設備の設置等の義務が課されております。このことから、審査請求人宅と下水本管との間は接続されていると認めるべきところでございます。さらに、審査請求人宅においては、排水設備が未設置であること、または公共下水道に接続されていないことを示す証拠は認められず、居宅周辺において下水が地表に停滞するなどの状況も認めることはできません。
したがって、条例に基づき適正に行った本件納入通知に違法または不当な点はございません。
以上により、本件審査請求は理由がないことから、棄却が相当であると考えております。
なお、六ページ以降に関係法令の抜粋を記載しておりますので、後ほどごらんいただきたいと存じます。
以上で資料1の説明は終わらせていただきます。
続きまして、資料2をご説明申し上げます。
先ほどと同様、一ページから二ページまでは諮問文でございます。内容につきまして、三ページ以降の関係資料によりご説明申し上げます。
恐れ入りますが、四ページをお開きください。
本件審査請求人は、鈴木義広さんでございます。
三の審査請求の趣旨及び理由でございます。
まず、(一)、審査請求の趣旨でございますが、東京都水道局長が審査請求人に対して行った下水道料金納入通知の取り消しを求めるというものでございます。
(二)、審査請求の理由でございますが、審査請求人は、使用量がゼロ立方メートルの場合も含め、八立方メートルまでは同一料金で請求することになっているが、使用料の合目的性に反する不当な処分である、また、使用量ゼロ立方メートルの場合は、そもそも下水道を使用していないから、請求の要件を欠く無効な処分であると主張をされております。
次に、四、本件処分に至る経過でございます。五ページをお開きいただきたいと存じます。
(二)にありますとおり、平成十四年四月四日、審査請求人は、東京都水道局長に対して、水道の使用申し込みを行いました。
このことにより、(三)に記載のとおり、同日付で公共下水道の使用を開始する旨の届け出を行ったものとみなされております。
(四)でございますが、東京都水道局長は、審査請求人宅において、平成二十九年七月七日から同年九月六日までの期間の水道使用水量がゼロ立方メートルであったため、同使用水量ゼロ立方メートルを汚水排出量とみなしました。よって、東京都下水道条例第十四条第一項の八立方メートル以下の料率を適用して、下水道料金を千二百九円と算定し、平成二十九年九月十一日付で、審査請求人に対し、本件納入通知を行ったものでございます。
続いて、五の審査請求に対する見解でございます。
下水道料金の料率は、下水道条例第十四条に定められておりまして、当該条例に基づき適正に算定した上で行った本件納入通知に違法または不当な点はございません。
また、東京都水道局長は、現行の法令等により処分を行うことを職分とするものでありますことから、条例の規定そのものに対する不服は、本件納入通知を取り消す理由として認められないところでございます。
以上によりまして、本件審査請求は理由がないことから、棄却が相当であると考えております。
なお、ここで補足をさせていただきますと、条例で、汚水排出量が八立方メートルまでは一律の料金となっております。その理由は、環境負荷の軽減の観点から、節水への動機づけを行うとともに、施設維持管理費、水量の検針に要する費用など、使用量の多寡にかかわらず発生する固定費の一部についてご負担をいただくためでございます。
また、お客様の日常生活に欠くことのできない最低限度の排水である生活排水に対しては、ご負担が低廉となるよう、料金体系の設定に当たり一定の配慮を行っております。
六ページ以降には、関係法令の抜粋を記載しておりますので、後ほどごらんいただければと存じます。
以上で資料の説明を終わらせていただきます。ご審議のほどどうぞよろしくお願いいたします。
○清水委員長 説明は終わりました。
この際、資料要求のある方は発言を願います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○清水委員長 なければ、資料要求はなしと確認させていただきます。
○清水委員長 次に、理事者から報告の申し出がありますので、これを聴取いたします。
初めに、工業用水道事業のあり方に関する有識者委員会報告書について報告を聴取いたします。
○石井経営改革推進担当部長 それでは、お手元に配布してございます資料3、工業用水道事業のあり方に関する有識者委員会報告書についてをごらんください。
都では、長年の懸案とされてきました本事業につきまして、平成二十六年度に、外部の専門家で構成する有識者委員会を設置し、工業用水道事業のあり方を検討してまいりました。このたび、有識者委員会から報告書を受領いたしましたので、ご報告させていただきます。
資料の一ページをおめくりください。工業用水道事業開始の経緯でございます。
戦後、工業の発展に伴い地下水の揚水量が増大したことにより、区部、特に東部地域におきまして地盤沈下が深刻化しました。このため、地下水の揚水規制に伴う行政施策として、工業用水法の規制のもと工業用水道を整備し、昭和三十九年に供給を開始しました。また、昭和四十八年より雑用水の供給も開始しております。
次に、工業用水道の利用状況でございます。
左下のグラフをごらんください。こちらは、給水件数及びユーザーとの契約水量である基本水量の推移を示したものです。
棒グラフで示しております給水件数は、昭和五十一年度にピークを迎えましたが、平成二十八年度末現在には、ピーク時の三分の一以下の百八十五件となっております。
また、折れ線グラフで示しております基本水量は、昭和四十九年度にピークを迎え、平成二十八年度末現在では、ピーク時の十七分の一程度の日量約二万立方メートルでございます。
次に、右の円グラフをごらんください。こちらは、平成二十八年度末現在の工業用水ユーザーの企業規模別、業種別の内訳を示したものですが、工業用水ユーザーの八〇%が中小企業となっています。
二ページをお開きください。工業用水道が抱える課題でございます。
左下のグラフをごらんください。こちらは、青色の折れ線が料金収入、赤色の折れ線が損益収支の推移を示したものです。
料金収入は昭和五十八年度をピークに減少の一途をたどっており、一般会計からの補助金がなければ、損益収支は赤字の状況が長期間継続しております。
次に、右の図表をごらんください。こちらは、漏水の危険性が高いとされる配水小管五十二年目、配水本管六十七年目を迎える管路の年次別延長を示したものです。
配水管については、事業開始から五十年以上が経過し老朽化が進んでおり、網かけの部分が示すとおり、今後、多くの配水管が一斉に更新時期を迎えることになります。
三ページをお開きください。ユーザーアンケートの結果でございます。
工業用水道事業の廃止も含めた抜本的な経営改革について幅広い観点で検討を進めるため、平成二十九年十月にユーザーに対してアンケートを実施しました。
左下の円グラフをごらんください。こちらは、仮に事業を廃止し、上水道に切りかえた場合に、工業用水道との料金差額が事業経営に与える影響を示したものです。
最も多かった回答は、水色で示した、事業経営への影響は大きいが対応できるで四九%でした。
一方、緑色で示した、移転や廃業を検討せざるを得ないほど事業経営への影響が大きいとの回答は二七%でした。
次に、中央の棒グラフをごらんください。こちらは、上水道に切りかえ後の料金負担上昇への支援希望を示したものです。
その結果、一定期間の差額支援と回答したユーザーが最も多く七六%でした。
さらに、右の棒グラフをごらんください。こちらは、切りかえ工事に関連する支援希望を示したもので、切りかえ工事費そのものへの支援を希望する回答が最も多くありました。
四ページをお開き願います。事業の継続、廃止の検討でございます。
こちらは本文をごらんください。事業継続した場合は、老朽化施設の更新費用として二千三百二十八億円が必要と試算しております。公営企業の独立採算の原則から、更新費用を料金に全額転嫁した場合、機械的に計算すると約八倍の値上げとなり、上水道料金を上回る水準となる見込みです。
一方、事業廃止をした場合は、まず、既存施設の撤去費用などとして九百八億円が必要と試算しております。このほか、廃止に当たっては、ユーザーの事業経営等への影響を最小限にとどめるため、ユーザーに対する支援策も必要とされております。支援策を検討するに当たっては、工業用水道を供給していない地域との公平性も勘案し、支援は一定期間とされております。
五ページをお開き願います。仮に事業廃止をした場合のユーザー支援策の検討でございます。
まず、料金差額補填でございます。
上水道への切りかえ後は、平均して五倍程度、一部のユーザーでは最大で約十二倍の値上がりが想定されます。こうした急激な負担の増加に対して、多くのユーザーが料金差額支援を希望していることから、報告書では具体的な支援策を検討しております。
左下の図をごらんください。現在の工業用水道料金は、一番下の緑色の線で示していますが、廃止決定後、オレンジ色の切りかえ期間中は、切りかえ順に伴う料金の不公平を回避するため、全ユーザーを工業用水道料金に据え置くとしております。また、切りかえ完了後は、料金増額の負担を軽減するため、紫色で示す激変緩和期間を設けております。
右の表をごらんください。こちらの表は、切りかえ期間及び激変緩和期間における料金差額支援の案として、料金差額の平均倍率五倍に着目したA案、最大倍率十二倍に着目したB案のそれぞれについて、その期間と補填金額を示したものです。
表中、一番上の上水道への切りかえ期間は、各案一律四年間で、その間に都が補填する金額は五十七億円と試算しております。
その下の激変緩和期間は、工業用水ユーザーは、A案が四年間、B案が八年間となっております。また、雑用水ユーザーは、雑用水が供給能力に余剰がある場合に暫定的に供給するものであることから、激変緩和期間は工業用水ユーザーの二分の一とし、A案は二年間、B案は四年間となっております。
以上のことから、激変緩和期間に都が補填する金額の合計は、A案は四十億円、B案は七十九億円と試算しております。
その結果、表中の合計欄のとおり、切りかえ期間及び激変緩和期間に都が補填する金額の合計は、A案は九十七億円、B案は百三十六億円となっております。
表の下に示した、上水道への切りかえ工事に伴う支援や、その他として、ユーザーに中小企業も多いことから、経営、技術支援などについても検討が必要とされております。
その結果、事業廃止した場合の費用は、本文の一番下に下線で表記していますが、支援策の合計で約百九十億円から二百二十九億円、撤去費用も含めると約千九十八億円から千百三十七億円と試算しています。
六ページをお開き願います。委員会提言でございます。
まず、提言ですが、都の工業用水道事業は、地盤沈下対策という所期の目的は達成したが、経営状況が厳しく、さらに配水管を初めとした施設設備の老朽化が進行し、大規模更新時期の到来が間近に迫る一方、ユーザー件数や使用水量は長期にわたり減少傾向にあり、今後も需要の増加が見通せないことから廃止すべき、ただし、事業が行政施策として開始されてきた経緯を踏まえ、廃止に当たっては、ユーザーの事業経営等への影響を最小限にとどめられるよう、ユーザーに対して十分な支援策を講じるべきとされております。
次に、支援策についてですが、太線で囲まれた部分をごらんください。支援策の基本的考え方として、五つのポイントを記載しております。
一点目は、料金差額補填の支援をすべきということでございます。その際、工業用水ユーザーに対しては、十年程度の長期間の支援とすべき、また、雑用水ユーザーに対しては、工業用水ユーザーのおおむね半分程度の一定期間を支援すべきとしています。二点目は、工業用水道給水管の撤去、上水道給水管の新設や集合住宅のトイレ用配管のつけかえ等を支援すべき、三点目は、上水道への逆流防止のため、未設置ユーザーに対し受水タンクの設置を支援すべき、四点目は、塩素の影響を受ける業種を対象に、塩素除去装置の設置を支援すべき、五点目は、その他、ユーザーからの意見や要望を踏まえ、経営、技術支援などきめ細やかな支援策についても検討すべきとしております。
最後に、事業の廃止に当たっては、撤去費用の縮減を追求するとともに、既存資産を最大限活用し、費用の圧縮に努めるべき、地下水については、現行規制を継続しながら丁寧な検証に取り組むべきとしております。
なお、本件につきましては、財政委員会においても財務局から報告を行います。
以上、ご報告申し上げます。どうぞよろしくお願いいたします。
○清水委員長 報告は終わりました。
この際、資料要求のある方は発言を願います。
○とや委員 まず、工業用水のユーザーについて、資料請求をしたいと思います。
資料の一ページにあります円グラフ、各業種別に件数を書いておりますが、これについて、各業種別に区別で件数を出していただきたいと思います。
さらに、三ページには円グラフがもう一つございます。この円グラフは、料金の差額が事業経営に与える影響のグラフなんですけれども、ここについては、各色別にその業種と件数の内訳をいただきたいと思います。
そしてもう一つ、個人の方、雑用水のユーザーについてです。集合住宅ということですが、集合住宅ごとの世帯数が入った一覧表をお願いいたします。
以上です。
○清水委員長 ほかに発言のある方はいらっしゃいませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○清水委員長 ただいま、とや理事から資料要求がありましたが、これを委員会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○清水委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
○清水委員長 次に、契約の締結について報告を聴取いたします。
○志村経理部長 工事請負契約につきまして、お手元に配布してございます資料4、契約締結報告書によりご報告を申し上げます。
本日ご報告を申し上げますのは、平成三十年二月一日から平成三十年四月三十日までの間に契約を締結いたしました予定価格が一件九億円以上の工事請負契約六件でございます。
恐れ入りますが、表紙をおめくりいただきまして一ページをごらんください。こちらは、本日ご報告を申し上げます契約六件の総括表になってございます。
以下順次、契約の概要についてご説明を申し上げます。
二ページをお開き願います。1、金町浄水場非常用自家発電設備設置工事でございます。
本件は、金町浄水場において、大規模停電時等の非常時に必要な電力を確保するため、非常用自家発電設備の新設工事を行うものでございます。
契約方法は一般競争入札、契約金額は十九億八千五百七十九万六千円、契約の相手方はシンフォニアテクノロジー株式会社でございます。入札経過及び案内図につきましては三ページ、平面図につきましては四ページにそれぞれお示ししてございますので、ご参照いただきたいと存じます。
五ページをお開き願います。2、東村山市青葉町一丁目地内から新座市新堀二丁目地先間原水連絡管(二千ミリメートル)トンネル内配管及び立坑築造工事でございます。
本件は、東村山浄水場と朝霞浄水場とを結ぶ原水連絡管の二重化を図るため、原水連絡管の新設工事及び立て坑築造工事を行うものでございます。
契約方法はWTO一般競争入札、契約金額は二十九億七千万円、契約の相手方は森・中林・土志田建設共同企業体でございます。全体図及び案内図につきましては六ページにお示ししてございますので、ご参照いただきたいと存じます。
恐れ入りますが、七ページをお開き願います。3、砂川中部浄水所から昭島市美堀町四丁目地内間送水管(二千ミリメートル)トンネル内配管及び立坑築造工事でございます。
本件は、送配水施設整備事業の一環として、砂川中部浄水所から昭島市美堀町四丁目十三番地内間において、送水管の新設工事及び立て坑築造工事を行うものでございます。
契約方法はWTO一般競争入札、契約金額は三十四億二百万円、契約の相手方は森・中林・土志田建設共同企業体でございます。全体図及び案内図につきましては八ページにお示ししてございますので、ご参照いただきたいと存じます。
九ページをお開き願います。4、多摩北部給水所(仮称)から東村山市恩多町一丁目地先間送水管(九百ミリメートル)新設工事(シールド工事)でございます。
本件は、送配水施設整備事業の一環として、多摩北部給水所(仮称)から東村山市恩多町一丁目十五番地先間において、送水管の新設工事及びシールド工法によるトンネル築造工事を行うものでございます。
契約方法はWTO一般競争入札、契約金額は二十六億八千百二十万八千円、契約の相手方は奥村・TSUCHIYA建設共同企業体でございます。入札経過につきましては一〇ページに、全体図及び案内図につきましては一一ページにそれぞれお示ししてございますので、ご参照いただきたいと存じます。
恐れ入りますが、一二ページをお開き願います。5、多摩北部給水所(仮称)築造工事でございます。
本件は、送配水施設整備事業の一環として、多摩北部給水所(仮称)の築造工事を行うものでございます。
契約方法はWTO一般競争入札、契約金額は四十九億五千七百二十万円、契約の相手方は飛島・福田・黒須建設共同企業体でございます。案内図及び平面図につきましては一三ページにお示ししてございますので、ご参照いただきたいと存じます。
恐れ入りますが、一四ページをお開き願います。6、東大和市桜が丘三丁目地先から砂川中部浄水所間送水管(二千ミリメートル)トンネル内配管及び東大和給水所内送水管(千五百ミリメートル・千三百五十ミリメートル)新設工事でございます。
本件は、送配水施設整備事業の一環として、東大和市桜が丘三丁目四十四番地から砂川中部浄水所間において、送水管の新設工事及び立て坑築造工事を行うものでございます。
契約の方法はWTO一般競争入札、契約金額は五十二億一千六百四十万円、契約の相手方は飛島・りんかい日産・新日本建設共同企業体でございます。全体図及び案内図につきましては一五ページにお示ししてございますので、ご参照いただきたいと存じます。
以上、簡単ではございますが、ご報告を申し上げます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
○清水委員長 報告は終わりました。
これより本件に対する質疑を行います。
発言を願います。
○斉藤委員 ご報告をありがとうございました。今回の工事案件について、地元の方々に情報提供したところ、さまざまな要望が上がってきました。ただいまご報告いただいた中から、この報告書の中、二番目から五番目の工事契約について意見を述べたいと思います。
まず、二番目の東村山市青葉町一丁目地内から新座市までの原水連絡管のトンネル内配管及び立て坑築造工事についてですが、この工事は、前回までの工事で、東村山浄水場から今回の発進立て坑までの工事を終えていることと思います。この地元では、浄水場や配管の工事が続く中で、十トントラックが毎日のように往復で三十台、四十台が行き来して、周辺の道路は震動により劣化をして、でこぼこになって、そして周辺住宅にもひびが入るという被害が過去に出ているとのことです。
二年前の二〇一六年に、住民と我が党の求めによって、道路の補修と住宅のひびについても水道局に一定の補償をしてもらったという経緯があります。そのため、今回の工事に当たっても、地元では工事車両がどのぐらいあるのか不安視する声があります。
継続の工事の場合は、改めて説明会の設定はないということでしたが、地元から要望があれば説明会の設定なども検討していくということも伺いましたので、そうした要望には丁寧に対応して、今後も、安全確保や環境維持に努めていただきたいと思います。
次に、報告の四番目になりますが、同じく東村山市の恩多町一丁目が到達立て坑になっている工事についても、立て坑の場所が市道になっているために、現場はどうなるのか、説明会はいつなのかという声がありました。ここでは一時的に車をとめて、夜間に工事を行うことも検討されているということや、説明会については、これから日程調整をする予定であるということも伺いました。住民の声に応えて、速やかな説明会の開催と安全対策の徹底を改めてお願いしたいと思います。
次に、三番目の砂川中部浄水所から昭島市美堀町四丁目までの送水管トンネル内の配管と立て坑の築造工事についてですが、昭島市美堀町四丁目の立て坑は、民地を取得して工事が行われるということです。
地元からは、交通安全上の留意と、それから工事の内容について、現場に表示をしてほしいという要望がありました。この立て坑自体の築造は終わっていて、現在は、今後、人が入って管理をするために必要な立て坑内の工事をしているということです。現場は、既に防音ハウスで覆われている状態ですので、そこに速やかに工事の内容の表示をしていただくことを要望いたします。
最後に、五番目の多摩北部給水所の築造工事についてです。
この場所は清瀬小児病院の跡地で、現在、同じ敷地内で福祉施設の建てかえのための代替施設の建設工事が行われています。この工事に当たって、住民の方々からは多くの要望が上がっていて、昨年九月の厚生委員会でそのことが質疑されています。
大型車両の通行に関して安全対策を行うことと、近隣の保育園への配慮、また、この場所に自生していたアカマツの保存と、さらに、地域に開かれた空間を守るようにと要望されています。
住民の方々の声をもとに我が党が質疑をしていますが、福祉保健局からはその願いに沿う答弁がされています。近隣の保育園に対しては、騒音や振動の対策を講じるよう工事施工業者にしっかり指導していくことや、今回の工事によって移植をしたアカマツを傷つけないように、通路と移植エリアとの間に工事用バリケードを設けることなどが福祉保健局から答弁されています。
もちろん水道局としても、これまでの工事の中で現場のことは十分承知していただいていることと思いますが、改めてこの場で確認をしておきたいと思います。
この場所は、病院であったと同時に、アカマツが自生する中を散策できる環境があって、長年、市民に親しまれてきた場所だったということもあり、市民からは、これまでのように地域に開かれた空間を望む声が多くあります。
福祉保健局もこれに応えて、外構部分については、敷地との間は柵状のフェンスにするなど、見通しのよいつくりとなるように考えているというふうに答弁をしています。
同じ敷地内の水道局の施設では、現在は防音壁が高く、今後はどうなるのかと心配する声があったということです。セキュリティーなどの問題もあるので、もちろん給水所を開放するということはできないと思いますが、水道局としても、地域住民の声に応えて施設づくりの工夫をしていただきたいと思います。
この点についても、水道局でも福祉保健局と同様に、完成後は、外周部分は柵状のフェンスで見通しをよくする予定だということも確認をさせていただきました。感謝を申し上げ、引き続き市民に親しまれる施設づくりにご尽力いただきたいというふうに思います。
こちらの現場では、前回までの工事が始まる前の二〇一六年五月に住民説明会を開いているということで、既に水道局の方にも届いている要望もあるかと思いますが、福祉保健局での質疑は、昨年の九月のことでしたので、改めてここで共有をさせていただきました。今回の工事でも、住民説明会の要望があれば応じていくということでしたので、引き続き住民の方々の声に寄り添って工事を進めていただきたいと思います。
以上です。ありがとうございました。
○清水委員長 ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○清水委員長 ほかに発言がなければ、お諮りいたします。
本件に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○清水委員長 異議なしと認め、本件に対する質疑は終了いたしました。
以上で水道局関係を終わります。
○清水委員長 これより下水道局関係に入ります。
初めに、先般の人事異動に伴い、下水道局長に小山哲司君が就任いたしました。小山下水道局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。
小山哲司君を紹介いたします。
○小山下水道局長 去る四月一日付をもちまして下水道局長を拝命いたしました小山哲司でございます。
清水委員長を初め委員の皆様方には、日ごろより下水道事業にご理解とご支援を賜り、厚く御礼を申し上げます。
私ども下水道局職員一同、お客様である都民の安全を守り、安心で快適な生活を支えるとともに、良好な水環境と環境負荷の少ない都市の実現に貢献するため、下水道事業の一層の推進に全力を尽くしてまいる所存でございます。
委員の皆様におかれましては、今後とも、より一層のご指導、ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
続きまして、四月一日付の人事異動によりまして当局幹部職員に異動がございましたので、ご紹介させていただきます。
技監の神山守でございます。流域下水道本部長の中島義成でございます。職員部長の白川敦でございます。経理部長の久我英男でございます。計画調整部長の池田匡隆でございます。施設管理部長の佐々木健でございます。建設部長の猪八重勇でございます。技術開発担当部長の袰岩滋之でございます。施設管理担当部長の井上佳昭でございます。流域下水道本部技術部長の小団扇浩でございます。
以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
〔理事者挨拶〕
○清水委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。
○清水委員長 次に、理事者から報告の申し出がありますので、これを聴取いたします。
○久我経理部長 工事の請負契約につきましてご報告申し上げます。
お手元の資料1、工事請負契約の締結についてをごらんいただきたいと存じます。
恐れ入りますが、一ページをお開き願います。総括表をお示ししてございます。
今回の内容は、平成三十年二月一日から平成三十年四月三十日までの間に締結した予定価格九億円以上の工事請負契約九件で、合計金額は百五十六億二千三百余万円でございます。
以下順次、契約の概要についてご説明をさせていただきます。
三ページをお開き願います。この契約は、京島幹線その二工事でございます。
本件は、墨田区の一部の雨水を収容する京島幹線工事を施行するものでございます。今回の工事は、前回工事に引き続きシールド掘進機等の諸設備を使用し、一次覆工を施工するため、一貫した施工管理や安全管理が必要であることから、随意契約により契約をしております。その概要を次ページにわたり記載してございます。ご参照いただきたく存じます。
五ページをお開き願います。第二桃園川幹線工事でございます。
本件は、杉並区及び中野区の一部の雨水を収容する第二桃園川幹線工事を施行するものでございます。その概要及び入札結果を次ページにわたり記載してございます。
七ページをお開き願います。みやぎ水再生センターほか一か所耐震補強工事でございます。
本件は、みやぎ水再生センター東処理施設第一沈殿池の耐震補強及び防食工事並びに熊の木ポンプ所の耐震補強及び設備再構築に伴う建設工事を施行するものでございます。その概要及び入札結果を次ページにわたり記載してございます。
九ページをお開き願います。業平橋ポンプ所施設再構築その五工事でございます。
本件は、業平橋ポンプ所の再構築の一環として、増設ポンプ所及び既設ポンプ所の建設工事を施行するものでございます。その概要及び入札結果を次ページにわたり記載してございます。
なお、本件は、技術実績評価型総合評価方式で落札者を決定しており、入札結果は、価格点と技術点の合計である評価値の高い者を落札者としてございます。
一一ページをお開き願います。木場ポンプ所電気設備再構築工事でございます。
本件は、木場ポンプ所沈砂池機械設備再構築工事に伴い必要となる電気設備工事を施行するものでございます。その概要及び入札結果を次ページにわたり記載してございます。
一三ページをお開き願います。砂町水再生センター高速ろ過設備工事でございます。
本件は、砂町水再生センターの雨天時放流水質の改善を図るため、高速ろ過設備及びその附帯設備工事を施行するものでございます。その概要及び入札結果を次ページにわたり記載してございます。
一五ページをお開き願います。みやぎ水再生センター汚泥焼却炉脱水設備その二工事でございます。
本件は、みやぎ水再生センターにおいて別途施行される汚泥焼却炉の運転に必要な汚泥焼却炉脱水設備及びその附帯設備の設置工事を施行するものでございます。今回の工事は、前回工事に引き続きシステム設計に基づいて機器を設計、製作するものであるため、随意契約により契約しております。その概要を次ページにわたり記載してございます。
一七ページをお開き願います。梅田ポンプ所発電設備再構築工事でございます。
本件は、梅田ポンプ所の発電設備が老朽化したため、発電設備のうち原動機及び発電機の再構築工事を施行するものでございます。その概要及び入札結果を次ページにわたり記載してございます。
一九ページをお開き願います。多摩川上流水再生センター汚泥脱水設備再構築工事でございます。
本件は、多摩川上流水再生センターの汚泥脱水設備が老朽化したため、これを再構築するものでございます。その概要及び入札結果を次ページにわたり記載してございます。
以上で、簡単ではございますが、工事の請負契約についての報告を終わらせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
○清水委員長 報告は終わりました。
これより本件に対する質疑を行います。
発言を願います。
○斉藤委員 ただいま報告されました工事請負契約のうち、京島幹線その二と第二桃園川幹線工事について意見を述べさせていただきます。
この二つの工事は、雨水を収容する管の敷設、増強というもので、地域の水害対策に貢献する重要な施策だと思いますが、立て坑の場所が、いずれも公園にあるということで、工事についても周辺住民の関心が高く、地元から幾つかお声をいただきました。
まず、京島幹線ですが、立て坑が墨田区のあずま百樹園という公園の中にあります。面積が三千五百七十七平方メートルと、そんなに広くはない公園で、一部が利用できない状況になっていて、周辺の方からは、いつ工事が終わるのか、なるべく工事が早く終わらないかという声があるようです。
また、前回工事の前に行った住民説明会では、現場周辺の安全対策や震動と騒音の対策、また、なるべく通行車両を減らしてほしいということなど、要望が上がっていたということです。
今回の工事期間は、来年の九月までということですが、その後は、上流側への工事も同じ立て坑を起点としてあるということですので、立て坑自体は、その工事の終わりまで、現在の防音ハウスが取りつけられた状況になると伺いました。住民の方から、いつまでかかるのかという声もある中ですが、周辺への安全の配慮はもちろん、工事現場で働く皆さんの安全の確保もおろそかにはできないことだと思います。
下水道局でも、地元から説明会などの求めがあれば応じていくということを伺いましたので、丁寧に対応して安全対策や、騒音や震動の対策にも努めていただきたいというふうに思います。
第二桃園川幹線工事は、立て坑が杉並区の蚕糸の森公園の中にあります。ここでも一部の遊具が使えない状況を残念がっている住民の声もあるということでした。
この工事契約は、これからシールドマシンもつくるということで、工期は七百二十五日間と、とても長くなっています。実際には、約三年後の二〇二一年の二月ぐらいまでかかるということですので、周辺の方々には、安全対策の徹底とあわせて、こちらも、また説明会などの要望があれば丁寧に対応をお願いしたいというふうに思います。
今現在、この現場では立て坑をつくっている最中だと伺いました。大きなクレーン車を使う必要があるので、防音ハウスはまだなく、その設置は立て坑の工事が終わる来年の夏くらいになるということも伺いました。
現場では、安全対策に留意しながら工事に当たっていることと思いますが、この公園には小学校も隣接していますので、騒音の対策にも、配慮を改めてお願いをしたいと思います。
以上です。ありがとうございます。
○清水委員長 ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○清水委員長 ほかに発言がなければ、お諮りいたします。
本件に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○清水委員長 異議なしと認め、報告事項に対する質疑は終了いたしました。
以上で下水道局関係を終わります。
これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
午後一時五十九分散会
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